JP2018030325A - タイヤ内面への帯状部材の貼付け装置および方法 - Google Patents

タイヤ内面への帯状部材の貼付け装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ内面に吸音材などの帯状部材を効率よく貼付けることができる貼付け装置および方法を提供する。【解決手段】走行ローラ3、回転ドラム2および押圧ローラ4を備えた貼付け装置1をタイヤTの内側に配置し、走行ローラ3をタイヤの内面Taで転動させ、これに連動させて回転ドラム2を回転させながら、貼付け装置1をタイヤTの周方向に相対移動させて、タイヤTの外部から供給される帯状部材Bを回転ドラム2に螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材Bを繰り出して、繰り出した帯状部材Bを押圧ローラ4によりタイヤの内面Taに圧着して貼り付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ内面への帯状部材の貼付け装置および方法に関し、さらに詳しくは、タイヤ内面に吸音材などの帯状部材を効率よく貼付けることができる貼付け装置および方法に関するものである。
空気入りタイヤにおいて、騒音を発生させる原因の一つにタイヤ内部に充填された空気の振動による空洞共鳴音がある。この空洞共鳴音は、タイヤを転動させたときにトレッド部が路面の凹凸によって振動し、トレッド部の振動がタイヤ内部の空気を振動させることによって生じる。このような騒音を低減する対策として、タイヤ内面のタイヤ周方向に多孔質材料からなる帯状の吸音材を貼付けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の帯状スポンジ材(吸音材)の貼付け方法および装置では、貼付け長さで予め切断した帯状スポンジ材を渦巻状に巻回して形成した巻回体をスポンジ保持枠に取付ける。そして、帯状スポンジ材の一端をトレッド内面に付着させた状態でタイヤを回転させてスポンジ保持枠から帯状スポンジ材を順次取り出しながら貼付けローラによってトレッド内面に接着させる。そのため、吸音材を貼付け長さで予め切断してタイヤ毎に巻回体を形成する作業、および、巻回体をスポンジ保持枠に設置する作業が必要となる。それ故、帯状部材の貼付け作業の効率を向上させるには限界がある。
特開2007−168243号公報
本発明の目的はタイヤ内面に吸音材などの帯状部材を効率よく貼付けることができる貼付け装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置は、タイヤの内面に帯状部材を貼付けるタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置であって、前記タイヤの内側に配置されて、前記タイヤの外部から供給される帯状部材を螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材を繰り出す回転ドラムと、この回転ドラムの回転と連動して回転して前記タイヤの内面を転動する走行ローラと、前記回転ドラムから繰り出された前記帯状部材を前記タイヤの内面に圧着させる押圧ローラとを備えたことを特徴とする。
本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け方法は、タイヤの内面に帯状部材を貼付けるタイヤ内面への帯状部材の貼付け方法であって、帯状部材を螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材を繰り出す回転ドラムと、この回転ドラムの回転と連動して回転する走行ローラと、押圧ローラとを前記タイヤの内側に配置し、前記走行ローラを前記タイヤの内面で転動させつつ前記回転ドラムを回転させて、前記走行ローラ、前記回転ドラムおよび前記押圧ローラを前記タイヤの周方向に相対移動させ、前記回転ドラムには前記タイヤの外部から供給される前記帯状部材を螺旋状に巻き付け、前記回転ドラムから繰り出された前記帯状部材を前記押圧ローラにより前記タイヤの内面に圧着させることを特徴とする。
本発明によれば、走行ローラと連動して回転する回転ドラムによって帯状部材をタイヤの外部からタイヤ内面に連続的に供給することができるので、事前にタイヤ毎に帯状部材を貼付け長さで切断する作業や巻回する作業が不要となる。それ故、作業工数を低減して、貼付け作業の効率化を図ることができる。
本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置において、例えば、前記回転ドラムの回転軸方向が、前記タイヤのタイヤ軸方向に対して直交する向きに設定されている構成にすることもできるし、前記回転ドラムの回転軸方向が、前記タイヤのタイヤ軸方向に対して平行な向きに設定されている構成にすることもできる。
