JP2018034812A - シュリンクフィルム付き台紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】被包装物を台紙本体から外しても、被包装物を保持していたフィルム部分がその被包装物と一体的になるようにし、不要物の増大を抑止する。【解決手段】シュリンクフィルム筒体3を、内方に被包装物を配置可能にした筒部4と、筒部4に非接着状態で重なる非接着領域を筒部4の長さ方向に亘って有する取り付け部5とからなるものとし、取り付け部5には、筒体外方フィルム9における非接着領域11に二条にしてミシン目12を入れて、このミシン目12の切断により筒部4に対して分離可能とされた分離部13を設け、この分離部13を接着手段14を介して台紙本体2に接着した。【選択図】図2

Description

本発明は、シュリンクフィルムが熱収縮することで被包装物を包み込むことができるようにしたシュリンクフィルム筒体が取り付けられているシュリンクフィルム付き台紙に関するものである。
従来、小物の商品を展示販売する際に用いる台紙において、シュリンクフィルム筒体と台紙本体とを備えるシュリンクフィルム付き台紙が多く利用されている。
このシュリンクフィルム付き台紙においては、例えば特許文献1や特許文献2に示されているように、台紙本体の片面側に接着剤を塗布し、この接着剤を介してシュリンクフィルム筒体が台紙本体に貼り付けられていて、未使用状態では扁平となっているシュリンクフィルム筒体を備えた台紙を形成している。
そして使用に際しては、シュリンクフィルム筒体に被包装物を挿入してから全体的に熱を加えるようにしており、シュリンクフィルムが熱収縮することでシュリンクフィルム筒体が筒体径方向に熱収縮し、熱収縮したシュリンクフィルム筒体が被包装物を保持する包装形態となるようにしている。
特許第3106083号公報 特開2015−168447号公報
上記特許文献1に示されているシュリンクフィルム付き台紙は基本的な構成を有する台紙である。そしてこのような基本的な構成のシュリンクフィルム付き台紙において、熱収縮して被包装物を保持したシュリンクフィルム筒体からその被包装物を取り出すことができるようにするために、ミシン目を設けることが一般的である。
例えば被包装物を保持している状態で台紙を正面側から見たときに、シュリンクフィルム筒体の右端や左端となる部分に、シュリンクフィルム筒体の長手方向に沿って分断できるようにしたミシン目を二条にして施している。
また特許文献2に示されているシュリンクフィルム付き台紙ではつぎのようにしている。まずシュリンクフィルム筒体にする一枚のシュリンクフィルムに、その対向する一方の辺と他方の辺とのそれぞれに沿った位置にしてミシン目を穿設している。そしてシュリンクフィルムの一方の辺と他方の辺とを重ね合わせて、その一方の辺と他方の辺とを接着剤で接着して筒状としている。
これによってシュリンクフィルム筒体では一方の辺と他方の辺とがオーバーラップした状態で重なっていて、その重なり部分を間にして二条のミシン目を配したものとなる。そして二条のミシン目の間となる領域を接着剤を介して台紙本体に接着することで、シュリンクフィルム筒体を台紙本体に取り付けている。
特許文献2に示すシュリンクフィルム付き台紙でもシュリンクフィルム筒体に被包装物を挿入配置した後、加熱を行なってシュリンクフィルム筒体で被包装物を保持させる。
上記特許文献1でのシュリンクフィルム付き台紙では、被包装物を取り出す場合、二条のミシン目で挟まれた部分を除去して、被包装物を保持している筒部を分断することになる。また特許文献2に示されたシュリンクフィルム付き台紙の場合には、被包装物を保持している筒部を台紙本体から引き離すようにして二条のミシン目それぞれの位置を切り、被包装物を保持している筒部を分断することになる。
しかしながら、いずれのものも被包装物を直接保持していた筒部を分断することから、被包装物を台紙本体から取り外した時点で、筒部自体も被包装物から外れてしまい、被包装物が取り外された台紙本体と被包装物から外れた筒部とが共に不要物となってごみの増大を招くという問題がある。
本発明は上記事情に鑑み、被包装物を台紙本体から取り外しても、被包装物を保持していたフィルム部分がその被包装物と一体的になるようにすることを課題とし、不要物の増大を抑止できるとともに、被包装物を台紙本体から取り外す取り外し操作容易性の向上と、被包装物を台紙本体から取り外すことでその被包装物の商品としての最終形態が得られるようにする取り外し利便性の向上とを図ることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、台紙本体とシュリンクフィルムを筒状としたシュリンクフィルム筒体とを備え、台紙本体に前記シュリンクフィルム筒体が取り付けられていて、シュリンクフィルム筒体内に配される被包装物がシュリンクフィルムの熱収縮によりシュリンクフィルム筒体で保持されるシュリンクフィルム付き台紙において、
