JP2018020814A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

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伸生 川村
Nobuo Kawamura
伸生 川村
淳史 小野
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淳史 小野
慎吾 梅木
Shingo UMEKI
慎吾 梅木
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Abstract

【課題】所謂キャップ飛びの防止性能の向上を図ることができる合成樹脂製キャップを提供すること。【解決手段】天壁4と該天壁4の外周部から延びる略円筒状のスカート壁5とを有し、該スカート壁5の内周面を周回するねじ山を備えた合成樹脂製キャップにおいて、該ねじ山の周回数を2周より多くしてある。また、前記ねじ山を断続的に延ばし、該ねじ山の始端にある第1ねじ片12を、他の第2ねじ片13、第3ねじ片14よりも長くしてある。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、炭酸飲料等の圧力ガスを含む内容物を収容する容器の口部に装着される合成樹脂製キャップに関する。
従来の合成樹脂製キャップとして、スカート壁の内周面に相互に180°だけ変位して二つのねじが配置され、各ねじは、240°を超え360°以下にわたって伸長し、双方のねじ山が垂直方向に互いに重なり合う部分と、重なり合わない部分とにおいて、各々のねじ山に排気凹部を設けてある合成樹脂製キャップが知られている(特許文献1参照)。
上記合成樹脂製キャップでは、二酸化炭素を含む飲料が充填された容器の開栓過程において、容器内圧を降下させることができる。
特表2000−503944号公報
しかし、上記従来の合成樹脂製キャップには、容器内圧が降下する前にキャップが飛び出してしまう所謂キャップ飛びの防止性能に改善の余地がある。
本発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、所謂キャップ飛びの防止性能の向上を図ることができる合成樹脂製キャップを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る合成樹脂製キャップは、天壁と該天壁の外周部から延びる略円筒状のスカート壁とを有し、該スカート壁の内周面を周回するねじ山を備え、該ねじ山の周回数を2周より多くしてある(請求項1)。
上記合成樹脂製キャップにおいて、前記ねじ山は断続的に延び、該ねじ山の始端にあるねじ片が、他のねじ片よりも長くなっていてもよい(請求項2)。
本願発明では、所謂キャップ飛びの防止性能の向上を図ることができる合成樹脂製キャップが得られる。
すなわち、本願の各請求項に係る発明の合成樹脂製キャップでは、雌ねじのねじ山の周回数を2周より多くしてあることにより、容器口部の雄ねじから雌ねじに伝達する作用力を、周方向の広い範囲にわたって分散させることができる。このため、このキャップを装着した容器の内圧が高くなったとき(例えば炭酸飲料を充填した容器に装着した場合や、キャップを開栓後、再度閉栓した状態で内容液が発酵した場合など)に、雌ねじの一部に応力集中が生じることが防止され、これにより、容器口部の雄ねじとキャップの雌ねじとの結合状態を良好に維持することができるので、所謂キャップ飛びの防止を図ることができる。また、キャップの装着状態が正常に保たれるので、密封性の低下を防ぐこともできる。
請求項2に係る発明の合成樹脂製キャップでは、雌ねじのねじ山につき、ねじ山の始端にあるねじ片を最長とし、他のねじ片をこれより短くすることにより、スカート壁の内周面を2周より多く周回する雌ねじのねじ山を軸方向に横断する通し溝を可及的に多く形成し、ガス抜け性の向上を図ることができる上、ねじ切り始めの位置にあるねじ片についてはその長さを確保することにより、容器口部の雄ねじに対するキャップの雌ねじの装着(螺着)の際の操作性が低下することをも防止することができる。
本発明の一実施の形態に係る合成樹脂製キャップの構成を概略的に示す縦断面図である。 前記合成樹脂製キャップのキャップ本体の構成を概略的に示す斜視図である。 (A)〜(D)は、前記合成樹脂製キャップに設けられたねじ山及びその変形例を表す展開図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
図1に示すキャップは、例えば発泡性飲料を収容した容器(ガラス瓶、ペットボトルなどのプラスチック容器等)の口部に装着される合成樹脂製のピルファープルーフキャップである。このキャップは、キャップ本体1と、このキャップ本体1の下端に複数のブリッジ2を介して連結された環状のバンド(タンパーエビデンスバンド)3とが一体成形されてなり、他にパッキン等を有していない所謂1ピースキャップである。本例のキャップは、コンプレッション成形やインジェクション成形によって成形可能であり、素材には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ乳酸等を使用可能である。
本例のキャップが装着される容器口部は、上端から下端まで略同径の円筒状の本体部、この本体部の外周側に形成された雄ねじ、環状突起、サポートリング等で構成されている。
キャップ本体1は、略円形状の天壁4と、この天壁4の外周部から延びる略円筒状のスカート壁5とを有する。天壁4の内面には、容器口部を密封するための中足6、環状リブ7及び外足8が設けられている。また、スカート壁5の外周面には、軸方向に延びるローレット9が設けられ、内周面には、容器口部の雄ねじに対応する雌ねじ10が設けられている。
一方、容器口部からキャップ本体1を離脱(螺脱)させる開栓の際にバンド3が容器口部から離脱しないようにするために、バンド3の内側には容器口部の環状突起に係合する係合片(フラップ)11が複数設けられている。従って、開栓の際に、容器口部から離脱するキャップ本体1と離脱しないバンド3とをつなぐブリッジ2は破断する。尚、ブリッジ2の破断が適切に行われるようにするために、キャップ本体1とバンド3との境界の外周部分にはスリット(図示していない)が設けられている。図2に、バンド3が離脱した状態のキャップ(キャップ本体1)を示している。
そして、本例のキャップでは、スカート壁5の内周面を周回する雌ねじ10のねじ山の周回数を、図2及び図3(A)に示すように、2周(720°)より多くしてある。具体的には、図2及び図3(A)に示すねじ山の周回角度(ねじ切り始めの始端からねじ切り終わりの終端までのスカート壁5の断面中心回りの角度)は、800°(720°+80°)である。
ここで、雌ねじ10のねじ山は、図3(A)に示すように断続的に延び、ねじ山の始端にあるねじ片12が、他のねじ片13,14よりも長くなっている。すなわち、ねじ山は、ねじ山の始端にある第1ねじ片12と、この第1ねじ片12の半分程度の長さの第2ねじ片13と、この第2ねじ片13のさらに半分程度の長さの第3ねじ片14とを有する。そして、第1ねじ片12に対し、間隔をおいて8個の第3ねじ片14、5個の第2ねじ片13、8個の第3ねじ片14、5個の第2ねじ片13がこの順に連なり、第1ねじ片12の上側(天壁4側)には第2ねじ片13が位置し、第2ねじ片13どうし、第3ねじ片14どうしが軸方向に続き、これにより、スカート壁5の内周面を2周より多く周回する雌ねじ10のねじ山を軸方向に横断する複数の通し溝15が形成されている。
上記構成からなる本例のキャップでは、雌ねじ10のねじ山の周回数を2周より多くしてあることにより、容器口部の雄ねじから雌ねじ10に伝達する作用力を、周方向の広い範囲にわたって分散させることができる。このため、このキャップを装着した容器の内圧が高くなったとき(例えば炭酸飲料を充填した容器に装着した場合や、キャップを開栓後、再度閉栓した状態で内容液が発酵した場合など)に、雌ねじ10の一部に応力集中が生じることが防止され、これにより、容器口部の雄ねじとキャップの雌ねじとの結合状態を良好に維持することができるので、所謂キャップ飛びの防止を図ることができる。また、キャップの装着状態が正常に保たれるので、密封性の低下を防ぐこともできる。
さらに、雌ねじ10のねじ山につき、ねじ山の始端にあるねじ片12を最長とし、他のねじ片をこれより短くすることにより、スカート壁5の内周面を2周より多く周回する雌ねじ10のねじ山を軸方向に横断する通し溝15を可及的に多く形成し、ガス抜け性の向上を図ることができる上、ねじ切り始めの位置にあるねじ片12についてはその長さを確保することにより、容器口部の雄ねじに対するキャップの雌ねじ10の装着(螺着)の際の操作性が低下することをも防止することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
上記実施の形態のキャップは、所謂1ピースキャップであるが、これに限らず、例えばパッキン等を別途有する2ピースキャップであってもよい。
上記実施の形態のキャップは、中足6、環状リブ7及び外足8による3点シール構造を具備しているが、これに限らず、他のシール構造をしていてもよい。
図3(A)に示す例では、5個の第2ねじ片13と8個の第3ねじ片14とがスカート壁5の周方向に交互に並んでいるが、これに限らず、例えば、第1ねじ片12の上側を除く領域において、一つ以上の第2ねじ片13と、一つ以上の第3ねじ片14とがスカート壁5の周方向に交互に並ぶように構成してあってもよく、その一例として、図3(B)には、一つの第2ねじ片13と二つの第3ねじ片14とが交互に並ぶように構成した場合を示している。
また、図3(A)、(B)に示す例では、雌ねじ10のねじ山の周回角度を800°としているが、これに限らず、雌ねじ10のねじ山の周回数は2周より多ければよいのであって、例えば図3(C)に示すように、ねじ山の周回角度を920°(720°+200°)としてもよい。
また、図3(A)〜(C)に示す例では、雌ねじ10のねじ山を構成するねじ片として、第1ねじ片12、第2ねじ片13及び第3ねじ片14を設けているが、これに限らず、ねじ片の構成、組み合わせは種々に変更可能であり、例えば、図3(D)に示すように第3ねじ片14を無くして第1ねじ片12及び第2ねじ片13のみを設けるようにしてもよいし、第1ねじ片12及び第3ねじ片14は残し、第2ねじ片13のみを無くしてもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 キャップ本体
2 ブリッジ
3 バンド
4 天壁
5 スカート壁
6 中足
7 環状リブ
8 外足
9 ローレット
10 雌ねじ
11 係合片
12 第1ねじ片
13 第2ねじ片
14 第3ねじ片
15 通し溝

Claims (2)

  1. 天壁と該天壁の外周部から延びる略円筒状のスカート壁とを有し、該スカート壁の内周面を周回するねじ山を備え、該ねじ山の周回数を2周より多くしてあることを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 前記ねじ山は断続的に延び、該ねじ山の始端にあるねじ片が、他のねじ片よりも長くなっている請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7138815B1 (ja) * 2022-03-18 2022-09-16 日本山村硝子株式会社 キャップ

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