JP2018019878A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技の演出効果を高め得る遊技機を提供する。【解決手段】遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定の結果に基づいて、演出図柄を変動させてから停止させる演出を含む変動演出において、特別遊技が行われる可能性があることを示唆する特別演出図柄(29A)/(29B)を仮停止させることが可能であるとともに、特別演出図柄を仮停止させた後に、特別遊技が行われるか否かを示唆する特定演出「SPリーチ演出」を実行可能である。これを前提として、特別演出図柄が仮停止される可能性があることを示唆する煽り演出(24A)、(25A)/(24B)、(25B)を実行可能にし、この煽り演出の後に、特別演出図柄を仮停止させるときと、特別遊技が行われることを示唆する当り演出図柄(26A)、(27A)、(28A)/(26B・・)を仮停止又は停止させるときがある。【選択図】図18
Description
本発明は遊技機に関し、特に、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定の結果に基づいて実行する演出に関する。
従来、パチンコ遊技機において、遊技球が流下可能な遊技領域に始動口と大入賞口とを設けた機種では、遊技球が始動口に入賞して始動条件が成立すると大当り判定が行われ、この大当り判定で当選する(「大当り」と判定される)と、通常は閉塞している大入賞口を開放する特別遊技が行われ、そこで、大入賞口に入賞させた遊技球の数に応じて、相当数の遊技球を獲得することができる。
始動条件が成立して大当り判定が行われる毎に、特別図柄が変動してから、当該大当り判定の結果を示す判定図柄で停止するように表示され、当該大当り判定で当選すると、判定図柄として大当り図柄が停止して大当りになり、その後、特別遊技が行われるが、特別図柄が変動しているとき、大当り判定の結果に基づいた遊技演出が、画像表示器を含む各種演出機器を用いて実行され、遊技性、及び遊技興趣を高めることができる。
この遊技演出では、一般に、特別図柄の変動・停止に同期するように、複数の演出図柄が変動してから、大当り判定の結果を示す演出図柄列(大当り図柄列とハズレ図柄列の何れか)で停止するように表示されるが、大当り判定で当選したとき、及び大当り判定で落選したときには所定の割合で、演出図柄(特別図柄)が比較的長い時間(30秒〜60秒等)で変動し、その間に、大当りを期待させる演出が実行される(例えば、特許文献1)。
この大当りを期待させる演出として、例えば、特許文献1(図15、図16)のように、複数の演出図柄が変動を開始した後、2つの演出図柄が同図柄で仮停止して、大当りになる(大当り図柄列で停止する)可能性があるリーチ状態になり、その後、大当りになる期待が高まるリーチ演出が実行され、そのリーチ演出の終了により、複数の演出図柄が大当り図柄列、或いはハズレ図柄列で本停止する、という演出はよく知られている。
遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う遊技機において、その判定の結果に基づいた演出を、演出効果を高めるために如何に実行するかが課題である。
本発明の目的は、遊技の演出効果を高め得る遊技機を提供することである。
本発明の目的は、遊技の演出効果を高め得る遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1) )は、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段(43)と、前記判定の結果に基づいて、所定の演出を実行可能な演出実行手段(90)とを備え、前記演出実行手段(90)は、所定の演出図柄を変動させてから停止させる演出を含む変動演出を実行可能であり、前記変動演出において、前記特別遊技が行われる可能性があることを示唆する特別演出図柄(例えば、図17(7)/図18(29A)/図18(29B) )を仮停止させることが可能であるとともに、前記特別演出図柄を仮停止させた後に、前記特別遊技が行われるか否かを示唆する特定演出(例えば、図17の「ノーマルリーチ演出」/ 図20の「SPリーチ演出」/ 図21の「SP・SPリーチ演出」)を実行可能であり、前記特別演出図柄が仮停止される可能性があることを示唆する煽り演出(例えば、図18(24A)(25A)/ 図18(24B)(25B))を実行可能にし、前記煽り演出の後に、前記特別演出図柄(例えば、図18(29A)/図18(29B) )を仮停止させるときと、前記特別遊技が行われることを示唆する当り演出図柄(例えば、図18(26A)(27A)(28A)/図19(45)(46)/ 図19(50)(51)/ 図18(26B) ・・)を仮停止又は停止させるときとがあることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記煽り演出は、演出態様が互いに異なる第1の煽り演出(例えば、図18(24A)(25A))と第2の煽り演出(例えば、図18(24B)(25B))とを含み、前記第1の煽り演出が実行された後と前記第2の煽り演出が実行された後とで、前記当り演出図柄が仮停止又は停止される確率が互いに異なることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記第1の煽り演出が実行された後と前記第2の煽り演出が実行された後とで、前記特別演出図柄が仮停止される確率が互いに異なることを特徴とする。
本発明によれば、遊技の演出効果を高めることができる。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造に取り付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に遊技者が押下操作可能な演出ボタンSW6aと十字キーSW6b(「SW」はスイッチを意味する)とを有する演出操作装置6が装着されている。また、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着され、発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2〜図5に示すように、遊技領域4aには、多数の障害釘( 図示略) の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する第2始動口装置11、ゲート12、開閉式の第1大入賞口13aを有する第1大入賞口装置13、開閉式の第2大入賞口14a及び開閉式の特定領域14eを有する第2大入賞口装置14、複数の一般入賞口15が、夫々遊技球が入賞(入球・通過)可能に図示の配置で設けられている。
第1始動口10、ゲート12、複数の一般入賞口15には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、ゲートSW12a、複数の一般入賞口SW15aが付設されている。
第2始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、開閉部材11b(第2始動口11a)は、通常は遊技球が第2始動口11aに入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が第2始動口11aに入賞し易い(入賞可能な)開状態とに作動し得る。
第1大入賞口装置13は、第1大入賞口13a、第1大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、第1大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する第1大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する第1大入賞口SOL13dを有し、開閉部材13b(第1大入賞口13a)は、通常は遊技球が第1大入賞口13aに入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が第1大入賞口13aに入賞し易い(入賞可能な)開状態とに作動し得る。
第2大入賞口装置14は、第2大入賞口14a、第2大入賞口14aを開閉する開閉部材14b、第2大入賞口14aに入賞した遊技球を検出する第2大入賞口SW14c、開閉部材14bを開閉駆動する第2大入賞口SOL14dを有し、開閉部材14b(第2大入賞口14a)は、通常は遊技球が第2大入賞口14aに入賞し難い(入賞不可能な)閉状態(図4の仮想線)となり、この閉状態と遊技球が第2大入賞口14aに入賞し易い(入賞可能な)開状態(図4の実線)とに作動し得る。
更に、第2大入賞口装置14は、第2大入賞口14aに設けられた通常領域14d及び特定領域14e、特定領域14eを開閉する開閉部材14f、特定領域14eを通過した遊技球を検出する特定領域SW14g、開閉部材14fを開閉駆動する特定領域SOL14hを有し、開閉部材14fは、通常は第2大入賞口14aに入賞した遊技球が通常領域14dを通過し易い(通過可能な)且つ特定領域14eを通過し難い(通過不可能な)閉状態(図4の仮想線)となり、この閉状態と第2大入賞口14aに入賞した遊技球が通常領域14dを通過し難い(通過不可能な)且つ特定領域14eを通過し易い(通過可能な)開状態(図4の実線)とに作動し得る。
遊技領域4aに発射された遊技球が、入賞口10,11a,13a,14a(14d又は14f),15の何れかに入賞した場合、その入賞口10,11a,13a,14a,15の何れかから遊技領域4aの外部へ排出されるが、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,13a,14a,15毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として貯留皿5に払い出され、一方、入賞口10,11a,13a,14a,15の何れにも入賞しなかった場合、最終的に排出口9から遊技領域4aの外部へ排出される。
