JP2018036232A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パラメータの設定・編集に伴う作業効率の低下を抑制することができる自動分析装置およびその制御方法を提供する。【解決手段】分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態中に分析処理に用いるパラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第1の記憶部124に記憶するとともに第1の記憶部124に記憶されたパラメータを用いて分析処理を実行し、分析処理中にパラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第2の記憶部134に記憶し、分析処理が実行されている状態からスタンバイ状態に遷移した場合には第2の記憶部134に記憶されたパラメータを第1の記憶部124に記憶する。【選択図】図2

Description

本発明は、血液や尿などの生体サンプルの定性・定量分析を行う自動分析装置およびその制御方法に関する。
血液や尿等の生体試料に予め搭載した複数の種類の試薬を添加することにより試料に含まれる特定成分の定量・定性分析を行う自動分析装置は、測定結果の再現性が高く、また、測定の迅速化を図ることができるという特徴をもつとともに、試料搬送ラインを介して複数の分析部を接続することによって分析処理能力の向上や測定項目の多様化に対応することができることもあり、規模の大きな病院や臨床検査センターなどを中心に導入が進められている。
このような自動分析装置の設定に係る技術として、例えば、特許文献1(特開平8−338848号公報)には、試料分析作業時に、反応槽上に配置した反応容器内に試料と試薬を分注し、該反応容器の内容物を測定し、内容物測定後の反応容器を洗浄する自動分析装置において、反応容器の洗浄および分注プローブの洗浄の各処理単位を含む処理一覧を記憶する処理一覧記憶手段と、該処理一覧記憶手段から読み出された上記各処理単位を含む処理一覧の画面を表示する画面表示手段と、上記画面上の処理一覧の中から選択された処理単位からなる準備動作を記憶する準備動作記憶手段と、分析装置の電源を立ち上げる日を予約するための欄と上記電源を立ち上げる時分を予約するための欄を記憶する時間設定欄記憶手段と、該時間設定欄記憶手段から上記画面表示手段に読み出された画面を介して設定された日および時分を記憶する予約時間記憶手段と、上記設定された日の上記設定された時分になると、試料分析作業開始前に上記選択された処理単位からなる準備動作を上記分析装置に実行させる制御手段とを備えた自動分析装置が開示されている。
特開平8−338848号公報
ところで、自動分析装置では、メンテナンスや試薬の評価、測定結果の妥当性の確認等を目的として、測定項目やシステムに関するパラメータをユーザーが設定・編集する場合がある。その一方で、試料の測定中におけるパラメータの設定・編集は測定中の測定項目の測定結果に影響を生じる可能性があるため、試料の測定中のパラメータの設定・編集は制限されている場合が多い。このため、パラメータの設定・編集を行う場合には、ユーザーは測定中の測定項目が完了するまで待機したり、測定中の測定項目を中断したりすることで自動分析装置をパラメータの設定・編集が可能な状態(以下、スタンバイ状態と称する)に移行させる必要が生じる。
しかしながら、パラメータの設定・編集を行う際に自動分析装置がスタンバイ状態になるまでオペレータが待機する必要が生じた場合には作業効率が低下するおそれがある。また、パラメータの設定・編集はスタンバイ状態で行うために試料の測定を行うことができず、作業効率のさらなる低下が懸念される。特に、大病院や臨床検査センターなどでは分析対象の試料数が多いために自動分析装置を24時間稼動させる場合もあり、スタンバイ状態になるまでオペレータが待機したり、測定を停止するスタンバイ状態でパラメータの設定・編集を行ったりすることの影響が大きいと考えられる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、パラメータの設定・編集に伴う作業効率の低下を抑制することができる自動分析装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、試料の分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器が搭載される試薬ディスクと、前記試料と試薬とを反応させる複数の反応容器が配置された反応ディスクと、前記反応ディスクの前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構と、前記反応ディスクの前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構と、前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、前記試料及び試薬の分注から前記測定の結果の解析までの一連の処理によって前記試料の分析を行う分析処理に用いるパラメータをオペレータが設定・編集するための設定部と、前記パラメータを用いて前記分析処理を実行する制御部であって、前記分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第1の記憶部に記憶するとともに前記第1の記憶部に記憶された前記パラメータを用いて前記分析処理を実行し、前記分析処理中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第2の記憶部に記憶し、前記分析処理が実行されている状態から前記スタンバイ状態に遷移した場合には前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータを前記第1の記憶部に記憶する制御部とを備えたものとする。
