JP2018035516A - カプセルベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】上段の寝室の床パネルの強度を確保して、下段の寝室の利用者が受ける不快感や不安感を抑えることができ、上段の寝室の利用者が無理な姿勢を取ることなく容易に目的の寝室に出入りでき、容易かつ低コストで組み立てることができるカプセルベッドを提供する。【解決手段】前後方向に延びるカプセル状の寝室が形成され、寝室は、複数積み重ねられた構造体のそれぞれにおいて、左右方向に複数並んで設けられ、上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの構造体において、上側の構造体の複数の床パネルの左右方向のそれぞれの略中間位置に下側の構造体の複数の区画パネルがそれぞれ配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、カプセル状の寝室を上下左右に並べて設けたカプセルベッドに関する。
特許文献1に記載のカプセルベッドは、同一構造をなす上段カプセルベッドと下段カプセルベッドとが、互いに上下に積み重ねられて配されている。このカプセルベッドは、鉄枠製の支持フレームと、この支持フレーム内に組み付けられたカプセルベッド本体と、このカプセルベッド本体の左右及び後端面を支持フレームの外側から覆う外装パネルとで構成されている。
上記構成のカプセルベッドは、左右方向に隣接して複数配置され、左右に隣り合うカプセルベッド本体間の支持フレームには、上下に並ぶ複数のステップと手摺が設けられる。上段カプセルベッドの利用者は、ステップと手摺を伝って上り下りし、最下段のステップに対して斜め上に位置する上段カプセルベッドに出入りする。
特開平5−248107号公報
しかしながら、特許文献1に記載のカプセルベッドは、中空のカプセルベッド本体が上下に積み重ねられた構成であることから、その床板は外縁部分のみで支持されることとなるため、床板の中央部に負荷がかかると軋みや歪みが生じ、下段カプセルベッドの利用者に不快感や不安感を与えるおそれがあった。
また、カプセルベッド本体が上下に積み重ねられ、かつ、左右に並んだカプセルベッド本体の間にステップと手摺が設けられているため、上段カプセルベッドの利用者は、ステップを上った後に目的のカプセルベッド本体へ向けて横又は斜め上に移動しなければならない。この移動の際に、前記利用者は、下段カプセルベッドの出入り口を避けるような経路をとるために、片手で手摺をつかんで自身を支えるなど無理な姿勢を強いられる。
そこで本発明は、上段の寝室の床パネルの強度を確保し、下段の寝室の利用者が受けうる不快感や不安感を抑えることができるカプセルベッドを提供することを目的とする。また、上段の寝室の利用者が、無理な姿勢を取ることなく容易に目的の寝室に出入りできるカプセルベッドを提供することを目的とする。さらに、このようなカプセルベッドを容易かつ低コストで組み立てることができる構成を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のカプセルベッドは、左右方向に延びる構造体が、左右方向に直交する上下方向に複数積み重ねられてなるカプセルベッドであって、上下方向及び左右方向に直交する前後方向の奥側が背面パネルで閉じられ、かつ、左右方向の両端部が側面パネルで閉じられており、複数の構造体は、それぞれ、上下方向及び前後方向に沿ってそれぞれ延び、かつ、左右方向において側面が互いに対向するようにそれぞれ配置される、複数の区画パネルと、左右方向及び前後方向にそれぞれ延びるように配置される複数の床パネルと、左右方向及び前後方向にそれぞれ延び、かつ、複数の床パネルの上方において、複数の床パネルにそれぞれ対向して配置される複数の天井パネルとを備え、隣り合う2枚の区画パネルと、互いに対向しあう一組の天井パネル及び床パネルと、背面パネルとで、前後方向に延びるカプセル状の寝室が形成され、寝室は、複数積み重ねられた構造体のそれぞれにおいて、左右方向に複数並んで設けられ、上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの構造体において、上側の構造体の複数の床パネルの左右方向のそれぞれの略中間位置に下側の構造体の複数の区画パネルがそれぞれ配置されていることを特徴とする。
本発明のカプセルベッドは、左右方向に延びる構造体が、左右方向に直交する上下方向に複数積み重ねられてなるカプセルベッドであって、複数の構造体のそれぞれにおいて、左右方向にそれぞれ延び、かつ、上下方向及び左右方向に直交する前後方向において所定の間隔で互いに対向して配置される一組の桁が、上下方向において第1の間隔で二組配置され、前後方向に延び、上下方向において互いに対向して配置される一組の梁が、左右方向において第2の間隔で複数組配置され、上下方向に延び、前後方向において互いに対向して配置される一組の柱が、左右方向において第2の間隔で複数組配置され、梁の前後方向の両端部が一組の桁にそれぞれ結合され、柱の上下方向の両端部が上下方向で互いに対向する二つの桁にそれぞれ結合され、梁と柱は、一組ずつが、桁の同じ位置に結合され、上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの構造体において、上側の構造体の複数組の梁の左右方向のそれぞれの略中間位置に下側の構造体の複数組の梁がそれぞれ配置されていることを特徴とする。
本発明のカプセルベッドにおいて、上下方向及び左右方向に直交する前後方向の奥側が背面パネルで閉じられ、かつ、左右方向の両端部が側面パネルで閉じられており、複数の構造体は、それぞれ、各組の梁にそれぞれ支持された複数の区画パネルと、各組の桁にそれぞれ支持される、複数の天井パネル及び複数の床パネルとを備え、複数の区画パネルは、上下方向及び前後方向に沿ってそれぞれ延び、かつ、左右方向において側面が互いに対向するようにそれぞれ配置され、複数の床パネルは、左右方向及び前後方向にそれぞれ延びるように配置され、複数の天井パネルは、左右方向及び前後方向にそれぞれ延び、かつ、複数の床パネルの上方において、複数の床パネルにそれぞれ対向して配置され、隣り合う2枚の区画パネルと、互いに対向しあう一組の天井パネル及び床パネルと、背面パネルとで、前後方向に延びるカプセル状の寝室が形成されることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの構造体の前部において、上側の構造体で左右方向に隣り合う2本の柱と、下側の構造体の左右方向で2本の柱の間に配置された柱とによって