JP2018030425A - 自動運転制御装置および自動運転制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライバの体調が悪化した場合でも、より確実に自動運転で車両を停車可能地点まで移動させる。【解決手段】自動運転制御装置10において、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されると、自動運転制御部11が、操舵機構31および制駆動機構32を制御して、自動運転により自車両を停車可能地点へ移動させる。オーバーライド操作検出部12は、自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、自動運転制御部11に自車両の自動運転を解除させる。また、オーバーライド操作検出部12は、ドライバの体調悪化が検出されたときは、検出される前よりも、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする。【選択図】図2
Description
本発明は、車両の自動運転技術に関するものであり、特に、ドライバの体調悪化時の対応に関するものである。
近年、車両の自動運転技術の開発が進んでおり、自動運転に関連する各種の技術が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、運転者(ドライバ)の状態(例えば、眠気があるか、脇見運転をしているか、興奮しているか、など)を検知して、自動運転機能が安全に実行できないと判断したときに、車両を停車可能地点に誘導して停止させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両の自動運転時にドライバがオーバーライドを行うことによって、車両の自動運転から手動運転への切り替えを行う自動運転制御装置が開示されている。ここで、オーバーライドとは、車両の自動運転中にドライバが手動で運転操作を行って、運転に介入することをいう。以下、オーバーライドとなるドライバの手動操作を「オーバーライド操作」という。
特許文献1の技術によれば、車両の自動運転中にドライバの体調が悪化した場合に、車両は、自動運転により停車可能地点に誘導される。しかし、例えばドライバが気を失ってハンドルにもたれ掛かったり、アクセルペダルを踏んだまま気を失ったりすると、ドライバの体重でハンドルやアクセルペダルが動いてしまうことが考えられる。そのハンドルやアクセルペダルの動きがオーバーライド操作として検出されると、自動運転が解除されて、車両を停車可能地点まで移動させることができなくなる。また、ドライバが車両を運転できない状態で手動運転に切り替わると、事故を誘発する恐れもある。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、ドライバの体調が悪化した場合でも、より確実に車両を停車可能地点まで移動させることができる自動運転制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動運転制御装置は、自車両の自動運転を行う自動運転制御部と、前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させるオーバーライド操作検出部と、を備え、前記自動運転制御部は、ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出されると、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させ、前記オーバーライド操作検出部は、前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定するオーバーライド判定部と、前記ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出されると、検出される前よりも、前記ドライバの運転操作が前記オーバーライド判定部にオーバーライド操作であると判定され難くするオーバーライド判定閾値変更部と、を備える。
本発明によれば、ドライバの体調悪化が検出されると、体調悪化が検出される前よりも、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くなるため、自車両を停車可能地点へ移動させるための自動運転が不用意に解除されることが防止される。その結果、より確実に自車両を停車可能地点まで移動させることができる。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、車両の操舵機構31および制駆動機構32と、それらを制御することで自車両の自動運転を行う自動運転制御装置10と、車両の自動運転に必要な各種の情報を自動運転制御装置10に提供する地図情報記憶装置21、周辺状況監視装置22、車両状態取得装置23およびドライバ監視装置24とを含んでいる。以下、自動運転制御装置10を搭載する車両を「自車両」という。
図1は、実施の形態1に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、車両の操舵機構31および制駆動機構32と、それらを制御することで自車両の自動運転を行う自動運転制御装置10と、車両の自動運転に必要な各種の情報を自動運転制御装置10に提供する地図情報記憶装置21、周辺状況監視装置22、車両状態取得装置23およびドライバ監視装置24とを含んでいる。以下、自動運転制御装置10を搭載する車両を「自車両」という。
