JP2018027160A - プレイ・トイボックス - Google Patents

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Hiroyuki Otani
広幸 大谷
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Abstract

【課題】おもちゃの収納に加えて、不必要な場合には簡単にスペースをとらないように折り畳め、しかも、ボール遊び等の各種遊びも可能なプレイ・トイボックスを提供する。【解決手段】箱体10は、前後両側対向壁12,13及び幅方向に2つ折り可能な左右両側対向壁14、15からなる矩形筒状周壁10aと、当該矩形筒状周壁10aの下側開口部を閉じる底壁10bとを備える。プレイマット20は、箱体10の前側対向壁部12と同様の外形形状を有して当該前側対向壁部12の下縁部から折り曲げ可能に延出する基端側マット部20aと、箱体10の上側開口部11の開口形状と同様の外形形状を有して、基端側マット部20bの延出端部から折り曲げ可能に延出する中側マット部20bと、当該中側マット部20bの延出端部から折り曲げ可能に延出する先端側マット部20cとを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、おもちゃの収納に加えて、プレイマットを用いた遊びも可能なプレイ・トイボックスに関する。
従来、おもちゃを収納する収納箱、いわゆるトイボックスとしては、下記特許文献1に記載のものが提案されている。このトイボックスは、合成樹脂製の組立式おもちゃ箱であって、合成樹脂製の組立式おもちゃ箱の変形し易いという欠点を解消しようとするものである。
特開平7−163767号公報
しかしながら、上述のおもちゃ箱は、小売店から家庭までの持ち運びや在庫管理時に分解できるという長所を活かすために組立式を採用したものであるため、組立後、必要でなくなった場合に、簡単にスペースをとらないように畳んで片付けられるようには構成されていない。
また、幼児が上述のおもちゃ箱の中のおもちゃを取り出して遊ぶにしても、当該おもちゃ箱は、おもちゃの収納のみを目的としているため、例えば、ボール遊びをしたいという幼児の希望には応えられない。
本発明は、以上のようなことに対処するため、おもちゃの収納に加えて、不必要な場合には簡単にスペースをとらないように折り畳め、しかも、ボール遊び等の各種遊びも可能なプレイ・トイボックスを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係るプレイ・トイボックスは、請求項1の記載によれば、おもちゃを収納する箱体(10)と、プレイマット(20)とを備える。
当該プレイ・トイボックスにおいて、
箱体は、前後両側対向壁部(12、13)及び当該前後両側対向壁部の厚さ方向に折り曲げ可能な左右両側対向壁部(14、15)からなる矩形筒状周壁(10a)と、当該矩形筒状周壁の下側開口部を閉じる底壁(10b)とを備えており、
プレイマットは、箱体の上記前側対向壁部(12)と同様の外形形状を有して当該前側対向壁部の下縁部から折り曲げ可能に延出する第1マット部(20a)と、箱体の上側開口部の開口形状と同様の外形形状を有して、上記第1マット部の延出端部から折り曲げ可能に延出する第2マット部(20b)とを備えており、
上記矩形筒状周壁の上記左右両側対向壁部は2つ折り可能な形状に形成されるとともに、上記底壁は、変形可能な材料でもって形成されており、
上記矩形筒状周壁の上記前側対向壁部は、その左右方向下縁中間部位から上下方向中間部位にかけて切り欠くことで、通り穴部(12a)を形成してなるものである。
これによれば、上述のごとく、矩形筒状周壁の左右両側対向壁は2つ折り可能な形状に形成されるとともに、底壁は、変形可能な材料でもって形成されている。このため、左右両側対向壁部を折り畳み、これに伴い、底壁が変形することで、箱体はコンパクトな折り畳み形状になる。従って、このように折り畳んだ箱体状にプレイマットを折り畳んで載置することで、プレイ・トイボックスを扁平なコンパクト形状にすることができる。その結果、当該プレイ・トイボックスの片付けの際にとるスペースを大幅に軽減させることができる。
また、上述のように折り畳んであるプレイ・トイボックスを用いて遊ぶ場合には、折り畳んだプレイマットを平面状にのばすとともに、箱体の左右両側対向壁部の各前後両側折り畳み壁部を箱体の外側へ押すことで、箱体を矩形筒状に組み立てる。これにより、プレイ・トイボックスを遊び可能な状態にすることができる。