支持された、正面視Y字状の前面化粧部を備えることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、前面化粧部は、下側の構造体の左右方向で2本の柱の間に配置された柱に支持された足場部と、上側の構造体で左右方向に隣り合う2本の柱のそれぞれに支持された、2つの区画フレーム部とからなることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、前面化粧部は、プラスチックのブロー成形品であることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、区画パネル、背面パネル、側面パネル、及び、天井パネルは、金属板で構成されることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、床パネルは、木製の板材で構成されることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、桁、梁、及び、柱は、金属の押出成形品であることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、桁、梁、及び、柱は、結合金具によって互いに結合されることが好ましい。
本発明のカプセルベッドにおいて、区画パネルは、梁に固定された取付レール材に係合されることが好ましい。
本発明によると、カプセルベッドにおいて、上段の寝室の床パネルの強度を確保し、下段の寝室の利用者が受けうる不快感や不安感を抑えることができる。また、上段の寝室の利用者が、無理な姿勢を取ることなく容易に目的の寝室に出入りすることができる。さらに、このようなカプセルベッドを容易かつ低コストで組み立てることができる。
本発明の実施形態に係るカプセルベッドの外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るカプセルベッドの構成を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るカプセルベッドの骨格構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態における、桁、梁、及び、柱の結合構造を示す斜視図である。 図3に示す骨格構造に対してパネルを取り付けた状態を示す斜視図である。 一組の梁による側面の支持構造を示す斜視図である。 (A)は梁による側面パネルの上部の支持構造を示す側面図、(B)は梁による側面の下部の支持構造を示す側面図、(C)は梁と、取り付けレール材と、レール部との関係を示す側面図である。 床パネルが一組の桁によって支持される構造を示す斜視図である。 一部の前面化粧部の支持構造を示す斜視図である。 図9に対応する前面化粧部の支持構造を示す背面図である。
以下、本発明の実施形態に係るカプセルベッドについて図面を参照しつつ詳しく説明する。
各図には、基準座標としてX−Y−Z座標が示されている。X1−X2方向は左右方向であり、Y1−Y2方向は前後方向であり、Z1−Z2方向は上下方向であって、これらの3方向は互いに直交している。ここで、X1方向は右方向、X2方向は左方向、Y1方向は前方向、Y2方向は後方向又は奥方向、Z1は上方向、Z2は下方向である。以下の説明において、Y2方向に沿って見た状態を正面視ということがある。
まず、各パネルの配置を中心にしてカプセルベッド10の構成を説明する。図1は、本実施形態に係るカプセルベッド10の外観構成を示す斜視図である。
図1に示すように、カプセルベッド10は、利用者が寝泊まりするためのカプセル状の寝室がX1−X2方向に複数並んだ構造体がZ1−Z2方向に2層積み重ねられた構成を有する。より具体的には、下側の構造体20では、3つの寝室21、22、23がX1−X2方向に順に並び、前記構造体20上に積み重ねられる、上側の構造体30では、4つの寝室31、32、33、34がX1−X2方向に順に並んでいる。下側の構造体20に設けられた寝室21〜23と、上側の構造体30に設けられた寝室31〜34は互いに同一の形状を有する。
なお、本実施形態のカプセルベッド10は、上下2段の構造体からなり、下側の構造体20に3つの寝室21〜23を設け、上側の構造体30に4つの寝室31〜34を設けた例であるが、本発明のカプセルベッドは、構造体を3段以上にしてもよく、また、X1−X2方向に並ぶ寝室の数はこの実施形態の数に限定されない。
下側の構造体20において、左端の寝室21の左側には小室24が設けられ、右端の寝室23の右側には小室25が設けられている。これらの小室24、25は、寝室21〜23よりも、X1−X2方向のサイズが小さく、保守用品、清掃用品、空調設備等の収納に用いられる。また、これらの小室は、寝室とは異なって側面に出入り口を設けることも可能であり、これにより、利用者から視認されづらくすることが可能となり、また、前面に設けるよりも大きな、又は、自由な形態の出入り口とすることができる。
カプセルベッド10は、X1−X2方向の左端が側面パネル41、42で閉じられ、右端が側面パネル43、44で閉じられ、Y2方向の奥側が背面パネル45、46(図2)で閉じられている。ここで、図2は、カプセルベッド10の構成を示す側面図である。
また、カプセルベッド10は、Z1−Z2方向において、下部が床パネル71、72、73、74、75で閉じられ、上部が天井パネル81、82、83、84で閉じられている。以上の構成により、カプセルベッド10は、正面視において全体として矩形状をなしている。また、上側の構造体30の下部は床パネル91、92、93、94で閉じられている。ここで、側面パネル41、42、43、44、背面パネル45、46、及び、天井パネル81、82、83、84は、金属板、例えばアルミ複合板で構成される。また、床パネル71〜75及び床パネル91〜94は、木製の板材、例えば合板で構成される。
下側の構造体20に設けられた、小室24、寝室21〜23、及び、小室25は、X1−X2方向において区画パネル51、52、53、54によってそれぞれ区切られている。これらの区画パネル51〜54は、金属板、例えばアルミ複合板で構成され、側面がZ1−Z2方向及びY1−Y2方向にそれぞれ延び、かつ、X1−X2方向において側面が互いに対向している。
また、上側の構造体30に設けられた寝室31〜34は、X1−X2方向において、区画パネル61、62、63によってそれぞれ区切られている。これらの区画パネル61〜63は、下側の構造体20における区画パネル51〜54と同じ金属板、例えばアルミ複合板で構成され、側面がZ1−Z2方向及びY1−Y2方向にそれぞれ延び、かつ、X1−X2方向において側面が互いに対向している。
