JP2018030815A - 脂肪由来幹細胞賦活剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】脂肪由来幹細胞賦活剤を提供すること。【解決手段】アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活剤。【選択図】なし
Description
本発明は、脂肪由来幹細胞賦活剤に関する。
アブラナ科の植物からの抽出物は皮膚細胞内のグルタチオン−S−トランスフェラーゼ活性を高めることが知られており、解毒を目的として添加された機能性食品が知られている(特許文献1特許第3899210号公報)。アブラナ科植物のスプラウトの抽出物からなる組成物は、前駆脂肪細胞から脂肪細胞への細胞分化を促進することが知られている(特許文献2特開2007−70274号公報)。リポ酸を含む培養培地内で付着依存性細胞を増殖させる方法が知られている(特許文献3特表2016−501026号公報)。しかしながら、アブラナ科植物の抽出物やリポ酸について、脂肪に由来する幹細胞に対する作用は知られていない。
幹細胞は多分化能と自己複製能の2つを併せ持つ細胞であり、様々な細胞組織の元となるため、組織の再生や疾患の予防・治療などの応用が期待されている。幹細胞には様々な組織から由来するものが知られており、由来によって遺伝子発現プロファイルや分化誘導可能な組織の種類などに違いがあるため、異なる細胞として夫々の産生促進や活性化が研究されているが、十分ではない。
本発明は、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、意外にもアブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する組成物が、脂肪由来幹細胞を賦活化させ、脂肪由来幹細胞を増殖させることを見出した。本発明はこの知見に基づくものであり、以下の各発明を提供するものである。
[1]アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活剤。
[2]さらにプラセンタ抽出物を含有することを特徴とする[1]に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[3]アブラナ科植物がブロッコリー、ケール、キャベツ、カリフラワーからなる群より選択される1種以上である、[1]又は[2]に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[4]経口用である、[1]〜[3]のいずれかに記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[5]アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活用飲食品。
[2]さらにプラセンタ抽出物を含有することを特徴とする[1]に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[3]アブラナ科植物がブロッコリー、ケール、キャベツ、カリフラワーからなる群より選択される1種以上である、[1]又は[2]に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[4]経口用である、[1]〜[3]のいずれかに記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
[5]アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活用飲食品。
本発明の脂肪由来幹細胞賦活剤は、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有しているため、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有しない場合と比較して、脂肪由来幹細胞を賦活化し、脂肪由来幹細胞を増殖させるという効果を奏する。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本明細書において、特に記載のない限り、含有量の単位「%」は「w/v%」を意味し、「g/100mL」と同義である。本明細書において、脂肪由来幹細胞は、脂肪由来間葉系幹細胞とも表記する。
〔1.脂肪由来幹細胞賦活剤〕
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤は、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤は、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する。