本発明によれば、パラメータの設定・編集に伴う作業効率の低下を抑制することができる。
一実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。 制御装置の機能を模式的に示す機能ブロック図である。 パラメータ設定画面を示す図である。 登録ボタン押下時の制御部における処理を示すフローチャートである。 スタートボタン押下時の制御部における処理を示すフローチャートである。 自動分析装置の動作状態の遷移時の制御部における処理を示すフローチャートである。 自動分析装置の起動時の制御部における処理を示すフローチャートである。 自動分析装置の動作の一例を示す図である。
本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。
図1において、自動分析装置100は、分析対象である血液や尿などの生体サンプル、精度管理試料、或いは、キャリブレーション用の試料など(以下、これらをまとめて試料と称する)を収容した1つ以上(例えば5つ)の試料容器101を搭載する試料容器ラック102が投入される試料容器投入部110と、試料容器101に収容された試料に対して分析処理を行う1つ以上(例えば3つ)の分析部111と、自動分析装置100での処理が終了した試料容器101を搭載した試料容器ラック102を収納する試料容器収納部112と、試料容器投入部110、分析部111、及び、試料容器収納部112の間で試料容器ラック102を搬送する搬送ライン103と、自動分析装置100の各構成とネットワークケーブル及びハブ113を介して接続され、自動分析装置100全体の動作を制御する制御装置114とから概略構成されている。
制御装置114は、ネットワークを介して上位ホストシステム116に接続されており、また、公衆回線115を介してリモートシステム117に接続されている。オペレータが制御装置114の入力部114b(後述)や上位ホストシステム116から分析依頼を行うと、分析依頼に係る情報はネットワークを介して各分析部111に送信されるとともに、分析部111での分析結果が制御装置114(及び、必要に応じて上位ホストシステム116)に送信される。リモートシステム117には、自動分析装置100での分析処理に使用する試薬に関する分析条件情報であるパラメータなどの情報が蓄積されており、制御装置114からの要求に応じてパラメータの配信を行う。配信されたパラメータは制御装置114で記憶され、試料の分析処理の実行時に各分析部111へ送信される。
分析部111は、試料の分析に用いる試薬が収容された複数の試薬容器104aを搭載する試薬ディスク104と、試料と試薬とを混合させて反応させるための複数の反応容器105aが配置された反応ディスク105と、搬送ライン103により搬送された試料容器101の試料を反応ディスク105の反応容器105aに分注する試料分注機構106と、試薬ディスク104の試薬容器104aの試薬を反応容器105aに分注する試薬分注機構107と、反応容器105aに分注された試料と試薬の混合液(反応液)に光源108aからの光を照射してその透過光や散乱光を検出器108bで検出することにより反応液の測定を行う測定部108とから概略構成されている。
図2は、制御装置の機能を模式的に示す機能ブロック図である。
図2において、制御装置114は、表示部114aと、入力部114bと、制御部114cと、記憶部114dとを備えている。
入力部114bは、オペレータによる各種情報の入力や操作指示を入力するためのものであり、例えば、マウスやキーボード等である。
表示部114aは、各種設定画面や操作画面、各種情報、分析結果等を表示するものであり、グラフィックユーザインタフェース(GUI)として入力部114bにより操作することができる。
入力部114bと表示部114aは、試料及び試薬の分注から測定の結果の解析までの一連の処理によって試料の分析を行う分析処理に用いるパラメータをオペレータが設定・編集するための設定部を構成している。
記憶部114dは、分析処理に用いるパラメータや各種設定、試薬情報、分析結果等を記憶するものであり、分析処理に用いるパラメータを記憶する第1の記憶部124と、第1の記憶部124に記憶される前のパラメータをテンポラリファイルとして一時的に記憶する第2の記憶部134とを有している。第1及び第2の記憶部124,134の記憶の詳細については後述する。
制御部114cは、制御装置114の各構成を制御することによって自動分析装置100全体の動作を制御するものであり、第1の記憶部124に記憶されたパラメータを用いて分析処理を実行する。
自動分析装置100では、分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態において、試料容器投入部110に分析対象の試料が投入されて分析処理の開始が指示される(言い換えると、表示部114aに表示されたスタートボタン(図示せず)が入力部114bの操作により押下される)と、分析処理が即時開始され、該当する試料の分析処理が終了すると試料容器収納部112に搬送されてスタンバイ状態に遷移する。また、分析処理中に分析対象の他の試料が投入されてスタートボタンが押下されると、該当する試料の分析処理の開始が予約された状態となり、分析処理中の試料の分析処理が終了した後にスタンバイ状態に遷移せずに他の試料の分析処理が連続して開始され、分析処理の開始が予約された全ての試料の分析処理が終了した後にスタンバイ状態に遷移する。