遊技球が始動口10,11aに入賞すると特別遊技抽選が行われ、その特別遊技抽選で当選すると、大入賞口13a,14aが開放する特別遊技(大当り遊技)が発生する。遊技球がゲート12を通過すると補助遊技抽選が行われ、その補助遊技抽選で当選すると、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物16が取り付けられ、このセンタ役物16に遊技演出用の画像表示装置17及び可動役物装置18が装備されている。センタ役物16は、その枠体16aが遊技盤4に形成された開口部(図示略)に嵌合装着され、その枠体16aの下部には遊技球が転動するステージ16bが形成されている。画像表示装置17は、その画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ役物16の枠体16aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示装置16に主に遊技演出が表示される。
可動役物装置18は、画像表示装置17の画面前側において移動可能に設けられた左右1対の可動物18a,18bと、これら1対の可動物18a,18bを左右対称に移動させる電動モータを有する駆動系(図示略)とを有し、通常は1対の可動物18a,18bを画像表示装置17の画面左右両端側の退避位置(図示略)に位置させ、画像表示装置17に表示される所定の遊技演出の一環として作動して、1対の可動物18a,18bを退避位置から画像表示装置17の画面中央側の出現位置に移動させて合体させ(図3)、その後、出現位置から退避位置に移動させる。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特別図柄表示器19a、第2特別図柄表示器19b、普通図柄表示器19c、第1特別図柄保留ランプ19d、第2特別図柄保留ランプ19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。
第1特別図柄表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特別図柄保留ランプ19dには第1特別図柄保留数が表示され、その第1特別図柄保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特別図柄表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特別図柄保留ランプ19eには第2特別図柄保留数が表示され、その第2特別図柄保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特別図柄保留数が1以上の場合、第2特別図柄保留数が0の場合には、第1特別図柄保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特別図柄保留数が1以上の場合、第1特別図柄保留数に関わらず、第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で特別遊技抽選の結果が表示される。
普通図柄表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普通図柄保留ランプ19fには普通図柄保留数が表示され、その普通図柄保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合、普通図柄保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で補助遊技抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図5に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
図5に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、ゲートSW12a、第1,第2大入賞口SW13c,14c、特定領域SW14g、複数の一般入賞口SW15aからの信号、払出制御基板22からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、第1,第2大入賞口SOL13d,14d、特定領域SOL14h、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22、演出制御基板23に制御情報を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの制御情報、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号を受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板21に制御情報を出力する。
演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの制御情報、演出操作装置6(演出ボタンSW6a、十字キーSW6b)からの信号を受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に制御情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、画像表示装置17、スピーカ27を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報、可動役物装置18(原点SW)からの信号を受けて、可動役物装置18(電動モータ)、枠ランプ28a、盤ランプ28bを制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。
図6に示すように、遊技制御基板21の主にコンピュータにより、図示の各手段40〜46,52〜55,60が構成されている。
乱数更新手段40は、特別遊技を行うか否かを判定する為の大当り乱数、大当り図柄を決定する為の大当り図柄乱数、リーチ状態にするか否かを判定する為のリーチ乱数、及び特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定する為の変動パターン乱数を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
図柄情報取得手段41は、遊技球が第1始動口10に入賞したときに第1特別図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立して、乱数更新手段40により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第1特別図柄情報として取得し、遊技球が第2始動口11aに入賞したときに第2特別図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立して、乱数更新手段40により更新された大当り乱数、大当り図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数を1組の第2特別図柄情報として取得する。
図柄情報取得手段41により取得された特別図柄情報が特別図柄情報記憶手段42に記憶(保留)され、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている第1特別図柄情報の数が第1特別図柄保留数となり、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている第2特別図柄情報の数が第2特別図柄保留数となる。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1,第2特別図柄保留数の何れかが1以上の場合に始動条件が成立して、この始動条件の成立毎に、保留されている特別図柄情報が、順次1ずつ特別図柄情報判定手段43による判定に供して、特別図柄情報記憶手段42から消去(保留消化)される。ここで、複数の特別図柄情報が保留されている場合、それら複数の特別図柄情報は、図柄情報取得手段41により取得された順番で前記判定に供して保留消化され、但し、第1,第2特別図柄情報の両方が保留されている場合には、第2特別図柄情報が第1特別図柄情報よりも優先して前記判定に供して保留消化される。
特別図柄情報判定手段43において、大当り判定手段43aは、始動条件の成立により保留消化された当該特別図柄情報の大当り乱数に基づいて、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技)を行うか否かを判定し、図柄判定手段43bは、大当り判定手段43aにより特別遊技を行わないと判定された場合、ハズレ図柄を決定(判定)し、大当り判定手段43aにより特別遊技を行うと判定された場合、当該特別図柄情報の大当り図柄乱数に基づいて、大当り図柄を決定(判定)する。
具体的に、先ず、大当り判定手段43aが、大当り乱数に基づいて、特別遊技を行うか否かを、図7に示す大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。「低確・非時短状態」又は「低確・時短状態」が設定されているときには、低確テーブルを用いて、大当り乱数が約1/400の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致すると、特別遊技を行うと判定し、「高確・時短状態」が設定されているときには、高確テーブルを用いて、大当り乱数が約1/68の割合で大当り特定値(3,7, ・・・) の何れかと一致すると、特別遊技を行うと判定する。
特別遊技を行うと判定された場合には、次に、図柄判定手段43bが、大当り図柄乱数に基づいて、複数種類の大当り図柄(図8に示す大当り図柄A〜E)の何れか1つを決定する。この場合、当該特別図柄情報が第1特別図柄情報である場合は、図8に示す第1図柄判定テーブルにより規定される選択率で大当り図柄の種類を決定し、当該特別図柄情報が第2特別図柄情報である場合は、図8に示す第2図柄判定テーブルにより規定される選択率で大当り図柄の種類を決定する。そして、決定された大当り図柄の種類によって、当該特別遊技中の大入賞口13a,14aの開閉パターンが決定される。
特別図柄情報判定手段43において、大当り判定手段43aにより当該特別図柄判定情報の大当り乱数に基づいて特別遊技を行わないと判定された場合、リーチ判定手段43cは、当該特別図柄情報のリーチ乱数に基づいて、リーチ状態にするか否かを判定する。
特別図柄情報判定手段43において、変動パターン判定手段43dは、当該特別図柄判定情報に基づいた大当り判定手段43a、図柄判定手段43bによる判定結果(決定されたハズレ図柄、大当り図柄A〜Eの何れか)、リーチ判定手段43cによる判定結果(リーチ状態にするか否か)、当該特別図柄判定情報の変動パターン乱数等に基づいて、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定(判定)する。