本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置において、前記帯状部材が一方面に配置されている接着面を覆う離型紙を有し、前記帯状部材を前記回転ドラムに巻き付ける直前に前記剥離紙を前記帯状部材から剥離させる剥離機構を備えた構成にすることもできる。この構成にすると、帯状部材から剥離紙を剥離する作業を、帯状部材の回転ドラムからの繰り出しと連続させて行うことができるので、作業員による作業工数を低減しつつ、より短時間で貼付け作業を完了させることが可能になる。
本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置において、前記帯状部材を前記タイヤの内面に圧着させる直前に前記帯状部材を所定位置にガイドするガイド部を備えた構成にすることもできる。この構成にすると、回転ドラムから繰り出された帯状部材をガイド部によって適切な圧着位置にガイドできるので、タイヤ内面に帯状部材を精度よく貼付けるのに有利になる。
タイヤの内側に配置された本発明の貼付け装置を縦断面視で例示する説明図である。 図1の貼付け装置を拡大した説明図である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 本発明の貼付け装置の別の実施形態を縦断面視で例示する説明図である。 本発明の貼付け装置のさらに別の実施形態を縦断面視で例示する説明図である。 図6のC矢視図である。
以下、本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置および方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜4に例示する本発明のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置1(以下、貼付け装置1という)は、タイヤTの内面Taに吸音材などの帯状部材Bを貼付ける際に使用する。この実施形態では、帯状部材Bの一方面に配置されている接着面が離型紙Pにより覆われている。図中のCLは、タイヤTのタイヤ軸を示している。
貼付け装置1は、回転ドラム2と、走行ローラ3と、押圧ローラ4とを備えている。回転ドラム2は、円筒状体または円柱状体であり、その外周面に帯状部材Bを螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材Bを繰り出す。走行ローラ3と回転ドラム2とは伝達機構5を介して連動して回転する。押圧ローラ4は、帯状部材Bをタイヤ内面Taに圧着させる。
この実施形態では貼付け装置1は、さらに、帯状部材Bをタイヤ内面Taに圧着させる直前に帯状部材Bを所定の位置にガイドするガイド部6と、離型紙Pを帯状部材Bから剥離させる剥離機構7とを備えている。さらには、タイヤTの外部から供給される帯状部材Bを回転ドラム2の所定の位置にガイドする供給ガイドローラ8と、回転ドラム2から繰り出された帯状部材Bを所定の繰り出し位置にガイドする繰り出しガイドローラ9とを備えている。
回転ドラム2は、金属や樹脂等により形成されている。回転ドラム2の径寸法や長手方向の長さ寸法等は、帯状部材Bの幅や厚さ等に応じて適宜決定される。回転ドラム2の中心軸2aは、回転ドラム2を覆うケース10に支持されている。このようにしてケース10に軸支された回転ドラム2は、中心軸2aを中心にして回転する。中心軸2aはケース10を貫通して、ケース10に連接されたギアケース11の内側にまで延在している。ギアケース11の内部では、中心軸2aにウォーム2bが設けられている。
ケース10の形状は特に限定されないが、例えば、この実施形態のように回転ドラム2と相似形状にする。ケース10の上部には、ケース10の外側から回転ドラム2へ帯状部材Bが供給される供給口10aが形成されている。ケース10の下部には、回転ドラム2からケース10の外側へ帯状部材Bが繰り出される繰り出し口10bが形成されている。供給口10aと繰り出し口10bは、中心軸2aの長手方向に離間して配置されている。供給口10aに近いケース10の端面にはギアケース11が外側に突出して接合されている。繰り出し口10bに近いケース10の端面には、ケース10を横断する方向に離間して2つの支持部12が外側に突出して接合されている。
走行ローラ3は、タイヤ内面Taを転動する。走行ローラ3のタイヤ内面Taに当接する面は、ゴムや樹脂等のタイヤ内面Taに対して滑り難い材質で構成するとよい。この実施形態では、中心軸2aに直交して回転ドラム2を横断する方向に離間して2つの走行ローラ3が設けられている。この2つの走行ローラ3は回転軸3aによって接続されていて、回転軸3aはギアケース11に支持されている。ギアケース11の内部では回転軸3aにギア3bが設けられている。
伝達機構5は、回転軸5aと、回転軸5aに設けられたギア5bと、このギア5bと間隔をあけて回転軸5aに設けられたウォームホイール5cとで構成されている。回転軸5aは、ギアケース11に支持されている。ギア5bとギア3bとが噛合し、ウォームホイール5cとウォーム2bとが噛合する。
走行ローラ3の回転とともに回転軸3aおよびギア3bが回転し、ギア3bの回転がギア5bに伝達されて、ギア5bが回転する。このギア5bの回転とともに回転軸5aおよびウォームホイール5cが回転すると、ウォームホイール5cの回転がウォーム2bに伝達されて、中心軸2aとともに回転ドラム2が回転する。
押圧ローラ4はフリーに回転する円筒状体または円柱状体である。押圧ローラ4の長さ寸法は、例えば、帯状部材Bの幅と同じ長さに設定される。この実施形態では、それぞれの支持部12に軸受ロッド4aの一端部が回転可能に接続されていて、他端部に押圧ローラ4が軸支されている。これにより、それぞれの軸受ロッド4aは支持部12に対して所定範囲内で回動する。それぞれの軸受ロッド4aの中途の位置には、サスペンション4bが設けられている。
ガイド部6は、押圧ローラ4の両端面に設けられた円盤状のフランジで構成されている。ガイド部6どうしの離間距離は、帯状部材Bの幅と概ね同じ長さに設定されている。
供給口10aの近傍に配置されている剥離機構7は、剥離ローラ7aと、剥離ローラ7aを軸支する軸受部7bとで構成されている。剥離ローラ7の両端面にはフランジが設けられている。軸受部7bは、ケース10に接続されている。
供給ガイドローラ8は、供給口10aの近傍に配置され、剥離ローラ7aと対置されている。供給ガイドローラ8の両端面には、フランジが設けられている。供給ガイドローラ8を軸支する軸受部8aは、ケース10に接続されている。繰り出しガイドローラ9は、繰り出し口10bの近傍に配置されている。繰り出しガイドローラ9の両端面には、フランジが設けられている。繰り出しガイドローラ9を軸支する軸受部9aは、ケース10に接続されている。
次に、この貼付け装置1を用いてタイヤTの内面Taに帯状部材Bを貼付ける方法を以下に説明する。
まず、図1に示すように、貼付け装置1をタイヤTの内側に配置する。走行ローラ3および押圧ローラ4の回転軸方向をタイヤ軸CL方向に対して平行な向きにして貼付け装置1を配置する。したがって、回転ドラム2の回転軸方向(中心軸2aの延在する方向)は、タイヤ軸CL方向に対して直交する向きに設定される。走行ローラ3はタイヤ内面Taに当接させ、押圧ローラ4の外周面とタイヤ内面Taとの最短距離(すき間)は帯状部材Bの厚さ程度にする。この実施形態では、ガイド部6の外周面がタイヤ内面Taに当接することで押圧ローラ4の外周面とタイヤ内面Taとのすき間が確保される。
次に、帯状部材Bを貼付け装置1にセットする。具体的には、タイヤTの外部に設置された巻芯等に巻き回されている帯状部材Bの一端部をタイヤTの内側に引き入れて、図3および図4に示すように、帯状部材Bの離型紙Pと反対面を供給ガイドローラ8に架け渡す。帯状部材Bの離型紙P側の面では、帯状部材Bと離型紙Pとの間に剥離ローラ7aを介入させた状態にして、帯状部材Bから剥離された離型紙Pの一端部をタイヤTの外側に設置されたリール等に接続する。
そして、離型紙Pを剥がした状態の帯状部材Bを供給口10aからケース10の内側に差し入れ、帯状部材Bの非接着面を回転ドラム2の表面に当接させるように、帯状部材Bを回転ドラム2に螺旋状に巻き付ける。回転ドラム2に巻き付けた帯状部材Bの一端部を、繰り出し口10bからケース10の外側に引き出し、引き出した帯状部材Bの接着面がタイヤ内面Ta側に向くように繰り出しガイドローラ9に架け渡す。そして、帯状部材Bの一端部を押圧ローラ4の外周面と2つのガイド部6とで囲まれた圧着位置に差し込むようにして、帯状部材Bの一端部の接着面をタイヤ内面Taに接着させる。以上により、タイヤTに対する貼付け装置1および帯状部材Bのセットが完了する。尚、帯状部材Bの一端部をタイヤ内面Taに接着させる直前までのセッティングは、タイヤTの外側で行なうこともできる。
次いで、走行ローラ3、回転ドラム2および押圧ローラ4をタイヤTの周方向に相対移動させる。例えば、タイヤTの外部からタイヤTの内側に延設された固定治具等によって貼付け装置1を一定位置に固定する。そして、タイヤTの外面に当接して回転駆動する駆動ローラ13によって、タイヤTをタイヤ軸CLを中心に回転させる。
タイヤTをタイヤ周方向に回転させると、走行ローラ3はタイヤ内面Taで転動し、走行ローラ3と連動して回転ドラム2も回転する。回転ドラム2が回転することによって、タイヤTの外部から供給される帯状部材Bは順次供給口10aを通って回転ドラム2に螺旋状に巻き付けられる。この際、タイヤTの外部から供給される帯状部材Bは、供給ガイドローラ8によって回転ドラム2の所定の巻き付け開始位置に所定角度でガイドされる。帯状部材Bの接着面を覆っている離型紙Pは、剥離機構7によって回転ドラム2に巻き付ける直前に帯状部材Bから剥離される。剥離した離型紙Pは、タイヤTの外部に設置されたリール等によって順次回収される。
同時に、回転ドラム2が回転することによって、回転ドラム2に螺旋状に巻き付けられている帯状部材Bは供給口10aから繰り出し口10bへ向かって螺旋状に移動する。回転ドラム2に巻き付けられていた帯状部材Bは順次繰り出し口10bからケース10の外側へ繰り出され、繰り出された帯状部材Bは繰り出しガイドローラ9によって、押圧ローラ4およびガイド部6に向けて所定の繰り出し位置に所定角度でガイドされる。そして、帯状部材Bは、ガイド部6によって所定の圧着位置にガイドされ、押圧ローラ4によってタイヤ内面Taに圧着される。
タイヤTを1周回転させると、タイヤ内面Taの全周に帯状部材Bが貼付けられる。その後、帯状部材Bの接着始点となる端面と重なる位置で帯状部材Bを切断し、貼付け装置1にセットされている帯状部材Bとタイヤ内面Taに貼付けられた帯状部材Bとを分離する。帯状部材Bの切断作業は、例えば、作業員がカッター等を用いて行う。2回目以降は、貼付け装置1を別のタイヤTにセットして、上述した方法と同じ手順で帯状部材Bをタイヤ内面Taに貼付ける。
このように、本発明によれば、走行ローラ3と連動して回転する回転ドラム2によって帯状部材BをタイヤTの外部からタイヤ内面Taに連続的に供給することができるので、事前にタイヤ毎に帯状部材Bを貼付け長さで切断する作業や巻回する作業が不要となる。それ故、作業工数を低減して、貼付け作業の効率化を図ることができる。
さらに、走行ローラ3と回転ドラム2とを連動させているので、走行ローラ3と回転ドラム2の径寸法の比率やそれぞれのギア等の歯車比などを適宜設定することで、タイヤTに対する貼付け装置1の相対的な移動距離(走行ローラ3が転動した距離)と、回転ドラム2による帯状部材Bの繰り出し長さを一致させることが可能である。それ故、帯状部材Bに伸びや皺が生じることを効果的に防ぐことができ、作業員の熟練度によらずタイヤ内面Taに帯状部材Bを精度よく貼付けることができる。
この実施形態では、ガイド部6を設けているので、回転ドラム2から繰り出された帯状部材Bをガイド部6によって適切な圧着位置にガイドできる。それ故、タイヤ内面Taに帯状部材Bを精度よく貼付けるのに有利になる。
また、供給ガイドローラ8と繰り出しガイドローラ9を設けることで、帯状部材Bを回転ドラム2に螺旋状に巻き付ける際の巻き付け位置や巻き付け角度を一定にすることができる。これにより、帯状部材Bをより安定した状態で回転ドラム2に巻き付け、繰り出すことができるので、タイヤ内面Taに帯状部材Bを精度よく貼付けるのに有利になる。
剥離機構7を設けると、帯状部材Bから剥離紙Pを剥離する作業を、帯状部材Bの回転ドラム2からの繰り出しと連続させて行うことができる。これにより、作業員による作業工数を低減しつつ、より短時間で貼付け作業を完了させることが可能になる。
図5に例示する貼付け装置1の別の実施形態では、回転ドラム2の外周面と対向するケース10の内面に、帯状部材Bをガイドする螺旋状のガイド溝10cが形成されている。その他の構成は図1〜4に示した先の実施形態と同じである。
ガイド溝10cの幅寸法は、帯状部材Bの幅と概ね同じ長さに設定されている。ケース10にガイド溝10cを設けることで、回転ドラム2に巻き付けられる帯状部材Bを、ガイド溝10cに沿って螺旋状に移動させることができる。これにより、帯状部材Bをより安定した状態で回転ドラム2に巻き付け、繰り出すことが可能となり、タイヤ内面Taに帯状部材Bを精度よく貼付けるのに有利になる。このガイド溝10cと同様の機能を発揮する突起をケース10の内面に設けることもできる。
図6および図7に例示する貼付け装置1のさらに別の実施形態では、回転ドラム2の回転軸方向を、走行ローラ3および押圧ローラ4の回転軸方向に対して平行な向きに設定している。この貼付け装置1では、走行ローラ3が回転ドラム2の中心軸2aに取り付けられている。中心軸2aはケース10に支持されている。ケース10に軸支された走行ローラ3および回転ドラム2は中心軸2aを中心にして回転する。その他の構成は図1〜4に示した先の実施形態と同じである。
この実施形態では、回転ドラム2の回転軸方向(中心軸2aの延在する方向)を、タイヤ軸CL方向に対して平行な向きに設定して貼付け装置1をタイヤTの内側に配置する。この貼付け装置1を使用してタイヤ内面Taに帯状部材Bを貼付ける方法は、先の実施形態と同じである。
貼付け装置1をタイヤTの周方向に相対移動させる方法は特に限定されない。例えば、回転ドラム2や走行ローラ3にモータ等の駆動部を設け、走行ローラ3を駆動部によって回転駆動させることにより、タイヤTを回転させて貼付け装置1を一定位置に維持した状態でタイヤTの周方向に相対移動させることもできる。或いは、タイヤTを一定位置で固定した状態にして走行ローラ3を回転駆動させて貼付け装置1をタイヤTの周方向に相対移動させることもできる。
既述した実施形態では、帯状部材Bの非接着面を回転ドラム2に当接するように巻き付けているが、帯状部材Bの接着面を回転ドラム2に当接するように巻き付けることもできる。回転ドラム2の外周面には帯状部材Bを円滑に移動させるために、フッ素樹脂加工など、低摩擦処理や低摩擦材を配置することもできる。回転ドラム2の外周面には帯状部材Bを螺旋状に巻き付け易くするために、螺旋状に配置したガイド突起やガイド溝を形成することもできる。
ケース10は必須ではないので省略することもできる。この場合は、ケース10に代えて回転ドラム2を軸支するフレーム等を設ける。本発明は、吸音材に限らず、その他の帯状部材Bを貼付ける際に用いることができる。
1 貼付け装置
2 回転ドラム
2a 中心軸
2b ウォーム
3 走行ローラ
3a 回転軸
3b ギア
4 押圧ローラ
4a 軸受ロッド
4b ダンパー
5 伝達機構
5a 回転軸
5b ギア
5c ウォームホイール
6 ガイド部
7 剥離機構
7a 剥離ローラ
7b 軸受部
8 供給ガイドローラ
8a 軸受部
9 繰り出しガイドローラ
9a 軸受部
10 ケース
10a 供給口
10b 繰り出し口
10c ガイド溝
11 ギアケース
12 支持部
13 駆動ローラ
T タイヤ
Ta タイヤの内面
CL タイヤ軸
B 帯状部材
P 離型紙

Claims (6)

  1. タイヤの内面に帯状部材を貼付けるタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置であって、
    前記タイヤの内側に配置されて、前記タイヤの外部から供給される帯状部材を螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材を繰り出す回転ドラムと、この回転ドラムの回転と連動して回転して前記タイヤの内面を転動する走行ローラと、前記回転ドラムから繰り出された前記帯状部材を前記タイヤの内面に圧着させる押圧ローラとを備えたことを特徴とするタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置。
  2. 前記回転ドラムの回転軸方向が、前記タイヤのタイヤ軸方向に対して直交する向きに設定されている請求項1に記載のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置。
  3. 前記回転ドラムの回転軸方向が、前記タイヤのタイヤ軸方向に対して平行な向きに設定されている請求項1に記載のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置。
  4. 前記帯状部材が一方面に配置されている接着面を覆う離型紙を有し、前記帯状部材を前記回転ドラムに巻き付ける直前に前記離型紙を前記帯状部材から剥離させる剥離機構を備えた請求項1〜3のいずれかに記載のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置。
  5. 前記帯状部材を前記タイヤの内面に圧着させる直前に前記帯状部材を所定位置にガイドするガイド部を備えた請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ内面への帯状部材の貼付け装置。
  6. タイヤの内面に帯状部材を貼付けるタイヤ内面への帯状部材の貼付け方法であって、
    帯状部材を螺旋状に巻き付け、かつ、巻き付けた帯状部材を繰り出す回転ドラムと、この回転ドラムの回転と連動して回転する走行ローラと、押圧ローラとを前記タイヤの内側に配置し、前記走行ローラを前記タイヤの内面で転動させつつ前記回転ドラムを回転させて、前記走行ローラ、前記回転ドラムおよび前記押圧ローラを前記タイヤの周方向に相対移動させ、前記回転ドラムには前記タイヤの外部から供給される前記帯状部材を螺旋状に巻き付け、前記回転ドラムから繰り出された前記帯状部材を前記押圧ローラにより前記タイヤの内面に圧着させることを特徴とするタイヤ内面への帯状部材の貼付け方法。
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