JP2018019252A - 表示装置、リモートコントローラー及びこれらの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の表示装置を備えた表示システムにおいて、1つのリモートコントローラーによって複数の表示装置に対する遠隔操作を容易に実現する。【解決手段】複数表示モードにおいて、左プロジェクター用の遠隔操作に用いるキーk1〜k5の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置が、いずれも左側であり、互いに対応している。複数表示モードにおいて、右プロジェクター用の遠隔操作に用いるキーk11〜k15の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置は、いずれも右側であり、互いに対応している。このようにリモートコントローラー20におけるキーの配置と遠隔操作の対象となる画像の位置関係に共通性があるから、ユーザーにとってはどのキーを押せばどの画像を制御できるかを直観的に知ることが可能となり、操作が容易となる。【選択図】図4
Description
本発明は、リモートコントローラーによる遠隔操作で表示装置を制御する技術に関する。
ユーザーは、同一の空間に複数の機器を複数配置し、一つのリモートコントローラーを用いて、これらの複数の機器を操作する場合がある。例えば特許文献1に記載された仕組みでは、リモートコントローラーとしての携帯端末は、ユーザーによって入力された接続開始指示に基づいて被制御機器群に通知メッセージを送信した後、それらの被制御機器群から通知返答メッセージを受信する。被制御機器群に表示された機器識別情報を参照したユーザーが、携帯端末において操作対象とする機器であるテレビの機器識別情報を入力すると、携帯端末は、そのテレビへ接続メッセージを送信する。そして、携帯端末は、接続返答メッセージをテレビから受信してそのテレビとの接続を確立し、これにより遠隔操作が可能となる。
例えば、複数のプロジェクターの各々が、自装置に割り当てられた部分画像をスクリーン上の所定位置に投写して、当該スクリーン上において全体画像を表示する、いわゆるタイリング投写が行われる場合がある。この場合において、例えば各部分画像の明るさを見比べながらそれぞれ調整するといったように、ユーザーが1つのリモートコントローラーを用いてプロジェクターの各々に対して同時並行的に操作を行いたい場合がある。特許文献1に記載の技術では、ユーザーはリモートコントローラーである携帯端末と操作対象機器との接続を確立するための操作を事前に行うが、この接続の確立以後は、1つの機器に対してのみ遠隔操作が可能となり、同時並行的に複数の機器に対する遠隔操作はできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、1つのリモートコントローラーによって複数の表示装置に対する遠隔操作を実現することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、自装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、自装置が他の表示装置と協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、前記第2の表示モードで自装置が表示する画像の位置に関する指定を行う位置指定手段と、リモートコントローラーから送信される遠隔操作信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された遠隔操作信号と前記モード指定手段及び前記位置指定手段による指定内容とに応じた処理を実行する実行手段とを有する。このように、本発明に係る表示装置は、リモートコントローラーから受信した遠隔操作信号と、自装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、自装置が他の表示装置と協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかの指定、及び、第2の表示モードにおいて自装置が表示する画像の位置に関する指定に応じた処理を実行する。このため、複数の表示装置を備えた表示システムにおいて、1つのリモートコントローラーによって複数の表示装置に対する遠隔操作が実現される。
自装置によって表示される画像と前記他の表示装置によって表示される画像との位置関係が、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子と前記他の表示装置を操作するための操作子との位置関係に対応していてもよい。これらの位置関係が対応しているので、ユーザーにとってはどの操作子を操作すればどの画像を遠隔操作できるかを直観的に知ることが可能となる。
前記実行手段は、前記受信手段により特定の遠隔操作信号が受信された場合には、前記他の表示装置と同じ処理を行ってもよい。これにより、複数の表示装置に対して同じ処理を同時に指示することが可能となる。
前記実行手段は、遠隔操作信号と前記第1の表示モードにおける処理とを対応付けた第1のテーブルと、遠隔操作信号と前記第2の表示モードにおける処理とを対応付けた第2のテーブルとを記憶しており、前記第1の表示モードでは、前記第1のテーブルにおいて前記受信手段により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行し、前記第2の表示モードでは、前記第2のテーブルにおいて前記受信手段により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行するようにしてもよい。このように2つのテーブルを使い分けることでモードに応じた処理が実行される。
