JP2018034978A - 吊金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り上げ作業の途中でのロープの位置ずれを確実に防止して、調心状態を維持しながら安定した吊り上げ作業を行うことができる吊金具を提供する。【解決手段】昇降機構のフック2に係合させて荷物をロープ3を介して吊り上げるために使用される吊金具1を、外周にロープ3が巻き付けられるロープ巻回面14aが設けられた環状の係合環部12と、ロープ3を係合環部12に対して位置固定するロープロック機構20とを備えた構成とし、ロープロック機構20を、一端部21bが係合環部12の外周面側に延出し、他端部21dが駆動位置23に延出したロックレバー21と、他端部21dにロック駆動力を作用させることによりロックレバー21を介してロック固定部材24をロープ3に押し付けるロック駆動機構27と、ロック駆動力の伝達をオンオフするロックオンオフ機構25と、ロックオンオフ機構25を操作する操作手段とを備えた構成とした。【選択図】図3

Description

本発明は、荷物をロープ掛けして昇降機構で持ち上げて移動する際に昇降機構の吊り上げ係合部とロープとの間に介在させて使用する吊金具に関するものである。
重量のある荷物を持ち上げて移動するに際しては、クレーンなどの昇降機構のフック(吊り上げ係合部)に荷物に結合されたロープを保持させる玉掛け作業が行われる。昇降機構のフックによって荷物を吊り上げて移動させる際に、フックによる吊り上げ位置が荷物の重心から偏心していると、荷物の傾斜やフックからのロープの離脱など、予期しない事故を招くおそれがある。このような事故を防止するには、荷物の重心とフックによる吊り上げ位置とを一致させるためのロープ調整作業を行う必要があるが、このロープ調整は煩雑な作業を要するため、ロープ調整作業を実行することなく荷物の重心と吊り上げ位置とを一致させる機能を有する吊金具が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献例に示す先行技術では、荷物の重心とフックによる吊り上げ位置とを自動的に合致させることができる自動調心機能を有する吊金具において、調心された状態のロープをロックする機構を備えることにより、ロープが吊金具との接触部分において滑って調心状態から外れないようにしている。そしてさらにこの先行技術では、荷物が吊り上げられた地切り状態においても、地上からの操作によってロープのロックやアンロックを行うことができ、より正確な調心作業が可能となっている。
特開2013−10631号公報
しかしながら上述の先行技術には、ロープをロックする機構の構成に起因して、次のような難点があった。すなわち、上述例では、ロープをロックする構成として偏心形状を有するカム部材を用いており、このカム部材を操作レバーによって回動させることによってロープをカム部材によって押圧して固定するようにしている。このロープのロック操作を行った状態では、ロープはカム部材によって押圧されて位置が固定されるものの、この位置固定状態は必ずしも安定しておらず、何らかの原因、例えば振動や衝撃によって次第に押圧状態に緩みが生じる場合がある。このため折角ロープのロック操作を行っても、吊り上げ作業の途中でロープの位置ずれが生じて調心状態がずれるおそれがあり、安定した吊り上げ作業を行えない場合があるという課題があった。
そこで本発明は、吊り上げ作業の途中でのロープの位置ずれを確実に防止して、調心状態を維持しながら安定した吊り上げ作業を行うことができる吊金具を提供することを目的とする。
