JP2018028727A - 映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法 - Google Patents

映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像制作者による映像ファイルの管理を容易にすることが可能な映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法を提供する。【解決手段】映像ファイル管理システム1において、映像ファイルの編集が行われるとき、編集部17は、編集に関するユーザの操作内容を取得し、情報管理部13は、編集部17によって取得された操作内容及び記憶部(情報記憶部11、映像記憶部12)に格納されたメタ情報に基づいて、当該映像ファイルと編集内容とを紐付けた関連付けデータを生成し、記憶部に登録する。また、映像ファイルの検索が行われるときに検索結果の一覧から何れかの映像ファイルが選択された場合には、情報管理部13は、選択された映像ファイルが紐付けられた関連付けデータに基づいて、当該映像ファイルの関連情報を表示させる。【選択図】図2

Description

本発明は、映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法に関し、映像番組を制作する場で利用される大量の映像ファイルを管理する映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法に適用して好適なものである。
従来、大量の映像ファイルが扱われる場において映像ファイルの検索を補助する技術として、検索キーワードによって映像ファイルのメタ情報を検索する方法が広く知られている。映像ファイルのメタ情報とは、映像ファイルの制作者や視聴者等によって当該映像ファイルに付加される情報であって、具体的にはタイトル情報、カテゴリ情報、及び説明文等が代表的である。
このような従来技術の一例として、特許文献1では、映像ファイル内の発話内容に基づいたテキストファイルを生成して新たなメタ情報とすることによって、検索キーワードによる発話内容の検索を可能にし、検索結果に基づいて、ユーザに推奨(リコメンド)する動画ファイルの優先順位を付ける動画再生方法が提案されている。
特許第5499566号公報
しかし、上述した従来技術は、動画共有サイトのように多くの視聴者に向けて映像ファイルがアップロードされる場においては、映像ファイルに十分なメタ情報が付加され得ることから有効な検索効果に期待できるが、取り扱われる機会が少ない映像ファイルについては十分なメタ情報が登録されず有効な検索効果を得難いという課題があった。具体的には例えば、映像制作会社や放送局等において映像制作者が放送/配信用に映像番組を制作する映像制作の場では、編集時に一度使用されるだけの映像ファイルも多く存在し、このような映像ファイルには十分なメタ情報が付加(登録)されるとは限らないことから、上述した従来技術によって有効な検索結果を得ることは容易ではなく、映像制作者による映像ファイルの管理を効果的に補助することが困難であった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、映像制作者による映像ファイルの管理を容易にすることが可能な映像ファイル管理システム及び映像ファイル管理方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、映像ファイル及び当該映像ファイルのメタ情報を格納する記憶部と、記憶部への入出力を管理する情報管理部と、ユーザによる検索条件の入力に応じて映像ファイルの検索を情報管理部に問い合わせ、検索結果の一覧を表示する検索部と、ユーザによる操作に基づいて映像ファイルを編集する編集部と、編集後の映像ファイルを記憶部に登録する登録部と、を備えた映像ファイル管理システムが提供される。この映像ファイル管理システムでは、映像ファイルの編集が行われるとき、編集部が当該映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を取得し、情報管理部が編集部によって取得された操作内容及び記憶部に格納された当該映像ファイルのメタ情報に基づいて、当該映像ファイルと編集内容とを紐付けた関連付けデータを生成し、該生成した関連付けデータを記憶部に登録し、登録部が当該編集が完了した編集後の映像ファイルを記憶部に登録することを特徴とする。また、本映像ファイル管理システムでは、映像ファイルの検索が行われるときに、表示された検索結果の一覧から何れかの映像ファイルが選択された場合には、情報管理部が、選択された映像ファイルが紐付けられた関連付けデータに基づいて、当該映像ファイルの関連情報を表示させることを特徴とする。
また、かかる課題を解決するため本発明においては、映像ファイル及び当該映像ファイルのメタ情報を格納する記憶部と、記憶部への入出力を管理する情報管理部と、ユーザによる検索条件の入力に応じて映像ファイルの検索を情報管理部に問い合わせ、検索結果の一覧を表示する検索部と、ユーザによる操作に基づいて映像ファイルを編集する編集部と、編集後の映像ファイルを記憶部に登録する登録部と、を有する映像ファイル管理システムによる映像ファイル管理方法が提供される。この映像ファイル管理方法は、映像ファイルの編集が行われるときに、編集部が当該映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を取得する操作内容取得ステップと、操作内容取得ステップの後に、情報管理部が編集部によって取得された操作内容及び記憶部に格納された当該映像ファイルのメタ情報に基づいて、当該映像ファイルと編集内容とを紐付けた関連付けデータを生成する関連付けデータ生成ステップと、情報管理部が、関連付けデータ生成ステップで生成した関連付けデータを記憶部に登録する関連付けデータ登録ステップと、登録部が当該編集が完了した編集後の映像ファイルを記憶部に登録する映像ファイル登録ステップと、を備える。本映像ファイル管理方法はさらに、映像ファイルの検索が行われるときに、表示された検索結果の一覧から何れかの映像ファイルが選択された場合には、情報管理部が、選択された映像ファイルが紐付けられた関連付けデータに基づいて、当該映像ファイルの関連情報を表示させる関連情報表示ステップを備えることを特徴とする。
本発明によれば、映像制作者による映像ファイルの管理を容易にすることができる。
本発明の一実施の形態に係る映像ファイル管理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示した映像ファイル管理システムの機能構成を示すブロック図である。 情報記憶部に格納される関連付けデータを説明するための図である。 映像ファイル管理システムにおける全体的な処理の流れを示すフローチャートである。 映像ファイル検索機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 素材映像ファイル関連情報の表示画面例を示す図である。 編集済映像ファイル関連情報の表示画面例を示す図である。 番組検索機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 番組関連情報の表示画面例を示す図である。 映像ファイル編集機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 映像ファイル再生機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。 素材映像ファイル関連情報の別の表示画面例を示す図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)映像ファイル管理システムの構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る映像ファイル管理システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
映像ファイル管理システム1は、ユーザ(映像制作者等)の操作に基づいて映像ファイルの検索・再生・編集・送出等の処理を実行可能なシステムであって、図1に示すように、ユーザ端末2、情報管理サーバ3、映像管理サーバ4、送出サーバ5、情報データベース6、及び映像データベース7を備えて構成される。各構成について説明する。
ユーザ端末2は、映像制作者等によって映像ファイルに対して様々な操作が行われる端末装置である。図1では、ユーザ端末2に求められる機能に応じて、編集機2a、素材登録端末2b、送出端末2cの3種類の端末が用意されているが、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1ではこのような構成に限らず、例えば全ての機能を1つの端末で実現するようにしてもよい。なお、ユーザ端末2で映像ファイルの検索・再生・編集・送出等の操作が行われる際、所定の表示装置(不図示)において当該操作に伴う表示画面が出力される。
編集機2aは、映像ファイルの編集機能を有する映像編集機である。編集機2aは、映像データベース7に格納された映像ファイルを編集できる他、情報管理サーバ3や映像管理サーバ4と情報通信することによって映像ファイルの検索や再生を行うこともできる。編集機2aが操作されて映像ファイルの編集・検索・再生が行われるとき、当該映像ファイルに対するユーザの操作内容が取得され、取得された操作内容に基づいて情報管理サーバ3によって所定の情報処理が行われた後、情報データベース6に記録される。
