JP2018024168A - 木材チップ製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータ本体を交換するといったような大掛かりな作業を行うことなく、切削チップおよびピンチップの両方を製造することができる木材チップ製造装置を提供する。【解決手段】チッパドラムロータ16の取付け部20に、破砕ビット45を保持するビットホルダ37およびチッパナイフ12を保持するナイフホルダ13のいずれもが着脱可能に取り付けられるものとし、取付け部20にビットホルダ37を取り付けることにより、チッパドラムロータ16の外周ラインの外側に配置されるようにそのビットホルダ37に保持された破砕ビット45で木材Wを破砕してピンチップを製造し、一方、取付け部20にナイフホルダ13を取り付けるとともに、アダプタパイプ14をチッパドラムロータ16の外側に装着することにより、アダプタパイプ14の外周ラインから刃先部12bが突出するようにナイフホルダ13に保持されたチッパナイフ12で木材Wを切削して切削チップを製造するものとする。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば伐採された樹木や剪定枝などの木材を切削または破砕して切削チップまたはピンチップを製造する木材チップ製造装置に関するものである。
一般的に、木材チップは、切削チップと破砕チップ(ピンチップ)の2つに分けられる。切削チップは、主に機械的に刃物で切削して得られるもので、おおよそ四角形のフレーク状(キャラメル状)の削片である。ピンチップは、破砕ビットやハンマークラッシャーなどの機械的な打撃により砕いて得られるもので、細長いピン状の木片である。なお、バイオマス発電もしくはパルプ製造に用いる木材チップは切削チップが求められる一方、燃焼炉用もしくは木材の減容を目的とした場合、ピンチップでも十分である。
切削チップを製造する従来の木材チップ製造装置として、ロータ本体にチッパナイフが装着されてなる切削ロータを備える構成のものがある(特許文献1参照)。図4(a)に示されるように、この種の木材チップ製造装置100においては、チッパナイフ101を保持するナイフホルダ102をチッパドラムロータ(ロータ本体)103に設けられた取付け部104に取り付け、チッパナイフ101の刃先をチッパドラムロータ103の外周ラインから突出させるようにして、チッパドラムロータ103を回転駆動しそのチッパドラムロータ103に向かって送り込まれる木材Wを、チッパナイフ101で切削して切削チップを製造するようにしている。
特開2014−58044号公報
一方、ピンチップを製造する従来の木材チップ製造装置としては、例えば図4(b)に示されるようなものがある。この図4(b)に示される木材チップ製造装置110においては、破砕ビット111を保持するビットホルダ112をチッパドラムロータ(ロータ本体)113に設けられた取付け部114に取り付け、チッパドラムロータ113を回転駆動しそのチッパドラムロータ113に向かって送り込まれる木材Wを、破砕ビット111で破砕してピンチップを製造するようにしている。
ところで、図4(a)に示される木材チップ製造装置100と、図4(b)に示される木材チップ製造装置110とは、別々に独立して存在しており、バイオマス発電用燃料もしくはパルプ製造用素材として切削チップを製造する場合には図4(a)に示される木材チップ製造装置100が使用され、燃焼炉用もしくは運搬等処理のための減容としてピンチップを製造する場合には、図4(b)に示される木材チップ製造装置110が使用され、目的に応じてそれら木材チップ製造装置100,110を使い分けている。
切削チップとピンチップの両方を製造するためには、図4(a)および(b)に示される2種類の木材チップ製造装置100,110を保有しなければならず、設備費が嵩むため、1台の機械で切削チップとピンチップの両方を製造することができる木材チップ製造装置が要望されており、実際、そのような要望に応えるべく、切削チップの製造の用途に適した切削ロータと、ピンチップの製造の用途に適した破砕ロータとを載せ換え可能な木材破砕機が市場に導入されているが、載せ換え時にはロータ本体を交換するといったような大掛かりな作業を行わなければならないという問題点がある。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、ロータ本体を交換するといったような大掛かりな作業を行うことなく、切削チップおよびピンチップの両方を製造することができる木材チップ製造装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明による木材チップ製造装置は、
