JP2018032496A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の内圧が急激に上昇したときに、筐体内からのガスの噴出の勢いを抑制することができる電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、筐体2と、筐体2内に収容された電池セル8と、筐体2の上面3aに取り付けられ、筐体2の内圧上昇時に筐体2の内圧を開放する圧力開放ユニット20とを備え、圧力開放ユニット20は、筐体2の上面3aに支持された金属部材21と、金属部材21の上に配置された樹脂板22と、樹脂板22の上に配置され、開口窓部23aを構成する金属製の枠体23と、枠体23を樹脂板22及び金属部材21を介して筐体2の上面3aに固定する固定部39とを有し、金属部材21は、底板部26と、底板部26の縁部から立設され、底板部26と協働して凹部27を画成する側板部28とを有し、側板部28には、複数の孔部31が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明は、電池パックに関する。
従来の電池パックとしては、例えば特許文献1に記載されている技術が知られている。特許文献1に記載の電池パックは、複数のバッテリと、これらのバッテリが収容されるバッテリケースとを備える。バッテリケースのバッテリカバーの上面には、バッテリケースの内部圧力の上昇に伴って開口する圧力開放部が設けられている。バッテリカバーの上面の所定領域には、開口部が形成されている。圧力開放部は、開口部を封止する封止板と、この封止板を開口部の外周部でバッテリカバーに固定する締結部材とを有している。封止板で封止された開口部内の全域は、脆弱部となっている。封止板には、所定間隔で並設された2つのスリット状の貫通孔からなる破断部が、開口部を跨いで設けられている。バッテリの異常等によってガスが発生し、バッテリケース内にガスが充満して内部圧力が上昇すると、脆弱部に圧力がかかり、この圧力によって封止板が変形することで、破断部が破断して開口部が開口し、開口部から外部にガスが排出される。
特開2011−198570号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、何らかの要因により電池パックが着火すると、バッテリケース(筐体)の内圧が急激に上昇する。このとき、圧力開放部の圧力開放面積が小さいと、筐体内からのガスの噴出の勢いが増してしまう。
本発明の目的は、筐体の内圧が急激に上昇したときに、筐体内からのガスの噴出の勢いを抑制することができる電池パックを提供することである。
本発明の一態様の電池パックは、筐体と、筐体内に収容された電池セルと、筐体の上面に取り付けられ、筐体の内圧上昇時に筐体の内圧を開放する圧力開放ユニットとを備え、圧力開放ユニットは、筐体の上面に支持された金属部材と、金属部材の上に配置された樹脂板と、樹脂板の上に配置され、開口窓部を構成する金属製の枠体と、枠体を樹脂板及び金属部材を介して筐体の上面に固定する固定部とを有し、金属部材は、底板部と、底板部の縁部から立設され、底板部と協働して凹部を画成する側板部とを有し、側板部には、複数の孔部が設けられていることを特徴とする。
このような電池パックにおいては、電池セルからガスが放出されると、筐体内にガスが充満するため、筐体の内圧が上昇する。このとき、電池セルから放出されたガスは、金属部材の底板部に当たって筐体内で拡散し、その状態で金属部材の側板部に設けられた複数の孔部を通って凹部に入り込む。このため、ガスにより樹脂板及び金属製の枠体が弾性変形して、開口が形成される。そして、その開口からガスが外部に放出されることにより、筐体の内圧が開放される。一方、何らかの要因により電池パックが着火すると、筐体の内圧が急激に上昇する。このとき、樹脂板の樹脂が溶解することで、枠体の開口窓部が開口するため、樹脂板及び枠体が弾性変形するときに比べて、圧力開放ユニットの開口面積が大きくなる。これにより、筐体内からのガスの噴出の勢いが抑制される。また、筐体内におけるガスが流れる経路には、複数の孔部を有する側板部が配置されている。従って、ガスの流れによって電池パックの内部部品が筐体内を流れても、複数の孔部を有する側板部に内部部品が当たる。このため、圧力開放ユニットの開口面積が大きくなっても、電池パックの内部部品が外部に飛散することが防止される。
筐体の上面と樹脂板との間には、シール部材が配置されており、金属部材は、側板部の上端から外側の側方に張り出すように設けられ、筐体の上面に載置されるフランジ部を更に有してもよい。この場合には、金属部材のフランジ部が、シール部材の圧縮率を規制する機能を兼ねることとなる。従って、シール部材の圧縮率を規制するスペーサ等の部品を別途設けなくて済むため、電池パックの部品点数を減らし、部品コストの低減を図ることができる。
固定部は、枠体の中央部を樹脂板及び金属部材を介して筐体の上面に固定し、凹部は、固定部を挟むように2つ並んで配置されていてもよい。この場合には、樹脂板及び枠体が弾性変形することで、固定部を挟んで2つの開口が形成されると共に、枠体、樹脂板及び金属部材を筐体の上面にバランス良く固定することができる。
側板部は、凹部の並設方向に対して平行に延び、互いに対向する1対の側壁を有し、複数の孔部は、1対の側壁にそれぞれ設けられていてもよい。この場合には、側板部全体に孔部を形成する加工を行わなくて済むため、金属部材の製作コストを抑えることができる。
樹脂板は、樹脂板の樹脂が溶解して凹部の底部に溜まったときに孔部を塞がないような体積を有していてもよい。この場合には、筐体の内圧が急激に上昇したときに、孔部が樹脂に塞がれることによる更なる内圧の上昇を確実に防ぐことができる。
枠体は、リブを有していてもよい。この場合には、枠体が補強されると共に、樹脂板に外部からの衝撃が加わりにくくなる。
本発明によれば、筐体の内圧が急激に上昇したときに、筐体内からのガスの噴出の勢いを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックの外観を示す斜視図である。 図1に示された電池パックの縦断面図である。 図2に示された電池モジュールの平面図である。 図1に示された圧力開放ユニットの拡大斜視図である。 図4に示された圧力開放ユニットの分解斜視図である。 図4に示された圧力開放ユニットの断面図である。 図5に示された金属部材の斜視図である。 図5に示された樹脂板の斜視図である。 図5に示された樹脂板の樹脂が溶解して金属部材の凹部の底部に溜まった状態を示す概略図である。 図6に示された圧力開放ユニットを他の方向から見たときの詳細断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電池パックの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示された電池パックの縦断面図である。図1及び図2において、本実施形態の電池パック1は、筐体2を備えている。
筐体2は、略矩形箱状を有する本体部3と、この本体部3の上方に配置された突出部4と、本体部3を挟むように本体部3に固定された側壁部5,6とを有している。側壁部5,6は、本体部3の上面3aよりも上方まで延びている。筐体2は、金属(例えば鉄)で形成されている。本体部3の内部には、複数の電池モジュール7が収容されている。電池モジュール7は、側壁部5,6の内壁面に固定されている。
電池モジュール7は、図3に示されるように、一方向に配列された複数の電池セル8と、複数の電池セル8を電池セル8の配列方向に拘束する拘束具9とを備えている。電池セル8は、セルホルダ10に保持されている。
電池セル8は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。電池セル8は、特に図示はしないが、直方体形状のケースと、このケース内に収容された電極組立体とを有している。電極組立体は、複数の正極シートと複数の負極シートとがセパレータを介して交互に積層された構造を有している。なお、ケース内には、電解液が充填されている。
電池セル8は、正極端子11及び負極端子12を有している。正極端子11は、電池セル8の上面の一端側に設けられ、電極組立体の正極シートと電気的に接続されている。負極端子12は、電池セル8の上面の他端側に設けられ、電極組立体の負極シートと電気的に接続されている。複数の電池セル8の正極端子11及び負極端子12は、電池セル8の配列方向に沿って交互に配置されている。つまり、隣り合う2つの電池セル8は、正極端子11及び負極端子12が互いに逆向きとなるように配置されている。隣り合う2つの電池セル8の正極端子11及び負極端子12同士は、バスバー13によって電気的に接続されている。
また、電池セル8の上面における正極端子11と負極端子12との間には、安全弁14が設けられている。安全弁14は、電池セル8の内部でガスが発生することで、電池セル8の内圧が規定圧力まで上昇したときに、電池セル8の内部に存在するガスを外部に放出する。
