JP2018024348A - ステアリングバーの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステアリングバーを十分な強度で支持することが可能なステアリングバーの支持構造を提供すること。【解決手段】ステアリングバーの支持構造は、車両の前後方向に互いに離間して設けられた前側及び後側のクロスメンバーの間の隙間に配置されたステアリングバーの支持構造において、前側クロスメンバーに固定される前側支持ブラケットと、当該前側支持ブラケットの後方に配置され、後側クロスメンバーに固定される後側支持ブラケットとを備え、前側支持ブラケットと後側支持ブラケットとの間で、ステアリングバーを支持する。【選択図】図1

Description

本開示は、ステアリングバーの支持構造に関する。
例えば、特許文献1には、車両の車幅方向に並ぶように2つのサイドフレームが設けられ、2つのサイドフレームの間に、車両の前後方向に互いに離間して2本のクロスメンバーが配置され、そのうちの1本のクロスメンバーに固定されたステアリングバーの支持構造が開示されている。
国際公開第2011/101905号
しかしながら、1本のクロスメンバーにステアリングバーを固定する前者のステアリングバーの支持構造において、例えば、クロスメンバーの周辺部品との干渉等により、クロスメンバーの中で、ステアリングバーを固定するためのスペースを確保することが困難である場合に、例えば、固定する箇所が減少して、ステアリングバーを十分な強度で支持することが困難になるという問題点があった。
本開示の目的は、ステアリングバーを十分な強度で支持することが可能なステアリングバーの支持構造を提供することである。
本開示のステアリングバーの支持構造は、
車両の前後方向に互いに離間して設けられた前側及び後側のクロスメンバーの間の隙間に配置されたステアリングバーの支持構造において、
前記前側クロスメンバーに固定される前側支持ブラケットと、当該前側支持ブラケットの後方に配置され、前記後側クロスメンバーに固定される後側支持ブラケットとを備え、
前記前側支持ブラケットと前記後側支持ブラケットとの間で、前記ステアリングバーを支持する。
本開示によれば、ステアリングバーを十分な強度で支持することができる。
本開示の一実施の形態にかかるステアリングバーの支持構造の一例を示す図 図1のII線断面図 図1のIII線断面図 ステアリングバーの左側を支持する支持構造における前側及び後側のブラケットを示す斜視図 ステアリングバーの右側を支持する支持構造における前側及び後側のブラケットを示す斜視図
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図において、車両1の車幅方向x、左方向x1、および、右方向x2を示し、車両1の前後方向y、前方向y1、および、後方向y2を示し、車両1の上下方向z、上方向z1、および、下方向z2を示す。なお、車幅方向xを左右方向という場合がある。
図1は、ステアリングバー40の支持構造100の一例を示す図である。
まず、本開示の一実施の形態にかかる車両1の構成について説明する。
図1に示すように、車両1の車幅方向xに並ぶようにサイドフレーム11,12が設けられている。サイドフレーム11,12の間には、前後方向yに互いに離間して前側及び後側のクロスメンバー20,30が設けられている。
図2は、図1のII線断面図である。
前側クロスメンバー20は、図1および図2に示すように、ハットチャンネル型の断面形状に形成されている。ただし、図2では、前側クロスメンバー20における略前半分を省略して示している。前側クロスメンバー20は、天井部22、前側及び後側の縦壁部24、並びに、前側及び後側のフランジ部26を有している。前側のフランジ部26は、前側の縦壁部24の下端から前方向y1へ延出されている。後側のフランジ部26は、後側の縦壁部24の下端から後方向y2へ延出されている。
後側クロスメンバー30は、図1および図2に示すように、ハットチャンネル型の断面形状に形成されている。ただし、図2では、後側クロスメンバー30における略後半分を省略して示している。後側クロスメンバー30は、天井部32、前側及び後側の縦壁部34、並びに、前側及び後側のフランジ部36を有している。前側のフランジ部36は、前側の縦壁部34の下端から前方向y1へステアリングバー40の斜め下方まで延出されている(図2参照)。前側のフランジ部36は、後側の縦壁部34の下端から後方向y2へ延出されている。
ステアリングバー40は、図1及び図2に示すように、前側及び後側のクロスメンバー20,30の間の隙間に設けられている。