破砕ビットを保持するビットホルダおよびチッパナイフを保持するナイフホルダのいずれもが着脱可能に取り付けられる取付け部を有するロータ本体を備え、前記取付け部に前記ビットホルダを取り付け、このビットホルダによって保持される前記破砕ビッドを、前記ロータ本体の外周ラインの外側に配置させるようにして、前記ロータ本体を回転駆動しそのロータ本体に向かって送り込まれる木材を、前記破砕ビットで破砕してピンチップを製造するようにする一方、前記ビットホルダに代えて前記取付け部に前記ナイフホルダを取り付けるとともに、前記ロータ本体の外径よりも大きい内径で前記取付け部に対応する開口部を有するアダプタパイプを、前記取付け部と前記開口部との位置を合わせるように前記ロータ本体の外側に装着し、前記ナイフホルダによって保持される前記チッパナイフの刃先部を、前記開口部を通して前記アダプタパイプの外周ラインから突出させるようにして、前記ロータ本体を回転駆動し前記アダプタパイプに向かって送り込まれる木材を、前記チッパナイフで切削して切削チップを製造するようにしたことを特徴とするものである。
本発明の木材チップ製造装置によれば、ロータ本体の取付け部に、破砕ビットを保持するビットホルダおよびチッパナイフを保持するナイフホルダのいずれもが着脱可能に取り付けられるものとされ、ロータ本体の取付け部にビットホルダを取り付ければ、ロータ本体の外周ラインの外側に配置されるようにそのビットホルダに保持された破砕ビットで木材を破砕してピンチップを製造することができる一方、ビットホルダに代えてロータ本体の取付け部にナイフホルダを取り付けるとともに、アダプタパイプをロータ本体の外側に装着すれば、アダプタパイプの外周ラインから刃先部が突出するようにナイフホルダに保持されたチッパナイフで木材を切削して切削チップを製造することができ、ロータ本体を交換するといったような大掛かりな作業を行うことなく、切削チップおよびピンチップの両方を製造することができる。
本発明の一実施形態に係る木材チップ製造装置の要部の内部構造を示す側面図で、(a)は切削チップを製造する形態を示す図、(b)はピンチップを製造する形態を示す図である。 同木材チップ製造装置における切削ロータの縦断面図である。 同木材チップ製造装置における破砕ロータの縦断面図である。 従来技術の説明図で、(a)は切削チップ製造用の木材チップ製造装置の要部の内部構造を示す側面図、(b)はピンチップ製造用の木材チップ製造装置の要部の内部構造を示す側面図である。
次に、本発明による木材チップ製造装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
<木材チップ製造装置の概略説明>
図1(a)に示される木材チップ製造装置1は、主に、搬入コンベヤ2、送りローラ装置3、切削ロータ4、および送りローラ装置3や切削ロータ4等を収容するケーシング5を備え、搬入コンベヤ2によって水平方向の一側から他側に向かってケーシング5内に運び込まれる丸棒状の木材Wを、搬入コンベヤ2と送りローラ装置3とによって挟持した状態で切削ロータ4に向けて真っ直ぐに送り出し、切削ロータ4でその木材Wを切削し砕片化して切削チップを製造するように構成されている。なお、以下の説明においては、木材Wの送り方向(図1において右方向)を前方向とする。
<搬入コンベヤの説明>
搬入コンベヤ2は、図示されないホッパと切削ロータ4との間に無限軌道を形成するように配されるコンベアチェーン6上に鉄履帯プレートを備えてなる搬入コンベアであって、図示されない搬送モータによってコンベアチェーン6が駆動されることにより、図示されないホッパを介して投入されてコンベアチェーン6上に取り付けられた鉄履帯プレート上に載置された木材Wを下側から支えながら切削ロータ4へと搬送するように構成されている。なお、搬入コンベヤ2としては、その他に、例えば、単なるドラッグチエーンにて木材Wを搬送するようにしたものや、ゴムベルト等によって木材Wを搬送するようにしたもの、傾斜シュートを用いて木材Wを重力作用を利用して搬送するものなどが挙げられる。
<送りローラ装置の説明>
送りローラ装置3は、ローラ本体7aの外周部に複数のブレード7bが固着されてなる送りローラ7と、基端部が枢支軸8を介してケーシング5の両側壁に取り付けられて先端側が上下に揺動可能な揺動アーム9とを備えて構成されている。
