JP2018019923A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板の交換性を確保しつつ、ノイズの影響を低減すること。
【解決手段】第一および第二の回路基板と、第一の回路基板を収容する第一の収容ケースと、第二の回路基板を収容する第二の収容ケースと、第一の回路基板と第二の回路基板とを電気的に接続する接続部とを備えた遊技台であって、接続部は、第一の回路基板に実装された第一のコネクタと、第二の回路基板に実装された第二のコネクタとを備え、第一および第二のコネクタは互いに嵌合可能であり、第一の収容ケースは第一のコネクタを露出させる第一の開口部を有し、第二の収容ケースは第二のコネクタを露出させる第二の開口部を有し、第一のコネクタおよび第二のコネクタは、第一の収容ケースに第一の回路基板が、第二の収容ケースに第二の回路基板が、それぞれ収容された状態で、互いに嵌合可能である。
【選択図】 図17

Description

本発明は回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(ぱちんこ機)に代表される遊技台に関する。
スロットマシンなどの遊技台において、複数の回路基板を電気的に接続して制御部を構成したものが提案されている(例えば特許文献1)。この構成によれば、いずれかの回路基板が故障した場合に、故障した回路基板だけを交換して対応することが可能である。
特開2011−78526号公報
回路基板間の接続には、例えば、ハーネスが用いられる。しかし、ハーネスにノイズが乗り易い場合があり、回路基板間の通信などにノイズの影響が発生する場合がある。
本発明の目的は、回路基板の交換性を確保しつつ、ノイズの影響を低減することにある。
本発明によれば、
第一の回路基板と、
前記第一の回路基板を収容する第一の収容ケースと、
第二の回路基板と、
前記第二の回路基板を収容する第二の収容ケースと、
前記第一の回路基板と、前記第二の回路基板とを電気的に接続する接続部と、を備えた遊技台であって、
前記接続部は、前記第一の回路基板に実装された第一のコネクタと、前記第二の回路基板に実装された第二のコネクタと、を備え、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、互いに嵌合可能なコネクタであり、
前記第一の収容ケースは、前記第一のコネクタを露出させる第一の開口部を有するものであり、
前記第二の収容ケースは、前記第二のコネクタを露出させる第二の開口部を有するものであり、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記第一の収容ケースに前記第一の回路基板が、前記第二の収容ケースに前記第二の回路基板が、それぞれ収容された状態で、互いに嵌合可能である、
ことを特徴とする遊技台が提供される。
本発明によれば、回路基板の交換性を確保しつつ、ノイズの影響を低減することができる。
実施形態のスロットマシンの斜視図。 実施形態のスロットマシンの前面扉を開いた状態の正面図。 実施形態のスロットマシンの制御部のブロック図。 各リールに施される図柄の配列を平面的に展開して示した図および図柄名称の説明図。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャート。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャート。 (a)は、第一副制御部のメイン処理のフローチャート、(b)は、第一副制御部のコマンド受信割込処理のフローチャート、(c)は、第一副制御部のタイマ割込処理のフローチャート。 (a)は、第二副制御部のメイン処理のフローチャート、(b)は、第二副制御部のコマンド受信割込処理のフローチャート、(c)は、第二副制御部のタイマ割込処理のフローチャート、(d)は、第二副制御部の画像制御処理のフローチャート。 前面扉の背面に設けられる構成の説明図。 固定部材の背面図。 (a)および(b)は二つの基板収容ケースの説明図。 (a)および(b)は二つの基板収容ケースの説明図。 (a)および(b)は二つの基板収容ケースの説明図。 固定部材に対する基板収容ケースの取付方法を示す説明図。 (a)〜(f)は固定部材に対する基板収容ケースの着脱態様を示す説明図。 固定部材に対する基板収容ケースの装着態様を示す説明図。 (a)は基板収容ケースの接続態様を示す説明図、(b)は図17(a)のA−A線断面図。 図17(b)のa部拡大図。 不正部材による不正行為例の説明図。 (a)は別例の基板収容ケースの接続態様を示す説明図、(b)は図20(a)のB−B線断面図。 図21(b)のb部拡大図。 (a)〜(b)は別例の各基板収容ケースの説明図。 (a)および(b)は図22の基板収容ケースの接続態様を示す説明図。 固定部材におけるカバー部材の装着態様を示す説明図。 固定部材、コネクタカバー部材、扉基板、基板カバー部材の分解斜視図。 (a)〜(d)はコネクタカバー部材の説明図。 (a)〜(d)はコネクタカバー部材の説明図。 扉基板に対する配線の接続態様を示す説明図。 基板カバー部材を取り外した状態を示す図。 コネクタカバー部材の一部を破断した例を示す説明図。 コネクタカバー部材の一部を破断した例を示す説明図。 コネクタカバー部材の一部の部材を取り外した態様を示す説明図。 破断の痕跡が残った例を示す説明図。 図34のc部およびd部拡大図。 (a)および(b)はメダルセレクタの内部回路基板に対する配線の接続例を示す図。
<全体構造>
図1は本発明の一実施形態の係るスロットマシン100の斜視図である。図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよく、ベット数に関係なく、一律に同一数の入賞ラインを有効な入賞ラインとして設定してもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔143はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが演出画像表示装置157の手前で水平方向外側に開くと演出画像表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<内部構造>
図2は、本実施形態におけるスロットマシン100の前面扉102を開けた状態を示す図である。本体101は、上面板261、左側の側面板260、右側の側面板260、下面板264および背面板242で囲われ、前面に開口する箱体である。背面板242の上部には換気孔249が形成されている。
本体101の内部には、内部に主制御基板を収容した主制御基板収容ケース210が背面板に配置され、中央部には3つのリール110〜112が配置されている。主制御基板とは後述する主制御部300を構成する回路基板である。向かって右側の側面板260には、主制御基板に接続されて、スロットマシン100の情報を外部装置に出力する外部集中端子板248が取り付けられている。
そして、下面板264には、メダル払出装置180(バケットに溜まったメダルを払出す装置)が配設され、このメダル払出装置180の上方、即ちリール110乃至112の下方には、電源基板を有する電源装置252が配設され、電源装置252正面には電源スイッチ244を配設している。電源装置252は、スロットマシン100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して後述する各制御部、各装置に供給する。さらには、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
メダル払出装置180の右側には、メダル補助収納庫240が配設してあり、この背後にはオーバーフロー端子が配設されている(図示省略)。電源装置252には、電源コード264を接続する電源コード接続部が設けられ、ここに接続された電源コード264が、本体101の背面板242に開設した電源コード用穴262を通して外部に延出している。
前面扉102の背面には、基板ユニット102aが配設されている。基板ユニット102aは、内部に第一副制御基板を収容した第一副制御基板収容ケース2(以下、単に基板収容ケース2と呼ぶ場合がある。)と、内部に第二副制御基板を収容した第二副制御基板収容ケース3(以下、単に基板収容ケース3と呼ぶ場合がある。)が配置されている。第一副制御基板とは後述する第一副制御部400を構成する回路基板である。第二副制御基板とは後述する第二副制御部500を構成する回路基板である。
基板収容ケース2および3は、前面扉102を閉じた状態の時に主制御基板収容ケース210と向かい合う位置に配置されている。基板収容ケース2には、基板収容ケース2に収容される第一副制御部400の回路(例えば基本回路402)を冷却する冷却装置7が設けられている。本実施形態の場合、冷却装置7はファンであり、冷却装置7のことをファン7と呼ぶ場合がある。
前面扉102には、前述した3つのリール110〜112を前面から視認させることが可能な図柄表示窓113を備える。図柄表示窓113の下部には後述する扉回路基板600(図2では不図示))を覆うカバー部材4、扉部材のコネクタ部分を覆うカバー部材5および6が配置されている。
基板ユニット102aは、基板収容ケース2および3、扉回路基板600、カバー部材4〜6を支持する固定部材1を有する。図柄表示窓113は固定部材1の開口により形成されている。固定部材1は扉回路基板600が取付けられる点で回路基板取付部材である。また、本実施形態の場合、後述する演出画像表示装置157(図2では不図示))の背面が固定部材1に支持され、固定部材1は演出画像表示装置157を背面→正面方向に押さえ付ける押さえ部材である。
図柄表示窓113の下部には、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ170、このメダルセレクタ170が不正なメダル等をメダル受皿161に落下させる際にメダルが通過する通路266等を設けている。さらに、下部の音孔143に対応する位置には低音スピーカ277を設けている。
<制御部>
図3を用いて、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第一副制御部400と、第一副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第二副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン1100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、WDT(ウォッチドッグタイマ)314を搭載している。基本回路302は本実施形態の場合、ワンチップマイコンなどのマイクロプロセッサである。
なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第一副制御部400や第二副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
主制御部300は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を備えており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300には、センサ回路320を備えており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を備えている。
また、基本回路302には、情報出力回路334を接続しており、主制御部1300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、電源管理部(図示しない)から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路330を備えており、電圧監視回路330は、電源の電圧値が所定の値(例えば9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300は、第一副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第一副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第一副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第一副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第一副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第一副制御部400について説明する。第一副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第一副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402は本実施形態の場合、ワンチップマイコンなどのマイクロプロセッサである。