前記第2の表示モードにおいて、自装置によって表示される画像の表示領域の面積が前記他の表示装置によって表示される画像の表示領域の面積より大きい場合に、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子が前記他の表示装置を操作するための操作子より多く備わるようにしてもよい。これにより、表示領域の大きい画像に対してより多くの種類の遠隔操作が可能となる。
前記実行手段は、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子を案内するための画像を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザーは、画像を表示する表示装置を遠隔操作するための操作子を視覚的に知ることが可能となる。
また、本発明に係るリモートコントローラーは、1の表示装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、複数の表示装置が協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、前記モード指定手段によって指定されたモードに応じた遠隔操作信号を前記表示装置に送信する送信手段とを有する。これにより、1つのリモートコントローラーによって複数の表示装置に対する遠隔操作が実現される。
前記第2の表示モードにおいて各々の前記表示装置によって表示される画像の表示領域の位置関係が、前記リモートコントローラーにおいて各々の前記表示装置を遠隔操作するための操作子の位置関係に対応させてもよい。これらの位置関係が対応しているので、ユーザーにとってはどの操作子を操作すればどの画像を遠隔操作できるかを直観的に知ることが可能となる。
操作子及び前記第1の表示モードにおける遠隔操作信号を対応付けた第3のテーブルと、操作子及び前記第2の表示モードにおける遠隔操作信号を対応付けた第4のテーブルとを記憶する記憶手段を備え、前記送信手段は、前記第1の表示モードでは、記憶された前記第3のテーブルにおいて、操作された操作子に対応する遠隔操作信号を送信し、前記第2の表示モードでは、記憶された前記第4のテーブルにおいて、操作された操作子に対応する遠隔操作信号を送信するようにしてもよい。このように2つの表を使い分けることでモードに応じた処理が実行される。
なお、本発明は、表示装置又はリモートコントローラーのほか、表示装置又はリモートコントローラーの制御方法としても観念することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクターシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクターシステム1は、表示装置としての複数のプロジェクター10(10A,10B)と、プロジェクター10を遠隔操作するためのリモートコントローラー20と、画像を表示するための画像信号をプロジェクター10に供給する画像信号供給装置40とを備えた表示システムである。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクターシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクターシステム1は、表示装置としての複数のプロジェクター10(10A,10B)と、プロジェクター10を遠隔操作するためのリモートコントローラー20と、画像を表示するための画像信号をプロジェクター10に供給する画像信号供給装置40とを備えた表示システムである。
プロジェクター10は、例えば壁掛け式又は天井吊り下げ式の短焦点型のプロジェクターであり、スクリーン30に画像を投写(表示)する投写型の表示装置である。プロジェクター10は、画像信号供給装置40から供給される、例えばR(Red)、G(Green)、B(Blue)の三原色の各色成分に対応した画像信号に基づいて、カラーの画像を投写する。スクリーン30は、ここでは反射型のスクリーンであり、プロジェクター10により画像が投写される投写面に相当する。投写面は、スクリーン30以外の物体、例えば壁などで代用されてもよい。プロジェクター10は、画像信号供給装置40と接続され、通信が行えるようになっている。例えば、プロジェクター10は、ネットワークNWを介して画像信号供給装置40と通信可能である。このとき、プロジェクター10は、ネットワークNWに無線接続し、例えばIEEE802.11(Wi−Fi:登録商標)の規格に準拠した無線通信を行ってもよい。
プロジェクターシステム1では、プロジェクター10A,10Bのいずれか一方が単独でスクリーン30に画像を投写する場合と、プロジェクター10A,10Bが協働してスクリーン30に画像を並べて投写することによりこれらが一体となった画像を表示する、いわゆるタイリング投写を行う場合とがある。本実施形態におけるタイリング投写では、スクリーン30における画像投写領域が、ユーザーから見て左右方向に2分割された投写領域30−1,30−2に分割されている。そして、プロジェクター10Aは左側の投写領域30−1に、プロジェクター10Bは右側の投写領域30−2に、それぞれ部分画像を投写する。これら2つの部分画像により全体画像が構成される。
画像信号供給装置40は、例えばパーソナルコンピューターやタブレットであり、スクリーン30に画面を表示するための画像信号をプロジェクター10に供給する。タイリング投写においては、画像信号供給装置40からプロジェクター10A,10Bに対してそれぞれ対応する部分画像を表す画像信号が供給されてもよいし、画像信号供給装置40からプロジェクター10A,10Bに全体画像を表す画像信号が供給され、プロジェクター10A,10Bにおいて、対応する部分画像を表す画像信号に加工されてもよい。
プロジェクター10A,10Bの各々は、リモートコントローラー20による遠隔操作を受け付ける。この遠隔操作は、リモートコントローラー20の図示せぬ発光部などの送信手段から遠隔操作信号を送信することにより行われる。リモートコントローラー20は、ここでは赤外線通信により遠隔操作信号を送信するが、赤外線通信以外の方式の無線通信を用いてもよい。