アブラナ科植物は、アブラナ属、ダイコン属、ワサビ属、ナズナ属などが含まれる。アブラナ属としては、ブロッコリー、ケール、キャベツ、メキャベツ、レッドキャベツ、カラシナ、セイヨウカラシナ、ハボタン、アブラナ、ハクサイ、コマツナ、カリフラワー、カブ、チンゲンサイ、ヤナトマナ、カイラン、ノザワナ、タカナ、スズナ、コールラビなどが挙げられる。ダイコン属としては、ダイコン、カイワレ、ラディッシュなどが挙げられる。ワサビ属としては、ワサビなどが挙げられる。アブラナ科植物としてアブラナ属が好ましく、特にブロッコリー、ケール、キャベツ、カリフラワーが好ましい。
本発明の賦活剤とは、脂肪由来幹細胞を活性化及び/又は増殖促進する作用をいう。脂肪由来幹細胞の賦活化は、特に制限されないが、WST−1法や後述のMTT法などで評価できる。また、前記脂肪由来幹細胞が活性化及び/又は増殖促進されることで、肌の状態が改善され、肌のハリ、つやの向上、美肌効果などにつながることが期待できる。
本発明に用いられるアブラナ科植物の部位としては、特に限定されないが、新芽(スプラウト)、葉、根、種子、花、果実、それらの一部又は全てが用いられる。特に新芽が好ましい。
アブラナ科植物の抽出物は、アブラナ科植物から溶媒を用いて抽出したものでもよく、アブラナ科植物を破砕したものでもよい。溶媒を用いる場合は、通常用いられる溶媒であればよく、例えば、水、メタノール、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、イソプロパノール、ヘキサン、酢酸エチル、アセトン、エーテル類及び二酸化炭素からなる群から選ばれる1種以上であってよい。抽出方法は常法を用いてよい。溶媒で抽出した液は、そのまま使用してもよく、濃縮したものを使用してもよく、不純物を除去して使用してもよく、固体化処理して使用してもよい。これらの処理は、定法に従って行われ、特に限定されない。またアブラナ科植物の抽出物はスプラウトの抽出物であることが好ましい。なお、アブラナ科植物の抽出物は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。市販のものを用いてもよく、例えばブロッコリースプラウトエキス(オリザ油化(株)製)、ブロッコリースプラウトエキス末-3(ビーエイチエヌ(株)製)が市販されている。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤におけるアブラナ科植物の抽出物の含有量は特に限定されず、アブラナ科植物の抽出物の種類、他の配合成分の種類及び含有量、脂肪由来幹細胞賦活剤の製剤形態等に応じて適宜設定される。アブラナ科植物の抽出物の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、アブラナ科植物の抽出物成分の総含有量が、0.0001〜10w/v%であることが好ましく、0.0005〜5w/v%であることがより好ましく、0.001〜3w/v%であることが更に好ましく、0.01〜2w/v%であることが特に好ましい。また、脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、アブラナ科植物の抽出物成分の総含有量が、0.0001〜10w/w%であることが好ましく、0.0005〜5w/w%であることがより好ましく、0.001〜3w/w%であることが更に好ましく、0.01〜2w/w%であることが特に好ましい。ヒトへの投与量は、1日あたり、0.01〜2000mgであることが好ましく、0.1〜1000mgであることがより好ましく、1〜500mgであることが更に好ましく、10〜300mgであることが特に好ましい。
本実施形態で用いるリポ酸は、例えばアルファ−リポ酸(別名:チオクト酸または6,8−ジチオオクタン酸)、リポ酸塩、リポ酸の誘導体、リポ酸類のラセミ体、それらの混合物などが挙げられるが、それらに限定されない。特にアルファ−リポ酸が好ましい。リポ酸は、1種を単独で使用してもよく、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。リポ酸は、市販のものを用いてもよく、例えばリポ酸QLA−01(太陽化学(株)製)、α−リポ酸−PC(オリザ油化(株)製)が市販されている。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤におけるリポ酸の含有量は特に限定されず、リポ酸の種類、他の配合成分の種類及び含有量、脂肪由来幹細胞賦活剤の製剤形態等に応じて適宜設定される。リポ酸の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、リポ酸の総含有量が、0.0001〜5w/v%であることが好ましく、0.0005〜3w/v%であることがより好ましく、0.001〜1w/v%であることが更に好ましく、0.01〜0.1w/v%であることが特に好ましい。脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、リポ酸の総含有量が、0.0001〜5w/w%であることが好ましく、0.0005〜3w/w%であることがより好ましく、0.001〜1w/w%であることが更に好ましく、0.01〜0.1w/w%であることが特に好ましい。ヒトへの投与量は、1日あたり、0.001〜200mgであることが好ましく、0.01〜150mgであることがより好ましく、1〜120mgであることが更に好ましく、10〜100mgであることが特に好ましい。