JP2018028758A - ペダル操作機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ペダルの踏込時と戻し時とで荷重特性を異ならせる。【解決手段】 ペダル2のボス部3とブッシュ10との間には、ボス部3に設けられたピンと、ブッシュ10に設けられたスリットとを備えたカム機構であって、ブッシュ10をカラー4の軸方向に付勢するように構成されたカム機構が設けられる。カム機構は、ペダル2の踏込時にブッシュ10を、ペダルブラケット5から遠ざかる方向に付勢し、ペダル2の戻し時にブッシュ10を、ペダルブラケット5に向かう方向に付勢する。ペダル2の戻し時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力が、ペダル2の踏込時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力よりも大きい。【選択図】図1
Description
本発明は、ペダル操作機構に係り、特に、ペダルの踏込時と戻し時とで荷重特性を異ならせるようにしたペダル操作機構に関する。
ペダル操作機構は、ボス部を有するペダルと、ボス部内に配置されてペダルの回動を支持する軸部材と、軸部材の両端に配設されるペダルブラケットと、を有するものである。特許文献1に開示のペダル操作機構では、さらに、ボス部と軸部材との間のガタつきを抑制するために、両者の間にブッシュが配置されている。このブッシュは、ボス部と軸部材との間に配置される円筒部と、前記ボス部端面と前記ペダルブラケットとの間に配置されるフランジ部とを備えている。
ところで、ペダルの操作時の荷重特性は、例えばクラッチペダルでは、踏込時に軽く感じ、かつ、戻し時にコントロールしやすいことが望ましい。具体的には、ペダルの踏込時には荷重変化のメリハリのある特性、すなわち、踏込みの途中のある点までは荷重が重くなるが、その点を越えて踏込んだ場合に荷重が軽くなり、かつ踏み終わりにおける荷重の明確な上昇がある、というように、荷重変化が明確に感じられる特性が望ましい。このような特性を付与するために、各種のアシストスプリング機構が実用化されている。他方、ペダルの戻し時には、フラットなコントロールしやすい特性、すなわち、荷重変化が少なく、繊細な半クラッチ操作を行いやすい特性が望ましい。この点、特許文献1におけるブッシュは、踏込時と戻し時とで、ペダルの回動に対して作用する摩擦力が等しいため、荷重特性も踏込時と戻し時とで相違の少ないものとなっている。このように、踏込時と戻し時とで、荷重特性を異ならせる構成、すなわち荷重にヒステリシスを付与する構成は従来存在しない。
そこで本発明は、ペダルの踏込時と戻し時とで荷重特性を異ならせることができる新規な構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する為に、本発明に係るペダル操作機構は、
筒状のボス部を有するペダルと、
前記ボス部の内部に配置されて前記ペダルを回動可能に支持する軸部材と、
前記軸部材の両端に固定されるペダルブラケットと、
前記軸部材と前記ボス部との間に配置されるブッシュであって、前記ボス部の外周面と前記軸部材との間に配置される円筒部と、前記ボス部の端面と前記ペダルブラケットとの間に配置されるフランジ部と、を備えるブッシュと、
を有するペダル操作機構において、
前記ブッシュは、前記軸部材に対して回転方向及び軸方向に摺動可能に保持され、
前記ボス部と前記ブッシュとの間には、前記ボス部に設けられたピンと、前記ブッシュに設けられたスリットとを備えたカム機構であって、前記ブッシュを前記軸部材の軸方向に付勢するように構成されたカム機構が設けられ、
前記カム機構は、前記ペダルの踏込時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットから遠ざかる方向に付勢し、前記ペダルの戻し時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットに向かう方向に付勢するように構成されており、
前記ペダルの戻し時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力が、前記ペダルの踏込時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力よりも大きいことを特徴とする。
筒状のボス部を有するペダルと、
前記ボス部の内部に配置されて前記ペダルを回動可能に支持する軸部材と、
前記軸部材の両端に固定されるペダルブラケットと、
前記軸部材と前記ボス部との間に配置されるブッシュであって、前記ボス部の外周面と前記軸部材との間に配置される円筒部と、前記ボス部の端面と前記ペダルブラケットとの間に配置されるフランジ部と、を備えるブッシュと、
