JP2018026752A - 高周波ノイズフィルタ - Google Patents

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【課題】高周波ノイズの周波数に対する入力インピーダンスを高くしつつ、フィルタサイズの小型化が可能な高周波ノイズフィルタを提供する。【解決手段】導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタL10と、インダクタL10を貫通するように中空内部に挿通される絶縁被覆された複数の電線11〜16と、複数の電線の両端の各々とインダクタとをそれぞれ静電結合させ、かつ、所定の周波数に対して、複数の電線のインピーダンスよりも低インピーダンスとなる複数の第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26と、インダクタL10を交流接地させ、かつ、所定の周波数に対して低インピーダンスとなる第2コンデンサC17とを備える、高周波ノイズフィルタ。【選択図】図1

Description

本発明は、高周波電源機器を使用する半導体製造装置などに用いられる高周波ノイズフィルタに関する。
高周波電源機器を使用する半導体製造装置などにおいて、電極に印加される高周波電圧を発生源とする高周波ノイズによる電流制御ユニットへの影響を防止するため、電極の温度を制御する加熱ユニットと加熱ユニットを制御する制御ユニットとの間に、高周波ノイズフィルタを挿入する構成が採用されている。例えば、特許文献1を参照。
特開2011−151081号公報
しかしながら、例えば図4に示すような、電極131の温度を制御する加熱ユニット120に含まれる複数の電熱器121a、121b、及び121cと制御ユニット140との間に、同相インダクタを用いた高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110cをそれぞれ挿入する従来の構成による半導体製造装置101では、インダクタ同士の混触や相互インダクタンスの影響を考慮して、高周波ノイズフィルタ間に空間を設ける必要がある。このため、従来の構成による半導体製造装置101では、高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110c全体のサイズ(設置スペース)が大型化するという課題がある。
特に、この従来の構成による半導体製造装置101では、高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110cには、制御ユニット140から出力される制御電流と高周波ノイズの電流との両方を流す必要があり、高周波ノイズの電流によるジュール損失を考慮すると、高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110c個々のサイズも大きくなるという課題がある。
また、上記従来の構成による半導体製造装置101では、高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110cが電極131と制御ユニット140との間に並列に接続されているため、高周波ノイズの周波数に対して、電極131から高周波ノイズフィルタ110a、110b、及び110cを見たときの入力インピーダンスが低下するという課題がある。
それ故に、本発明の目的は、高周波ノイズの周波数に対する入力インピーダンスを高くしつつ、フィルタサイズの小型化が可能な高周波ノイズフィルタを提供することである。
本発明の第1の態様は、高周波ノイズフィルタであって、導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタと、インダクタを貫通するように中空内部に挿通される絶縁被覆された複数の電線と、複数の電線の両端の各々とインダクタとをそれぞれ静電結合させ、かつ、所定の周波数に対して、複数の電線のインピーダンスよりも低インピーダンスとなる複数の第1コンデンサと、インダクタを交流接地させ、かつ、所定の周波数に対して低インピーダンスとなる第2コンデンサと、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、インダクタと並列に接続される第3コンデンサをさらに備える、ことを特徴とする。
さらに、本発明の第3の態様は、高周波電源機器を使用する半導体製造装置に用いられ、高周波電源機器から高周波電圧が印加される電極の温度を調整する加熱ユニットと加熱ユニットを制御する制御ユニットとの間に接続される、高周波ノイズフィルタであって、導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタと、インダクタを貫通するように中空内部に挿通される絶縁被覆された複数の電線と、複数の電線の加熱ユニットが接続される一方端の各々とインダクタの一方端とを、及び複数の電線の制御ユニットが接続される他方端の各々とインダクタの他方端とを、それぞれ静電結合させ、かつ、高周波電源機器から発生する所定の周波数に対して、複数の電線のインピーダンスよりも低インピーダンスとなる複数の第1コンデンサと、インダクタの他方端を交流接地させ、かつ、所定の周波数に対して低インピーダンスとなる第2コンデンサと、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、第3の態様において、インダクタと並列に接続される第3コンデンサをさらに備える、ことを特徴とする。
上記本発明の第1及び第3の態様によれば、複数の電線の両端とインダクタとを、複数の第1コンデンサでそれぞれ静電結合させている。そして、例えば電極への高周波電圧の印加によって生じる高周波ノイズなどの所定の周波数に対して、第1コンデンサのインピーダンスを複数の電線のインピーダンスよりも十分に低く設定しているので、例えば電極から加熱ユニットを介して複数の電線に流入してくる高周波ノイズの電流のほとんどを、複数の第1コンデンサを介してインダクタの表面に流すことができる。
また、上記本発明の第1及び第3の態様によれば、インダクタを第2コンデンサで交流接地させている。そして、例えば電極に印加される高周波電圧の周波数などの所定の周波数に対して第2コンデンサを低インピーダンスに設定しているので、インダクタの表面を流れる高周波ノイズを除去することができる。
これにより、例えば高周波電源機器を使用する半導体製造装置などでは、複数の電線が、加熱ユニットを制御するために制御ユニットから出力される直流(又は低周波交流)の電流を流すだけでよくなる。従って、高周波電流によるジュール損失を考慮する必要がなく各電線の線径(断面積)を小さくすることができるので、高周波ノイズフィルタのサイズを小型化することが可能となる。
さらに、上記本発明の第1及び第3の態様によれば、螺旋チューブ状のインダクタの中空内部に、複数の電線がまとめて挿通されている構造であるため、高周波ノイズを除去するためのインダクタが1つで済む。
これにより、例えば電極から加熱ユニットを介して複数の電線に流入してくる高周波ノイズなどの所定の周波数に対して、外部から高周波ノイズフィルタを見たときの入力インピーダンスを高くしつつ、高周波ノイズフィルタのサイズを小型化することが可能となる。また、例えば加熱ユニットが有する所定のエネルギー変換手段(熱電素子や電熱器など)の数が増加したとしても、インダクタの中空内部に挿通させる小径の電線を増やすだけで良いため、インダクタのサイズ、すなわち高周波ノイズフィルタのサイズが大型化することを抑制できる。
上記本発明の第2及び第4の態様によれば、第1及び第3の態様の構成に加えて、インダクタの一方端とインダクタの他方端との間に、インダクタと並列に第3コンデンサを接続させている。よって、第3コンデンサを適切に設定すれば、所定の周波数で共振させることができる。
これによっても、外部から高周波ノイズフィルタを見たときの入力インピーダンスを、例えば電極から加熱ユニットを介して複数の電線に流入してくる高周波ノイズなどの所定の周波数に対して高くすることができる。
このように、本発明の高周波ノイズフィルタによれば、高周波ノイズの周波数に対する入力インピーダンスを高くしつつ、フィルタサイズの小型化が可能となる。
本発明の一実施形態に係る高周波ノイズフィルタを適用した半導体製造装置の概略構成を示す図 高周波ノイズフィルタの詳細な構造を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る応用例の高周波ノイズフィルタを適用した半導体製造装置の概略構成を示す図 従来の高周波ノイズフィルタを適用した半導体製造装置の概略構成を示す図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明を行う。
図1は、本発明の一実施形態に係る高周波ノイズフィルタ10を適用した半導体製造装置1の概略構成を示す図である。図1において、半導体製造装置1は、高周波ノイズフィルタ10と、加熱ユニット20と、電極31と、高周波電源機器32と、制御ユニット40と、を含んで構成されている。
図1に示した半導体製造装置1は、高周波電源機器32において発生させた所定の周波数RFを有する高周波電圧を電極31に印加し、被加熱体となるウェハ基板(図示せず)などを加工して、半導体を製造する装置である。電極31は、加熱ユニット20によって表面温度が均一になるように制御される。
加熱ユニット20は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換するエネルギー変換手段を有し、このエネルギー変換手段によって電極31の加熱や抜熱を行い、電極31の表面温度が所定値となるように制御する。この加熱ユニット20は、電極31の表面温度を精度よく短時間に制御するため、複数のエネルギー変換手段で構成されてもよい。エネルギー変換手段には、例えば、ヒーターなどの電熱器やペルチェ素子などの熱電素子を使用することができる。図1に例示する本実施形態の加熱ユニット20は、エネルギー変換手段として複数の電熱器21a、21b、及び21cを有している。複数の電熱器21a、21b、及び21cは、後述する高周波ノイズフィルタ10を介して制御ユニット40と接続され、制御ユニット40から出力される制御電流(直流又は交流)によって個々に制御される。
電極31に印加される高周波電圧は、加熱ユニット20の寄生容量22a、22b、及び22cを介して、複数の電熱器21a、21b、及び21cを流れる制御電流に高周波ノイズとして重畳する。しかし、この高周波ノイズを制御ユニット40にそのまま入力してしまうと、制御ユニット40に動作や性能に障害を与え、複数の電熱器21a、21b、及び21cの制御が不安定になるおそれがある。
そこで、本発明では、上述の高周波ノイズが制御ユニット40に障害を与えることがないように、以下に説明する特徴的な高周波ノイズフィルタ10を使用している。
[高周波ノイズフィルタの構成]
図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る高周波ノイズフィルタ10を説明する。図2は、高周波ノイズフィルタ10の詳細な構造を説明するための図である。
高周波ノイズフィルタ10は、例えば高周波除去用の同相ノイズフィルタであり、高域減衰能力(ローパスフィルタ機能)を有すると共に、高周波電圧の周波数RFに対して、電極31から高周波ノイズフィルタ10を見たときの入力インピーダンスを高くすることによって、高周波除去性能を実現している。この高周波ノイズフィルタ10は、例えば回路基板などに実装することができる。
高周波ノイズフィルタ10は、図1に示すように、複数の電線11〜16と、複数の第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26と、第2コンデンサC17と、インダクタL10と、を備えている。
インダクタL10は、導電性を有する材料、例えば銅やアルミニウムなどからなる。このインダクタL10は、図2に示すように、導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタである。インダクタL10の材料、円筒の直径、巻回する回数などは、電線の本数や第1コンデンサの容量値などを考慮して、上述した高周波除去性能を満足するように適宜設定される。
複数の電線11〜16は、例えば銅やアルミニウムなどの金属線が絶縁被覆された構造である。この電線11〜16は、加熱ユニット20が有するエネルギー変換手段である電熱器21a、21b、及び21cの各々に対して2本一対で設けられ、接続される。具体的には、電熱器21aの一方端に電線11の一方端が、電熱器21aの他方端に電線12の一方端が、対として接続される。電熱器21bの一方端に電線13の一方端が、電熱器21bの他方端に電線14の一方端が、対として接続される。電熱器21cの一方端に電線15の一方端が、電熱器21cの他方端に電線16の一方端が、対として接続される。電熱器21a、21b、及び21cが接続されていない電線11〜16の他方端は、制御ユニット40の該当する制御端子にそれぞれ接続される。
この複数の電線11〜16は、図2に示すように、インダクタL10の中空内部に挿通され、インダクタL10を貫通している。よって、複数の電線11〜16は、インダクタL10の形状に沿って同様に螺旋状に巻回されるため、図1に示すように、中空内部でインダクタンス成分L11〜L16を有することになる。
複数の第1コンデンサC11〜C16は、複数の電線11〜16のそれぞれの一方端とインダクタL10とを電気的に接続し、静電結合させる。具体的には、電線11の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC11で接続する。電線12の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC12で接続する。電線13の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC13で接続する。電線14の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC14で接続する。電線15の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC15で接続する。電線16の一方端とインダクタL10の一方端とを、第1コンデンサC16で接続する。
また、複数の第1コンデンサC21〜C26は、複数の電線11〜16のそれぞれの他方端とインダクタL10とを電気的に接続し、静電結合させる。具体的には、電線11の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC21で接続する。電線12の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC22で接続する。電線13の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC23で接続する。電線14の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC24で接続する。電線15の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC25で接続する。電線16の他方端とインダクタL10の他方端とを、第1コンデンサC26で接続する。
上記複数の第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26による静電結合によって、複数の電線11〜16の一方端と他方端とが同電位となる。この第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26のインピーダンス(1/ωC)は、電極31に印加される高周波電圧の周波数RF、すなわち除去すべき高周波ノイズの周波数RFに対して、複数の電線11〜16のインダクタンス成分L11〜L16によるインピーダンス(ωL)よりも十分に低く設定される(1/ωC<<ωL)。これにより、高周波ノイズが、複数の第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26を通過し易くしている。
第2コンデンサC17は、インダクタL10の他方端をグラウンドに交流接地する、所謂バイパスコンデンサである。第2コンデンサC17のインピーダンスは、電極31に印加される高周波電圧の周波数RF、すなわち除去すべき高周波ノイズの周波数RFに対して、十分に低く設定される。これにより、インダクタL10を流れる高周波ノイズの電流がグラウンドに流れ、高周波ノイズが除去され易くしている。
[高周波ノイズフィルタの作用・効果]
上述したように、本実施形態に係る高周波ノイズフィルタ10では、複数の電線11〜16の両側を第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26で静電結合し、高周波ノイズの周波数RFに対して、電線11〜16の(インダクタンス成分L11〜L16による)インピーダンスよりも第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26のインピーダンスを十分に低く設定している。
このため、電極31から加熱ユニット20を介して複数の電線11〜16に流入してくる高周波ノイズの電流のほとんどを、第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26を介してインダクタL10の表面に流すことができる。そして、インダクタL10の表面には、高周波ノイズの周波数RFに対して低インピーダンスの第2コンデンサC17が交流接地されている。よって、インダクタL10の表面に流れる高周波ノイズの電流がグラウンドに流れて、高周波ノイズを除去することができる。
従って、高周波ノイズフィルタ10を適用した半導体製造装置1では、加熱ユニット20を介して流入してくる高周波ノイズによって制御ユニット40に障害が発生してしまうおそれを抑制することができる。
一方、制御ユニット40から出力される制御電流は、直流又は高周波ノイズの周波数RFよりも低い低周波交流の電流である。このため、制御電流は、第1コンデンサC11〜C16及びC21〜C26ではなく、電線11〜16(のインダクタンス成分L11〜L16)を流れことになる。従って、制御ユニット40は、電熱器21a、21b、及び21c(エネルギー変換手段)を支障なく制御することができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係る高周波ノイズフィルタ10によれば、高周波ノイズの周波数RFに対する入力インピーダンスを高くしつつ、フィルタサイズを小型化することが可能となる。
[応用例]
図3に示す半導体製造装置1’における高周波ノイズフィルタ10’のように、インダクタL10と並列に第3コンデンサC18を接続させても良い。つまり、インダクタL10の一方端と他方端とを、第3コンデンサC18で接続する。この第3コンデンサC18によって、高周波ノイズフィルタ10’を所定の周波数で共振させることができる。
これにより、外部から高周波ノイズフィルタ10’を見たときの入力インピーダンスを、電極13から複数の電熱器21a、21b、及び21c(エネルギー変換手段)を介して複数の電線11〜16に流入してくる高周波ノイズなどの所定の周波数RFに対して高くすることができる。
なお、上記実施形態では、インダクタL10を導電性のある円筒を螺旋状に巻回して形成された中空の形状とし、インダクタL10の中空内部に複数の電線11〜16を挿通する構造を説明した。しかし、この構造以外にも、例えば複数の電線11〜16を導電性のある箔や編組材で巻いたものを螺旋状に巻回した構造であっても良い。
また、上記実施形態で説明した電線11〜16の数は、あくまで一例であって、加熱ユニット20が有する電熱器21a、21b、及び21c(エネルギー変換手段)の数に応じて適宜増減することが可能である。
本発明の高周波ノイズフィルタは、高周波電源機器を使用する半導体製造装置などに利用可能であり、高周波ノイズの周波数に対する入力インピーダンスを高くしつつ、フィルタサイズを小型化したい場合などに適している。
1、1’、101 半導体製造装置
10、10’、110a,110b、110c 高周波ノイズフィルタ
11〜16 電線
20、120 加熱ユニット
21a、21b、21c、121a、121b、121c 電熱器
22a、22b、22c 寄生容量
31、131 電極
32 高周波電源機器
40、140 制御ユニット
C11〜C18、C21〜C26 コンデンサ
L10 インダクタ
L11〜L16 インダクタンス成分

Claims (4)

  1. 高周波ノイズフィルタであって、
    導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタと、
    前記インダクタを貫通するように中空内部に挿通される絶縁被覆された複数の電線と、
    前記複数の電線の両端の各々と前記インダクタとをそれぞれ静電結合させ、かつ、所定の周波数に対して、前記複数の電線のインピーダンスよりも低インピーダンスとなる複数の第1コンデンサと、
    前記インダクタを交流接地させ、かつ、前記所定の周波数に対して低インピーダンスとなる第2コンデンサと、
    を備える、高周波ノイズフィルタ。
  2. 前記インダクタと並列に接続される第3コンデンサをさらに備える、請求項1に記載の高周波ノイズフィルタ。
  3. 高周波電源機器を使用する半導体製造装置に用いられ、当該高周波電源機器から高周波電圧が印加される電極の温度を調整する加熱ユニットと当該加熱ユニットを制御する制御ユニットとの間に接続される、高周波ノイズフィルタであって、
    導電性を有する円筒を螺旋状に巻回して形成された中空のインダクタと、
    前記インダクタを貫通するように中空内部に挿通される絶縁被覆された複数の電線と、
    前記複数の電線の前記加熱ユニットが接続される一方端の各々と前記インダクタの一方端とを、及び前記複数の電線の前記制御ユニットが接続される他方端の各々と前記インダクタの他方端とを、それぞれ静電結合させ、かつ、前記高周波電源機器から発生する所定の周波数に対して、前記複数の電線のインピーダンスよりも低インピーダンスとなる複数の第1コンデンサと、
    前記インダクタの他方端を交流接地させ、かつ、前記所定の周波数に対して低インピーダンスとなる第2コンデンサと、
    を備える、高周波ノイズフィルタ。
  4. 前記インダクタの一方端と前記インダクタの他方端との間に接続される第3コンデンサをさらに備える、請求項3に記載の高周波ノイズフィルタ。
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