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤は、更にプラセンタ抽出物を含有することが好ましい。プラセンタ抽出物の由来は特に限定されず、ヒト、ウシ、ブタ、ヒツジ、サメなどの動物由来、その他、植物由来や合成品などが挙げられ、適宜、市販品を使用することができる。プラセンタ抽出物の含有量としては、本発明による効果をより顕著に奏する観点から、例えば、脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、プラセンタ抽出物の総含有量が、0.0001〜10w/v%であることが好ましく、0.0005〜5w/v%であることがより好ましく、0.001〜3w/v%であることが更に好ましく、0.01〜2w/v%であることが特に好ましい。脂肪由来幹細胞賦活剤の総量を基準として、プラセンタ抽出物の総含有量が、0.0001〜5w/w%であることが好ましく、0.0005〜3w/w%であることがより好ましく、0.001〜2w/w%であることが更に好ましく、0.01〜1w/w%であることが特に好ましい。ヒトへの投与量は、1日あたり、0.001〜1000mgであることが好ましく、0.01〜500mgであることがより好ましく、0.1〜250mgであることが更に好ましく、1〜200mgであることが特に好ましい。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤は、更に賦形剤、増粘剤、結合剤、崩壊剤、分散剤、界面活性剤、安定化剤、ゲル化剤、甘味剤、酸味剤、旨み剤、塩味剤、苦味剤、着色剤、抗酸化剤、保存剤、pH調整剤、ビタミン類、香料、ミネラル等の添加剤、アミノ酸又はその塩、糖類、有機酸又はその塩類、食物繊維、アブラナ科を除く植物抽出物、動物組織抽出物等を含有してもよい。特にコラーゲンペプチド、ツバメの巣抽出物、桜の花抽出物、ヒアルロン酸を含有することができる。これらは公知のものを適宜選択して使用でき、常法を用いて製造することができる。
本実施形態に係る脂肪由来幹細胞賦活剤の剤型は、具体的な製品や性状などに限定されずに用いることができ、液状、ゲル状、ペースト状、固形状、エアゾール又は貼付剤など、いずれの剤型にも公知の方法により適宜調製することができる。固形では錠剤、チュアブル剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などが挙げられる。液状では内服液剤、シロップ剤、化粧水、乳液、美容液などが挙げられる。また投与形態においては、内用剤、外用剤を問わないものの、本発明の効果を奏する観点から、経口で摂取される内用剤であることが好ましい。内用剤としては医薬品、食品を問わず、限定されないが、飲食品ではいわゆるドリンク剤、アルコール飲料、炭酸飲料、果汁入り飲料、野菜ジュース、コーヒー飲料、茶系飲料、フルーツシロップ等の清涼飲料、スープ、ドレッシング、ゼリー、プリン、ヨーグルト等の乳酸菌飲料および、ふりかけ、粉末スープやケーキミックス等の粉末製品、飴、ガム、グミ等の菓子やアイスクリーム等の冷菓、その他栄養補助食品、サプリメントなどが挙げられる。これらは、常法を用いて製造することができる。
本発明の脂肪由来幹細胞賦活剤は、脂肪由来の幹細胞を賦活し得るため、増殖を促進し、細胞密度が高まり、組織の再生に寄与する。また、脂肪由来の幹細胞を賦活し得ることは、加齢や老化により減少する幹細胞の産生を促進し、組織の再生を安定化するため有用である。
〔2.脂肪由来幹細胞賦活用飲食品〕
本実施形態に係る飲食品は、脂肪由来幹細胞が賦活化されている。したがって、本発明の一実施形態として、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活用飲食品が提供される。
本実施形態に係る飲食品は、脂肪由来幹細胞が賦活化されている。したがって、本発明の一実施形態として、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活用飲食品が提供される。
なお、本実施形態における、アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸の種類及び含有量等、その他の成分の種類及び含有量等、飲食品の製剤形態及び用途等については、〔1.脂肪由来幹細胞賦活剤〕で説明したとおりである。
以下、試験例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔試験方法:脂肪由来幹細胞の細胞賦活評価(MTT法)〕
ヒト脂肪由来幹細胞(クラボウ社)を細胞数約3000個/wellとなるように96well plate(Corning社)にヒト幹細胞用液体培地(クラボウ社)を用いて播種し、37℃、5%炭酸ガス及び95%空気の環境下で一晩培養した。次に、アッセイ用培地(Dulbecco's Modified Eagle Medium:Nutrient Mixture F-12(Gibco社)、ウシ胎児血清(FBS、0.2%、MP Biomedicals社)を含む)に交換し、約4時間培養した。その後、表1に示す試験液の濃度になるように各成分を添加したアッセイ用培地に交換し、さらに3日間培養した。表1における各成分の単位はmg/mLである。