なお、第1実施形態では、プロジェクターシステム1が2台のプロジェクター10を含むが、プロジェクター10は3台以上であってもよい。また、スクリーン30における画像投写領域の分割の態様は図1の例に限らず、例えば上下に分割されていてもよい。
図2は、プロジェクター10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、プロジェクター10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、本体操作部14と、信号受信部15と、画像処理部16と、投写部17と、カメラ部18と、通信部19とを備える。CPU11は、ROM12に記憶されたプログラムを、RAM13に読み出して実行することにより、プロジェクター10の各部を制御するプロセッサーである。本体操作部14は、プロジェクター10の電源のオン/オフのほか、後述するモード指定操作や位置指定操作等の、ユーザーが各種操作を行うための操作手段である。信号受信部15は、例えば赤外光受光素子を備え、リモートコントローラー20から遠隔操作信号を受信する。
画像処理部16は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の画像処理回路を備え、プロジェクター10が行う画像処理を司る。画像処理部16は、CPU11の制御に従って、例えば、画像信号供給装置40から供給される画像信号に対して、例えば色味調整やキーストーン補正(台形歪み補正)等の補正処理を行い、投写用の画像情報を生成する。補正処理は、カメラ部18がスクリーン30を撮像した画像に基づいて行われる。
投写部17は、画像処理部16による画像処理後の画像情報に基づいて、スクリーン30に画像を投写(表示)する。投写部17は、光源171と、液晶パネル172と、光学系173と、光源制御部174と、パネル駆動部175と、光学系駆動部176とを有する。光源171は、例えばLED(Light Emitting Diode)や半導体ダイオードを含む固体光源で、液晶パネル172に光を射出する。液晶パネル172は、例えば透過型の液晶パネルで、光源171から入射した光を変調する光変調器である。液晶パネル172は、R、G、Bの三原色の各色に対応して設けられる。光学系173は、例えばレンズやレンズ調整用の駆動回路を備え、液晶パネル172により変調された光(画像光)を拡大して、スクリーン30上に投写する。光源制御部174は、CPU11の制御に従って光源171を駆動する。パネル駆動部175は、CPU11から供給された画像情報に基づいて液晶パネル172を駆動する。光学系駆動部176は、CPU11の制御に従って光学系173の駆動回路を駆動する。なお、光変調器として、反射型の液晶パネルを採用してもよいし、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)等を採用してもよい。また、光源171として、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型ランプを採用してもよい。
カメラ部18は、イメージセンサー(例えばCMOSセンサー又はCCDセンサー)を有し、スクリーン30を撮像する。通信部19は、例えば無線通信回路及びアンテナを有し、ネットワークNWに接続して無線通信を行う。
ROM12は、リモートコントローラー20から送信されてくる遠隔操作信号の意味をCPU11が解釈するために、図3に示すようなコードテーブルCT1,CT2を記憶している。CPU11は、リモートコントローラー20から送信されてくる遠隔操作信号に含まれる操作コードを抽出し、コードテーブルCT1,CT2においてその操作コードに対応する処理を特定し、特定した処理を実行する。このとき、ユーザーが1のプロジェクター10を遠隔操作して単独で表示を行わせる単独表示モード(本発明に係る第1の表示モード)と、ユーザーが複数のプロジェクター10を遠隔操作して協働して表示を行わせる複数表示モード(本発明に係る第2の表示モード)とで、CPU11が参照するコードテーブルが異なる。
単独表示モードにおいては、図3に示す単独表示モード用コードテーブルCT1(本発明に係る第1のテーブル)がCPU11により参照される。図3の例では、単独表示モードにおいて、プロジェクター10は、例えば操作コード「1」を含む遠隔操作信号を受信した場合にはキーストーン補正処理を行い、操作コード「2」を含む遠隔操作信号を受信した場合には色味調整処理を行い、操作コード「3」を含む遠隔操作信号を受信した場合にはソースサーチ処理を行い、操作コード「4」を含む遠隔操作信号を受信した場合には投写画像上の選択肢に重畳表示されているカーソルの位置をアップさせる処理を行い、操作コード「5」を含む遠隔操作信号を受信した場合には投写画像上の選択肢に重畳表示されているカーソルの位置をダウンさせる処理を行う。このように、単独表示モード用コードテーブルCT1(本発明に係る第1のテーブル)には、遠隔操作信号と、単独表示モード(本発明に係る第1の表示モード)における処理とが対応付けられている。
一方、複数表示モードにおいては、図3に示す複数表示モード用コードテーブルCT2(本発明に係る第2のテーブル)がCPU11により参照される。図3の例では、複数表示モードにおいて、例えば操作コード「1」を含む遠隔操作信号を、スクリーン30に向って左側の投写領域に画像を表示しているプロジェクター(左プロジェクターという)が受信した場合には左プロジェクターについてキーストーン補正処理を行い、操作コード「2」を含む遠隔操作信号を受信した場合には左プロジェクターについて色味調整処理を行い、操作コード「3」を含む遠隔操作信号を受信した場合には左プロジェクターについてカーソルの位置をアップさせる処理を行い、操作コード「4」を含む遠隔操作信号を受信した場合には左プロジェクターについてカーソルの位置をダウンさせる処理を行う。