特別図柄表示制御手段44は、始動条件の成立により、第1特別図柄情報が保留消化されたことを契機に第1特別図柄の変動表示を開始させ、第2特別図柄情報が保留消化されたことを契機に第2特別図柄の変動表示を開始させ、そして、変動パターン判定手段43dにより決定された当該変動パターンで規定される変動時間、特別図柄を変動表示させた後に、大当り判定手段43a、図柄判定手段43bによる判定結果を示す判定図柄(ハズレ図柄、大当り図柄A〜Eの何れか)を停止表示させる。
特別遊技実行手段45は、大当り判定手段43aにより特別遊技を行うと判定された場合、特別図柄表示制御手段44により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段43bにより決定された大当り図柄A〜Eの何れかが停止表示された後、その大当り図柄の種類に応じた開放パターンで大入賞口13a,14aを開閉させて特別遊技を行う。図9に示すように、大入賞口13a,14aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定される。
大当り図柄A〜Eに夫々対応する特別遊技A〜Eでは、その何れも、第1,第2大入賞口13a,14aの何れか一方を開状態に作動させるR遊技(「R」はラウンドを意味する)を16R(16回)行い、具体的に、R間の第1,第2大入賞口13a,14aの両方が閉状態になるインターバル時間(2秒)を設定し、1R〜4Rと6R〜15Rの各Rで、第1大入賞口13aを開状態に作動させる通常Rを行い、5Rと16Rの各Rで、第2大入賞口14aを開状態に作動させる特定Rを行う。
図9(1)に示す7R長期開放+9R短期開放となる特別遊技Aでは、1R〜4Rと6R〜8Rの各Rが長期開放となり他の各Rが短期開放となり、図9(2)に示す8R長期開放+8R短期開放となる特別遊技B,Cでは、1R〜8Rの各Rが長期開放となり他の各Rが短期開放となり、図9(3)(4)に示す16長期開放となる特別遊技D,Eでは、1R〜16Rの各Rが長期開放となる。
長期開放となるRは、大入賞口13a,14aの何れかが開放して開始され、そこに第1規定数(例えば、10個)の遊技球が入賞する、或いは第1規定時間(例えば、30秒)経過すると、開放している大入賞口13a,14aの何れかが閉塞して終了され、一方、短期開放となるRは、大入賞口13a,14aの何れかが開放して開始され、そこに第2規定数(例えば、10個)の遊技球が入賞する、或いは第2規定時間(例えば、0.1秒)経過すると、開放している大入賞口13a,14aの何れかが閉塞して終了される。
尚、特別遊技Dでは、9R目の長期開放において、第1大入賞口13aの短期開放(0.1秒間の開放)を2秒間隔で8回行ってから、第1大入賞口13aを長期開放し、従って、特別遊技B,Cの16R目が終了するまでの開閉パターンと、特別遊技Dの9R目の8回の短期開放が終了するまでの開閉パターンとは見た目は同じになる。
大入賞口13a,14aを狙うことができる(遊技球が遊技領域4aのうちセンタ役物16の右側を流下する)所謂右打ちで遊技球を発射させることで、特別遊技A(7R長期開放+9R短期開放)では約875 個の遊技球を獲得でき、特別遊技B,C(8R長期開放+8R短期開放)では約1000個の遊技球を獲得でき、特別遊技D,E(16長期開放)では約2000個の遊技球を獲得できる。
ここで、図10(1)に示すように、短期開放となる特定R(5R目/16R目)では、第2大入賞口14aの0.1秒間の短期開放の開始時から1秒後に、特定領域14eが開放し、その開放時から1秒後に閉塞し、依って、遊技球が第2大入賞口14aに入賞し、更に特定領域14eを通過する可能性が極めて低い。
一方、図10(2)に示すように、長期開放となる特定R(5R目/16R目)では、第2大入賞口14aの0.1秒間の短期開放を1回行ってから長期開放を行うとともに、第2大入賞口14aの0.1秒間の短期開放の開始時から1秒後に、特定領域14eが開放し、第2大入賞口14aの長期開放の終了と共に閉塞し、依って、遊技球が第2大入賞口14aに入賞し、更に特定領域14eを通過する可能性が極めて高い。
本パチンコ遊技機1では、特別遊技の実行中に遊技球が特定領域14eを通過することを条件に、当該特別遊技の終了後に「高確・時短状態」が設定され、故に、通常、2回の特定Rが全て短期開放となる特別遊技Aの終了後は「高確・時短状態」が設定されず、少なくとも1回の特定Rが長期開放となる特別遊技B〜Eの終了後は「高確・時短状態」が設定される。
事前判定手段46は、特別図柄情報記憶手段42に記憶されている特別図柄情報が特別図柄情報判定手段43により判定される前に、具体的には、図柄情報取得手段41により特別図柄情報が取得された際に、その特別図柄情報に対して、特別図柄情報判定手段43(大当り判定手段43a、図柄判定手段43b、リーチ判定手段43c、変動パターン判定手段43d)による判定と同等の判定(即ち、特別遊技を行うか否かの判定、ハズレ図柄、大当り図柄A〜Eの何れかの決定、リーチ状態にするか否かの判定、特別図柄の変動パターンの決定)を事前に行う。
一方、乱数更新手段40は、補助遊技を行うか否かを判定する為の当り乱数を設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。図柄情報取得手段41は、遊技球がゲート12を通過したときに普通図柄保留数が4未満の場合に取得条件が成立して、乱数更新手段40により更新された当り乱数を普通図柄情報として取得する。図柄情報取得手段41により取得された普通図柄情報が普通図柄情報記憶手段52に記憶(保留)され、普通図柄情報記憶手段52に記憶されている普通図柄情報の数が普通図柄保留数となる。
普通図柄が変動停止状態で、普通図柄保留数が1以上の場合に始動条件が成立して、この始動条件の成立毎に、保留されている普通図柄情報が、順次1ずつ普通図柄情報判定手段53による判定に供して、普通図柄情報記憶手段52から消去(保留消去)される。ここで、複数の普通図柄情報が保留されている場合、それら複数の普通図柄情報は、図柄情報取得手段41により取得された順番で前記判定に供して保留消化される。
普通図柄情報判定手段53は、始動条件の成立により保留消化された当該普通図柄情報に基づいて、遊技者に有利な補助遊技を行うか否かを判定する。普通図柄表示制御手段54は、始動条件の成立により、普通図柄情報が保留消化されたことを契機に普通図柄の変動表示を開始させ、その後、普通図柄情報判定手段53による判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。補助遊技実行手段55は、普通図柄情報判定手段53により補助遊技を行うと判定された場合、普通図柄表示制御手段54により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり当り図柄が停止表示された後、第2始動口11aを開閉させて補助遊技を行う。
普通図柄情報判定手段53、普通図柄表示制御手段54、補助遊技実行手段55の具体的な処理に関して、図11に示すように、「低確・非時短状態」(「低作動モード」)が設定されている場合には、約1/10の割合で補助遊技を行うと判定され、普通図柄が12秒変動表示され、補助遊技で第2始動口11aの0.1秒の開放が1回行われ、一方、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」(「高作動モード」)が設定されている場合には、約10/10の割合で補助遊技を行うと判定され、普通図柄が0.5秒変動表示され、補助遊技で第2始動口11aの2.0秒の開放が3回行われる。
遊技状態制御手段60は、複数の遊技状態(図12に示す「低確・非時短状態」「低確・時短状態」「高確・時短状態」)の何れか1つを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には「低確・非時短状態」を設定する。
図12に示すように、「低確・非時短状態」又は「低確・時短状態」が設定されている場合、大当り判定手段43aにより特別遊技を行うと判定される確率が低確率に設定され、「高確・時短状態」が設定されている場合、高確率に設定される。また、第2始動口11aを作動させる第2始動口作動モードとして、「低確・非時短状態」が設定されている場合、第2始動口11aを開状態に作動させ難い「低作動モード」が設定され、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」が設定された場合、第2始動口11aを開状態に作動させ易い「高作動モード」が設定される。
遊技状態制御手段60は、特別遊技実行手段45により特別遊技が行われているときに、「低確・非時短状態」を設定するが、そこで、図13に示すように、第2大入賞口14aに入賞した遊技球が特定領域14eを通過した(即ち、V入賞有となる)ことを条件に、当該特別遊技の終了後に「高確・時短状態」を設定し、その後、特別図柄表示器19a,19bでの特別図柄の変動回数が150回を超えると、「高確・時短状態」から「低確・非時短状態」へ変更設定する。また、特別遊技実行手段45により特別遊技が行われているときに、遊技球が特定領域14eを通過しない(即ち、V入賞無となる)と、当該特別遊技の終了後に「低確・時短状態」を設定し、その後、特別図柄の変動回数が100回を超えると、「低確・時短状態」から「低確・非時短状態」へ変更設定する。
ここで、特別図柄の変動パターンに関して詳しく説明する。
図14(1)に示すように、特別図柄の変動パターンの種類は、大当り変動パターン、ハズレ変動パターン、及びリーチハズレ変動パターンに大別され、例えば、図14(1)(2)に示すように、大当り変動パターンは変動パターン1〜11を、ハズレ変動パターンは変動パターン21〜23を、リーチハズレ変動パターンは変動パターン24〜31を夫々含んでいる。尚、大当りの変動パターン1〜11、ハズレの変動パターン21〜23、リーチハズレの変動パターン24〜31は、夫々規定される変動時間が相互に異なる。
図14(1)に示すように、特別図柄の変動パターンの種類は、大当り変動パターン、ハズレ変動パターン、及びリーチハズレ変動パターンに大別され、例えば、図14(1)(2)に示すように、大当り変動パターンは変動パターン1〜11を、ハズレ変動パターンは変動パターン21〜23を、リーチハズレ変動パターンは変動パターン24〜31を夫々含んでいる。尚、大当りの変動パターン1〜11、ハズレの変動パターン21〜23、リーチハズレの変動パターン24〜31は、夫々規定される変動時間が相互に異なる。