次に、各ウェルの上清の培養液を除去し、D−PBS(−)(コージンバイオ社)で細胞を洗浄した後、MTT試薬(メチルチアゾールテトラゾリウム、0.5mg/mL)を添加したアッセイ用培地を100マイクロリットルずつ各ウェルに加え、37℃、5%炭酸ガス及び95%空気の環境下で4時間反応させた。MTTは生細胞内で色素に還元され、細胞の賦活の指標となる。上清を除去後、DMSOを加えて、細胞内に生成された色素を溶解させた。次いで、プレートリーダーを用いて吸光度を測定(570nm)した。各試験液の吸光度から、MTT試薬溶液の吸光度(ブランク)を引いた値を、各試験液の補正吸光度とした。次いで、下記[式1]により、比較例に対する実施例の試験液の脂肪由来幹細胞賦活率を算出した。算出した結果は、表1に示す。
[式1]脂肪由来幹細胞賦活率(%)={(実施例の補正吸光度/比較例の補正吸光度)−1}×100
ヒト脂肪由来幹細胞(クラボウ社)を細胞数約3000個/wellとなるように96well plate(Corning社)にヒト幹細胞用液体培地(クラボウ社)を用いて播種し、37℃、5%炭酸ガス及び95%空気の環境下で一晩培養した。次に、アッセイ用培地(Dulbecco's Modified Eagle Medium:Nutrient Mixture F-12(Gibco社)、ウシ胎児血清(FBS、0.2%、MP Biomedicals社)を含む)に交換し、約4時間培養した。その後、表1に示す試験液の濃度になるように各成分を添加したアッセイ用培地に交換し、さらに3日間培養した。表1における各成分の単位はmg/mLである。
次に、各ウェルの上清の培養液を除去し、D−PBS(−)(コージンバイオ社)で細胞を洗浄した後、MTT試薬(メチルチアゾールテトラゾリウム、0.5mg/mL)を添加したアッセイ用培地を100マイクロリットルずつ各ウェルに加え、37℃、5%炭酸ガス及び95%空気の環境下で4時間反応させた。MTTは生細胞内で色素に還元され、細胞の賦活の指標となる。上清を除去後、DMSOを加えて、細胞内に生成された色素を溶解させた。次いで、プレートリーダーを用いて吸光度を測定(570nm)した。各試験液の吸光度から、MTT試薬溶液の吸光度(ブランク)を引いた値を、各試験液の補正吸光度とした。次いで、下記[式1]により、比較例に対する実施例の試験液の脂肪由来幹細胞賦活率を算出した。算出した結果は、表1に示す。
[式1]脂肪由来幹細胞賦活率(%)={(実施例の補正吸光度/比較例の補正吸光度)−1}×100
表1に示すとおり、ブロッコリースプラウトエキスを含有する実施例1及び実施例2と、アルファ−リポ酸を含有する実施例3及び実施例4は、ブロッコリースプラウトエキス及びアルファ−リポ酸のいずれも含有しない比較例1と比べて、脂肪由来幹細胞が賦活化することが確認された。すなわち、ブロッコリースプラウトエキス又はアルファ−リポ酸は、脂肪由来幹細胞を活性化し、増殖させることが明らかとなった。
処方例1〜24
公知の技術を用いて、表2〜3に記載される処方例について脂肪由来幹細胞賦活剤を調製した。処方例1〜6は錠剤、処方例7〜9はチュアブル剤、処方例10〜12はソフトカプセル剤、処方例13〜15はゼリー、処方例16〜18はグミ、処方例19〜24はドリンク剤である。いずれの処方例も、支障なく摂取することができた。処方例2、5、8、11、13、14、15、20は、ヒト摂取後に、肌のハリ、うるおい、つや、弾力感、化粧ノリが顕著に改善した。
公知の技術を用いて、表2〜3に記載される処方例について脂肪由来幹細胞賦活剤を調製した。処方例1〜6は錠剤、処方例7〜9はチュアブル剤、処方例10〜12はソフトカプセル剤、処方例13〜15はゼリー、処方例16〜18はグミ、処方例19〜24はドリンク剤である。いずれの処方例も、支障なく摂取することができた。処方例2、5、8、11、13、14、15、20は、ヒト摂取後に、肌のハリ、うるおい、つや、弾力感、化粧ノリが顕著に改善した。
Claims (4)
- アブラナ科植物の抽出物及びリポ酸からなる群より選択される1種以上を含有する脂肪由来幹細胞賦活剤。
- さらにプラセンタ抽出物を含有することを特徴とする請求項1に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
- アブラナ科植物がブロッコリー、ケール、キャベツ、カリフラワーからなる群より選択される1種以上である、請求項1又は請求項2に記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
- 経口用である、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の脂肪由来幹細胞賦活剤。
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