操舵機構31は、自車両の進行方向を左右に曲げるための機構であり、例えばステアリング等を含む。制駆動機構32は、自車両の走行速度の制御および前進と後退の切り替えを行うための機構であり、例えばアクセル、ブレーキ、シフト等を含む。
地図情報記憶装置21は、地図データが記憶された記憶媒体である。ここでは地図情報記憶装置21が自車両に搭載されているものとするが、地図情報記憶装置21は例えば通信により自動運転制御装置10へ地図データを送信するサーバとして構成されていてもよい。
周辺状況監視装置22は、自車両周辺の状況を監視するものであり、GPS(Global Positioning System)受信機221、車載通信機222、前方・側方センサ223、ナビゲーションシステム224などを含む。GPS受信機221は、GPSの測位衛星からの信号を受信して自車両の現在位置を検出する。車載通信機222は、他車両の通信機や路上に設置された通信機との通信を行うことで、他車両や歩行者の位置の情報や、交通情報(例えば、渋滞情報、交通規制情報、工事区間情報など)等を取得する。前方・側方センサ223は、自車両の周辺に存在する他車両、歩行者、障害物などの位置および自車両からの距離を検出する。ナビゲーションシステム224は、自車両の現在位置から目的地までの経路を算出すると共に、算出した経路の案内を行う。
車両状態取得装置23は、自車両の状態を示す情報を取得するものであり、舵角センサ231、車速センサ232、操舵トルクセンサ233、アクセルポジションセンサ234、ブレーキポジションセンサ235などを含む。舵角センサ231は、自車両のステアリング角を検出する。車速センサ232は、自車両の走行速度を検出する。操舵トルクセンサ233は、ドライバによるハンドル操作力の大きさを検出する。アクセルポジションセンサ234は、ドライバによるアクセルペダルの踏み込み量を検出する。ブレーキポジションセンサ235は、ドライバによるブレーキペダルの踏み込み量を検出する。
ドライバ監視装置24は、ドライバの状態を監視するものであり、車内カメラ241、生体センサ242などを含む。車内カメラ241は、ドライバの表情、瞳孔などを撮影する。生体センサ242はドライバの生体情報(例えば、呼吸の有無、心拍数、血圧、体温、脳波など)を検出する。ドライバ監視装置24は、車内カメラ241が撮影したドライバの映像および生体センサ242が検出したドライバの生体情報に基づいて、ドライバの体調を検知することができる。
図2は、実施の形態1に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。図2のように、自動運転制御装置10は、自動運転制御部11、オーバーライド操作検出部12およびルート演算部13を備えている。
自動運転制御部11は、操舵機構31および制駆動機構32を制御して、自車両の自動運転を行う。オーバーライド操作検出部12は、自車両の自動運転中に、ドライバのオーバーライド操作を検出する。また、オーバーライド操作検出部12は、オーバーライド操作を検出すると、自動運転制御部11に自車両の自動運転を解除させ、ドライバの手動運転に切り替える。
ルート演算部13は、地図情報記憶装置21から取得される地図データ、周辺状況監視装置22から取得される自車両の現在位置および走行予定経路や、車両状態取得装置23から取得される自車両の状態などに基づいて、自車両を停車可能地点(自車両を停車させても交通の妨げとならない地点)およびその地点までの経路を算出する。
通常、自動運転制御部11は、周辺状況監視装置22のナビゲーションシステム224が算出した経路を、自動運転時に自車両を走行させる経路(目標ルート)として設定する。しかし、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出され、ドライバが正常に運転できない状態(例えば、心肺停止状態、意識障害が生じた状態など)と判断された場合には、自動運転制御部11は、ルート演算部13が算出した停車可能地点までの経路を目標ルートに設定して、自車両の自動運転を行う。従って、ドライバが正常に運転できない状態になると、自車両は自動的に停車可能地点に移動して停車することになる。
なお、自動運転制御部11は、単純に自車両を目標ルートに沿って走行させるだけでなく、地図情報記憶装置21、周辺状況監視装置22、車両状態取得装置23およびドライバ監視装置24から取得される各種の情報を考慮して、自車両の適切な軌道および走行速度を判断する。
図2のように、オーバーライド操作検出部12は、オーバーライド判定部121およびオーバーライド判定閾値変更部122を含んでいる。
オーバーライド判定部121は、車両状態取得装置23からの情報に基づいて、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定する。具体的には、オーバーライド判定部121は、操舵トルクセンサ233が検出したドライバのハンドル操作力が予め定められた閾値を超えると、ハンドルのオーバーライド操作が行われたと判定する。また、オーバーライド判定部121は、アクセルポジションセンサ234およびブレーキポジションセンサ235が検出したアクセルペダルの踏み込み量またはブレーキペダルの踏み込み量が、予め定められた閾値を超えた場合に、アクセルペダルおよびブレーキペダルのオーバーライド操作が行われたと判断する。
以下、オーバーライド判定部121が、ドライバの運転操作をオーバーライド操作であるか否か判断するための閾値を「オーバーライド判定の閾値」ということもある。