これに伴い、幼児は、プレイマットの内面上において、例えば、ボールを転がして通り穴部に入れるというボール入れ遊びをすることができる。
また、ボール入れ遊び後、プレイ・トイボックスを収納箱として利用する場合には、ボールなどのおもちゃを箱体の中に収納し、然る後、プレイマットの第1マット部を折り曲げて箱体の前側対向壁部をその前側から閉じ、ついで、第2マット部を折り曲げて箱体の上側開口部をその上側から閉じる。これにより、プレイ・トイボックスをおもちゃの収納箱として利用することができる。なお、第2マット部の延出端部を箱体の上側開口部の後縁部に着脱可能に固定することで、箱体を閉鎖状態に維持することができる。
以上によれば、当該プレイ・トイボックスは、サッカーボール等のおもちゃを収納する収納箱としての役割に加え、プレイマットを利用してサッカー遊び等の遊びをするお遊びツールとしての役割をも兼ね備える。従って、プレイ・トイボックスによれば、別途、お遊び用のプレイマットを準備する必要もなく、幼児は、おもちゃの収納に加えて、サッカー遊び等の遊びをもすることができ、非常に便利である。
また、本発明は、請求項2の記載によれば、請求項1に記載のプレイ・トイボックスにおいて、
上記矩形筒状周壁は、その上記左右方向両側対向壁部の各々にて、前後両側折り畳み壁部(14a、14b、15a、15b)でもって構成されていることを特徴とする。
このように、左右方向両側対向壁部を構成することで、請求項1に記載の発明の作用効果がより一層具体的に達成され得る。
また、本発明は、請求項3の記載によれば、請求項1または2に記載のプレイ・トイボックスにおいて、
プレイマットは、さらに、箱体の上記後側対向壁部と同様の外形形状を有し上記第2マット部の延出端部から折り曲げ可能に延出する第3マット部を備えることを特徴とする。
これによれば、プレイ・トイボックスを収納箱として利用する場合に、プレイマットは、第3マット部にて箱体の後側対向壁部をその後側から閉じることで、箱体の閉鎖を、より一層良好に行い得る。なお、第3マット部の延出端部を後側対向壁部の下縁部にファスナー等により着脱可能に固定することで、箱体の閉鎖がより一層向上され得る。
また、本発明は、請求項4の記載によれば、請求項3に記載のプレイ・トイボックスにおいて、
箱体の上記矩形筒状周壁は、その上記前後両側対向壁部及び上記左右両側対向壁部の各々の上記前後両側折り畳み壁部にて、それぞれ柔軟な材料からなる表皮及び裏皮と、これら表皮及び裏皮の間に挟持される芯板とでもって構成されており、
プレイマットの上記第1、第2及び第3のマット部は、それぞれ、柔軟な材料からなる表皮及び裏皮と、これら表皮及び裏皮の間に挟持される芯板とでもって構成されていることを特徴とする。
これにより、請求項3に記載の発明の作用効果がより一層向上され得る。
また、本発明は、請求項5の記載によれば、請求項1〜4のいずれか1つに記載のプレイ・トイボックスにおいて、
プレイマットの内面には、当該プレイマットを平らなマットの状態に展開して遊ぶときに有用な絵柄が描かれていることを特徴とする。
これにより、幼児がプレイ・トイボックスでの遊びにより一層興味を抱くようになる。その結果、請求項1〜4に記載の発明の作用効果がより一層向上され得る。
ここで、有用な絵柄とは、例えば、箱体の前側対向壁部の開口部をゴールとして想定する場合には、サッカーのフィールドを表す絵柄であり、収納部の第1周壁の切欠き前側対向壁部の開口部をトンネルまたは車庫の入り口として想定する場合には、道路を表す絵柄である。
また、本発明は、請求項6の記載によれば、請求項1〜5のいずれか1つに記載のプレイ・トイボックスにおいて、
上記矩形筒状周壁内に挿入されて上記底壁上に載置される挿入される補強板(30)を備えることを特徴とする。
これにより、箱体の変形が、補強版により防止され得る。その結果、請求項1〜5のいずれか1つに記載の発明の作用効果がより一層確実に達成され得る。
本発明に係るプレイ・トイボックスの一実施形態をプレイマットの展開状態にて示す斜視図である。 図1のプレイ・トイボックスの箱体内に着脱可能に設置される補強板の斜視図である。 図1のプレイ・トイボックスを、箱体のプレイマットによる閉状態にて示す斜視図である。 図1のプレイ・トイボックスを折り畳んだ状態にて示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明すると、図1は、本発明に係るプレイ・トイボックスの一実施形態を示している。
当該プレイ・トイボックス(以下、トイボックス1という)は、箱体10と、プレイマット20とによって構成されている。