また、図3の例では、複数表示モードにおいて、例えば操作コード「11」を含む遠隔操作信号を、スクリーン30に向って右側の投写領域に画像を表示しているプロジェクター(右プロジェクターという)が受信した場合には右プロジェクターについてキーストーン補正処理を行い、操作コード「12」を含む遠隔操作信号を受信した場合には右プロジェクターについて色味調整処理を行い、操作コード「13」を含む遠隔操作信号を受信した場合には右プロジェクターについてカーソルの位置をアップさせる処理を行い、操作コード「14」を含む遠隔操作信号を受信した場合には右プロジェクターについてカーソルの位置をダウンさせる処理を行う。このように、複数表示モード用コードテーブルCT2(本発明に係る第2のテーブル)には、遠隔操作信号と、複数表示モード(本発明に係る第2の表示モード)における処理とが対応付けられている。
なお、複数表示モードにおいて、操作コード「6」〜「10」は、例えば左プロジェクターと右プロジェクターとで共通する処理に対応付けられている。複数表示モードにおいて、例えば操作コード「6」を含む遠隔操作信号を、左プロジェクター及び右プロジェクターが受信した場合には、左プロジェクター及び右プロジェクターは同じ処理を行う。このような左プロジェクターと右プロジェクターとで共通するキーがあってもよいし、なくてもよい。
ここで、図4は、リモートコントローラー20における操作子であるキーの配置と、各プロジェクター10A,10Bによって投写される部分画像の投写領域との位置関係を示す図である。リモートコントローラー20においては、例えば計15のキーk1〜k15が5行3列で配置されている。図4においてキーk1〜k15に表記されているカッコ内の数字は、そのキーを操作したときに送信される遠隔操作信号に含まれる操作コード「1」〜「15」を意味している。
複数表示モードにおいて、左プロジェクター用の遠隔操作に用いるキーk1〜k5は、ユーザーUがリモートコントローラー20に正対するとき、そのリモートコントローラー20におけるキー配置領域の左側の部分に配置されている。この場合、左プロジェクターの画像の投写領域も左側であるから、ユーザーUから見ると、左プロジェクターの遠隔操作に用いるキーk1〜k5の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置は、いずれも左側であり、互いに対応していると言える。また、複数表示モードにおいて、右プロジェクターの遠隔操作に用いるキーk11〜k15は、ユーザーUがリモートコントローラー20に正対するとき、そのリモートコントローラー20のキー配置領域の右側の部分に配置されている。この場合、右プロジェクターの画像の投写領域も右側であるから、ユーザーUから見ると、右プロジェクター用の遠隔操作に用いるキーk11〜k15の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置は、いずれも右側であり、互いに対応していると言える。
このようにリモートコントローラー20における操作子の配置と遠隔操作の対象となる部分画像の投写領域との位置関係に共通性があるから、ユーザーUにとってはどのキーを操作すればどちらの画像を遠隔操作できるかを直観的に知ることが可能となり、操作が容易となる。
図5は、プロジェクター10の機能構成を示すブロック図である。図5に示すように、プロジェクター10は、モード指定手段110と、位置指定手段120と、受信手段130と、実行手段140とに相当する機能を実現する。
モード指定手段110は、主にCPU11、ROM12、RAM13及び本体操作部14によって実現され、単独表示モードと複数表示モードとのいずれかを指定する。なお、自プロジェクターとは、プロジェクター10の各構成要素(CPU11、ROM12、RAM13、本体操作部14、信号受信部15、画像処理部16、投写部17、カメラ部18、通信部19、モード指定手段110、位置指定手段120、受信手段130、実行手段140)から見て、自身を備えているプロジェクター10のことである。例えばプロジェクター10AのCPU11にとって、自プロジェクターとはプロジェクター10Aであり、他のプロジェクターとはプロジェクター10Bである。
位置指定手段120は、主にCPU11、ROM12、RAM13及び本体操作部14によって実現され、複数表示モードで自プロジェクターが表示する画像の位置に関する指定を行う。この画像位置の指定により、前述したように、自プロジェクターによって表示される画像と他のプロジェクターによって表示される画像との位置関係が、リモートコントローラー20において自プロジェクターを操作するためのキーと他のプロジェクターを操作するためのキーとの位置関係に対応することになる。
受信手段130は、主に信号受信部15によって実現され、リモートコントローラー20から送信される遠隔操作信号を受信する。
実行手段140は、主にCPU11、ROM12及びRAM13によって実現され、モード指定手段110及び位置指定手段120による指定内容と受信手段130によって受信された遠隔操作信号とに応じた処理を実行する。より具体的には、実行手段140は、単独表示モード用コードテーブルCT1(第1のテーブル)と、複数表示モード用コードテーブルCT2(第2のテーブル)とを記憶する記憶手段141(ROM12)を備えている。実行手段140は、単独表示モードでは、単独表示モード用コードテーブルCT1において受信手段130により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行し、複数表示モードでは、複数表示モード用コードテーブルCT2において受信手段130により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行する。