基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM406は、第一副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等を記憶する。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第一副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第一副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)が接続されている。
また、第一副制御部400には、シャッタ163のモータを駆動する駆動回路424を設けており、この駆動回路424は、CPU404からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第一副制御部400には、センサ回路426を設けており、センサ回路426には入力インタフェースを介してシャッタセンサ428を接続している。CPU404は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ428の状態を監視している。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第二副制御部500へ信号の送受信を行う。第二副制御部500は、演出画像表示装置157の表示制御を含む演出装置160の各種制御を行う。なお、第二副制御部500は、例えば、演出画像表示装置157の表示の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置の制御を行う制御部(例えば、シャッタ163のモータ駆動を制御する制御部)とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
第二副制御部500は、第一副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第二副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、を搭載している。基本回路502は本実施形態の場合、ワンチップマイコンなどのマイクロプロセッサである。
基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM506は、第二副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等を記憶する。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第二副制御部500には、VDP534(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)を設けており、このVDP534には、バスを介してROM506、VRAM536が接続されている。VDP534は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM536のワークエリアを使用して表示画像を生成し、演出画像表示装置157に画像を表示する。
また、第二副制御部500には冷却装置7を駆動する駆動回路513を設けており、駆動回路513は、CPU504からの命令に応じて冷却装置7を駆動する。冷却装置7はスロットマシン100の電源ON時に常時駆動されてもよい。
<図柄配列>
図4を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図および図柄名称の説明図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では9種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「スイカ2」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「セブン1」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、スロットマシン100の入賞役の例について説明する。スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役と、再遊技(リプレイ)を含むことができる。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、例えば、「セブン1−セブン1−セブン1」、或いは、「セブン2−セブン2−セブン2」とすることができる。BBについてはフラグ持越しを行うことができる。すなわち、BBに内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBBに入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBBに内部当選中となり、BBに対応する図柄組み合わせが、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特別役又は特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、例えば、「BAR−BAR−BAR」とすることができる。RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行うことができる。但し、ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、例えば、「チェリー−ANY−ANY」、「スイカ−スイカ−スイカ」、「ベル−ベル−ベル」である。「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる再遊技役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。対応する図柄組合せは、例えば、「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。遊技状態とは、抽選などにおいて選択する抽選データの種別を識別するための情報である。本実施形態では、スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技と、に大別した。但し、内部当選遊技は、通常遊技に含まれる区分けであってもよい。
<通常遊技>
通常遊技に内部当選する入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)がある。
「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特別役又は特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出も行われない。「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。なお、各々の役の内部当選確率は、通常遊技に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。通常遊技に用意された抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、何れの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
通常遊技は、内部抽選の結果が概ねハズレ(ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、再遊技(リプレイ)および小役に当選していない)となる設定、又は、停止表示結果がいずれの役の図柄組合せに該当しないハズレの停止表示結果が概ね導出される設定がされており、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数に満たない遊技状態になっている。よって、遊技者にとっては不利益となる遊技状態である。但し、予め定めた条件を満たした場合(例えば、特定の図柄組み合わせが表示された場合)には、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせてもよい遊技状態であり、この場合、遊技に用いられるメダルの消費が抑えられ、小役の入賞によって所定数のメダルが払い出されることにより、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態になり、遊技者にとっては利益となる遊技状態になる場合がある。
<BB遊技>
BB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、BB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。BB遊技は、本実施形態では、ビッグボーナス(BB)の入賞により開始され、RB遊技を連続して繰り返し実行可能になっており、遊技中に予め定められた一の数(例えば、465枚)を超えるメダルが獲得された場合に終了する。但し、BB遊技はRB遊技を複数回数実行可能であればよく、例えば、RB遊技を開始する役を設定し、この役が内部当選した場合、または、入賞した場合に、RB遊技を開始するように設定してもよい。さらには、BB遊技は、BB遊技中のRB遊技を除くBB一般遊技を予め定めた回数(例えば、30回)実行した場合、または、BB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、3回)に終了するようにしてもよい。
<RB遊技>
RB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定することができる。つまり、RB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。RB遊技は、本実施形態では、レギュラーボーナス(RB)の入賞により開始され、予め定めた一の役が内部当選の確率を上昇させる変動(例えば、「設定1」「通常遊技」に設定された「小役1」の内部当選確率1/15を、予め定めた一の値である内部当選確率1/1.2に上昇させる)をし、予め定めた一の数(例えば、8回)の入賞があった場合に終了する。RB遊技は、予め定めた回数(少なくとも2回)の入賞があった場合(例えば、8回)、または、RB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、8回)に終了するようにしてもよい。上述したBB遊技は、RB遊技を複数回数実行可能であるので、一回のRB遊技を行った場合には、BB遊技で得られるメダルの総数よりも少ないメダル数を獲得して終了することとなる。
<ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技>
ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技に内部当選する入賞役には、再遊技(リプレイ)と、小役がある。ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)は内部当選することはなく、ビッグボーナス(BB)かレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄組み合わせを入賞させることが可能となっている遊技状態である。
但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)に内部当選した次遊技から、再遊技の内部当選の確率を変動させてもよく、例えば、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせて、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)対応する図柄組み合わせが入賞するまでの間は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数とほぼ同じとなる遊技状態とし、通常遊技と比べると遊技者にとっては利益となる遊技状態としてもよい。なお、BB遊技、RB遊技は両者とも遊技者にとって利益となる遊技状態であるため、総じて、ボーナス遊技、又は、特別遊技と称する場合がある。
<制御部の処理例>
<主制御部メイン処理>
図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図5に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップSA01で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。ステップSA02ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。ステップSA03では、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればステップSA05へ進む。
