JP2018030703A - バンニング・デバンニング装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、上記装置のコンベヤの先端がコンテナ内に配置され、作業員が荷物をコンテナ内でコンベヤの先端に載せる。そして、コンベヤが荷物をコンテナの外に搬送し、最後に別の作業者が荷物をパレットに積み付ける。
しかし、上記の従来装置では、コンベヤを昇降させるだけでは、高さが異なる荷物を効率よく装置に積み込むことができなかった
コンベヤ昇降部は、コンベヤを昇降駆動する。
コンベヤ昇降操作部は、コンベヤ昇降部を操作する。
作業台は、コンベヤの下方に配置され、作業者を支持する。「作業者を支持する」とは、作業者が作業台の上に載った状態を維持することをいう。
作業台昇降部は、作業台を昇降駆動する。
作業台昇降操作部は、作業台昇降部を操作する。
間隔設定操作部は、コンベヤと作業台が連動して昇降するときの昇降間隔を設定する。
間隔設定操作部によって昇降間隔が設定されていれば、コンベヤ昇降操作部又は作業台操作部の操作により、コンベヤ昇降部と作業台昇降部の両方が駆動されて、コンベヤと作業台が昇降間隔を維持しながら昇降する。
この装置では、作業台が昇降可能であるので、作業者の身長に合わせてコンベヤと作業台の上下間隔の設定が可能である。この結果、荷物をコンベヤに積み込む際の作業効率が向上する
さらに、この装置では、コンベヤと作業台を連動して昇降できる。つまり、昇降間隔が維持されたままコンベヤと作業台が昇降するので、作業者がそれらを個別に操作する必要がなくなる。
この装置では、作業台が最下方位置に到達した後でも、さらにコンベヤを下降させることができる。
この装置では、作業台が最上方位置に到達した後でも、さらにコンベヤを上昇させることができる。
最初にコンベヤが移動を行い、実際の昇降間隔が設定昇降間隔に等しくなれば作業台が移動を開始することで、その後はコンベヤ及び作業台が連動してもよい。
この装置では、実際の昇降間隔が設定昇降間隔より短くなった場合でも、その後にはコンベヤ及び作業台が設定昇降間隔で連動して昇降できる。
(1)バンニング・デバンニング装置の機構構成
図1〜図3を用いて、第1実施形態のバンニング・デバンニング装置1(以下、「装置1」とする)を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るバンニング・デバンニング装置の斜視図である。図2は、バンニング・デバンニング装置の側面図である。図3は、バンニング・デバンニングの上面図である。
装置1は、例えばコンテナから荷物Wを降ろす(デバンニング)、又は例えばコンテナに荷物Wを積む(バンニング)ことを実行するのに用いられる。図2に示すように、作業者S1が例えばコンテナ内から荷物Wを装置1に積み込む。すると、装置1は、荷物Wをコンベヤ5(後述)によって所定距離移動させる。その後、作業者S2が、コンベヤ5から荷物を下ろす。作業者S2は、荷物Wを他のコンベヤに積み替えたり、パレットに積み上げたりする。
コンベヤ5は、独立して動作可能な複数のコンベヤから構成されている。具体的には、コンベヤ5は、第1コンベヤ9と、第2コンベヤ11と、第3コンベヤ13と、第4コンベヤ15と、第5コンベヤ17とを有している。第1〜第4コンベヤ9、11、13、15は別個のモータによって駆動される。第5コンベヤ17はフリーローラである。ただし、第5コンベヤ17は、モータによって駆動されてもよい。
第2コンベヤ11は、第1コンベヤ9から連続しており、比較的長い構成である。この実施形態では、第2コンベヤ11は、ベルトコンベヤである。
第4コンベヤ15は、第3コンベヤ13から連続しており、比較的短い構成である。この実施形態では、第4コンベヤ15は、ローラコンベヤである。なお、第4コンベヤ15は、コンテナ長さ又は作業者S2の待機位置によっては、長くなることもある。
作業台7は、左右方向に長く延びており、そのため第1コンベヤ9が作業台7の左右方向中央位置付近にある場合は、作業者S1は第1コンベヤ9に対して左右いずれの側からもアクセス可能である。
図4を用いて、装置1の制御構成を説明する。図4は、バンニング・デバンニング装置の制御構成を示すブロック図である。
装置1は、制御部31を有している。制御部31は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。制御部31は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