図6,7は、第1実施形態に係るプロジェクター10の動作を示すフローチャートである。図6に示す処理は遠隔操作の前に行われる処理である。図6において、まず、プロジェクター10のCPU11は、単独表示モードと複数表示モードとのいずれかを指定する(ステップS11)。この指定は、例えばユーザーがプロジェクター10の本体操作部14を用いていずれかのモードを選択操作すると、その操作に従ってCPU11が選択されたモードの識別子をRAM13に記憶することにより行われる。
次に、CPU11は、指定されたモードが単独表示モードであるか複数表示モードであるかを判断する(ステップS12)。ここで、単独表示モードであれば(ステップS12;単独表示モード)、図6の処理は終了する。
一方、複数表示モードであれば(ステップS12;複数表示モード)、CPU11は、自プロジェクターが表示する画像の位置に関する指定を行う(ステップS13)。この指定は、例えばユーザーがプロジェクター10の本体操作部14を用いて「左」「右」のいずれかを選択操作すると、その操作に従ってCPU11が選択された「左」又は「右」を表す識別子をRAM13に記憶することにより行われる。図1の例で説明すると、ユーザーはスクリーン30に向って左側の投写領域30−1に画像を表示するプロジェクター10Aについては「左」という位置を指定し、スクリーン30に向って右側の投写領域30−2に画像を表示するプロジェクター10Bについては「右」という位置を指定する。これにより、図6の処理は終了する。
次に、図7を用いて、プロジェクター10がユーザーの遠隔操作に応じた処理を行うときの動作について説明する。プロジェクター10のCPU11は、信号受信部15を介して、リモートコントローラー20からの遠隔操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS21)。遠隔操作信号を受信した場合(ステップS21;YES)、CPU11は、RAM13に記憶されているモードの識別子に基づいて、参照するコードテーブルを特定する(ステップS22)。より具体的には、CPU11は、RAM13に記憶されているモードの識別子が単独表示モードを意味する場合には、ROM12の単独表示モード用コードテーブルCT1を参照すべきと判断するし、RAM13に記憶されているモードの識別子が複数表示モードを意味する場合には、ROM12の複数表示モード用コードテーブルCT2を参照すべきと判断する。
次に、CPU11は、特定したコードテーブルにおいて、受信した遠隔操作信号に含まれるコードに対応する処理を特定する(ステップS23)。CPU11は、例えば単独表示モードにおいて操作コード「1」を含む遠隔操作信号を受信した場合には、単独表示モード用コードテーブルCT1において操作コード「1」に対応するキーストーン補正処理を特定する。一方、例えば複数表示モードにおいて操作コード「1」を含む遠隔操作信号を受信した場合、CPU11は、複数表示モード用コードテーブルCT2において操作コード「1」に対応する、左プロジェクターについてのキーストーン補正処理を特定する。
次に、CPU11は、特定した処理が自プロジェクター10に対する処理であるか否かを判断する(ステップS24)。例えば複数表示モードにおいてRAM13に「右」を表す識別子が記憶されている場合に、操作コード「1」を含む遠隔操作信号(左プロジェクターのキーストーン補正)を受信した場合には、自プロジェクターの位置(ここでは右)と遠隔操作の対象となる画像の表示位置(ここでは左)が異なるから(ステップS24;NO)、CPU11は、処理を行わない。一方、例えば複数表示モードにおいてRAM13に「左」を表す識別子が記憶されている場合に、操作コード「1」を含む遠隔操作信号(左プロジェクターのキーストーン補正)を受信した場合には、自プロジェクターの位置(ここでは左)と遠隔操作の対象となる画像の表示位置(ここでは左)が一致するから(ステップS24;YES)、CPU11は、複数表示モード用コードテーブルCT2において操作コード「1」に対応する、左プロジェクターについてのキーストーン補正処理を実行する(ステップS25)。
なお、単独表示モードにおいては、自プロジェクターの位置と遠隔操作の対象となる表示画像の位置との不一致は生じないから、自プロジェクターに対する処理と判断され(ステップS24;YES)、CPU11は、単独表示モード用コードテーブルCT1において、受信した操作コードに対応する処理を実行する(ステップS25)。
以上説明した第1実施形態によれば、複数表示モードにおいて、左プロジェクターに対する遠隔操作に用いるキーk1〜k5の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置が、いずれも左側であり、互いに対応している。また、複数表示モードにおいて、右プロジェクターに対する遠隔操作に用いるキーk11〜k15の位置と、そのキーを操作することで処理が行われる対象となる画像の位置は、いずれも右側であり、互いに対応している。このようにリモートコントローラー20におけるキーの配置と遠隔操作の対象となる画像の位置関係に共通性があるから、ユーザーにとってはどのキーを押せばどの画像を制御できるかを直観的に知ることが可能となり、操作が容易となる。また、2つの画像の色味を同時に合わせるなど、ユーザーは1つのリモートコントローラーを用いてプロジェクターの各々に対して同時並行的に操作を行うことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。前述した第1実施形態ではプロジェクター10がモードに応じて異なるコードテーブルを参照していたが、第2実施形態では、プロジェクター10はモードの別の無い1つのコードテーブルを記憶しており、リモートコントローラー20がモードに応じて異なるコードを含む遠隔操作信号をプロジェクター10に送信する。この点で両実施形態は異なっており、以下その相違部分を中心に説明する。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。前述した第1実施形態ではプロジェクター10がモードに応じて異なるコードテーブルを参照していたが、第2実施形態では、プロジェクター10はモードの別の無い1つのコードテーブルを記憶しており、リモートコントローラー20がモードに応じて異なるコードを含む遠隔操作信号をプロジェクター10に送信する。この点で両実施形態は異なっており、以下その相違部分を中心に説明する。
第2実施形態に係るプロジェクターシステム1の全体構成及びプロジェクター10のハードウェア構成は、第1実施形態と同じである。第2実施形態では、プロジェクター10の機能構成及び動作、並びに、リモートコントローラー20の機能構成及び動作が、第1実施形態と特に異なっている。
図8は、第2実施形態に係るリモートコントローラー20のハードウェア構成を示すブロック図である。図8に示すように、リモートコントローラー20は、制御部21と、リモコン操作部22と、信号送信部23とを備える。制御部21は、リモートコントローラー20の各部を制御するプロセッサーである。リモコン操作部22は、第1実施形態で説明したような、プロジェクター10を遠隔操作するための操作子である複数のキーk1〜k15を備えている。信号送信部23は、例えば赤外光発光素子を備えており、ユーザーにより操作されたキーに対応する操作コードを含む遠隔操作信号をプロジェクター10に送信する。
制御部21は、図9に示すような送信コードテーブルTCL1,TCL2を記憶している。制御部21は、リモコン操作部22のキーが操作されると、そのキーに対応する操作コードを含む遠隔操作信号を信号送信部23から送信させる。制御部21が参照する送信コードテーブルは、単独表示モード(本発明に係る第1の表示モード)と複数表示モード(本発明に係る第2の表示モード)とで異なる。
単独表示モードにおいては、図9に示す単独表示モード用送信コードテーブルTCL1(本発明に係る第3のテーブル)が制御部21により参照される。図9の例では、単独表示モードにおいて、例えばキーk1(図4参照、ここではキーに付された符号をキーの識別子として用いている)が操作されると、操作コード「1」を含む遠隔操作信号が信号送信部23から送信される。
また、複数表示モードにおいては、図9に示す複数表示モード用送信コードテーブルTCL2(本発明に係る第4のテーブル)が制御部21により参照される。図9の例では、複数表示モードにおいて、例えばキーk1が操作されると、操作コード「21」を含む遠隔操作信号が信号送信部23から送信される。
一方、第2実施形態に係るプロジェクター10のROM12には、リモートコントローラー20から送信されてくる遠隔操作信号の意味をCPU11が解釈するために、図10に示すようなコードテーブルCTが記憶されている。CPU11は、リモートコントローラー20から送信されてくる遠隔操作信号に含まれる操作コードを抽出し、コードテーブルCTにおいてその操作コードに対応する処理を特定し、特定した処理を実行する。図10の例では、例えば操作コード「1」を含む遠隔操作信号をプロジェクター10が受信した場合にはCPU11はキーストーン補正処理を行い、操作コード「2」を含む遠隔操作信号を受信した場合にはCPU11は色味調整処理を行う。また、例えば操作コード「21」を含む遠隔操作信号を、スクリーン30に向って左側の投写領域に画像を表示している左プロジェクターが受信した場合には、その左プロジェクターのCPU11はキーストーン補正処理を行う。また、例えば操作コード「31」を含む遠隔操作信号を、スクリーン30に向って右側の投写領域に画像を表示している右プロジェクターが受信した場合には、その右プロジェクターのCPU11はキーストーン補正処理を行う。
図11は、第2実施形態に係るリモートコントローラー20の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、リモートコントローラー20は、モード指定手段210と、送信手段220とに相当する機能を実現する。
モード指定手段210は、主に制御部21及びリモコン操作部22によって実現され、単独表示モードと複数表示モードとのいずれかを指定する。
送信手段220は、主に制御部21及び信号送信部23によって実現され、操作コードを含む遠隔操作信号を送信する。送信手段220は、送信コードテーブルTCL1,TCL2を記憶する記憶手段221を備え、操作コードを含む遠隔操作信号を送信するときに、これらの表を単独表示モードと複数表示モードとで使い分ける。
図12は、第2実施形態に係るリモートコントローラー20の動作を示すフローチャートである。この図12に示す処理の前に、リモートコントローラー20においては単独表示モードと複数表示モードとのいずれかが指定されており、さらに、プロジェクター10においては第1実施形態で説明した画像の位置指定が行われているものとする。リモートコントローラー20におけるモードの指定は、例えばユーザーがリモコン操作部22を用いていずれかのモードを選択操作すると、その操作に従って制御部21が選択されたモードの識別子を記憶することにより行われる。
図12において、リモートコントローラー20の制御部21は、リモコン操作部22において操作があると(ステップS31;YES)、その時点で指定されているモードが単独表示モードであるか複数表示モードであるかを判断し、参照する送信コードテーブルを特定する(ステップS32)。ここで、単独表示モードであれば、単独表示モード用送信コードテーブルTCL1が制御部21により特定され、複数表示モードであれば、複数表示モード用送信コードテーブルTCL2が制御部21により特定される。
次に、制御部21は、特定した送信コードテーブルにおいて、操作されたキーに対応する操作コードを特定する(ステップS33)。制御部21は、例えば単独表示モードにおいてキーk1が操作された場合には、単独表示モード用送信コードテーブルTCL1を参照して操作コード「1」を特定する。また、制御部21は、複数表示モードにおいてキーk1が操作された場合には、複数表示モード用送信コードテーブルTCL2を参照して操作コード「21」を特定する。そして、制御部21は特定したコードを含む遠隔操作信号を信号送信部23から送信する(ステップS34)。