ステップSA05では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。ステップSA07では乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。ステップSA09では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップSA07で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合、その入賞役のフラグがONになる。ステップSA11では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
ステップSA13では全リール110乃至112の回転を開始させる。ステップSA15では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをステップSA11で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。全リール110乃至112が停止するとステップSA17へ進む。
ステップSA17では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならば小役(ベル)の入賞と判定する。ステップSA19では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。
ステップSA21では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技、の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。以上により1ゲームが終了する。以降ステップSA03へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<主制御部300タイマ割込処理>
図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップSB01では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップSB03では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップSB05では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップSB07では、各種遊技処理を行う。具体的には、割込みステータスを取得し(各種センサ318からの信号に基づいて各種割込みステータスを取得する)、このステータスに従った処理を行う(例えば、取得した各ストップボタン137乃至139の割込みステータスに基づいて、停止ボタン受付処理を行う)。ステップSB09では、タイマ更新処理を行う。各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する。
ステップSB11では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第一副制御部400に送信される。なお、第一副制御部400に送信する出力予定情報は本実施形態では16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、スタートレバー受付コマンド、演出抽選処理に伴う演出コマンド、リール110乃至112の回転を開始に伴う回転開始コマンド、ストップボタン137乃至139の操作の受け付けに伴う停止ボタン受付コマンド、リール110乃至112の停止処理に伴う停止位置情報コマンド、メダル払出処理に伴う払出枚数コマンド及び払出終了コマンド、遊技状態を示すコマンド等)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成されている。
第一副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップSB13では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップSB15では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まずはステップSB05において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合にはエラー処理(図示省略)を実行させる。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ338、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。
ステップSB17では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップSB21に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップSB19に進む。
ステップSB19では、タイマ割込終了処理を終了する各種処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップSB01で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、図5に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップSB21では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図5に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第一副制御部400の処理>
図7を用いて、第一副制御部400の処理について説明する。なお、図7(a)は、第一副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。図7(b)は、第一副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。図7(c)は、第一副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、図7(a)のステップSC01では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップSC01で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップSC03では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップSC05の処理に移行する。ステップSC05では、タイマ変数に0を代入する。
ステップSC07では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第一副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップSC09では、演出制御処理を行う。例えば、ステップSC07で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。この処理には、例えば、演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップSC11では、ステップC09の処理結果に基づいて音制御処理を行う。例えば、ステップSC09で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。
ステップSC13では、ステップC09の処理結果に基づいてランプ制御処理を行う。例えば、ステップSC09で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップSC15では、ステップC09の処理結果に基づいて第二副制御部500に制御コマンドを送信する設定を行う情報出力処理を行う。例えば、ステップSC09で読み出した演出データの中に第二副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップSC03へ戻る。
次に、図7(b)を用いて、第一副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第一副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップSD01では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図7(c)を用いて、第一副制御部400のCPU404によって実行する第一副制御部タイマ割込処理について説明する。第一副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップSE01では、図7(a)に示す第一副制御部メイン処理におけるステップSC03において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップSC03において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップSE03では、ステップSC15で設定された第二副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<第二副制御部500の処理>
図8を用いて、第二副制御部500の処理について説明する。なお、図8(a)は、第二副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。図8(b)は、第二副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。図8(c)は、第二副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。図8(d)は、第二副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
ステップSG01では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップSF01で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップSF03では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップSF05の処理に移行する。ステップSF05では、タイマ変数に0を代入する。ステップSF07では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第二副制御部500のCPU504は、第一副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップSF09では、演出制御処理を行う。例えば、ステップSF07で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。この処理には、例えば、演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップSF11では、ステップSF09の処理結果に基づいてシャッタ制御処理を行う。例えば、ステップSF09読み出した演出データの中にシャッタ制御の命令がある場合には、この命令に対応するシャッタ制御を行う。
ステップSF11では、ステップSF09の処理結果に基づいて画像制御処理を行う。例えば、ステップSF09読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行い、ステップSF03へ戻る。
次に、図8(b)を用いて、第二副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第二副制御部500が、第一副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップSG01では、第一副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図8(c)を用いて、第二副制御部500のCPU504によって実行する第二副制御部タイマ割込処理について説明する。第二副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップSH01では、図8(a)に示す第二副制御部メイン処理におけるステップSF03において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップSF03において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップSH03では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、図8(d)を用いて、第二副制御部500のメイン処理におけるステップSF13の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップSI01では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM536の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が演出画像表示装置157に表示される。次に、CPU504は、VDP534のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM536の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM536への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP534は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM536に転送する。その後、VDP534は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップSI03では、VDP534からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップSI05に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップSI05では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップSI01でVRAM536に転送した画像データに基づいてVRAM536の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM536の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP534に指示する。VDP534はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップSI07では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP534に画像の描画開始を指示する。VDP534は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップSI09では、画像の描画終了に基づくVDP534からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップSI11に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップSI11では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<基板ユニット>
基板ユニット102aの構成について図9を参照して説明する。同図は基板ユニット102aを背面側から見た図である。固定部材1の上部には基板収容ケース2および3が着脱自在に取り付けられている。固定部材1の中央には、本体101に配置された3つのリール110〜112を前面から視認させる図柄表示窓113を形成する開口部10が形成されている。固定部材1の下部には、扉回路基板600が取り付けられている。扉回路基板600はカバー部材4で覆われている。また、扉回路基板600の一部はカバー部材5および6にも覆われている。
<固定部材>
図10および図15を参照して固定部材1の構成を説明する。図10は固定部材1の背面図である。図15は固定部材1の正面側から見た、基板ユニット102aの分解斜視図である。固定部材1は、全体として矩形状で板状の部材であり、その四隅を含む複数の部位には前面扉102に固定部材1を取り付けるための取付部1bが形成されている。本実施形態の場合、取付部1bはネジが挿入される孔を形成している。
固定部材1の背面1aは、基板収容ケース2が配置される配置領域R1と基板収容ケース3が配置される配置領域R2とを含む。配置領域R1およびR2の周囲には複数の凸部11A〜11E、12A〜12Cが配置されている。複数の凸部11A〜11E、12A〜12Cは基板収容ケース2および3の固定または着脱時の移動の案内を行う。凸部12A〜12Cは、配置領域R1およびR2の上側に配置されており、基板収容ケース2または3の上部に係合する係合部である。本実施形態の場合、凸部12A〜12Cは、背面1aから背面側に突出し、更に、下向きに曲折されたL字型のフック形状を有しており、基板収容ケース2または3は、凸部12A〜12Cの左右側方から凸部12A〜12Cに挿抜可能になっている。凸部12A〜12Bは基板収容ケース2または3が背面側へ倒れ込むこと、あるいは、背面1aからの浮き上がりを防止する。
凸部11A、11B、11Dおよび11Eは、左右方向に延びて基板収容ケース2または3を左右にスライド自在に案内する案内レーンを形成しており、その内側面(凸部11Aおよび11Dにあっては下面、凸部11Bおよび11Eにあっては上面)が基板収容ケース2または3の案内面を形成している。凸部11Aの内側面と、凸部11Bの内側面との距離は、基板収容ケース2の幅よりも僅かに長くされており、着脱時に基板収容ケース2を上下方向に僅かに回動することが許容される。これにより、基板収容ケース2の着脱操作が行い易い場合がある。同様に、凸部11Dの内側面と、凸部11Eの内側面との距離は、基板収容ケース3の幅よりも僅かに長くされており、着脱時に基板収容ケース2を上下方向に僅かに回動することが許容される。これにより、基板収容ケース2の着脱操作が行い易い場合がある。
凸部11Cは上下方向に延びて、基板収容ケース2および3の左右方向の位置決めを行う位置決め部材を形成しており、基板収容ケース2および3は各端部が凸部11Cに当接することによりその左右方向の位置決めがなされる。凸部11A、11Bおよび11Eには、取付孔11aが一体的に形成されている。この取付孔11aは例えばねじ孔であり、基板収容ケース2および3を固定するねじが取付けられる。また、凸部11A〜11Eにはリブ11bが一体的に形成されており、各凸部11A〜11Eが補強される。
配置領域R1およびR2には、配線部13Aおよび13Bが形成されている。配設部13Aおよび13Bは、固定部材1の正面側に位置する演出画像表示装置157と基板収容ケース2および3に収容される各回路基板とを接続するハーネスを配索するための構成である。肺尖部13Aおよび13Bは、背面1aから正面側へ凹んだ凹部13aを有し、ハーネスは凹部13a内に取り回される。凹部13aの端部には、固定部材1を貫通する開口部13bが形成されており、ハーネスはこの開口部13bを通過して固定部材1の表裏に配索される。凹部13aの底部にはフック13cが複数形成されており、ハーネスをフック13cにより拘束可能である。
固定部材1の左側と右側にはハーネス取り回し用のクリップ17を取り付けるための取付孔14が複数設けられている。クリップ17は取付孔14に着脱自在に係合する。
固定部材1の下部には扉回路基板600を取り付けるための取付部15が形成されている。本実施形態の場合、取付部15は扉回路基板600の大きさに合わせて形成されており、その取付位置がずれないように固定部材1の背面1よりも凹んだ凹部である。取付部15の左右に隣接して、カバー部材4の取付部16a、16aが形成されている。本実施形態の場合、取付部16aはねじ孔であり、カバー部材4はねじで取付部16aに固定される。取付部15の一部には、カバー部材5を取り付ける取付部16Aが設けられ、取付部15の下方には取付部16aから左右方向に離間してカバー部材6を取り付ける取付部16Bが設けられている。
<基板収容ケース>
基板収容ケース2および3の構成について図11〜図13を参照して説明する。正面、背面等の方向についてはスロットマシン100に装着した状態を基準としている。基板収容ケース2および3は互いに接続、分離自在に構成されており、図11〜図13は分離状態を示している。図11は基板収容ケース2および3の背面図、図12は基板収容ケース2および3の底面図、図13(a)は基板収容ケース2の背面視で左側面図(正面視で右側面図)、図13(b)は基板収容ケース3の背面視で右側面図(正面視で左側面図)である。
基板収容ケース2は、第一副制御部400を構成する回路基板400Aを収容する。回路基板400Aのボード部(電子部品を実装していない基板単体。基板面の基準。)は全体として矩形状を有している。図中、X1は回路基板400Aの基板面方向を示している。本実施形態の場合、回路基板400Aは縦姿勢で配置される。つまり、その法線方向はスロットマシン100の奥行方向であり、基板面方向は上下方向および左右方向である。
基板収容ケース2は、ケース部材21および22を含む複数のケース部材によって回路基板400Aを収容する内部空間が形成される中空体である。ケース部材21は基板収容ケース2の背面を構成し、ケース部材22は基板収容ケース21の正面を構成する。両者は互いに対向して固定されている。
本実施形態の場合、基板収容ケース2は、左右の端部2A、2Dと上下の端部2Bおよび2Dを有し、全体として直方体形状を有している。基板収容ケース2の周縁には固定部材1に基板収容ケース2をねじで固定するための複数の取付部2aが形成されており、本実施形態の場合、これらはねじが挿入される孔である。
基板収容ケース2にはファン7が着脱自在に固定されており、基板収容ケース2の内部を換気可能になっている。ファン7の駆動により、回路基板400Aに実装される基本回路402(特にCPU404)等が冷却される。
端部2Aには開口部23が形成されている。図13(a)においては開口部23の形状を理解し易くする目的で開口部23を着色している。開口部23は、壁部21aおよび壁部22aにより形成されている。つまり、壁部21aおよび21bは開口部23を画定する周壁である。壁部21aはケース部材21の一部であり、壁部22aはケース部材22の一部である。開口部23は本実施形態の場合、凸字型に形成されており、端部21Aの長手方向に長い形状を有している。

基板収容ケース3は、第二副制御部500を構成する回路基板500Aを収容する。回路基板500Aのボード部(電子部品を実装していない基板単体。基板面の基準。)は全体として矩形状を有している。図中、X2は回路基板500Aの基板面方向を示している。本実施形態の場合、回路基板500Aは縦姿勢で配置される。つまり、その法線方向はスロットマシン100の奥行方向であり、基板面方向は上下方向および左右方向である。
基板収容ケース3は、ケース部材31および32を含む複数のケース部材によって回路基板500Aを収容する内部空間が形成される中空体である。ケース部材31は基板収容ケース3の背面を構成し、ケース部材32は基板収容ケース31の正面を構成する。両者は互いに対向して固定されている。
本実施形態の場合、基板収容ケース3は、左右の端部3A、3Dと上下の端部3Bおよび3Dを有し、全体として直方体形状を有している。基板収容ケース2および3の設置時において、端部3Aは基板収容ケース2の端部2Aと対向する端部である。基板収容ケース3の周縁には固定部材1に基板収容ケース3をねじで固定するための複数の取付部3aが形成されており、本実施形態の場合、これらはねじが挿入される孔である。
基板収容ケース3には、回路基板500Aに実装されたコネクタ520〜521を露出させる開口部3b〜3cが形成されている。コネクタ520はファン7のハーネス7aのコネクタ7bが接続されるコネクタであり、コネクタ521および522は、演出画像表示装置157のハーネス(配設部13A、13Bを配索されるハーネス)のコネクタが接続されるコネクタである。基板収容ケース2は、演出の進行を制御する基本回路402や、その制御情報を記憶するROM406が収容されるため、不正行為の点で開口部は少ない方がよい場合があり、基板収容ケース3はこの点で開口部が多くてもよい場合がある。 端部3Aには開口部33が形成されている。図13(b)においては開口部33の形状を理解し易くする目的で開口部33を着色している。開口部33は、壁部31aおよび壁部32aにより形成されている。つまり、壁部31aおよび31bは開口部33を画定する周壁である。壁部31aはケース部材31の一部であり、壁部32aはケース部材32の一部である。開口部33は本実施形態の場合、凸字型に形成されており、端部31Aの長手方向に長い形状を有している。
回路基板400Aと回路基板500Aとには、これらを電気的に接続する接続部CNが設けられている。接続部CNは、回路基板400Aに実装されたコネクタ431と、回路基板500Aに実装されたコネクタ531とを備える。本実施形態の場合、接続部CNは基板対基板コネクタを構成しており、コネクタ431とコネクタ531とは互いに電気的に接続され、かつ、機械的に嵌合するコネクタである。接続部CNを介して回路基板400Aと回路基板500Aとが接続されている接続状態のことを、基板収容ケース2と基板収容ケース3とが接続状態である、と呼ぶ場合がある。同様に、接続部CNにおいて回路基板400Aと回路基板500Aとが分離されている分離状態のことを、基板収容ケース2と基板収容ケース3とが分離状態である、と呼ぶ場合がある。
コネクタ431とコネクタ531とは、一方がメス型のコネクタを、他方がオス型のコネクタを構成している。コネクタ431は、回路基板400Aのボード部の端縁(端部2A側の端縁)に隣接して配置されており、複数の電気接点がこの端縁に沿う方向(X1方向。ここでは上下方向。)に一列または複数列配列されている。コネクタ531は、回路基板500Aのボード部の端縁(端部3A側の端縁)に隣接して配置されており、複数の電気接点がこの端縁に沿う方向(X2方向。ここでは上下方向。)に一列または複数列配列されている。
本実施形態の場合、開口部23と開口部33とは相似形であり、開口部33は開口部23よりも大きい。したがって、接続部CNにおける接続の際、開口部23を画定する壁部21aおよび21bを開口部33に差し込むことで接続状態とすることができ、接続部CNの周囲の接続強度を高めることができる場合があり、また、開口部23および33における接続状態での隙間を小さくして不正器具の進入を抑制できる場合がある。
図14は、固定部材1に基板収容ケース2および3を装着する際の手順を説明する図である。基板収容ケース2は、前面扉102の背面に向かって右側から凸部11Aおよび11B上をスライドさせるように取り付け、基板収容ケース3は、前面扉102の背面に向かって左側から凸部11Dおよび11E上をスライドさせるように取り付ける。
基板収容ケース2の端部2Aにはコネクタ431に直接アクセス可能な開口部23が設けられ、基板収容ケース3の端部3Aにはコネクタ531に直接アクセス可能な開口部33が設けられているため、これらの開口部23および33が向かい合うように取り付けることにより、固定部材1に対する基板収容ケース2および3の装着によって、コネクタ431および531が嵌合し、互いに接続状態となる。
図15は固定部材1に対する基板収容ケース2および3の着脱態様の例を示しており、図15(a)から図15(c)は装着時、図15(d)〜図15(f)は取り外し時の態様を示している。本実施形態の基板収容ケース2および3の取り付け手順は、
・いずれか一方の基板収容ケースを凸部11Cに当たるまで動かす
・動かした基板収容ケースを取付部11aにねじで固定する
・他方の基板収容ケースを、既に取り付けた基板収容ケースに向かって動かす
・基板同士を接続するコネクタ431、531を嵌合する
・動かした基板収容ケースを取付部11aにねじで固定する
という流れになっている。なお、これに限らず、例えば、基板収容ケース2および3を接続部CNで接続した後で固定部材1に取り付け可能な構造であってもよい。
本実施形態の基板収容ケース2および3は、両方を取り付けた状態で一方の基板収容ケースのみを取り外すことが可能な構造になっている。例えば、基板収容ケース2のみを取り外す場合、基板収容ケース2を取付部11aに固定しているねじを取り外し、基板収容ケース2をスライドさせながら接続部CNの接続を解除すれば、基板収容ケース2のみを取り外すことができる。また、反対に基板収容ケース3のみを取り外す場合、基板収容ケース3を取付部11aに固定しているねじを取り外し、基板収容ケース3をスライドさせながら接続部CNの接続を解除すれば、基板収容ケース3のみを取り外すことができる。
本実施形態では、回路基板400Aおよび回路基板500Aの取り付け、取り外しに際し、基板収容ケース2、3に収容した状態でこれを行うことができ、かつ、個別に取り付け、取り外しが可能である。
図16は、基板収容ケース2および3を固定部材1に装着した状態を示している。基板収容ケース2と基板収容ケース3を取り付ける際には上部に設けられた凸部12A〜12Cおよび凸部11A、11Dと、下部に設けられた凸部11B、11Cおよび11Eによって位置が定められ、上部に設けられた凸部12A〜12Cによって固定部材1から離れる方向に移動することを規制している。ねじで固定した後は、基板収容ケース2および3は、下部に設けられた凸部11B、11Cおよび11Eと接触する位置であり、上部に設けられた凸部11A、11Dとは若干距離がある位置に固定される。
上記のとおり、本実施形態では、上部の凸部11A、11Dと、下部の凸部11B、11Eとの距離が、対応する基板収容ケース2、3の幅よりも広い構成となっている。このような構成とすることにより、接続部CNを左右方向に引き離して取り外す際に、上下にケースを傾かせる余裕があるため、回路基板400Aおよび500Aを取り外す際に勢いがついてしまうことを防ぐことが可能となる。
接続状態における接続部CN周辺の構造について図17〜図19を参照して説明する。図17(a)は基板収容ケース2および3を接続した状態を示し、図17(b)はそのA−A線に沿う断面図を示している。図18および図19は図17(b)のa部拡大図を示している。
本実施形態の接続部CNは、回路基板400Aおよび500Bの端縁が互いに対向するようにこれらを基板面方向に平行に接続するものである。図17(b)で示すように回路基板400Aおよび500Aに配置されたコネクタ431、531同士を直接接続して基板間通信を行うことにより、ハーネスを介在させた接続態様よりもノイズが発生しづらくなる。これは、基板間通信を行う距離に基づくものであり、通信に要する距離が長ければ長い程ノイズが発生しやすくなるため、本実施形態で示す通信手段はハーネスで基板間通信を行うものと比較するとノイズが発生しづらくなる。
本実施形態では、回路基板400Aと回路基板500Aとを別々の基板収容ケース2、3に収容する構成としているが、これは、一つの筐体に対して複数種類の機種の開発を行う際に、共通化して使用可能な回路基板400Aと、複数種類の機種それぞれで異なる回路基板500Aとを別々の構成とすることにより、共通化して使用可能な基板およびその基板収容ケースの開発コストや製造コストを削減することが可能となる場合がある。また、基板毎に別々の基板収容ケースとすることにより、市場での故障の際に片方だけ交換することができるため、交換用の基板および基板収容ケースのコストを削減することも可能な場合がある。
図18に示すように、本実施形態では、接続部CNにおいて、基板収容ケース2の壁部21aと基板収容ケース3の壁部31aが重なる構造となっている。このような構造とすることにより、コネクタ接続箇所の接続が安定する場合がある。また、接続部CNに対する不正行為に対して、壁部を二重にして保護することにより、開口部23、33や接続部CNに対する不正行為を防止しやすくなる場合がある。なお、本実施形態のような構造に限らず、例えば、図20および図21を参照して後述するように、基板収容ケース2の壁部と基板収容ケース3の壁部とが重ならない構造であってもよい。
本実施形態では、壁部21aと壁部31aとが重なる部分において、壁部31aが外側に位置する構造となっている。本実施形態のような構造に限らず、壁部21aが外側に位置する構造であってもよいが、本実施形態の構造とすることにより、壁部21aと第壁部31aとが重なる部分の隙間から、不正部材の侵入がなされた場合であっても回路基板400Aへのアクセスを困難にすることができる場合がある。図19はその説明図である。
第一副制御部400を構成する回路基板400Aは、演出の制御を進行する制御部である点で、演出の制御を進行しない第二副制御部500を構成する回路基板500Aよりも、不正行為の対象になり易い場合がある。例えば、本実施形態では、第一副制御部400および第二副制御部500は、遊技者の有利度に関わる機能を有していないが、例えば、第一副制御部400が遊技者の有利度に関わる機能を有している場合、図示したような細い金属線等の不正部材Zを侵入させ、第一副制御部400の通信をショートさせる等の不正行為が行われる場合がある。しかし、本実施形態のような構成とすることにより、遊技者の有利度に関わる機能を有する基板に不正部材Zの侵入がなされることを防ぐことが可能となる。すなわち、壁部31aが外側に位置していることにより、図19に示すように不正部材Zの挿入方向は、基板収容ケース3の内部に向かう方向になり、基板収容ケース2の内部へ向かわせることが困難な場合があり、回路基板400Aへのアクセスを困難にすることができる場合がある。このように、本実施形態では、不正部材Zの進入がなされた場合であっても不正部材Zが基板収容ケース3側に誘導される構造となっており、特に、第一副制御部400への不正に対する対策が必要とされる環境下で有利な構造である。
また、本実施形態では、基板収容ケース2に壁部21bが設けられ、基板収容ケース3に壁部31bが設けられている。壁部21bは回路基板400Aの基板面方向X1と交差する方向に延びる壁部であり、本実施形態の場合、基板面方向X1と直交する方向に延びている。壁部21bは本実施形態の場合、ケース部材21に一体的に形成され、ケース部材21から突出するように形成されている。壁部21bは、図13(a)からも理解されるように、開口部23から見てコネクタ431の背後に沿って位置している。本実施形態の場合、壁部21bは開口部23と、その長手方向(上下方向)に重なって開口部23を塞ぐように延設されている。
同様に壁部31bは回路基板500Aの基板面方向X2と交差する方向に延びる壁部であり、本実施形態の場合、基板面方向X2と直交する方向に延びている。壁部31bは本実施形態の場合、ケース部材31に一体的に形成され、ケース部材31から突出するように形成されている。壁部31bは、図13(b)からも理解されるように、開口部33から見てコネクタ531の背後に位置している。本実施形態の場合、壁部31bは開口部33と、その長手方向(上下方向)に重なって開口部33を塞ぐように延設されている。
このような構造とすることにより、図19に示すように基板収容ケース2と基板収容ケース3との接続箇所の隙間から不正部材Zの侵入がなされた場合であっても、侵入経路が曲折されるので、回路基板400Aや回路基板500Aへのアクセスを困難にすることができる。
なお、本実施形態のような構造に限らず、例えば、両方の基板収容ケース2および3に壁部21b、31bを設けず、いずれか一方の基板収容ケースにのみこのような壁部を設ける構造であってもよく、また、いずれの基板収容ケースにもこのような壁部を設けない構造であってもよい。
なお、本実施形態では壁部21b、31bの先端が回路基板400A、500Aと接触しない構造となっているが、壁部21b、31bの先端を回路基板400A、500Aのボード部に接触させ、基板に実装された部品へのアクセスを不可能にする構造であってもよい。
<基板収容ケースの変形例>
上記の例では、壁部21aと壁部31aとが重なる構成としたが、重ならない構成も採用可能である。図20および図21はその一例を示している。図20(a)は本例の基板収容ケース2および3の接続状態を示す図、図20(b)は図20(a)のB−B線断面図、図21は図20(b)のb部拡大図である。
開口部23の周壁を構成する壁部21aと、開口部33の周壁を構成する壁部31aとは、互いの端面が対向して配置され、互いに重ならない構成としている。本例の場合、壁部21aの端部がL字型に曲折され、その端縁がコネクタ431に当接して隙間をなくし、不正部材の侵入が困難な構成としている。同様に、壁部31aの端部がL字型に曲折され、その端縁がコネクタ531に当接して隙間をなくし、不正部材の侵入が困難な構成としている。
このように開口部23、33を画定する各壁部が重ならない構成もよく、また、コネクタ431または531の一部露出していてもよく、逆に、コネクタ431または531の一部または全周を、開口部23、33を画定する各壁部で覆う構成であってもよい。
<基板収容ケースの接続方向の他の例>
上記の例では、回路基板400Aおよび回路基板500Aの接続方向を基板面方向と平行な方向としたが、交差する方向(例えば直交する方向)であってもよい。図22および図23はその一例を示している。
図22(a)は基板収容ケース3をケース部材31側から見た図であり、図22(c)は基板収容ケース3を端部3A側から見た図である。図22(b)は基板収容ケース2をケース部材21側から見た図であり、図22(d)は基板収容ケース2を端部2A側から見た図である。上記の例と同じまたは対応する構成には同じ符号を付して説明を省略する。基板収容ケース2は上記の例と同じ構成であり、基板収容ケース3の構成が異なっている。
本例の場合、基板収容ケース3は、開口部33が端部3Aではなく、基板収容ケース3の側面(ケース部材32に対するケース部材31の対向面)に形成されており、コネクタ531は回路基板500Aのボード部の法線方向に接続方向が向くように実装されている。
図23(a)および(b)は基板収容ケース2および3の接続態様を示している。基板収容ケース2および3は互いに交差するように接続されており、本実施形態の場合、L字型に接続されている。なお、この例の場合、固定部材1は用いられない。
本例のように、2つの基板収容ケースにおける開口部の位置は特に限定されることなく、例えば、基板収容ケースの側面(基板実装面と垂直な面)同士であってもよく、基板収容ケースの側面と表面(基板実装面と平行な面)であってもよく、また、収容ケースの表面同士(または裏面同士)であってもよい。回路基板毎に基板収容ケースを設け、これらを接続可能な構造であって、いずれか一方のみを取り外すことが可能な構造であれば、上述した効果を奏することが可能である。
また、基板収容ケース2は、樹脂製のケースをメッキ塗装したケースとし、基板収容ケース3は透明な樹脂製のケースとしてもよい。基板収容ケース2の表面が鏡面状になるので、点検作業では、基板収容ケース3に収容された基板の電子部品のうち手前から視認困難な部品を基板収容ケース2の表面に反射させて視認できる場合がある。なお、基板収容ケース2は、金属製のケース(表面が鏡面状)としてもよい。点検作業を容易にしつつ静電気対策が可能になる場合がある。
また、基板収容ケース2を当面な樹脂製のケースとし、基板収容ケース3をメッキ塗装または金属製のケースとしてもよい。
<基板の接続構造の他の例>
上記の例では、第一副制御部400を構成する回路基板400Aと第二副制御部500を構成する回路基板500Aとを接続部CNで接続する構成例を説明したが、接続の対象となる回路基板はこれらに限られず、どの回路基板であってもよい。
ハーネス7aのように基板収容ケース2および3に跨るハーネスの長さは、基板収容ケース2および3を適切に接続した状態でなければ接続できない程度の短い長さに設定されてもよい。これは、回路基板400Aと回路基板500Aとの接続が確実にできているかどうかを外部から視認容易にするとともに、回路基板400Aと回路基板500Aとの接続を安定させるという効果を奏することが可能である。なお、基板収容ケース2および3に跨るハーネスは、ハーネス7aのように回路基板400Aと回路基板500Aとを接続しないハーネスでもよいし、接続するハーネスでもよい。基板収容ケース2および3に跨るハーネスが無い構成であってもよい。
<カバー部材の構造>
カバー部材4〜6について図24〜図35を参照して説明する。図24は、固定部材1とそれに取り付けられた複数のカバー部材4〜6、メダルセレクタ170を示す図である。本実施形態では、固定部材1の下部に扉回路基板600を取り付けることが可能な構造となっており、扉回路基板600はメダルセレクタ170から伸びている複数の配線(ハーネスH1、H2)を接続することが可能な構造となっている。
メダルセレクタ170は、遊技媒体であるメダルの投入を検知し、正規なものであるか否かを判別する装置であり、装置毎交換される不正行為が行われる場合がある。本図で示す通り、メダルセレクタ170からは複数本のハーネスH1、H2が伸びており、複数本のハーネスH1、H2を扉回路基板600に対して左右に離間した2箇所に分けて接続している。このような構造とすることにより、1箇所で接続した場合よりも、メダルセレクタ170を扉回路基板600から取り外すために必要な手間が多くなるため、メダルセレクタ170の不正な交換を防ぎやすくなる。
本実施形態では、ハーネスH1およびH2を扉回路基板600から取り外すためには、カバー部材4〜6を順に取り外すことが必要とされる。本実施形態におけるカバー部材4は痕跡を残すことなく取り外すことが可能な構造となっているが、これに限らず、例えば、カバー部材4を取り外した際に取り外した痕跡が残るような構造であってもよい。また、本実施形態では、ハーネスH1およびハーネスH2をそれぞれ1本の電線として図示しているが、これに限らず、例えば、ハーネスH1およびH2の一方が複数の電線で構成されていてもよく、また、ハーネスH1およびH2の両方が複数の電線で構成されたものでもよい。
本実施形態のメダルセレクタ170は、その内部に回路基板を備え、この回路基板が2本のハーネスH1、H2を介して扉回路基板600と接続される構成となっている。本実施形態のメダルセレクタ170は、光学式センサを2つ備える構成となっており、メダルが通過すると、2つのセンサが順に検知する構成となっている。扉回路基板600と接続される2本のハーネスH1、H2は、それぞれ、対応する光学式センサの信号線を含んでいてもよく、そのうちの一方はメダルブロッカを駆動するソレノイドの信号線を含んでいてもよいが、これに限られるわけではない。
図35(a)および(b)はメダルセレクタ170の回路基板174とハーネスH1、H2との接続例を示している。メダルセレクタ170の不正な交換方法としては、ハーネスH1、H2とメダルセレクタ170とを分離して交換することも想定される。図35(a)および(b)の例では、いずれも、回路基板174をケース175に収容し、ケース175に設けた開口部175aを通してハーネスH1、H2を外部に引き出している。開口部175aはハーネスH1、H2毎に設けてもよい。回路基板174をケース175に収容することで、外部から回路基板174へアクセス困難となり、ハーネスH1、H2と回路基板174との分離が困難になる場合がある。
図35(a)の例は、ハーネスH1、H2の一方端部に共通のコネクタ173が設けられ、他方端部に個別のコネクタ171、172が設けられた例を示している。コネクタ171、172は扉回路基板600のコネクタ602、603との抜き差しが可能である。コネクタ173は回路基板174のコネクタ174aとの抜き差しが可能である。図35(b)の例は、ハーネスH1、H2の一方端部は回路基板174に半田付け等で固定され、コネクタが介在していない例を示している。メダルセレクタ170の不正な交換防止の点で見ると、図35(b)の構成例の方がハーネスH1、H2から回路基板174を外してメダルセレクタ170を交換される可能性が低い場合がある。
なお、コネクタ171とコネクタ172とは、その形状または構造が同一であっても異なるものであってもよい。
図25は、固定部材1、扉回路基板600、カバー部材4〜6の分解斜視図である。本実施形態の場合、カバー部材5は、コネクタ602に接続されたコネクタ171を覆うことで外部からのアクセスを困難とし、コネクタ171がコネクタ602から取り外されることを防ぐ部材である。カバー部材6は、コネクタ603に接続されたコネクタ172を覆うことで外部からのアクセスを困難とし、コネクタ172がコネクタ603から取り外されることを防ぐ部材である。本実施形態の場合、カバー部材5および6は二部材構成であり、カバー部材5は本体50と固定部51を備え、カバー部材6は本体60と固定部61を備えている。
各カバー部材4〜6の取付け手順の例は以下の通りである。すなわち、始めに固定部51が固定部材1に取り付けられ、続いて扉回路基板600が固定部材1に取り付けられる。固定部51に本体50が取付けられ、かつ、破断ねじで固定される。破断ねじは固定後に頭部が破断されて工具により取り外すことが困難となるねじである。つぎに、固定部61および本体60が固定部材1に取り付けられ、両者が破断ねじで固定される。その後、カバー部材4が取付けられる。カバー部材4は、カバー部材50の背面側を覆う部分42と、カバー部材60の背面側を覆う部分43とを有しており、カバー部材4を取り外さなければカバー部材5および6を取り外すことが構造的に困難な場合がある。
扉回路基板600は、メダルセレクタ170と主制御部300とを中継する中継基板として機能することができる。扉回路基板600は、また、スタートレバー135のセンサのセンサと主制御部300とを中継する中継基板として機能させてもよい。
扉回路基板600のボード部601(電子部品を実装していない基板単体。)は、左右方向に長い矩形状を有しており、扉回路基板600は図10に示した取付部15に収容されるようにして固定部材1に固定される。カバー部材4は扉回路基板600の背面を全体に渡って覆い、その左右の両端部の取付部41において、固定部材1の取付部16aに固定される。本実施形態の場合、取付部41は取付部16aに螺着するねじが挿通するねじ孔である。
本体50および固定部51の構成について図26を参照して説明する。図26(a)は本体50の背面図であり、図26(b)は本体50の底面図である。図26(c)は固定部51の背面図であり、図26(d)は固定部51の平面図である。
本体50はコネクタ171を覆うカバー部50aを含む。本実施形態の場合、コネクタ171の挿抜方向はボード部601の法線方向である。カバー部50aはコネクタ171に対してスロットマシン100の背面側に位置しており、したがって、カバー部50aの壁部の一部は、コネクタ171の挿抜方向で抜き側に位置しており、また、他の一部はコネクタ171の上方や左右の側方に位置している。固定部材1に対するカバー部材4の取付状態において、扉回路基板600は、カバー部50aと取付部15の底面15a(図10等参照)との間に位置する。
本体50は破断ねじが螺合するねじ孔50cを二か所備えており、ねじ孔50cの形成部位とカバー部50aとを接続する部分50dは比較的脆弱な部分となっている。不正行為として、部分50dをレーザ等で切断することも想定される。本体50はその正面側へ突出する係合部50bを有している。係合部50bは先端部に爪状のフックを有している。
固定部51は、破断ねじが螺合するねじ孔51cを二か所備えており、これらはねじ孔50cに対応する位置に配置されている。固定部51cは、また、係合部50bが係合する係合部51bを有している。係合部51bは本実施形態の場合、係合部50bが挿入されて係合する係合孔である。固定部51はその正面側へ突出する係合部51dを有している。係合部51dは先端部に爪状のフックを有しており、固定部材1の取付部16Aと係合する。取付部16Aには、本実施形態の場合、係合部16bが形成されている(図10等参照)。係合部16bは係合部51dが挿入されて係合する係合孔である。
固定部51は、また、他の部分から上方へ延びる壁部51aを備える。壁部51aは、固定部材1に対するカバー部材5の取付状態において、扉回路基板600と、取付部15の底面15a(図10等参照)との間に位置する。したがって、扉回路基板600を取り外さずにカバー部材5を取り外す困難な場合がある。係合部51dは壁部51aから正面側に突出している。
固定部51は、また、他の部分から背面側へ延びる壁部51eを備える。壁部51eは、固定部材1に対するカバー部材4の取付状態において、扉回路基板600の下方に位置する。
本体60および固定部61の構成について図27を参照して説明する。図27(a)は本体60の背面図であり、図27(b)は本体60の底面図である。図27(c)は固定部61の背面図であり、図27(d)は固定部51の平面図である。
本体60はコネクタ172を覆うカバー部60aを含む。本実施形態の場合、コネクタ172の挿抜方向はボード部601の法線方向である。カバー部60aはコネクタ172に対してスロットマシン100の背面側に位置しており、したがって、カバー部60aの壁部の一部は、コネクタ172の挿抜方向で抜き側に位置しており、また、他の一部はコネクタ172の上方や左右の側方に位置している。固定部材1に対するカバー部材6の取付状態において、扉回路基板600は、カバー部60aと取付部15の底面15a(図10等参照)との間に位置する。
本体60は破断ねじが螺合するねじ孔60cを二か所備えており、ねじ孔60cの形成部位とカバー部60aとを接続する部分60dは比較的脆弱な部分となっている。不正行為として、部分60dをレーザ等で切断することも想定される。本体60はその正面側へ突出する係合部60bを有している。係合部60bは先端部に爪状のフックを有している。
固定部61は、破断ねじが螺合するねじ孔61cを二か所備えており、これらはねじ孔60cに対応する位置に配置されている。固定部61cは、また、係合部60bが係合する係合部61bを有している。係合部61bは本実施形態の場合、係合部60bが挿入されて係合する係合孔である。固定部61はその正面側へ突出する係合部61dを有している。係合部61dは先端部に爪状のフックを有しており、固定部材1の取付部16Bと係合する。取付部16Bには、本実施形態の場合、係合部16cが形成されている(図10等参照)。係合部16cは係合部61dが挿入されて係合する係合孔である。
本実施形態の場合、固定部61は、固定部51の壁部51aに相当する部分を備えておらず、固定部材1に対するカバー部材5の取付状態において、その全体が扉回路基板600の下方に位置する。換言すると、カバー部材5は、固定部51が扉回路基板600の正面側に回り込んだ部分を有しているのに対して、カバー部材6は扉回路基板600の正面側に回り込んだ部分は有しておらず、異なる構造となっている。つまり、カバー部材6はカバー部材5よりもシンプルな構造としているが、壁部51aに相当する部分を備えていてもよい。
図28〜図34を参照して、カバー部材4〜6の取付態様や不正行為の例について説明する。