図5に示すように、上下に積み重ねられた構造体20、30において、上側の構造体30の床パネル91のX1−X2方向のそれぞれの中間位置に下側の構造体20の区画パネル51が配置されている。同様に、上側の構造体30の床パネル92、93、94のX1−X2方向のそれぞれの中間位置に下側の構造体20の区画パネル52、53、54がそれぞれ配置されている。
これによって、上側の構造体30の床パネル91、92、93、94が中央で支持されるため、特にZ1−Z2方向における強度を高めることができ、利用者の体重によって床パネル91、92、93、94に負荷がかかっても軋みや歪みが生じにくくなり、これによって、下段の寝室の利用者に対して与える不快感や不安感を少なくすることができる。
図1に示すように、カプセルベッド10の前部には、正面視Y字状の4つの前面化粧部100、110、120、130が設けられている。
前面化粧部100は、Z1−Z2方向に順に並んで設けられたステップ101a、101b、101cを有する足場部101と、足場部101の上部の左右端部からそれぞれ上方へ延びる2つの区画フレーム部102、103とを備える。ステップ101a、101b、101cは、寝室31の利用者が上り下りの際に足先を入れられるようにY2方向へ凹んだ形状を備える。区画フレーム部102、103には、互いに対向する側面102s、103sからXZ面内で延びる手摺102a、103aがそれぞれ設けられている。足場部101は、区画パネル51に対応する位置に配置され、区画フレーム部102、103は、側面パネル44と区画パネル61にそれぞれ対応する位置に配置されており、下側の構造体20の小室24と寝室21、及び、上側の構造体30の寝室31の入口を形成するとともに、カプセルベッド10の前面を装飾する効果を奏している。
前面化粧部110、120、130は、上記前面化粧部100と同様の構成を備える。すなわち、前面化粧部110は、区画パネル52に対応する位置に設けられた足場部111と、この足場部111の上部の左右両端部からそれぞれ上方へ延びる2つの区画フレーム部112、113とを備える。これらの区画フレーム部112、113は、区画パネル61、62にそれぞれ対応する位置に配置されている。前面化粧部120は、区画パネル53に対応する位置に設けられた足場部121と、この足場部121の上部の左右両端部からそれぞれ上方へ延びる2つの区画フレーム部122、123とを備える。これらの区画フレーム部122、123は、区画パネル62、63にそれぞれ対応する位置に配置されている。前面化粧部130は、区画パネル54に対応する位置に設けられた足場部131と、この足場部131の上部の左右両端部からそれぞれ上方へ延びる2つの区画フレーム部132、133とを備える。これらの区画フレーム部132、133は、区画パネル63と側面パネル42にそれぞれ対応する位置に配置されている。
前面化粧部100の区画フレーム部103と、その右側の前面化粧部110の区画フレーム部112は、それぞれにおけるX1−X2方向外側の側面103b、112bが、X1−X2方向において区画パネル61に対応する位置で、互いに結合されている。同様に、前面化粧部110の区画フレーム部113と右隣の前面化粧部120の区画フレーム部122は、それぞれにおけるX1−X2方向外側の側面が、X1−X2方向において区画パネル62に対応する位置で互いに結合され、前面化粧部120の区画フレーム部123と右隣の前面化粧部130の区画フレーム部132は、それぞれにおけるX1−X2方向外側の側面が、X1−X2方向において区画パネル63に対応する位置で互いに結合されている。
ここで、前面化粧部100、110、120、130は、例えば、難燃性のプラスチックをブロー成形することによって製造される。
次に、カプセルベッド10の骨格をなす、桁、梁、及び、柱の構成と、カプセルベッド10の組み立て過程に関して説明する。ここで、桁、梁、及び、柱は、金属、例えばアルミニウムの押出成形品である。
なお、以下に説明する、桁、梁、及び、柱の構成は、図1に示すカプセルベッド10の骨格構造の一例であり、これ以外の構成も可能である。
図3は、カプセルベッド10の骨格構造を示す斜視図であり、区画パネルその他のパネルや前面化粧部を取り付ける前の状態を示す図である。
図3に示すように、X1−X2方向に延び、かつ、Y1−Y2方向において所定の間隔、すなわち寝室の奥行きサイズとして適当な間隔で互いに対向するように配置された、同一形状の3組の桁が設けられている。具体的には、Z1方向上側から、1つ目の組の桁141a、141b、2つ目の組の桁142a、142b、及び、3つ目の組の桁143a、143bが設けられている。これらの桁のうち、3つの桁141a、142a、143aはZ1−Z2方向において、上側から順に、かつ、互いに平行に第1の間隔、すなわち寝室の高さとして適当な間隔で設けられ、カプセルベッド10の前面を構成するように配置されている。また、残りの3つの桁141b、142b、143bはZ1−Z2方向において、上側から順に、かつ、互いに平行に設けられ、カプセルベッド10の背面を構成するように配置されている。これら3組の桁によってカプセルベッド10のX1−X2方向のサイズが定められ、最上部の一組の桁141a、141bと、中間の一組の桁142a、142bとが上側の構造体30に係わり、中間の一組の桁142a、142bと、最下部の一組の桁143a、143bとが下側の構造体20に係わる。
図3に示すように、上側の構造体30において、Y1−Y2方向に延び、かつ、X1−X2方向において第2の間隔、すなわち、寝室の幅サイズとして適当な間隔で互いに対向するように配置された、同一形状の5組の梁が設けられている。具体的には、X1−X2方向において左端部から右端部へ順に、1つ目の組の梁151a、151b、2つ目の組の梁152a、152b、3つ目の組の梁153a、153b、4つ目の組の梁154a、154b、及び、5つ目の組の梁155a、155bが設けられている。
最も左側に配置される1つ目の組の梁151a、151bのうち、上側の梁151aは、Y1−Y2方向の両端部が、カプセルベッド10の前面に位置する桁141aと、背面に位置する桁141bとに、結合金具201a、201bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁151bは、Y1−Y2方向の両端部が、カプセルベッド10の前面に位置する桁142aと結合金具211a、225aにより結合され、または、背面に位置する桁142bと結合金具211b、226aによってそれぞれ結合される。