本発明の吊金具は、両端が荷物に結合されたロープに装着され、昇降機構の吊り上げ係合部に係合させて前記荷物を前記ロープを介して吊り上げるために使用される吊金具であって、所定間隔で配置された1対の側板と、前記吊り上げ係合部が係合する係合孔を有し、前記1対の側板の間に前記係合孔を前記側板に開孔させて配置され、外周に前記ロープがループ状に巻き付けられるロープ巻回面が設けられた環状の係合環部と、前記側板に設けられ前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープを外周側から前記ロープ巻回面に押し付けることにより、このロープを前記係合環部に対して位置固定するロープロック機構とを備え、前記ロープロック機構は、中間部が前記側板に回動自在に軸支され、一端部が前記係合環部の外周面側に延出し、他端部が前記係合環部から離隔した駆動位置に延出して設けられたロックレバーと、前記駆動位置に配設され前記他端部にロック駆動力を作用させることにより、前記ロックレバーを介して前記一端部に設けられたロック固定部材を前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープに押し付けるロック駆動機構と、前記ロック駆動力の前記ロック固定部材への伝達をオンオフするロックオンオフ機構と、前記ロックオンオフ機構を操作する操作手段とを備えた。
本発明によれば、吊り上げ作業の途中でのロープの位置ずれを確実に防止して、調心状態を維持しながら安定した吊り上げ作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態の吊金具の使用例の説明図 本発明の一実施の形態の吊金具の斜視図 本発明の一実施の形態の吊金具の正面図 本発明の一実施の形態の吊金具の側面図 本発明の一実施の形態の吊金具の部分断面図 本発明の一実施の形態の吊金具の部分断面図 本発明の一実施の形態の吊金具の部分断面図 本発明の一実施の形態の吊金具における自動調心機能の説明図 本発明の一実施の形態の吊金具におけるロープロック機構の機能説明図 本発明の一実施の形態の吊金具における回転位置調整機構の機能説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1を参照して、本実施の形態の吊金具1の使用例を説明する。図1は、重量物の荷物6を昇降機構であるクレーン(図示省略)のフック2によってワイヤロープ3(以下、単に「ロープ3」と略記する。)を介して揚重運搬する際の玉掛状態を示している。荷物6の上面の両端部近傍にはそれぞれアイボルト5が植設されており、アイボルト5にはシャックル4を介してロープ3の両端の端末部3aが固定されている。なおロープ3としては、ワイヤロープ以外にも、抗張力に優れた樹脂や繊維索を束ねたスリング状のものを用いてもよい。
ロープ3には以下に説明する構成の吊金具1が装着されており、吊金具1には吊り上げ係合部であるフック2が係合している。クレーンを作動させてフック2を上昇させることにより、荷物6はロープ3を介して吊り上げられる。すなわち吊金具1は、両端が荷物6に結合されたロープ3に装着され、昇降機構の吊り上げ係合部に係合させて荷物6をロープ3を介して吊り上げるために使用される。
この吊金具1によるロープ3を介しての荷物6のつり上げにおいては、フック2の上昇に伴って吊金具1は自動調心機能によって自動的に荷物6の重心位置Gの上方へ移動し、安定した吊り上げ動作が実現されるようになっている。なお、吊り上げ係合部としてここではフック2を用いる例を示しているが、フック2以外にも、シャックルのボルト部を図3に示す係合孔12a内に挿通させて吊金具1を吊り上げる場合や、さらにはロープ3を直接係合孔12a内に挿通させて吊り上げる場合であってもよい。
次に、図2〜図7を参照して、吊金具1の構成を説明する。なお、図4は、図3の右側面を示しており、図5、図6、図7は、図3における断面A−A、断面B−Bおよび断面C−Cをそれぞれ示している。
まず図2、図3を参照して吊金具1の全体構成を説明する。図2に示すように、吊金具1は相対向して平行に配置された1対の側板10を基本形状としており、各側板10は連結軸11および締結ボルト11a(図4、図5も参照)より成る複数の結合部によって所定間隔で結合された構造となっている。側板10の上部には、フック2が係合する係合孔12aを有する環状の係合環部12が、1対の側板10の間に係合孔12aをそれぞれの側板10に開孔させて配置されている(図5、図6参照)。吊金具1の使用状態では、係合環部12の外周にループ状に巻回されたロープ3(図3参照)の両端が吊金具1の両斜め下方から延出し、その端部(図1に示す端末部3a参照)が、吊り上げ対象物である荷物6にシャックル4、アイボルト5などを介して結合される。