オーバーライド判定閾値変更部122は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化(ドライバが正常に運転できない状態)が検出されると、検出される前よりも、ドライバの運転操作がオーバーライド判定部121にオーバーライド操作であると判定され難くなるように、オーバーライド判定の閾値を変更する。例えば、オーバーライド判定部121が、ドライバの運転操作における操作量(例えば、アクセルペダルやブレーキペダルの踏み込み量)または操作力(例えば、ハンドル操作力)が予め定められた閾値を超えたときに、その運転操作がオーバーライド操作であると判定する場合、オーバーライド判定閾値変更部122は、その閾値を大きくする。
また、オーバーライド判定部121は、ドライバの運転操作における操作量または操作力が予め定められた第1の閾値を超えている状態の継続時間が、予め定められた第2の閾値を超えた場合に、当該運転操作がオーバーライド操作であると判定することも考えられる。その場合、オーバーライド判定閾値変更部122は、第1の閾値および第2の閾値の少なくとも片方を大きくすることで、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする。
図3および図4は、それぞれ自動運転制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示した自動運転制御装置10の各要素(自動運転制御部11、オーバーライド操作検出部12およびルート演算部13)は、例えば図3に示す処理回路50により実現される。すなわち、処理回路50は、ドライバの体調悪化が検出されると、自動運転により自車両を停車可能地点へ移動させる自動運転制御部11と、自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、自動運転制御部11に自車両の自動運転を解除させるオーバーライド操作検出部12と、を備える。また、処理回路50が備えるオーバーライド操作検出部12は、さらに、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定するオーバーライド判定部121と、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されると、検出される前よりも、ドライバの運転操作がオーバーライド判定部121にオーバーライド操作であると判定され難くするオーバーライド判定閾値変更部122と、を備える。処理回路50には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサ(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、Digital Signal Processor)が適用されてもよい。
処理回路50が専用のハードウェアである場合、処理回路50は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。自動運転制御装置10の各要素の機能のそれぞれは、複数の処理回路で実現されてもよいし、それらの機能がまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
図4は、処理回路50がプロセッサを用いて構成されている場合における自動運転制御装置10のハードウェア構成を示している。この場合、自動運転制御装置10の各要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェア)との組み合わせにより実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ52に格納される。処理回路50としてのプロセッサ51は、メモリ52に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、自動運転制御装置10は、処理回路50により実行されるときに、自車両の自動運転を行う処理と、自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、自車両の自動運転を解除させる処理と、ドライバの体調悪化が検出されると、自動運転により自車両を停車可能地点へ移動させると共に、ドライバの体調悪化が検出される前よりも、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする処理とが、結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。換言すれば、このプログラムは、自動運転制御装置10の各要素の動作の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、メモリ52には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)およびそのドライブ装置等が該当する。
以上、自動運転制御装置10の各要素の機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、自動運転制御装置10の一部の要素を専用のハードウェアで実現し、別の一部の要素をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、一部の要素については専用のハードウェアとしての処理回路50でその機能を実現し、他の一部の要素についてはプロセッサ51としての処理回路50がメモリ52に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、自動運転制御装置10は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図5は、実施の形態1に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。図5のフローは、自車両が自動運転されるときに実施される。以下、図5を参照しつつ、自動運転制御装置10の動作を説明する。