を有するペダル操作機構において、
前記ブッシュは、前記軸部材に対して回転方向及び軸方向に摺動可能に保持され、
前記ボス部と前記ブッシュとの間には、前記ボス部に設けられたピンと、前記ブッシュに設けられたスリットとを備えたカム機構であって、前記ブッシュを前記軸部材の軸方向に付勢するように構成されたカム機構が設けられ、
前記カム機構は、前記ペダルの踏込時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットから遠ざかる方向に付勢し、前記ペダルの戻し時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットに向かう方向に付勢するように構成されており、
前記ペダルの戻し時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力が、前記ペダルの踏込時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力よりも大きいことを特徴とする。
本発明では、カム機構は、ペダルの踏込時にブッシュを、ペダルブラケットから遠ざかる方向に付勢し、ペダルの戻し時にブッシュを、ペダルブラケットに向かう方向に付勢するように構成されている。そして、ペダルの戻し時におけるフランジ部とペダルブラケットとの間の摩擦力が、ペダルの踏込時におけるフランジ部とペダルブラケットとの間の摩擦力よりも大きい。したがって本発明では、ペダルブラケットに対するボス部の回動が、ペダルの踏込時に比べてペダルの戻し時においてより強く減勢されるので、ペダルの踏込時と戻し時とで、ペダルの荷重特性を異ならせることができる。
本発明の実施形態につき、以下に図面に基づいて説明する。図1において、本発明の実施形態に係るペダル操作機構1は、ペダル2を備えている。ペダル2は、その基部に円筒形のボス部3を備えている。ボス部3の内部に、円筒形のカラー4が配置されている。カラー4は、ペダル2を支持するペダルブラケット5,5の幅を決定するものである。ペダルブラケット5,5のボルト孔に、ボルト6が挿入されており、ボルト6の径方向外側に、一対のブッシュ10,10を介して、カラー4が配置されている。ボルト6の端部にナット7が締められて、カラー4がペダルブラケット5,5間に固定される。ボルト6及びカラー4は、筒状のボス部3の内部に配置されてペダル2を回動可能に支持するものであって、本発明における軸部材を構成する。
ブッシュ10は、ボス部3とカラー4との間のガタつきを抑制すると共に、ボス部3とペダルブラケット5との間に摩擦力を付与する目的で設けられている。ブッシュ10は可撓性の樹脂から構成するのが好適である。ブッシュ10は、ボス部3の外周面とカラー4との間に配置される概ね円筒形の円筒部11と、ボス部3の端面とペダルブラケット5との間に配置される平坦な環状のフランジ部12と、を備えている。
図2は一方のブッシュ10を下方から見た状態を示す底面図である。図示のように、ブッシュ10の円筒部11のうち下端部の近傍には、スリット13が形成されている。スリット13は、円筒部11の軸方向に対して傾斜した方向を長手としている。スリット13の一方の端面は踏込時摺動面13aとされ、他方の端面は戻し時摺動面13bとされている。踏込時摺動面13aのフランジ部12の近傍の端部には、切欠部14が設けられ、これによって、円筒部11の長手方向に対する傾斜角が互いに異なる第1斜面15と、第2斜面16とが形成されている。これら第1斜面15及び第2斜面16が、円筒部11の長手方向に対してなす傾斜角は、ペダルブラケット5からの距離が相対的に小さい第2斜面16よりも、ペダルブラケット5からの距離が相対的に大きい第1斜面15の方が大きく(すなわち、急傾斜に)されている。
他方、図3に示されるように、ペダル2のボス部3の内周面のうち下端部であって、その軸方向両端部の近傍には、ピン17が設けられている。ピン17は例えば、ボス部3に設けた穴に対するねじ込みまたは圧入によって、ボス部3に固定することができる。ブッシュ10及びボス部3がカラー4に組み付けられたときに、ピン17はスリット13の内部に収容され、かつピン17は、ペダル2の踏込時には踏込時摺動面13aに、またペダル2の戻し時には戻し時摺動面13bに押し付けられる。これらピン17とスリット13は、ブッシュ10を軸部材の軸方向に付勢するカム機構を構成するものである。ボス部3の内周面の軸方向両端部の近傍には、面取り部19が周方向に設けられている。