係合環部12の構成を説明する。図3、図5に示すように、係合環部12は側板10に固定された内筒部材13の外周に、摺動部材15を介在させて外筒部材14を回転自在に嵌合させた構成となっている。この構成において外筒部材14の外周は、ロープ3がループ状に巻き付けられるロープ巻回面14a(図5も参照)となっている。内筒部材13の内周には、フック2が係合する係合孔12aが設けられており、係合孔12aにおいて吊り上げ時にフック2が当接する部分には、剛性を補強するために重ね筒部13aが内筒部材13の内周に重ねて装着されている。
すなわち係合環部12は、吊り上げ係合部であるフック2が係合する係合孔12aを有し、1対の側板10の間に係合孔12aを側板10に開孔させて配置され、外周にロープ3がループ状に巻き付けられるロープ巻回面14aが設けられた構成となっている。このような係合環部12の構成により、前述の自動調心機能が実現されている。さらに本実施の形態では、吊金具1において自動調心された状態のロープ3を外周側から押し付けて固定するためのロープロック機構20を備えており、吊り上げ作業の途中でのロープ3の位置ずれを防止するようにしている。
前述のように、外筒部材14は内筒部材13に対して相対回転が許容されており、さらに内筒部材13と外筒部材14との間には摺動部材15が介在している。摺動部材15は自己潤滑性を有する樹脂や含油金属などの材質を円筒形状に成形したものであり、外筒部材14を内筒部材13に対して相対的に回転させる際の摩擦抵抗を軽減する機能を有する。係合環部12を構成する内筒部材13、外筒部材14において、外筒部材14を内筒部材13に対して回転可能とすることにより、後述する回転位置調整機構40によって外筒部材14の内筒部材13に対する回転位置を調整することができ、荷物6を吊り上げた地切り状態において荷物6の姿勢を所望の姿勢に合致させる姿勢調整作業が可能となっている。
次に、図2、図3および各部の詳細断面を示す図4〜図7を参照して、ロープロック機構20および回転位置調整機構40の構成を説明する。まずロープロック機構20について説明する。ロープロック機構20は側板10に設けられ、係合環部12のロープ巻回面14aに巻き付けられたロープ3を外周側からロープ巻回面14aに押し付けることにより、ロープ3を係合環部12に対して位置固定する機能を有するものである。
図3、図4に示すように、ロープロック機構20は、ロックレバー21、ロック駆動機構27、ロックオンオフ機構25および操作手段としてのスプロケット26を備えた構成となっている。ロックレバー21は、ロック駆動機構27による駆動力を伝達して係合環部12のロープ巻回面14aに巻回されたロープ3を押圧する機能を有する異形レバー形状の部材であり、中間部21aが側板10に軸支部材22によって回動自在に軸支されている。
またロックレバー21の上側の一端部21bは、係合環部12の外周面側に延出して設けられており、一端部21bにはロープ巻回面14aに巻回されたロープ3を外周面側から押し付けるためのロック固定部材24が、軸支ピン24aによって回動自在に軸支されている。ここで、一端部21bおよびロック固定部材24は、フック2の係合孔12a内への係合を妨げない位置に設けられており、玉掛け作業時の良好な作業性が確保されている。
そしてロックレバー21が下側に延出した下部には、1対の側板10の外側まで横方向に分岐した分岐部21cを介して他端部21dが結合されている。すなわち他端部21dは、1対の側板10の外側にそれぞれ配置されており、前述のロック駆動機構27およびロックオンオフ機構25は、1対の側板10のそれぞれの外面側に配置されている。このように、2つのロック駆動機構27およびロックオンオフ機構25を備えることにより、安定したロック駆動力を確保することが可能となっている。