左から2つ目の組の梁152a、152bのうち、上側の梁152aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁141aと桁141bとに、結合金具202a、202bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁152bのY1−Y2方向の両端部は、桁142aと桁142bとに、結合金具212a、212bによってそれぞれ結合される。
左から3つ目の組の梁153a、153bのうち、上側の梁153aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁141aと桁141bとに、結合金具203a、203bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁153bのY1−Y2方向の両端部は、桁142aと桁142bとに、結合金具213a、213bによってそれぞれ結合される。
左から4つ目の組の梁154a、154bのうち、上側の梁154aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁141aと桁141bとに、結合金具204a、204bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁154bのY1−Y2方向の両端部は、桁142aと桁142bとに、結合金具214a、214bによってそれぞれ結合される。
最も右側に配置される5つ目の組の梁155a、155bのうち、上側の梁155aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁141aと桁141bとに、結合金具205a、205bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁155bのY1−Y2方向の両端部は、桁142aと結合金具215a、226aにより結合され、または、桁142bと結合金具215a、226bによってそれぞれ結合される。
図3に示すように、下側の構造体20において、Y1−Y2方向に延び、かつ、X1−X2方向において上記第2の間隔で互いに対向するように配置された、同一形状の4組の梁が設けられている。具体的には、X1−X2方向において左端部から右端部へ順に、1つ目の組の梁161a、161b、2つ目の組の梁162a、162b、3つ目の組の梁163a、163b、及び、4つ目の組の梁164a、164bが設けられている。
さらに、左下部の梁161bの左側であって、Z1−Z2方向において梁151bと対向するように梁165が設けられ、また、右下部の梁164bの右側であって、Z1−Z2方向において梁155bと対向するように梁166が設けられている。
最も左側に配置される梁165は、Y1−Y2方向の両端部が、カプセルベッド10の前面に位置する桁143aと、背面に位置する桁143bとに、結合金具235a、235bによってそれぞれ結合される。
左から1つ目の組の梁161a、161bのうち、上側の梁161aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁142aと桁142bとに、結合金具221a、221bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁161bのY1−Y2方向の両端部は、桁143aと桁143bとに、結合金具231a、231bによってそれぞれ結合される。
左から2つ目の組の梁162a、162bのうち、上側の梁162aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁142aと桁142bとに、結合金具222a、222bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁162bのY1−Y2方向の両端部は、桁143aと桁143bとに、結合金具232a、232bによってそれぞれ結合される。
左から3つ目の組の梁163a、163bのうち、上側の梁163aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁142aと桁142bとに、結合金具223a、223bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁163bのY1−Y2方向の両端部は、桁143aと桁143bとに、結合金具233a、233bによってそれぞれ結合される。
左から4つ目の組の梁164a、164bのうち、上側の梁164aは、Y1−Y2方向の両端部が、桁142aと桁142bとに、結合金具224a、224bによってそれぞれ結合される。また、下側の梁164bのY1−Y2方向の両端部は、桁143aと桁143bとに、結合金具234a、234bによってそれぞれ結合される。
最も右側に配置される梁166は、Y1−Y2方向の両端部が、桁143aと桁143bとに、結合金具236a、236bによってそれぞれ結合される。
図3に示すように、上側の構造体30において、Z1−Z2方向に延び、かつ、Y1−Y2方向において上記第2の間隔で互いに対向するように配置された、同一形状の5組の柱が設けられている。具体的には、X1−X2方向において左端部から右端部へ順に、1つ目の組の柱171a、171b、2つ目の組の柱172a、172b、3つ目の組の柱173a、173b、4つ目の組の柱174a、174b、及び、5つ目の組の柱175a、175bが設けられている。
最も左側に配置される1つ目の組の柱171a、171bのうち、前側の柱171aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141aと桁142aとに、結合金具201a、211aによってそれぞれ結合される。また、奥側(背面側)の柱171bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141bと桁142bとに、結合金具201b、211bによりそれぞれ結合される。
左から2つ目の柱172a、172bのうち、前側の柱172aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141aと桁142aとに、結合金具202a、212aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱172bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141bと桁142bとに、結合金具202b、212bによりそれぞれ結合される。