前記シュリンクフィルム筒体は、シュリンクフィルムの一方の辺側である筒体内方フィルムと他方の辺側である筒体外方フィルムとを重ねて、シュリンクフィルムの前記一方の辺を前記筒体外方フィルムの筒体内表面に接着し、内方に被包装物を配置可能にした筒部と、前記シュリンクフィルムの他方の辺を前記筒部の筒体外表面に接着し、前記筒体外方フィルムが筒部に非接着状態で重なる非接着領域を筒部の長さ方向に亘って有する取り付け部とからなり、
前記取り付け部には、該取り付け部の筒体外方フィルムにおける非接着領域に二条にしてミシン目を入れてこのミシン目の切断により前記筒部に対して分離可能とされた分離部が設けられており、
前記分離部が接着手段を介して台紙本体に接着されていることを特徴とするシュリンクフィルム付き台紙を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして本発明において、上記筒部は、被包装物の外装化粧部材であることが良好である。
(請求項3の発明)
また本発明において、上記取り付け部の筒体内方フィルムは、シュリンクフィルム筒体の内方を上記筒部と取り付け部とに仕切る仕切り部材であり、取り付け部は、内方に物品を挿入配置可能な空間を備えていることが可能である。
(請求項4の発明)
また本発明は、上記シュリンクフィルム筒体軸線方向において、上記接着手段の端部と上記取り付け部の分離部の端部との距離が所定の範囲に設定されていることが良好である。
(請求項5の発明)
また本発明において、上記分離部でのシュリンクフィルム筒体軸線方向における端部には、該分離部の両側での筒体外方フィルムよりシュリンクフィルム筒体軸線方向に所定の寸法で突出する突出部が設けられていることが良好である。
(請求項6の発明)
また本発明において、上記突出部には、上記接着手段が位置していることが良好である。
(請求項7の発明)
また本発明は、上記取り付け部の筒体外方フィルムでのシュリンクフィルム筒体軸線方向において、上記二条のミシン目の端部の位置に重ねて切断用スリットが設けられていることが良好である。
(請求項8の発明)
また本発明は、シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が所定の範囲に設けられていることが良好である。
(請求項9の発明)
また本発明は、シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が、シュリンクフィルム筒体軸線方向に略均一な寸法を有するように設定されていることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、シュリンクフィルム筒体を、内方に被包装物を配置する筒部と、この筒部から分離可能な分離部を有する取り付け部とからなるものとし、その取り付け部の分離部を台紙本体に接着しているので、熱収縮したシュリンクフィルム筒体で被包装物を保持した状態とされたシュリンクフィルム付き台紙にあっては、被包装物を保持した状態の筒部を手で持って台紙本体から手前に引くなどして取り外すことで、その筒部を伴った状態で被包装物が単独で取り扱える状態となる。よって不要物は分離部を接着した台紙本体だけとなり、ごみの削減に寄与できる。
(請求項2の発明の効果)
請求項2の発明によれば、被包装物自体に商品としての外観を整えるためなどの化粧を行なう必要が無くなり、被包装物の製造コストを下げることが可能となる。
(請求項3の発明の効果)
請求項3の発明によれば、取り付け部自体にも物品を配することが可能であり、筒部に挿入配置する被包装物とともにこの取り付け部の内部に配した物品も、シュリンクフィルムの熱収縮により保持することができる。
(請求項4の発明の効果)
請求項4の発明によれば、シュリンクフィルム筒体で保持された被包装物を台紙本体から取り外すためにその被包装物を台紙本体から手前に引っ張ることにより、シュリンクフィルム筒体の取り付け部に対して、シュリンクフィルム筒体の筒部と台紙本体との間が開く方向に引っ張り力が加わることとなる。
そして、その取り付け部の筒体外方フィルムにシュリンクフィルム筒体周方向に引っ張り力が加わった際に、分離部での接着手段によって台紙本体に貼られたフィルム部分の上辺や下辺に沿っているフィルム(分離部の上部や下部)がこの分離部の左右側のフィルムに連れられて、台紙本体と交差する方向(台紙本体表面から起きる方向)に角度を持って起きた状態で引っ張られるようになる。
さらに、分離部の上部や下部の角度を持って起きた部分から分離部の左右側のフィルムにかけての捻じれからせん断力が生じ、分離部の上部と下部にあるミシン目の端部に効率よく引っ張り力が集中するようになり、ミシン目に沿って取り付け部の筒体外方フィルムを確実に切断することが可能となる。
(請求項5の発明の効果)