自車両の自動運転が開始されると、自動運転制御装置10は、ドライバ監視装置24から取得した情報に基づいて、自車両のドライバの状態を判断する(ステップS101)。ドライバが正常に運転可能な状態である場合(ステップS102でYES)、オーバーライド判定部121は、ドライバのオーバーライド操作が行われたか否かを判定する(ステップS107)。オーバーライド判定部121が、オーバーライド操作が行われたと判定すると(ステップS107でYES)、オーバーライド操作検出部12は自動運転制御部11に自動運転を解除させ、ドライバによる手動運転に移行して(ステップS109)、図5のフローは終了する。
オーバーライド判定部121が、オーバーライド操作が行われていないと判定すれば(ステップS107でNO)、オーバーライド操作検出部12は、自動運転制御部11に自動運転を継続させる(ステップS109)。ただし、自車両が目標ルートを走破すれば(ステップS110でYES)、すなわち、自車両が目的地に到着すれば、自車両を停車させて図5のフローは終了する。自車両が目標ルートを走破していなければ(ステップS110でYES)、ステップS101へ戻る。
一方、上記のステップS102で、ドライバが運転可能な状態でないと判断された場合(ステップS102でNO)、ステップS107の前に、以下のステップS103〜S106が実行される。すなわち、オーバーライド判定閾値変更部122が、ドライバの運転操作がオーバーライド操作と判定され難くなるように、オーバーライド判定の閾値を変更する(ステップS103)。続いて、ルート演算部13が、自車両の現在位置から近い停車可能地点を算出し(ステップS104)、さらに、その停車可能地点までの経路を算出する(ステップS105)。そして、自動運転制御部11が、自車両の目標ルートを、ルート演算部13が算出した停車可能地点までの経路に変更する(ステップS106)。その結果、ステップS107においてオーバーライド動作が検出されにくくなり、且つ、ステップS108において自車両は駐車可能地点へ向かって自動運転されるようになる。
なお、図5のフローでは、ドライバが運転可能な状態でない間、ステップS103〜S106が繰り返し実行されるように示されているが、ステップS103〜S106は1回のみ行われればよい。
このように、実施の形態1に係る自動運転制御装置10によれば、ドライバの体調が悪化して、自車両が停車可能地点へ向けて自動運転されているとき、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くなる。そのため、例えばドライバが気を失ってハンドルにもたれ掛かったり、アクセルペダルを踏んだまま気を失ったりしても、自動運転が不用意に解除されることが防止される。その結果、より確実に自車両を停車可能地点まで移動させることができる。
なお、自動運転制御部11は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されている状態が一定時間以上続いた場合にのみ、ドライバの体調悪化が検出されたと判断するとよい。それにより、ドライバの体調悪化が誤検出されることを防止でき、自動運転制御装置10の動作が安定する。
また、オーバーライド判定閾値変更部122によりドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くされると、ドライバの体調が回復しても、オーバーライド操作を行うことが困難であるため、ドライバが運転操作に戸惑う恐れがある。そのため、オーバーライド判定閾値変更部122がオーバーライド判定の閾値を変更したときは、自動運転制御装置10がドライバにその旨を通知するとよい。運転者への通知方法は、警告音や音声メッセージを出力する方法、車載表示装置の画面にメッセージを表示する方法、ランプ等の表示を点灯させる方法など、任意の方法でよい。
また、オーバーライド判定閾値変更部122は、ドライバの体調悪化を検出した後に、ドライバの体調回復を検出すると、オーバーライド判定部121におけるオーバーライド判定の閾値を元の状態に戻してもよい。それにより、体調が回復したドライバが、オーバーライド操作を行うことが困難になることを防止できる。
<実施の形態2>
図6は、実施の形態2に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10の構成は、図2の構成に対し、オーバーライド判定閾値変更部122をオーバーライド判定無効化部123に置き換えたものとなっている。オーバーライド判定無効化部123は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化(ドライバが正常に運転できない状態)が検出されると、自動運転制御部11が自車両の自動運転を継続するように、オーバーライド操作検出部12の動作を無効化する。言い換えれば、オーバーライド判定無効化部123は、ドライバの体調悪化が検出されると、オーバーライド操作による手動運転への移行を禁止する。
図6は、実施の形態2に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10の構成は、図2の構成に対し、オーバーライド判定閾値変更部122をオーバーライド判定無効化部123に置き換えたものとなっている。オーバーライド判定無効化部123は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化(ドライバが正常に運転できない状態)が検出されると、自動運転制御部11が自車両の自動運転を継続するように、オーバーライド操作検出部12の動作を無効化する。言い換えれば、オーバーライド判定無効化部123は、ドライバの体調悪化が検出されると、オーバーライド操作による手動運転への移行を禁止する。