左から3つ目の柱173a、173bのうち、前側の柱173aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141aと桁142aとに、結合金具203a、213aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱173bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141bと桁142bとに、結合金具203b、213bによりそれぞれ結合される。
左から4つ目の柱174a、174bのうち、前側の柱174aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141aと桁142aとに、結合金具204a、214aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱174bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141bと桁142bとに、結合金具204b、214bによりそれぞれ結合される。
最も右側に配置される5つ目の柱175a、175bのうち、前側の柱175aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141aと桁142aとに、結合金具205a、215aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱175bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁141bと桁142bとに、結合金具205b、215bによりそれぞれ結合される。
図3に示すように、下側の構造体20において、Z1−Z2方向に延び、かつ、Y1−Y2方向において上記第2の間隔で互いに対向するように配置された、同一形状の4組の柱が設けられている。具体的には、X1−X2方向において左端部から右端部へ順に、1つ目の組の柱181a、181b、2つ目の組の柱182a、182b、3つ目の組の柱183a、183b、及び、4つ目の組の柱184a、184bが設けられている。
さらに、これらのうちで最も左側の組の柱181a、181bの左側には、Z1−Z2方向において柱171a、171bとそれぞれ連なるように一組の柱185a、185bが設けられている。また、最も右側の組の柱184a、184bの右側には、Z1−Z2方向において柱175a、175bとそれぞれ連なるように一組の柱186a、186bが設けられている。
最も左側に配置される組の柱185a、185bのうち、前側の柱185aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具225a、235aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱185bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具225b、235bによりそれぞれ結合される。
左から2つ目の組の柱181a、181bのうち、前側の柱181aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具221a、231aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱181bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具221b、231bによりそれぞれ結合される。
左から3つ目の組の柱182a、182bのうち、前側の柱182aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具222a、232aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱182bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具222b、232bによりそれぞれ結合される。
左から4つ目の組の柱183a、183bのうち、前側の柱183aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具223a、233aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱183bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具223b、233bによりそれぞれ結合される。
左から5つ目の組の柱184a、184bのうち、前側の柱184aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具224a、234aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱184bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具224b、234bによりそれぞれ結合される。
最も右側に配置される組の柱186a、186bのうち、前側の柱186aは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142aと桁143aとに、結合金具226a、236aによってそれぞれ結合される。また、奥側の柱186bは、Z1−Z2方向の両端部が、桁142bと桁143bとに、結合金具226b、236bによりそれぞれ結合される。
以上述べたように、上側の構造体30において、一組の梁151a、151bと一組の柱171a、171bは、対応する二組の桁141a、141b、142a、142bの同じ位置にそれぞれ結合されている。同様に、一組の梁152a、152bと一組の柱172a、172bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁153a、153bと一組の柱173a、173bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁154a、154bと一組の柱174a、174bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁155a、155bと一組の柱175a、175bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合されている。