請求項5の発明によれば、上記分離部でのシュリンクフィルム筒体軸線方向における端部には、該分離部の両側での筒体外方フィルムよりシュリンクフィルム筒体軸線方向に所定の寸法で突出する突出部が設けられている手段を採用することにより、シュリンクフィルム筒体軸線方向での端部において、保持された被包装物の取り外しに際し、突出部の基端隅部のシュリンクフィルムに応力が集中するようにできる。
そして、突出物の基端隅部の付近に位置することとなるミシン目の端部に対して効率よく前記応力を集中させて、ミシン目に沿って筒体外方フィルムをより一層容易に切断して分離部を分離することが可能となる。
(請求項6の発明の効果)
請求項6の発明によれば、上記突出部には、上記接着剤が位置していることにより、突出部と分離部とが連続した状態でその突出部を台紙本体の表面に固定することができる。
これにより、保持された被包装物を引っ張って取り外すときの引っ張り力が取り付け部に加わったときに、効率よく突出部の基端隅部のシュリンクフィルムに応力が集中するようにできて、ミシン目に沿って取り付け部の筒体外方フィルムをより一層容易に切断して分離部を分離することが可能となる。
(請求項7の発明の効果)
請求項7の発明によれば、保持された被包装物を引っ張って取り外すときに、ミシン目に沿って取り付け部の筒体外方フィルムを容易に切断して分離部を分離することができる。
(請求項8の発明の効果)
請求項8の発明によれば、シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が所定の範囲に設けられていることにより、保持された被包装物を引っ張って取り外す際、取り付け部の筒体外方フィルム中の分離部が台紙本体の表面に沿った状態としながらも、この分離部の両側となる筒状外方フィルムの部分を、台紙本体と交差する方向(台紙本体表面から起きる方向)に角度を持って起きた状態で引っ張られるようにすることができる。
そして、分離部の両側となる筒体外方フィルムの部分を起こす角度をシュリンクフィルム(筒体外方フィルム)の切断に良好な範囲となるように維持して、ミシン目の付近のシュリンクフィルムが捻じれるようにし、分離部の両辺部分から分離部両側の筒体外方フィルムに亘る範囲にせん断力を生じさせるようにして、ミシン目に沿って効率よく引っ張り力を作用させ、分離部を確実に分離できるようにすることが可能となる。
(請求項9の発明の効果)
請求項9の発明によれば、シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が、シュリンクフィルム筒体軸線方向に略均一な寸法を有するように設定されていることにより、保持された被包装物を引っ張って取り外す際、取り付け部の筒体外方フィルム中の分離部が台紙本体の表面に沿った状態としながらも、この分離部の両側となる筒状外方フィルムの部分を、台紙本体と交差する方向(台紙本体表面から起きる方向)に角度を持って起きた状態で引っ張られるようにすることができる。
そして、分離部の両側となる筒体外方フィルムの部分を起こす角度がシュリンクフィルム筒体軸線方向で揃うように維持された状態で、ミシン目の付近のシュリンクフィルムが捻じれるようにし、分離部の両辺部分から分離部両側の筒体外方フィルムに亘る範囲にせん断力を生じさせるようにして、ミシン目に沿って効率よく引っ張り力を作用させ、分離部を確実に分離できるようにすることが可能となる。
本発明に係るシュリンクフィルム付き台紙の第一の実施例を示す説明図である。 第一の実施例を断面で示す説明図である。 第一の実施例において被包装物を保持した状態を断面で示す説明図である。 第一の実施例において分離した被包装物を示す説明図である。 第二の実施例を断面で示す説明図である。 第一と第二の実施例におけるミシン目と分離部と接着手段の位置関係を示す説明図である。 変形例におけるミシン目と分離部と接着手段の位置関係を示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。図中1はシュリンクフィルム付き台紙で、図1に示されているようにシュリンクフィルム付き台紙1は、紙材である台紙本体2の前面にシュリンクフィルムを筒状としたシュリンクフィルム筒体3を取り付けたものである。
そしてシュリンクフィルム付き台紙1の使用に際しては、シュリンクフィルム筒体3の内部に被包装物を入れて全体的に加熱を行ない、シュリンクフィルムが熱収縮すると被包装物を内部に配したシュリンクフィルム筒体3が筒体径方向に熱収縮することとなり、熱収縮したシュリンクフィルム筒体3で被包装物を保持するようにしたものである。図1のシュリンクフィルム付き台紙1は未使用の状態が示されていて、未使用の時点ではシュリンクフィルム筒体3は扁平となっている。
(シュリンクフィルム筒体)
図1〜図4は第一の実施例であり、図3と図4は仮想線で示す被包装物Aを保持した状態を表していて、この第一の実施例での上記シュリンクフィルム筒体3は、図2の断面で示すように内方に被包装物Aを配置することができる筒部4と、上記台紙本体2に相対する部分である取り付け部5とからなるものである。