制御部31の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部31の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
コンベヤ上昇ボタン51が押されている間は、第1コンベヤ9が上昇する。コンベヤ下降ボタン53が押されている間は、第1コンベヤ9が下降する。作業台上昇ボタン55が押されている間は、作業台7が上昇する。作業台下降ボタン57が押されている間は、作業台7が下降する。
以上に述べたように、装置1では、作業者S1の身長に合わせて第1コンベヤ9と作業台7の連動時の昇降間隔の設定が可能である。
間隔設定解除ボタン65は、設定された昇降間隔を解除する。
さらに、制御部31には、コンベヤ上下位置センサ12、作業台上下位置センサ14が接続されている。コンベヤ上下位置センサ12、作業台上下位置センサ14は、例えば、エンコーダである。
制御部31には、コンベヤ昇降部8及び作業台昇降部10が接続されている。制御部31は、コンベヤ昇降部8及び作業台昇降部10に駆動信号及び停止信号を送信する。
(3−1)昇降間隔設定制御動作
図5を用いて、装置1の第1コンベヤ9と作業台7の昇降間隔設定制御動作を説明する。図5は、昇降間隔設定制御を示すフローチャートである。
さらに、制御フローチャートの各ブロックは、単一の制御動作とは限らず、複数のブロックで表現される複数の制御動作に置き換えることができる。
ステップS2では、昇降間隔の設定操作がされたか否かが判定される。具体的には、制御部31が間隔設定ボタン63からの入力信号の有無に基づいて上記判断を行う。なお、昇降間隔の設定は、間隔設定ボタン63が押された時の第1コンベヤ9と作業台7との間隔を設定昇降間隔として登録してもよいし、間隔の数値を入力しさらに決定することで登録してもよい。
ステップS2でYesであればプロセスはステップS3に移行する。Noであれば、プロセスはステップS1に戻る。
ステップS4では、設定昇降間隔が解除される。具体的には、制御部31が昇降間隔情報を記憶部から削除する。その後、プロセスはステップS2に移行する。
以上より、間隔設定ボタン63が操作されるごとに、新たに昇降間隔が設定される。
図6を用いて、第1コンベヤ9と作業台7の連動下降動作を説明する。図6は、連動下降動作制御を示すフローチャートである。
ステップS6では、コンベヤ下降ボタン53又は作業台下降ボタン57が押されたか否かが判断される。具体的には、制御部31がコンベヤ下降ボタン53又は作業台下降ボタン57からの入力信号に基づいて上記判断を行う。
ステップS8では、第1コンベヤ9と作業台7が連動して下降する。具体的には、制御部31は、コンベヤ昇降部8と作業台昇降部10に駆動信号を送信して、第1コンベヤ9と作業台7を同じ速度でつまり昇降間隔を維持しながら下降させる。例えば、図8及び図9に示すように、上方位置から下方位置まで第1コンベヤ9と作業台7が下降する場合に、両者の昇降間隔は一定である。
以上に述べたように、装置1では、第1コンベヤ9と作業台7を連動して下降できる。つまり、昇降間隔が維持されたまま第1コンベヤ9と作業台7が下降するので、作業者S1がそれらを個別に操作する必要がなくなる。
ステップS10では、作業台7が最下方位置Lに到達したか否かが判断される。具体的には、制御部31が、作業台上下位置センサ14からの検出信号に基づいて上記判断を行う。ステップS10でNoであればプロセスはステップS9に戻る。YesであればプロセスはステップS11に移行する。
ステップS12では、第1コンベヤ9が最下方位置に到達したか否かが判断される。具体的には、制御部31が、コンベヤ上下位置センサ12からの検出信号に基づいて上記判断を行う。ステップS12でNoであれば、プロセスはステップS9に戻る。Yesであれば、プロセスはステップS13に移行する。
ステップS14では、第1コンベヤ9及び作業台7の下降が停止される。具体的には、制御部31は、コンベヤ昇降部8及び作業台昇降部10に停止信号を送信して、第1コンベヤ9及び作業台7の下降を停止させる。これによりプロセスは終了する。
ステップS15では、コンベヤ下降ボタン53又は作業台下降ボタン57が操作されたときに実際の昇降間隔が設定昇降間隔より長ければ、両者が同じなるまで第1コンベヤ9のみを下降させることが行われる。具体的には、制御部31が、コンベヤ昇降部8に駆動信号を送信する。