図4において、ペダルブラケット5には、延長アーム20が一体的に固定されている。この延長アーム20の先端部にはピン21が固定され、また中間部には戻り位置調整ねじ22が調整可能にねじ係合されている。ペダル2の基部の近傍に保持されたピン2aには、クラッチマスターシリンダのピストンロッド(不図示)が接続される。このクラッチマスターシリンダは、周知のとおり、油圧配管を介してクラッチオペレーションシリンダに接続され、クラッチオペレーションシリンダはクラッチフォークを介してクラッチに操作可能に接続されている。
他方、ペダル2の中間部には、ばね掛けアーム23が一体的に固定されており、このばね掛けアーム23と、延長アーム20に固定されたピン21との間に、ねじりばねであるアシストスプリング24が設置されている。
アシストスプリング24は、ユーザによるペダル2の踏圧力を支援する周知の手段である。ペダル2が、図4において実線で示される戻り位置から、図中時計回りに踏込まれると、ストロークの中間部までは、アシストスプリング24が圧縮方向(両端部の2つのアームが係合しているピン21とばね掛けアーム23のばね掛け部23aとが互いに近接する方向)に変形され、ユーザによるペダル2の踏圧力に対抗するように作用する。次に、ピン21とばね掛け部23aとが最も近接する点を越えて、ペダル2が踏込まれると、アシストスプリング24がその反発力により伸張(両端部の2つのアームが互いに離れる方向に変位)し、ユーザによるペダル2の踏圧力を支援すなわち助長するように作用する。図4において二点鎖線Aは、踏み終わり位置(最も深くまで踏み込まれた操作位置)におけるペダル2及びアシストスプリング24の姿勢を示す。アシストスプリング24は、以上のようにペダル2の操作位置に応じて圧縮及び伸張するが、ペダル2のストロークの全領域において、自由状態(すなわち除荷状態)よりも圧縮された状態にある。
以上のとおり構成されたペダル操作機構1においては、ブッシュ10の円筒部11がボス部3の内周面に当たり、またフランジ部12がペダルブラケット5に当たって、ボス部3とカラー4とが直接接触することがない。したがって、ボス部3とカラー4との間のガタつきが抑制される。
他方、図5に示されるように、ボス部3のピン17はスリット13の内部に収容される。スリット13のうち、切欠部14の近傍以外の部分は、主としてブッシュ10をボス部3に組み付ける際にピン17が通過するための通路としての機能を有する。そしてペダル2の踏込時には、ボス部3の回転(図5における下向きの移動)に伴い、ピン17は切欠部14の近傍の踏込時摺動面13aに押し付けられて、位置17a〜17b〜17cの経路を移動する。実際にはピン17は、ボス部3の回転に伴って円軌道を移動するが、ブッシュ10とカラー4との間の摩擦力、及びピン17と踏込時摺動面13aの相互作用によって、ブッシュ10がペダルブラケット5から遠ざかる方向Bに付勢されて軸方向に移動する。これによって、図6に示されるように、ブッシュ10のフランジ部12が面取り部19に入り込むように変形され、フランジ部12とペダルブラケット5との接触面積及び接触圧力が減少する。なお、第1斜面15が円筒部11の長手方向に対してなす傾斜角が、第2斜面16が円筒部11の長手方向に対してなす傾斜角よりも大きいので、ペダル2の踏み込みの初期において、フランジ部12をペダルブラケット5から迅速に退避させることができる。
ペダル2の戻し時には、ボス部3の回転(図5における上向きの移動)に伴い、ピン17は戻し時摺動面13bに押し付けられて、位置17c〜17aの経路を移動する。実際にはピン17は、ボス部3の回転に伴って円軌道を移動するが、ブッシュ10とカラー4との間の摩擦力、及びピン17と踏込時摺動面13aの相互作用によって、ブッシュ10がペダルブラケット5に近づく方向Cに付勢されて軸方向に移動する。これによって、図7に示されるように、ブッシュ10のフランジ部12が除荷形状に復帰すると共に、ペダルブラケット5に押し付けられ、フランジ部12とペダルブラケット5との接触面積及び接触圧力が増大する。
その結果、ペダル2の戻し時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力が、ペダル2の踏込時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力よりも大きくなる。
図8はペダル操作機構1のアシスト荷重(すなわち、クラッチスプリングを主とするクラッチ荷重に加重されるペダル操作機構1の荷重)の、ペダル2のストロークにわたる推移を示す。図示のとおり、踏込時のアシスト荷重L1は、踏込みの途中のある角度までは、正の値(踏み込みを妨げる方向)で推移し、したがって荷重が重く感じられるが、その角度を越えて踏込んだ場合には負の値(踏み込みを支援する方向)に転じ、したがって荷重が軽く感じられる。
