JP2018037194A - ブッシング、および開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉器のケース内で短絡事故が生じた場合でも、アーク熱によるブッシングの割れ、および破損を防止することができるブッシング、および開閉器を提供することを目的とする。【解決手段】ブッシング102は、その軸線に沿って本体ケース105の外側に配置されたブッシング主部120と、本体ケース105の内側に配置されたブッシング基部121から構成される。ブッシング基部121の開放端131側には電源機器と接続される内部導体123が挿通可能な挿通孔部130がブッシング主部120まで連通している。ブッシング基部121は、所定の内径の第1の筒部133と、この第1の筒部133の内形よりも所定に小さい内径の第2の筒部134が段差部135を介して軸方向に沿って連続して構成されている。また、ブッシング基部121の外周には耐熱性、および絶縁性のある合成樹脂材としてのシリコン材138が周設されている。【選択図】図3

Description

本発明は、ブッシング、および開閉器に関する。詳しくは、開閉器のケース内で短絡事故が生じた場合でも、アーク熱によるブッシングの割れ、および破損を防止することができるブッシング、および開閉器に係るものである。
従来より、変電所から引き出される高圧の電力配電線は、市中に立てられた多数の電柱により網目状に張り巡らされ、需要家に電力を供給するようになっている。このような電柱には需要家の入り口に責任分界点用、または作業区間、事故区間を切り離す配電線路区分用の開閉器が随所に設置され、例えば異常発生時や電気機器類の点検、および修理作業時等に、この開閉器を操作して電流の流れを一時的に遮断するようになっている。
この開閉器は金属製のケースであり、本体ケースと、この本体ケースの開口部を閉塞する蓋ケースが、本体ケースに対して着脱可能に設けられている。また、開閉器内には、主に、電気的な接続、及び遮断を可能とする電路開閉機構、開閉器を制御する制御機器に電源を供給する変圧器、雷により生じる過渡的な異常高電圧を制御する避雷器等の電源機器が収納されている。
更に、ケースには、内部短絡事故に起因してケース内の内圧が上昇した際に、当該ケース内の内圧を外部に放出する放圧部が設けられている。この放圧部の具体的な構成としては、例えば特許文献1に記載されているような構成が知られている。
即ち、図4(a)に示すように、電源機器が収納された本体ケース205の前後両側面には、ボルト228が挿通可能な取付孔部239aが形成された取付ブラケット240が固定されている。また、本体ケース205の開口部204を被覆する蓋ケース206の前後両側面には、本体ケース205の取付ブラケット240の取付孔部239aに対応する取付孔部239bが形成された取付プレート241が固定されている。そして、本体ケース205と蓋ケース206は、これら取付ブラケット240と取付プレート241を当接した状態で、ボルト228、およびナット229により強固に固定されている。
この状態において、例えば、開閉器201の本体ケース205内に収納された電源機器の一部において短絡事故が発生すると、本体ケース205内の内圧が上昇する。この内圧が所定以上となると、本体ケース205、および蓋ケース206が変形し、本体ケース205と蓋ケース206の連結部の一部において隙間が生じ、この隙間を通じて内圧が上昇した本体ケース205内のアークガスが放出されるようになっている。
ところで、このような高電圧が印加される開閉器201においては、開閉器201の本体ケース205に導体を絶縁する磁器製碍子のブッシング202が取り付けられ、このブッシング202を通して開閉器201と図示しない外部回路を接続するように構成されている。
一般に、従来例に示すブッシング202は、図4(b)に示すように、本体ケース205の側面に取り付けられたブッシング取付孔219を貫通し、本体ケース205の外側に配置されるブッシング主部220と、本体ケース205の内側に配置されるブッシング基部221とが一体構成されている。
特開平9−180571号公報
このブッシング基部は、本体ケース内に配置されているため、例えば本体ケース内に収納される電源機器の一部において短絡事故が発生すると、高温のアーク熱に曝されることになる。
ブッシング基部の一端には、本体ケース内に収納される電源機器と接続される内部導体が挿通可能である挿通孔部がブッシング主部まで連通するように形成されている。この挿通孔部の直径は、ブッシング基部からブッシング主部に至るまで一定であるため、例えば、ブッシング基部が高温のアーク熱に曝され、ブッシング基部の内周面に亀裂が発生すると、この亀裂がブッシング基部の内周面を通じて本体ケース外に配置されるブッシング主部の内周まで進展することがわかっている。
このようにブッシングに生じたひび割れによる破損は、例えば、短絡事故後の開閉器の改修工事時に過度な荷重がブッシングに加わると、ブッシング部の碍子の破片が剥がれるおそれを有している。特に、ブッシング主部は本体ケースの外側に配置されているため、剥がれた破片が地上に落下する危険性を有していた。
この点、特許文献1に開示の放圧構造においては、本体ケース内の圧力上昇にともなう本体ケースに収納される電源機器の飛散、および落下を防止することはできるが、ブッシングの破損に伴う事後的な危険性については何ら言及されていない。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、開閉器のケース内で短絡事故が生じた場合でも、アーク熱によるブッシングの割れ、および破損を防止することができるブッシング、および開閉器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のブッシングは、開閉器の本体ケースの内部に配置され、所定の内径の第1の筒部、および該第1の筒部と段差部を介して軸方向に沿って連設され前記第1の筒部の内径よりも所定に小さい内径の第2の筒部を有するブッシング基部と、前記本体ケースの外部に配置され、前記ブッシング基部に連設されるブッシング主部とを備える。
ここで、ブッシング基部が、第1の筒部と、この第1の筒部よりも所定に小さい内径の第2の筒部より構成され、これら第1の筒部と第2の筒部が段差部を介して連設されていることにより、ブッシング基部がアーク熱に曝されブッシング基部の内周面の軸方向に亀裂が発生しても、この段差部によりブッシング基部の軸方向の亀裂の進展を抑制することができる。したがって、ブッシング主部にまで亀裂が生じることがないため、開閉器の改修工事時にブッシング主部の碍子の破片が地上に落下するおそれもない。
また、ブッシング基部が本体ケースの内部に配置されるため、ブッシング基部が高温のアーク熱に曝されて亀裂が発生しても、亀裂から剥がれ落ちる破片は本体ケース内で受け止められるため、破片の地上への落下を防止することができる。
また、第1の筒部が所定の肉厚の薄肉部により構成され、第2の筒部が薄肉部の肉厚よりも所定に厚い厚肉部により構成されている場合には、第1の筒部と第2の筒部の強度差を所定に保ち、ブッシング基部の軸方向の亀裂の進展を抑制するとともに、ブッシング全体の軽量化を実現することができる。
また、ブッシング基部の第2の筒部とブッシング主部が連設されている場合には、ブッシング基部がアーク熱に曝され、ブッシング基部の開放端縁の内周面から軸方向に沿って亀裂が発生しても、この第1の筒部と第2の筒部により形成された段差部によりブッシング基部の軸方向の亀裂の進展を抑制することができる。
また、ブッシング基部の第1の筒部とブッシング主部が連設されている場合には、ブッシング基部がアーク熱に曝され、ブッシング基部の開放端縁の内周面から軸方向に沿って亀裂が発生しても、この第2の筒部と第1の筒部により形成された段差部によりブッシング基部の軸方向の亀裂の進展を抑制することができる。
また、ブッシング基部の最薄肉部と最厚肉部の厚さの比率が1:2から1:3の範囲である場合には、ブッシング基部の薄肉部と厚肉部の強度差を一定に保ち、ブッシング基部の軸方向の亀裂の進展をもっとも効率的に抑制することができる。
また、ブッシング基部の外周面に沿って合成樹脂が周設されている場合には、ブッシング基部の外周面の周囲方向に発生する亀裂を抑制することができる。
また、ブッシング基部の外周面に沿って周設される合成樹脂がシリコン材である場合には、高温のアーク熱に対する耐熱性、および難燃性を充分確保して、ブッシング基部の外周面の周囲方向に発生する亀裂を抑制することができる。
上記の目的を達成するために、本発明の開閉器は、ブッシング取付孔が形成され、内部に電気機器を収納する本体ケースと、前記ブッシング取付孔を貫通して前記本体ケース内に配置されるとともに、所定の内径の第1の筒部、および該第1の筒部と段差部を介して軸方向に連設され前記第1の筒部の内径よりも所定に小さい内径の第2の筒部を有するブッシング基部と、前記ブッシング基部の外周面に沿って周設されたシリコン材と、該ブッシング基部に連設するとともに前記本体ケースの外部に配置され、外部回路に接続されるブッシング主部とを備える。
ここで、ブッシング基部が、第1の筒部と、この第1の筒部よりも所定に小さい内径の第2の筒部より構成され、これら第1の筒部と第2の筒部が段差部を介して連設されていることにより、ブッシング基部がアーク熱に曝されブッシング基部の内周面の軸方向に亀裂が発生しても、この段差部によりブッシング基部の軸方向の亀裂の進展を抑制することができる。したがって、ブッシング主部にまで亀裂が生じることがないため、開閉器の改修工事時にブッシング主部の碍子の破片が地上に落下するおそれもない。