さらに、下側の構造体20においても、一組の梁151b、165と一組の柱185a、185bも対応する桁142a、142b、143a、143bの同じ位置にそれぞれ結合されている。同様に、一組の梁161a、161bと一組の柱181a、181bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁162a、162bと一組の柱182a、182bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁163a、163bと一組の柱183a、183bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁164a、164bと一組の柱184a、184bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合され、一組の梁155b、166と一組の柱186a、186bも対応する桁の同じ位置にそれぞれ結合されている。
図4は、桁142b、梁154b、及び、柱174bの結合構造を示す斜視図である。図4(A)は結合前の状態を示し、(B)は結合金具を2つ結合させた状態を示している。
図4に示すように、桁142bの上側(柱174b側)の側面142cには一対のボルト217a、217bが固定されている。梁154bでは、上側の側面154cに一対のボルト219a、219bが固定され、左側の側面154dにボルト220aが固定されている。さらに、柱174bでは、前側の側面174cに一対のボルト218a、218bが固定され、左側の側面174dに一対のボルト216a、216bが固定されている。
図4に示すように、ボルト216a、216bで結合金具214bを柱174bに固定し、ボルト217a、217bで結合金具214bを桁142bに固定することによって、柱174bと桁142bとを互いに固定させる。ボルト218a、218bで結合金具214cを柱174bに固定し、ボルト219a、219bで結合金具214cを梁154bに固定することによって、柱174bと梁154bとを互いに固定させる。さらに、ボルト220aで結合金具214dを梁154bに固定し、ボルト220bで結合金具214dを桁142bに固定することによって、桁142bと梁154bとを互いに固定させる。以上により、桁142b、梁154b、及び、柱174bを一体に結合させる。
以上のような結合構造は、図4に例示した部位以外の桁、梁、及び、柱の結合構造についても同様である。
なお、図3においては、一部の結合金具のみを表示し、表示された図にしたがって説明している。
以上の構成において、左端の一組の梁151a、151bと一組の柱171a、171bから右端の一組の梁155a、155bと一組の柱175a、175bまでが上側の構造体30を形成し、左端の一組の梁151b、161bと一組の柱185a、185bから右端の一組の梁155b、166と一組の柱186a、186bまでが下側の構造体20を形成する。
図3に示すように、上下に積み重ねられた構造体20、30において、上側の構造体30の一組の梁151a・151bともう一組の梁152a・152bのX1−X2方向のそれぞれの中間位置に、下側の構造体20の二組の梁161a、161bが配置されている。同様に、四組の梁152a・152b、153a・153b、154a・154b、155a・155bのX1−X2方向のそれぞれの中間位置に下側の構造体20の三組の梁162a・162b、163a・163b、164a・164bがそれぞれ配置されている。
図5は、図3に示す骨格構造に対してパネルを取り付けた状態を示す斜視図である。
図5に示すように、上側の構造体30の区画パネル61、62、63が、3組の梁152a・152b、153a・153b、154a・154bにそれぞれ支持され、同様に、下側の構造体20の区画パネル51、52、53、54が、4組の梁161a・161b、162a・162b、163a・163b、164a・164bにそれぞれ支持されている。また、側面パネル41、42、43、44も、区画パネルと同様に、4組の梁155b・166、155a・155b、151b・165、151a・151bにそれぞれ支持されている。
図6は、一組の梁155a・155bによる側面パネル42の支持構造を示す斜視図である。図7(A)は、梁155aによる側面パネル42の上部の支持構造を示す側面図、(B)は梁155bによる側面パネル42の下部の支持構造を示す側面図、(C)は梁155aと、取り付けレール材242と、レール部42a1、42c1との関係を示す側面図である。
図6に示すように、側面パネル42は3枚の板材42a、42b、42cを接着剤で貼り合わせた構造を有し、梁155aに固定された取り付けレール材242によって支持されている。より具体的な支持構造は次のとおりである。
図7に示すように、側面パネル42の外側の2枚の板材42a、42cの上部内面には、Y1−Y2方向に沿って延びるレール部42a1、42c1がそれぞれ設けられている。これらのレール部42a1、42c1の上部には、図7(C)に示すように、内側へ凸となるような湾曲形状を有する係合部42a2、42c2がそれぞれ形成されている。
一方、梁155aの下面には、図7(C)に示すように、ボルト242cによって、Y1−Y2方向に沿って延びる取り付けレール材242が固定されている。この取り付けレール材242の下面には、係合部42a2、42c2に対応するような湾曲した溝形状を有する係合凹部242a、242bがX1−X2方向において互いに対応するように設けられている。この係合凹部242a、242bは、Y1−Y2方向に沿って延びるようにそれぞれ設けられている。
以上の構成において、図7(A)に示すように、梁155aの下方に板材42bを予め配置した状態で、係合凹部242a内へ、その湾曲形状にしたがって係合部42a2を挿入することによって、板材42aをZ1−Z2方向に沿うように配置し、また、係合凹部242b内へ、その湾曲形状にしたがって係合部42c2を挿入することによって、板材42cをZ1−Z2方向に沿うように配置する。これにより、3枚の板材42a、42b、42cがZ1−Z2方向に沿った状態で重なり合い、接着剤によって貼り合わせられる。