送りローラ7は、揺動アーム9の先端部に回転支軸10を介して回転可能に取り付けられており、搬入コンベヤ2の搬送方向下流側端部の上方位置で上下に揺動可能とされている。
送りローラ装置3においては、木材W上に乗り上げた送りローラ7を介して木材Wに対し自重による押付力を付与しながら図示されない送りモータの作動によって送りローラ7が図1中記号R矢印方向に回転されることにより、木材Wを切削ロータ4へと強制的に送り出すことができるようになっている。
<切削ロータの説明>
切削ロータ4は、主にロータ11、チッパナイフ12、ナイフホルダ13、アダプタパイプ14およびナイフベース22で構成されている。
<ロータの説明>
ロータ11は、木材Wの搬送方向と直交する水平軸線を有してケーシング5の両側壁に回転自在に支持されるロータ軸15と、このロータ軸15と同心を成してそのロータ軸15に取り付けられてロータ11の本体部分を構成するチッパドラムロータ16(本発明の「ロータ本体」に相当する。)とを備えてなるものである。ロータ軸15には、ロータ駆動用の油圧モータ(図示省略)が直結されており、この油圧モータの回転動力がロータ軸15に伝達されると、チッパドラムロータ16が図1中記号R矢印方向(図1において反時計回りの方向)に回転され、チッパナイフ12の刃先が、アダプタパイプ14の直径よりも僅かに大きい直径の図1において一点鎖線で示される円形の軌跡Lを描いて移動するようになっている。
<チッパドラムロータ(ロータ本体)の説明>
チッパドラムロータ16は、所定角度(例えば60°)間隔で外周寄りの部位が切り欠かれた複数(本例では6つ)の切欠き部17を有し、各切欠き部17と、各切欠き部17の奥面に固着される取付ベース18とによってナイフホルダ13および後述するビットホルダ37のいずれもが着脱可能に取り付けられる取付け部20が形成されている。
<チッパナイフの説明>
図2に示されるように、チッパナイフ12は、取付部12aと、この取付部12aから延びる刃先部12bとを有し、その刃先部12bの刃先先端部には硬化材料12cがロウ付けされている。
<ナイフホルダの説明>
ナイフホルダ13は、取付ベース18に対し所要のボルト21で締着されるナイフベース22上にボルト23によって固定される受け板24と、この受け板24上に置かれたチッパナイフ12の取付部12a上に配される押え板25と、これら押え板25および取付部12aを貫通する軸部を有し頭部側が受け板24内に埋め込まれるように受け板24に植設されるボルト26と、このボルト26の軸部に螺合するナット27とを備えてなり、ボルト26に対するナット27のねじ込み操作により、受け板24と押え板25とが挟持部材として機能し取付部12aを挟み付けてチッパナイフ12を固定することができるようになっている。
なお、図2中符号28にて示されるのは、チッパナイフ12の刃先の反対側の面に当接し受け板24に反力を得てチッパナイフ12を刃先方向へ押し出すようにねじ込み可能なボルト29(これは受け板24に図示されないボルトで固定されたブラケット34に装着されている)を備えてなる刃先突出量調整具であって、ナット27をやや緩めて受け板24と押え板25とによるチッパナイフ12の刃先方向への移動規制を解除するとともに、ボルト29をねじ込むことにより、チッパナイフ12が刃先方向に押されて、ボルト29のねじ込み量に応じてチッパナイフ12のアダプタパイプ14からの刃先突出量を調整することができるようになっている。
<アダプタパイプの説明>
アダプタパイプ14は、チッパドラムロータ16の外径よりも大きい内径を有する2分割された円筒状部材よりなり、チッパドラムロータ16の取付け部20に対応する開口部31を有している。アダプタパイプ14をチッパドラムロータ16に装着する際には、チッパドラムロータ16と同軸をなすようにチッパドラムロータ16の外側にアダプタパイプ14を被せ、チッパドラムロータ16の取付け部20に対しアダプタパイプ14の開口部31が対応するようにチッパドラムロータ16に対するアダプタパイプ14の位置決めをし、アダプタパイプ14とチッパドラムロータ16との間に、チッパドラムロータ16の円周方向に所定角度間隔で配置される所要(本例では6個×6列で計36個)スペーサ32を介在させた状態でアダプタパイプ14とチッパドラムロータ16とを所要(本例では6本×6列で計36本)のボルト33で締結する。これにより、ナイフホルダ13によって保持されるチッパナイフ12の刃先部が、アダプタパイプ14の開口部31を通してアダプタパイプ14の外周ラインから突出させるようにして、チッパドラムロータ16を回転駆動しアダプタパイプ14に向かって送り込まれる木材Wをチッパナイフ12で切削することができるようになっている。