変動パターン判定手段43dは、大当り判定手段43aにより特別遊技を行うと判定された場合、図柄判定手段43bにより決定された大当り図柄の種類、及び変動パターン乱数に基づいて、変動パターン1〜11の何れかの大当り変動パターンを決定する。大当り判定手段43aにより特別遊技を行わないと判定された場合、リーチ判定手段43cによりリーチ状態にしないと判定された場合には、特別図柄保留数、及び変動パターン乱数に基づいて、変動パターン21〜23の何れかのハズレ変動パターンを決定し、リーチ判定手段43cによりリーチ状態にすると判定された場合には、変動パターン乱数に基づいて、変動パターン24〜31の何れかのリーチハズレ変動パターンを決定する。
尚、「低確・非時短状態」が設定されているときに、図14に示す変動パターン1〜11,21〜31の中から、1の変動パターンを大当り変動パターン、ハズレ変動パターン、及びリーチハズレ変動パターンの何れかとして決定するものとし、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」が設定されているときには、図14に示す変動パターン1〜11,21〜31の少なくとも一部が異なる複数の変動パターンの中から、1の変動パターンを大当り変動パターン、ハズレ変動パターン、及びリーチハズレ変動パターンの何れかとして決定するようにしてもよい。
次に、図6に示すように、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25のコンピュータにより、演出制御手段70(図柄変動演出制御手段71、特別遊技演出制御手段72)が構成され、演出制御手段70と、演出制御手段70により制御される演出手段80(画像表示装置17、可動役物装置18、スピーカ27、ランプ28a,28b)とが、特別図柄情報判定手段43による判定の結果に基づいて、場合によっては更に事前判定手段46による判定の結果に基づいて、所定の演出を実行可能な演出実行手段90を構成している。
図柄変動演出制御手段71は、特別図柄が変動表示されているとき、当該特別図柄の変動パターンに応じて選択された演出パターン(図14(2)に示す演出パターン1〜11(大当り演出パターン)、演出パターン21〜23(ハズレ演出パターン)、演出パターン24〜31(リーチハズレ演出パターン)の何れか)で、そして図14(2)に示す内容で、演出手段80に図柄変動演出を行わせる。
尚、図柄変動演出制御手段71は、所定の演出パターンで図柄変動演出を行わせるときに、その演出パターンの具体的な態様を複数の態様の中から択一的に選択できる場合、その具体的な態様の選択を、所定の演出パターン選択処理に従って(例えば、「大当り」となるときには決定された大当り図柄の種類を加味して)行うことができる。
図15に示すように、図柄変動演出では、基本的に、画像表示装置17に、特別図柄の変動開始に伴って、(A)3組の演出図柄列17aが変動開始した後、(B)左(左側)の演出図柄「X」が変動停止し、(C)右(右側)の演出図柄「Y」が変動停止し、(D)中(中央)の演出図柄「Z」が変動停止するように表示され、最終的に、特別図柄の変動停止に伴って、この停止図柄列「XZY」が確定停止表示されて、この停止図柄列「XZY」が、特別図柄情報判定手段43による判定結果を示唆するものになる。
例えば、図16(1)に示すように、各演出図柄列17aにおいて表示可能な演出図柄は「1」〜「9」の9つの数字を主体とする図柄であり、つまり、変動停止する演出図柄「X」「Y」「Z」の各々が「1」〜「9」の何れかの図柄になり、その演出図柄の停止図柄列「XZY」は、「大当り」となる場合には、その全ての数字が揃う大当り図柄列(例えば、「111」)となり、「ハズレ」となる場合には、その1つの数字が他の少なくとも1つの数字と揃わないハズレ図柄列(例えば、「123」や「121」)となる。
「大当り」となる場合、「111」〜「999」の9つの大当り図柄列の何れかが確定停止表示されるが、その何れの大当り図柄列が確定停止表示されるかは、特別図柄の大当り図柄の種類との対応で、図16(2)に示すように決められている。つまり、大当り図柄A,C,Dの何れかが停止表示されるときには、「111」〜「999」のうち「333」「777」以外の7つの大当り図柄列の何れかが確定停止表示され、大当り図柄Bが停止表示されるときには、「111」〜「999」の9つの大当り図柄列の何れかが確定停止表示され、大当り図柄Eが停止表示されるときには、「333」「777」の2つの大当り図柄列の何れかが確定停止表示される。
これによって、遊技者は、停止表示された特別図柄での大当り図柄を見ていない、或いはその大当り図柄の種類を識別できないものとして、「低確・非時短状態」である(第1特別図柄情報に基づく判定が行われる)ときに、「333」「777」の何れかの大当り図柄列が確定停止表示されると、その大当り図柄列から、大当り図柄Bが停止表示されていることになるので、その後の特別遊技の開始前から、約1000個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過して特別遊技終了後に「確変・時短状態」が設定される特別遊技Bが行われることを知ることができる。
一方、「低確・非時短状態」であるときに、「333」「777」以外の何れかの大当り図柄列が確定停止表示されると、その大当り図柄列から、特別遊技Aが行われる可能性も特別遊技Bが行われる可能性もあるため、その後の特別遊技中の演出や、特定R(5R目)の開閉(遊技球が実際に特定領域14eを通過したか否か)を見ることによって、約1000個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過して特別遊技終了後に「確変・時短状態」が設定される特別遊技Bが行われているのか、或いは、約875 個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過しないで特別遊技終了後に「低確・時短状態」が設定される特別遊技Aが行われているのかを知ることができる。
また、遊技者は、停止表示された特別図柄での大当り図柄を見ていない、或いはその大当り図柄の種類を識別できないものとして、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」である(第2特別図柄情報に基づく判定が行われる)ときに、「333」「777」の何れかの大当り図柄列が確定停止表示されると、その大当り図柄列から、大当り図柄Eが停止表示されていることになるので、その後の特別遊技の開始前から、約2000個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過して特別遊技終了後に「確変・時短状態」が設定される特別遊技Eが行われることを知ることができる。
一方、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」であるときに、「333」「777」以外の何れかの大当り図柄列が確定停止表示されると、その大当り図柄列から、特別遊技Cが行われる可能性も特別遊技Dが行われる可能性もあるため、その後の特別遊技中の演出や、特定R(5R目,16R目)の開閉(遊技球が実際に特定領域14eを通過したか否か)を見ることによって、約2000個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過して特別遊技終了後に「確変・時短状態」が設定される特別遊技Dが行われているのか、或いは、約1000個の遊技球を獲得できて、遊技球が特定領域14eを通過して特別遊技終了後に「高確・時短状態」が設定される特別遊技Cが行われているのかを知ることができる。
次に、例えば、「低確・非時短状態」が設定されているときに、図柄変動演出制御手段71が、画像表示装置17に表示させる図柄変動演出の具体例について説明する。
図17に示すように、(1) 3つの演出図柄が図柄列「123」で停止表示された状態から、(2) 3組の演出図柄列17aの変動表示が開始され、演出パターン21,22の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(3) 左の演出図柄「7」が仮停止表示され、(4) 右の演出図柄「3」が仮停止表示され、左右の演出図柄「7」「3」が揃わない非リーチ状態になり、(5) 中の演出図柄「6」が仮停止表示され、(6) 3つの演出図柄がハズレ図柄列「763」で確定停止表示される。
演出パターン1が実行されている(「大当り」となる)場合、(3) 左の演出図柄「7」が仮停止表示された後、(7) 右の演出図柄「7」が仮停止表示され、左右の演出図柄「7」「7」が揃ってリーチ状態になり、ノーマルリーチ演出が行われ、(8) 中の演出図柄「7」が仮停止表示され、(9) 3つの演出図柄が大当り図柄列「777」で確定停止表示される。演出パターン24が実行されている(「ハズレ」となる)場合、(7) 左右の演出図柄「7」「7」が揃ってリーチ状態になり、ノーマルリーチ演出が行われ、(10)中の演出図柄「6」が仮停止表示され、(11)3つの演出図柄がハズレ図柄列「767」で確定停止表示される。
演出パターン2,4の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン25,27の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(7) 左右の演出図柄「7」「7」が同一図柄で揃うリーチ状態になった後、ノーマルリーチ演出からの発展演出となるSPリーチ演出が行われ、演出パターン3が実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン26が実行されている(「ハズレ」となる)場合、(7) 左右の演出図柄「7」「7」が同一図柄で揃うリーチ状態になった後、ノーマルリーチ演出からの発展演出となるSP・SPリーチ演出が行われる。
尚、「SP」はスペシャルを意味し、SPリーチ演出はノーマルリーチ演出よりも大当り期待度(大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定された期待度)が高い演出であり、SP・SPリーチ演出はSPリーチ演出よりも大当り期待度が高い演出である。