さらにシュリンクフィルム筒体3にあっては、一枚のシュリンクフィルム6の対向する一方の辺6a側のフィルム部分と他方の辺6b側のフィルム部分とがオーバーラップするように重ね合わされて、フィルム重ね合わせ部分7が形成されており、フィルム重ね合わせ部分7においては、前記一方の辺6aを筒体内方とする筒体内方フィルム8と前記他方の辺6bを筒体外方とする筒体外方フィルム9とが重なったものとされている。
(筒部)
そして上記筒部4は、筒体内方フィルム8の端辺である上記一方の辺6aを、上記筒体外方フィルム9の筒体内表面に接着剤10を介して接着固定して形成されている。
(取り付け部)
また上記取り付け部5は、筒体外方フィルム9の端辺である上記他方の辺6bを、筒体内方フィルム8であって上記筒部4の筒体外表面に接着剤10を介して接着固定して形成されており、筒体外方フィルム9が筒部4の筒体外表面に対して非接着状態で重なる非接着領域11を筒部4の長さ方向(中心線に沿った方向、即ちシュリンクフィルム筒体3の軸線方向)に亘って有している。
台紙本体3に相対する上記取り付け部5には、筒体径方向に熱収縮して被包装物Aを筒部4とともに台紙本体3から手前に引っ張って引き剥がすなどの操作をしたときに、筒部4が分断されずに被包装物Aと一体的となるようにした工夫が施されている。
(分離部)
図示されているように取り付け部5には、上記非接着領域11に、シュリンクフィルム筒体軸線方向に沿って平行な二条にしてミシン目12を上記接着剤10の接着部分と交わることなく入れて、この二条のミシン目12の間の筒体外方フィルム9の部分を分離部13として設けられており、この分離部13は前記ミシン目12の切断により筒部4に対して分離可能とされた部分とされている。
そして上記分離部13はホットメルトなどの接着剤からなる接着手段14を介して台紙本体2に接着されており、この接着手段14によってシュリンクフィルム筒体3が台紙本体2の表面に取り付けられている。
シュリンクフィルム筒体3の取り付け部5における上記分離部13が接着手段14によって台紙本体2に接着されていることから、シュリンクフィルム筒体3の筒部4で保持された被包装物Aを取り外す場合には、筒部4を持って台紙本体2から手前に引っ張って引き剥がすようにすればよく、分離部13の両側に位置するミシン目12が切断されて、図3の仮想線で、また図4に示すように筒部4に外周が包まれた状態で被包装物Aが台紙本体2から取り外すことができる。
さらに上記筒部4は予め印刷などによる装飾が施された外装化粧部材15として設けられているものであって、被包装物Aが筒部4による外装化粧部材15で外周が覆われた状態で取り外されることから、被包装物A自体に化粧印刷などを施す必要がないものとされている。
上記第一の実施例では、フィルム重ね合わせ部分7において筒体内方フィルム8の端辺である一方の辺6aが、筒体外方側となる面に接着剤10にて筒体外方フィルム9に接着されたものとしているが、図5の第二の実施例に示すように一方の辺6aを外側に折り返して、その折り返した状態で筒体外方フィルム9に相対する前記一方の辺6aを、その筒体外方フィルム9に接着剤10にて接着し、これによって上記取り付け部5を構成するようにすることも可能である。
この第二の実施例も、取り付け部5の筒体外方フィルム9の非接着領域11に、シュリンクフィルム筒体軸線方向に沿って平行な二条にしてミシン目12が入れられ、この二条のミシン目12の間の筒体外方フィルム9の部分を分離部13として設けられている。そしてこの分離部13はミシン目12の切断により筒部4に対して分離可能となっており、この分離部13を接着手段14を介して台紙本体2に接着している。
第二の実施例においても、シュリンクフィルム筒体3の筒部4で保持された被包装物Aを取り外す場合には、筒部4を持って台紙本体2から手前に引っ張って引き剥がすようにすればよい。
(取り付け部の内方)
上述した各実施例において、取り付け部5の筒体内方フィルム8は、シュリンクフィルム筒体3の内方の空間を筒部4と取り付け部5とに仕切る仕切り部材の役割を果たす。そのため取り付け部5も内方に物品を挿入配置可能な空間16を備えているものとなっており、この空間16を、被包装物Aに関連する物品を挿入配置する収納部として利用できる。
(ミシン目と分離部と接着手段の位置関係)
上記第一の実施例及び第二の実施例でのミシン目12と分離部13と接着手段14の位置関係について、シュリンクフィルム付き台紙1における上記接着手段14とシュリンクフィルム筒体3の取り付け部5とを取り付け部5側から見た状態で表現している図6に基づいて説明する。
図6に示されているように接着手段14は、Z方向(シュリンクフィルム筒体軸線方向と同方向)に細長い略矩形とされ、Z方向において取り付け部5の筒体外方フィルム9よりも所定長さだけ短かい寸法とされて、その全長に亘って均一な所定の幅方向(シュリンクフィルム筒体周方向と同方向 X方向)寸法に設定されている。
(接着手段)