なお、自動運転制御装置10を含む自動運転制御システムの全体構成は、図1と同じであるため、説明は省略する。
図7は、実施の形態2に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。このフローは、図5のフローに対し、オーバーライド判定の閾値を変更するステップS103を、オーバーライド操作検出部12の動作を無効化するステップS120に置き換えたものとなっている。すなわち、実施の形態2の自動運転制御装置10の動作は、ドライバが正常に運転可能でないと判断されたときに(ステップS102でNO)、オーバーライド操作検出部12の動作が無効化されて(ステップS120)、オーバーライド操作による手動運転への移行を禁止されることを除けば、実施の形態1と同様である。
実施の形態2に係る自動運転制御装置10によれば、ドライバの体調が悪化して、自車両が停車可能地点へ向けて自動運転されているときに、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定されなくなる。そのため、例えばドライバが気を失ってハンドルにもたれ掛かったり、アクセルペダルを踏んだまま気を失ったりしても、自動運転が不用意に解除されることが防止される。その結果、確実に自車両を停車可能地点まで移動させることができる。
本実施の形態においても、自動運転制御部11は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されている状態が一定時間以上続いた場合にのみ、ドライバの体調悪化が検出されたと判断するとよい。また、オーバーライド判定無効化部123がオーバーライド操作検出部12の動作を無効化したときは、自動運転制御装置10がドライバにその旨を通知してもよい。さらに、オーバーライド判定無効化部123は、ドライバの体調悪化を検出した後に、ドライバの体調回復を検出すると、オーバーライド判定部121を有効化して、元の状態に戻してもよい。
<実施の形態3>
図8は、実施の形態3に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、図1の構成に対し、ドライバ監視装置24を緊急退避ボタン25に置き換えたものとなっている。緊急退避ボタン25は、プッシュスイッチ等のハードウェアキーでもよいし、タッチパネルの画面に表示されたソフトウェアキーでもよい。
図8は、実施の形態3に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、図1の構成に対し、ドライバ監視装置24を緊急退避ボタン25に置き換えたものとなっている。緊急退避ボタン25は、プッシュスイッチ等のハードウェアキーでもよいし、タッチパネルの画面に表示されたソフトウェアキーでもよい。
図9は、実施の形態3に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10の構成は、図6に示したものと同じであるが、ドライバ監視装置24に代えて上記の緊急退避ボタン25が接続されている。
実施の形態3では、ドライバにより緊急退避ボタン25が押されると、ルート演算部13が停車可能地点までの経路を算出し、その経路が目標ルートとして設定される。そして、自動運転制御部11が、その目標ルートに沿って自車両を自動運転し、停車可能地点まで移動させる。また、このとき、オーバーライド判定無効化部123は、オーバーライド操作によって自車両の自動運転が解除されないように、オーバーライド操作検出部12の動作を無効化する。従って、ドライバは、体調悪化により運転を正常に行うことができないと判断したときに、緊急退避ボタン25を押すことで、自車両を自動運転で停車可能地点へ確実に移動させることができる。
図10は、実施の形態3に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。このフローは、図7のフローに対し、ドライバの状態を判断するステップS101,S102を、ドライバにより緊急退避ボタン25が押されたかどうか判断するステップS130に置き換えたものとなっている。オーバーライド判定無効化部123がオーバーライド操作検出部12の動作を無効化するステップS120、ルート演算部13が停車可能地点およびその地点までの経路を算出するステップS104,S105、および、自動運転制御部11が停車可能地点までの経路を目標ルートに設定するステップS106は、緊急退避ボタン25が押されたとき(ステップS130でYES)に実行される。
実施の形態3に係る自動運転制御装置10によれば、ドライバが、体調悪化により正常な運転をできなくなったときに緊急退避ボタン25を押すことで、自車両が停車可能地点へ向けて自動運転される。その後は、ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定されなくなる。そのため、例えばドライバが気を失ってハンドルにもたれ掛かったり、アクセルペダルを踏んだまま気を失ったりしても、自動運転が不用意に解除されることが防止される。その結果、確実に自車両を停車可能地点まで移動させることができる。