図17に示すように、(1) 3つの演出図柄が図柄列「123」で停止表示された状態から、(2) 3組の演出図柄列17aの変動表示が開始された後、演出パターン5〜11の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン23,28〜31の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、煽り演出を含む特殊演出が行われる。
図18に示すように、特殊演出では、3組の演出図柄列17aが通常に変動表示されているときに、(21)煽り演出が行われる可能性を知らせる煽り前兆演出17b(例えば、演出図柄列17aを強調させるエフェクト画像)が表示され、その後、(22)煽り前兆演出17bの表示が消去されて、通常の変動表示画面に戻り、次に、(23)煽り演出の実行を予告する煽り予告演出17c(例えば、通常の変動表示画面を暗くする暗転画像)が表示され、続いて、煽り演出が行われるが、ここで、(24A) の第1の煽り演出と(24B) の第2の煽り演出とに分岐する。
尚、(21)の煽り前兆演出17b、(23)の煽り予告演出17cの少なくとも一方を省略してもよい。尚、(21)の煽り前兆演出17bは、煽り演出が行われないときに、ガセ演出として表示されるようにしてもよいし、また、(23)の煽り予告演出17cは、煽り演出が行われないときに、(21)の煽り前兆演出17bがガセ演出として表示された場合、或いは表示されなかった場合でも、ガセ演出として表示されるようにしてもよい。そうすると、遊技者は、(21)の煽り前兆演出17b、(23)の煽り予告演出17cが表示されると、その後、煽り演出が行われないこともあるが、行われることを期待することができる。
第1の煽り演出では、例えば、(24A) 特定のキャラクタAが登場するように表示されるとともに、その動きに合わせて、キャラクタAが放つ第1のパンチによって通常よりも比較的大きめのサイズの左の演出図柄「7」が仮停止表示され、次に、(25A) 通常よりも比較的大きめのサイズの中右の演出図柄「7」「7」が揃って、そして、仮停止表示されている左の演出図柄「7」と揃う方向に比較的低速でスクロール表示されるとともに、所定タイミングでキャラクタAが第2のパンチを放つ。
(25A) キャラクタAが第2のパンチを放つことで、その後、演出パターン9が実行されている(「大当り」となる)場合、(26A) 中右の演出図柄「7」「7」が仮停止表示され、つまり、3つの演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの大当り図柄列「777」で仮停止表示される。その後、(27A) 場面転換により、キャラクタAの表示が消去されるとともに、3つの演出図柄が通常サイズの大当り図柄列「777」で仮停止表示されてから、(28A) その大当り図柄列「777」で確定停止表示される。
(25A) キャラクタAが第2のパンチを放つことで、その後、演出パターン5〜8の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン28〜31の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(29A) 右の演出図柄「7」が仮停止表示され、つまり、左右の演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの「7」「7」のリーチ目で仮停止表示され、その後、(30A) 場面転換により、キャラクタAの表示が消去されるとともに、左右の演出図柄が通常サイズの「7」「7」のリーチ目で仮停止表示される。
その後、演出パターン5が実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン28が実行されている(「ハズレ」となる)場合、「ノーマルリーチ演出」が行われ、演出パターン6,8の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン29,31の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、「SPリーチ演出」が行われ、演出パターン7が実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン30が実行されている(「ハズレ」となる)場合、「SP・SPリーチ演出」が行われる。
(25A) キャラクタAが第2のパンチを放つことで、その後、演出パターン10,11の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン23が実行されている(「ハズレ」となる)場合、(31A) 右の演出図柄「6」が仮停止表示され、つまり、左右の演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの非リーチ目で仮停止表示され、その後、図19(41)へと移行する。
そして、図19に示すように、(41)場面転換により、キャラクタAの表示が消去されるとともに、左右の演出図柄が通常サイズの非リーチ目で仮停止表示され、その後、演出パターン23が実行されている(「ハズレ」となる)場合、(42)中の演出図柄「4」が仮停止表示され、(43)3つの演出図柄がハズレ図柄列「746」で確定停止表示される。
(41)場面転換の後、演出パターン10が実行されている(「大当り」となる)場合、中の演出図柄が仮停止表示される前(或いは、仮停止表示された時と略同時)に、 (44) 可動役物装置18が作動して、左右の可動物18a,18bが退避位置から出現位置に移動して合体し、その後、分離して出現位置から退避位置に移動し、これにより、(45)3つの演出図柄が大当り図柄列「777」で仮停止表示された状態に切換わり、(46)その大当り図柄列「777」で確定停止表示される。
(41)場面転換の後、演出パターン11が実行されている(「大当り」となる)場合、中の演出図柄が仮停止表示される前に、(47)仮停止表示されている右の演出図柄が「6」から「7」に切換わり、つまり、左右の演出図柄が「7」「7」のリーチ目で仮停止表示され、次に、(48)中の演出図柄が特殊図柄である「S」で仮停止表示され、(49)可動役物装置18が作動して、左右の可動物18a,18bが退避位置から出現位置に移動して合体し、その後、分離して出現位置から退避位置に移動し、これにより、(50)3つの演出図柄が大当り図柄列「777」で仮停止表示された状態に切換わり、(51)その大当り図柄列「777」で確定停止表示される。
尚、演出パターン10,11の何れかが行われている(「大当り」となる)場合、一旦、(42)中の演出図柄「4」が仮停止表示され、つまり3つの演出図柄がハズレ図柄列「746」で仮停止表示されてから、(44)/(49) 可動役物装置18が作動して、(45)/(50) 大当り図柄列「777」で仮停止表示されるように切り換わり、つまり復活演出が行われ、(46)/(51) その大当り図柄列「777」で確定停止表示される場合があってもよい。
尚、図18、図19に示す第1の煽り演出、及び第1の煽り演出以降に続く演出において、前記のように、演出図柄として有利図柄となる「7」で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある演出とする以外に、同じく有利図柄となる「3」で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある演出としてもよい。この場合、図18(24A) では、通常よりも比較的大きめのサイズの左の演出図柄「3」が仮停止表示され、図18(25A) では、比較的大きめのサイズの中右の演出図柄「3」「3」が揃って、そして、仮停止表示されている左の演出図柄「3」と揃う方向に比較的低速でスクロール表示されることになる。
一方、図18に示すように、第2の煽り演出では、例えば、(24B) 特定のキャラクタAが登場するように表示されるとともに、その動きに合わせて、キャラクタAが放つ第1のパンチによって通常よりも比較的大きめのサイズの左の演出図柄「6」が仮停止表示され、次に、(25B) 通常よりも比較的大きめのサイズの中右の演出図柄「6」「6」が揃って、そして、仮停止表示されている左の演出図柄「6」と揃う方向に比較的低速でスクロール表示されるとともに、所定タイミングでキャラクタAが第2のパンチを放つ。
(25B) キャラクタAが第2のパンチを放つことで、その後、演出パターン9が実行されている(「大当り」となる)場合、(26B) 中右の演出図柄「6」「6」が仮停止表示され、つまり、3つの演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの大当り図柄列「666」で仮停止表示され、演出パターン5〜8の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン28〜31の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(29B) 右の演出図柄「6」が仮停止表示され、つまり、左右の演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの「6」「6」のリーチ目で仮停止表示され、演出パターン10,11の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、又は、演出パターン23が実行されている(「ハズレ」となる)場合、(31B) 右の演出図柄「5」が仮停止表示され、つまり、左右の演出図柄が通常よりも比較的大きめのサイズの非リーチ目で仮停止表示される。
尚、図18(26B)(29B)(31B) 以降に続く演出においては、図示省略するが、図18、図19に示す演出図柄「7」を「6」に変更し、図18、図19に示す演出図柄「6」を「5」に変更したものになる。尚、図18、図19に示す第2の煽り演出、及び第2の煽り演出以降に続く演出において、前記のように、演出図柄として不利図柄となる「6」で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある演出とする以外に、同じく不利図柄となる「1」「2」「4」「5」「8」「9」の何れかで「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある演出としてもよい。