接着手段14に用いる接着剤には、上述したようにホットメルト接着剤を用いることができる。特に日の当たる店頭などで、高温に曝されることを考慮すると反応型ホットメルト接着剤が好ましく用いることができる。従来のホットメルト接着剤は、熱可塑性樹脂を成分として、固形のホットメルト接着剤を加熱、融解して塗布し、冷却することにより固化・接着するものであり、耐熱性の点では限界がある。
反応型ホットメルト接着剤は、最初は固形であって、これを加熱溶融させて用いることは、従来の可塑性樹脂のホットメルト接着剤と同じであるが、塗布、冷却後に、反応が進み硬化して、耐熱性などの物性の高い接着性が得られる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、加熱溶融により生成されたウレタンプレポリマーが、冷却されると末端イソシアネート基を残した状態で固化し、冷却された後も、空気中や被着材に含まれる水分と末端イソシアネート基が反応し、高分子化が進み、より耐熱性の高い接着性を得ることができる。ウレタン樹脂を主成分とした反応型ホットメルト接着剤は、塗布後に特に硬化を進めるための処理を必要としないので、好ましく用いることができる。
(ミシン目)
ミシン目12は、列状に並んだ複数の微小な貫通孔から構成されている。そして、二条のミシン目12の形成位置は被包装物の後方であって、接着手段14の両側に位置しており、このようにすることで保持された被包装物を取り外す取り外し操作容易性を向上させる上で効果がある。また被包装物を配したシュリンクフィルム付き台紙の商品デザインなどを阻害しないようにもなる。
二条のミシン目12は、シュリンクフィルム筒体軸線方向全長にわたって取り付け部5の筒体外方フィルム9の上下方向に沿って形成される。そして筒体外方フィルム9のどちらかの端部、好ましくは最下部には達しないようにすることも可能である。
被包装物が配置される前でのシュリンクフィルム付き台紙1では、シュリンクフィルム筒体3は図1に示すように扁平で正面氏の形状が略矩形とされている。そして取り付け部5においてもシュリンクフィルム6は、その上端がX方向(シュリンクフィルム筒体周方向)に直線状とされており、筒体外方フィルム9での分離部13の上端部13aと、ミシン目12から外側領域となる筒体外方フィルム9の上端部9aとが同一の直線上に位置している。
第一の実施例のシュリンクフィルム付き台紙では以下の寸法を設定する。
・Z方向における接着手段14の上端部14aと分離部13を含む筒体外方フィルム9の上端部(軸方向端部)9aとの距離d1
・X方向における接着手段14とこの接着手段14に隣接するミシン目12との距離d2
・X方向における接着剤10の幅寸法d3
・X方向における接着手段14の幅寸法d4
・X方向における二条のミシン目の間の寸法d5
なおこれら寸法d2〜d5は、Z方向に均一な値を有するものとして設定される。
(接着手段上端部−筒体外方フィルム上端部間)
距離d1は、0mm〜5mm、好ましくは、0mm〜2mmの範囲に設定できる。距離d1は、この下限値よりも小さくなると(接着手段の接着剤を塗布する位置と筒体外方フィルムの上端部の位置との距離設定上の値を下限値より小さくした場合)、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、接着手段の接着剤がシュリンクフィルム6からはみ出してしまい、好ましくない。
また、距離d1は、この上限値よりも大きくなると、被包装物Aを台紙本体2の表面と直交する方向に引っ張った際に、ミシン目12に効率よく引っ張り力が加わらずにミシン目の位置でのフィルムの切断がうまくいかない可能性があり好ましくない。
(接着手段側辺部−ミシン目間)
距離d2は、0mm〜6mm、好ましくは、0mm〜2mmの範囲に設定できる。距離d2は、この下限値よりも小さくなると(接着手段の接着剤を塗布する位置とミシン目の位置との距離設定上の値を下限値より小さくした場合)、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、接着手段の接着剤がミシン目12にかぶってしまうため好ましくない。
また、距離d2は、この上限値よりも大きくなると、被包装物を台紙本体2の表面と直交する方向に引っ張った際に、ミシン目12の全長に亘って効率よくミシン目12に引っ張り力が加わる状態を維持することができず、ミシン目の位置でのフィルムの切断がうまくいかない可能性があり好ましくない。
(フィルム辺の接着剤の幅)
幅寸法d3は、1mm〜10mm、好ましくは、5mm〜8mmの範囲に設定できる。幅寸法d3は、この下限値よりも小さくなると、接着不良によりシュリンクフィルム筒体3が筒状に形成されない可能性があり好ましくない。
また、幅寸法d3は、この上限値よりも大きくなると、フィルム重ね合わせ部分7に必要なシュリンクフィルムがムダに多くなってコストが増大するとともに、被包装物Aの大きさによっては、ミシン目線12から接着剤10が位置する部分がはみ出す可能性があり好ましくない。