素材登録端末2bは、映像ファイルの編集時に素材として用いられる映像ファイル(素材映像ファイル)を映像データベース7に登録する登録操作が行われる端末であって、例えば一般的なパーソナルコンピュータ等を利用することができる。素材登録端末2bにおいて素材映像ファイルの登録操作が行われると、映像管理サーバ4が当該素材映像ファイルを映像データベース7に格納させる。このとき、ファイル作成日やファイル名のような素材映像ファイルに付随する一般的なメタ情報(通常メタ情報)も映像データベース7に格納される。なお、通常メタ情報は情報データベース6にも記録されるようにしてもよい。
送出端末2cは、番組用に制作された映像ファイル(番組用映像ファイル)を放送用設備9に送出する送出操作が行われる端末であって、例えば一般的なパーソナルコンピュータ等を利用することができる。送出端末2cにおいて送出操作が行われると、指定した番組用映像ファイルの送出が送出サーバ5に指示され、送出サーバ5は、当該指示に基づいて、当該番組用映像ファイルを映像データベース7から取得して外部の放送用設備9に送出する。
情報管理サーバ3は、映像ファイル管理システム1における情報(映像ファイル自体を除く)を全般的に管理する機能を有するサーバ装置である。具体的には例えば、外部の番組管理設備8から番組情報の通知を受け取ったり、ユーザ端末2におけるユーザによる映像ファイルの操作内容を受け取ったりする他、これらの受け取った情報を情報データベース6に格納したりする。
映像管理サーバ4は、映像ファイル管理システム1で取り扱われる映像ファイルを管理する機能を有するサーバ装置である。具体的には例えば、素材映像ファイルや編集後の映像ファイル(編集済映像ファイル)等を映像データベース7に格納させたり、これらの格納された映像ファイルを読み出したりする。
送出サーバ5は、映像データベース7に格納されている番組用映像ファイルを送出する送出機能を有するサーバ装置であって、ユーザ端末2(送出端末2c)からの送出指示に従って、当該番組用映像ファイルについて、放送用設備9への送出準備、送出、及び送出停止を制御する。
情報データベース6は、情報管理サーバ3に接続されるストレージであって、情報管理サーバ3による制御に従って、ユーザ端末2における映像ファイルに対するユーザの操作内容を示す情報や映像データベース7に格納される映像ファイルのメタ情報等を格納する。また、情報データベース6には、番組管理設備8から情報管理サーバ3に通知される番組情報も格納される。
映像データベース7は、映像管理サーバ4に接続されるストレージであって、映像管理サーバ4の制御に従って、映像ファイル管理システム1で取り扱われる各種の映像ファイルを格納する。
番組管理設備8は、放送用番組に関する構成等を決定する側の使用者が保有する外部の管理設備である。放送用番組の一般的な制作の流れとして、番組の構成(番組名や放送時間、台本、原稿、取材予定等)が放送局側で事前に決定され、決定された内容が番組情報として映像制作者に通知される。そして、映像制作者はこの番組情報に基づいて、映像ファイルを編集して番組用映像ファイルを制作し、制作した番組用映像ファイルを所定の時期に送出する。図1に示したように、番組管理設備8は情報管理サーバ3に番組情報を通知する。
放送用設備9は、映像ファイル管理システム1から送出された番組用映像ファイルに対して、映像の電波変化や送信処理等を行う設備である。また、放送機10は、放送用設備9で生成された電波を送信する放送設備である。映像ファイル管理システム1の送出サーバ5から放送用設備9に送出された番組用映像は、放送用設備9で電波化された後、放送機10から送信されることによって放送される。放送用設備9及び放送機10は、例えば放送局が保有する設備とし、映像ファイル管理システム1には含まれない外部設備とする。
以上が、図1に示した各構成の詳細な説明である。なお、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1において、情報管理サーバ3、映像管理サーバ4、及び送出サーバ5は、図1のようにそれぞれ別のサーバ装置で実現されても良いし、組み合わせて構成されてもよい。また、情報データベース6と映像データベース7についてもその構成数は限定されず、例えば1つのデータベース内で格納領域を分ける等してもよい。また、図1では映像ファイル管理システム1が1つのユーザ端末2を備える構成を例示したが、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1はユーザ端末2を複数備える構成であってもよい。
次に、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1の機能構成を説明する。図2は、図1に示した映像ファイル管理システムの機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、映像ファイル管理システム1は、情報記憶部11、映像記憶部12、情報管理部13、検索部14、登録部15、及び映像ファイル操作部16を備える。また、映像ファイル操作部16は、編集部17と再生部18と送出部19とを有する。
情報記憶部11は、例えば情報データベース6によって実現され、情報管理部13による制御に従って情報を格納する。具体的には例えば、映像ファイルに対する操作内容に基づいて情報管理部13によって生成される関連付けデータや、外部から情報管理部13に通知される番組の詳細情報(番組情報)等を格納する。関連付けデータの詳細は後述する。
映像記憶部12は、例えば映像データベース7によって実現され、映像ファイル管理システム1で取り扱われる映像ファイルを格納する。映像記憶部12には、当該素材映像ファイルの一般的なメタ情報(通常メタ情報)も格納される。
情報管理部13は、例えば情報管理サーバ3及び映像管理サーバ4によって実現され、映像ファイル管理システム1の各部を全般的に管理する(管理機能)。具体的には例えば、外部から通知される番組情報を受け取ったり、他の各部による機能の実行時に行われたユーザ(映像制作者)の操作内容を受け取ったりする。
また、管理機能の他の具体例として、情報管理部13は、映像ファイルに対するユーザの操作内容(映像ファイル操作部16等から通知される)等に基づいて、情報記憶部11に格納させる関連付けデータを生成する。関連付けデータの具体的なデータ例は後で図3に示すが、関連付けデータが生成されることによって、映像制作(映像編集)の場において、映像ファイルの制作に使用された素材としての映像ファイル、制作された映像ファイルが使用された番組、及び、映像ファイルの制作中に参照した映像ファイル等の情報を、制作される映像ファイルに関連付けることができる。なお、関連付けデータに使用される情報には、映像ファイルに対するユーザの操作内容に基づく情報が含まれており、このような情報は、ファイル作成日やファイル名のように、映像ファイル自身に付随する情報として映像ファイルに一般的に付加されるメタ情報(通常メタ情報)とは異なる性質を有するメタ情報といえるため、以後は「特別メタ情報」と呼んで区別する。
検索部14は、例えばユーザ端末2及び情報管理サーバ3によって実現され、映像データベース7に格納された映像ファイルの検索(映像ファイル検索機能)及び番組の検索(番組検索機能)を行う。検索機能の詳細な処理は図5や図8を示して後述するが、概要としては、ユーザ(映像制作者)からユーザ端末2に入力される検索条件に基づいて、情報管理サーバ3が映像ファイルや番組を検索し、その検索結果がユーザ端末2の表示画面に表示される。
登録部15は、例えば映像管理サーバ4によって実現され、ユーザ端末2に入力された操作に基づいて、映像管理サーバ4が対象の番組情報や映像ファイルを映像データベース7(映像記憶部12)に登録する。映像管理サーバ4による映像ファイル等の登録は、情報管理サーバ3によって指示されてもよい。登録部15による登録処理には、編集された映像ファイルまたは外部等から持ってきた素材映像ファイルを映像データベース7に実際に転送して登録する映像ファイル入力処理と、映像ファイル入力処理の対象となる映像ファイルの通常メタ情報を映像データベース7(または情報データベース6)に記憶させる通常メタ入力処理とが含まれる。また、登録部15による登録処理は、必ずしもユーザ端末2へのユーザ操作を契機とする必要はなく、各種処理のなかで映像管理サーバ4または情報管理サーバ3の指示に基づいて実行されてもよい。
映像ファイル操作部16は、主にユーザ端末2(編集機2a、素材登録端末2b、送出端末2c)によって実現され、映像ファイルに対して行われる検索・再生・編集・送出といった各種のユーザ操作を受け付けるとともに、一部のユーザ操作については当該ユーザ操作に基づく機能の実行も司る。映像ファイル操作部16は、受け付けるユーザ操作に応じて編集部17、再生部18、及び送出部19を有している。映像ファイル操作部16の各部における詳細な処理は後述する。なお、本実施形態に係る映像ファイル管理システム1は、必ずしも編集部17、再生部18、及び送出部19の全てを有しなくてもよく、利用環境に応じた機能構成だけを有するものであってもよい。