<固定刃およびスライディング板の説明>
図1(a)に示されるように、搬入コンベヤ2と切削ロータ4との間には、チッパナイフ12の刃先の軌跡Lに対し刃先が近接するように固定刃35が配置されるとともに、この固定刃35を保持するスライディング板36が配置されている。
固定刃35は、断面略四角形状で横方向に延び、前側部の上側角が刃先とされている。一方、スライディング板36は、送りローラ7から切削ロータ4へと送られる木材Wの前端部が乗り上げ可能な大きさの上面を有するブロック部材からなるものである。
<木材チップ製造装置の動作説明>
以上に述べたように構成される木材チップ製造装置1においては、図示されないホッパ内に木材Wが投入されると、図1(a)に示されるように、投入された木材Wが、搬入コンベヤ2のコンベアチェーン6に取り付けられた鉄履帯プレートによって下側から支えられながら切削ロータ4に向けて連続的に搬送される。搬入コンベヤ2によって送りローラ7の位置に木材Wが搬送されてくると、図1(a)中記号R矢印方向に回転される送りローラ7が木材Wに乗り上げながら上向きに揺動する。そして、送りローラ装置3は自重による押付力(送りローラ3や揺動アーム9等の質量に応じて重力作用により生じる力)を付与しながら木材Wを切削ロータ4へと強制的に送り出す。こうして、搬入コンベヤ2と送りローラ装置3とによって挟持された状態で切削ロータ4へと送り込まれて切削ロータ4に押し付けられた木材Wは、ロータ11の図1中記号R矢印方向の回転運動によりチッパナイフ12で上側から下側へと下方向切削されて砕片化される。この切削動作では、木材Wはその木繊維方向と交差する方向で切断されて切削チップとなる。なお、切削チップは、図示省略されるスクリーンを通って図示されない排出コンベヤを介して製造チップ置場へと搬出される。
上記の木材チップ製造装置1は、切削チップを製造する形態であるが、チッパドラムロータ16を交換することなく、共通のチッパドラムロータ16を用い、その他の機能装置(例えば、搬入コンベヤ2や送りローラ装置3、固定刃35、以下いずれも図示省略される、スクリーン、排出コンベヤ、動力装置、走行装置、油圧装置、ホッパ、制御装置等)も全て共通で、僅かな部品交換のみで図1(b)に示されるようなピンチップを製造する形態の木材チップ製造装置1´に切り替えることができるようにされている。
図1(a)に示されるような切削チップを製造する形態の木材チップ製造装置1から図1(b)に示されるようなピンチップを製造する形態の木材チップ製造装置1´への切り替えは、以下のようにして行われる。
すなわち、図2に示されるアダプタパイプ14とチッパドラムロータ16とを締結している所要のボルト33を緩めてチッパドラムロータ16に装着されているアダプタパイプ14を取り外し、ナット27、ボルト23を順次緩めてチッパナイフ12を保持しているナイフホルダ13をナイフベース22から取り外し、更にボルト21を緩めてナイフベース22を取付ベース18から取り外す。そして、図3に示されるように、後述する破砕ビット45を保持したビットホルダ37をチッパドラムロータ16の取付け部20に取り付け、これによって破砕ロータ40が構成される。
ここで、ビットホルダ37は、ホルダベース41上に支柱部材42が固着されてなり、支柱部材42の上部におけるロータ11の回転方向(図3中記号R矢印方向)の前面には、ビットベース43上に硬化肉盛層44を設けてなる破砕ビット45が所要のボルト46によって固定され、ホルダベース41が取付ベース18上にボルト47によって固定されることにより、破砕ビット45を保持したビットホルダ37がチッパドラムロータ16の取付け部20に取り付けられるようになっている。
図1(b)に示されるようなピンチップを製造する形態の木材チップ製造装置1´においては、搬入コンベヤ2と送りローラ装置3とによって挟持された状態で破砕ロータ40へと送り込まれた木材Wが、ロータ11の図1中記号R矢印方向の回転運動により破砕ビット45で上側から下側へと下方向破砕されて砕片化される。この破砕動作によって木材Wはピンチップとなる。なお、ピンチップは、図示省略されるスクリーンを通って図示されない排出コンベヤを介して製造チップ置場へと搬出される。
なお、ピンチップを製造する図1(b)に示される形態の木材チップ製造装置1´において、チッパドラムロータ16を交換することなく、共通のチッパドラムロータ16を用い、その他の機能装置も全て共通で、僅かな部品の交換・追加のみで図1(a)に示されるような切削チップを製造する形態の木材チップ製造装置1に切り替えることができるが、これは以下のようにして行われる。