拘束具9は、複数の電池セル8を電池セル8の配列方向に挟む1対のエンドプレート15と、これらのエンドプレート15同士を締結することにより、複数の電池セル8に電池セル8の配列方向の拘束荷重を加える複数組のボルト16及びナット17とを有している。エンドプレート15は、金属(例えば鉄)で形成されている。一方のエンドプレート15と電池セル8との間には、電池セル8の膨張を吸収するためのゴム等の弾性部材18が配置されている。
図1及び図2に戻り、突出部4の内部には、各電池モジュール7と接続されたハーネス等を含む電力供給系19が収容されている。また、本体部3の長手方向(X方向)の一端側には、充電コネクタ(図示せず)が配置されている。
本体部3のX方向他端側(突出部4に対して充電コネクタの反対側)の上面3aには、筐体2の内圧上昇時に筐体2の内圧を開放する圧力開放ユニット20が取り付けられている。
図4は、圧力開放ユニット20の拡大斜視図である。図5は、圧力開放ユニット20の分解斜視図である。図6は、圧力開放ユニット20の断面図である。図4〜図6において、圧力開放ユニット20は、筐体2の本体部3の上面3aに支持された金属部材21と、この金属部材21の上に配置された樹脂板22と、この樹脂板22の上に配置され、開口窓部23aを構成する金属製の枠体23とを有している。
本体部3の上面3aには、図5に示されるように、筐体2の長手方向(X方向)に並んで配置された2つの矩形状の開口窓部24が設けられている。本体部3の上面3aにおける各開口窓部24の間には、雌ネジが切られた複数のネジ穴25(図5では1つのみ図示)が設けられている。ネジ穴25には、後述するネジ40がねじ込まれる。ネジ穴25は、筐体2の幅方向(Y方向)に沿って交互にX方向にずれた状態で配列されている。なお、筐体2の幅方向は、筐体2の長手方向に垂直な方向である。
金属部材21は、例えば鉄で形成されている。金属部材21は、図7にも示されるように、2つの矩形状の底板部26と、この底板部26の縁部から上側(樹脂板22側)に立設され、底板部26と協働して断面矩形状の凹部27を画成する2つの矩形状の側板部28と、各側板部28の上端同士を連結する連結部29と、各側板部28の上端及び連結部29から外側の側方に張り出すように設けられ、筐体2の本体部3の上面3aに載置される矩形状のフランジ部30とを有している。
底板部26は、各電池セル8の安全弁14から放出されたガスが当たるように配置されている。凹部27の底面は、平面状を呈している。側板部28は、筐体2の幅方向(Y方向)に対向する1対の側壁28aと、筐体2の長手方向(X方向)に対向する1対の側壁28bとを有している。側壁28aは、2つの凹部27の並設方向に対して平行に延びている。
側壁28aには、複数の断面円形状の孔部31が設けられている。孔部31は、複数列(例えば2列)で規則的に配列されている。側壁28aは、例えばパンチングメタルとして構成されている。なお、孔部31は、1列で配列されていてもよいし、或いは3列以上で配列されていてもよい。また、孔部31は、ランダムに配列されていてもよい。
連結部29には、後述するネジ40の軸部40aが通る複数の断面円形状のバカ穴32が設けられている。バカ穴32は、Y方向に沿って交互にX方向にずれた状態で配列されている。バカ穴32の径は、ネジ40の軸部40aの径よりも大きい。
樹脂板22は、図8にも示されるように、平面視矩形状を呈している。樹脂板22は、例えばABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合合成樹脂)等の樹脂で形成されている。
樹脂板22のX方向中央部には、後述するネジ40の軸部40aが通る複数のバカ穴33が設けられている。バカ穴33は、Y方向に沿って交互にX方向にずれた状態で配列されている。バカ穴33には、金属カラー34が嵌め込まれている。バカ穴33の径は、ネジ40の軸部40aの径よりも大きい。
樹脂板22は、図9に示されるように、電池パック1の着火等によって樹脂板22の樹脂Sが溶解して金属部材21の凹部27の底部に溜まったときに、側板部28に設けられた孔部31を樹脂Sが完全に塞がないような体積を有している。つまり、樹脂板22の樹脂Sが溶解して凹部27の底部に溜まったときの樹脂Sの厚みdは、凹部27の底面から孔部31までの距離d以下である。なお、常温(20℃)時における樹脂板22の板厚は、例えば3mm程度である。
枠体23は、樹脂板22の強度を補強する部材であり、例えば鉄で形成されている。枠体23は、平面視矩形状の外枠35と、この外枠35のX方向中央部同士を連結するようにY方向に延びる延在部36と、外枠35のY方向中央部と延在部36のY方向中央部と連結するようにX方向に延びる1対のリブ37とを有している。従って、枠体23は、4つの開口窓部23aを構成することとなる。