次に、図13を用いて、プロジェクター10がユーザーの遠隔操作に応じた処理を行うときの動作について説明する。この図13に示す処理の前に、第1実施形態で説明した位置指定が行われているものとする。プロジェクター10のCPU11は、信号受信部15を介して、リモートコントローラー20からの遠隔操作信号を受信したか否かを判断する(ステップS41)。遠隔操作信号を受信した場合(ステップS41;YES)、CPU11は、コードテーブルCTにおいて、受信した遠隔操作信号に含まれるコードに対応する処理を特定する(ステップS42)。CPU11は、例えば操作コード「1」を含む遠隔操作信号を受信した場合には、コードテーブルCTにおいて操作コード「1」に対応するキーストーン補正処理を特定する。また、CPU11は、例えば操作コード「21」を含む遠隔操作信号を受信した場合には、コードテーブルCTにおいて操作コード「21」に対応する、右プロジェクターのキーストーン補正処理を特定する。
次に、CPU11は、特定した処理が自プロジェクター10に対する処理であるか否かを判断する(ステップS43)。例えば位置指定によりRAM13に「右」を表す識別子が記憶されている場合に、操作コード「21」を含む遠隔操作信号(左プロジェクターに対するキーストーン補正)を受信した場合には、自プロジェクターの位置(ここでは右)と遠隔操作の対象となる画像の表示位置(ここでは左)が異なるから(ステップS43;NO)、CPU11は、処理を行わない。一方、RAM13に「左」を表す識別子が記憶されている場合に、操作コード「21」を含む遠隔操作信号(左プロジェクターに対するキーストーン補正)を受信した場合には、自プロジェクターの位置(ここでは左)と遠隔操作の対象となる画像の表示位置(ここでは左)が一致する(ステップS43;YES)。よって、CPU11は、コードテーブルCTにおいて操作コード「1」に対応する、左プロジェクター(つまり自プロジェクター)のキーストーン補正処理を実行する(ステップS44)。この場合、前掲した図4で説明したように、複数表示モードにおいて各々のプロジェクター10によって表示される画像の表示領域の位置関係が、リモートコントローラー20において各々のプロジェクター10を遠隔操作するための操作子の位置関係に対応することになる。
なお、位置指定が行われていない場合は、単独表示モードであるから、自プロジェクターの位置と遠隔操作の対象となる表示画像の位置との不一致は生じない。よって、自プロジェクターに対する処理と判断され(ステップS43;YES)、CPU11は、コードテーブルCTにおいて、受信した操作コードに対応する処理を実行する(ステップS44)。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
リモートコントローラー20は、プロジェクター10の操作専用のリモートコントローラーでなくてもよく、例えば、スマートフォン等の汎用装置によって実現されてもよい。
プロジェクター10が行う無線通信の規格は特に問わず、例えば、Wi−Fi以外の無線LAN(Local Area Network)の規格であってもよい。また、プロジェクター10及び画像供給装置間の通信は、ネットワークNWを経由するものに限られず、例えば、USB(Universal Serial Bus)の規格や、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した無線通信が行われてもよい。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
リモートコントローラー20は、プロジェクター10の操作専用のリモートコントローラーでなくてもよく、例えば、スマートフォン等の汎用装置によって実現されてもよい。
プロジェクター10が行う無線通信の規格は特に問わず、例えば、Wi−Fi以外の無線LAN(Local Area Network)の規格であってもよい。また、プロジェクター10及び画像供給装置間の通信は、ネットワークNWを経由するものに限られず、例えば、USB(Universal Serial Bus)の規格や、Bluetooth(登録商標)の規格に準拠した無線通信が行われてもよい。
本発明は、表示装置又はリモートコントローラーのほか、表示装置又はリモートコントローラーの制御方法としても観念することが可能である。つまり、第1実施形態においては、表示装置が、単独で表示を行う第1の表示モードと、他の表示装置と協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定ステップと、表示装置が、前記第2の表示モードにおいて表示する画像の位置に関する指定を行う位置指定ステップと、表示装置が、リモートコントローラーから送信される遠隔操作信号を受信する受信ステップと、表示装置が、前記受信ステップによって受信された遠隔操作信号と前記モード指定ステップ及び前記位置指定ステップによる指定内容とに応じた処理を実行する実行ステップとを有する表示装置の制御方法である。また、第2実施形態においては、リモートコントローラーが、1の表示装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、複数の表示装置が協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定ステップと、リモートコントローラーが、前記モード指定ステップによって指定されたモードに応じた遠隔操作信号を前記表示装置に送信する送信ステップとを有するリモートコントローラーの制御方法である。