また、ブッシング基部が本体ケースの内部に配置されるため、ブッシング基部が高温のアーク熱に曝されて亀裂が発生しても、亀裂から剥がれ落ちる破片は本体ケース内で受け止められるため、破片の地上への落下を防止することができる。
また、ブッシング基部の外周面に沿ってシリコン材が周設されていることにより、高温のアーク熱によるブッシング基部の外周面の周囲方向に発生する亀裂を抑制することができる。
本発明に係るブッシング、および開閉器は、開閉器の本体ケース内で短絡事故が生じた場合でも、アーク熱によるブッシングの割れ、および破損を防止することができる。
本発明の実施形態に係る開閉器の斜視図である。 図1の縦断面図である。 ブッシングの要部拡大断面図である。 従来技術を示す図である。
以下、ブッシング、および開閉器に関する本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。なお、各図においては、説明の便宜上、開閉器101を設置した状態において、底面から上面に向かう方向を上方向と定義し、上方向の反対方向を下方向と定義し、上方向、及び下方向により表される軸方向を鉛直方向と定義し、配電線に接続される電源側のブッシング102、および負荷側のブッシング102の電気的な接続方向を短手方向と定義し、電路開閉機構103の回転軸と平行な方向を長手方向と定義する。
まず、本発明を適用した実施形態に係る開閉器101の全体構成について、図1、および図2を用いて説明する。開閉器101は、例えば需要家の入り口に責任分界点用として電柱に設置される柱上開閉器であり、各種の電源機器を収納する金属製のケースを備えている。
ここで、必ずしも、開閉器101は柱上開閉器である必要はない。例えば、平常時の負荷電流を開閉でき、かつ電路の短絡状態における異常電流も投入できる開閉器であれば、どのような用途に使用される開閉器であってもよい。
開閉器101は、電柱に設置した状態において、下方向に向けて開口する開口部104を有する本体ケース105と、本体ケース105の開口部104を閉塞するように、本体ケース105に対して着脱可能な蓋ケース106から構成されている。
ここで、必ずしも、蓋ケース106は本体ケース105の下方向に向けて開口する開口部を閉塞する形式である必要はない。例えば、本体ケース105の上部が開口するタイプのものであり、蓋ケースが、この上部開口部を閉塞する形式のものであってもよい。なお、本発明においては便宜上、蓋ケース106が本体ケース105の下部開口部を閉塞するタイプのものについて説明する。
本体ケース105には、配電系統内の配電線に接続される電源側のブッシング102、および配電線に接続される負荷側のブッシング102がそれぞれ設けられている。この電源側のブッシング102と負荷側のブッシング102を通じて、配電線の電気的な接続、及び遮断は、可動接触部107と固定接触部108から構成される電路開閉機構103の入、切操作により制御される。
具体的には、可動接触部107は、負荷側端子109に回動可能に軸着して取り付けられており、操作ハンドル110で操作されるリンク装置111により回動するように構成されている。これにより、固定接触部108と可動接触部107の入、切操作が可能となる。即ち、固定接触部108と可動接触部107が接触(入操作)されることで、電源側のブッシング102と負荷側のブッシング102が電気的に接続される。一方で、固定接触部108と可動接触部107が開放(切操作)されることで、電源側のブッシング102と負荷側のブッシング102の電気的な接続が遮断される。
ここで、必ずしも、固定接触部108と可動接触部107の入、切操作は操作ハンドル110により手動で行われる必要はない。例えば、開閉器101内の電源機器について短絡等の異常を検出した際に、自動で固定接触部108と可動接触部107を開放するように構成されていてもよい。
本発明においては、前記のような固定接触部108、可動接触部107、およびリンク装置111を1組として、計3組設けられており、各組には上方向に向けて開口した有底のカバー112がそれらを覆うように取り付けられている。
ここで、必ずしも、開閉器101内に収納される固定接触部108、可動接触部107、およびリンク装置111は、これらを一組として、計3組が設けられている必要はない。例えば、4組以上、又は1〜2組が設けられていてもよい。
本体ケース105の負荷側のブッシング102が接続されている近傍には、過剰な電流が流れたことを検知する変流器113が設置されている。
