JP2018019504A - 電気自動車用の電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通常動作と省電力動作の何れにおいても、十分な冷却性能が得るとともに、ポンプを高効率で動作させる電源システムを提供する。
【解決手段】電気自動車用の電源システム8であって、メインバッテリ4と、電力制御ユニット12と、走行用モータ2と、メインバッテリの直流電力をより低電圧の直流電力に変換するコンバータ30と、変換後の直流電力によって充電されるサブバッテリ22と、電力制御ユニットを冷却する冷媒を循環させるポンプ40と、ポンプを制御するポンプ制御ユニット42を有する。コンバータが、変換後の直流電力の電圧を第1電圧に制御する通常動作と、変換後の直流電力の電圧を第1電圧よりも低い第2電圧に制御する省電力動作を実行可能である。ポンプ制御ユニットが、省電力動作時に通常動作時よりも変換後の直流電力がポンプに供給される期間の比率を高くする。
【選択図】図1

Description

本明細書は、電気自動車用の電源システムを開示する。本明細書における「電気自動車」は、走行用モータとエンジンの双方を備えるハイブリッド車を含む。
特許文献1に、メインバッテリと、コンバータと、サブバッテリと、複数の補機を有する電源システムが開示されている。コンバータは、メインバッテリの直流電力をより低電圧の直流電力に変換する。サブバッテリは、変換後の直流電力によって充電される。補機は、サブバッテリの出力電力(すなわち、コンバータによる変換後の直流電力)によって動作する機器(低電圧機器)の総称である。補機には、例えば、ルームランプ、ナビゲーションシステム、カーオーディオなどが含まれる。
特許文献1の電源システムでは、コンバータが通常動作と省電力動作を行うことができる。省電力動作では、通常動作よりも、変換後の直流電力の電圧が低くなる。これによって、補機が低電圧で動作し、電力消費が抑制される。
特開2014−166028号公報
電気自動車の電源システムは、走行用モータを動作させるための電力制御ユニット(いわゆる、PCU)を有している。電力制御ユニットは、メインバッテリの直流電力を交流電力に変換して走行用モータに供給する。この種の電力制御ユニットでは、内部の素子(例えば、スイッチング素子)が発熱する。このため、電源システムは、冷媒を循環させることで電力制御ユニットを冷却する冷却構造を備えている。冷媒を循環させるためのポンプは、サブバッテリの出力電力によって動作する。すなわち、ポンプは、補機の一種である。一般に、ポンプの制御ユニットは、ポンプに供給する通電量を制御することでポンプの出力を調整する。ポンプへの通電量は、サブバッテリの出力電力を、一定の割合で周期的に通電と遮断を繰り返して調整される。本明細書では、ポンプへ供給する電力の通電と遮断の割合をデューティ比と称する。デューティ比を適切に調節することで、ポンプを高効率で動作させることができる。
特許文献1のように、コンバータが通常動作と省電力動作を実行可能な場合、省電力動作において変換後の直流電力の電圧(すなわち、サブバッテリの出力電圧)が低くなる。このため、省電力動作時にポンプに印加される電圧が低くなる。したがって、省電力動作時に十分な冷却性能が得られるように、電圧が低い分を補うべくデューディ比を高くする必要がある。一方、デューティ比を高くすると、通常動作時(サブバッテリの出力電圧が高い場合)にポンプに供される電力が必要以上に大きくなり、ポンプで生じる損失が大きくなる。したがって、本明細書では、通常動作と省電力動作の何れでも、十分な冷却性能が得られるとともにポンプを高効率で動作させることができる技術を提供する。