ここで、分析処理に用いるパラメータの設定・編集を行う設定・編集処理について説明する。
本実施の形態の設定・編集処理では、設定部においてオペレータによるパラメータの設定・編集が行われて適用が指示された場合、そのときの自動分析装置100の動作状態によって設定・編集されたパラメータの取り扱いを変えるものである。
図3は、パラメータ設定画面を示す図である。
図3において、パラメータ設定画面301は表示部114aに表示されるものであり、パラメータを直接入力したりリモートシステム117から読み出すパラメータを選択的に入力したりすることによりパラメータの入力を行うパラメータ入力部302と、パラメータ入力部302に入力したパラメータの適用時期を設定する適用時期設定部303と、パラメータ入力部302及び適用時期設定部303の設定内容を登録して有効にする登録ボタン304と、パラメータ設定画面301の入力内容を破棄してキャンセルする閉じるボタン305とを有している。なお、図3において、パラメータ入力部302は分析処理に必要な各種パラメータを直接入力したり選択的に入力したりすることができれば良く、詳細については図示を省略する。
適用時期設定部303は、パラメータ入力部302に入力したパラメータの適用時期を設定せず、登録ボタン304の押下時に適用するように設定する設定なし選択部303aと、パラメータ入力部302に入力したパラメータの適用時期を日付指定する日付指定部303bとを有している。設定なし選択部303aと日付指定部303bは、いずれか一方のみが選択可能である。日付指定部303bには、パラメータを適用したい時期(例えば、年/月/日)を入力可能であり、指定された日付にとなったとき、又は、指定された日付を過ぎたときにパラメータが適用される。
続いて、パラメータ設定画面301で登録ボタン304が押下されたときの制御装置114の処理について説明する。
図4は、登録ボタン押下時の制御部における処理を示すフローチャートである。
図4において、制御部114cは、登録ボタン304が押下されると、適用時期設定部303で設定なし選択部303aと日付指定部303bのいずれが選択されたかを判定し(ステップS401)、設定なし選択部303aが選択されたと判定した場合には、自動分析装置100が分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態であるかどうかを判定する(ステップS402)。ステップS402での判定結果がYESの場合には、パラメータ設定画面301のパラメータ入力部302に入力して設定・編集したパラメータを第1の記憶部124に保存(記憶)し(ステップS403)、処理を終了する。
また、ステップS402での判定結果がNOの場合には、第2の記憶部134にテンポラリファイルがあるかどうか(パラメータが一時的に記憶されているか)、及びテンポラリファイルの数が分析処理を開始した回数(スタートボタンが押下された回数)と同じかどうかを判定し(ステップS404,S405)、ステップS404,S405の両方の判定結果がYESの場合には、パラメータ設定画面301のパラメータ入力部302に入力して設定・編集したパラメータを第2の記憶部134に記憶された既存のテンポラリファイルに上書きして保存し(ステップS406)、処理を終了する。また、ステップS404,S405の少なくともいずれか一方の判定結果がNOの場合には、パラメータ設定画面301のパラメータ入力部302に入力して設定・編集したパラメータを第2の記憶部134に新規のテンポラリファイルとして保存し(ステップS407)、処理を終了する。
また、ステップS401において、日付指定部303bが選択されたと判定した場合には、第2の記憶部134にテンポラリファイルがあるかどうか(パラメータが一時的に記憶されているか)を判定し(ステップS408)、判定結果がYESの場合には、パラメータ設定画面301のパラメータ入力部302に入力して設定・編集したパラメータを第2の記憶部134に記憶された既存のテンポラリファイルに上書きして保存し(ステップS409)、判定結果がNOの場合には、第2の記憶部134に新規のテンポラリファイルとして保存し(ステップS410)、処理を終了する。
図5は、スタートボタン押下時の制御部における処理を示すフローチャートである。
図5において、制御部114cは、スタートボタンが押下されると、分析処理の開始はスタンバイ状態からの遷移であるかどうかを判定し(ステップS501)、判定結果がYESの場合には、第1の記憶部124からパラメータを読み出して取得する(ステップS502)。また、ステップS501での判定結果がNOの場合には、第2の記憶部134にテンポラリファイルがあるかどうかを判定し(ステップS503)、判定結果がYESの場合には、最新のテンポラリファイルのパラメータを読み出して取得し(ステップS504)、判定結果がNOの場合には、第1の記憶部124からパラメータを読み出して取得する(ステップS505)。