(接着手段の幅)
幅寸法d4は、5mm〜50mm、好ましくは、10mm〜15mmの範囲に設定できる。幅寸法d4は、この下限値よりも小さくなると、接着不良によりシュリンクフィルム筒体3の保持、あるいは、被包装物Aの保持が充分になされない可能性があり好ましくない。
また、幅寸法d4は、この上限値よりも大きくなると、接続手段14に必要な接着剤がムダに多くなってコストが増大するとともに、被包装物Aの大きさによっては、ミシン目12から接着手段14がはみ出す可能性があり好ましくない。
(ミシン目間 即ち分離部幅)
寸法d5は、5mm〜62mm、好ましくは、10mm〜19mmの範囲に設定できる。寸法d5は、この下限値よりも小さくなると、接着手段14の幅寸法d5が小さくなりすぎて接着不良により、シュリンクフィルム筒体3の保持、あるいは、被包装物Aの保持が充分になされない可能性があり、また、被包装物Aの大きさによっては、ミシン目線12から接続手段14がはみ出す可能性があるため好ましくない。
また、寸法d5は、この上限値よりも大きくなると、被包装物Aの大きさ・形状によってはミシン目12に効率よく引っ張り力が加わらずに、ミシン目の位置でのフィルムの切断がうまくいかない可能性があり好ましくない。
第一、第二の実施例でのシュリンクフィルム付き台紙1においては、距離d1、距離d2、幅寸法d3、幅寸法d4、寸法d5を上記のように設定したことで、筒部3に保持された被包装物Aを持って手前に引っ張るときに、ミシン目12が全長に亘って容易に切断して、筒部3に包まれた被包装物Aを破損することなく容易に台紙本体2から取り外すことができ、取り外し操作容易性の向上と取り外すことで被包装物Aが外装化粧を備えたものとして形成されるという取り外し利便性の向上とを図り、被包装物を取り外す時の商品破損発生防止を図るとともに、同時に、陳列時の商品落下などシュリンクフィルムからの商品離脱を防止することが可能となる。
(変形例)
第一の実施例と第二の実施例では、取り付け部5における分離部上端部を含む筒体外方フィルム9の上端部9aをX方向に直線状としているが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、必要時にミシン目がより一層切断できるようにする構成を備えるものとすることが可能であり、以下にその構成を備えた変形例を図7に基づいて説明する。
図7は上記第一、第二の実施例における取り付け部5において変形を施した例を表していて、ミシン目12と分離部13と接着手段14の位置関係について、シュリンクフィルム付き台紙1における上記接着手段14とシュリンクフィルム筒体3の取り付け部5とを取り付け部5側から見た状態で表現している。
この変形例としてシュリンクフィルム付き台紙1において、上記第一、第二の実施例と異なるのは、分離部13が突出部17を有する点、接着手段上端部−筒体外方フィルム上端部間の距離(距離d7)、突出部17の突出寸法(突出寸法d8)、突出部17の上端部の長さ寸法(長さ寸法d9)、分離部13の下端部(凹部の上端部)と接着手段14の下端部との距離(距離d10)に関する点であり、これ以外の対応する構成については、同一の符号を付してその説明を省略得する。
変形例のシュリンクフィルム付き台紙1の取り付け部5の筒体外方フィルム9において、図7に示すように二条のミシン目12の間に、即ち分離部13に、この分離部13の左右の筒体外方フィルム9の上端部9aよりもZ方向に突出寸法d8だけ上端部13aが突出する突出部17が設けられている。さらに、分離部13の下端部中央には突出部17に対応した形状の凹部18が形成されている。
さらには上記突出部17には接着手段14がZ方向上方に向けて延長して設けられている。つまり、接着手段14の上端部14aが分離部13の左右側の筒体外方フィルム9の上端部9aに対してZ方向上側に位置するように設けられていて、二条のミシン目12のZ方向上側の端部それぞれより上位置となるようにしている。
このシュリンクフィルム付き台紙1においては、以下の寸法を設定する。
・Z方向における接着手段14の上端部14aと突出部17の上端部17aとの距離d7
・Z方向における突出部17の上端部(シュリンクフィルム筒体軸線方向の上側)17aの分離部13の筒体外方フィルム9の上端部9aに対する突出寸法d8
・X方向における突出部17の上端部17aの長さ寸法d9
・Z方向における凹部18の上端部(シュリンクフィルム筒体軸線方向の上側)18aと接着手段14の下端部14bとの距離d10
(接着手段上端部−突出部上端部間)
上記距離d7は、0mm〜5mm、好ましくは、0mm〜2mmの範囲に設定できる。距離d7は、この下限値よりも小さくなると(接着手段の接着剤を塗布する位置と突出部の上端部の位置との距離設定上の値を下限値より小さくした場合)、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、接着手段の接着剤が突出部17の上端部17aからはみ出してしまい、好ましくない。