図20に示すように、SPリーチでは、(61)仮停止表示されている左右の演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(62)SPリーチ演出が表示される。このSPリーチ演出では、例えば、所定のミッション演出が表示され、演出パターン2,6の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、そのミッション演出が成功演出となって、(63)3つの演出図柄が大当り図柄列「777」で仮停止表示されてから、(64)その大当り図柄列「777」で確定停止表示される。
演出パターン4,8,25,27,29,31の何れかが実行されている場合、ミッション演出が失敗演出となって、(65)3つの演出図柄がハズレ図柄列「767」で仮停止表示され、演出パターン25,29の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(66)そのハズレ図柄列「767」で確定停止表示され、演出パターン4,8,27,31の何れかが実行されている場合、(25)3つの演出図柄がハズレ図柄列「767」で仮停止表示された後、SPリーチ演出からの発展演出となるSP・SPリーチ演出が行われる。
図21に示すように、SP・SPリーチでは、その前にSPリーチが行われた場合には仮停止表示されている中の演出図柄が再変動してから、仮停止表示されている左右の演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、SP・SPリーチ演出が表示される。このSP・Sリーチ演出では、例えば、味方キャラクタAと敵キャラクタBとが戦うバトル演出が表示され、そこで、先ず、(71)両キャラクタA,Bが攻防する演出が表示されてから、(72)味方キャラクタAが敵キャラクタBを攻撃する演出が表示され、その終盤で、(73)遊技者に演出ボタンSW6aの操作を促す表示として、演出ボタンSW、その操作を意味する文字「押せ!!」、及び演出ボタンSW6aの当該演出における操作有効期間の残り期間(ゲージ)が表示される。
そして、演出ボタンSW6aが操作有効期間内に操作されるとその操作時から、或いは、操作有効期間内に操作されないと操作有効期間の終了時から、演出パターン3,4,7,8の何れかが実行されている(「大当り」となる)場合、(74)味方キャラクタAが敵キャラクタBを倒して勝利演出が表示され、すると、(75)3つの演出図柄が大当り図柄列「777」で仮停止表示されてから、(76)その大当り図柄列「777」で確定停止表示される。一方、演出パターン26,27,30,31の何れかが実行されている(「ハズレ」となる)場合、(77)味方キャラクタAが敵キャラクタBに倒されて敗北演出が表示され、すると、(78)3つの演出図柄がハズレ図柄列「767」で仮停止表示されてから、(79)そのハズレ図柄列「767」で確定停止表示される。
尚、演出パターン3,4,7,8の何れかが行われている(「大当り」となる)場合、一旦、(77)の敗北演出が表示され、(78)3つの演出図柄がハズレ図柄列「767」で仮停止表示されてから、(75)大当り図柄列「777」で仮停止表示されるように切り換わり、つまり復活演出が行われ、その大当り図柄列「777」で確定停止表示される場合があってもよい。
尚、SPリーチ演出、SP・SPリーチ演出は、図20、図21に示すものでは、第1の煽り演出が行われた場合を含めて、演出図柄が有利図柄「7」のリーチ目で仮停止表示された状態で行われているが、他の有利図柄「3」のリーチ目で仮停止表示された状態で行われる場合があるし、第2の煽り演出が行われた場合を含めて、演出図柄が不利図柄「1」「2」「4」「5」「6」「8」「9」の何れかのリーチ目で仮停止表示された状態で行われる場合がある。
尚、特殊演出、SPリーチ演出、SP・SPリーチ演出において、「大当り」となる場合、3つの演出図柄が不利図柄の大当り図柄列(「666」等)で仮停止表示されてから、有利図柄の大当り図柄列(「777」等)で仮停止表示されるように切り換わり、つまり昇格演出が行われ、その大当り図柄列(「777」等)で確定停止表示される場合があってもよい。
ここで、図17(7) 、図18(29A) 、図18(29B) に示す左右の演出図柄が同一図柄(「7」又は「6」等)で揃ってリーチ状態になる演出を[特別演出]とし、「ノーマルリーチ演出」「SPリーチ演出」「SP・SPリーチ演出」を[特定演出]とすると、演出実行手段90は、特別遊技が行われる可能性があることを示唆する[特別演出]を実行可能であるとともに、[特別演出]の後に、特別遊技が行われる可能性が高いこと(特別遊技が行われるか否か)を示唆する[特定演出]を実行可能である。
つまり、図17(7) 、図18(29A) 、図18(29B) に示す左右の演出図柄が同一図柄(「7」又は「6」等)で揃うリーチ目を[特別演出図柄]とすると、演出実行手段90は、図柄変動演出において、特別遊技が行われる可能性があることを示唆する[特別演出図柄]を仮停止させることが可能であるとともに、[特別演出図柄]を仮停止させた後に、特別遊技が行われるか否か(特別遊技が行われる可能性が高いこと)を示唆する[特定演出]を実行可能である。
また、図18(24A)(25A)に示す第1の煽り演出、図18(24B)(25B)に示す第2の煽り演出を[煽り演出]とし、図18(26A)(27A)(28A) 、図19(45)(46)、図19(50)(51)に示す3つの演出図柄が大当り図柄列(「777」又は「666」等)で仮停止表示されてから確定停止表示される演出を[当り演出]とすると、演出実行手段90は、[特別演出](リーチ状態になる演出)が実行される可能性があることを示唆する[煽り演出]を実行可能にし、[煽り演出]の後に、[特別演出]を実行するときと、特別遊技が行われることを示唆する[当り演出]を実行するときとがある。つまり、[煽り演出]は、[当り演出]が実行される可能性があることを示唆する演出でもある。
つまり、図18(26A)(27A)(28A) 、図19(45)(46)、図19(50)(51)に示す大当り図柄列(「777」又は「666」等)を[当り演出図柄]とすると、演出実行手段90は、特別演出図柄(リーチ目)が仮停止される可能性があることを示唆する[煽り演出]を実行可能にし、[煽り演出]の後に、[特別演出図柄]を仮停止させるときと、特別遊技が行われることを示唆する[当り演出図柄]を仮停止又は停止させるときとがある。つまり、[煽り演出]は、[当り演出図柄]が仮停止又は停止される可能性があることを示唆する演出でもある。
さて、「低確・非時短状態」(第1特別図柄情報に基づく判定が行われる場合)において、図柄変動演出制御手段71は、演出パターン5〜11の何れかで図柄変動演出を行わせる(「大当り」となる)とき、また、演出パターン23,28〜31の何れかで図柄変動演出を行わせる(「ハズレ」となる)とき、つまり煽り演出を行わせるときには、その煽り演出として、これら演出パターン5〜11,23,28〜31毎に、有利図柄(「7」等)で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある第1の煽り演出(図18(24A)(25A))を行わせるか、或いは、不利図柄(「6」等)で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある第2の煽り演出(図18(24B)(25B))を行わせるかを、図22に示す割合で決定する。
具体的に、図22(1)は、大当り時、特別図柄Aの決定時の第1,第2の煽り演出の実行率を示し、図22(2)は、大当り時、特別図柄Bの決定時の第1,第2の煽り演出の実行率を示し、図22(3)は、ハズレ時の第1,第2の煽り演出の実行率を示している。そして、「低確・非時短状態」での大当り確率(図7)、及び大当り時の大当り図柄A,Bの決定率(図8)、変動パターン5〜11,23,28〜31(演出パターン5〜11,23,28〜31)の決定率とともに、図22に示す第1,第2の煽り演出の実行率に基づいて、次のように構成されている。
即ち、[煽り演出]は、演出態様が互いに異なる[第1の煽り演出]と[第2の煽り演出)とを含み、[第1の煽り演出]が実行された後と[第2の煽り演出]が実行された後とで、[当り演出](3つの演出図柄が大当り図柄列(「777」又は「666」等)で仮停止表示されてから確定停止表示される演出)が実行される確率が互いに異なり、つまり、[当り演出図柄](「777」又は「666」等)が仮停止又は停止される確率が互いに異なる。
例えば、前記の各種確率を適宜設定し、[第1の煽り演出](或いは[第2の煽り演出])が実行された後よりも、[第2の煽り演出](或いは[第1の煽り演出])が実行された後の方が、[当り演出]が実行される確率、つまり[当り演出図柄]が仮停止又は停止される確率を高くすることができる。
また、[第1の煽り演出]が実行された後と[第2の煽り演出]が実行された後とで、[特別演出](リーチ状態になる演出)が実行される確率が互いに異なり、つまり、[特別演出図柄](リーチ目)が仮停止される確率が互いに異なる。
例えば、前記の各種確率を適宜設定し、[第1の煽り演出](或いは[第2の煽り演出])が実行された後の方が、[第2の煽り演出](或いは[第1の煽り演出])が実行された後よりも、[特別演出]が実行される確率、つまり[特別演出図柄]が仮停止される確率を高くすることができる。
ここで、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」(第2特別図柄情報に基づく判定が行われる場合)において、図柄変動演出制御手段71は、演出パターン5〜11の何れかで図柄変動演出を行わせる(「大当り」となる)とき、また、演出パターン23,28〜31の何れかで図柄変動演出を行わせる(「ハズレ」となる)とき、つまり煽り演出を行わせるときには、その煽り演出として、これら演出パターン5〜11,23,28〜31毎に、有利図柄(「7」等)で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある第1の煽り演出(図18(24A)(25A))を行わせるか、或いは、不利図柄(「6」等)で「大当り」(リーチ状態)となる可能性がある第2の煽り演出(図18(24B)(25B))を行わせるかを、図23に示す割合で決定してもよい。