ステアリングバー40は、図1に示すように、内部にラック・ピニオン機構(図示略)を収納したステアリングギアボックス41と、ステアリングギアボックス41の左方向x1に配置され、パワーピストン(図示略)を収容したパワーシリンダー42と、ステアリングギアボックス41内のラックにパワーピストンを介して間接的に接続されたタイロッド43と、ラックにパワーピストンを介さずに直接的に接続されたタイロッド43と、を有する。左右のタイロッド43は、左右のナックルアーム(図示略)にそれぞれ接続されている。
操舵時において、ステアリングホイール(図示略)の回転がステアリングギアボックス41内のピニオンに伝達された場合に、ラックがピニオンに連動し、ラックの動きがパワーピストンを介して又はパワーピストンを介さずに左右のタイロッド43に伝達され、タイロッド43が車幅方向(左右方向)xに移動して、左右のナックルアームの向きが変えられる。
操舵に伴う反力は、パワーシリンダー42(ステアリングバー40の左側)を支持する後述する支持ブラケット60L,70Lに対して、および、ステアリングギアボックス41(ステアリングバー40の右側)を支持する後述する支持ブラケット60R,70Rに対して車幅方向xにかかる。
ステアリングバー40における車幅方向xの中心から左方向x1(ステアリングバー40の左側という)に左側の被固定部50Lが設けられ(図2参照)、車幅方向xの中心から右方向x2(ステアリングバー40の右側という)に右側の被固定部50Rが設けられている(図3参照)。なお、左側の被固定部50Lは、ステアリングバー40の左側を支持する支持構造100Lを構成する(図2参照)。また、右側の被固定部50Rは、ステアリングバー40の右側を支持する支持構造100Rを構成する(図3参照)。
以下、本開示の一実施の形態にかかるステアリングバー40の支持構造100について説明する。
先ず、ステアリングバー40に設けられる左側及び右側の被固定部50L,50Rについて説明する。
(左側の被固定部50L)
左側の被固定部50Lは、図2に示すように、第1及び第2のバンド51L,52Lを有する。
第1バンド51Lは、図2に示すように、ステアリングバー40における上側円弧に沿って設けられている。第1バンド51Lの前側の端部513は、前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における上下方向zの下端部に向かって突出している。第1バンド51Lの後側の端部513は、後側クロスメンバー30の前側のフランジ部36に向かって突出している。
第2バンド52Lは、ステアリングバー40における下側円弧に沿って設けられている。第2バンド52Lの前側の端部523は、第1バンド51Lの前側の端部513に沿うように、前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における上下方向zの下端部に向かって突出している。第2バンド52Lの後側の端部523は、第1バンド511の後側の端部513に沿うように、後側クロスメンバー30の前側のフランジ部36に向かって突出している。
第1及び第2バンド51L,52Lにおける前側の端部513,523には、締結ボルト101が通される下穴515が設けられている。同様に、第1及び第2バンド51L,52Lにおける後側の端部513,523には、締結ボルト101が通される下穴516が設けられている。各下穴515,516には、締結ボルト101に螺合するナット102が溶着されている。
(右側の被固定部50R)
図3は、図1のIII線断面図である。
右側の被固定部50Rは、図3に示すように、第1及び第2のマウント部51R,52Rを有する。
第1マウント部51Rは、前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における上下方向zの下端部に向かって突出している。
第1マウント部51Rは、所定の隙間をもって対向配置された2つのアウタープレート53と、2つのアウタープレート53間の隙間に配置された、締結ボルト101が通される2つのインナーカラー(図示略)と、アウタープレート53の内周面およびインナーカラー(図示略)の外周面に焼き付けにより結合されたゴムブッシュ54と、インナーカラーの両端に配置された側壁部材55から構成される。
第2マウント部52Rは、後側クロスメンバー30の前側のフランジ部36に向かって突出している。
第2マウント部52Rは、概略円筒状のアウターカラー56と、アウターカラー56の内側に同心に配置された概略円筒状で、締結ボルト101が通されるインナーカラー(図示略)と、アウターカラー56の内周面及びインナーカラー(図示略)の外周面に焼き付けにより結合された概略円筒状のゴムブッシュ(図示略)と、インナーカラーの両端に配置された側壁部材57から構成される。
<ステアリングバーの支持構造の構成>
次に、ステアリングバー40を支持する支持構造100の構成について説明する。
(左側の支持構造100L)
先ず、パワーシリンダー42(ステアリングバー40の左側)を支持する支持構造100Lについて図1、図2及び図4を参照して説明する。図4は、支持構造100Lにおける前側及び後側のブラケット60L,70Lを示す斜視図である。なお、図4では、ステアリングバー40及び被固定部50Lが省略されている。
支持構造100Lは、図2及び図4に示すように、前後方向yに配置された前側及び後側の支持ブラケット60L,70Lを有し、支持ブラケット60L,70L間でステアリングバー40を支持する。
図4に示すように、前側の支持ブラケット60Lは、基端部61、先端部62および中央部63を有している。
基端部61は、図2及び図4に示すように、前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における上下方向zの下端部に、ボルト及びナットにより固定される。
先端部62は、図2及び図4に示すように、被固定部50Lにおける前側の端部513,523に沿うように設けられ、下穴64を有している。先端部62は、図2に示すように、下穴515に通される締結ボルト101、及び、締結ボルト101に螺合するナット102により、前側の端部513,523に固定される。
中央部63は、基端部61から先端部62まで延在している。中央部63は、溝状断面形状に成形され、天井部および両側壁を有している。
図4に示すように、後側の支持ブラケット70Lは、基端部71、先端部72および中央部73を有している。
基端部71は、図2及び図4に示すように、後側クロスメンバー30のフランジ部36の近傍に配置されている。
先端部72は、ステアリングバー40の近傍に配置されている。
中央部73は、基端部71から前後方向yに対して斜め方向へ先端部72まで延在する傾斜部74を有する。
傾斜部74は、図2及び図4に示すように、下穴740を有し、ステアリングバー40の斜め下方に配置されている。傾斜部74は、被固定部50Lにおける後側の端部513,523に沿うように設けられ、下穴516に通される締結ボルト101、及び、締結ボルト101に螺合するナット102により、前側の端部513,523に固定される。ナット102は、傾斜部74に溶着されている。
図4に示すように、傾斜部74の車幅方向xの両端には、取付フランジ741が設けられている。取付フランジ741は、車幅方向xに延出された上縁743、下縁744および上下方向zに延出された側縁745を有している。
図2に示すように、上縁743および側縁745は、後側クロスメンバー30における前側の縦壁部34の上下方向zの下端部に溶着されている。図4に溶着部位を破線で示す。溶着部位の長さは、支持ブラケット70Lに対して車幅方向xにかかる操舵に伴う反力に応じて設定される。
(右側の支持構造100R)
次に、ステアリングギアボックス41(ステアリングバー40の右側)を支持する支持構造100Rについて図1、図3及び図5を参照して説明する。図5は、支持構造100Rにおける前側及び後側のブラケット60R,70Rを示す斜視図である。なお、図5には、ステアリングバー40及び被固定部50Rが省略されている。
支持構造100Rは、図3及び図5に示すように、前後方向yに配置された前側及び後側の支持ブラケット60R,70Rを有し、支持ブラケット60R,70R間でステアリングバー40を支持する。
図5に示すように、前側の支持ブラケット60Rは、基端部65、先端部66、及び、中央部67を有する。
基端部65は、図3及び図5に示すように、前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における上下方向zの下端部に、ボルト及びナットで固定される。
先端部66は、図3及び図5に示すように、被固定部50Rにおける第1マウント部51Rに沿うように設けられている。先端部66には車幅方向xに互いに離れて2つの下穴68が設けられている。先端部66には、図3に示すように、インナーカラー(図示略)および下穴68に通される締結ボルト101、及び、その締結ボルト101に螺合するナット102により、第1マウント部51Rが2箇所で固定されている。
中央部67は、基端部65から先端部66まで延在し、当該延在する方向に対し直交する閉じた断面形状を有する。閉じた断面形状は、図3に示すように、中央部67の両縁を下方向z2に延ばすことで構成された支持ブラケット60Rの上面および両側面と、基端部65の下端縁を後方向y2に延ばすことで構成された支持ブラケット60Rの下面と、を上下方向zで合わせ、相互に溶着することによって形成される。図5に溶着部分を破線で示す。
図5に示すように、後側の支持ブラケット70Rは、基端部75、先端部76および中央部77を有する。
基端部75は、図3及び図5に示すように、車幅方向xに延出され、後側クロスメンバー30のフランジ部36に溶着される基端縁751を有している。図5に溶着部位を破線で示す。溶着部位の長さは、支持ブラケット70Rに対して車幅方向xにかかる操舵に伴う反力に応じて設定される。
先端部76は、ステアリングバー40の近傍に配置されている。
中央部77は、基端部75から前後方向yに対して斜め方向へ先端部76まで延在する傾斜部78を有する。
傾斜部78は、図3及び5に示すように、下穴780を有し、ステアリングバー40の斜め下方に配置されている。傾斜部78は、被固定部50Rにおける第2マウント部52Rに沿うように設けられ、インナーカラー(図示略)に通される締結ボルト101、及び、締結ボルト101に螺合するナット102により、第2マウント部52Rに固定される。ナット102は傾斜部78に溶着されている。
図5に示すように、傾斜部78の車幅方向xの両端には、取付フランジ781が設けられている。取付フランジ781は、車幅方向xに延出された上縁783、下縁784および上下方向zに延出された側縁785を有している。
上縁783および側縁785は、後側クロスメンバー30における前側の縦壁部34の上下方向zの下端部に溶着されている。図5に溶着部位を破線で示す。溶着部位の長さは、支持ブラケット70Rに対して車幅方向xにかかる操舵に伴う反力に応じて設定される。
<ステアリングバー40の支持構造100の組立>
次に、ステアリングバー40の支持構造100の組立の一例について説明する。
この支持構造100の組立においては、サイドフレーム11,12に間に前側及び後側のクロスメンバー20,30が予め設けられているものとして、また、後側クロスメンバー30に支持ブラケット70L,70Rが予め溶着されているものとして説明する。
(ステアリングバー40の位置決め)
先ず、ステアリングバー40を、前側及び後側のクロスメンバー20,30間の所定の位置に位置決めする。なお、ステアリングバー40には被固定部50Rにおける第1及び第2のマウント部51R,52Rが予め設けられている。
(支持ブラケット60L,60Rの固定)
次に、前側クロスメンバー20に支持ブラケット60L,60Rを固定する。
前側クロスメンバー20に支持ブラケット60Lを固定する場合、後方向y2から前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における所定位置にセットされた支持ブラケット60Lを、ボルトおよびナットにより固定する。
前側クロスメンバー20に支持ブラケット60Rを固定する場合、後方向y2から前側クロスメンバー20の後側の縦壁部24における所定位置にセットされた支持ブラケット60Rを、ボルトおよびナットにより固定する。
(第1および第2のバンド51L,52Lの位置決め)
次に、支持ブラケット60Lの下穴64と前側の端部513,523に設けられた下穴515とを合わせるように、かつ、支持ブラケット70Lの下穴740と後側の端部513,523に設けられた下穴516とを合わせるように、第1および第2のバンド51L,52Lをステアリングバー40に対して位置決めする。
(被固定部50Lの固定)
次に、締結ボルト101を、図2において下側から下穴64,515に通し、ナット102に螺合することにより、被固定部50Lを支持ブラケット60Lに固定する。
また、締結ボルト101を図2において下側から下穴516,740に通し、ナット102に螺合することにより、被固定部50Lを支持ブラケット70Lに固定する。
(被固定部50Rの固定)
次に、被固定部50Rにおける第1マウント部51Rのインナーカラー(図示略)および下穴68に通された締結ボルト101に、図2において下側からナット102に螺合することにより、第1マウント部51Rを支持ブラケット60Rに固定する。
また、締結ボルト101を、図3において下側から被固定部50Rにおける第2マウント部52Rのインナーカラー(図示略)および下穴780に通し、ナット102に螺合することにより、第2マウント部52Rを支持ブラケット70Rに固定する。
以上のように、被固定部50Lを支持ブラケット60L,70Lに締結ボルト101およびナット102により固定する場合、また、被固定部50Rを支持ブラケット60R,70Rに締結ボルト101およびナット102により固定する場合に、図2及び図3における下側から、定着ボルト101とナット102とを締結する作業を行えばよいため、組付作業性の低下を防止することができる。
<比較例>
次に、比較例について説明する。