上述構成のロープロック機構20において、ロックレバー21の他端部21dは、係合環部12から離隔して設定された駆動位置23に延出して設けらた配置となっている。このようにロックレバー21を下側に延出させて、係合環部12から離隔して設定された駆動位置23に他端部21dを位置させることにより、軸支部材22からロック駆動機構27までの距離に対する軸支部材22から駆動位置23までの距離の比であるレバー比を極力大きく設定することができる。これにより、以下に説明するロック駆動機構27のロック駆動力をロックレバー21によってロック固定部材24に効率的に伝達することができる。
駆動位置23には、他端部21dにロック駆動力を作用させるロック駆動機構27が配設されている。ロック駆動機構27は、外筒33に内筒32を摺動自在に嵌合させ、内筒32内に圧縮ばねであるばね部材34を装着した構成となっている。内筒32はブラケット31によって側板10の外側面に結合されており、外筒33の先端部は他端部21dの側面に当接している。
ロック駆動力として用いるばね部材34の弾発力が、外筒33を介して他端部21dに作用することにより、係合環部12においてロック固定部材24はロープ3をロープ巻回面14aに押し付ける。すなわちロープロック機構20においてロック駆動機構27は、駆動位置23に配設され他端部21dにばね部材34のロック駆動力を作用させることにより、ロックレバー21を介して一端部21bに設けられたロック固定部材24をロープ巻回面14aに巻き付けられたロープ3に押し付ける機能を有している。
ロックレバー21の他端部21dにおいてロック駆動機構27の反対面には、ロックオンオフ機構25が設けられている。ロックオンオフ機構25は、ロック駆動力としてのばね部材34の弾発力のロック固定部材24への伝達をオンオフする機能を有している。ここに示す例では、ロックオンオフ機構25は、他端部21dのカム当接面21eに当接するカム部材36をカム軸35廻りに回動させることにより、ばね部材34の弾発力の作用方向への他端部21dの変位を規制するようにしている。
図4に示すように、カム軸35の一方側の端部には操作用のスプロケット26が結合されており、スプロケット26の外周には、図2に示すように、操作用チェーン26aが装着されている。操作用チェーン26aを昇降操作することによりスプロケット26が回動し、これによりカム軸35を介してカム部材36を回動させることができる。したがって、スプロケット26および操作用チェーン26aは、ロックオンオフ機構25を操作する操作手段となっている。
なお、図2、図3においては、スプロケット26は表示上の便宜から鎖線で図示しており、図3においては操作用チェーン26aの図示は省略している。また、ロックオンオフ機構25を操作する操作手段として、スプロケット26と操作用チェーン26aの組み合わせ以外にも、操作レバーやハンドルによってカム軸35を回転させる方式など、各種の機構を用いることができる。
ここで用いられるカム部材36は、大小2つの円弧を組み合わせた形状においてカム軸35を小円弧側に偏心させた構成となっている。ばね部材34のばね特性は、押縮め力が作用しない状態においては自由長L0であり、図3に示すように大円弧側の第1カム部36aがカム当接面21eに当接した状態においてばね部材34の押縮め量ΔL1が最も大きい状態の第1の長さL1(=L0−ΔL1)となる。そして図9に示すように、小円弧側の第2カム部36bがカム当接面21eに当接した状態において、ばね部材34の押縮め量が最も小さい状態の第2の長さL2(=L0−ΔL2)となる。ここで、ΔL2はΔL1よりも小さい押縮め量である。
すなわちばね部材34は、図3に示す第1の長さL1(=L0−ΔL1)において他端部21dを押圧する力が最大となり、この状態においてロック駆動力のロック固定部材24への伝達がオフ状態となる。すなわち、ロックオンオフ機構25は、他端部21dのロック駆動力の作用方向への変位を規制するカム部材36を備え、このカム部材36によってばね部材34が所定量(押縮め量ΔL1)だけ変位した状態で、ロック駆動力のロック固定部材24への伝達がオフ状態となるように構成されている。そして図9に示す第2の長さL2(=L0−ΔL2)においても、ばね部材34は自由長L0よりも押縮め量ΔL2だけ押し縮められた状態にある。これにより、他端部21dには押縮め量ΔL2に相当する弾発力が作用し、この弾発力がロック固定部材24をロープ3に対して押し付ける際のロック駆動力となる。
吊金具1の設計に際しては、ばね部材34のばね定数、押縮め量ΔL2および前述のロックレバー21におけるレバー比を、ロープ3を固定するのに必要とされるロック固定力に応じて適切に設定する。このように、ロック駆動力のオン・オフのいずれの状態においても、ばね部材34は押し縮められた状態にあることから、ロック駆動機構27においてばね部材34に弾発力が作用しない状態、いわゆる遊び状態が発生せず、安定したロック固定状態が実現される。なお本実施の形態では、ロック駆動力として圧縮ばねであるばね部材34を用いた例を示しているが、ロックレバー21の他端部21dにロック駆動力を作用させることが可能なものであれば、ばね部材34以外の駆動源をロック駆動機構27に用いてもよい。
次に、外筒部材14の内筒部材13に対する回転位置を調整する回転位置調整機構40の構成について説明する。図3に示す側板10において、係合環部12の一方側(図において左側)には部分的に側方に延出した側板延出部10aが設けられている。図3、図6に示すように、一方側の側板10において係合環部12の外筒部材14に対応する円周範囲のうち、側板延出部10aに対応する範囲には、側板10を部分的に切り欠いた切り欠き部10bが形成されている。
そして図6に示すように、切り欠き部10bを介して露呈した外筒部材14の側面には、円弧を部分的に切り出した形状の駆動部材41が、側板延出部10aの外側に延出した状態で結合ボルト41bによって結合されている。図3に示すように、駆動部材41の外縁部には噛合歯部41aが設けられており、噛合歯部41aには、歯車機構42を構成し固定軸43aによって回転自在に軸支された伝導ギア43が噛合している。
歯車機構42の構成を説明する。図7に示すように、側板延出部10aの外面には、伝導ギア43に隣接する位置にギアボックス42aが設けられている。ギアボックス42aには横方向に貫通して回転自在な回転軸45が設けられており、回転軸45にはギアボックス42a内に収納されて伝導ギア43に噛合するピニオン44が結合されている。すなわち回転位置調整機構40は、外筒部材14に結合され側板10の外面に延出した駆動部材41と、駆動部材41に設けられた噛合歯部41aに噛合する歯車機構42とを有する構成となっている。
回転軸45にはブレーキシュー48および回転位置微調整用の操作ハンドルとしての機能を有するスプロケット49が結合されており、スプロケット49には両端が下垂した姿勢で操作用チェーン49aが装着されている(図2参照)。操作用チェーン49aを上下方向に操作することにより回転軸45は回転し、この回転はピニオン44を介して伝導ギア43に伝達される。そしてさらに伝導ギア43の回転は噛合歯部41aを介して噛合する駆動部材41に伝達され、これにより、駆動部材41に結合された外筒部材14に回転が伝達される。
このとき、駆動部材41は切り欠き部10bを介して外筒部材14と結合されていることから、駆動部材41は切り欠き部10bが形成された範囲内においてのみ、外筒部材14とともに回転することが許容される。スプロケット49および操作用チェーン49aは、回転位置調整機構40を操作する操作手段となっている。
なお、図2、図3においては、スプロケット49は表示上の便宜から鎖線で図示しており、図3においては操作用チェーン49aの図示は省略している。また、回転軸45を操作する操作手段として、スプロケット49と操作用チェーン49aの組み合わせ以外にも、操作レバーやハンドルによって回転軸45を回転させる方式など、各種の機構を用いることができる。
さらに図7に示すように、ブレーキシュー48の下端部はブレーキ機構47に設けられた1対のブレーキパッド50によって挟持されており、この挟持力は回転軸45の回転を拘束する制動力として作用する。回転軸45の回転が拘束されることにより、回転軸45とピニオン44、伝導ギア43、駆動部材41を介して駆動伝達が結合された外筒部材14には、回動を阻害して回転位置を固定するブレーキ力が作用する。すなわち歯車機構42には、外筒部材14の回転位置を固定するためのブレーキ機構47が設けられた構成となっている。
なおブレーキ機構47の構成として、本実施の形態に示す例では、ばねや弾性部材などの付勢機構により付勢されるブレーキパッド50によって、一定の付勢力でブレーキシュー48を挟み込むことにより、摩擦力によって常に一定の制動力を作用させる構成としている。本実施の形態においては、駆動部材41の回転を大きなギア比の歯車機構2(噛合歯部41a、伝導ギア43、ピニオン44)を介して回転軸45と結合する構成としていることから、ブレーキシュー48に比較的小さな制動力を作用させても、駆動部材41に結合された外筒部材14に大きな制動力を作用させることが可能となっている。
ここで一定の制動力として、外筒部材14の内筒部材13に対する回転位置の微調整を行った後において外筒部材14の回転位置を固定するのに十分な制動力を有し、且つ回転位置調整機構40を操作する操作手段、すなわちスプロケット49を操作用チェーン49aにより手動操作で回転させるのを阻害しない程度の制動力が実現されるよう、ブレーキパッド50および付勢機構の構成を選定する。もちろん、ブレーキ機構47の制動駆動源として、電磁ソレノイドなど外部から制御可能な駆動機構を用いることもできる。
次に図8を参照して、吊金具1による吊り上げ時の自動調心機能について説明する。なお図8においては、ロープロック機構20および回転位置調整機構40の図示は省略している。図8(a)は、端末が荷物6に固定された状態(図1参照)のロープ3を係合環部12にループ状に巻回させ、係合孔12aにフック2を係合させた状態を示している。
このとき、フック2は単に係合孔12aに係合しているのみで、ロープ3には吊荷重による張力は作用していない。このため係合環部12に巻回されたロープ3は、上面側ではロープ巻回面14aに当接しているものの、係合環部12の下面側においてはロープ巻回面14aとの間に隙間gが生じた緩み状態にある。この状態では、ロープ3は係合環部12に対して堅縛状態とはなっていないことから、吊金具1を水平方向に移動させると(矢印a)、ロープ3の係合環部12に対する相対位置は吊金具1の移動に応じて変化する。
そしてこの状態からフック2を上昇させると(矢印b)、ロープ3に吊荷重による張力が作用する。これにより、吊金具1は自動的に図1に示す重心位置Gの上方へ移動するとともに、ロープ3は係合環部12に対して堅縛状態となり、係合環部12の全周に亘ってロープ巻回面14aに押し付けられた状態となる。図1に示す荷物6の吊り上げは、このような自動調心状態で行われる。
次に図9を参照して、ロープロック機構20の機能を説明する。図8(b)に示すように、吊金具1において自動調心状態となり、ロープ3の係合環部12に対する位置が固定された状態となったならば、ロックオンオフ機構25において操作用チェーン26aを上下動させる操作(矢印c)を行うことによりスプロケット26を回転させ、さらにカム軸35を介してカム部材36を回転させる。このとき、図3に示す状態では第1カム部36aがカム当接面21eに当接した状態のカム部材36を、第2カム部36bがカム当接面21eに当接した状態となるよう、カム部材36を反転させる。
このカム部材36の反転により、第1カム部36aと第2カム部36bのカム変位差分だけばね部材34が伸張し、他端部21dはその伸張分だけ矢印d方向へ変位する。そしてこの他端部21dの変位に応じてロックレバー21は軸支部材22廻りに回動し(矢印e)、一端部21bはロック固定部材24とともに係合環部12側に近接する方向に移動する(矢印f)。そしてロック固定部材24は、ばね部材34による弾発力に応じた押圧力Fで、ロープ3をロープ巻回面14aに対して押し付ける。これにより、ロープ3は係合環部12に対して押し付けられて回転位置が固定されたロープロック状態となり、自動調心状態が正しく維持される。
次に図10を参照して、回転位置調整機構40の機能を説明する。この回転位置調整は、図1に示すように吊金具1に装着されたロープ3を介して荷物6を吊り上げた状態において、荷物6の姿勢を微調整する必要が生じた場合など、ロープ3がループ状に巻回された外筒部材14を内筒部材13に対して所要の調整角度だけ回転させる必要が生じた場合に実行されるものであり、上述のロープロック機構20によるロープロック状態を解除した状態で行われる。
この回転位置調整作業では、回転位置調整機構40において操作用チェーン49aを所望の回転調整方向に応じた方向へ上下動させる操作(矢印g)を行う。このとき、ブレーキ機構47による制動力に抗した操作力を作用させてスプロケット49を回転させ(矢印h)、さらに回転軸45を介してピニオン44を回転させる。そしてこの回転は伝導ギア43に伝達され、さらに伝導ギア43の回転は噛合歯部41aを介して駆動部材41に伝達され、駆動部材41を所望の方向へ回動させる(矢印i)。
この回転位置調整操作により、外筒部材14はロープ巻回面14aに巻回されたロープ3とともに、内筒部材13に対して回動する(矢印j)。この回転位置調整において、回転軸45にはブレーキ機構47によって制動されたブレーキシュー48が結合されていることから、回転位置調整後において外筒部材14の内筒部材13に対する回転位置は、位置ずれを生じることなく正しく維持される。
上記説明したように、本実施の形態に示す吊金具1は、昇降機構のフック2に係合させて荷物をロープ3を介して吊り上げるために使用される吊金具1を、フック2が係合する係合孔12aを有し、外周にロープ3がループ状に巻き付けられるロープ巻回面14aが設けられた環状の係合環部12と、ロープ3を外周側から押し付けることにより係合環部12に対して位置固定するロープロック機構20とを備えた構成とし、ロープロック機構20を、中間部21aが回動自在に軸支され一端部21bが係合環部12の外周面側に延出し、他端部21dが係合環部12から離隔した駆動位置23に延出して設けられたロックレバー21と、駆動位置23に配設され他端部21dにロック駆動力を作用させることによりロックレバー21を介して一端部21bに設けられたロック固定部材24をロープ3に押し付けるロック駆動機構27と、ロック駆動力の伝達をオンオフするロックオンオフ機構25と、ロックオンオフ機構25を操作する操作手段とを備えた構成としたものである。
これにより、従来技術と比較して以下のような優れた効果を得る。すなわち従来技術においては、ロープロック操作を行った後において、振動や衝撃によって次第にロープロック状態に緩みが生じる場合があり、吊り上げ作業の途中でロープの位置ずれが生じて調心状態がずれるおそれがあった。これに対し、本実施の形態に示す吊金具1では、上述構成のロープロック機構20を採用することにより、吊り上げ作業の途中でのロープの位置ずれを確実に防止して、安定した吊り上げ作業を行うことができる。
さらに本実施の形態に示す吊金具1は、上述と同様の用途に用いられる吊金具1において、係合環部12を、係合孔12aが設けられ側板10に固定された内筒部材13と、内周に嵌合する内筒部材13に対して回転自在に設けられ、外周がロープ巻回面14aである外筒部材14とを有する構成とし、さらに外筒部材14の内筒部材13に対する回転位置を調整する回転位置調整機構40と、回転位置調整機構40を操作する操作手段を備えた構成としたものである。
これにより、従来技術と比較して以下のような優れた効果を得る。すなわち従来技術においては、自動調心機能を有する吊金具を使用する場合にあっても、フック2による吊り上げを解除して荷物を一旦着地させた後に、正しい姿勢に合致させるためのロープ調整作業を行う必要があった。これに対し、本実施の形態に示す吊金具1では、従来技術において必要とされた煩雑な手間と労力を要することなく、荷物を吊り上げた地切り状態のままで姿勢調整を行うことができる。
本発明の吊金具は、吊り上げ作業の途中でのロープの位置ずれを確実に防止して、安定した吊り上げ作業を行うことができるという効果を有し、荷物をロープ掛けして昇降機構で持ち上げて移動する搬送作業分野において有用である。
1 吊金具
2 フック
3 ロープ
6 荷物
10 側板
12 係合環部
12a 係合孔
13 内筒部材
14 外筒部材
14a ロープ巻回面
15 摺動部材
20 ロープロック機構
21 ロックレバー
24 ロック固定部材