具体的に、図23(1)は、大当り時、特別図柄C又はDの決定時の第1,第2の煽り演出の実行率を示し、図23(2)は、大当り時、特別図柄Eの決定時の第1,第2の煽り演出の実行率を示し、図23(3)は、ハズレ時の第1,第2の煽り演出の実行率を示している。そして、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」での大当り確率(図7)、及び大当り時の大当り図柄C,D,Eの決定率(図8)、変動パターン5〜11,23,28〜31(演出パターン5〜11,23,28〜31)の決定率とともに、図23に示す第1,第2の煽り演出の実行率に基づいて、次のように構成されてもよい。
即ち、[煽り演出]は、演出態様が互いに異なる[第1の煽り演出]と[第2の煽り演出)とを含み、[第1の煽り演出]が実行された後と[第2の煽り演出]が実行された後とで、[当り演出](3つの演出図柄が大当り図柄列(「777」又は「666」等)で仮停止表示されてから確定停止表示される演出)が実行される確率が互いに異なり、つまり、[当り演出図柄](「777」又は「666」等)が仮停止又は停止される確率が互いに異なる。
例えば、前記の各種確率を適宜設定し、[第1の煽り演出](或いは[第2の煽り演出])が実行された後の方が、[第2の煽り演出](或いは[第1の煽り演出])が実行された後よりも、[当り演出]が実行される確率、つまり[当り演出図柄]が仮停止又は停止される確率を高くすることができる。
また、[第1の煽り演出]が実行された後と[第2の煽り演出]が実行された後とで、[特別演出](リーチ状態になる演出)が実行される確率が互いに異なり、つまり、[特別演出図柄](リーチ目)が仮停止される確率が互いに異なる。
例えば、前記の各種確率を適宜設定し、[第1の煽り演出](或いは[第2の煽り演出])が実行された後よりも、[第2の煽り演出](或いは[第1の煽り演出])が実行された後の方が、[特別演出]が実行される確率、つまり[特別演出図柄]が仮停止される確率を高くすることができる。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用効果について説明する。
遊技者は、発射ハンドル7を操作し、「低確・非時短状態」であるときには、遊技球がセンタ役物16の左側を落下して第1始動口10に入賞し得るように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」であるとき、或いは特別遊技が行われているときには、遊技球がセンタ役物16の右側を落下して第2始動口11a、ゲート12、第1,第2大入賞口13a,14aに入賞し得るように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
遊技者は、発射ハンドル7を操作し、「低確・非時短状態」であるときには、遊技球がセンタ役物16の左側を落下して第1始動口10に入賞し得るように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、「低確・時短状態」又は「高確・時短状態」であるとき、或いは特別遊技が行われているときには、遊技球がセンタ役物16の右側を落下して第2始動口11a、ゲート12、第1,第2大入賞口13a,14aに入賞し得るように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
「低確・非時短状態」であるときには、先ず、多くの遊技球が第1始動口10に入賞すること、そして、遊技球が第1始動口10に入賞することで受けられる当選率が低確率の特別遊技抽選で当選して特別遊技が行われること、そして、その際の特別遊技は特別遊技A,B(図8)の何れかになるので、特別遊技Bが行われて遊技球が特定領域14eを通過し、特別遊技の終了後に「高確・時短状態」になることを期待して遊技を行うことができる。特別遊技Aが行われると、遊技球が特定領域14eを通過しないので、特別遊技の終了後に「低確・時短状態」になる。
特別遊技の終了後、「低確・時短状態」であるときには、特別図柄の変動回数が100回に達するまで、また、「高確・時短状態」であるときには、特別図柄の変動回数が150回に達するまで、夫々、遊技球が第2始動口11aに入賞し易い状態になるので、所有の遊技球を略維持して、特別遊技抽選を受けることができる。また、「低確・時短状態」「高確・時短状態」であるときには、特別遊技抽選で当選しないときの多くは、特別図柄の変動時間が短縮されるので、比較的短時間で特別遊技抽選が次々と行われていく。
「低確・時短状態」であるときには、特別図柄の変動回数が100回を超えるまでに、遊技球が第2始動口11aに入賞することで受けられる当選率が低確率の特別遊技抽選で当選して特別遊技が行われること、つまり、その際の特別遊技は特別遊技C〜E(図8)の何れかになり、その何れの特別遊技が行われても遊技球が特定領域14eを通過するので、特別遊技の終了後に「高確・時短状態」になる、即ち最も有利な遊技状態に格上げされること、更にはより多くの遊技球を獲得できる特別遊技D,Eの何れかが行われることを期待して遊技を行うことができる。特別遊技抽選で当選することなく特別図柄の変動回数が100回を超えると「低確・非時短状態」になる。
「高確・時短状態」であるときには、特別図柄の変動回数が150回を超えるまでに、遊技球が第2始動口11aに入賞することで受けられる当選率が高確率の特別遊技抽選で当選して特別遊技が行われること、つまり、その際の特別遊技は「低確・時短状態」であるときと同様に特別遊技C〜E(図8)の何れかになり、その何れの特別遊技が行われても遊技球が特定領域14eを通過するので、特別遊技の終了後に「高確・時短状態」になる、即ち最も有利な遊技状態が続くこと、更にはより多くの遊技球を獲得できる特別遊技D,Eの何れかが行われることを期待して遊技を行うことができる。特別遊技抽選で当選することなく特別図柄の変動回数が150回を超えると「低確・非時短状態」になる。
さて、特別遊技抽選が行われると、その抽選結果に基づいて決定された変動パターン(図14)で規定された時間、特別図柄が変動表示されてから、特別遊技抽選の結果を示す図柄(ハズレ図柄、大当りA〜Eの何れか)が停止表示されるが、特別図柄が変動表示されているとき、図柄変動演出が、演出手段80を用いて、当該特別図柄の変動パターンに対応する演出パターン(図14(2))で実行されるので、この図柄変動演出によって、パチンコ遊技機1の遊技性、並びに遊技興趣が高められる。
図柄変動演出において、遊技者は、主に画像表示装置17での表示を見て、複数の演出図柄(特別図柄)が変動開始後、先ず、図17(7) に示すリーチ状態になること、そしてリーチ状態になると次に、ノーマルリーチ演出が行われるが、そのノーマルリーチ演出からノーマルリーチ演出よりも大当り期待度が高い図20に示すSPリーチ演出が行われること、更にはSPリーチ演出よりも大当り期待度が高い図21に示すSP・SPリーチ演出が行われることを期待して、そして最終的には特別遊技が行われることを期待して遊技を行うことができる。
リーチ状態になることは、特別遊技が行われる可能性があることを示唆することであり、故に、遊技者は、先ず、リーチ状態になること期待して遊技を行うことになるが、ここで、具体的に、図17(3)(7)のように、通常に左右の演出図柄が仮停止表示されてリーチ状態になるのとは別に、リーチ状態になる可能性があることを示唆する、つまりリーチ状態になることを煽る煽り演出として、図18(24A)(25A)に示す第1の煽り演出、又は図18(24B)(25B)に示す第2の煽り演出が実行され得る。
図18(24A)(25A)/(24B)(25B) に示すように、煽り演出では、具体的に、左の演出図柄(「7」や「6」等)が仮停止表示され、中右の演出図柄(「7」「7」や「6」「6」等)」が揃って、そして、仮停止表示されている左の演出図柄と揃う方向に比較的低速でスクロール表示され、この煽り演出によって、リーチ状態にならないで「ハズレ」となることもあるが、リーチ状態になることへの遊技者の期待感を高めることが可能になり、そして、煽り演出の後にリーチ状態になると、前記同様、遊技者は、ノーマルリーチ演出よりも大当り期待度が高いSPリーチ演出が行われること、更にはSPリーチ演出よりも大当り期待度が高いSP・SPリーチ演出が行われることを期待して、そして最終的には特別遊技が行われることを期待して遊技を行うことができる。
これを前提にして、煽り演出の後には、リーチ状態にならないで「ハズレ」となること、及びリーチ状態になってノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、及びSP・SPリーチ演出が実行されること以外に、図18(26A)(27A)(28A)/図19(45)(46)に示すように、リーチ状態にならないで、或いは、図19(50)(51)に示すように、リーチ状態にはなるが、それらの何れも、ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、及びSP・SPリーチ演出が実行されないで、3つの演出図柄が大当り図柄列(「777」又は「666」等)で仮停止表示されてから確定停止表示される当り演出が実行されて「大当り」となり得る。
このように、煽り演出は、リーチ状態になることを煽る演出になるだけでなく、リーチ状態にならなくても、そして、ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、及びSP・SPリーチ演出が実行されなくても、「大当り」となることを煽る演出にもなるので、つまり、遊技者は、この煽り演出によって、リーチ状態になる期待だけでなく、リーチ状態にならなくても、そして、ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、及びSP・SPリーチ演出が実行されなくても、「大当り」となる期待を持つことができるので、煽り演出の演出効果を大きく高めることが可能になる。
特に、煽り演出の後は、リーチ状態にならないで「ハズレ」となる、又はリーチ状態になってリーチ演出が実行されることが多いものとすると、煽り演出の実行中、リーチ状態になることを期待している遊技者にとって、その後、リーチ状態にならないで、或いはリーチ状態になっても、リーチ演出が行われないで、「大当り」となる演出は、遊技者に強烈なインパクトを与え、遊技者を驚愕させ歓喜させる劇的な演出となる。