他方、本発明による改良前の戻し時のアシスト荷重L2は、ペダル操作機構1とクラッチとを結合する油圧操作機構(クラッチマスターシリンダ、油圧配管及びクラッチオペレーションシリンダ)における粘性抵抗に起因する減衰要素相当分だけ、踏込時のアシスト荷重L1よりも小さい。これに対して、本実施形態におけるアシスト荷重L3は、ペダル2の踏込時と戻し時との間のブッシュ10とペダルブラケット5との摩擦力の差分だけ、改良前の戻し時のアシスト荷重L2よりも小さい値で推移する。すなわち、本実施形態によれば、ペダル2の踏込時と戻し時との間のアシスト荷重のヒステリシス分H2は、改良前のヒステリシス分H1よりも増大される。
以上のとおり、本実施形態では、ブッシュ10がカラー4に対して回転方向及び軸方向に摺動可能に保持され、ボス部3とブッシュ10との間には、ボス部3に設けられたピン17と、ブッシュ10に設けられたスリット13とを備えたカム機構であって、ブッシュ10をカラー4の軸方向に付勢するように構成されたカム機構が設けられている。このカム機構は、ペダル2の踏込時にブッシュ10を、ペダルブラケット5から遠ざかる方向に付勢し、ペダル2の戻し時にブッシュ10を、ペダルブラケット5に向かう方向に付勢するように構成されている。そして、ペダル2の戻し時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力が、ペダル2の踏込時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力よりも大きい。したがって本実施形態では、ペダルブラケット5に対するボス部3の回動が、ペダル2の踏込時に比べてペダル2の戻し時においてより強く減勢されるので、ペダル2の踏込時と戻し時とで、ペダル2の荷重特性を異ならせることができる。
また、本実施形態では、第1斜面15が円筒部11の長手方向に対してなす傾斜角が、第2斜面16が円筒部11の長手方向に対してなす傾斜角よりも大きいので、ペダル2の踏み込みの初期において、フランジ部12をペダルブラケット5から迅速に退避させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態のペダル操作装置101は、ブッシュ10のフランジ部12をペダルブラケット5に対して押し付ける押圧力を助長するための皿バネ30を備えている。ボス部103は、第1実施形態における面取り部19を備えていない。第2実施形態の残余の構成は上記第1実施形態と同様であるため、同一符号を付してその詳細の説明を省略する。
第2実施形態においては、ペダル2の踏込時には、ボス部3の回転に伴い、ブッシュ10とカラー4との間の摩擦力、及びピン17と踏込時摺動面13aの相互作用によって、ブッシュ10がペダルブラケット5から遠ざかる方向Bに付勢されて軸方向に移動する。これによって、ブッシュ10のフランジ部12がペダルブラケット5から退避され、フランジ部12とペダルブラケット5との接触面積および/または接触圧力が減少する。このとき、皿バネ30は弾性的に変形して、フランジ部12の退避を許容する。
ペダル2の戻し時には、ボス部3の回転に伴い、ブッシュ10とカラー4との間の摩擦力、及びピン17と踏込時摺動面13aの相互作用によって、ブッシュ10がペダルブラケット5に近づく方向Cに付勢されて軸方向に移動する。これによって、ブッシュ10のフランジ部12が、ペダルブラケット5に押し付けられ、フランジ部12とペダルブラケット5との接触圧力が増大する。このとき、皿バネ30は弾性的な変形から復帰して、ペダルブラケット5に対するフランジ部12の押し付けを助長する。その結果、ペダル2の戻し時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力が、ペダル2の踏込時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との間の摩擦力よりも大きくなる。
以上のとおり、第2実施形態では、ブッシュ10のフランジ部12をペダルブラケット5に対して押し付ける押圧力を助長するための皿バネ30を備えたので、ペダル2の戻し時におけるフランジ部12とペダルブラケット5との摩擦力を好適に増大することができる。
なお、上記第1および第2実施形態におけるピン17をボス部3,103に固定するための構造として、例えば図10に示されるワッシャ203を採用することができる。このワッシャ203は、その内周側の端部にピン217を一体的に備えた形状であって、例えばプレスによる打ち抜きにより形成することができる。このワッシャ203をボス部3,103の長手方向の両端面に、例えば溶接により固定することにより、ボス部3,103にピン217を一体的に固定することができる。ワッシャ203とボス部3,103との間に、回転方向の位置決め構造(例えば、凹凸や、切欠部と突起との組み合わせ)を設けて、両者の間の相対回転を防止しても良い。
本発明の実施形態は上記各実施形態及び変形例のみに限られず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。したがって本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。例えば、上記各実施形態ではアシストスプリング24(図4)を有するペダル操作機構に本発明を適用した例について説明したが、本発明はアシストスプリングを有しないペダル操作機構にも適用できる。このような適用においても、ペダルの戻し時にフラットなコントロールしやすい特性(すなわち、荷重変化が少なく、繊細な半クラッチ操作を行いやすい特性)を得ることができる。
1 ペダル操作機構
2 ペダル
3,103 ボス部
4 カラー
5 ペダルブラケット
10 ブッシュ
11 円筒部
12 フランジ部
13 スリット
14 切欠部
17 ピン
2 ペダル
3,103 ボス部
4 カラー
5 ペダルブラケット
10 ブッシュ
11 円筒部
12 フランジ部
13 スリット
14 切欠部
17 ピン
Claims (1)
- 筒状のボス部を有するペダルと、
前記ボス部の内部に配置されて前記ペダルを回動可能に支持する軸部材と、
前記軸部材の両端に固定されるペダルブラケットと、
前記軸部材と前記ボス部との間に配置されるブッシュであって、前記ボス部の外周面と前記軸部材との間に配置される円筒部と、前記ボス部の端面と前記ペダルブラケットとの間に配置されるフランジ部と、を備えるブッシュと、
を有するペダル操作機構において、
前記ブッシュは、前記軸部材に対して回転方向及び軸方向に摺動可能に保持され、
前記ボス部と前記ブッシュとの間には、前記ボス部に設けられたピンと、前記ブッシュに設けられたスリットとを備えたカム機構であって、前記ブッシュを前記軸部材の軸方向に付勢するように構成されたカム機構が設けられ、
前記カム機構は、前記ペダルの踏込時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットから遠ざかる方向に付勢し、前記ペダルの戻し時に前記ブッシュを、前記ペダルブラケットに向かう方向に付勢するように構成されており、
前記ペダルの戻し時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力が、前記ペダルの踏込時における前記フランジ部と前記ペダルブラケットとの間の摩擦力よりも大きいことを特徴とするペダル操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016159614A JP2018028758A (ja) | 2016-08-16 | 2016-08-16 | ペダル操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016159614A JP2018028758A (ja) | 2016-08-16 | 2016-08-16 | ペダル操作機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018028758A true JP2018028758A (ja) | 2018-02-22 |
Family
ID=61249124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016159614A Pending JP2018028758A (ja) | 2016-08-16 | 2016-08-16 | ペダル操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018028758A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111823858A (zh) * | 2019-04-15 | 2020-10-27 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆踏板装置的铰链衬套 |
-
2016
- 2016-08-16 JP JP2016159614A patent/JP2018028758A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111823858A (zh) * | 2019-04-15 | 2020-10-27 | 现代自动车株式会社 | 用于车辆踏板装置的铰链衬套 |
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