また、距離d7は、この上限値よりも大きくなると、被包装物Aを台紙本体2の表面と直交する方向に引っ張った際に、ミシン目12に効率よく引っ張り力が加わらずにミシン目の位置のフィルムの切断がうまくいかない可能性があり好ましくない。
(突出部の突出寸法)
突出寸法d8は、1mm〜10mm、好ましくは、2mm〜5mmの範囲に設定できる。突出寸法d8は、この下限値よりも小さくなると、被包装物Aを台紙本体2の表面と直交する方向に引っ張った際に、ミシン目12に効率よく引っ張り力が加わらずにミシン目の位置のフィルムの切断がうまくいかない可能性があり、突出部17を形成した意味がなくなるため好ましくない。
また、突出寸法d8は、この上限値よりも大きくなると、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、突出部17が折れ曲がったり収縮後の外観が損なわれたりして、ハンドリング性が悪くなるため好ましくない。
(突出部上端部の長さ)
長さ寸法d9は、5mm〜50mm、好ましくは、10mm〜15mmの範囲に設定できる。長さ寸法d9は、この下限値よりも小さくなると、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、接着手段14の接着剤が突出部13からはみ出してしまい、あり好ましくない。
また、長さ寸法d9は、この上限値よりも大きくなると、被包装物Aを台紙本体2の表面と直交する方向に引っ張って取り外そうとした際に、ミシン目12に効率よく引っ張り力が加わらずにミシン目12の位置のフィルムの切断がうまくいかない可能性があり好ましくない。
(凹部上端部−接着手段下端部間)
距離d10は、0mm〜20mm、好ましくは、2mm〜5mmの範囲に設定できる。距離d10は、この下限値よりも小さくなると(接着手段の接着剤を塗布する位置と凹部の上端部の位置との距離設定上の値を下限値より小さくした場合)、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、接着手段14の接着剤が分離部13の下端部からはみ出してしまい、好ましくない。
また、距離d10は、この上限値よりも大きくなると、輪転機などで連続的にシュリンクフィルム付き台紙1を製造する際に、分離部13の下端部側や分離部13の左右外側の筒体外方フィルム9の下端部側が折れ曲がったりして、ハンドリング性が悪くなるため好ましくない。
上記シュリンクフィルム付き台紙1において、分離部13の上部では、二条のミシン目12間の突出部17が、二条のミシン目12のX方向外側の筒体外方フィルム9の上端部9aよりもZ方向に突出寸法d8だけ突出することにより、取り外し時に分離部13のZ方向端部において、突出部17が強固に台紙本体2に固定されているため、この突出部17と基端隅部のフィルム側に引っ張り力が集中して加わる。
これにより、突出部17の基端隅部側に位置するミシン目12の端部に対して効率よく引っ張り力を集中して、ミシン目12に沿ってシュリンクフィルム6をより一層容易に切断することが可能となる。
さらに、突出部17には接着手段14が延長して設けられていて、接着手段14の上端部14aがミシン目12の外側の筒体外方フィルム9の上端部9aに対してZ方向上側に位置することにより、突出部17およびミシン目12の間の分離部13が連続して台紙本体2の表面に沿った状態で接着手段14により強固にその台紙本体2に固定される。
これにより、上記引っ張り力が加わった際に、接着手段14の上端部14a側で引き起こされたフィルムの変形部分から分離部側部のフィルムに効率よく引っ張り力を集中させた状態で伝えることができる。これにより、ミシン目12に沿ってシュリンクフィルムをより一層容易に切断することが可能となる。
(開封用スリット)
なお、上記各形態ではミシン目12が筒体外方フィルム9の上下端部の位置まで形成されたが、筒体外方フィルム9のその上下端部付近には形成しないこともできる。この場合、二条のミシン目12の上端部位置に重ねて開封用スリットを設けることができる。開封用スリットの長さは、例えば第一の実施例の場合では、接着手段14の上端部14aと筒体外方フィルム9の上端部9a(分離部上端部)との距離d1よりも大きく設定されることができる。
(接着手段形成位置の変例)
さらに、上記各形態においては、接着手段14を分離部13のZ方向に沿った方向で連続するものとして示されているが、台紙本体2とシュリンクフィルム筒体3とを充分な強度で貼着してこの強度を維持すること、および、被包装物を取り外すときに、加えられる引っ張り力を効率よくミシン目12に集中することが可能であれば、どのような領域設定として台紙本体2に対する平面輪郭形状として形成することも可能である。