箱体10は、その上側開口部11(図1参照)からおもちゃを収納するようになっており、当該箱体10は、図1及び図3のいずれかにて示すごとく、矩形筒状周壁10a及び底壁10bでもって、箱状に構成されている。
周壁10aは、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15でもって矩形筒状に形成されている。
ここで、前後両側対向壁部12、13のうち、前側対向壁部12は、半円状通り穴部12aを有しており、当該半円状通り穴部12aは、図1にて示すごとく、前側対向壁部12の左右方向中間部位下部から上下方向中間部位にかけて上方へ半円状に立ち上がるように切り欠き形成されている。
後側対向壁部13は、前側対向壁部12と同一の外形形状を有しており、当該後側対向壁部13は、前側対向壁部12とともに、それぞれ、互いに独立した厚紙からなる芯板(図示しない)を、柔軟な生地(例えば、ポリエステルからなる不織布)からなる表皮、裏皮及び上下両側縁取り帯でもって一体的に被覆して形成されている。
一方、左右両側対向壁部14、15は、互いに同一の外形形状を有するが、当該左右両側対向壁部14、15は、前後両側対向壁部12、13と同一の高さを有するものの、当該前後両側対向壁部12、13の左右方向幅よりも狭い前後方向幅を有するように形成されている。
また、左右両側対向壁部14、15は、図1から明らかなように、それぞれ、幅方向中央にて、2つ折り可能となっている。当該左右両側対向壁部14、15のうち、左側周壁部14は、前後両側折り畳み壁部14a、14bでもって形成されており、当該前後両側折り畳み壁部14a、14bは、それぞれ、互いに独立した厚紙からなる芯板(図示しない)を、上述した柔軟な生地からなる表皮、裏皮及び上下両側縁取り帯でもって一体的に被覆して形成されている。
これにより、前後両側折り畳み壁部14a、14bは、左側対向壁部14を、その幅方向中央にて、折り畳み可能となっている。なお、前後両側折り畳み壁部14a、14bの境界に対する表皮及び裏皮の各部位は、その高さ方向に沿い、相互に縫製されて、前後両側折り畳み壁部14a、14bの各芯板を相互に隔離している。このため、上述のように前後両側折り畳み壁部14a、14bは折り畳み可能となっている。
一方、右側周壁部15は、前後両側折り畳み壁部15a、15bでもって形成されており、当該前後両側折り畳み壁部15a、15bは、前後両側折り畳み壁部14a、14bと同様に、それぞれ、互いに独立した厚紙からなる芯板(図示しない)を上述した柔軟な生地からなる表皮、裏皮及び上下両側縁取り帯でもって一体的に被覆して形成されている。なお、前後両側折り畳み壁部15a、15bの境界に対する表皮及び裏皮の各対応部位は、その高さ方向に沿い、相互に縫製されて、前後両側折り畳み壁部15a、15bの各芯板を相互に隔離している。このため、上述のように前後両側折り畳み壁部15a、15bは折り畳み可能となっている。
なお、不織布からなる短冊状の持ち手14cが、図1にて示すごとく、前後両側折り畳み壁部14a、14bに跨いで鋲着されており、また、不織布からなる短冊状の持ち手(図示しない)が、前後両側折り畳み壁部15a、15bに跨いで鋲着されている。
本実施形態において、上述した前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各表皮及び各裏皮は、それぞれ、その全体に亘り、上述した柔軟な生地の一枚構成にて、一体的に形成されている。
これに伴い、前側対向壁部12と左右両側対向壁部14、15との各境界及び後側対向壁部13と左右両側対向壁部14、15との各境界に対する表皮及び裏皮の各対応部位は、それぞれ、その高さ方向に沿い、相互に縫製されて、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各芯板を相互に隔離している。これにより、左右両側対向壁部14、15は、各両前後両側折り畳み壁部14a、14b、15a、15bにて、前後両側対向壁部12、13に対し左右方向に折れ曲がり可能となっている。
また、上述した上下両側縁取り帯のうち、上側縁取り帯は、横断面逆U字状に折り曲げられて、図1にて符号18aにより示すごとく、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各上縁部に対応する表皮及び裏皮の各上縁部を、その全体に亘り挟持するようにして、縫製されている。
ここで、当該縫製は次のようにして行われている。即ち、上側縁取り帯18aは、その一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部にて、それぞれ、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各上縁部に対応する表皮及び裏皮の各上縁部に縫製されている。
一方、下側縁取り帯は、横断面U字状に折り曲げられて、図1にて符号18bにより示すごとく、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各下縁部に対応する表皮及び裏皮の各下縁部を、その全体に亘り挟持するようにして、縫製されている。
ここで、当該縫製は次のようにして行われている。即ち、下側縁取り帯18bは、その一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部にて、前後両側対向壁部12、13及び左右両側対向壁部14、15の各下縁部に対応する表皮及び裏皮の各下縁部に縫製されている。
また、前側対向壁部12の半円状通り穴部12aに対する表皮及び裏皮の対応部位は、不織布からなる開口部用縁取り帯18cによりU字状に挟持されて縫製されている。
底壁10bは、上述した柔軟な生地でもって形成されており、当該底壁10bは、箱体10の下側開口部16(周壁10aの下側開口部16)を閉じるように当該下側開口部16に取り付けられている。
ここで、当該底壁10bは、その外周縁部にて、下側縁取り帯18bの一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部の間に挟持されるようにして、当該一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部と共に縫製されている。これにより、当該底壁10bは、箱体10の左右両側対向壁部14、15を2つ折りに折り畳むに伴い、変形可能となっている。また、当該底壁10bは、左右両側対向壁部14、15を2つ折りに伴う前後両側対向壁部12、13の相互の接近に伴っても、変形する。
プレイマット20は、図1にて示すごとく、基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cでもって構成されており、これら基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cは、それぞれ、矩形板状に形成されている。
基端側マット部20aは、箱体10の前側対向壁部12と同一の外形形状を有しており、当該基端側マット部20aは、その基端部にて、箱体10の前側対向壁部12の下縁部からその厚さ方向に折り曲げ可能に前方へ延出している。
中側マット部20bは、箱体10の上側開口部11の開口形状と同一の外形形状を有しており、当該中側マット部20bは、基端側マット部20aの延出端部からその厚さ方向に折り曲げ可能に前方へ延出している。
また、先端側マット部20cは、箱体10の後側対向壁部13と同一の外形形状を有しており、当該先端側マット部20cは、中側マット部20bの延出端部からその厚さ方向に折り曲げ可能に前方へ延出している。
本実施形態において、基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cは、それぞれ、厚紙からなる芯板を、上述した柔軟な生地からなる表皮、裏皮及び外側縁取り帯でもって一体的に被覆して形成されている。
ここで、外側縁取り帯(図1にて符号21により示す)は、横断面U字状に折り曲げられて、全外周部(基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cの左右両側縁部、基端側マット部20aの基端部及び先端側マット部20cの先端部)に対する表皮及び裏皮の対応部を挟持するようにして縫製されている。
詳細には、外側縁取り帯21は、その一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部にて、それぞれ、基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cの上記全外周部に対する表皮及び裏皮の各対応部に縫製されている。
本実施形態では、基端側マット部20aの基端部に対する外側縁取り帯21の対応部位は、箱体10の底壁10bの前縁部と一体的に縫製されている。これにより、基端側マット部20aは、底壁10bに対しその厚さ方向へ折り曲げ可能となっている。
中側マット部20bと基端側マット部20aとの境界に対する表皮及び裏皮の各対応部位及び先端側マット部20cと中側マット部20bとの境界に対する表皮及び裏皮の各対応部位は、それぞれ、各境界に沿い縫製されている。これに伴い、中側マット部20b及び基端側マット部20aの各芯板は相互に隔離されるとともに、先端側マット部20c及び中側マット部20b各芯板は相互に隔離されている。これにより、中側マット部20b及び基端側マット部20aはその各厚さ方向に相互に折り曲げ可能となるとともに、先端側マット部20c及び中側マット部20bはその各厚さ方向に相互に折り曲げ可能となっている。
プレイマット20の内面(図1にて図示上面)上には、サッカーのフィールドが図1にて示すごとく印刷されている。これに伴い、箱体10の前側対向壁部12の半円状通り穴部12aは、当該サッカーのフィールドのゴールとしての役割を果たす。なお、前側対向壁部12の表面のうち半円状通り穴部12aの近傍部位には、当該半円状通り穴部12aが上記ゴールであることを示すような絵柄(図示しない)が印刷されている。
以上のように構成したプレイマット20は、基端側マット部20aにて箱体10の前側対向壁部12をその前側から閉じ、中側対向壁部20bにて箱体10の上側開口部11をその上側から閉じ、かつ、先端側マット部20cにて、箱体10の後側対向壁部13をその後側から閉じるべく折り曲げられるようになっている(図3参照)。
ここで、先端側マット部20cは、その裏面の先端部位に沿い設けた面ファスナー22(図1参照)にて、後側対向壁部13の外面の下端部位に沿い設けた面ファスナー(図示しない)に係合することで、後側対向壁部13に着脱可能に固定される。なお、上述の面ファスナーとしては、例えば、マジックテープ(登録商標)が挙げられる。
また、本実施形態において、トイボックス1は、図2にて示すごとく、矩形状の補強板30を備えており、当該補強板30は、箱体10の周壁10aを矩形筒状に維持するように、箱体10内に嵌装されて底壁10b上に載置されるようになっている。
当該補強板30は、底壁10bと同一の外形形状を有する厚紙を芯板とし、当該芯板を表皮、裏皮及び外側縁取り帯(図2にて符号31により示す)でもって被覆して、形成されている。なお、補強板30の表皮、裏皮及び外側縁取り帯の材料としては、上述の柔軟な生地が採用されている。
しかして、外側縁取り帯31は、U字状に折り曲げられて、その一側折り曲げ部及び他側折り曲げ部にて、補強板30の表皮及び裏皮の各外周縁部を挟持して縫製されている。また、図2にて、符号32は、不織布からなる短冊状の取り出し片を示しており、当該取り出し片32は、補強板30の一隅角部から延出している。
以上のように構成した本実施形態において、トイボックス1を組み立てる際には、次のようにして行う。現段階においては、トイボックス1は、図4にて示すごとく、折り畳んだ状態にあるものとする。なお、折り畳んだトイボックス1は床面上に置かれているものとする。
このような状態では、箱体10が、前後両側折り畳み壁部14a、14b及び前後両側折り畳み壁部15a、15bにて折り曲げられて折り畳まれた状態にある。また、プレイマット20が、基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cにて交互に折り曲げられた状態で前側対向壁部12上に折り畳まれている。なお、補強版30は、折り畳まれたプレイマット20上に載置されている。
これにより、トイボックス1は、コンパクトな形状となり、幼児でも片付け易くなっていて、便利である。
しかして、幼児が、上述のように折り畳んだトイボックス1を組み立てるにあたっては、まず、補強板30を、その取り出し片32(図2参照)を引っ張ることで、折り畳まれたプレイマット20から外す。
ついで、プレイマット20を、基端側マット部20aから先端側マット部20cにかけて箱体10から外して床面上にて平面状に展開する。

また、折り畳んだ状態にある箱体10を、折り畳まれた状態にある前後両側折り畳み壁部14a、14b及び前後両側折り畳み壁部15a、15bを互いに外側へ押し広げるようにして、矩形状にする。これにより、トイボックス1は、図1にて示すごとく、遊び可能な状態に組み立てられる。
なお、補強板30は、箱体10内にその上側開口部11から挿入されて底壁10b上に載置される。これにより、箱体10は変形したり潰れたりしないように維持され得る。
しかして、サッカ−遊びをする場合には、幼児が、別途片づけてあったおもちゃ用サッカーボールを、プレイマット20の内面に印刷したサッカーフィールド上にて転がして 箱体10の通り穴部12a内に入れるように遊ぶ。
トイボックス1によるサッカー遊びが終了した後、幼児が当該トイボックス1を片付けるにあたっては、まず、サッカーボールや補強板30を箱体10の内部から取り出す。
ついで、箱体10の前後両側折り畳み壁部14a、14b及び前後両側折り畳み壁部15a、15bを互いに箱体10内に向け押し込んで折り曲げるようにして、後側対向壁部13を床面上に載置するとともに、前側対向壁部12を後側対向壁部13に向けて折り畳む。
然る後、プレイマット20を基端側マット部20a、中側マット部20b及び先端側マット部20cの順序にて前側対向壁部12上に折り畳む。最後に、補強板30を折り畳んだプレイマット20上に載置する。これにより、トイボックス1の折り畳みが図4にて示すごとく完了する。
また、トイボックス1内にサッカーボールを収納する場合には、遊び可能な状態にあるトイボックス1(図1参照)の箱体10内に補強板30とともにサッカーボールを収納した状態にて、プレイマット20を、基端側マット部20aにて箱体10の前側対向壁部12を前側から閉じ、中側マット部20bにて、箱体10の上側開口部11を上側から閉じ、先端側マット部20cにて、箱体10の後側対向壁部13を後側から上述した両面ファスナーの係合のもとに閉じる。このことは、プレイマット20が、トイボックス1の蓋部材としての役割をも果たすことを意味するとともに、トイボックス1が上述した遊び用としてだけでなく収納箱としての役割を果たすことを意味する。
このような収納状態にあるトイボックス1を運ぶ場合には、幼児は、両持ち手を両手でもって、トイボックス1をかかえるようにして持ち上げることで容易に運べる。
以上説明したように、本実施形態によれば、トイボックス1は、サッカーボール等のおもちゃを収納する収納箱としての役割に加え、プレイマット20を利用してサッカー遊びをするお遊びツールとしての役割をも兼ね備える。
従って、トイボックス1によれば、別途、お遊び用のプレイマットを準備する必要もなく、幼児は、おもちゃの収納に加えて、サッカー遊びをもすることができ、非常に便利である。
ここで、プレイマット20の内面上には、上述のごとくサッカーのフィールドが印刷され、箱体10の前側対向壁部12の通り穴部12aの近傍には、当該通り穴部12aがゴールであることが分かるような絵柄が印刷されているので、遊びに臨場感が生まれ、幼児はトイボックス1による遊びに誘導され易い。
また、上述のように、箱体10及びプレイマット20を折り畳んで、折り畳んだプレイマット20及び補強板30を折り畳んだ箱体10に重ねることで、トイボックス1が、コンパクトな折り畳み状態になる。このため、当該トイボックス1を片付けるスペースが大幅に軽減され得る。
ここで、箱体10及びプレイマット20の各折り畳み手順は上述のように行うのみ故、非常に簡単である。従って、幼児でも簡単にトイボックス1の折り畳みを行うことができる。
なお、本発明の実施に当たり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、不織布の材質として、ポリエステルを用いたが、これに限らず、ナイロンやビニロンなどの他の材質を用いてもよい。
(2)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、トイボックス1を折り畳んだ状態は、図4にて示す状態であるが、この状態では、トイボックス1を持ち運ぶ際に、補強板30を落としたり、箱体10の前側対向壁部12上に折り畳んだプレイマット20が拡がったりすることがあるので、トイボックス1全体を、例えばゴムバンドで結束するようにしてもよい。また、トイボックス1全体を収納する収納袋を用意するようにしてもよい。
(3)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、箱体10に収納するおもちゃとして、サッカ−ボールを挙げ、このボールをプレイマット20上で転がして、ゴールである通り穴部12aに入れる遊びを例として示したが、遊びの種類は、これに限らず、例えばミニカーをおもちゃとして収納し、このミニカーをプレイマット20上で走らせて、トンネルまたは車庫の入り口である通り穴部12aに入れるという遊びでもよい。
この場合、プレイマット20の内面に印刷する内容として、サッカーのフィールドに代えて、道路を採用すればよい。また、前側対向壁部12の通り穴部12a近傍に印刷する内容も、トンネルまたは車庫の入り口であることを示すものとすればよい。勿論、遊びの種類は、これ以外のものでもよい。遊びの種類が異なれば、プレイマット20上や通り穴部12a近傍に印刷する内容も、それに応じた内容になることはいうまでもない。
(4)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、トイボックス1、特に周壁10aの表面は、絵や模様などで加飾されていないが、これは図示上の便宜のためであり、実際には加飾されている。
(5)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、プレイマット20により箱体10を上述のように閉じた場合、その状態の維持は、面ファスナーを用いて行うようにしたが、これに限らず、スナップボタンなどの他のファスナー部材を用いてもよい。
(6)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、左右両側対向壁部14、15の表面には、持ち手以外のものは備えられていないが、これに加えて、小物を入れるポケットを備えるようにしてもよい。このポケットは、不織布を当該形状に成形し左右両側対向壁部14、15の表面に縫い付けて作成するようにすれば、製造コストの上昇を可及的に抑制することができる。
(7)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、前側対向壁部12の通り穴部12aの形状は、半円状としたが、これに限らず、長方形状など、どのような形状のものであってもよい。
(8)本発明の実施にあたり、上記実施形態では、周壁10a、プレイマット20、板体20a〜20cや補強板30の各芯板として、厚紙を採用したが、これに限らず、MDF(medium density fiberboard;中密度繊維板)などの他の種類のものを採用してもよい。
10…収納部、10a…周壁、10b…底壁、11…上側開口部、
12a…通り穴部、14a、15a…前側折り畳み壁部、
14b、15b…後側折り畳み壁部、20…プレイマット、
20a…基端側マット部、20b…中側マット部、20c…先端側マット部、
22…面ファスナー、30…補強板。

Claims (6)

  1. おもちゃを収納する箱体と、プレイマットとを備えるプレイ・トイボックスであって、
    前記箱体は、前後両側対向壁部及び当該前後両側対向壁部の厚さ方向に折り曲げ可能な左右両側対向壁部からなる矩形筒状周壁と、当該矩形筒状周壁の下側開口部を閉じる底壁とを備えており、
    前記プレイマットは、前記箱体の前記前側対向壁部と同様の外形形状を有して当該前側対向壁部の下縁部から折り曲げ可能に延出する第1マット部と、前記箱体の上側開口部の開口形状と同様の外形形状を有して、前記第1マット部の延出端部から折り曲げ可能に延出する第2マット部とを備えており、
    前記矩形筒状周壁の左右両側対向壁部は2つ折り可能な形状に形成されるとともに、前記底壁は、変形可能な材料でもって形成されており、
    前記矩形筒状周壁の前記前側対向壁部は、その左右方向下縁中間部位から上下方向中間部位にかけて切り欠くことで、通り穴部を形成してなるプレイ・トイボックス。
  2. 前記矩形筒状周壁は、その前記左右方向両側対向壁部の各々にて、前後両側折り畳み壁部でもって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレイ・トイボックス。
  3. 前記プレイマットは、さらに、前記箱体の前記後側対向壁部と同様の外形形状を有し前記第2マット部の延出端部から折り曲げ可能に延出する第3マット部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のプレイ・トイボックス。
  4. 前記箱体の前記矩形筒状周壁は、その前記前後両側対向壁部及び前記左右両側対向壁部の各々の前記前後両側折り畳み壁部にて、それぞれ柔軟な材料からなる表皮及び裏皮と、これら表皮及び裏皮の間に挟持される芯板とでもって構成されており、
    前記プレイマットの前記第1、第2及び第3のマット部は、それぞれ、柔軟な材料からなる表皮及び裏皮と、これら表皮及び裏皮の間に挟持される芯板とでもって構成されていることを特徴とする請求項3に記載のプレイ・トイボックス。
  5. 前記プレイマットの内面には、当該プレイマットを平らなマットの状態に展開して遊ぶときに有用な絵柄が描かれていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のプレイ・トイボックス。
  6. 前記矩形筒状周壁内に挿入されて前記底壁上に載置される補強板を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプレイ・トイボックス。
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