蓋ケース106の内側には、開閉器を制御する制御機器に電源を供給する変圧器114が載置されている。この変圧器114は、公知の構造であり、例えば図示しない磁気回路を構成する鉄心と、電気回路を構成し、絶縁のために有機樹脂で周囲を被覆された電気巻線で構成されている。また、この変圧器114には、雷により生じる過渡的な異常高電圧から各種の電源機器を保護するための避雷器115が接続されている。
本体ケース105の開口部104の周縁には、内部短絡事故等に起因して本体ケース105内の内圧が上昇した際に、本体ケース105内の内圧を外部に放出する放圧部116が設けられている。この放圧部116の具体的な構成としては、蓋ケース106に形成されたパッキン溝117にパッキン118を挿入して本体ケース105を密閉嵌合する。この状態で本体ケース105内の電源機器において短絡事故が発生すると、アーク熱による爆圧により蓋ケース106が変形し、本体ケース105と蓋ケース106の嵌合部全周にわたって隙間が生じ、この隙間を通じて爆圧により生じたケース内空気が大気に放出されるように構成されている。
ここで、必ずしも、放圧部116の構成はパッキン118を介して本体ケース105を密閉嵌合する構成である必要はない。公知の放圧構造から適宜選択することが可能である。
電源側のブッシング102、および負荷側のブッシング102は、主に磁器等の絶縁材から構成されており、図3(a)に示すように、本体ケース105の側壁に形成されたブッシング取付孔119に貫通して取り付けられている。
各ブッシング102は、その軸線に沿ってブッシング主部120、およびブッシング基部121から構成されたブッシング本体122と、ブッシング本体122内を貫通した状態で設けられ、本体ケース105内の電源機器に接続される内部導体123とを有している。
ブッシング主部120は、本体ケース105の外側に配置され、一端に本体ケース105の外側面に当接するフランジ部124aを有し、外周部が環状の凸部125と凹部126とが交互に連続して形成されている。また他端には内部導体123につながる端子金具127の基部が埋設されている。この端子金具127には外部回路に接続する際に用いるボルト128、およびナット129が取り付けられている。
ブッシング基部121は、ブッシング取付孔119に挿入して本体ケース105の内側に配置される。ブッシング基部121の一端には電源機器と接続される内部導体123が挿通可能な挿通孔部130が形成され、この挿通孔部130はブッシング主部120まで連通している。
ブッシング基部121に形成された挿通孔部130は、ブッシング基部121の一端である開放端131側からブッシング基部121の他端であるブッシング主部120との連設部132の軸方向に向かって、所定の内径の第1の筒部133と、この第1の筒部133の内形よりも所定に小さい内径の第2の筒部134が段差部135を介して連続して形成されている。
この第1の筒部133は、ブッシング基部121の開放端131側の外周に周設されたフランジ部124bと、このフランジ部124bと連設し、最薄肉部の肉厚が略10mmの薄肉部136から構成されている。また、第2の筒部134は、最厚肉部の肉厚が略27mmの厚肉部137から構成されている。
ここで、必ずしも、フランジ部124bを有している必要はない。ただし、フランジ部124bを有することにより、例えば、ブッシング主部120が高温のアーク熱に曝され、ブッシング主部の外周に亀裂が発生しても、この亀裂のブッシング主部の軸方向への進展を抑制することができる。
また、必ずしも、薄肉部136の最薄肉部、および厚肉部137の最厚肉部がそれぞれ略10mm、および略27mmの数値に限定される必要はない。第1の筒部133と第2の筒部134が段差部135を境にして強度差を有していればよく、薄肉部136、および厚肉部137の厚さは適宜変更することが可能である。但し、発明者らが実験を繰り返した結果では、薄肉部136の最薄肉部と厚肉部137の最厚肉部の厚さの比率を1:2〜1:3とすることで第1の筒部133と第2の筒部134がもっともバランスのとれた強度差となり、ブッシング基部121の内周面に発生したひび割れが薄肉部136、および厚肉部137で効果的に吸収され、ブッシング主部120へのひび割れの進展を防止することができる。
また、必ずしも、第1の筒部133と第2の筒部134の配置は、ブッシング基部121の開放端131側からブッシング主部120の軸方向に向けて、薄肉部136から構成される第1の筒部133、厚肉部137から構成される第2の筒部134の順に配置されている必要はない。図3(b)に示すように、ブッシング基部121の開放端131側からブッシング主部120の軸方向に向けて、厚肉部137から構成される第2の筒部134、薄肉部136から構成される第1の筒部133の順に配置されていてもよい。ただし、ブッシング102の製造工程においては、ブッシング基部121の開放端131側を切削する方が製造工程上は容易であるため、第1の筒部133がブッシング基部121の開放端131側に位置する方が好ましい。
