JP2018019902A - レーザー照射装置 - Google Patents
レーザー照射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018019902A JP2018019902A JP2016152929A JP2016152929A JP2018019902A JP 2018019902 A JP2018019902 A JP 2018019902A JP 2016152929 A JP2016152929 A JP 2016152929A JP 2016152929 A JP2016152929 A JP 2016152929A JP 2018019902 A JP2018019902 A JP 2018019902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- laser
- region
- laser irradiation
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
Description
1.レーザー照射装置の構成
本発明は、撮像画像の焦点があった状態で、レーザー光の照射範囲を大きくすることが可能なレーザー照射装置を提案する。
レーザー照射装置1は、図1の実線矢印に示すようなレーザー光の伝搬によってレーザー光を照射する照射動作、および点線矢印に示すような照明光の伝搬によって撮像動作を行う。
レーザー光源10は、レーザー光を生成するように構成されている。レーザー光源10により生成されるレーザー光の波長、レーザー光源10の種類はいずれも、任意であるが、一実施形態では、治療用、加工用などの照射目的に応じて適宜選択したものを用いるのが好ましい。レーザー光源10により生成されるレーザー光の波長は、例えば、可視域から近赤外域までの波長範囲内の波長である。レーザー光源10は、連続的にレーザー光を発振するCWレーザー光源であってもよいし、疑似的に連続発振するQCWレーザー光源であってもよいし、断続的にレーザー光を発振するパルスレーザー光源であってもよい。レーザー照射装置1をPDT用に用いる場合には、例えばNd:YAGレーザーを用いてもよく、レーザー照射装置1を溶接などの加工用に用いる場合には、例えばYAGレーザーを用いてもよいが、本発明のレーザー光源10としては、アルゴンレーザー、色素レーザー、Ho:YAGレーザーなどの他の種類のレーザー光源を用いてもよい。
複合型光ファイバー20は、レーザー照射用光ファイバー21と画像伝送用光ファイバー22とを備えた複合型の光ファイバーである。
光伝送領域30は、レーザー照射用光ファイバー21を介して伝送されたレーザー光を受け取り、光学素子40に伝播するように、受け取った光を反射しながら伝送するように構成された第1の領域31と、画像伝送用光ファイバー22を介して伝送された照明光を受け取り、光学素子40へと光を透過により伝送するとともに、照明光の対象物からの反射光を、光学素子40を通った後に受け取り、画像伝送用光ファイバー22に伝播するように光を透過により伝送するように構成された第2の領域34とを有する。
光学素子40は、第1の領域31を介して伝送されたレーザー光と第2の領域34を介して伝送された照明光とを対象物に照射するように構成されており、かつ、照明光の対象物からの反射光を受け取り、第2の領域34に伝播するように光を伝送するように構成されている。光学素子40は、一実施形態では、治療用、加工用などの照射目的に応じて適宜選択したものを用いるのが好ましく、例えば対物レンズである。光学素子40は、光伝送領域30から光学素子40に入射する際のレーザー光の断面積よりも光学素子40から出射する際のレーザー光の断面積が大きくなるような光学特性を有するものであってもよい。また、光学素子40は、1つの光学素子により構成されてもよいし、複数の光学素子により構成されてもよい。
ミラー50はレーザー光源10から出射されるレーザー光の波長の光は透過し、かつ照明光源70から出射される照明光の波長の光を反射するように構成されている。ミラー50は、さらに照明光源70から出射された照明光を反射し、その反射した照明光を波長フィルタ60を透過した後に複合型光ファイバー20の画像伝送用光ファイバー22に伝送するように、レーザー光源10と波長フィルタ60との間に配置されている。ミラー50は、例えば、誘電体多層膜を有するダイクロイックビームミラーを用いて構成することができる。図1に示す例では、ミラー50を用いたが、本発明では、ミラー50に限定されず、レーザー光源10および照明光源70と複合型光ファイバー20とをそれぞれ光学的に接続することが可能な任意の手段を用いてもよい。
波長フィルタ60は、レーザー光源10から出射されるレーザー光の波長の光は透過し、かつ照明光源70から出射される照明光の波長の光を一部透過し、照明光の対象物からの反射光の一部を反射するように構成されている。波長フィルタ60は、さらに、照明光の対象物からの反射光を、光学素子40、光伝送領域30、画像用光ファイバー22を通った後に受け取り、その反射光を反射させて撮像手段80に伝播するように、レーザー光源10および照明光源70と複合型光ファイバー20との間に配置されている。波長フィルタ60は、例えば、誘電体多層膜を有するダイクロイックビームミラーを用いて構成することができる。図1に示す例では、波長フィルタ60を用いたが、本発明では、波長フィルタ60に限定されず、レーザー光源10および照明光源70と複合型光ファイバー20とを、また複合型光ファイバー20と撮像手段80とを、それぞれ光学的に接続することが可能な任意の手段を用いてもよい。
照明光源70は、照明光を生成するように構成されている。照明光源70の種類はいずれも、任意であるが、一実施形態では、治療用、加工用などの照射目的に応じて適宜選択したものを用いるのが好ましい。照明光源70は、例えば、青、緑、赤の各色を発光可能なLEDランプであってもよいし、キセノンランプであってもよいし、ハロゲンランプであってもよい。例えば、照明光源70として青、緑、赤の各色を発光可能なLEDランプを用いることによって、任意の色が発光可能となる。