比較例として、2本のクロスメンバーの間の隙間に通されるように設けられたステアリングバーの支持構造がある。この支持構造において、2本のクロスメンバーの間には、一枚板のブラケットが架設されている。当該ブラケットによって、ステアリングバーが複数箇所で固定されている。
上記比較例にかかる支持構造において、例えば、2本のクロスメンバーの間の隙間が狭い場合に、2本のクロスメンバーの間に架設される一枚板のブラケットの前後方向の幅も狭くなるため、ブラケットの中で、ステアリングバーを固定するためのスペースを確保することが困難となり、例えば、ステアリングバーを固定する箇所が減少して、ステアリングバーを十分な強度で支持することが困難になるという問題点があった。
<本実施の形態の効果>
これに対して、上記実施の形態にかかるステアリングバー40の支持構造100は、前側及び後側の支持ブラケット60L,70Lの間でステアリングバー40の左側を支持する。また、前側及び後側の支持ブラケット60R,70Rの間でステアリングバー40の右側を支持する。これにより、一枚板のブラケットでステアリングバー40を固定する上記比較例にかかる支持構造と比較して、各支持ブラケット60L,70L,60R,70Rの配置の自由度が増し、ステアリングバー40を固定するための固定スペースを容易に確保して、ステアリングバー40を所定の複数箇所で固定することができ、ステアリングバー40を十分な強度で支持することが可能となる。
また、支持ブラケット70L,70Rが前後方向yに対して斜め方向に延在し、ステアリングバー40を支持する傾斜部74,78を有している。これにより、単に前後方向yに延ばされたブラケットと比較して、傾斜部74,78において、後側クロスメンバー30からステアリングバー40までの距離が長くなり、長くなるに応じて、固定スペースとなり得る領域を容易に確保することができるため、ステアリングバー40を固定する箇所の減少を抑えて、ステアリングバー40を十分な強度で支持することが可能となる。
また、傾斜部74,78がステアリングバー40の斜め下方に配置されている。これにより、後側クロスメンバー30とステアリングバー40との間の前後方向yの隙間が狭くても、傾斜部74,78に固定スペースを容易に設けることができるため、ステアリングバー40の固定箇所を減少させることなく、ステアリングバー40を十分な強度で支持することが可能となる。
<本実施の形態の変形例>
なお、上記実施の形態では、傾斜部74,78を後側の支持ブラケット70L,70Rに設けたが、本発明はこれに限らず、例えば、前側の支持ブラケット60L,60Rに設けてもよい。
また、傾斜部74,78をステアリングバー40の斜め下方に配置したが、本発明はこれに限らず、例えば、ステアリングバー40の下方に配置してもよく、また、ステアリングバー40の上方または斜め上方に配置してもよい。これらの場合においても、傾斜部74,78をステアリングバー40の斜め下方に配置した場合と同様の効果を奏することができる。
本開示は、ステアリングバーを十分な強度で支持することが要求されるステアリングバーの支持構造として有用である。
1 車両
11 サイドフレーム
12 サイドフレーム
20 前側クロスメンバー
24 縦壁部
26 フランジ部
30 後側クロスメンバー
34 縦壁部
36 フランジ部
40 ステアリングバー
50L 左側の被固定部
50R 右側の被固定部
60L 支持ブラケット
60R 支持ブラケット
70L 支持ブラケット
70R 支持ブラケット
100 ステアリングバーの支持構造

Claims (4)

  1. 車両の前後方向に互いに離間して設けられた前側及び後側のクロスメンバーの間の隙間に配置されたステアリングバーの支持構造において、
    前記前側クロスメンバーに固定される前側支持ブラケットと、当該前側支持ブラケットの後方に配置され、前記後側クロスメンバーに固定される後側支持ブラケットとを備え、
    前記前側支持ブラケットと前記後側支持ブラケットとの間で、前記ステアリングバーを支持するステアリングバーの支持構造。
  2. 前記前側支持ブラケット及び前記後側支持ブラケットの少なくとも一方の支持ブラケットは、前記前後方向に対して斜め方向に延在し、前記ステアリングバーを固定する傾斜部を有する、請求項1に記載のステアリングバーの支持構造。
  3. 前記傾斜部は、前記ステアリングバーの下方または斜め下方に配置される、請求項2に記載のステアリングバーの支持構造。
  4. 前記傾斜部は、前記ステアリングバーの上方または斜め上方に配置される、請求項2に記載のステアリングバーの支持構造。
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