JP2018030305A - 加硫機とその中心機構およびタイヤ加硫方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブラダーの上端部を保持する上部リング、ブラダーの下端部を保持する下部リング、上部リングが連結された昇降筒を昇降させる長軸状の動作部を備え、動作部はモーターによって回転するボールねじによって昇降筒を昇降させる電動式機構とシリンダーとピストンの間への作動流体の流入・排出によって昇降筒を昇降させるシリンダー式機構とのハイブリッド機構で構成されており、電動式機構による昇降筒の昇降とシリンダー式機構による昇降筒の昇降を制御する動作部制御手段と、シリンダー内が所定の圧力以上に達した場合に作動流体をシリンダー内からブローさせる圧力制御手段を備えている加硫機の中心機構。
【選択図】図1
Description
空気入りタイヤ製造用の加硫機においてブラダーの動作を制御する加硫機の中心機構であって、
前記ブラダーの上端部を保持する上部リングと、
前記ブラダーの下端部を保持する下部リングと、
前記上部リングが連結された昇降筒を昇降させる長軸状の動作部とを備え、
前記動作部は、モーターによって回転するボールねじによって前記昇降筒を昇降させるように構成された電動式機構と、シリンダーとピストンの間への作動流体の流入・排出によって前記昇降筒を昇降させるように構成されたシリンダー式機構とからなるハイブリッド機構で構成されており、
前記電動式機構による前記昇降筒の昇降と前記シリンダー式機構による前記昇降筒の昇降を制御する動作部制御手段と、
前記シリンダー式機構が、シリンダー内が所定の圧力以上に達した場合に、前記作動流体を前記シリンダー内からブローさせて、前記昇降筒を下降させる圧力制御手段を備えていることを特徴とする加硫機の中心機構である。
前記シリンダー内の作動流体が、窒素ガスであることを特徴とする請求項1記載の加硫機の中心機構である。
請求項1または請求項2に記載の加硫機の中心機構を備えていることを特徴とする加硫機である。
前記加硫機が機械式非垂直加硫機であることを特徴とする請求項3に記載の加硫機である。
請求項3または請求項4に記載の加硫機を用いてタイヤを加硫するタイヤ加硫方法であって、
前記電動式機構において、モーターを作動させボールねじを回転させて昇降筒を上昇させることにより、上部リングを任意の高さまで上昇させる工程と、
前記シリンダー式機構において、シリンダーに作動流体を流入させて昇降筒を上昇させることにより上部リングを上昇させる工程と、
上部リングを押し下げて加硫機を閉状態にする際、シリンダー内が所定の圧力以上に達した時に、作動流体を外部にブローして昇降筒を下降させる工程とを備えていることを特徴とするタイヤ加硫方法である。
本発明を実施の形態について説明するに先立って、本発明の理解を助けるために、前記した従来技術における問題点について、図を用いて説明する。
図4は、従来の加硫機のシリンダー式中心機構23の構成および動作を模式的に示す縦断面図である。図4に示すように、シリンダー式中心機構23は、シリンダー28、シリンダー内を昇降するピストン29、ピストン29の外周に嵌め込まれてシリンダー28との隙間をシールするシリンダーパッキン33、ピストン29に連結されて昇降する昇降筒34、ブラダー32を保持する上部リング30および下部リング35を備えている。
図5は、従来の加硫機の電動式中心機構42の構成を模式的に示す断面図である。図5に示すように、電動式中心機構42は、駆動するモーター44の回転をタイミングベルト45を介してボールねじ46に伝達してボールねじ46を回転させることにより、上部リングが連結された昇降筒を昇降させるように構成されている。
本発明者は、上記した従来の各中心機構における問題点に鑑み、中心機構の動作部を電動式機構とシリンダー式機構とからなるハイブリッド機構で構成し、電動式機構におけるボールねじの回転とシリンダー式機構におけるシリンダーへの作動流体の流入とにより、上部リングが連結された昇降筒を所定の位置まで上昇させる一方、加硫時における金型からの上部リングへの押圧に対しては、シリンダー式機構を用いて、シリンダー内が所定の圧力以上に達した場合には作動流体をシリンダー内からブローさせて圧力を低下させて昇降筒を下降させるという圧力制御に思い至り、本発明を完成するに至った。
以下、本発明を実施の形態に基づいて、具体的に説明する。
2 電動式機構
3 シリンダー式機構
4、44 モーター
5、45 タイミングベルト
6、46 ボールねじ
7 ボール軸受
8、28 シリンダー
9、29 ピストン
11、31 作動流体
14、34 昇降筒
23 シリンダー式中心機構
30 上部リング
32 ブラダー
33 シリンダーパッキン
35 下部リング
42 電動式中心機構
Claims (5)
- 空気入りタイヤ製造用の加硫機においてブラダーの動作を制御する加硫機の中心機構であって、
前記ブラダーの上端部を保持する上部リングと、
前記ブラダーの下端部を保持する下部リングと、
前記上部リングが連結された昇降筒を昇降させる長軸状の動作部とを備え、
前記動作部は、モーターによって回転するボールねじによって前記昇降筒を昇降させるように構成された電動式機構と、シリンダーとピストンの間への作動流体の流入・排出によって前記昇降筒を昇降させるように構成されたシリンダー式機構とからなるハイブリッド機構で構成されており、
前記電動式機構による前記昇降筒の昇降と前記シリンダー式機構による前記昇降筒の昇降を制御する動作部制御手段と、
前記シリンダー式機構が、シリンダー内が所定の圧力以上に達した場合に、前記作動流体を前記シリンダー内からブローさせて、前記昇降筒を下降させる圧力制御手段を備えていることを特徴とする加硫機の中心機構。 - 前記シリンダー内の作動流体が、窒素ガスであることを特徴とする請求項1記載の加硫機の中心機構。
- 請求項1または請求項2に記載の加硫機の中心機構を備えていることを特徴とする加硫機。
- 前記加硫機が機械式非垂直加硫機であることを特徴とする請求項3に記載の加硫機。
- 請求項3または請求項4に記載の加硫機を用いてタイヤを加硫するタイヤ加硫方法であって、
前記電動式機構において、モーターを作動させボールねじを回転させて昇降筒を上昇させることにより、上部リングを任意の高さまで上昇させる工程と、
前記シリンダー式機構において、シリンダーに作動流体を流入させて昇降筒を上昇させることにより上部リングを上昇させる工程と、
上部リングを押し下げて加硫機を閉状態にする際、シリンダー内が所定の圧力以上に達した時に、作動流体を外部にブローして昇降筒を下降させる工程とを備えていることを特徴とするタイヤ加硫方法。
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---|---|---|---|
JP2016164293A JP2018030305A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 加硫機とその中心機構およびタイヤ加硫方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016164293A JP2018030305A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 加硫機とその中心機構およびタイヤ加硫方法 |
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ID=61304260
Family Applications (1)
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JP2016164293A Pending JP2018030305A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 加硫機とその中心機構およびタイヤ加硫方法 |
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JP (1) | JP2018030305A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113580439A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-11-02 | 青岛力沃液压机械有限公司 | 硫化机中心机构 |
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2016
- 2016-08-25 JP JP2016164293A patent/JP2018030305A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113580439A (zh) * | 2021-08-06 | 2021-11-02 | 青岛力沃液压机械有限公司 | 硫化机中心机构 |
CN113580439B (zh) * | 2021-08-06 | 2023-05-26 | 青岛力沃液压机械有限公司 | 硫化机中心机构 |
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