図28は、参考として、固定部材1に扉回路基板600を取り付け、そのコネクタ602、603にメダルセレクタ170のハーネスH1、H2のコネクタ171、172を接続した態様を示している。ハーネスH1、H2が扉回路基板600の異なる位置に接続されていることが分る。本図に示す状態であれば、コネクタ602、603と、コネクタ171、172とを分離することでメダルセレクタ170の交換を行うことが可能である。なお、同図から取付部16Aの係合部16bが扉回路基板600の、同図で裏側に位置し、取付部16Bの係合部16cが扉回路基板600の下側に位置していることが理解される。
図29は、固定部材1に扉回路基板600が取り付けられており、そのコネクタ602、603にメダルセレクタ170のハーネスH1、H2のコネクタ171、172が接続されており、また、カバー部材5および6が固定部材1に取り付けられた態様を示している。カバー部材5は、扉回路基板600よりも先に、固定部51が係合部51dと係合部16bとの係合により取付部16Aに取り付けられ、扉回路基板600の取付後に本体50が係合部50bと係合部51bとの係合により固定部51に取り付けられ、更に、ねじ孔50c、51cに破断ねじが螺着される。カバー部材6は、扉回路基板600の取付後に、固定部61が係合部61dと係合部16cとの係合により取付部16Bに取り付けられ、本体60が係合部60bと係合部61bとの係合により固定部61に取り付けられ、更に、ねじ孔60c、61cに破断ねじが螺着される。
図29の状態であれば、カバー部材5および6の存在により、コネクタ171、172の接続部分にアクセスすることができないため、ハーネスH1、H2を切断してしまう等、痕跡が残り易い方法以外で、メダルセレクタ170の不正な交換を行うことは困難となる。そのため、メダルセレクタ170を不正に交換しようとする場合には、カバー部材5および6を取り外すことを考えることになる。
図30は、カバー部材5の本体50の脆弱部分50dを破断する不正行為により、カバー部50aが取り外された状態を模式的に示している。壁部51aは、扉回路基板600の、同図で裏側に位置したままである。本体50と固定部51とは破断ネジによって取り付けられているため、脆弱部分50dを破断したとしても、本体50の下部は固定部51に固定されたまま残ることになる。つまり、本体50、固定部51の全体を取り外さなければ、不正行為の痕跡が残ることになる。壁部51aが存在するため、本体50、固定部51の全体を取り外すためには、扉回路基板600を固定部材1から取り外すことが必要となる。この結果、カバー部材6も取り外すことが必要となる。
図31は、カバー部材5の本体50の脆弱部分50dを破断する不正行為により、カバー部50aが取り外され、また、カバー部材6の本体60の脆弱部分60dを破断する不正行為により、カバー部60aが取り外された態様を模式的に示している。この状態でも、本体50、60の下部は固定部51、61に固定されたまま残っているため、コネクタ171、172をコネクタ602、603から取り外ことは可能であるものの、ハーネスH1、H2を抜き取りにくい場合があり、メダルセレクタ170を交換困難な場合がある。カバー部材5および6に対する不正行為の痕跡を取り除くためには、残っている部分を全て取り除く必要があり、そのためには扉回路基板600を取り外す必要がある。
図32は、図31の状態から、残っている部分を全て取り除くことは諦め、破断ねじを切断する等して、本体50、60の下部を固定部51、61から取り除いた状態を示している。この状態ではメダルセレクタ170の交換を行うことが可能だが、破断ねじの切断の痕跡が残り、かつ、正常な状態に復元することは極めて困難である。
図33は、図32の状態から、取り除いた本体50、60を破断箇所で接着して更に固定部51、61に接着して正常状態に復元しようとした例を例示しており、図34は図33のc部およびd部の拡大図である。各カバー部材4および5を新たなものに交換しない限り、不正行為でメダルセレクタ170の交換を行ったあとはこのような状態となる。不正により破断された脆弱部位50d、60dには、破断の痕跡50d’、60d’が残るため、不正行為が行われたことを確認することができる。遊技場の担当者は不正行為が行われたスロットマシン100だけを遊技停止状態にすることができる。
なお、本実施形態では、メダルセレクタ170から伸びる2つのハーネスH1、H2が共通の扉回路基板600(ボード部601)に接続される構成を説明したが、これに限らず、例えば、2つのハーネスH1、H2のそれぞれが異なる回路基板に接続される構成としてもよい。但し、本実施形態のようにハーネスH1、H2が共通の回路基板に接続される構成とすることにより、いずれか一方の接続部のみに対する不正行為を防ぎやすい場合がある。
また、本実施形態では、メダルセレクタ170から伸びるハーネスを2本としているが、これに限らず、ハーネスの数は何本であってもよい。カバー部材はハーネスの本数に対応した数だけ用意してもよいし、一部のハーネスのコネクタはカバー部材で覆われないものであってもよい。また、各ハーネスに含まれる電線は信号線であっても電源線であってもよく、電線の用途は上述したものに限られるわけではない。
また、本実施形態では、2つのハーネスH1、H2が回路基板174を有するメダルセレクタ170から伸びる例を用いて説明したが、不正な交換を防止する対象となる装置は、これに限らず、例えば、スタートレバーやストップボタン等の回路部品および回路基板を有する一の装置から伸びる2つのハーネスに対して適用してもよく、不正行為が行われやすい部品であれば上述した効果を奏することができる。
また、本実施形態では、カバー部材5および6を2つの部品から構成される二部材構成のものとしたが、これに限らず、1つの部品のみで構成されるものであってもよく、また、3つ以上の部品から構成されるものであってもよく、コネクタの接続箇所をカバーすることが可能なものであればよい。また、カバー部材5とカバー部材6とで、構成部品数が異なっていてもよい。
また、本実施形態では、カバー部材5およびカバー部材6が互いに異なる形状または構造としたが、これに限らず、例えば、これが同一の形状または構造であるものであってもよい。但し、カバー部材5およびカバー部材6が互いに異なる形状または構造を有していることにより、同一である場合よりも、取り外しを個別に検討しなければならないだけ、不正行為に要する時間が長くなり、不正を行おうとしている者にとって、犯行時間が長くなる等のリスクが高まるため、不正行為の抑止効果が期待できる。
<適用可能な遊技台の例>
上記実施形態では本発明をスロットマシンに適用した例を例示したが、本発明はぱちんこ機や封入式遊技機といったスロットマシン以外の遊技台にも適用可能である。
<実施形態のまとめ>
A−1.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
第一の回路基板(例えば400A)と、
前記第一の回路基板を収容する第一の基板収容ケース(例えば2)と、
第二の回路基板(例えば500A)と、
前記第二の回路基板を収容する第二の基板収容ケース(例えば3)と、
前記第一の回路基板と、前記第二の回路基板とを電気的に接続する接続部(例えばCN)と、を備えた遊技台であって、
前記接続部は、前記第一の回路基板に実装された第一のコネクタ(例えば431)と、前記第二の回路基板に実装された第二のコネクタ(例えば531)と、を備え、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、互いに嵌合可能なコネクタであり、
前記第一の基板収容ケースは、前記第一のコネクタを露出させる第一の開口部(例えば23)を有するものであり、
前記第二の基板収容ケースは、前記第二のコネクタを露出させる第二の開口部(例えば33)を有するものであり、
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記第一の基板収容ケースに前記第一の回路基板が、前記第二の基板収容ケースに前記第二の回路基板が、それぞれ収容された状態で、互いに嵌合可能である(例えば図17)、
ことを特徴とする。
この構成によれば、前記接続部により前記第一の回路基板および前記第二の回路基板を着脱でき、しかも、各回路基板が個々の基板収容ケースに収容されるので、基板収容ケースに収容された状態で回路基板を着脱でき、回路基板の交換性を確保することができる場合がある。前記第一のコネクタと前記第二のコネクタとは、ハーネスを介在せずに嵌合により接続されるので、比較的ノイズが乗り易いハーネスが存在せず、ノイズの影響を低減することができる場合がある。
A−2.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第一の基板収容ケースと、前記第二の基板収容ケースと、を固定可能な固定手段(例えば1)を備え、
前記固定手段は、前記第一の基板収容ケースおよび前記第二の基板収容ケースのうち、いずれか一方の基板収容ケースを固定した状態で、他方の基板収容ケースを取り外すことが可能なものである(例えば図15)、
ことを特徴とする。
この構成によれば、一方の基板収容ケースを固定した状態で他方の基板収容ケースを回路基板と共に取り外せる場合があり、他方の基板収容ケースを手で保持する必要がないので、該一方の基板収容ケースを取り外す際に安全に取り外しやすい場合がある。
A−3.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第一の基板収容ケースは、前記第一の開口部を形成する第一の壁部(例えば21a)を有するものであり、
前記第二の基板収容ケースは、前記第二の開口部を形成する第二の壁部(例えば31a)を有するものであり、
前記第一の壁部は、前記第一のコネクタの周囲に配設されたものであり、
前記第二の壁部は、前記第二のコネクタの周囲に配設されたものであり、
前記第一の基板収容ケースに収容された前記第一の回路基板の前記第一のコネクタと、前記第二の基板収容ケースに収容された前記第二の回路基板の前記第二のコネクタと、を接続した状態において、前記第一の壁部と前記第二の壁部と重なり合う(例えば図17)、
ことを特徴とする。
この構成によれば、接続状態における前記開口部の隙間を狭めるあるいは曲折させることができる場合があり、前記接続部を介して収容されている回路基板に対する不正を行う経路を塞ぎやすい場合がある。
A−4.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第一の回路基板は、情報を記憶する記憶装置(例えば406)が備えられた回路基板であり、
前記第一の開口部は、前記第二の開口部よりも小さい開口部である(例えば図17)、
ことを特徴とする。
この構成によれば、前記記憶装置を備えて不正の対象となり易い前記第一の回路基板への不正の経路を塞ぎやすい場合がある。
A−5.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第一の基板収容ケースは、前記第一の回路基板の基板面方向と交差する方向に延びる第三の壁部(例えば21b)を有するものであり、
前記第三の壁部は、前記第一の開口部から見て、前記第一のコネクタの背後に沿って位置している、
ことを特徴とする。
この構成によれば、接続状態において、前記第一の開口部の隙間から不正部材を差し込もうとしても、前記第三の壁部で阻まれる場合があり、回路基板への不正アクセスを防ぎやすい場合がある。
A−6.以下の構成も採用可能である。
各基板収容ケースは、第一のケース部材(例えば21,31)と、第二のケース部材(例えば22,327)とを備え、前記第一のケース部材と前記第二のケース部材との間に回路基板の収容空間が形成されてもよい。各開口部は、前記第一のケース部材により一部が形成され、前記第二のケース部材により残りの部分が形成されてもよく、前記第一のケース部材または前記第二のケース部材により全部が形成されてもよい。
前記第一の基板収容ケースが第一の端部(例えば21A)を含み、前記第二の基板収容ケースが前記第一の端部に対向する第二の端部(例えば31A)を含み、前記第一の開口部が前記第一の端部に設けられ、前記第二の開口部が前記第二の端部に設けられてもよい。
前記第一の回路基板の基板面方向(例えばX1)が第一の方向であり、前記第二の回路基板の基板面方向(例えばX2)が前記第一の方向と平行であり、前記接続部は、前記第一の回路基板と前記第二の回路基板とを前記第一の方向と平行な方向に接続するものであってもよい。前記第一の回路基板と前記第二の回路基板とが同一平面上に位置する構成であってもよい。
前記第一の回路基板は第一の端縁を有し、前記第二の回路基板は第二の端縁を有していてもよい。前記第一の端縁は前記第二の端縁と対向する端縁であってもよい。前記第一のコネクタは前記第一の端縁に隣接して配置されてもよい。前記第二のコネクタは前記第二の端縁に隣接して配置されてもよい。