電気自動車用の電源システムであって、メインバッテリと、電力制御ユニットと、走行用モータと、コンバータと、サブバッテリと、複数の補機と、ポンプ制御ユニットを有する。前記電力制御ユニットは、前記メインバッテリの直流電力を交流電力に変換する。前記走行用モータは、前記交流電力によって動作する。前記コンバータは、前記メインバッテリの直流電力をより低電圧の直流電力に変換する。前記サブバッテリは、変換後の前記直流電力によって充電される。複数の前記補機は、変換後の前記直流電力によって動作する。複数の前記補機は、前記電力制御ユニットを冷却する冷媒を循環させるポンプを含む。前記ポンプ制御ユニットは、変換後の前記直流電力が前記ポンプに供給される期間と供給されない期間とが交互に繰り返されるようにポンプを制御する。前記コンバータが、変換後の前記直流電力の電圧を第1電圧に制御する通常動作と、変換後の前記直流電力の電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に制御する省電力動作を実行可能である。前記ポンプ制御ユニットが、前記省電力動作時に前記通常動作時よりも変換後の前記直流電力が前記ポンプに供給される期間の比率を高くする。
この電源システムでは、ポンプ制御ユニットが、変換後の直流電力がポンプに供給される期間と供給されない期間とが交互に繰り返されるようにポンプを制御する。前述したように、変換後の直流電力がポンプに供給される期間の比率をデューティ比という。ポンプ制御ユニットは、省電力動作時に通常動作時よりもデューティ比を高くする。すなわち、省電力動作時には、通常動作時よりもポンプへの印加電圧が低くなる一方で、通常動作時よりもデューティ比が高くなる。このように通常動作時と省電力動作時との間でデューティ比が変更されることで、通常動作時にポンプに供給される電力と省電力動作時にポンプに供給される電力の差が小さくなる。したがって、通常動作時と省電力動作時の何れでも、十分な冷却性能が得られるとともに高効率で動作が可能な条件でポンプを動作させることができる。
電源システムの回路図。 通常動作時の電圧V2を示すグラフ。 省電力動作時の電圧V2を示すグラフ。 電源システムが実行する処理を示すフローチャート。 通常動作から省電力動作に切り換わるときの各値のグラフ。
図1に示す実施形態の電源システム8は、ハイブリッド車に搭載されている。ハイブリッド車は、エンジン61、モータ1(MG1)、モータ2(MG2)を備えており、これらの動力により走行することができる。モータを利用する場合、ハイブリッド車は、メインバッテリ4から供給される電力によりモータ2を駆動し、モータ2の動力によって駆動輪(図示せず)を回転させる。エンジン61を利用して走行する場合には、ハイブリッド車は、モータ1をセルモータとして使用しエンジン61を始動させる。そして、ハイブリッド車は、動力分配機構62によって、エンジン61が発生させた動力の一部を駆動輪に伝達する一方で、残りの動力をモータ1に伝達させてモータ1で発電する。モータ1で発電した電力は、モータ2に供給して駆動輪の回転に利用したり、メインバッテリ4に充電したりすることができる。
なお、走行中のハイブリッド車が減速する際には、モータ1またはモータ2で回生発電し、発電した電力でメインバッテリ4を充電することができる。このように、モータ1とモータ2は、発電機としても機能する。その意味で、モータ1とモータ2は、「モータジェネレータ」と称することができる。図1の「MG1」がモータ1(モータジェネレータ1)を表し、「MG2」がモータ2(モータジェネレータ2)を表す。
電源システム8は、メインバッテリ4、サブバッテリ22、電力制御ユニット(PCU)12、DC−DCコンバータ(DDC)30を備えている。以下では、電力制御ユニット12をPCU12と表記し、DC−DCコンバータ30をDDC30と表記する。
メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池(再充電可能電池)である。本実施形態では、メインバッテリ4の電圧は約300V(ボルト)である。メインバッテリ4は、一対のメイン電力線10を介してPCU12に接続されている。
PCU12は、メインバッテリ4とMG1、MG2の間に接続されている。PCU12は、一対のメイン電力線10の間の直流電力(メインバッテリ4から供給される直流電力)を三相交流電力に変換し、三相交流電力をMG1、MG2に供給する。また、PCU12は、MG1、MG2から供給される三相交流電力を直流電力に変換し、直流電力を一対のメイン電力線10間に供給することもできる。PCU12は、コンバータ(CNV)16及びインバータ(INV)17を備えている。
コンバータ16は、一対のメイン電力線10の間の直流電力の電圧を昇圧し、昇圧した電圧をインバータ17に供給する。インバータ17は、コンバータ16から供給される直流電力を三相交流電力に変換し、変換した三相交流電力をMG1、MG2に供給する。また、インバータ17は、MG1やMG2が発電した三相交流電力を直流電力に変換し、直流電力をコンバータ16に供給することもできる。コンバータ16は、インバータ17から供給される直流電力の電圧を降圧し、降圧した電圧を一対のメイン電力線10の間に印加することもできる。
また、PCU12は、冷却水を循環させる冷却水路46を有している。後述するポンプ40が動作すると、冷却水路46内に冷却水が循環する。PCU12が動作すると、コンバータ16とインバータ17(より詳細には、これらの内部のスイッチング素子)が発熱する。冷却水路46内の冷却水は、コンバータ16とインバータ17を冷却する。
メイン電力線10には、SMR20が設けられている。SMR20は、メインバッテリ4とPCU12の間を接続状態と非接続状態とに切り換える。SMR20がオンすると、メインバッテリ4がPCU12に電気的に接続される。SMR20がオフすると、メインバッテリ4がPCU12から遮断される。不図示の車両メインスイッチ(イグニッションスイッチ)がオフの間は、SMR20はオフしている。車両メインスイッチがオフからオンに切り換えられると、SMR20がオンし、メインバッテリ4とPCU12が接続される。メインバッテリ4とPCU12が接続されると、MG1とMG2に電力を供給可能な状態、即ち、走行可能な状態になる。
サブバッテリ22は、典型的には、鉛蓄電池で構成される二次電池(再充電可能電池)である。サブバッテリ22の出力電圧は、メインバッテリ4の出力電圧よりも低い。本実施形態では、サブバッテリ22の電圧は約13.6Vである。サブバッテリ22は、一対のサブ電力線24の間に接続されている。なお、車両の導電性のボデーが、サブ電力線24の負極線を兼ねる場合がある。
メインバッテリ4の正極と負極の間(すなわち、SMR20よりもメインバッテリ4側のメイン電力線10の間)に、DDC30が接続されている。DDC30は、一対のサブ電力線24にも接続されている。DDC30は、メインバッテリ4の正極と負極の間の電圧を降圧し、降圧した電圧を一対のサブ電力線24の間に印加する降圧動作を行うことができる。DDC30が降圧動作を行うことで、メインバッテリ4の電力でサブバッテリ22を充電することができる。DDC30は、一対のサブ電力線24の間に印加する電圧V1(降圧後の電圧)を所定の電圧に制御する。サブバッテリ22の出力電圧は、電圧V1に等しくなる。DDC30は、図示しない制御装置からの指令に基づいて、通常動作と省電力動作を実行することができる。通常動作では、DDC30は、電圧V1を高電圧V1H(本実施形態では、13.6V)に制御する。省電力動作では、DDC30は、電圧V1を低電圧V1L(本実施形態では、12.5〜13.5Vの範囲内の電圧)に制御する。すなわち、省電力動作では、通常動作に比べて、サブバッテリ22の出力電圧V1が低くなる。省電力動作は、システムエラー(通信エラー等)、バッテリの温度異常(高温または低温)、バッテリの低容量、車両の停止(パーキングまたはニュートラル)、電気的負荷の増大(テールランプオン、ブロアHi等)の場合に実行される。
サブバッテリ22は、一対のサブ電力線24を介して、補機(AUX)26に接続されている。また、サブバッテリ22は、一対のサブ電力線24、ポンプ制御ユニット42及び一対のポンプ配線44を介してポンプ40に接続されている。
補機26は、サブバッテリ22の出力電圧V1で動作する機器(低電圧機器)の総称である。図2では、補機26を一つの矩形で表しているが、補機26は、ルームランプ、ナビゲーションシステム、カーオーディオなど、複数の低電圧機器を含む。DDC30が省電力動作を実行している場合には、補機26に供給される電圧V1が低くなり、補機26における消費電力が抑制される。
ポンプ40は、冷却水路46に介装されており、冷却水路46内の冷却水を循環させる。ポンプ40は、ポンプ配線44を介してポンプ制御ユニット42に接続されている。ポンプ制御ユニット42には、一対のサブ電力線24が接続されている。ポンプ制御ユニット42は、サブ電力線24がポンプ配線44に電気的に接続されている状態(以下、オン状態という)と、サブ電力線24がポンプ配線44から電気的に遮断されている状態(以下、オフ状態という)とに切り換わる。ポンプ制御ユニット42がオン状態である場合には、サブバッテリ22の出力電圧V1がポンプ40に印加される。ポンプ制御ユニット42がオフ状態である場合には、サブバッテリ22の出力電圧V1がポンプ40に印加されない。ポンプ40は、サブバッテリ22からの電力により動作する。すなわち、ポンプ40は補機の一種である。ポンプ制御ユニット42は、オン状態の期間(以下、オン期間という)とオフ状態の期間(以下、オフ期間という)とが交互に繰り返されるように動作する。また、以下では、オン期間の長さの比率をデューティ比という。オン期間の長さがT1であり、オフ期間の長さがT2である場合に、デューティ比Dは、D=T1/(T1+T2)で表される。
サブバッテリ22の出力電圧V1とデューティ比Dによって、ポンプ40に供給される電力が変化する。ポンプ40に供給される電力が大きいほど、冷却水の循環速度が速くなる。冷却水の循環速度が速いほど、冷却性能が高くなる。但し、冷却水の循環速度が一定の速度よりも高くなると、冷却性能はそれ以上ほとんど向上しない。冷却水の循環速度が速すぎると、冷却性能が向上しない一方で、ポンプ40の消費電力が高くなる。したがって、ポンプ40に供給される電力は、十分な冷却性能が得られる一方で、ポンプ40の消費電力が過度に高くならないように設定されていることが好ましい。本実施形態の電源システム8では、ポンプ制御ユニット42がデューティ比Dを変更することで、ポンプ40を効率的に動作させる。
図2は、通常動作時にポンプ40に印加される電圧V2を示している。また、図3は、省電力動作時にポンプ40に印加される電圧V2を示している。なお、図2、3では、オン期間T1における電圧V2が電圧V1と一致するように示されているが、配線抵抗等に起因する電圧降下によって、ポンプ40に印加される電圧V2が電圧V1よりも僅かに低くなる場合がある。
通常動作時には、ポンプ制御ユニット42は、図2に示すようにポンプ40に印加される電圧V2(ポンプ配線44の電圧)を制御する。図2に示すように、ポンプ制御ユニット42は、オン期間T1とオフ期間T2が交互に繰り返されるように動作する。オン期間T1においては、ポンプ40にサブバッテリ22の出力電圧V1と略同じ大きさの電圧が印加される。通常動作においては、出力電圧V1は高電圧V1Hである。オフ期間T2においては、ポンプ40に印加される電圧は略ゼロである。通常動作時のデューティ比D(=T1/(T1+T2))は、出力電圧V1が高電圧V1Hの場合に、ポンプ40が高効率で動作するとともに十分な冷却性能が得られる値に設定されている。
省電力動作時には、ポンプ制御ユニット42は、図3に示すように電圧V2を制御する。図3に示すように、省電力動作時には、出力電圧V1は低電圧V1Lである。また、省電力動作時には、ポンプ制御ユニット42は、通常動作時に比べて、オン期間T1を長くするとともにオフ期間T2を短くする。すなわち、ポンプ制御ユニット42は、省電力動作時に、通常動作時よりもデューティ比Dを高くする。このように、省電力動作時には、オン期間T1における電圧V2が低電圧V1Lとなる一方で、デューティ比Dが高くなる。このため、省電力動作時にポンプ40に供給される電力は、通常動作時にポンプ40に供給される電力と略等しい。つまり、省電力動作時のデューティ比Dは、出力電圧V1が低電圧V1Lの場合に、ポンプ40が高効率で動作するとともに十分な冷却性能が得られる値に設定されている。
図4は、ポンプ制御ユニット42の動作を示すフローチャートである。ステップS2で、省電力動作を実行中か否かが判定される。省電力動作を実行中でない場合には、ステップS4で低いデューティ比でポンプ制御ユニット42が動作する。すなわち、図2に示す波形の電圧V2がポンプ40に印加される。また、省電力動作を実行中の場合には、ステップS6で高いデューティ比でポンプ制御ユニット42が動作する。すなわち、図3に示す波形の電圧V2がポンプ40に印加される。図4のフローチャートが繰り返し実行されることで、適宜、デューティ比が切り替えられる。これによって、ポンプ40が、十分な冷却性能が得られる範囲で高効率で動作する。
図5は、通常動作から省電力動作に切り換わる際の各値の変化を模式的に示している。記号V1は電圧を示し、記号Dはデューティ比を示し、記号nはポンプ40の回転数nを示し、記号Qは冷却水の流量を示し、記号tは冷却水の温度を示している。図5は、各物理量の変化を理解し易くために、異なる物理量を一つのグラフに混在させている模式的なグラフである。
通常動作から省電力動作に切り換わる際に、サブバッテリ22の出力電圧V1が高電圧V1Hから低電圧V1Lに切り換わる。同時に、デューティ比Dが、低い値DLから高い値DHに切り換わる。このように、サブバッテリ22の出力電圧V1が低下しても、それと略同時にデューティ比Dが高くなるので、ポンプ40に供給される電力はほとんど変わらない。したがって、通常動作から省電力動作に切り換わる際に、ポンプ40の回転数nがほとんど変化せず、したがって冷却水の流量Qもほとんど変化しない。このため、冷却水の温度t(より詳細には、PCU12の内部における冷却水の温度)も、通常動作から省電力動作に切り換わる際にほとんど変化しない。このように、通常動作から省電力動作に切り換わる際に、冷却性能はほとんど変化しない。
以上に説明したように、本実施形態の電源システム8では、省電力動作時に通常動作時よりもデューティ比Dが高くなる。これによって、通常動作時と省電力動作時の両方で、ポンプ40が高効率で動作するとともに、PCU12を十分に冷却することができる。
なお、ポンプ制御ユニット42は、PCU12の温度に応じてポンプ40の出力を調整する。ポンプ40の出力は上記したデューティ比Dで調整することができる。ポンプ制御ユニット42は、PCU12の温度が高いほど、デューティ比Dを高くする。ポンプ制御ユニット42は、ポンプ40の出力目標が最大のときのデューティ比Dを、通常動作時よりも省電力動作時に高くする。別言すれば、ポンプ制御ユニット42は、ポンプの出力目標が最大のときの、直流電力がポンプ40に供給される期間の比率を、通常動作時よりも省電力動作時に高くする。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1、2:モータ
4 :メインバッテリ
8 :電源システム
10 :メイン電力線
12 :電力制御ユニット
16 :コンバータ
17 :インバータ
22 :サブバッテリ
24 :サブ電力線
26 :補機
30 :DC−DCコンバータ
40 :ポンプ
42 :ポンプ制御ユニット
44 :ポンプ配線
46 :冷却水路
61 :エンジン
62 :動力分配機構

Claims (1)

  1. 電気自動車用の電源システムであって、
    メインバッテリと、
    前記メインバッテリの直流電力を交流電力に変換する電力制御ユニットと、
    前記交流電力によって動作する走行用モータと、
    前記メインバッテリの直流電力をより低電圧の直流電力に変換するコンバータと、
    変換後の前記直流電力によって充電されるサブバッテリと、
    変換後の前記直流電力によって動作する複数の補機であって、前記電力制御ユニットを冷却する冷媒を循環させるポンプを含む複数の補機と、
    変換後の前記直流電力が前記ポンプに供給される期間と供給されない期間とが交互に繰り返されるように前記ポンプを制御するポンプ制御ユニット、
    を有し、
    前記コンバータが、変換後の前記直流電力の電圧を第1電圧に制御する通常動作と、変換後の前記直流電力の電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に制御する省電力動作を実行可能であり、
    前記ポンプ制御ユニットが、前記省電力動作時に前記通常動作時よりも変換後の前記直流電力が前記ポンプに供給される期間の比率を高くする、
    電源システム。
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