ここで、側面パネル42の中板42bは、図6に示すように、梁155bの上面によって支持させてもよいが、図7(B)に示すように、梁155bの上面に対してボルト243cによって固定された取り付けレール材243の上面に支持させてもよい。また、側面パネル42は、梁155b又は取り付けレール材243に対して、ビス、ボルト、接着剤などによって固定するとよい。
以上説明した側面パネル42の支持構造は、区画パネルについても同様であって、各区画パネルは対応する組の梁によって支持される。
また、天井パネル81、82、83、84は、組となる桁141a、141bにそれぞれ支持される。同様に、床パネル91、92、93、94は、組となる桁142a、142bによってそれぞれ支持される(図8参照)。さらに、床パネル71、72、73、74、75も、組となる桁143a、143bによってそれぞれ支持される。
図8は、床パネル94が一組の桁142a、142bによって支持される構造を示す斜視図である。図8に示すように、床パネル94は3枚の板材94a、94b、94cを接着剤で貼り合わせた構造を有し、中板94bよりも平面積の大きな外側の2枚の板94a、94cのY1−Y2方向の両端が桁142a、142bによって支持されている。この支持は、桁上に置くだけでもよいし、ビス、ナット等によって固定してもよい。
なお、区画パネルや側面パネルの支持構造によっては、桁に代えて、又は桁に加えて、梁によって天井パネルや床パネルを支持させてもよい。
また、背面パネル45、46は、ビス、ナット等によって、背面を構成する、桁141b、142b、143b、柱171b、172b、173b、174b、175bのすべて又は一部に固定する。
図9は、一部の前面化粧部の支持構造を示す斜視図であり、図10は、図9に対応する前面化粧部の支持構造を示す背面図である。図10は、カプセルベッド10の内部から10の前面側を見た図である。
図9又は図10に示すように、柱171aの前面に2つの金属結合板251a、251bが上から下へ順に固定され、柱172aの前面に2つの金属結合板252a、252bが上から下へ順に固定され、柱173aの前面に2つの金属結合板253a、253bが上から下へ順に固定され、柱174aの前面に2つの金属結合板254a、254bが上から下へ順に固定されている。
また、桁142aの前面にも左から右へ順に金属結合板255a、255b、255c、255d、255e、255fが固定されている。
さらに、柱181aの前面に2つの金属結合板256a、256bが上から下へ順に固定され、柱182aの前面に2つの金属結合板257a、257bが上から下へ順に固定され、柱183aの前面に2つの金属結合板258a、258bが上から下へ順に固定されている。
図10に示すように前面化粧部100の足場部101は、ビスによって金属結合板255a、255b、256a、256bに固定され、これにより、柱181aに対応する位置に取り付けられる。区画フレーム部102は、ビスによって金属結合板251b、255aに固定され、これにより、柱171aに対応する位置に取り付けられる。区画フレーム部103は、予め区画フレーム部112と結合された状態で、ビスによって金属結合板252b、255b、255cに固定され、これにより、柱172aに対応する位置に取り付けられる。同様にして、前面化粧部110の足場部111は柱182aに対応する位置に取り付けられ、前面化粧部120の足場部121は柱183aに対応する位置に取り付けられる。また、予め互いに結合された2つの区画フレーム部113、122は柱173aに対応する位置に取り付けられる。図9、図10には図示しないが、区画フレーム部123は前面化粧部130の区画フレーム部132と予め結合され、柱174aに対応する位置に取り付けられる。
以上のように構成されたことから、上記実施形態によれば、次の効果を奏する。
(1)上側の構造体30の複数の床パネルのX1−X2方向のそれぞれの中間位置に下側の構造体20の複数の区画パネルがそれぞれ配置されており、また、上側の構造体30の複数組の梁のX1−X2方向のそれぞれの中間位置に下側の構造体20の複数組の梁がそれぞれ配置されている構成により、上段の寝室の床パネルの強度を確保し、下段の寝室の利用者が受けうる不快感や不安感を抑えることができる。
(2)上側の構造体30でX1−X2方向に隣り合う2本の柱と、下側の構造体20のX1−X2方向で2本の柱の間に配置された柱とによって支持された、正面視Y字状の前面化粧部を備える構成により、ステップを上ると、体を曲げることなくそのまま上側の寝室に入ることができるため、上段の寝室の利用者が、無理な姿勢を取ることなく容易に目的の寝室に出入りすることが可能となる。
(3)上述のような、梁、桁、及び柱からなる骨格構造に対してパネルや前面化粧部を取り付ける構成により、カプセルベッド10を容易かつ低コストで組み立てることができる。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
以上のように、本発明に係るカプセルベッドは、上段の寝室の床パネルの強度を確保し、下段の寝室の利用者が受けうる不快感や不安感を抑えることができる点で有用である。
10 カプセルベッド
20 下側の構造体
21、22、23 寝室
24、25 小室
30 上側の構造体
31、32、33、34 寝室
41、42、43、44 側面パネル
42a、42b、42c 板材
42a1、42c1 レール部
42a2、42c2 係合部
45、46 背面パネル
51、52、53、54、61、62、63 区画パネル
71、72、73、74、75 床パネル
81、82、83、84 天井パネル
91、92、93、94 床パネル
94a、94b、94c 板材
100 前面化粧部
101 足場部
101a、101b、101c ステップ
102、103 区画フレーム部
102a、103a 手摺
102s、103s、103b 側面
110 前面化粧部
111 足場部
112、113 区画フレーム部
112s 側面
120 前面化粧部
121 足場部
122、123 区画フレーム部
130 前面化粧部
131 足場部
132、133 区画フレーム部
141a、141b、142a、142b、143a、143b 桁
151a、151b、152a、152b、153a、153b 梁
154a、154b、155a、155b 梁
161a、161b、162a、162b、163a、163b 梁
164a、164b、165、166 梁
171a、171b、172a、172b、173a、173b 柱
174a、174b、175a、175b 柱
181a、181b、182a、182b、183a、183b 柱
184a、184b、185a、185b、186a、186b 柱