本実施の形態では、自動運転制御部11は、緊急退避ボタン25が一定時間以上継続して押された場合にのみ、ドライバの体調悪化が検出されたと判断するとよい。また、オーバーライド判定無効化部123がオーバーライド操作検出部12の動作を無効化したときは、自動運転制御装置10がドライバにその旨を通知してもよい。さらに、オーバーライド判定無効化部123は、緊急退避ボタン25が押された後に、もう一度緊急退避ボタン25が押されると、オーバーライド判定部121を有効化して、元の状態に戻してもよい。
<実施の形態4>
実施の形態1〜3では、自動運転制御装置10が、停車可能地点およびその地点までの経路を算出するルート演算部13を備えた構成を示した。しかし、停車可能地点およびその地点までの経路の算出は、自動運転制御装置10の外部の装置(例えば、自車両の位置を計測するロケータ装置など)で行ってもよい。
実施の形態1〜3では、自動運転制御装置10が、停車可能地点およびその地点までの経路を算出するルート演算部13を備えた構成を示した。しかし、停車可能地点およびその地点までの経路の算出は、自動運転制御装置10の外部の装置(例えば、自車両の位置を計測するロケータ装置など)で行ってもよい。
図11は、実施の形態4に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、図1の構成に対し、地図情報記憶装置21を省略してルート演算装置26を追加したものとなっている。ルート演算装置26は、例えばロケータ装置に内蔵されたものでもよい。ルート演算装置26は、指定した条件に合う地点を算出すると共に、その地点までの経路を算出する機能を有している。
図12は、実施の形態4に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10は、図2の構成に対し、ルート演算部13を停車可能地点探索要求部14に置き換えたものとなっている。停車可能地点探索要求部14は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されたときに、ルート演算装置26に対し、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示する。その算出結果は、自動運転制御部11に取得される。
図13は、実施の形態4に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。このフローは、図5のフローに対し、ルート演算部13が停車可能地点およびその地点までの経路を算出するステップS104,S105が、停車可能地点探索要求部14がルート演算装置26に、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示するステップS141と、その算出結果を自動運転制御部11がルート演算装置26から取得するステップS142とに置き換えられたものとなっている。
このように、実施の形態4の自動運転制御装置10の動作は、停車可能地点およびその地点までの経路を算出が、自動運転制御装置10の外部のルート演算装置26で行われている点を除いて、実施の形態1と同様である。よって、実施の形態1と同様の効果が得られる。
<実施の形態5>
実施の形態5では、実施の形態4で説明したルート演算装置26を実施の形態2に適用した例を示す。
実施の形態5では、実施の形態4で説明したルート演算装置26を実施の形態2に適用した例を示す。
図14は、実施の形態5に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10は、図6の構成に対し、ルート演算部13を停車可能地点探索要求部14に置き換えたものとなっている。停車可能地点探索要求部14は、ドライバ監視装置24によりドライバの体調悪化が検出されたときに、ルート演算装置26に対し、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示する。その算出結果は、自動運転制御部11に取得される。
なお、自動運転制御装置10を含む自動運転制御システムの全体構成は、図1と同じであるため、説明は省略する。
図15は、実施の形態5に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。このフローは、図7のフローに対し、ルート演算部13が停車可能地点およびその地点までの経路を算出するステップS104,S105が、停車可能地点探索要求部14がルート演算装置26に、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示するステップS141と、その算出結果を自動運転制御部11がルート演算装置26から取得するステップS142とに置き換えられたものとなっている。
このように、実施の形態5の自動運転制御装置10の動作は、停車可能地点およびその地点までの経路を算出が、自動運転制御装置10の外部のルート演算装置26で行われている点を除いて、実施の形態2と同様である。よって、実施の形態2と同様の効果が得られる。
<実施の形態6>
実施の形態6では、実施の形態4で説明したルート演算装置26を実施の形態3に適用した例を示す。
実施の形態6では、実施の形態4で説明したルート演算装置26を実施の形態3に適用した例を示す。
図16は、実施の形態6に係る自動運転制御システムの構成を示す図である。この自動運転制御システムは、図8の構成に対し、地図情報記憶装置21を省略してルート演算装置26を追加したものとなっている。
図17は、実施の形態6に係る自動運転制御装置10の構成を示す図である。この自動運転制御装置10は、図9の構成に対し、ルート演算部13を停車可能地点探索要求部14に置き換えたものとなっている。停車可能地点探索要求部14は、ドライバにより緊急退避ボタン25が押されたときに、ルート演算装置26に対し、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示する。その算出結果は、自動運転制御部11に取得される。