延在部36には、後述するネジ40の軸部40aが通る複数のバカ穴38が設けられている。バカ穴38は、Y方向に沿って交互にX方向にずれた状態で配列されている。バカ穴38の径は、ネジ40の軸部40aの径よりも大きい。
また、圧力開放ユニット20は、枠体23を樹脂板22及び金属部材21を介して筐体2の本体部3の上面3aに固定する固定部39を有している。固定部39は、本体部3の上面3aに設けられた各ネジ穴25にねじ込まれる複数のネジ40を主として有している。また、金属部材21の連結部29に設けられた複数のバカ穴32と、樹脂板22に設けられた複数のバカ穴33と、枠体23の延在部36に設けられた複数のバカ穴38とは、固定部39の一部を構成する。複数のネジ40の軸部40aがバカ穴38,33,32を通してネジ穴25にねじ込まれることにより、枠体23が樹脂板22及び金属部材21を介して本体部3の上面3aに固定される。
このとき、固定部39は、枠体23のX方向中央部を樹脂板22及び金属部材21を介して本体部3の上面3aに固定する。このため、金属部材21の凹部27は、固定部39を挟むように2つ並んで配置されている。
また、圧力開放ユニット20は、図10に示されるように、筐体2の本体部3の上面3aと樹脂板22との間に配置された矩形環状のシール部材41(図5及び図6では省略)を有している。シール部材41は、ゴム等で形成されている。金属部材21のフランジ部30は、シール部材41の圧縮率を規制する機能も有している。従って、シール部材41の厚みは、フランジ部30の厚みに設定される。筐体2の本体部3の内壁面3bと金属部材21の側板部28の側壁28aとの間には、隙間が形成されている。
以上のように構成された電池パック1において、電池セル8内で発生したガスが安全弁14から放出されると、筐体2内にガスが充満するため、筐体2の内圧が上昇する。このとき、安全弁14から放出されたガスは、金属部材21の底板部26に当たって筐体2の内部で拡散される。そして、当該ガスは、筐体2の本体部3の内壁面3bと金属部材21の側板部28の側壁28aとの間の隙間に回り込み、側壁28aに設けられた各孔部31を通って金属部材21の凹部27内に入り込む。このため、樹脂板22及び枠体23における固定部39の両側部分がガスによって筐体2の上方に弾性変更して、開口が形成される。そして、その開口からガスが外部に放出されることにより、筐体2の内圧が開放される。
また、何らかの要因により電池パック1が着火したときは、筐体2の内圧が急激に上昇する。このとき、樹脂板22の樹脂Sが溶解して金属部材21の凹部27に融け落ちるため、枠体23の開口窓部23aが開口する。そして、その開口からガスが外部に放出されることにより、筐体2の内圧が開放される。
このように本実施形態によれば、筐体2の内圧が急激に上昇しても、樹脂板22の樹脂Sが溶解することで、枠体23の開口窓部23aが開口するため、樹脂板22及び枠体23が弾性変形するときに比べて、圧力開放ユニット20の開口面積が大きくなる。これにより、筐体2内からのガスの噴出の勢いが抑制される。従って、電池パック1の外部に放出されるガスの流速を下げることができる。また、圧力開放ユニット20の開口面積が大きくなるため、筐体2の破損等を防ぐことができる。
また、筐体2内におけるガスが流れる経路には、複数の孔部31を有する側板部28が配置されている。従って、ガスの流れによって電池パック1の内部部品が筐体2内を流れても、複数の孔部31を有する側板部28に内部部品が当たる。このため、圧力開放ユニット20の開口面積が大きくなっても、電池パック1の内部部品が外部に飛散することが防止される。
また、本実施形態では、筐体2の上面3aと樹脂板22との間にはシール部材41が配置されていると共に、金属部材21のフランジ部30は筐体2の上面3aに載置される。このため、フランジ部30は、シール部材41の圧縮率を規制する機能を兼ねることとなる。従って、シール部材41の圧縮率を規制するスペーサ等の部品を別途設けなくて済むため、電池パック1の部品点数を減らし、部品コストの低減を図ることができる。
また、本実施形態では、固定部39は、枠体23の中央部を樹脂板22及び金属部材21を介して筐体2の上面3aに固定する。このため、樹脂板22及び枠体23が弾性変形することで、固定部39を挟んで2つの開口が形成されると共に、枠体23、樹脂板22及び金属部材21を筐体2の上面3aにバランス良く固定することができる。