ステップS502,S504,S505のいずれかにおいてパラメータを取得した後、取得したパラメータの整合性が取れているか、或いは、編集中などの事由により異常なパラメータとなっていないかをチェックするパラメータチェックを行って、チェック結果が正常であるかどうかを判定し(ステップS506)、判定結果がYESの場合には、取得したパラメータを用いて分析処理を開始し(ステップS507)、処理を終了する。また、ステップS506での判定結果がNOの場合は、表示部114aに、パラメータが異常な状態となっている旨の注意画面を表示してオペレータに報知し(ステップS508)、分析処理を中止し(分析処理を開始せず)(ステップS509)、処理を終了する。
図6は、自動分析装置の動作状態の遷移時の制御部における処理を示すフローチャートである。
図6において、制御部114cは、自動分析装置100の動作状態が遷移すると、スタンバイ状態への遷移かどうかを判定し(ステップS601)、判定結果がNOの場合には、処理を終了する。また、ステップS601での判定結果がYESの場合には、適用時期設定部303で設定なし選択部303aと日付指定部303bのいずれが選択されたかを判定し(ステップS602)、設定なし選択部303aが選択されたと判定した場合には、第2の記憶部134に記憶されたテンポラリファイルのパラメータのうち最新のものを第1の記憶部124に記憶させ(ステップS603)、第2の記憶部134に記憶されている全てのテンポラリファイルを削除し(ステップS604)、処理を終了する。また、ステップS602において、日付指定部303bが選択されたと判定した場合には、第2の記憶部134に記憶されているテンポラリファイルのうち最新のものを残し、他のテンポラリファイルを削除し(ステップS605)、処理を終了する。
図7は、自動分析装置の起動時の制御部における処理を示すフローチャートである。
図7において、制御部114cは、自動分析装置100が起動されると、まず、適用時期設定部303で設定なし選択部303aと日付指定部303bのいずれが選択されたかを判定し(ステップS701)、設定なし選択部303aが選択されたと判定した場合には、自動分析装置100を起動させる起動処理を開始し(ステップS605)、処理を終了する。
また、ステップS701において、日付指定部303bが選択されたと判定した場合には、現在の日付が日付指定部303bで指定された日付かどうか、又は、指定された日付以降であるかどうかを判定し(ステップS702,703)、ステップS702、S703の少なくともいずれか一方の判定結果がYESの場合には、第2の記憶部134に記憶されたテンポラリファイルのパラメータのうち最新のものを第1の記憶部124に記憶させ(ステップS704)、第2の記憶部134に記憶されている全てのテンポラリファイルを削除し(ステップS705)、自動分析装置100を起動させる起動処理を開始し(ステップS605)、処理を終了する。また、ステップS702、S703の両方の判定結果がNOの場合には、自動分析装置100を起動させる起動処理を開始し(ステップS605)、処理を終了する。
以上のように構成した本実施の形態の自動分析装置の動作について説明する。
図8は、自動分析装置の動作の一例を示す図である。
図8では、適用時期設定部303で設定なし選択部303aが選択された状態で、スタンバイ状態でスタートボタンが押下された場合を例示している。
図8において、制御部114cは、設定部(表示部114a、入力部114b)によりスタートボタンが押下されると(ステップS801)、第1の記憶部124からパラメータをよみだして取得し(ステップS802)、分析部111にその取得したパラメータを送信する(ステップS803)。このとき、分析部111では分析処理が開始される。
次に、設定部においてオペレータがパラメータの設定・編集を行うと(ステップS804)、自動分析装置100の状態は分析処理中であるため、設定・編集したパラメータを第1の記憶部124ではなく第2の記憶部134にテンポラリファイル(No.1)として記憶する(ステップS805)。この状態で再度スタートボタンが押下されると(ステップS806)、第2の記憶部134から最新のテンポラリファイル(No.1)のパラメータを取得する(ステップS807)。その後、ステップS801のスタートボタンの押下により開始された分析処理の結果(ステップS802のパラメータを使用)が分析部111から制御装置114に出力される(ステップS808)。このとき、制御装置114は、ステップS806のスタートボタンの押下により開始される分析処理で用いるパラメータとして、ステップS807で取得したパラメータを分析部に送信する(ステップS809)。
次に、設定部においてオペレータが再度パラメータの設定・編集を行うと(ステップS810)、自動分析装置100の状態は分析処理中であるため、設定・編集したパラメータを第1の記憶部124ではなく第2の記憶部134にテンポラリファイル(No.2)として記憶する(ステップS811)。このとき、第2の記憶部134にはテンポラリファイル(No.1)も記憶されているが、図示を省略する。この状態で再度スタートボタンが押下されると(ステップS812)、第2の記憶部134から最新のテンポラリファイル(No.2)のパラメータを取得する(ステップS813)。その後、ステップS806のスタートボタンの押下により開始された分析処理の結果(ステップS807のパラメータを使用)が分析部111から制御装置114に出力される(ステップS814)。このとき、制御装置114は、ステップS812のスタートボタンの押下により開始される分析処理で用いるパラメータとして、ステップS813で取得したパラメータを分析部に送信する(ステップS815)。
その後、ステップS812のスタートボタンの押下により開始された分析処理の結果(ステップS813のパラメータを使用)が分析部111から制御装置114に出力され(ステップS816)、その後、スタンバイ状態に遷移する。このとき、第2の記憶部134の最新のテンポラリファイル(No.2)を第1の記憶部124に記憶し(ステップS817)、第2の記憶部134に記憶された全てのパラメータ(テンポラリファイルNo.1,No.2)を削除する(ステップS818)。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
自動分析装置では、メンテナンスや試薬の評価、測定結果の妥当性の確認等を目的として、測定項目やシステムに関するパラメータをユーザーが設定・編集する場合がある。その一方で、試料の測定中におけるパラメータの設定・編集は測定中の測定項目の測定結果に影響を生じる可能性があるため、試料の測定中のパラメータの設定・編集は制限されている場合が多い。このため、パラメータの設定・編集を行う場合には、ユーザーは測定中の測定項目が完了するまで待機したり、測定中の測定項目を中断したりすることで自動分析装置をパラメータの設定・編集が可能な状態(スタンバイ状態)に移行させる必要が生じる。しかしながら、パラメータの設定・編集を行う際に自動分析装置がスタンバイ状態になるまでオペレータが待機する必要が生じた場合には作業効率が低下するおそれがある。また、パラメータの設定・編集はスタンバイ状態で行うために試料の測定を行うことができず、作業効率のさらなる低下が懸念される。特に、大病院や臨床検査センターなどでは分析対象の試料数が多いために自動分析装置を24時間稼動させる場合もあり、スタンバイ状態になるまでオペレータが待機したり、測定を停止するスタンバイ状態でパラメータの設定・編集を行ったりすることの影響が大きいと考えられる。
これに対して本実施の形態においては、分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態中に分析処理に用いるパラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第1の記憶部124に記憶するとともに第1の記憶部124に記憶されたパラメータを用いて分析処理を実行し、分析処理中にパラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第2の記憶部134に記憶し、分析処理を実行している状態からスタンバイ状態に遷移した場合には第2の記憶部134に記憶されたパラメータを第1の記憶部124に記憶するように構成したので、パラメータの設定・編集に伴う作業効率の低下を抑制することができる。
なお、本発明は上記した各実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本願発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
100 自動分析装置
101 試料容器
102 試料容器ラック
103 搬送ライン
104 試薬ディスク
104a 試薬容器
105 反応ディスク
105a 反応容器
106 試料分注機構
107 試薬分注機構
108 測定部
108a 光源
108b 検出器
110 試料容器投入部
111 分析部
112 試料容器収納部
113 ハブ
114 制御装置
114a 表示部
114b 入力部
114c 制御部
114d 記憶部
115 公衆回線
116 上位ホストシステム
117 リモートシステム
124 第1の記憶部
134 第2の記憶部
301 パラメータ設定画面
302 パラメータ入力部
303 適用時期設定部
303a 設定なし選択部
303b 日付指定部
304 登録ボタン
305 閉じるボタン

Claims (6)

  1. 試料の分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器が搭載される試薬ディスクと、
    前記試料と試薬とを反応させる複数の反応容器が配置された反応ディスクと、
    前記反応ディスクの前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構と、
    前記反応ディスクの前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、
    前記試料及び試薬の分注から前記測定の結果の解析までの一連の処理によって前記試料の分析を行う分析処理に用いるパラメータをオペレータが設定・編集するための設定部と、
    前記パラメータを用いて前記分析処理を実行する制御部であって、前記分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態中に前記パラメータが設定・編集されて適用された場合にはそのパラメータを第1の記憶部に記憶するとともに前記第1の記憶部に記憶された前記パラメータを用いて前記分析処理を実行し、前記分析処理中に前記パラメータが設定・編集されて適用された場合にはそのパラメータを第2の記憶部に記憶し、前記分析処理が実行されている状態から前記スタンバイ状態に遷移した場合には前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータを前記第1の記憶部に記憶する制御部と
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 試料の分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器が搭載される試薬ディスクと、
    前記試料と試薬とを反応させる複数の反応容器が配置された反応ディスクと、
    前記反応ディスクの前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構と、
    前記反応ディスクの前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構と、
    前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部と、
    前記試料及び試薬の分注から前記測定の結果の解析までの一連の処理によって前記試料の分析を行う分析処理に用いるパラメータをオペレータが設定・編集するための設定部と、
    前記分析処理の実行に際して読み出されて前記分析処理に用いられるパラメータを記憶する第1の記憶部と、
    前記分析処理中に設定・編集された前記パラメータを一時的に記憶し、前記分析処理が実行されている状態から前記分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態に遷移した場合に前記パラメータが読み出されて前記第1の記憶部に記憶される第2の記憶部と、
    前記スタンバイ状態中に前記パラメータが設定・編集されて適用された場合には、そのパラメータを前記第1の記憶部に記憶するとともに、前記第1の記憶部に記憶されたパラメータを用いて前記試料を分析する分析処理を実行する制御部と、
    前記パラメータを用いて前記分析処理を実行する制御部であって、前記スタンバイ状態中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第1の記憶部に記憶させるとともに前記第1の記憶部に記憶された前記パラメータを用いて前記分析処理を実行し、前記分析処理中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第2の記憶部に記憶させ、前記分析処理を実行している状態から前記スタンバイ状態に遷移した場合には前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータを前記第1の記憶部に記憶させる制御部と
    を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1又は2記載の自動分析装置において、
    前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータが前記第1の記憶部に記憶されると、前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータは削除されることを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1又は2記載の自動分析装置において、
    前記制御部は、前記分析処理中に他の試料の分析処理の開始が指示されると、前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータを用いて前記他の試料の分析処理を、先の試料の分析処理の終了後に続けて実行することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1又は2記載の自動分析装置において、
    前記設定部は、前記オペレータにより入力される前記パラメータが適用される時期を入力時以外の時期に設定することができる適用時期設定部を備え、
    前記制御部は、前記設定部に入力されたパラメータが前記適用時期設定部により設定された時期に設定・編集されたものとして取り扱うことを特徴とする自動分析装置。
  6. 試料の分析に用いる試薬を収容した複数の試薬容器が搭載される試薬ディスクと、前記試料と試薬とを反応させる複数の反応容器が配置された反応ディスクと、前記反応ディスクの前記反応容器に前記試料を分注する試料分注機構と、前記反応ディスクの前記反応容器に前記試薬を分注する試薬分注機構と、前記反応容器の前記試料と前記試薬の反応液を測定する測定部とを備えた自動分析装置の制御方法であって、
    前記試料及び試薬の分注から前記測定の結果の解析までの一連の処理によって前記試料の分析を行う分析処理に用いるパラメータをオペレータが設定・編集する手順と、
    前記分析処理を行っていない状態であるスタンバイ状態中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第1の記憶部に記憶するとともに前記第1の記憶部に記憶された前記パラメータを用いて前記分析処理を実行する手順と、
    前記分析処理中に前記パラメータが設定・編集された場合にはそのパラメータを第2の記憶部に記憶する手順と、
    前記分析処理が実行されている状態から前記スタンバイ状態に遷移した場合には、前記第2の記憶部に記憶された前記パラメータを前記第1の記憶部に記憶する手順とを有することを特徴とする自動分析装置の制御方法。
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