201a、201b、202a、202b、203a、203b 結合金具
204a、204b、205a、205b 結合金具
211a、211b、212a、212b、213a、213b 結合金具
214a、214b、214c、214d、215a、215b 結合金具
216a、216b、217a、217b、218a、218b ボルト
219a、219b、220a、220b ボルト
221a、221b、222a、222b、223a、223b 結合金具
224a、224b、225a、225b、226a、226b 結合金具
231a、231b、232a、232b、233a、233b 結合金具
234a、234b、235a、235b、236a、236b 結合金具
242、243 取り付けレール材
242a、242b 係合凹部
242c、243c ボルト
251a、251b、252a、252b、253a、253b、254a、254b、 金属結合板
255a、255b、255c、255d、255e、255f 金属結合板
256a、256b、257a、257b、258a、258b 金属結合板
X1−X2方向 左右方向
Y1−Y2方向 前後方向
Z1−Z2方向 上下方向

Claims (11)

  1. 左右方向に延びる構造体が、左右方向に直交する上下方向に複数積み重ねられてなるカプセルベッドであって、
    上下方向及び左右方向に直交する前後方向の奥側が背面パネルで閉じられ、かつ、左右方向の両端部が側面パネルで閉じられており、
    前記複数の構造体は、それぞれ、
    上下方向及び前後方向に沿ってそれぞれ延び、かつ、左右方向において側面が互いに対向するようにそれぞれ配置される、複数の区画パネルと、
    左右方向及び前後方向にそれぞれ延びるように配置される複数の床パネルと、
    左右方向及び前後方向にそれぞれ延び、かつ、前記複数の床パネルの上方において、前記複数の床パネルにそれぞれ対向して配置される複数の天井パネルとを備え、
    隣り合う2枚の区画パネルと、互いに対向しあう一組の前記天井パネル及び前記床パネルと、前記背面パネルとで、前後方向に延びるカプセル状の寝室が形成され、
    前記寝室は、複数積み重ねられた前記構造体のそれぞれにおいて、左右方向に複数並んで設けられ、
    上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの前記構造体において、上側の構造体の複数の前記床パネルの左右方向のそれぞれの略中間位置に下側の構造体の複数の前記区画パネルがそれぞれ配置されていることを特徴とするカプセルベッド。
  2. 左右方向に延びる構造体が、左右方向に直交する上下方向に複数積み重ねられてなるカプセルベッドであって、
    前記複数の構造体のそれぞれにおいて、
    左右方向にそれぞれ延び、かつ、上下方向及び左右方向に直交する前後方向において所定の間隔で互いに対向して配置される一組の桁が、上下方向において第1の間隔で二組配置され、
    前後方向に延び、上下方向において互いに対向して配置される一組の梁が、左右方向において第2の間隔で複数組配置され、
    上下方向に延び、前後方向において互いに対向して配置される一組の柱が、左右方向において前記第2の間隔で複数組配置され、
    前記梁の前後方向の両端部が前記一組の桁にそれぞれ結合され、
    前記柱の上下方向の両端部が上下方向で互いに対向する二つの前記桁にそれぞれ結合され、
    前記梁と前記柱は、一組ずつが、前記桁の同じ位置に結合され、
    上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの前記構造体において、上側の構造体の前記複数組の梁の左右方向のそれぞれの略中間位置に下側の構造体の前記複数組の梁がそれぞれ配置されていることを特徴とするカプセルベッド。
  3. 上下方向及び左右方向に直交する前後方向の奥側が背面パネルで閉じられ、かつ、左右方向の両端部が側面パネルで閉じられており、
    前記複数の構造体は、それぞれ、
    前記各組の梁にそれぞれ支持された複数の区画パネルと、
    前記各組の桁にそれぞれ支持される、複数の天井パネル及び複数の床パネルとを備え、
    前記複数の区画パネルは、上下方向及び前後方向に沿ってそれぞれ延び、かつ、左右方向において側面が互いに対向するようにそれぞれ配置され、
    前記複数の床パネルは、左右方向及び前後方向にそれぞれ延びるように配置され、
    前記複数の天井パネルは、左右方向及び前後方向にそれぞれ延び、かつ、前記複数の床パネルの上方において、前記複数の床パネルにそれぞれ対向して配置され、
    隣り合う2枚の区画パネルと、互いに対向しあう一組の前記天井パネル及び前記床パネルと、前記背面パネルとで、前後方向に延びるカプセル状の寝室が形成されることを特徴とする請求項2に記載のカプセルベッド。
  4. 上下に互いに隣接して積み重ねられる2つの前記構造体の前部において、上側の構造体で左右方向に隣り合う2本の柱と、下側の構造体の左右方向で前記2本の柱の間に配置された柱とによって支持された、正面視Y字状の前面化粧部を備えることを特徴とする請求項2に記載のカプセルベッド。
  5. 前記前面化粧部は、前記下側の構造体の左右方向で前記2本の柱の間に配置された柱に支持された足場部と、前記上側の構造体で左右方向に隣り合う2本の柱のそれぞれに支持された、2つの区画フレーム部とからなることを特徴とする請求項4に記載のカプセルベッド。
  6. 前記前面化粧部は、プラスチックのブロー成形品であることを特徴とする請求項4に記載のカプセルベッド。
  7. 前記区画パネル、前記背面パネル、前記側面パネル、及び、前記天井パネルは、金属板で構成されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のカプセルベッド。
  8. 前記床パネルは、木製の板材で構成されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のカプセルベッド。
  9. 前記桁、前記梁、及び、前記柱は、金属の押出成形品であることを特徴とする請求項2に記載のカプセルベッド。
  10. 前記桁、前記梁、及び、前記柱は、結合金具によって互いに結合されることを特徴とする請求項2に記載のカプセルベッド。
  11. 前記区画パネルは、前記梁に固定された取付レール材に係合されることを特徴とする請求項2に記載のカプセルベッド。
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