例えば、分離部13の上端部と下端部のみや、そのそれぞれ近傍位置のみに接着部を設けて、分離部13のZ方向中央部分には形成しないこと、あるいは、分離部13の左右上端位置のみを接着部分として設けて、分離部13のX方向中央部分には形成しないことや、これらのZ方向あるいはX方向の端部位置に加えて、それぞれの方向で任意の間隔で断続的に形成することなどが可能である。これにより、包装強度と取り外し操作容易性との両立を維持して接着剤の削減を図ることが可能となる。
1…シュリンクフィルム付き台紙
2…台紙本体
3…シュリンクフィルム筒体
4…筒部
A…被包装物
5…取り付け部
6…シュリンクフィルム
6a…フィルムの一方の辺
6b…フィルムの他方の辺
7…フィルム重ね合わせ部分
8…筒体内方フィルム
9…筒体外方フィルム
9a…筒体外方フィルムの上端部
10…接着剤
11…非接着領域
12…ミシン目
13…分離部
13a…分離部の上端部
14…接着手段
14a…接着手段の上端部
14b…接着手段の下端部
15…外装化粧部材
16…空間
17…突出部
17a…突出部の上端部
18…凹部
18a…凹部の上端部
d1…接着手段上端部と筒体外方フィルム上端部との間の距離
d2…接着手段側辺部とミシン目との間の距離
d3…フィルム辺の接着剤の幅寸法
d4…接着手段の幅寸法
d5…ミシン目間の寸法
d7…接着手段上端部と突出部上端部との間の距離
d8…突出部の突出寸法
d9…突出部上端部の長さ寸法
d10…凹部上端部と接着手段下端部との間の距離
A…被包装物

Claims (9)

  1. 台紙本体とシュリンクフィルムを筒状としたシュリンクフィルム筒体とを備え、台紙本体に前記シュリンクフィルム筒体が取り付けられていて、シュリンクフィルム筒体内に配される被包装物がシュリンクフィルムの熱収縮によりシュリンクフィルム筒体で保持されるシュリンクフィルム付き台紙において、
    前記シュリンクフィルム筒体は、シュリンクフィルムの一方の辺側である筒体内方フィルムと他方の辺側である筒体外方フィルムとを重ねて、シュリンクフィルムの前記一方の辺を前記筒体外方フィルムの筒体内表面に接着し、内方に被包装物を配置可能にした筒部と、前記シュリンクフィルムの他方の辺を前記筒部の筒体外表面に接着し、前記筒体外方フィルムが筒部に非接着状態で重なる非接着領域をシュリンクフィルム筒体軸線方向である筒部の長さ方向に亘って有する取り付け部とからなり、
    前記取り付け部には、該取り付け部の筒体外方フィルムにおける非接着領域に二条にしてミシン目を入れてこのミシン目の切断により前記筒部に対して分離可能とされた分離部が設けられており、
    前記分離部が接着手段を介して台紙本体に接着されていることを特徴とするシュリンクフィルム付き台紙。
  2. 上記筒部は、被包装物の外装化粧部材である請求項1に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  3. 上記取り付け部の筒体内方フィルムは、シュリンクフィルム筒体の内方を上記筒部と取り付け部とに仕切る仕切り部材であり、取り付け部は、内方に物品を挿入配置可能な空間を備えている請求項1または2に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  4. 上記シュリンクフィルム筒体軸線方向において、上記接着手段の端部と上記取り付け部の分離部の端部との距離が所定の範囲に設定されている請求項1から3の何れか一項に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  5. 上記分離部でのシュリンクフィルム筒体軸線方向における端部には、該分離部の両側での筒体外方フィルムよりシュリンクフィルム筒体軸線方向に所定の寸法で突出する突出部が設けられている請求項1から4の何れか一項に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  6. 上記突出部には、上記接着手段が位置している請求項5に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  7. 上記取り付け部の筒体外方フィルムでのシュリンクフィルム筒体軸線方向において、上記二条のミシン目の端部の位置に重ねて切断用スリットが設けられている請求項1から6に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  8. シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が所定の範囲に設けられている請求項1から7に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
  9. シュリンクフィルム筒体周方向において、上記接着手段とこの接着手段に隣接する上記ミシン目との距離が、シュリンクフィルム筒体軸線方向に略均一な寸法を有するように設定されている請求項1から8に記載のシュリンクフィルム付き台紙。
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