また、本実施形態では、複数の孔部31は、側板部28の対向する1対の側壁28aにそれぞれ設けられている。従って、側板部28全体に孔部31を形成する加工を行わなくて済むため、金属部材21の製作コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、樹脂板22は、樹脂板22の樹脂Sが溶解して金属部材21の凹部27の底部に溜まったときに孔部31を塞がないような体積を有している。このため、筐体2の内圧が急激に上昇したときに、孔部31が樹脂Sに塞がれることによる更なる内圧の上昇を確実に防ぐことができる。
また、本実施形態では、枠体23はリブ37を有しているので、枠体23が補強されると共に、樹脂板22に外部からの衝撃が加わりにくくなる。
なお、本発明は、上記実施形態には限定されない。例えば上記実施形態では、金属部材21の凹部27の底面が平面状を呈しているが、凹部27の形状としては、特にそれに限られず、例えば凹部27の中央部に向かって深くなるような断面V字状等であってもよい。
また、上記実施形態では、枠体23は1対のリブ37を有しているが、リブ37の数としては、特にそれには限られず、2対以上であってもよいし、或いは枠体23の強度が確保されるのであれば、無くてもよい。
また、上記実施形態では、樹脂板22は、樹脂板22の樹脂Sが溶解して凹部27の底部に溜まったときに孔部31を完全に塞がないような体積を有しているが、特にその形態には限られない。例えば、樹脂板22は、樹脂板22の樹脂Sが溶解して凹部27の底部に溜まったときに孔部31を僅か(例えば、孔部31の開口面積の数%以下程度)塞ぐような体積を有していてもよい。
さらに、上記実施形態では、固定部39は、枠体23の中央部を樹脂板22及び金属部材21を介して筐体2の上面3aに固定しているが、固定部39による枠体23の固定箇所としては、特にそれには限られず、枠体23の中央部から筐体2の長手方向(X方向)にずれた位置であってもよい。
また、上記実施形態では、筐体2は、略矩形箱状を有する本体部3と、この本体部3の上方に配置された突出部4とを有しているが、筐体2としては、特にそれに限られず、突出部が無い略矩形箱状を有する構造であってもよい。
1…電池パック、2…筐体、3a…上面、8…電池セル、20…圧力開放ユニット、21…金属部材、22…樹脂板、23…枠体、23a…開口窓部、26…底板部、27…凹部、28…側板部、28a…側壁、30…フランジ部、31…孔部、37…リブ、39…固定部、41…シール部材、S…樹脂。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容された電池セルと、
    前記筐体の上面に取り付けられ、前記筐体の内圧上昇時に前記筐体の内圧を開放する圧力開放ユニットとを備え、
    前記圧力開放ユニットは、
    前記筐体の上面に支持された金属部材と、
    前記金属部材の上に配置された樹脂板と、
    前記樹脂板の上に配置され、開口窓部を構成する金属製の枠体と、
    前記枠体を前記樹脂板及び前記金属部材を介して前記筐体の上面に固定する固定部とを有し、
    前記金属部材は、底板部と、前記底板部の縁部から立設され、前記底板部と協働して凹部を画成する側板部とを有し、
    前記側板部には、複数の孔部が設けられていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記筐体の上面と前記樹脂板との間には、シール部材が配置されており、
    前記金属部材は、前記側板部の上端から外側の側方に張り出すように設けられ、前記筐体の上面に載置されるフランジ部を更に有することを特徴とする請求項1記載の電池パック。
  3. 前記固定部は、前記枠体の中央部を前記樹脂板及び前記金属部材を介して前記筐体の上面に固定し、
    前記凹部は、前記固定部を挟むように2つ並んで配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の電池パック。
  4. 前記側板部は、前記凹部の並設方向に対して平行に延び、互いに対向する1対の側壁を有し、
    前記複数の孔部は、前記1対の側壁にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3記載の電池パック。
  5. 前記樹脂板は、前記樹脂板の樹脂が溶解して前記凹部の底部に溜まったときに前記孔部を塞がないような体積を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の電池パック。
  6. 前記枠体は、リブを有していることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の電池パック。
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