以上の動作は、例えば、図13(後述)に示すように作業台7が最上方位置Hまで到達し、その後第1コンベヤ9がさらに上方に移動することで図11のように第1コンベヤ9及び作業台7の実際の昇降間隔が設定昇降間隔G1より長いG2になった状態を前提にしている。この状態において、第1コンベヤ9及び作業台7が連動して下降する場合(つまり、コンベヤ下降ボタン53又は作業台下降ボタン57が操作された場合)に、ステップS15は実行される。具体的には、図11の状態から、最初に第1コンベヤ9が下降し、図12に示すように実際の昇降間隔が設定昇降間隔G1に等しくなれば、作業台7が移動を開始する。その後は、第1コンベヤ9及び作業台7が連動して下降する。
この装置では、実際の昇降間隔が設定昇降間隔より長くなった場合でも、その後には第1コンベヤ9及び作業台7が設定昇降間隔で連動して下降できる。
図7を用いて、第1コンベヤ9と作業台7の連動上昇動作を説明する。図7は、連動上昇動作制御を示すフローチャートである。
ステップS16では、コンベヤ上昇ボタン51又は作業台上昇ボタン55が押されたか否かが判断される。具体的には、制御部31が、コンベヤ上昇ボタン51又は作業台上昇ボタン55からの入力信号に基づいて上記判断を行う。
ステップS18では、第1コンベヤ9と作業台7が連動して上昇する。具体的には、制御部31は、コンベヤ昇降部8と作業台昇降部10に駆動信号を送信して、第1コンベヤ9と作業台7を同じ速度でつまり設定昇降間隔を維持しながら上昇させる。例えば、図8及び図9に示すように、下方位置から上方位置まで第1コンベヤ9と作業台7が上昇する場合に、両者の昇降間隔G1は一定である。
以上に述べたように、装置1では、第1コンベヤ9と作業台7を連動して上昇できる。つまり、昇降間隔が維持されたまま第1コンベヤ9と作業台7が上昇するので、作業者S1がそれらを個別に操作する必要がなくなる。
ステップS20では、作業台7が最上方位置Hに到達したか否かが判断される。具体的には、制御部31が、作業台上下位置センサ14からの検出信号に基づいて上記判断を行う。ステップS20でNoであればプロセスはステップS19に戻る。YesであればプロセスはステップS21に移行する。
ステップS22では、第1コンベヤ9が最上方位置に到達したか否かが判断される。具体的には、制御部31が、コンベヤ上下位置センサ12からの検出信号に基づいて上記判断を行う。ステップS22でNoであれば、プロセスはステップS19に戻る。Yesであれば、プロセスはステップS23に移行する。
ステップS24では、第1コンベヤ9及び作業台7の上昇が停止される。具体的には、制御部31は、コンベヤ昇降部8及び作業台昇降部10に停止信号を送信して、第1コンベヤ9及び作業台7の上昇を停止させる。これによりプロセスは終了する。
ステップS25では、コンベヤ上昇ボタン51又は作業台上昇ボタン55が操作されたときに実際の昇降間隔が設定昇降間隔より短ければ、両者が同じなるまで第1コンベヤ9のみを上昇させることが行われる。具体的には制御部31が、コンベヤ昇降部8に駆動信号を送信する。
この装置では、実際の昇降間隔が設定昇降間隔より短くなった場合でも、その後には第1コンベヤ9及び作業台7が設定昇降間隔で連動して上昇できる。
上記実施形態は下記の様にも表現できる。
バンニング・デバンニング装置1(バンニング・デバンニング装置の一例)は、第1コンベヤ9(コンベヤの一例)と、コンベヤ昇降部8(コンベヤ昇降部の一例)と、コンベヤ上昇ボタン51及びコンベヤ下降ボタン53(コンベヤ昇降操作部の一例)と、作業台7(作業台の一例)と、作業台昇降部10(作業台昇降部の一例)と、作業台上昇ボタン55及び作業台下降ボタン57(作業台昇降操作部の一例)と、間隔設定ボタン63(間隔設定操作部の一例)と、を備えている。
コンベヤ昇降部8は、第1コンベヤ9を昇降駆動する。
コンベヤ上昇ボタン51及びコンベヤ下降ボタン53は、コンベヤ昇降部8を操作する。
作業台7は、第1コンベヤ9の下方に配置され、作業者S1を支持する。
作業台昇降部10は、作業台7を昇降駆動する。
作業台上昇ボタン55及び作業台下降ボタン57は、作業台昇降部10を操作する。
間隔設定ボタン63は、第1コンベヤ9と作業台7が連動して昇降するときの昇降間隔を設定する。
間隔設定ボタン63によって昇降間隔が設定されていれば、コンベヤ上昇ボタン51、コンベヤ下降ボタン53、作業台上昇ボタン55及び作業台下降ボタン57のいずれかの操作により、コンベヤ昇降部8と作業台昇降部10の両方が駆動されて、第1コンベヤ9と作業台7が昇降間隔を維持しながら昇降する。