しかも、第1の煽り演出が実行された後と第2の煽り演出が実行された後とで、特別演出が実行される(リーチ状態になる)確率が互いに異なるようにして、第1の煽り演出(或いは第2の煽り演出)が実行された後よりも、第2の煽り演出(或いは第1の煽り演出)が実行された後の方が、特別演出が実行される確率を高くして、遊技者は、リーチ状態になる期待を、第1の煽り演出(或いは第2の煽り演出)が実行された後よりも、第2の煽り演出(或いは第1の煽り演出)が実行された方が高く持つことがでる。
また、第1の煽り演出が実行された後と第2の煽り演出が実行された後とで、当り演出が実行される確率が互いに異なるようにして、第1の煽り演出(或いは第2の煽り演出)が実行された後の方が、第2の煽り演出(或いは第1の煽り演出)が実行された後よりも、当り演出が実行される確率を高くして、遊技者は、リーチ状態にならなかった場合、「大当り」となる期待を、第1の煽り演出(或いは第2の煽り演出)が実行された後の方が、第2の煽り演出(或いは第1の煽り演出)が実行された後よりも高く持つことがでる。
つまり、煽り演出については、リーチ状態になる期待度、及び、リーチ状態にならなくても、「大当り」となる期待度を、第1の煽り演出が実行されたか、或いは第2の煽り演出が実行されたかによって異ならせることができる故、煽り演出の演出効果を一層高めることが可能になる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更形態について説明する。
(1)特別遊技が行われる可能性があることを示唆する特別演出としては、図17(7)/図18(29A)/図18(29B) に示す演出図柄をリーチ状態にする演出と共に、或いは、そうした演出としないで(例えば、演出図柄がリーチ状態になるタイミング以外のタイミングにおいて)、画像表示装置17の所定領域に特別画像(例えば、「リーチ」)を表示する演出、可動役物装置18が特別態様で作動(例えば、左右の可動物18a,18bが退避位置から出現位置に移動して合体)する演出、スピーカ27から特別音(例えば、「リーチ」)を出力する演出、ランプ28a,28bが特別パターンで点灯(例えば、高速で点滅)する演出のうちの少なくとも1つの演出を採用してもよい。
(1)特別遊技が行われる可能性があることを示唆する特別演出としては、図17(7)/図18(29A)/図18(29B) に示す演出図柄をリーチ状態にする演出と共に、或いは、そうした演出としないで(例えば、演出図柄がリーチ状態になるタイミング以外のタイミングにおいて)、画像表示装置17の所定領域に特別画像(例えば、「リーチ」)を表示する演出、可動役物装置18が特別態様で作動(例えば、左右の可動物18a,18bが退避位置から出現位置に移動して合体)する演出、スピーカ27から特別音(例えば、「リーチ」)を出力する演出、ランプ28a,28bが特別パターンで点灯(例えば、高速で点滅)する演出のうちの少なくとも1つの演出を採用してもよい。
(2)特別演出(演出図柄がリーチ状態になる演出等)が実行される可能性があることを示唆する煽り演出としては、図18(24A)(25A)/ 図18(24B)(25B)に示す演出図柄を用いた演出と共に、或いは、そうした演出としないで、画像表示装置17の所定領域に煽り画像(例えば、後述の擬似連続演出)を表示する演出、可動役物装置18が煽り態様で作動(例えば、左右の可動物18a,18bが退避位置付近で複数回往復移動)する演出、スピーカ27から煽り音(例えば、「チャンス」)を出力する演出、ランプ28a,28bが煽りパターンで点灯(例えば、低速で点滅)する演出のうちの少なくとも1つの演出を採用してもよい。
(3)前記の擬似連続演出は、一般に、特別図柄の1回の変動において、複数の演出図柄の変動の開始・停止(擬似連)が擬似的に複数回行われているように見せる演出であり、具体的に、複数の演出図柄が、擬似的に変動停止する際、擬似継続図柄列(例えば、「123」等の続き目や「122」等のリーチ崩れ目等)で仮停止表示されると、再変動して次回の擬似連が行われ、一方、擬似継続図柄列で仮停止表示されないと、ハズレ図柄列で仮停止表示されて「ハズレ」となる、或いはリーチ目で仮停止表示され、その後、ノーマルリーチ演出、SPリーチ演出、及びSP・SPリーチ演出の何れかが実行される。尚、擬似連の回数は、例えば、最大で4回であり、擬似連を何回するかは、決定された変動パターンに応じて決められ、通常、擬似連の回数が多くなる程、大当り期待度が高くなる。
こうした擬似連続演出において、複数の演出図柄が、擬似的に変動停止する際、擬似継続図柄列で仮停止表示されることを煽る煽り演出が実行されるようにして、この煽り演出は、複数の演出図柄がリーチ目で仮停止表示されることを煽る(つまり、特別演出が実行される可能性があることを示唆する)演出にもなる。これを前提として、この煽り演出の後には、複数の演出図柄が擬似継続図柄列で仮停止表示されること、及びリーチ目で仮停止表示されること以外に、いきなり大当り図柄列で仮停止表示され得る(つまり、特別遊技が行われることを示唆する当り演出が実行され得る)ようにすることができる。
また、煽り演出としての擬似連続演出において、第1,第2の煽り演出の演出態様を、擬似連の回数によって異ならせることができる。例えば、擬似連の回数が1又は2回の擬似連続演出を第1の煽り演出とし、擬似連の回数が3又は4回の擬似連続演出を第2の煽り演出とすることができる。
(4)前記当り演出としては、図18(26A)(27A)(28A)/図19(45)(46)/ 図19(50)(51)に示す演出図柄を大当り図柄列で仮停止表示してから確定停止表示する演出と共に、或いは、そうした演出としないで、画像表示装置17の所定領域に大当り確定画像(例えば、確定色(レインボー))を表示する演出、可動役物装置18が大当り確定態様で作動(例えば、左右の可動物18a,18bが退避位置から出現位置へ移動して合体)する演出、スピーカ27から大当り確定音(例えば、「キュイン、キュイン」)を出力する演出、ランプ28a,28bが大当り確定パターン(例えば、大当り確定色(レインボー))で点灯する演出のうちの少なくとも1つの演出を採用してもよい。
尚、図19(44)/ 図19(49)に示す可動役物装置18が作動する演出を、可動役物装置18が大当り確定態様で作動する演出(即ち当り演出)とすることができる。尚、可動役物装置18が大当り確定態様で作動する等の大当り確定演出については、「ノーマルリーチ演出」「SPリーチ演出」「SP・SPリーチ演出」の何れかにおいて、「大当り」となるときには所定のタイミング(例えば、大当り図柄列が仮停止表示されたときのタイミング、或いは、それよりも早いタイミング)で実行される場合があってもよい。
(5)第1,第2の煽り演出の演出態様を、前記のように演出図柄の種類によって異ならせると共に、或いは演出図柄の種類とは無関係にして、画像表示装置17の所定領域に表示する画像、可動役物装置18の作動、スピーカ27から出力する音声、ランプ28a,28bの点灯の少なくとも1つによって異ならせてもよい。尚、前記のように、第1,第2の煽り演出の演出態様を、擬似連の回数によって異ならせる形態も、前記画像によって異ならせる例の1つである。
第1,第2の煽り演出の演出態様を、画像表示装置17の所定領域に表示する画像によって異ならせる別の例として、図18(24A)(25A)のようにキャラクタAがパンチを放つ演出を第1の煽り演出とし、図18(24B)(25B)のようにキャラクタAがパンチを放つ演出の代わりに、キャラクタAがパンチと異なるキックを放つ演出を採用し、その演出を第2の煽り演出としてもよい。
また、第1,第2の煽り演出の演出態様を、可動役物装置18の作動によって異ならせる例として、左右の可動物18a,18bが退避位置付近で複数回往復移動する演出を第1の煽り演出として、左右の可動物18a,18bが退避位置で停止する演出を第2の煽り演出としてもよい。
(6)図18(24A)(25A)/ 図18(24B)(25B)に示す煽り演出では、仮停止表示されている左の演出図柄に対して、中右の2つの演出図柄が、左の演出図柄と同じ図柄に揃って、比較的低速でスクロール表示されるが、中又は右の1つの演出図柄が、左の演出図柄と同じ図柄に揃って、比較的低速でスクロール表示される場合があってもよい。つまり、比較的低速でスクロール表示される演出図柄の数によって、第1,第2の煽り演出の演出態様を異ならせることができる。
(7)前記当り演出を実行する場合、3つの演出図柄が変動している状態から、3つの演出図柄が同時に変動停止して、大当り図柄列で仮停止表示し、続いて確定停止表示されてもよい。つまり、当り演出の実行に際して、前記実施例のように、先ず左の演出図柄を仮停止表示させるのを省略してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施が可能であり、また、種々のパチンコ遊技機、或いはパチンコ遊技機以外のスロットマシン(回胴式遊技機)等の種々の遊技機に本発明を適用可能である。
1 パチンコ遊技機
43 特別図柄情報判定手段
90 演出実行手段
43 特別図柄情報判定手段
90 演出実行手段
Claims (3)
- 遊技者に有利な特別遊技を行うか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定の結果に基づいて、所定の演出を実行可能な演出実行手段とを備え、
前記演出実行手段は、
所定の演出図柄を変動させてから停止させる演出を含む変動演出を実行可能であり、
前記変動演出において、前記特別遊技が行われる可能性があることを示唆する特別演出図柄を仮停止させることが可能であるとともに、前記特別演出図柄を仮停止させた後に、前記特別遊技が行われるか否かを示唆する特定演出を実行可能であり、
前記特別演出図柄が仮停止される可能性があることを示唆する煽り演出を実行可能にし、前記煽り演出の後に、前記特別演出図柄を仮停止させるときと、前記特別遊技が行われることを示唆する当り演出図柄を仮停止又は停止させるときとがあることを特徴とする遊技機。 - 前記煽り演出は、演出態様が互いに異なる第1の煽り演出と第2の煽り演出とを含み、
前記第1の煽り演出が実行された後と前記第2の煽り演出が実行された後とで、前記当り演出図柄が仮停止又は停止される確率が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記第1の煽り演出が実行された後と前記第2の煽り演出が実行された後とで、前記特別演出図柄が仮停止される確率が互いに異なることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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