25 ロックオンオフ機構
27 ロック駆動機構
34 ばね部材
36 カム部材
40 回転位置調整機構
41 駆動部材
42 歯車機構
本発明の吊金具は、両端が荷物に結合されたロープに装着され、昇降機構の吊り上げ係合部に係合させて前記荷物を前記ロープを介して吊り上げるために使用される吊金具であって、所定間隔で配置された1対の側板と、前記吊り上げ係合部が係合する係合孔を有し、前記1対の側板の間に前記係合孔を前記側板に開孔させて配置され、外周に前記ロープがループ状に巻き付けられるロープ巻回面が設けられた環状の係合環部と、前記側板に設けられ前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープを外周側から前記ロープ巻回面に押し付けることにより、このロープを前記係合環部に対して位置固定するロープロック機構とを備え、前記ロープロック機構は、中間部が前記側板に回動自在に軸支され、一端部が前記係合環部の外周面側に延出し、他端部が前記係合環部から離隔した駆動位置に延出して設けられたロックレバーと、前記駆動位置に配設され前記他端部にロック駆動力を作用させることにより、前記ロックレバーを介して前記一端部に設けられたロック固定部材を前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープに押し付けるロック駆動機構と、前記ロック駆動力の前記ロック固定部材への伝達をオンオフするロックオンオフ機構と前記ロックオンオフ機構を操作する操作手段とを備え、前記ロック駆動機構および前記ロックオンオフ機構は、前記1対の側板のそれぞれの外面側に配置されている

Claims (5)

  1. 両端が荷物に結合されたロープに装着され、昇降機構の吊り上げ係合部に係合させて前記荷物を前記ロープを介して吊り上げるために使用される吊金具であって、
    所定間隔で配置された1対の側板と、
    前記吊り上げ係合部が係合する係合孔を有し、前記1対の側板の間に前記係合孔を前記側板に開孔させて配置され、外周に前記ロープがループ状に巻き付けられるロープ巻回面が設けられた環状の係合環部と、
    前記側板に設けられ前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープを外周側から前記ロープ巻回面に押し付けることにより、このロープを前記係合環部に対して位置固定するロープロック機構とを備え、
    前記ロープロック機構は、
    中間部が前記側板に回動自在に軸支され、一端部が前記係合環部の外周面側に延出し、他端部が前記係合環部から離隔した駆動位置に延出して設けられたロックレバーと、
    前記駆動位置に配設され前記他端部にロック駆動力を作用させることにより、前記ロックレバーを介して前記一端部に設けられたロック固定部材を前記ロープ巻回面に巻き付けられたロープに押し付けるロック駆動機構と、
    前記ロック駆動力の前記ロック固定部材への伝達をオンオフするロックオンオフ機構と
    前記ロックオンオフ機構を操作する操作手段とを備えたことを特徴とする吊金具。
  2. 前記ロック駆動力として、ばね部材の弾発力を用いることを特徴とする請求項1記載の吊金具。
  3. 前記ロックオンオフ機構は、前記他端部の前記ロック駆動力の作用方向への変位を規制するカム部材を備え、このカム部材によって前記ばね部材が所定量だけ変位した状態で、前記ロック駆動力の前記ロック固定部材への伝達がオフ状態となることを特徴とする請求項2に記載の吊金具。
  4. 前記ロック駆動機構および前記ロックオンオフ機構は、前記1対の側板のそれぞれの外面側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の吊金具。
  5. 前記ロックレバーの前記一端部は、前記吊り上げ係合部の係合孔への係合を妨げない位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の吊金具。
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