ブッシング基部121の外周には、図3(a)、(b)に示すように、その周方向に沿って合成樹脂としてのシリコン材138が周設されている。
ここで、必ずしも、ブッシング基部121の外周に合成樹脂材を周設する必要はない。ただし、合成樹脂材を周設することにより、ブッシング主部120がアーク熱に曝されても、ブッシング基部の外周は絶縁性を有する合成樹脂材で保護されるため、ブッシング基部121が直接アーク熱に曝されることが無く、碍子とアークの急激な温度差により生じる碍子割れ、ブッシング基部121の周方向の亀裂の発生を抑制することができる。
また、必ずしも、合成樹脂材はシリコン材138である必要はない。公知の合成樹脂材から適宜選択することができる。ただし、アーク熱の温度は数千度近い高温であるため、耐熱性、難燃性に優れるシリコン材138を採用することにより、絶縁性に加え、耐熱性も確保し、シリコン材は引張り強度にも優れるため、ブッシング基部121の周方向の亀裂の発生をより確実に抑制することができる。
以上、本発明を適用した開閉器、及び開閉器の組立方法においては、短絡事故等の発生により上昇した開閉器内の内圧を確実に放圧するとともに、電源機器の外部への飛散を防止することができる。
101、201 開閉器
102、202 ブッシング
103 電路開閉機構
104、204 開口部
105、205 本体ケース
106、206 蓋ケース
107 可動接触部
108 固定接触部
109 負荷側端子
110 操作ハンドル
111 リンク装置
112 カバー
113 変流器
114 変圧器
115 避雷器
116 放圧部
117 パッキン溝
118 パッキン
119、219 ブッシング取付孔
120、220 ブッシング主部
121、221 ブッシング基部
122 ブッシング本体
123 内部導体
124a、124b フランジ部
125 凸部
126 凹部
127 端子金具
128、228 ボルト
129、229 ナット
130 挿通孔部
131 開放端
132 連設部
133 第1の筒部
134 第2の筒部
135 段差部
136 薄肉部
137 厚肉部
138 シリコン材
239a、239b 取付孔部
240 取付ブラケット
241 取付プレート

Claims (8)

  1. 開閉器の本体ケースの内部に配置され、所定の内径の第1の筒部、および該第1の筒部と段差部を介して軸方向に沿って連設され前記第1の筒部の内径よりも所定に小さい内径の第2の筒部を有するブッシング基部と、
    前記本体ケースの外部に配置され、前記ブッシング基部に連設されるブッシング主部と、を備える
    ブッシング。
  2. 前記第1の筒部は所定の肉厚の薄肉部により構成され、
    前記第2の筒部は前記薄肉部の肉厚よりも所定に厚い厚肉部により構成される
    請求項1に記載のブッシング。
  3. 前記ブッシング基部の前記第2の筒部と前記ブッシング主部が連設されている、
    請求項1または請求項2に記載のブッシング。
  4. 前記ブッシング基部の前記第1の筒部と前記ブッシング主部が連設されている、
    請求項1または請求項2に記載のブッシング。
  5. 前記薄肉部の最薄肉部と前記厚肉部の最厚肉部の厚さの比率が略1:2から略1:3の範囲である
    請求項3または請求項4に記載のブッシング。
  6. 前記ブッシング基部の外周面に沿って合成樹脂材が周設されている
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載のブッシング。
  7. 前記合成樹脂材はシリコン材である
    請求項6に記載のブッシング。
  8. ブッシング取付孔が形成され、内部に電気機器を収納する本体ケースと、
    前記ブッシング取付孔を貫通して前記本体ケース内に配置されるとともに、所定の内径の第1の筒部、および該第1の筒部と段差部を介して軸方向に連設され前記第1の筒部の内径よりも所定に小さい内径の第2の筒部を有するブッシング基部と、
    前記ブッシング基部の外周面に沿って周設されたシリコン材と、
    該ブッシング基部に連設するとともに前記本体ケースの外部に配置され、外部回路に接続されるブッシング主部と、を備える
    開閉器。
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