撮像手段80は、照明光の対象物からの反射光を、光学素子40、光伝送領域30、画像伝送用光ファイバー22を通って波長フィルタ60により反射された光を受け取り、受け取った光を画像データに変換することにより対象物の画像を撮像するように構成されている。撮像手段80は、例えば、CCDなどの固体撮像素子を有する二次元カメラであってもよいし、三次元カメラであってもよい。このCCDは、カラーCCDでもよいし、白黒CCDであってもよい。
図4に示されるレーザー照射装置1Aの構造は、照明光源から出射する照明光を伝送するための専用の照明光用光ファイバー23を設ける反面、照明光を複合型光ファイバーの画像伝送用光ファイバーに導くためのミラー50が設けられておらず、波長フィルタ61が変更されている点を除いて、図1に示されるレーザー照射装置1の構成と同一である。従って、図1に示される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
照明光用光ファイバー23は、照明光源70から出射される照明光をレーザー照射装置の先端まで伝送するように構成されている。図4に示す実施例では、照明光用光ファイバー23は複合型光ファイバー20の外周を覆うように設けられ、先端側(図4の右側)はレーザー照射装置1Aの先端と同じ位置であり、後端側(図4の左側)は複合型光ファイバー20と分岐され、照明装置70に接続されている。照明光源70から出射された照明光は、照明光用光ファイバー23内部を伝送し、伝送された照明光はレーザー照射装置1Aの先端から対象物に向けて照射される。照明光用光ファイバー23は、一実施形態では、治療用、加工用などの照射目的に応じて適宜選択したものを用いるのが好ましく、例えば、多成分ガラス光ファイバーを用いることが好ましい。その他に石英ガラスファイバーやプラスチッククラッドファイバーを用いてもよい。
波長フィルタ61は、レーザー光源10から出射されるレーザー光の波長の光は透過し、照明光の対象物からの反射光を反射するように構成されている。波長フィルタ61は、さらに、照明光の対象物からの反射光を、光学素子40、光伝送領域30、画像用光ファイバー22を通った後に受け取り、その反射光を反射させて撮像手段80に伝播するように、レーザー光源10および照明光源70と複合型光ファイバー20との間に配置されている。波長フィルタ61は、例えば、誘電体多層膜を有するダイクロイックビームミラーを用いて構成することができる。図4に示す例では、波長フィルタ61を用いたが、本発明では、波長フィルタ61に限定されず、レーザー光源10と複合型光ファイバー20とを、また複合型光ファイバー20と撮像手段80とを、それぞれ光学的に接続することが可能な任意の手段を用いてもよい。
2.レーザー照射装置によって達成される主な効果
次に、本発明のレーザー照射装置1(1A)による主な効果について説明する。
1A レーザー照射装置
10 レーザー光源
20 複合型光ファイバー
21 レーザー照射用光ファイバー
22 画像伝送用光ファイバー
23 照明光用光ファイバー
30 光伝送領域
31 第1の領域
32 第2の領域
40 光学素子
50 ミラー
60 波長フィルタ
61 波長フィルタ
70 照明光源
80 撮像手段
Claims (9)
- レーザー光を生成するように構成されたレーザー光源と、
前記レーザー光を受け取って伝送するように構成されたレーザー照射用光ファイバーと、画像伝送用光ファイバーとを有する複合型光ファイバーと、
前記レーザー照射用光ファイバーを介して伝送されたレーザー光を反射しながら伝送するように構成された第1の領域と、光を透過させるように構成された第2の領域とを有する光伝送領域と、
前記第1の領域を介して伝送されたレーザー光を対象物に照射するように構成された光学素子と、
前記対象物から前記光学素子、前記第2の領域、前記画像伝送用光ファイバーを順に通って伝送された前記対象物からの光を受け取ることにより前記対象物の画像を撮像する撮像手段と
を備える、レーザー照射装置。 - 前記複合型光ファイバーは、前記複合型光ファイバーと前記光学素子との間の距離が、前記光学素子の焦点距離と同じであるように配置されている、請求項1に記載のレーザー照射装置。
- 前記レーザー光による前記対象物の照射領域は、前記レーザー照射用光ファイバーの光の伝送領域よりも大きい、請求項1または2に記載のレーザー照射装置。
- 前記レーザー照射用光ファイバーは、前記複合型光ファイバーの中心に配置されており、
前記画像伝送用光ファイバーは、前記レーザー照射用光ファイバーの周囲でかつ前記レーザー照射用光ファイバーと同軸に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のレーザー照射装置。 - 前記第1の領域は、前記複合型光ファイバーから前記光学素子に向かう方向に沿って外径が小さくなる形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザー照射装置。
- 前記光伝送領域は、中空部と、前記中空部の周囲の中実部と、前記中空部と前記中実部との間の前記レーザー光を反射する反射部とを有し、
前記中空部と前記反射部とが前記第1の領域を形成し、
前記中実部が前記第2の領域を形成する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレーザー照射装置。 - 前記中実部は、石英ガラスからなる、請求項6に記載のレーザー照射装置。
- 前記第1の領域は、前記レーザー光を全反射しながら伝送するように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のレーザー照射装置。
- 前記第1の領域は、前記レーザー照射用光ファイバーから延設された光ファイバー領域である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のレーザー照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152929A JP6773314B2 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | レーザー照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152929A JP6773314B2 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | レーザー照射装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020159935A Division JP2021000507A (ja) | 2020-09-24 | 2020-09-24 | レーザー照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018019902A true JP2018019902A (ja) | 2018-02-08 |