編集部17は、映像ファイル操作部16のうち、ユーザによる映像ファイルの編集操作を受け付ける機能を有し、例えば編集機2aによって実現される。なお、編集機2aは自身が映像ファイルの編集機能を有するので、この場合、編集部17は映像ファイルの編集操作を受け付けるだけでなく編集を実行することができる。
再生部18は、映像ファイル操作部16のうち、ユーザによる映像ファイルの再生操作を受け付ける機能を有し、例えば編集機2aによって実現される。再生部18が所定の表示装置(不図示)を有する場合は、映像ファイルの再生操作を受け付けた再生部18は、指定された映像ファイルを所定の表示装置において再生する。
送出部19は、映像ファイル操作部16のうち、ユーザによる番組用映像ファイルの送出操作を受け付ける機能を有し、例えば送出端末2c及び送出サーバ5によって実現される。送出部19は、送出操作を受け付ける構成(例えば送出端末2cによる)と、実際の送出処理を行う構成(例えば送出サーバ5)とに分けられてもよい。
以上が、映像ファイル管理システム1の構成である。以降は、原則として上述した機能構成を用いて映像ファイル管理システム1を詳細に説明する。
(2)映像ファイルの関連付けデータ
映像ファイル管理システム1で用いられる関連付けデータについて説明する。映像ファイル管理システム1は、取り扱う映像ファイルについて、一般的な通常メタ情報とは別に、各映像ファイルに対するユーザの操作や参照等に基づく情報を特別メタ情報として収集し、これらのメタ情報に基づいて映像ファイルの編集内容を関連付ける関連付けデータを生成し、情報記憶部11(情報データベース6)に記録する。以下では、このような関連付けデータの具体例を示し、そのデータ構造を説明する。
図3は、情報記憶部に格納される関連付けデータを説明するための図である。図3に例示された各データは、編集済映像ファイル、素材映像ファイル、及び参照映像ファイルに対する関連付けデータの一例を具体的に示したものである。図3(A)には番組用映像ファイル情報110が例示され、図3(B)には編集済映像ファイル情報120が例示され、図3(C)には参照映像ファイル情報130が例示されている。
図3(A)に例示した番組用映像ファイル情報110は、番組に使用される映像ファイルに関する情報をテーブル形式でまとめた関連付けデータであって、番組に使用される編集済の映像ファイル(編集済映像ファイル)ごとに、当該番組との関係を示す情報が保持される。番組用映像ファイル情報110は、例えば、送出部19による送出処理の実行時に作成される。
図3(A)に示したように、番組用映像ファイル情報110は、当該番組の番組名が記載された番組名欄111、当該番組を放送する放送局のコードが記載された局コード欄112、当該番組の放送日が記載された放送日欄113、当該番組の放送開始時刻及び放送終了時刻が記載された番組開始時刻欄114、番組終了時刻欄115、当該番組のなかで使用された編集済映像ファイルが識別子(編集済映像ファイルID)で記載された編集済映像ファイルID欄116、及び、当該番組内で編集済映像ファイルが使用される時間の開始時刻及び終了時刻が記載された編集済映像開始時刻欄117、編集済映像終了時刻欄118を備えて構成される。
図3(B)に例示した編集済映像ファイル情報120は、編集された映像ファイル(編集済映像ファイル)に関する情報をテーブル形式でまとめた関連付けデータであって、編集済映像ファイルの編集時(制作時を含む)に素材として使用された映像ファイル(素材映像ファイル)ごとに、当該編集済映像ファイルとの関係を示す情報が保持される。編集済映像ファイル情報120は、例えば、編集部17による映像ファイルの編集処理の実行時、または登録部15による編集済映像ファイルの登録処理の実行時に作成される。
図3(B)に示したように、編集済映像ファイル情報120は、編集済映像ファイルの識別子が記載された編集済映像ファイルID欄121、当該編集済映像ファイルの編集時に使用された素材映像ファイルが識別子(素材映像ファイルID)で記載された素材映像ファイルID欄122、当該編集済映像ファイルの編集者(映像制作者)が識別子(制作者ID)で記載された制作者ID欄123、当該編集済映像ファイルのなかで素材映像ファイルが使用された時間の開始時間と終了時間が記載された編集済映像開始時間欄124、編集済映像終了時間欄125、当該編集済映像ファイルに使用された素材映像ファイルの開始時間と終了時間が記載された素材映像開始時間欄126、素材映像終了時間欄127、及び、素材映像ファイルに対して行われた映像効果が記載された映像効果欄128を備えて構成される。
なお、編集済映像ファイル情報120においては、編集済映像ファイルの時間(編集済映像開始時間欄124、編集済映像終了時間欄125)と素材映像ファイルの時間(素材映像開始時間欄126、素材映像終了時間欄127)とは必ずしも一致している必要はない。例えば図3(B)のデータ行の2行目の場合、映像効果欄128に「スロー」と記載されているように、素材映像ファイルをスロー再生したものを編集済映像ファイルに使用しているため、15分間の素材映像ファイルが20分間の編集済映像ファイルに使用されたと示される。また、編集済映像ファイル情報120が保持可能な情報は図3(B)の例に限らず、さらに詳細な編集情報を保持するようにしてもよい。
図3(C)に例示した参照映像ファイル情報130は、映像ファイルの編集時に参考にされた映像ファイル(参照映像ファイル)に関する情報をテーブル形式でまとめた関連付けデータである。参照映像ファイルは、映像ファイルの編集中に映像制作者が再生する等して編集の参考にした映像ファイルのことであって、参照映像ファイル自身は素材として当該映像ファイルに使用されず参照されたのみである点で、上述の素材映像ファイルとは異なる。参照映像ファイル情報130は、例えば、編集部17による映像ファイルの編集処理の途中で再生部18によって別の映像ファイル(参照映像ファイル)の再生処理が実行されるときに作成される。
図3(C)に示したように、参照映像ファイル情報130は、編集済映像ファイルの識別子が記載された編集済映像ファイルID欄131と、当該編集済映像ファイルの編集中に参照された映像ファイルが識別子(参照映像ファイルID)で記載された参照映像ファイルID欄132とを備えて構成される。
なお、図3(A)〜図3(C)にかけて破線で示したように、番組用映像ファイル情報110、編集済映像ファイル情報120、及び参照映像ファイル情報130には、共通する特別メタ情報として編集済映像ファイルID(編集済映像ファイルID欄116、121、131)が記載されており、この編集済映像ファイルIDによって図3(A)〜図3(C)の各データは互いに紐付けされる。そして、このような紐付けによって、番組、編集済映像ファイル、素材映像ファイル、または参照映像ファイルの何れからでも、他の関連する情報を辿ることができるようになる。
また、図3で例示した関連付けデータのデータ項目は、一部のデータ項目(番組用映像ファイル情報110において番組情報に基づいて登録されるデータ項目等)を除き、映像ファイル編集時の映像制作者の操作内容に基づいて映像ファイル管理システム1が自動的に生成可能なデータ項目から構成されている。
また、図3で例示したデータ構造(テーブル構成)は一例に過ぎず、それぞれの関連付けデータ間の対応関係を維持できる範囲内で、適宜データ項目の追加または削除を行ってもよい。具体的には例えば、映像ファイル管理システム1の使用用途や使用環境の規模等に応じて、局コード欄112や制作者ID欄123等を削除したり、番組概要等を追加したりすることができる。
(3)全体処理
図4は、映像ファイル管理システムにおける全体的な処理の流れを示すフローチャートである。図4には、映像ファイル管理システム1において、番組に関する情報(番組情報)が外部から通知されたことに基づいて番組用の映像ファイル(番組用映像ファイル)を制作し、所定の送出時刻が到来すると、番組用映像ファイルを外部の放送用設備9に送出する処理が示されている。図4の各ステップについて以下に説明するが、ステップS103〜S105の処理は、映像ファイル管理システム1が有する送出機能に相当する。
まずステップS101において、情報管理部13は、外部(例えば番組管理設備8)から通知される番組情報を取得する。一般に、番組情報は放送局側で決定されて映像制作会社等に通知される。番組情報には例えば、番組名、番組を放送する放送局、放送日時、台本、原稿等が含まれる。
ここで、情報管理部13は、ステップS101で取得した番組情報に対応する番組用映像ファイル情報110を新たに作成し、作成した番組用映像ファイル情報110に上記番組情報の所定の内容を登録する。具体的には、図3(A)に例示した番組用映像ファイル情報110の場合、番組名欄111、局コード欄112、放送日欄113、番組開始時刻欄114、番組終了時刻欄115のデータ項目が登録される。なお、番組用映像ファイル情報110は、後述するステップS103の段階で各データ項目への登録が完成して情報記憶部11に格納されるが、現段階では全てのデータ項目の登録が完了していないという理由から、情報記憶部11に格納せずに情報管理部13のメモリ(例えばサーバ内のキャッシュ用メモリ等)に一時的に保持するようにしてもよい。