前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは基板対基板コネクタであってもよい。前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタの一方は、一方向に配列された複数の電気接点を含み、他方は前記複数の電気接点に対応する複数の電気接点を有していてもよい。電気接点の一方はピンであり、他方はピンが挿入される孔であってもよい。該一方向は、前記第一の回路基板の端縁に沿う方向であってもよく、または、前記第二の回路基板の端縁に沿う方向であってもよい。
前記第一の回路基板の基板面方向が第一の方向であり、前記第二の回路基板の基板面方向が前記第一の方向と交差する第二の方向であり、前記接続部は、前記第一の回路基板と前記第二の回路基板とを前記第一の方向または前記第二の方向と平行な方向に接続するものであってもよい。前記第一の方向と前記第二の方向とは互いに直交する方向であってもよい。
前記第一のコネクタは前記第一の開口部から外部に突出する部分を有していないものでもよく、前記第二のコネクタも前記第二の開口部から外部に突出する部分を有していないものであってもよい。前記第一のコネクタは前記第一の開口部から外部に突出する部分を有するものでもよく、前記第二のコネクタは前記第二の開口部から外部に突出する部分を有していないものであってもよい。前記第一のコネクタは前記第一の開口部から外部に突出する部分を有していないものでもよく、前記第二のコネクタは前記第二の開口部から外部に突出する部分を有するものであってもよい。前記第一のコネクタは前記第一の開口部から外部に突出する部分を有するものでもよく、前記第二のコネクタも前記第二の開口部から外部に突出する部分を有するものであってもよい。
接続状態において、前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記第一の基板収容ケースおよび前記第二の基板収容ケースに囲まれて露出しないものであってもよい。
前記第三の壁部は前記基板面方向と直交していてもよい。前記第一の基板収容ケースは天壁と底壁とを含み、前記第三の壁部は該天壁または該底壁の一方から他方へ向かって延びる壁部であってもよい。前記第三の壁部は前記第一のコネクタの長手方向に沿って配置されてもよく、前記第三の壁部の全長は前記第一のコネクタの全長以上であってもよく、前記第一の開口部の全長以上であってもよい。
前記第二の基板収容ケースは、前記第二の回路基板の基板面方向と交差する方向に延びる第四の壁部を有するものであり、前記第四の壁部は、前記第二の開口部から見て、前記第二のコネクタの背後に位置していてもよい。前記第四の壁部は前記基板面方向と直交していてもよい。前記第二の基板収容ケースは天壁と底壁とを含み、前記第四の壁部は該天壁または該底壁の一方から他方へ向かって延びる壁部であってもよい。前記第四の壁部は前記第二のコネクタの長手方向に沿って配置されてもよく、前記第四の壁部の全長は前記第二のコネクタの全長以上であってもよく、前記第二の開口部の全長以上であってもよい。
前記第一の回路基板は前記記憶装置に記憶されてプログラムを実行するCPUを備えたものであってもよい。前記第二の回路基板は情報を記憶する記憶装置が備えられた回路基板であってもよいし、該記憶装置を備えていない回路基板であってもよい。前記第二の回路基板はCPUを備えていない回路基板であってもよい。
前記第二の回路基板は前記第一の回路基板よりも外部デバイスが接続されるコネクタが多いものであってもよい。前記第一の基板収容ケースには前記第一の回路基板を冷却する冷却装置(例えば7)が設けられていてもよい。冷却装置はファンであってもよい。
B−1.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
第一の回路手段(例えば174)を備えた装置(例えば170)と、
第二の回路手段(例えば600)と、
前記第一の回路手段と前記第二の回路手段とを電気的に接続する複数の配線(例えばH1,H2)と、
複数のカバー部材(例えば5,6)と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の配線は、第一の配線(例えばH1)と、該第一の配線とは異なる第二の配線(例えばH2)と、を含むものであり、
前記第一の配線は、第一のコネクタ(例えば171)を備えたものであり、
前記第二の配線は、第二のコネクタ(例えば172)を備えたものであり、
前記第二の回路手段は、前記第一のコネクタと嵌合する第三のコネクタ(例えば602)と、前記第二のコネクタと嵌合する第四のコネクタ(例えば603)と、を備えたものであり、
前記複数のカバー部材は、第一のカバー部材(例えば5)と、該第一のカバー部材とは異なる第二のカバー部材(例えば6)と、を含むものであり、
前記第一のカバー部材は、前記第三のコネクタから前記第一のコネクタが取り外されることを防ぐカバー部材であり、
前記第二のカバー部材は、前記第四のコネクタから前記第二のコネクタが取り外されることを防ぐカバー部材であることを特徴とする。
この構成によれば、前記第一のカバー部材および前記第二のカバー部材の双方を取り外さなければ、前記装置を交換することができないため、その正規品を正規品でない装置に交換されづらくすることができる場合がある。
B−2.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第二の回路手段は、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタの双方が実装される回路基板(例えば601)を有するものである、
ことを特徴とする。
この構成によれば、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタが別々の回路基板に実装されている場合よりも、不正の痕跡が残り易い場合があり、正規品を正規品でない装置に交換されづらくすることができる場合がある。
B−3.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記第二の回路手段は、回路取付部材(例えば1)に取り付けられており、
前記第一のカバー部材は、第一の部分(例えば50a)を有し、
前記第二のカバー部材は、第二の部分(例えば60a)を有し、
前記第二の回路手段は、前記回路取付部材と前記第一の部分および前記第二の部分との間に位置し、
前記第一のカバー部材または前記第二のカバー部材の少なくとも一方の部材は、前記第二の回路手段と前記回路取付部材との間に位置する第三の部分(例えば51a)を有する、
ことを特徴とする。
この構成によれば、一方のカバー部材を不正に取り外した痕跡を消すためには他方のカバー部材も不正に取り外す必要がある場合があり、不正行為の痕跡が大きく残り易い場合がある。
B−4.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
投入された遊技媒体が正規なものであるか否かを判別するセレクタ(例えば170)を備え、
前記装置は、前記セレクタである、
ことを特徴とする。
この構成によれば、セレクタの交換によるクレジットカウントの不正を防ぎやすい場合がある。
B−5.上記実施形態の遊技台(例えば100)は、
前記装置は、前記第一の回路手段を収容するケース(例えば175)を備え、
前記ケースは、前記複数の配線が通過する少なくとも一つの開口部(例えば175a)を有する、
ことを特徴とする。
この構成によれば、前記装置側で前記複数の配線を取り外すことが容易でない場合があり、正規品を正規品でない装置に交換されづらくすることができる場合がある。
B−6.以下の構成も採用可能である。
前記第一のカバー部材と前記第二のカバー部材とは構造が異なる部材であってもよい。前記第一のカバー部材と前記第二のカバー部材との一方は他方よりも取り外しが難しい部材であってもよい。
前記複数のカバー部材は、前記第二の回路手段を覆う第三のカバー部材(例えば4)を含んでもよい。前記第三のカバー部材は、前記第一のカバー部材および前記第二のカバー部材をカバーする部分(例えば42,43)を含む部材であってもよい。
前記第一の配線と前記第二の配線とは長さが異なる配線であってもよい。前記第三のコネクタと前記第四のコネクタとは左右に離間していてもよいし、上下に離間していてもよい。前記回路基板の長手方向の中央よりも一方端部側に前記第三のコネクタが配置され、他方端部側に前記第四のコネクタが配置されていてもよい。
前記第一のカバー部材は複数の部材(例えば50,51)を係合して構成されてもよい。前記第二のカバー部材は複数の部材(例えば60,61)を係合して構成されてもよい。
前記第一のカバー部材は、前記第一のコネクタを囲む形状を有していてもよい。前記第一のカバー部材は、前記第三のコネクタに対する前記第一のコネクタの挿抜方向に位置する壁部を備えた部材であってもよい。前記第二のカバー部材は、前記第二のコネクタを囲む形状を有していてもよい。前記第二のカバー部材は、前記第四のコネクタに対する前記第一のコネクタの挿抜方向に位置する壁部を備えた部材であってもよい。
前記回路基板の一面(例えば601a)は前記回路取付部材に対向し、前記第三のコネクタおよび前記第四のコネクタは前記回路基板の反対面に実装されていてもよい。前記第一のカバー部材は前記回路取付部材に係合部で係合してもよいし、破断ねじで固定されてもよい。前記第二のカバー部材は前記回路取付部材に係合部で係合してもよいし、破断ねじで固定されてもよい。前記破断ねじは、締結後に取り外しが不可能になるネジであってもよく、例えば、締結後に頭部が破壊されるねじであってもよい。前記複数の部材を破断ねじで互いに固定してもよい。
前記第一の配線は、前記第一の回路手段に半田付け等によって着脱不能に固定されていてもよいし、コネクタを介して着脱可能に取り付けられていてもよい。前記第二の配線は、前記第一の回路手段に半田付け等によって着脱不能に固定されていてもよいし、コネクタを介して着脱可能に取り付けられていてもよい。
C.その他
上記実施形態で示したそれぞれの部品の形状、取付位置、取付順序等は一例であって、適宜設計可能である。

Claims (5)

  1. 第一の回路基板と、
    前記第一の回路基板を収容する第一の収容ケースと、
    第二の回路基板と、
    前記第二の回路基板を収容する第二の収容ケースと、
    前記第一の回路基板と、前記第二の回路基板とを電気的に接続する接続部と、を備えた遊技台であって、
    前記接続部は、前記第一の回路基板に実装された第一のコネクタと、前記第二の回路基板に実装された第二のコネクタと、を備え、
    前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、互いに嵌合可能なコネクタであり、
    前記第一の収容ケースは、前記第一のコネクタを露出させる第一の開口部を有するものであり、
    前記第二の収容ケースは、前記第二のコネクタを露出させる第二の開口部を有するものであり、
    前記第一のコネクタおよび前記第二のコネクタは、前記第一の収容ケースに前記第一の回路基板が、前記第二の収容ケースに前記第二の回路基板が、それぞれ収容された状態で、互いに嵌合可能である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第一の収容ケースと、前記第二の収容ケースと、を固定可能な固定手段を備え、
    前記固定手段は、前記第一の収容ケースおよび前記第二の収容ケースのうち、いずれか一方の収容ケースを固定した状態で、他方の収容ケースを取り外すことが可能なものであることを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の収容ケースは、前記第一の開口部を形成する第一の壁部を有するものであり、
    前記第二の収容ケースは、前記第二の開口部を形成する第二の壁部を有するものであり、
    前記第一の壁部は、前記第一のコネクタの周囲に配設されたものであり、
    前記第二の壁部は、前記第二のコネクタの周囲に配設されたものであり、
    前記第一の収容ケースに収容された前記第一の回路基板の前記第一のコネクタと、前記第二の収容ケースに収容された前記第二の回路基板の前記第二のコネクタと、を接続した状態において、前記第一の壁部と前記第二の壁部とが重なり合う、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項3に記載の遊技台であって、
    前記第一の回路基板は、情報を記憶する記憶装置が備えられた回路基板であり、
    前記第一の開口部は、前記第二の開口部よりも小さい開口部である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至請求項4のうちのいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の収容ケースは、前記第一の回路基板の基板面方向と交差する方向に延びる第三の壁部を有するものであり、
    前記第三の壁部は、前記第一の開口部から見て、前記第一のコネクタの背後に沿って位置している、
    ことを特徴とする遊技台。
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