すなわち、図3において、ボルト47を緩めて破砕ビット45を保持しているビットホルダ37を取付ベース18から取り外し、図2に示されるように、取付ベース18上にナイフベース22をボルト21で固定し、ナイフベース22上に受け板24をボルト23で固定し、受け板24上に置かれたチッパナイフ12の取付部12a上に押え板25を置き、ボルト26にナット27をねじ込んで締め付けることでチッパナイフ12を保持したナイフホルダ13をチッパドラムロータ16の取付け部20に取り付ける。次いで、チッパドラムロータ16と同軸をなすようにチッパドラムロータ16の外側にアダプタパイプ14を被せ、チッパドラムロータ16の取付け部20に対しアダプタパイプ14の開口部31が対応するようにチッパドラムロータ16に対するアダプタパイプ14の位置決めをし、アダプタパイプ14とチッパドラムロータ16との間に、チッパドラムロータ16の円周方向に所定角度間隔で配置されるスペーサ32を介在させた状態でアダプタパイプ14とチッパドラムロータ16とをボルト33で締結する。これによって切削ロータ4が構成される。
<作用効果の説明>
本実施形態の木材チップ製造装置1,1´によれば、チッパドラムロータ16の取付け部20に、破砕ビット45を保持するビットホルダ37およびチッパナイフ12を保持するナイフホルダ13のいずれもが着脱可能に取り付けられるものとされ、チッパドラムロータ16の取付け部20にビットホルダ37を取り付ければ、チッパドラムロータ16の外周ラインの外側に配置されるようにそのビットホルダ37に保持された破砕ビット45で木材Wを破砕してピンチップを製造することができる一方、チッパドラムロータ16の取付け部20にナイフホルダ13を取り付けるとともに、アダプタパイプ14をチッパドラムロータ16の外側に装着すれば、アダプタパイプ14の外周ラインから刃先部12bが突出するようにナイフホルダ13に保持されたチッパナイフ12で木材Wを切削して切削チップを製造することができ、チッパドラムロータ16を交換するといったような大掛かりな作業を行うことなく、切削チップおよびピンチップの両方を製造することができる。
以上、本発明の木材チップ製造装置について、一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の木材チップ製造装置は、ロータ本体を交換するといったような大掛かりな作業を行うことなく、切削チップおよびピンチップの両方を製造することができるという特性を有していることから、バイオマス発電もしくはパルプ製造に用いる切削チップの製造や、燃焼炉用もしくは木材の減容を目的としたピンチップの製造等の用途に応じて好適に用いることができ、産業上の利用可能性が大である。
1,1´ 木材チップ製造装置
11 ロータ
12 チッパナイフ
12b 刃先部
13 ナイフホルダ
14 アダプタパイプ
16 チッパドラムロータ(ロータ本体)
20 取付け部
31 開口部
37 ビットホルダ
45 破砕ビット

Claims (1)

  1. 破砕ビットを保持するビットホルダおよびチッパナイフを保持するナイフホルダのいずれもが着脱可能に取り付けられる取付け部を有するロータ本体を備え、前記取付け部に前記ビットホルダを取り付け、このビットホルダによって保持される前記破砕ビッドを、前記ロータ本体の外周ラインの外側に配置させるようにして、前記ロータ本体を回転駆動しそのロータ本体に向かって送り込まれる木材を、前記破砕ビットで破砕してピンチップを製造するようにする一方、前記ビットホルダに代えて前記取付け部に前記ナイフホルダを取り付けるとともに、前記ロータ本体の外径よりも大きい内径で前記取付け部に対応する開口部を有するアダプタパイプを、前記取付け部と前記開口部との位置を合わせるように前記ロータ本体の外側に装着し、前記ナイフホルダによって保持される前記チッパナイフの刃先部を、前記開口部を通して前記アダプタパイプの外周ラインから突出させるようにして、前記ロータ本体を回転駆動し前記アダプタパイプに向かって送り込まれる木材を、前記チッパナイフで切削して切削チップを製造するようにしたことを特徴とする木材チップ製造装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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