さらに、この装置1では、第1コンベヤ9と作業台7を連動して昇降できる。つまり、昇降間隔が維持されたまま第1コンベヤ9と作業台7が昇降するので、作業者S1がそれらを個別に操作する必要がなくなる。
以上、本発明の一又は複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
コンベヤ昇降部、作業台昇降部の構造は前記実施形態に限定されない。
コンベヤ昇降部、作業台昇降部を操作するための装置は前記実施形態に限定されない。
前記実施形態では、設定昇降間隔は、操作時の両者の昇降間隔がそのまま用いられた。しかし、設定昇降間隔は、入力された又は他の装置から提供された数値によって設定されてもよい
3 :走行部
5 :コンベヤ
7 :作業台
8 :コンベヤ昇降部
9 :第1コンベヤ
10 :作業台昇降部
11 :第2コンベヤ
12 :コンベヤ上下位置センサ
13 :第3コンベヤ
14 :作業台上下位置センサ
15 :第4コンベヤ
17 :第5コンベヤ
31 :制御部
49 :操作装置
51 :コンベヤ上昇ボタン
53 :コンベヤ下降ボタン
55 :作業台上昇ボタン
57 :作業台下降ボタン
63 :間隔設定ボタン
65 :間隔設定解除ボタン
67 :動作停止ボタン
W :荷物
Claims (4)
- コンベヤと、
前記コンベヤを昇降駆動するコンベヤ昇降部と、
前記コンベヤ昇降部を操作するコンベヤ昇降操作部と、
前記コンベヤの下方に配置され、作業者を支持する作業台と、
前記作業台を昇降駆動する作業台昇降部と、
前記作業台昇降部を操作する作業台昇降操作部と、
前記コンベヤと前記作業台が連動して昇降するときの昇降間隔を設定する間隔設定操作部と、
前記間隔設定操作部によって昇降間隔が設定されていれば、前記コンベヤ昇降操作部又は前記作業台操作部の操作により、前記コンベヤ昇降部と前記作業台昇降部の両方が駆動されて、前記コンベヤと前記作業台が昇降間隔を維持しながら昇降する、
バンニング・デバンニング装置。 - 前記作業台及び前記コンベヤが連動して下降する動作において、前記作業台が先に最下方位置に到達して停止すると、その後は連動が解除されることで前記コンベヤのみが下降する、請求項1に記載のバンニング・デバンニング装置。
- 前記作業台及び前記コンベヤが連動して上昇する動作において、前記作業台が先に最上方位置に到達して停止すると、その後は連動が解除されることで前記コンベヤのみが上昇する、請求項1又は2に記載のバンニング・デバンニング装置。
- 前記コンベヤ及び前記作業台の実際の昇降間隔が設定昇降間隔から異なった状態において、異なる前の移動方向と反対方向に前記コンベヤ及び前記作業台が連動して移動するときには、
最初に前記コンベヤが移動を行い、実際の昇降間隔が前記設定昇降間隔に等しくなれば前記作業台が移動を開始することで、その後は前記コンベヤ及び前記作業台が連動する、請求項2又は3に記載のバンニング・デバンニング装置。
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JP2016165463A JP6740811B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | バンニング・デバンニング装置 |
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JP6740811B2 JP6740811B2 (ja) | 2020-08-19 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019196260A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 村田機械株式会社 | 連結コンベヤ |
-
2016
- 2016-08-26 JP JP2016165463A patent/JP6740811B2/ja active Active
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JP2019196260A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-14 | 村田機械株式会社 | 連結コンベヤ |
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