JP6773314B2 JP6773314B2 (ja) | 2020-10-21 |
Family
ID=61163926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016152929A Active JP6773314B2 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | レーザー照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6773314B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005237436A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Fujikura Ltd | 極細径複合型光ファイバを用いた内視鏡システム |
JP2013513430A (ja) * | 2009-12-10 | 2013-04-22 | アルコン リサーチ, リミテッド | カット面を有する光学要素を利用するマルチスポットレーザー手術用プローブ |
US20140107496A1 (en) * | 2011-06-06 | 2014-04-17 | Percuvision, Llc | Sensing catheter emitting radiant energy |
JP2016007336A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置 |
-
2016
- 2016-08-03 JP JP2016152929A patent/JP6773314B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005237436A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Fujikura Ltd | 極細径複合型光ファイバを用いた内視鏡システム |
JP2013513430A (ja) * | 2009-12-10 | 2013-04-22 | アルコン リサーチ, リミテッド | カット面を有する光学要素を利用するマルチスポットレーザー手術用プローブ |
US20140107496A1 (en) * | 2011-06-06 | 2014-04-17 | Percuvision, Llc | Sensing catheter emitting radiant energy |
JP2016007336A (ja) * | 2014-06-24 | 2016-01-18 | オリンパス株式会社 | 内視鏡装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6773314B2 (ja) | 2020-10-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6180620B2 (ja) | カメラモニタ付レーザ加工ヘッド装置 | |
JP5956146B2 (ja) | 照明光学系及びそれを備える3次元映像取得装置 | |
US9841546B2 (en) | Light source apparatus | |
JP5563933B2 (ja) | 内視鏡用ライトガイドおよびそれを備えた内視鏡 | |
JP2015513947A5 (ja) | ||
JP2010069291A (ja) | 内視鏡システム | |
TW200535409A (en) | Laser beam incident optical device | |
JP2011050667A (ja) | 光走査型内視鏡 | |
JP6773314B2 (ja) | レーザー照射装置 | |
JP4426026B2 (ja) | マルチ光源ユニットおよびそれを用いた光学システム | |
JP2008260035A (ja) | レーザー式はんだ付け装置 | |
JP3746555B2 (ja) | レーザ加工装置およびこれを用いたレーザ加工方法 | |
JP2021000507A (ja) | レーザー照射装置 | |
CN209050269U (zh) | 一种激光刻蚀装置 | |
WO2020138357A1 (ja) | 光透過性部品の製造方法、及び、光透過性部品の製造システム | |
JP6738088B2 (ja) | レーザー照射装置 | |
JPWO2019176953A1 (ja) | ビーム重ね機構を備えた光ファイババンドル | |
JP3207939U (ja) | 光線整形光学系、およびそれを用いたレーザはんだ溶着装置 | |
JP2021083698A (ja) | 発光装置及び接続方法 | |
JP3746554B2 (ja) | レーザ加工装置およびこれを用いたレーザ加工方法 | |
JP2007072362A (ja) | ライトガイド及び照射装置 | |
JP2019133799A (ja) | 照明装置 | |
JP2020175446A (ja) | レーザー照射装置 | |
CN109310308B (zh) | 照明单元 | |
US10849487B2 (en) | Illumination unit and endoscope system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200520 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200924 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6773314 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |