JP2018029793A - 走行型シャボン玉生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャボン玉生成装置と車両を一体化させ、移動しながらシャボン玉を生成してシャボン玉生成のイベント性をより高める。【解決手段】 自走車10は磁気センサ11により走行経路に埋設されているケーブル14に通電することにより発せられる磁気を検知し、操舵輪10Bを操舵しながら駆動輪10Cにより前進することによって走行経路を自走する。その間、シャボン玉生成装置1が作動してシャボン玉を生成する。自走車10の走行中、前方センサ13が自走車10の前方の障害物の有無を監視している。障害物を検知したなら、警報器15により警報を発する。障害物が人である場合にはこの警報で大半の者は進行経路を開ける。しかし、障害物が人以外の物、或いは警報に気付かなかった人が居た場合には、接触センサ12がこの物又は人に接触して、自走車10は停止する。障害が取り除かれたら自走車10は再度発進してシャボン玉生成のイベントを続ける。【選択図】 図7

Description

本発明は人が運転する車両又は自動走行する車両に積載されたシャボン玉生成装置に関する。
シャボン玉を生成する機械的な装置自体は下記特許文献に示されるように従来から幾つか開示されている。
特開2010−158349 実開平06−057399 実開平01−110798
具体的には,特許文献1に記載の発明はシャボン玉を間欠的に高く浮遊させるための技術的手段に関する発明、特許文献2に記載の考案はシャボン玉を連続的に多量に生成させるための技術的手段に関するもの、特許文献3に記載の考案は玩具として手持ち可能にするため装置全体をコンパクトに構成する手段に関するものである。
本発明は、後で詳述するようにシャボン玉生成装置を自動車或いは自動走行可能な車両に搭載し、この車両とシャボン玉生成装置を一体化させることにより動くシャボン玉生成装置としたものであって、エンターテイメント性の高い装置を提供することにある。
この様な観点からシャボン玉生成装置の走行を発想した先行技術は発見されておらず、前記各特許文献もシャボン玉の生成そのものを行う装置(器具)であり、その多くは移動を全く想定しておらず、本願発明の課題とは別の課題に関するものである。
本発明に用いるシャボン玉生成装置の正面図である。 回転盤を取り外した状態のシャボン玉生成装置の正面図である。 シャボン玉生成装置に取り付ける回転盤の正面図である。 公道走行可能な車にシャボン玉生成装置を取り付けた走行型シャボン玉生成装置の側面図である。 図4に示す走行型シャボン玉生成装置の主に走行前の状態における作動の一例を示すフロー図である。 図4に示す走行型シャボン玉生成装置の走行状態における作動の一例を示すフロー図である。 自動走行型のシャボン玉生成装置の平面図である。 図7に示す自走型シャボン玉生成装置の作動状態の一例を示すフロー図である。 シャボン玉生成装置を車両に載置するための機構の正面図である。 図10に示す機構の側面図である。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
先ず、本願発明に使用するのに好適かつ現在使用可能なシャボン生成装置について説明する。
図1乃至図3は本願出願人が別途出願しているシャボン玉生成装置である(特願2016―011057)。以下この発明に係るシャボン玉生成装置を用いて本願発明を説明する。しかし、本願発明の構成を満たすものであればこれに限るものではない。
シャボン玉生成装置は本願発明の重要かつ基本的な構成要素であるため、その構成及び機能をやや詳しく説明する。
先ず、図1はシャボン玉生成装置1の正面図、図2は同装置から回転盤を取り外した状態の装置正面図、図3は回転盤の正面図である。
先ずこれらの図面において、符号2はシャボン玉生成装置本体であり、把手2aを両手で持って一人で持ち運べる大きさ及び重量で構成されている。つまりその大きさ重量共に本発明の構成要素であるシャボン玉生成装置として好適である。シャボン玉生成装置1はこの本体2に対して回転盤3を取り付けることにより構成される。
主として図3において、回転盤3は外周部に複数のシャボン玉形成用の開口3aがほぼ等間隔で複数形成されている。因みに図示の構成では12個の開口3aが形成されている。
またこれらの開口3aの内周縁部3a´は凹凸状の刻みが形成されている。この刻みは後述するシャボン液との親和性を高めて開口3aにおいてシャボン膜を確実に形成するためのものである。従って、この目的を実現するならば、刻みの形成以外でも、例えばスポンジ状の多孔質の材料や繊維質の素材等、シャボン液を浸潤させる部材を開口3aの内周縁部3a´に取り付ける等の方法も実施可能である。
なおこの内周縁部3a´の構成は、車両の走行による振動に対しても溶液の膜(シャボン膜)を保持する上でも有効である。
次に主として図2において、前記回転盤3の取り付け位置の背後には装置本2の一部である壁面部(以下「仕切壁」と称する)4が位置している。符号4aはこの仕切壁4に形成された開口(以下「送風口」とする)であって、仕切壁4の背後の空気室からの空気を回転盤3の開口3aに向かって流出させるためのものである。図示の構成ではこの送風口4aは回転盤3の回転方向に沿ったR形状の長穴として形成されている。つまり、回転盤3の回転軸6を中心とする円周上に位置する形状である弓型に湾曲した長穴として形成されている。
符号5は前記送風口4aの一側に形成配置された偏流部材である。
装置本体2に取り付けられた回転盤3は、回転軸6により回転し(図1の矢印Z方向)、シャボン玉を生成する。特定の開口3aを想定して説明すると、当該開口3aが装置本体の下方に回動した際に装置本体の下部に位置している溶液溜(図示せず)内のシャボン液Lに浸漬し、更に回転して液面から出る際にシャボン液Lによるシャボン膜が形成され、この状態の開口3aが背後に送風口4aが形成されている位置まで到達すると、シャボン膜の背後から流れる空気流によりこのシャボン膜が膨らみかつ回転盤3から離脱してシャボン玉が生成される。回転盤3が回転することによって各開口3aから順次シャボン玉が離脱生成されることにより連続的に多数のシャボン玉が生成される。
図4は上記構成のシャボン玉生成装置1を自動車(公道走行可能)に載置した状態を示す。
図中符号Cは車両であり、この車両Cは公道での走行が可能な通常の自動車である。但し車両Cはシャボン玉生成装置1を載置し、かつこのシャボン玉生成装置の昇降が可能な空間を有していることが必要であり、その意味では運転席の背後が荷台になっているトラック型やピックアップ型の車両が適している。しかし、シャボン玉は人々、特に子供の夢や興味を抱かせるものであるから、可愛らしいデザインの車両を予め選択して、シャボン玉生成装置が前記の様な動作が可能なよう車両後部を改造するか、或いは同様なコンセプトのデザインのオープントップの車両に載置する。
シャボン玉生成装置1の車両Cへの取り付けに当たっては、先ずシャボン玉生成装置1を昇降させる昇降装置(以下「リフター」とする)7を車両Cに取り付けることから始める。このリフター7は、例えばX型に交差する2本のバーを一組として、この構成のバー2組を平行配置し、各バーの上部に載置台7aを設け、各バーを交差部を中心として油圧シリンダにより回動させて、頂部の載置台を昇降させる一般的な昇降装置で良い。
またシャボン玉生成装置1にはシャボン玉を膨らます空気の中に特定の色のスモークを混入させてスモークの入ったシャボン玉を生成するスモーク発生装置(以下単に「スモーク装置」とする)が設けられている。更に、シャボン玉生成装置1の近傍には生成されたシャボン玉8をライトアップする照明装置9が配置されている。また、この照明装置に加えてシャボン玉拡散用にファンを併設してもよい。
車両Cが公道を走行して目的地に着くまではシャボン玉生成装置1はリフター7が下降していることにより車両Cの全高よりも低い位置に配置され、法令上も物理上も公道の走行が可能な状態となっている。
車両が目的地(例えばイベント会場,公園等)に到着してシャボン玉の生成に当たっては、前記リフター7を上昇させてシャボン玉生成装置1を例えば符号1´で示す位置まで上昇させてシャボン玉の生成を開始する。シャボン玉生成装置1を所定の高さまで上昇させるのは、シャボン玉の吐出位置を高くして、シャボン玉をより多くの人に鑑賞できるようにすること、及びシャボン玉の飛距離を長くすること等にある。
以上の設定が終わったなら、シャボン玉生成装置1を作動させてシャボン玉の生成を開始し、車両Cを発進させ、かつ適宜スモーク装置、照明装置9、ファン(図示せず)等を作動させながら車両Cの背後に多数のシャボン玉を浮遊させながら遊園地、公園などの所定の場所を移動する。
図5は、上述した装置の作動状態を時系列で示すものである。
先ず、車両Cは公道を走行(SA1)して目的地に向かい、目的地に到着(SA2)して、リフター7を上昇させ(SA3)、シャボン玉の生成に備える。
この状態でシャボン玉生成装置1を作動させ(SA4)、必要であればシャボン玉へのスモークの添加(SA5)、シャボン玉に対する照明(SA6)を行いながらシャボン玉の生成(SA7)を行う。この状態で車両Cを、目的地内で走行(SA8)させて定められた作業を行う。
即ち、上記設定とすることにより、シャボン玉を多数生成・飛散させながら車両Cが移動するので、幻想的かつメルヘン的な情景が醸し出され、子供のみならず大人も含め鑑賞者はこれにより大いに興味をそそられるものである。このようにして車両Cを走行させ、所定時間経過後このフローを終了する。
図6は車両Cを主として停止させてシャボン玉を生成する場合の具体例を示す。
先ず、目的地到着までは図5に示す場合と同様である。即ち、車両Cは公道を走行(SB1)して目的地に向かい、目的地に到着(SB2)する。
続いて目的地内の風向きを検知する(SB3)。シャボン玉は風に乗って飛翔するので所定の位置でシャボン玉を生成する場合において、風向きはシャボン玉を用いたイベントには大きな要素となる。具体的にはシャボン玉生成装置1のシャボン玉吐出部が風上に向いていてシャボン玉が十分に飛翔しなかったり、極端な場合には吐出部からシャボン玉が吐出されないこともある。また、この吐出部が風下に向いていても、シャボン玉の飛翔する空間が狭かったりする場合にはシャボン玉の飛翔が十分に鑑賞できず、これまた観賞者には不満が残る結果となる。
なお風向きの検知には風向計等を用いても良いが、後述するステップの順序を早めて、シャボン玉生成装置1を作動させてシャボン玉の飛ぶ状態を確認して風向きを検知しても良い。
上記の理由により風向きの検知結果から車両Cの移動の可否を判断し(SB4)、移動する必要がある場合には、上記のように風向きに対するシャボン玉生成装置のシャボン玉吐出部の位置、シャボン玉の飛散する空間等を考慮して,車両Cの停止位置を決定(SB5)する。この場合、載置したシャボン玉生成装置1を車両Cに対して所定の角度で回動できる回動手段をリフターに設けておけば、風向きに対して車両Cを配置する十分な空間がない場合においてもシャボン玉生成装置1を最適な方向に配置することができる。
因みに、図5に示すフローの中で、車両Cの移動中シャボン玉を生成する場合は風の流れにより車両背後に流れるシャボン玉は風向きに影響を受けるが、車両の移動と加味されシャボン玉の流れが千変万化となり、この場合は風の流れがマイナスに作用するというより却ってプラスに作用するといえる。
以後は、基本的には図5のフローと同じである。即ち、リフター7を上昇させ(SB6)、この状態でシャボン玉生成装置1を作動させ(SB7)、必要であればシャボン玉へのスモークの添加(SB8)、シャボン玉に対する照明(SB9)を行いながらシャボン玉の生成(SB10)を行う。
図7は自動走行型のシャボン玉移動装置の構成を示す。前記実施例が、人が運転しかつシャボン玉生成装置を操作する構成の装置を示したが、図7の構成は、イベント会場等特定の区域を自動運転して移動する装置を示す。自動運転は、車両が自己の走行経路を確認しながら走行する完全自動型走行車も考えられるが、このような形式の車両では自動走行するためのデータ処理が膨大であるため、極めて複雑なソフトウエアを構築する必要があり、かつこのソフトウエアを実行するために大型複雑なコンピュータシステムを搭載する必要があって、本願発明の目的にはそぐはない。
上記の点を考慮して、図示の自動走行装置(以下「自走車」とする)は予め設定された経路を自動走行するよう構成されている。
図中矢印10は自走車である。この自走車10はバッテリー、駆動用モータ等を内蔵した本体10Aに対して、一対の操舵輪10B,及び一対の駆動輪10Cを有している。
符号11は自走車10の前方に取り付けられた磁気センサ、符号12はやはり自走車10の前方に取り付けられた接触センサである。この接触センサ12は車両前方にある障害物と接触した際にモータに対する給電回路に接触信号を発信し、モータを停止させかつ同時に電磁ブレーキを作動させるよう構成されている。磁気センサ11は後述するように地面に埋設されたケーブルの磁気を検知して自走経路を検知するものであるが、これに代えて赤外線、短距離通信用の電波を検知する手段を自走車10に設け、これら赤外線や電波を発進する装置を持って歩行する係員等の後を追従して走行するよう構成してもよい。
符号13は前方監視センサである。この前方監視システムは幾つかのものが実用化されているが、自動車に搭載され実用化されているレーザレーダーで前方を監視するシステム、CCDカメラから成る監視システム等が好適である。
符号15は警報装置であり、この自走車10の走行経路にいる人に警報するためのものである。自走車10の走行速度が例えば2km/h〜6km/hと極めて低速であり、人がこの警報に対応しなかったり、対応が遅れた場合には最終的に接触センサ12がこの人或いは障害物と接触し、自走車10が停止するように構成されている。
即ち、前記接触センサ12に対してこの前方監視センサ13は補助的なシステムである。従って、これら前方監視システムは公道を高速で走行する車両に搭載されるものに比較して精度はあまり高いものは要求されず、比較的単純な安価な構成のもので十分である。
符号14は無線アンテナであり、自走車10の状態を送信したり、自走車10に対する作動指令等を受信するためのものである。
このように構成された自走車10の後部にシャボン玉生成装置1が載置されている。図示の構成は2台のシャボン玉生成装置1を載置しているが、配置の余裕があれば3台以上載置してもよいし、また車両後部以外に車両側部に配置する等載置位置、載置個数は自由に選択することが可能である。また符号CBは自走車10の走行経路に埋設された導電ケーブルであり、このケーブルCBに通電することによりケーブルCBの周囲に形成された磁界を磁気センサ11が検知して自走車10は自動的に走行路を進行する。なお、このケーブルCに代えて走行経路に白線を引いておき、この白線をCCD等の撮像装置等のセンシングシステムにより検知して、この白線に沿って自走するように構成することももとより可能である。また、シャボン玉生成装置1近傍或いは当該シャボン玉生成装置1自体に人体検知センサ(通称「人感センサ」赤外線型等従来装置でよい)を配置し、人がシャボン玉生成装置に触ったり、必要以上近づくと装置が停止するように構成することも可能である。これはシャボン玉生成装置1で回転中の回転盤に人、特に子供が手や指を入れるなどして怪我をすることを防止するために有効である。なおこの安全システムは図4に示す公道走行型の車両に搭載されたシャボン玉生成装置に対しても当然有効である。
図8はこの自走車10の走行状態の一例を示す。
先ず、自走車10は無線アンテナ14を介して作動信号の受信を確認(SC1)したならばシャボン玉生成装置1を作動させ(SC2)、シャボン玉を生成し(SC3)、必要に応じてシャボン玉にスモークを添加し(SC4)、或いは照明を当てる(SC5)等、シャボン玉の生成に適宜効果を与えて自走車10を走行させる(SC6)。
この走行の間、前方監視センサ13を作動させて自走車10の走行経路に障害物(特に人)が有るか否かを検知する(SC7)。前方監視センサ13が人などの障害物を検知したならば、警報機15により警報(警報音)を発する(SC8)。この際、走行速度を一時的に低下させても良い。警報後前方監視センサ13が障害物を検知しなくなった場合、或いはもともと障害物を検知していない場合には走行を継続する(SC6)。
警報後も前方監視センサ13が障害物を検知し続けた場合は警報を発しながら走行を継続する。この結果車両前方の接触センサ12が障害物に接触する(SC9)と、自走車のモータ電源が遮断され同時に電磁ブレーキが作動して、自走車10は停止する(SC10)。自走車10の停止は多くの場合自走車10が石や木の枝等の人以外の障害物に接触した場合に発生するであろうから、これらの障害物を取り除いてから、自走車10をリセットして(SC11)から走行を再開する(SC6)。また稀に、人が警報を無視して自走車10と接触する場合もある。この場合はその人に注意する等の適切な処置をして走行を再開する。このルーチンを繰り返して自走車10を安全に走行させながら、シャボン玉の生成を行い、所定時間が経過したならば自走車10を停止させて、シャボン玉生成及びシャボン玉のディスプレイを終了する。
また、この自走車10及び前記車両C共に、車両に装飾を施してイベント会場を回遊する山車やフロートとして構成することも可能であることは当業者において容易に想到できることである。
更に、地上走行をする車両以外でも、例えばテーマパークに設けられた池等に浮かべる船等に上記構成の装置を設けることも当然可能である。
図9及び図10は第3の実施例を示す。
同図に示す構成は、シャボン玉生成装置の複数を所定のラックに固定して一体化して車載ユニットとし、公道走行型の車両(実施例1)、場合によっては自動走行型の車両(実施例2)にも取り付けられるよう構成したものである。
図9及び図10において、矢印30は車載ユニットを示し、符号16は車載ユニット30の主体を構成する棚状のフレーム部材(以下「ラック」と称する)である。
ラック16の構成は大略以下のとおりである。
即ち、底板18に対して一対の縦枠材17a,17bが立設・固定され、かつこれらの縦枠材17a,17bの頂部にはこれらの縦枠材17a,17bの間に差し渡されるように横枠材19が配置・固定されており、これによりラック16の基本的な構造が構成される。
符号20はラック16のほぼ中段に位置する高さに配置された固定棚である。符号21,22は雄螺子として形成されている回転型軸体(以下「スパイラルシャフト」とする)であって、その下端は底板18近傍に配置された軸受け23a,23bに支持されて自由回転するように構成されている。
これら一対のスパイラルシャフト21,22の上端は、マイタギヤ又はべベルギヤ等の回動力伝達部材24a,24bにより水平方向に配置された駆動軸25と接続している。符号26はこの駆動軸25に設けた電動モータである。この駆動軸25及び電動モータ26は支持枠28により支持され、かつ駆動軸25はこの支持枠28に対して自由回転するように軸支されている。
符号27a,27bはこの支持枠28に固定された雌螺子部材であり、前記スパイラルシャフト21,22と螺合している。また符号29はこの支持枠28に取り付けられた昇降棚である。
この構成により、モータ26を駆動源とする駆動軸25の回転は回動力伝達部材24a、24bによりスパイラルシャフト21,22に伝達される。このスパイラルシャフト21,22の回転により、当該各スパイラルシャフト21,22に螺合する雌螺子部材27a,27bを有する支持枠28に取り付けられた昇降棚29はこのスパイラルシャフト21,22の回転に対応して昇降する。
この様に構成されたラック16に対してシャボン玉生成装置の複数個が取り付けられて車載ユニットが構成される。取り付けは目的に応じて自由に決めることができる。例えば上段の昇降棚29に対しては、大型のシャボン玉生成装置1を2台配置して、下段の固定棚20に対しては小型のシャボン玉生成装置1´を4台設置する等である。
なお、ラック16の横枠材19の配置高さはこのラック16を車載した場合に車両Cの最高部である運転席の天井部の高さと同等程度に位置している。また、ラック16に載置された上段の大型シャボン玉生成装置1は昇降棚29を最下位に下降させた場合にその頂部が前記横枠材19とほぼ同じ高さになるよう昇降棚29の昇降ストロークが予め定められている。
以上のように構成された車載ユニット30のラック16は車両Cの床面に対して床板18がボルト等の強固な固定手段により固定されることにより車両Cに対して取り付けられる。なお、車載ユニット30を最終的に構成する前に、予めラック16を車両Cに固定し、以後各シャボン玉生成装置1又は1´をこのラック16に取り付ける方法も実施可能である。縦枠材17a,17bを昇降棚29の昇降用のガイドバーとして、また昇降棚29を、例えば横枠材19からワイヤにより吊り下げ、用いるなどすれば、ワイヤを繰り出し或いは巻き戻すことにより吊り下げ型の昇降棚を構成することも可能である。
以上、本実施例を主として公道走行可能な車両について説明したが、もとより実施例2に示す自動走行型の車両に取り付けることも可能である。
また、これらシャボン玉生成装置は発煙装置内蔵型のものも含むことは当然である。更に、車載ユニットの構成装置として、照明装置、音楽用のスピーカーなどの付属装置を組み込むことも当然可能である。
本発明をシャボン玉生成装置を載置した車両を例に説明したが,シャボン玉生成装置の移動手段は有人或いは無人の車両以外に、例えば遊園地内に施設された鉄道軌道を走行する遊覧用鉄道の車両に載置して,子供等の乗客及び鉄道が走行する周囲の人にもシャボン玉をディスプレーすることも可能である。
1 シャボン玉生成装置
2 シャボン玉生成装置本体
2a 把手
3 回転盤
3a(回転盤の)開口
3a´(回転盤開口の)刻み
5 偏流部材
6 回転軸
7 リフター
7a(リフターの)載置台
8 シャボン玉
9 照明装置
10 自走車
10A 自走車本体
10B 操舵輪
10C 駆動輪
11 磁気センサ
12 接触センサ
13 前方監視センサ
14 無線アンテナ
15 警報器
16 ラック
17a,17b 縦枠材
18 底板
19 横枠材
20 固定棚
21,22 スパイラルシャフト
23a,23b 軸受
24a,24b 回転力伝達部材
25 駆動軸
26 電動モータ
27a,27b 雄螺子部材
28 支持枠
29 昇降棚
30 車載ユニット

Claims (10)

  1. シャボン膜形成用の複数の開口が形成された回転盤が装置本体の回転軸に取り付けられ、かつ回転盤の背後からの送風により当該シャボン膜をシャボン玉として生成するシャボン玉生成装置の少なくとも一台が車両に取り付けられ、車両走行時或いは車両停止時にシャボン玉を生成することを特徴とする走行型シャボン玉生成装置。
  2. シャボン玉生成装置は車両に固定された昇降装置に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の走行型シャボン玉生成装置。
  3. 前記車両は公道走行可能な車両であることを特徴とする請求項2記載の走行型シャボン玉生成装置。
  4. 前記車両は自動走行可能な車両であることを特徴とする請求項1記載の走行型シャボン玉生成装置。
  5. 前記自動走行可能な車両は、操舵輪と駆動輪を有し、車体本体には磁気センサが配置され、磁気センサは車両走行経路に埋設された磁気発生体から発せられる磁気を検知し、この磁気に沿って車両が自動走行するよう構成されたことを特徴とする請求項4記載の走行型シャボン玉生成装置。
  6. 前記自動走行可能な車両には、接触センサ及び前方監視センサのうち少なくとも一つが配置されていることを特徴とする請求項4又は5の何れかに記載の走行型シャボン玉生成装置。
  7. 前記シャボン玉生成装置にはシャボン玉にスモークを充填するためのスモーク発生装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載の走行型シャボン玉生成装置。
  8. 前記シャボン玉生成装置に対して又はこれに近接して、生成されたシャボン玉をライトアップする照明装置が配置されていることを特徴とする請求項1又は7の何れかに記載の走行型シャボン玉生成装置。
  9. シャボン玉生成装置取り付け用のラックが形成され、当該ラックに1以上のシャボン玉が配置されることにより車載ユニットが構成され、当該車載ユニットが車両に載置固定されることを特徴とする請求項1記載の走行型シャボン玉生成装置。
  10. 前記ラックは、底板とこの底板に立設された縦枠材と、縦枠材上端部に差し渡された横枠材と、スパイラルシャフトと、このスパイラルシャフトと係合しこのスパイラルシャフトを回転駆動する駆動軸と、スパイラルシャフトと螺合する雌螺子部材を有する昇降棚を有し、昇降棚はこのスパイラルシャフトの回転により昇降可能に構成されていることを特徴とする請求項9記載の走行型シャボン玉生成装置。
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