そしてステップS102では、映像ファイル管理システム1の映像ファイル操作部16が映像制作会社の映像制作者によって操作されることによって、ステップS101で取得した番組情報に基づいて番組用映像ファイルが制作される。番組用映像ファイルの制作では、映像ファイル操作部16の各部によって映像ファイルの検索、編集、再生等、様々な映像ファイル操作処理が行われる。一般的には、複数の素材映像ファイルを編集して編集済映像ファイルが作成され、複数の編集済映像ファイルを繋ぐことによって、番組用映像ファイルが制作される。
なお、映像ファイル操作処理の詳細は後述するが、映像ファイルの編集中はその操作内容(編集内容)が収集される。そして、映像ファイルの編集の終了時には、収集された操作内容(またはその一部)に基づいて、情報管理部13が映像ファイルの関連情報(番組用映像ファイル情報110、編集済映像ファイル情報120、参照映像ファイル情報130)を作成し、情報記憶部11に登録する。
次いで、番組用映像ファイルの制作が終了すると、情報管理部13が、ステップS102における番組用映像ファイルの制作時の操作内容に基づいて、ステップS101における番組情報の取得時に作成した番組用映像ファイル情報110のデータ項目への登録を完成させ、完成した番組用映像ファイル情報110を情報記憶部11に格納する(ステップS103)。具体的には、図3(A)に例示した番組用映像ファイル情報110の場合、編集済映像ファイルID欄116、編集済映像開始時刻欄117、及び編集済映像終了時刻欄118が登録されることによって、番組用映像ファイル情報110の全データ項目への登録が完成する。
ステップS102及びS103の処理が行われることによって、番組用映像ファイルとそれに対応する番組用映像ファイル情報110の準備が完了する。そしてステップS104では、ユーザによる番組用映像ファイルの送出操作が行われたことを契機として、映像ファイル操作部16の送出部19が、番組用映像ファイルを送出するための準備登録を行う(送出準備)。ここで、一般に放送用の映像ファイルの送出(転送)においては、映像に空白が発生しないよう、正確な送出が行われることが求められる。したがって送出予定の番組用映像ファイルを事前準備する必要があり、これを送出準備と呼ぶ。
そして、所定の送出時刻が到来すると、送出部19は、ステップS104で準備登録した番組用映像の映像ファイルを放送用設備9に送出する(ステップS105)。
(4)映像ファイル検索
図4のステップS102で述べたように、番組用映像ファイルの制作時には、映像ファイル操作部16の各部によって映像ファイルの検索、編集、再生等、様々な映像ファイル操作処理が行われる。以下では、このような映像ファイル操作処理のうち、映像ファイルを検索する映像ファイル検索機能について説明する。
図5は、映像ファイル検索機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。映像ファイル検索機能は、ユーザ(例えば映像制作者)によって入力される検索条件に基づいて映像ファイルを検索し、選択された映像ファイルの情報を表示する機能であって、主に検索部14及び情報管理部13によって実行される。また、検索結果や関連情報の表示(ステップS202,S205,S207)は、ユーザが閲覧可能な所定の表示装置に出力されるとする。
まず、映像ファイル操作部16においてユーザによって映像ファイルの検索条件が入力されると(ステップS201)、検索部14は検索条件を情報管理部13に問い合わせる。情報管理部13は、問い合わせに応じて、情報記憶部11(または映像記憶部12)に記録された情報を参照し、当該検索条件に該当する通常メタ情報を有する映像ファイルを検索する。そして、情報管理部13による検索の結果が一覧表示される(ステップS202)。ステップS202における検索結果の一覧表示の表示態様は特に限定されるものではなく、ディスプレイ等の所定の表示機器の表示画面に一般的な表示態様で出力されればよい。
ステップS203では、ステップS202で表示された検索結果一覧のなかからユーザが参照したい映像ファイルが存在するか否かを判定する。検索結果一覧のなかにユーザが参照したい映像ファイルが存在する場合は、ユーザによって当該映像ファイルを選択する操作が行われ(ステップS203のYES)、ステップS204の処理に進む。検索結果一覧のなかにユーザが参照したい映像ファイルが存在しなかった場合は、何れの映像ファイルも選択されず(ステップS203のNO)、別の検索条件によって映像ファイルを再度検索するためにステップS201の処理に戻る。
ステップS204では、ステップS203で選択された映像ファイルが素材映像ファイルか編集済映像ファイルであるかを判定する。素材映像ファイルである場合は、ステップS205の処理に進み、編集済映像ファイルである場合はステップS207の処理に進む。
ステップS205では、情報管理部13が、ユーザによって選択された素材映像ファイルに関する情報の表示として素材映像ファイル関連情報を表示させる。素材映像ファイル関連情報は、情報管理部13が情報記憶部11(または映像記憶部12)に格納されている情報を参照することによって生成され、素材映像ファイルの通常メタ情報の他、当該素材映像ファイルと関連する映像ファイル(関連映像ファイル)の情報等の特別メタ情報を含む。より具体的には、情報管理部13は、情報記憶部11から当該素材映像ファイルの通常メタ情報を取得するとともに、情報記憶部11に格納されている特別メタ情報に基づく各データ(番組用映像ファイル情報110、編集済映像ファイル情報120、参照映像ファイル情報130)のうちから当該素材映像ファイルが紐付けられたデータを参照し、当該紐付けられたデータの登録内容に基づいて、当該素材映像ファイルの関連情報を所定の表示形式で表示出力させる。なお、素材映像ファイルの関連映像ファイルとは、当該素材映像ファイルが使用された編集済映像ファイルを意味する。
図6は、素材映像ファイル関連情報の表示画面例を示す図である。図6に例示した表示画面210は、第1表示領域211、第2表示領域212、及び第3表示領域213から構成されている。以下に、各表示領域に表示される内容とその取得先を説明するが、後述する他の表示画面(図7,図9,図12)については、図6と同様の内容については説明を省略する。
第1表示領域211には、対象の素材映像ファイルに付された識別子(素材映像ファイルID)が表示される。素材映像ファイルIDは、編集済映像ファイル情報120(図3(B)参照)に記載された素材映像ファイルIDと対応している。
第2表示領域212には、対象の素材映像ファイル(当該映像ファイル)のメタ情報が表示される。具体的には、当該映像ファイルのタイトル名(映像ファイルタイトル)、当該映像ファイルの再生時間(映像ファイル再生時間)、及び登録部15によって映像記憶部12に登録された日時(登録日時)等が表示される。映像ファイルタイトル及び映像ファイル再生時間は、当該映像ファイルの通常メタ情報から取得される。また、登録日時は、登録部15による登録処理に関する当該映像ファイルの特別メタ情報から取得できる。
第3表示領域213には、対象の素材映像ファイルを使用して制作された編集済映像ファイルの一覧が表示される。具体的には、編集済映像ファイルに付された識別子(編集済映像ID)、編集済映像ファイルのタイトル名(編集済映像ファイルタイトル)等が表示される。ここで、情報管理部13は、図3(B)に示した編集済映像ファイル情報120を参照することによって、対象の素材映像ファイルが使用された編集済映像ファイルを識別することができる。
なお、図6に示した表示画面210においては、所定の表示項目(例えば、編集済映像ファイルタイトル)の表示内容をユーザがクリック等によって選択可能とする。このようにすることで、素材映像ファイル関連情報の表示内容のうちから、ユーザが参照したい関連映像ファイルを選択することができ、当該選択された関連映像ファイルの関連情報をさらに参照することができるようになる。また、図6には図示していないが、表示画面210に、映像ファイルの操作(例えば編集または再生)や検索等をユーザが選択できるようなボタン等が用意されてもよい。これらは、後述する他の表示画面(図7,図9,図12)でも同様とする。
ステップS205で素材映像ファイル関連情報を表示した後は、検索部14は、素材映像ファイル関連情報が表示された映像ファイルの操作、関連映像ファイルの参照、または映像ファイルの再検索の何れがユーザによって選択されるかを判定する(ステップS206)。
ステップS206において映像ファイルの操作(編集または再生)が選択された場合には、ステップS209の処理に進み、選択内容に応じた映像ファイル操作が行われる。なお、ステップS206からステップS209に進む場合、素材映像ファイルに対して送出操作が行われることは想定されない。そしてステップS209の処理のうち、映像ファイルを編集する操作が行われるときの詳細な処理は図10を参照して後述し、映像ファイルを再生する操作が行われるときの詳細な処理は図11を参照して後述する。
また、ステップS206において関連映像ファイルの参照が選択されるとは、例えば図6の表示画面210の場合、第3表示領域213に示されたID「1111111111」の編集済映像ファイルがクリック等によって選択されることに相当する。このとき、選択された編集済映像ファイルに関する情報を表示するために、ステップS204の処理に戻る。
また、ステップS206において映像ファイルの再検索が選択される場合は、改めて検索条件の入力が行われる必要があるため、ステップS201の処理に戻る。
一方、ステップS207では、情報管理部13が、ユーザによって選択された編集済映像ファイルに関する情報の表示として編集済映像ファイル関連情報を表示させる。編集済映像ファイル関連情報は、情報管理部13が情報記憶部11(または映像記憶部12)に格納されている情報を参照することによって生成され、編集済映像ファイルの通常メタ情報の他、当該編集済映像ファイルと関連する映像ファイル(関連映像ファイル)の情報等の特別メタ情報を含む。より具体的には、情報管理部13は、情報記憶部11から当該編集済映像ファイルの通常メタ情報を取得するとともに、情報記憶部11に格納されている特別メタ情報に基づく各データ(番組用映像ファイル情報110、編集済映像ファイル情報120、参照映像ファイル情報130)のうちから当該編集済映像ファイルが紐付けられたデータを参照し、当該紐付けられたデータの登録内容に基づいて、当該素材映像ファイルの関連情報を所定の表示形式で表示出力させる。なお、編集済映像ファイルの関連映像ファイルとは、当該編集済映像ファイルの編集時に使用された素材映像ファイル、当該編集済映像ファイルの編集時に参照された参照映像ファイル、または当該編集済映像ファイルが使用された番組用映像ファイルを意味する。
図7は、編集済映像ファイル関連情報の表示画面例を示す図である。図7に例示した表示画面220は、第1表示領域221、第2表示領域222、第3表示領域223、第4表示領域224、及び第5表示領域225から構成されている。
第1表示領域221には、対象の編集済映像ファイルに付された識別子(編集済映像ファイルID)が表示される。素材映像ファイルIDは、編集済映像ファイル情報120(図3(B)参照)に記載された素材映像ファイルIDと対応している。また、第2表示領域222には、対象の編集済映像ファイル(当該映像ファイル)の通常メタ情報が表示される。
第3表示領域223には、対象の編集済映像ファイルに使用された素材映像ファイルの一覧が、詳細な情報を付して表示される。第3表示領域223の表示内容は、編集済映像ファイル情報120から取得できる(図3(B)参照)。
第4表示領域224には、対象の編集済映像ファイルが使用された番組用映像ファイルの一覧が表示される。第4表示領域224の表示内容は、番組用映像ファイル情報110から取得できる(図3(A)参照)。
第5表示領域225には、対象の編集済映像ファイルの編集中に参照した参照映像ファイルの一覧が表示される。第5表示領域225の表示内容は、参照映像ファイル情報130から取得できる(図3(C)参照)。
ステップS207で編集済映像ファイル関連情報を表示した後は、検索部14は、編集済映像ファイル関連情報が表示された映像ファイルの操作、関連映像ファイルの参照、または番組の参照の何れがユーザによって選択されるかを判定する(ステップS208)。
ステップS208において映像ファイルの操作(編集または再生)が行われる場合には、ステップS206の場合と同様に、ステップS209の処理に進む。
また、ステップS208において関連映像ファイルの参照が選択されるとは、例えば図7の表示画面220に表示された素材映像ファイルまたは参照映像ファイルがクリック等によって選択されることに相当する。このとき、選択された映像ファイルに関する情報を表示するために、ステップS204の処理に戻る。
また、ステップS208において番組の参照が選択されるとは、例えば図7の表示画面220に表示された番組名がクリック等によって選択されることに相当する。このとき、選択された番組の映像ファイル(番組用映像ファイル)に関する情報を表示するために、後述する図8のステップS304の処理に進む(図5の「A」)。
なお、図7には図示していないが、ステップS208において上記の何れの選択も行われず映像ファイルの再検索を行うことが選択された場合には、ステップS206と同様、ステップS201からの処理が繰り返されるようにしてもよい。
以上、図5に示した処理が行われることによって、映像ファイル管理システム1は、ユーザの検索条件に基づいた映像ファイルの検索結果を表示するだけでなく、検索結果から選択された映像ファイルの詳細な関連情報を表示することができる。そしてこの関連情報に、過去のユーザ操作の操作内容に基づいた特別メタ情報を含めるようにすることで、映像ファイルと他の映像ファイルとの関連性をユーザが容易に認識できるようにすることができる。
(5)番組検索
次に、映像ファイル操作処理のうち、番組を検索する番組検索機能について説明する。
図8は、番組検索機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。番組検索機能は、ユーザ(例えば映像制作者)によって入力される検索条件に基づいて番組を検索し、選択された番組に使用された映像ファイル等の情報を表示する機能であって、主に検索部14及び情報管理部13によって実行される。
まず、映像ファイル操作部16においてユーザによって番組の検索条件が入力されると(ステップS301)、検索部14は検索条件を情報管理部13に問い合わせる。情報管理部13は、問い合わせに応じて、情報記憶部11に記録された番組情報等を参照し、当該検索条件に該当する番組を検索する。そして、情報管理部13による検索の結果が検索部14によって一覧表示される(ステップS302)。ステップS302における検索結果の一覧表示の表示態様は特に限定されるものではなく、ディスプレイ等の所定の表示機器の表示画面に一般的な表示態様で出力されればよい。
ステップS303では、ステップS302で表示された検索結果一覧のなかからユーザが参照したい番組が存在するか否かを判定する。検索結果一覧のなかにユーザが参照したい番組が存在する場合は、ユーザによって当該番組を選択する操作が行われ(ステップS303のYES)、ステップS304の処理に進む。検索結果一覧のなかにユーザが参照したい番組が存在しなかった場合は、何れの番組も選択されず(ステップS303のNO)、別の検索条件によって番組を再度検索するためにステップS301の処理に戻る。
ステップS304では、情報管理部13が、ステップS303で選択された番組に関する情報の表示として番組関連情報を表示させる。番組関連情報は、情報記憶部11に格納されている番組情報、及び番組用映像ファイルの特別メタ情報を参照することによって生成される。より具体的には、情報管理部13は、番組情報に基づいて、番組用映像ファイル情報110のうちから当該番組が紐付けられたデータを参照し、当該紐付けられたデータの登録内容を用いて番組関連情報を所定の表示形式で表示出力させる。すなわち、番組関連情報では、当該番組の番組用映像ファイルに使用された編集済映像ファイルの情報まで表示される。
図9は、番組関連情報の表示画面例を示す図である。図9に例示した表示画面230は、第1表示領域231、第2表示領域232、及び第3表示領域233から構成されている。
第1表示領域231には、対象の番組の放送局についてその識別子(局コード)と局名とが表示される。また第2表示領域232には、対象の番組の詳細として、放送日時、番組名、出演者、及び番組概要等が表示される。第1表示領域231及び第2表示領域の表示内容は、情報記憶部11に格納された当該番組の番組情報から取得できる。
第3表示領域233には、対象の番組の番組用映像ファイルに使用された編集済映像ファイルに関する情報が表示される。具体的には、当該番組用映像ファイルに使用された編集済映像ファイルについて、その識別子(編集済映像ファイルID)、ファイル名(編集済映像ファイルタイトル)、及び番組内で使用される時間帯(放送時間帯)が表示される。第3表示領域233の表示内容は番組用映像ファイル情報110から取得でき(図3(A)参照)、例えば、「放送時間帯」に表示される情報は番組用映像ファイル情報110の編集済映像開始時刻欄117及び編集済映像終了時刻欄118に記載された情報に対応する。
なお、図9には図示していないが、表示画面230では、第3表示領域233に表示された編集済映像ファイルを参照するための選択を可能にするだけでなく、当該番組の番組用映像ファイルに対する送出処理の開始をユーザが選択できるようなボタン等が用意されてもよい。
また、図9には図示していないが、表示画面230において、第3表示領域233に表示された編集済映像ファイルのサムネイルを表示するようにしてもよい。このようにした場合、ユーザは番組用映像ファイルにどのような編集済映像ファイルが使用されているかをより視覚的に認識することができる。
ステップS304で番組関連情報を表示した後は、検索部14は、番組関連情報に表示された編集済映像ファイルの参照がユーザによって選択されるかを判定する(ステップS305)。ステップS305において編集済映像ファイルの参照が選択された場合は(ステップS305のYES)、選択された編集済映像ファイルに関する情報を表示するために、前述した図5のステップS207の処理に進む(図8の「B」)。
なお、ステップS305では、ステップS304で番組関連情報が表示された番組の番組用映像ファイルを送出することがユーザによって選択されるか否かも判定するようにしてよい。番組用映像ファイルの送出が選択された場合には、図4のステップS104で説明したように、送出部19が番組用映像ファイルの送出準備を行う。
以上、図8に示した処理が行われることによって、映像ファイル管理システム1は、ユーザの検索条件に基づいた番組の検索結果を表示するだけでなく、検索結果から選択された番組の詳細な関連情報を表示することができる。そしてこの関連情報に、番組用映像ファイルに関する特別メタ情報を含めるようにすることで、番組と使用された編集済映像ファイルとの関連性をユーザが容易に認識できるようにすることができる。
(6)映像ファイル編集
以下では、映像ファイル操作処理のうち、映像ファイルを編集する映像ファイル編集機能について説明する。
図10は、映像ファイル編集機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。映像ファイル編集機能は、ユーザ(映像制作者)による編集機2aの使用に基づいて映像ファイルを編集する機能であって、主に編集部17及び情報管理部13によって実行される。映像ファイル編集機能が実行されることによって、編集済映像ファイルが制作される。
まず、映像ファイル操作部16において映像ファイルの編集を開始する旨の操作がユーザによって行われると、編集部17が情報管理部13に編集の開始を通知する(ステップS401)。このとき、編集開始の操作を行ったユーザ名、及び編集対象となる素材映像ファイルの識別子等が合わせて通知される。
そして、情報管理部13は、編集部17からの通知に基づいて、ユーザ名や使用される素材映像ファイルの識別子等を、自身が備えるメモリ(例えばキャッシュ)に記録する(ステップS402)。具体的には、新たな編集済映像ファイルIDを採番して編集済映像ファイル情報120(図3(B)参照)と同形式のテーブルデータを生成し、当該テーブルデータに素材映像ファイルIDや制作者IDを記録する。採番された編集済映像ファイルIDは情報管理部13から編集部17に通知されてもよい。
その後、編集部17によって映像ファイルの編集が開始される(ステップS403)。映像ファイルの編集中、編集部17は、映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を、自身が備えるメモリ(例えばキャッシュ)に記録する(ステップS404)。なお、ステップS404における編集内容の記録は、編集済映像ファイル情報120に記録可能な編集内容に限られない。例えば、映像ファイルの編集時に再生された参照映像ファイルがあった場合には、編集部17は参照映像ファイルの情報も記録する。また例えば、映像ファイルの編集において番組用映像ファイルが制作された場合には、編集部17は番組用映像ファイルの編集内容も記録する。
そして編集部17は、映像ファイルの編集中は上記のように映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を記録しながら、編集を終了する旨の操作がユーザによって行われるか否かを判定する(ステップS405)。
映像ファイルの編集終了が判定された場合には(ステップS405のYES)、登録部15が、編集された編集済映像ファイルを映像記憶部12(映像データベース7)に登録する(ステップS406)。そして編集部17は情報管理部13に対して、映像ファイルの編集が終了したことを通知するとともに、ステップS404で自身のメモリに記録した編集内容を通知する(ステップS407)。
次いで情報管理部13は、ステップS407で編集部17から通知された編集内容に基づいて、ステップS402で自身のメモリに生成した「編集済映像ファイル情報120と同形式のテーブルデータ」を完成させ、当該テーブルデータによって、情報記憶部11に格納されている編集済映像ファイル情報120を更新・登録する(ステップS408)。
なお、ステップS408における情報管理部13による情報記憶部11の更新・登録は、編集済映像ファイル情報120に限るものではない。例えば、ステップS407で編集部17から通知された編集内容に番組用映像ファイルの編集内容が含まれていた場合には、情報管理部13は自身のメモリに番組用映像ファイル情報110(図3(A)参照)と同形式のテーブルデータを生成し、当該テーブルデータに編集部17からの通知内容を反映させて完成させ、当該テーブルデータによって、情報記憶部11に格納されている番組用映像ファイル情報110を更新・登録する。また同様に、ステップS407で編集部17から通知された編集内容に参照映像ファイルの情報が含まれていた場合には、情報管理部13は自身のメモリに参照映像ファイル情報130(図3(C)参照)と同形式のテーブルデータを生成し、当該テーブルデータに編集部17からの通知内容を反映させて完成させ、当該テーブルデータによって、情報記憶部11に格納されている参照映像ファイル情報130を更新・登録する。
一方、ステップS405において映像ファイルの編集終了が判定されなかった場合には(ステップS405のNO)、映像ファイルの編集が継続中であることを意味し、このときはステップS409の処理が行われる。映像ファイルの編集中は、参考や追加編集等を目的として別の映像ファイル(または番組)が検索されることがあり、ステップS409では、編集部17がユーザによってこれらを検索する操作が行われるか否かを判定する。別の映像ファイル(または番組)を検索する操作の実行を判定した場合は(ステップS409のYES)、検索対象に応じて既述の処理が行われる。具体的には例えば、別の映像ファイルを検索する場合は図5に示した映像ファイル検索が行われ、番組を検索する場合は、図6に示した番組検索が行われる。また、ステップS409で別の映像ファイル(または番組)を検索する操作の実行が判定されなかった場合は(ステップS409のNO)、単純に映像ファイルの編集が継続中であると判断できるため、ステップS403からの処理に戻る。
以上、図10に示した処理が行われることによって、映像ファイルの編集機能として、映像ファイルの編集が行われ、完成後の編集済映像ファイルが映像記憶部12に登録されるとともに、当該編集に関するユーザの操作内容(編集内容)の情報管理部13への通知を経て編集済映像ファイルの関連付けデータが情報記憶部11に登録される。
(7)映像ファイル再生
以下では、映像ファイル操作処理のうち、映像ファイルを再生する映像ファイル再生機能について説明する。
図11は、映像ファイル再生機能に関する処理手順の一例を示すフローチャートである。映像ファイル再生機能では、ユーザ(例えば映像制作者)によって指定された所定の映像ファイルを再生する機能であって、主に再生部18及び情報管理部13によって実行される。
まず、映像ファイル操作部16において映像ファイルの再生を開始する旨の操作がユーザによって行われると、再生部18が情報管理部13に再生の開始を通知する(ステップS501)。このとき、再生開始の操作を行ったユーザ名、及び再生対象の映像ファイルの識別子等(映像ファイルの格納パスやファイル名等でもよい)が情報管理部13に通知される。
そして、情報管理部13は、ステップS401の通知に基づいて、所定の映像ファイルを再生部18に転送するよう映像記憶部12に指示し、転送された当該映像ファイルが所定の表示機器で再生される(ステップS502)。
次に、情報管理部13は、ステップS501で通知されたユーザ名に基づいて、当該ユーザが映像ファイルを編集中であるか否かを判定する(ステップS503)。なお、ステップS503で編集中かを判定される映像ファイルは、再生中の映像ファイルとは別の映像ファイルである。
ステップS503において映像ファイルを編集中であると判定された場合は(ステップS503のYES)、映像ファイルの編集中に別の映像ファイルが再生されているという状況を意味するため、情報管理部13は、再生中の映像ファイルを編集中の映像ファイルの参照映像ファイルとして関連付けて記録する(ステップS504)。ステップS504における関連付けの記録は、情報管理部13自身のメモリに一時的に記録した後に、情報記憶部11の参照映像ファイル情報130を更新して登録するようにしてもよいし、直接参照映像ファイル情報130を更新して登録するようにしてもよい。また、参照映像ファイルであることを情報管理部13から編集部17に通知し、編集部17のメモリで一時的に参照映像ファイルの情報を記録するようにしてもよい。この場合、図10のステップS407〜S408で説明したように、映像ファイルの編集終了時に編集内容が編集部17から情報管理部13に通知されることを経て、情報記憶部11の参照映像ファイル情報130が更新・登録される。
ステップS504で参照映像ファイルの関連付けが記録された後は、再生部18は映像ファイルの再生が終わるのを待ち、再生終了の際に、情報管理部13に再生終了を通知することによって(ステップS505)、再生機能は終了する。また、ステップS503において映像ファイルを編集中ではないと判定された場合も(ステップS503のNO)、ステップS504の処理を行うことなくステップS505の処理が行われて再生機能が終了する。
(8)効果
以上に説明したように、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1は、映像ファイル(番組用映像ファイル、編集済映像ファイル、素材映像ファイル)に対して様々な操作(検索・再生・編集・送出等)を実行することができる。そして、外部から通知される番組情報に加えて、映像ファイルの編集や再生が行われるときには、映像ファイル操作部16によってその操作内容が取得され、情報管理部13が、取得された操作内容に基づく映像ファイルの特別メタ情報を通常メタ情報と合わせてまとめることによって関連付けデータを生成して情報記憶部11(情報データベース6)に登録することによって、各映像ファイルの詳細な関連情報を管理することができる。
このような本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1によれば、映像記憶部12(映像データベース7)に格納される映像ファイルについて、各映像ファイルの関連情報が情報記憶部11(情報データベース6)で管理され、映像ファイル等を検索するときの検索結果の表示画面において、従来の通常メタ情報だけでは提示することができない、当該映像ファイルの詳細な関連情報を提示することができ、さらに、番組用映像ファイル、編集済映像ファイル、及び素材映像ファイル(その一部は参照映像ファイルでもある)の間の関連性をも連携して表示させることができる。
ここで、映像ファイル管理システム1によって提示可能な映像ファイルの関連情報とは、具体的には例えば、映像制作で使用した映像ファイルや、映像ファイルが使用された番組、映像ファイルの編集中に参照した映像ファイル等である。そしてこのような関連情報が提示されることにより、ユーザ(映像制作者)は、番組名や放送日時から、使用されている編集済映像ファイルを探索したり、編集済映像ファイルの編集に用いられた素材映像ファイルを辿ったりする、従来では困難な高度な検索を実行することができる。また、番組から細部に辿るだけでなく、検索した素材映像ファイルから、当該素材映像ファイルが使用された編集済映像ファイルや番組用映像ファイルを辿るといった逆方向の検索も可能である。すなわち、番組制作や映像ファイル編集における作業の流れを認識し易い検索結果の表示が可能となる。
また、このような高度な検索では、熟練した映像制作者によって制作・編集された映像ファイルの構成内容を詳細に知ることができるだけでなく、映像ファイルの編集中に参照した映像ファイル(参照映像ファイル)についても情報を得ることができる。特に参照映像ファイルに関する情報は、従来の映像ファイル管理では編集時に映像制作者が敢えて記録を残す等の特別な作業をしない限り、後で確認することが困難なものであったが、映像ファイル管理システム1では、映像ファイルの編集中のユーザの操作内容に基づいて参照映像ファイル情報130を記録できることから、漏れや誤りなく参照映像ファイルの情報を確認することができ、映像制作に有用な映像ファイルを探索することに大きく貢献することが期待できる。
以上のように、本実施の形態に係る映像ファイル管理システム1によれば、ユーザの操作内容に基づく特別メタ情報を含む態様で関連付けデータを保持することによって映像ファイル間の関連性まで管理することができるため、映像ファイルの高度な検索を可能にし、映像制作者による映像ファイルの管理を容易にすることができる。そして映像ファイルの高度な検索を可能にすることで、映像ファイル制作者が欲する映像ファイルの検索を容易にしたり、映像ファイルの制作の参考となる映像ファイルを提示したりすることができ、映像制作者の作業負担を軽減することにも貢献できる。
(9)他の実施の形態
なお、上述の実施の形態による映像ファイル管理システム1では、素材映像ファイル関連情報の表示画面の一例として図6を示したが、本発明はこれに限らず、例えば以下の図12に示すような表示画面であってもよい。
図12は、素材映像ファイル関連情報の別の表示画面例を示す図である。図12に例示した表示画面240は、第1表示領域241、第2表示領域242、第3表示領域243、及び第4表示領域244から構成されている。ここで、第1表示領域241及び第2表示領域242の表示項目は、図6で示した第1表示領域211及び第2表示領域212の表示項目とそれぞれ同様であるため、説明を省略する。
図12において、第3表示領域243には、対象の素材映像ファイルを使用して制作された編集済映像ファイルが再生可能な態様で表示される。一方、第4表示領域244には、対象の素材映像ファイルが再生可能な態様で表示される。第3表示領域243の再生画面と第4表示領域244は並べて配置され、各映像ファイルの再生開始地点は、上記編集済映像ファイルの編集済映像ファイル情報120において編集済映像開始時間と素材映像開始時間とが同期するように決定される。
図12のように、編集済映像ファイルとその編集前の素材映像ファイルとを並べて再生可能に表示することによって、ユーザは、映像ファイルの編集前後の相違について視覚的に容易に認識することができるようになる。具体的には例えば、映像ファイルの編集時に行ったテロップの追加やトリミング範囲等の編集内容を容易に比較することができる。
また、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、上記した実施の形態における各機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実施には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 映像ファイル管理システム
2 ユーザ端末
2a 編集機
2b 素材登録端末
2c 送出端末
3 情報管理サーバ
4 映像管理サーバ
5 送出サーバ
6 情報データベース
7 映像データベース
8 番組用管理設備
9 放送用設備
10 放送機
11 情報記憶部
12 映像記憶部
13 情報管理部
14 検索部
15 登録部
16 映像ファイル操作部
17 編集部
18 再生部
19 送出部
110 番組用映像ファイル情報
120 編集済映像ファイル情報
130 参照映像ファイル情報
210,220,230,240 表示画面
211,221,231,241 第1表示領域
212,222,232,242 第2表示領域
213,223,233,243 第3表示領域
224 第4表示領域
225 第5表示領域

Claims (14)

  1. 映像ファイル及び当該映像ファイルのメタ情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部への入出力を管理する情報管理部と、
    ユーザによる検索条件の入力に応じて前記記憶部に格納された映像ファイルの検索を前記情報管理部に問い合わせ、検索結果の一覧を表示する検索部と、
    ユーザによる操作に基づいて前記映像ファイルを編集する編集部と、
    前記編集部によって編集された編集後の前記映像ファイルを前記記憶部に登録する登録部と、
    を備え、
    前記映像ファイルの編集が行われるとき、
    前記編集部は、当該映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を取得し、
    前記情報管理部は、前記編集部によって取得された操作内容及び前記記憶部に格納された当該映像ファイルのメタ情報に基づいて、当該映像ファイルと編集内容とを紐付けた関連付けデータを生成し、該生成した関連付けデータを前記記憶部に登録し、
    前記登録部は、当該編集が完了した編集後の前記映像ファイルを前記記憶部に登録し、
    前記映像ファイルの検索が行われるとき、表示された前記検索結果の一覧から何れかの映像ファイルが選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記選択された映像ファイルが紐付けられた前記関連付けデータに基づいて、当該映像ファイルの関連情報を表示させる
    ことを特徴とする映像ファイル管理システム。
  2. 前記映像ファイルの編集において第1の前記映像ファイルの編集中に第2の前記映像ファイルが参照または再生された場合に、
    前記情報管理部は、前記関連付けデータを生成する際に、前記第1の映像ファイルの参照映像ファイルとして前記第2の映像ファイルを紐付け、
    前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記第1の映像ファイルの関連情報の1つとして、前記第2の映像ファイルが編集時に参照または再生された映像ファイルである旨を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像ファイル管理システム。
  3. 前記映像ファイルの編集において第1の前記映像ファイルが第3の前記映像ファイルを素材に使用して編集された場合に、
    前記情報管理部は、前記関連付けデータを生成する際に、編集後の前記第1の映像ファイルの素材映像ファイルとして前記第3の映像ファイルを紐付け、
    前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報の1つとして、前記第3の映像ファイルが編集時に素材として使用された映像ファイルである旨を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像ファイル管理システム。
  4. 前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報を表示させる際に、前記編集後の第1の映像ファイルにおいて前記第3の映像ファイルを使用した部分と、前記第3の映像ファイルにおいて前記編集後の第1の映像ファイルに使用された部分とを識別可能に表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の映像ファイル管理システム。
  5. 前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルと前記第3の映像ファイルとを並べて再生可能な表示画面を含む態様で、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の映像ファイル管理システム。
  6. 前記情報管理部は、番組の構成が示された番組情報を外部から取得して前記記憶部に登録する番組情報管理部を有し、
    前記検索部は、ユーザによる番組検索の検索条件の入力に応じて、前記記憶部に登録された番組情報の検索を前記情報管理部に問い合わせ、番組検索結果の一覧を表示する番組検索部を有し、
    前記映像ファイルの編集によって前記番組情報に基づく番組用映像ファイルが制作されるとき、
    前記編集部は、当該番組用映像ファイルの制作に関するユーザの操作内容を取得し、
    前記情報管理部は、前記編集部によって取得された操作内容及び前記記憶部に登録された当該番組情報に基づいて、当該番組用映像ファイルに関する関連付けデータを生成し、該生成した関連付けデータを前記記憶部に登録し、
    前記登録部は、当該制作された番組用映像ファイルを前記記憶部に登録し、
    前記番組検索部による前記番組検索において前記番組検索結果の一覧から何れかの番組が選択された場合に、
    前記情報管理部は、前記選択された番組の番組用映像ファイルが紐付けられた前記関連付けデータに基づいて、当該番組の関連情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像ファイル管理システム。
  7. 前記番組用映像ファイルを外部の放送用設備に送出する送出部をさらに備え、
    前記送出部は、前記登録部によって前記記憶部に登録された前記番組用映像ファイルに対応する番組の送出がユーザの操作によって指示された場合に、当該番組用映像ファイルを送出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の映像ファイル管理システム。
  8. 映像ファイル及び当該映像ファイルのメタ情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部への入出力を管理する情報管理部と、
    ユーザによる検索条件の入力に応じて前記記憶部に格納された映像ファイルの検索を前記情報管理部に問い合わせ、検索結果の一覧を表示する検索部と、
    ユーザによる操作に基づいて前記映像ファイルを編集する編集部と、
    前記編集部によって編集された編集後の前記映像ファイルを前記記憶部に登録する登録部と、
    を有する映像ファイル管理システムによる映像ファイル管理方法であって、
    前記映像ファイルの編集が行われるときに、前記編集部が、当該映像ファイルの編集に関するユーザの操作内容を取得する操作内容取得ステップと、
    前記操作内容取得ステップの後に、前記情報管理部が、前記編集部によって取得された操作内容及び前記記憶部に格納された当該映像ファイルのメタ情報に基づいて、当該映像ファイルと編集内容とを紐付けた関連付けデータを生成する関連付けデータ生成ステップと、
    前記情報管理部が、前記関連付けデータ生成ステップで生成した関連付けデータを前記記憶部に登録する関連付けデータ登録ステップと、
    前記登録部が、当該編集が完了した編集後の前記映像ファイルを前記記憶部に登録する映像ファイル登録ステップと、
    を備え、さらに、
    前記映像ファイルの検索が行われるとき、表示された前記検索結果の一覧から何れかの映像ファイルが選択された場合に、前記情報管理部が、前記関連付けデータ登録ステップで前記記憶部に登録された前記関連付けデータのうち当該選択された映像ファイルが紐付けられた前記関連付けデータに基づいて、当該映像ファイルの関連情報を表示させる関連情報表示ステップと、
    を備えることを特徴とする映像ファイル管理方法。
  9. 前記映像ファイルの編集において第1の前記映像ファイルの編集中に第2の前記映像ファイルが参照または再生された場合に、
    前記関連付けデータ生成ステップにおける前記情報管理部は、前記第1の映像ファイルの参照映像ファイルとして前記第2の映像ファイルを紐付けた前記関連付けデータを生成し、
    前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記関連情報表示ステップにおける前記情報管理部は、前記第1の映像ファイルの関連情報の1つとして、前記第2の映像ファイルが編集時に参照または再生された映像ファイルである旨を表示させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の映像ファイル管理方法。
  10. 前記映像ファイルの編集において第1の前記映像ファイルが第3の前記映像ファイルを素材に使用して編集された場合に、
    前記関連付けデータ生成ステップにおける前記情報管理部は、編集後の前記第1の映像ファイルの素材映像ファイルとして前記第3の映像ファイルを紐付けた前記関連付けデータを生成し、
    前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記関連情報表示ステップにおける前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報の1つとして、前記第3の映像ファイルが編集時に素材として使用された映像ファイルである旨を表示させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の映像ファイル管理方法。
  11. 前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記関連情報表示ステップにおける前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報として、前記第3の映像ファイルが編集時に素材として使用された映像ファイルである旨を表示させるとともに、当該編集後の第1の映像ファイルにおいて当該第3の映像ファイルを使用した部分と、当該第3の映像ファイルにおいて当該編集後の第1の映像ファイルに使用された部分とを識別可能に表示させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の映像ファイル管理方法。
  12. 前記映像ファイルの検索において前記検索結果の一覧から前記編集後の第1の映像ファイルが選択された場合に、
    前記関連情報表示ステップにおける前記情報管理部は、前記編集後の第1の映像ファイルと前記第3の映像ファイルとを並べて再生可能な表示画面を含む態様で、前記編集後の第1の映像ファイルの関連情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項10に記載の映像ファイル管理方法。
  13. 前記情報管理部が、番組の構成が示された番組情報を外部から取得して前記記憶部に登録する番組情報登録ステップと、
    前記検索部が、ユーザによる番組検索の検索条件の入力に応じて、前記記憶部に登録された番組情報の検索を前記情報管理部に問い合わせ、番組検索結果の一覧を表示する番組検索ステップと、
    をさらに備え、
    前記映像ファイルの編集によって前記番組情報に基づく番組用映像ファイルが制作されるとき、
    前記操作内容取得ステップにおける前記編集部は、当該番組用映像ファイルの制作に関するユーザの操作内容を取得し、
    前記関連付けデータ生成ステップにおける前記情報管理部は、前記操作内容取得ステップで取得された操作内容及び前記番組情報登録ステップで前記記憶部に登録された当該番組情報に基づいて、当該番組用映像ファイルに関する関連付けデータを生成し、
    前記関連付けデータ登録ステップにおける前記情報管理部は、前記関連付けデータ生成ステップで生成した関連付けデータを前記記憶部に登録し、
    前記映像ファイル登録ステップにおける前記登録部は、当該制作された番組用映像ファイルを前記記憶部に登録し、
    前記番組検索ステップで表示された前記番組検索結果の一覧から何れかの番組が選択された場合には、
    前記関連情報表示ステップにおける前記情報管理部は、前記選択された番組の番組用映像ファイルが紐付けられた前記関連付けデータに基づいて、当該番組の関連情報を表示させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の映像ファイル管理方法。
  14. 前記映像ファイル管理システムは、前記番組用映像ファイルを外部の放送用設備に送出する送出部をさらに有し、
    前記映像ファイル登録ステップによって前記記憶部に登録された前記番組用映像ファイルに対応する番組の送出がユーザの操作によって指示された場合に、前記送出部が当該番組用映像ファイルを送出する送出ステップを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項13に記載の映像ファイル管理方法。
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