図18は、実施の形態6に係る自動運転制御装置10の動作を示すフローチャートである。このフローは、図10のフローに対し、ルート演算部13が停車可能地点およびその地点までの経路を算出するステップS104,S105が、停車可能地点探索要求部14がルート演算装置26に、停車可能地点およびその地点までの経路の算出を指示するステップS141と、その算出結果を自動運転制御部11がルート演算装置26から取得するステップS142とに置き換えられたものとなっている。
このように、実施の形態6の自動運転制御装置10の動作は、停車可能地点およびその地点までの経路を算出が、自動運転制御装置10の外部のルート演算装置26で行われている点を除いて、実施の形態3と同様である。よって、実施の形態3と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 自動運転制御装置、11 自動運転制御部、12 オーバーライド操作検出部、121 オーバーライド判定部、122 オーバーライド判定閾値変更部、123 オーバーライド判定無効化部、13 ルート演算部、14 停車可能地点探索要求部、21 地図情報記憶装置、22 周辺状況監視装置、221 GPS受信機、222 車載通信機、223 前方・側方センサ、224 ナビゲーションシステム、23 車両状態取得装置、231 舵角センサ、232 車速センサ、233 操舵トルクセンサ、234 アクセルポジションセンサ、235 ブレーキポジションセンサ、24 ドライバ監視装置、241 車内カメラ、242 生体センサ、25 緊急退避ボタン、26 ルート演算装置、31 操舵機構、32 制駆動機構。
Claims (17)
- 自車両の自動運転を行う自動運転制御部と、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させるオーバーライド操作検出部と、
を備え、
前記自動運転制御部は、ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出されると、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させ、
前記オーバーライド操作検出部は、
前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定するオーバーライド判定部と、
前記ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出されると、検出される前よりも、前記ドライバの運転操作が前記オーバーライド判定部にオーバーライド操作であると判定され難くするオーバーライド判定閾値変更部と、
を備える
ことを特徴とする自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定部は、前記ドライバの運転操作における操作量または操作力が予め定められた閾値を超えた場合に、当該運転操作がオーバーライド操作であると判定し、
前記オーバーライド判定閾値変更部は、前記閾値を大きくすることで、前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする
請求項1記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定部は、前記ドライバの運転操作における操作量または操作力が予め定められた第1の閾値を超えている状態の継続時間が予め定められた第2の閾値を超えた場合に、当該運転操作がオーバーライド操作であると判定し、
前記オーバーライド判定閾値変更部は、前記第1の閾値および前記第2の閾値の少なくとも片方を大きくすることで、前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする
請求項1記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定閾値変更部は、前記ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出された後、前記ドライバの体調回復が検出されると、前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定されることの容易さを、前記ドライバの体調悪化が検出される前の状態に戻す
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定閾値変更部により前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くされると、前記ドライバにその旨を通知する
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 - 前記ドライバ監視装置によりドライバの体調悪化が検出されている状態が一定時間以上続いた場合に、前記ドライバの体調悪化が検出されたと判断する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 - 自車両の自動運転を行う自動運転制御部と、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させるオーバーライド操作検出部と、
を備え、
前記自動運転制御部は、ドライバ監視装置によりドライバの体調悪化が検出されると、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させ、
前記オーバーライド操作検出部は、
前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定するオーバーライド判定部と、
前記ドライバ監視装置によりドライバの体調悪化が検出されると、前記オーバーライド操作検出部が前記自車両の自動運転を解除しないように、前記オーバーライド操作検出部の動作を無効化するオーバーライド判定無効化部と、
を備える
ことを特徴とする自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定無効化部は、前記ドライバ監視装置により前記ドライバの体調悪化が検出された後、前記ドライバの体調回復が検出されると、前記オーバーライド操作検出部の動作を有効化する
請求項7記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定無効化部により前記オーバーライド操作検出部の動作が無効化されると、前記ドライバにその旨を通知する
請求項7または請求項8に記載の自動運転制御装置。 - 前記ドライバ監視装置によりドライバの体調悪化が検出されている状態が一定時間以上続いた場合に、前記ドライバの体調悪化が検出されたと判断する
請求項7から請求項9のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 - 自車両の自動運転を行う自動運転制御部と、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させるオーバーライド操作検出部と、
を備え、
前記自動運転制御部は、緊急退避ボタンが押されると、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させ、
前記オーバーライド操作検出部は、
前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であるか否かを判定するオーバーライド判定部と、
前記緊急退避ボタンが押されると、前記オーバーライド操作検出部が前記自車両の自動運転を解除しないように、前記オーバーライド操作検出部の動作を無効化するオーバーライド判定無効化部と、
を備える
ことを特徴とする自動運転制御装置。 - 前記自動運転制御部は、前記緊急退避ボタンが一定時間以上継続して押された場合に、前記緊急退避ボタンが押されたと判断する
請求項11に記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定無効化部により前記オーバーライド操作検出部の動作が無効化されると、前記ドライバにその旨を通知する
請求項11または請求項12に記載の自動運転制御装置。 - 前記オーバーライド判定無効化部は、前記緊急退避ボタンが押された後、当該緊急退避ボタンがもう一度押されると、前記オーバーライド操作検出部の動作を有効化する
請求項11から請求項13のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。 - 自車両の自動運転を制御する自動運転制御装置における自動運転制御方法であって、
前記自動運転制御装置の自動運転制御部が、前記自車両の自動運転を行い、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御装置のオーバーライド操作検出部が、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させ、
前記ドライバの体調悪化が検出されると、前記自動運転制御部が、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させると共に、前記オーバーライド操作検出部が、前記ドライバの体調悪化が検出される前よりも、前記ドライバの運転操作がオーバーライド操作であると判定され難くする
ことを特徴とする自動運転制御方法。 - 自車両の自動運転を制御する自動運転制御装置における自動運転制御方法であって、
前記自動運転制御装置の自動運転制御部が、前記自車両の自動運転を行い、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御装置のオーバーライド操作検出部が、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させ、
前記ドライバの体調悪化が検出されると、前記自動運転制御部が、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させると共に、前記オーバーライド操作検出部が、前記自車両の自動運転を解除しないように、当該オーバーライド操作検出部の動作を無効化する
ことを特徴とする自動運転制御方法。 - 自車両の自動運転を制御する自動運転制御装置における自動運転制御方法であって、
前記自動運転制御装置の自動運転制御部が前記自車両の自動運転を行い、
前記自車両の自動運転中にドライバによるオーバーライド操作が検出されると、前記自動運転制御装置のオーバーライド操作検出部が、前記自動運転制御部に前記自車両の自動運転を解除させ、
緊急退避ボタンが押されると、前記自動運転制御部が、自動運転により前記自車両を停車可能地点へ移動させると共に、前記オーバーライド操作検出部が、前記自車両の自動運転を解除しないように、当該オーバーライド操作検出部の動作を無効化する
ことを特徴とする自動運転制御方法。
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