複数表示モードにおいて、プロジェクター10によって表示される画像の表示領域の位置が右の場合には、リモートコントローラー20においてそのプロジェクター10を遠隔操作するための操作子の位置も右であったが、両者は、「右」又は「左」という位置の共通性に限らず、対応していればよい。例えば、プロジェクター10Aによって表示される画像の表示領域の位置が右の場合に、リモートコントローラー20においてそのプロジェクター10Aを遠隔操作するための操作子の位置が上側にあり、プロジェクター10Bによって表示される画像の表示領域の位置が左の場合に、リモートコントローラー20においてそのプロジェクター10Bを遠隔操作するための操作子の位置が下側であってもよい。要するに、ユーザーから見て、プロジェクター10によって表示される画像の表示領域の位置と、リモートコントローラー20においてそのプロジェクター10を遠隔操作するための操作子の位置とが対応しているということが容易に分かればよい。
画像の位置指定は、右又は左というような方向による指定ではなく、例えば2次元座標における座標値による指定などであってもよい。要するに、複数のプロジェクター10によって表示される各画像の相対的な位置関係が分かるような指定であればよい。
第2の表示モードにおいて、1のプロジェクター10によって表示される画像の表示領域の面積が他のプロジェクター10によって表示される画像の表示領域の面積より大きい場合に、リモートコントローラー20において上記1のプロジェクター10を操作するための操作子が上記他のプロジェクター10を操作するための操作子より多く備わるようにしてもよい。例えば、3台のプロジェクター10がタイリング投射を行う場合に、第1のプロジェクター10によって投写される画像の面積、第2のプロジェクター10によって投写される画像の面積、第3のプロジェクター10によって投写される画像の面積の比が2:1:1の場合に、第1のプロジェクター10を遠隔操作するためのキーの数、第2のプロジェクター10を遠隔操作するためのキーの数、第3のプロジェクター10を遠隔操作するためのキーの数の比が2:1:1となるようにする。画像の面積が大きいほどその画像が目立つので、その画像に対する遠隔操作の種類が多い場合に、このような方法が有効である。
プロジェクター10のCPU11は、リモートコントローラー20において自プロジェクターを操作するためのキーを案内するための画像を表示してもよい。具体的には、CPU11は、画像信号供給装置から供給される画像信号が示す画像に重畳して、自プロジェクターを操作するためのキーがリモートコントローラー上のどこにあるかを示す模式的な画像を表示する。これにより、ユーザーは、画像を表示するプロジェクター10を遠隔操作するためのキーを視覚的に知ることが可能となる。
上述した各実施形態では、プロジェクター10の遠隔操作について説明したが、プロジェクター10以外の表示装置の遠隔操作に使用されてもよい。このような表示装置として、フロントプロジェクション型のプロジェクターに限られず、例えばリアプロジェクション型のプロジェクターや液晶ディスプレイ等のモニター直視型の表示装置がある。
1…プロジェクターシステム、10,10A,10B…プロジェクター、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…本体操作部、15…信号受信部、16…画像処理部、17…投写部、18…カメラ部、19…通信部、110…モード指定手段、120…位置指定手段、130…受信手段、140…実行手段、141…記憶手段、20…リモートコントローラー、21…制御部、22…リモコン操作部、23…信号送信部、210…モード指定手段、220…送信手段、221…記憶手段、30…スクリーン、40…画像信号供給装置
Claims (11)
- 自装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、自装置が他の表示装置と協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、
前記第2の表示モードで自装置が表示する画像の位置に関する指定を行う位置指定手段と、
リモートコントローラーから送信される遠隔操作信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された遠隔操作信号と前記モード指定手段及び前記位置指定手段による指定内容とに応じた処理を実行する実行手段と
を有する表示装置。 - 自装置によって表示される画像と前記他の表示装置によって表示される画像との位置関係が、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子と前記他の表示装置を操作するための操作子との位置関係に対応している請求項1に記載の表示装置。
- 前記実行手段は、前記受信手段により特定の遠隔操作信号が受信された場合には、前記他の表示装置と同じ処理を行う請求項1又は2に記載の表示装置。
- 前記実行手段は、
遠隔操作信号と前記第1の表示モードにおける処理とを対応付けた第1のテーブルと、遠隔操作信号と前記第2の表示モードにおける処理とを対応付けた第2のテーブルとを記憶しており、
前記第1の表示モードでは、前記第1のテーブルにおいて前記受信手段により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行し、前記第2の表示モードでは、前記第2のテーブルにおいて前記受信手段により受信された遠隔操作信号に対応付けられた処理を実行する請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。 - 前記第2の表示モードにおいて、自装置によって表示される画像の表示領域の面積が前記他の表示装置によって表示される画像の表示領域の面積より大きい場合に、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子が前記他の表示装置を操作するための操作子より多く備わる請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記実行手段は、前記リモートコントローラーにおいて自装置を操作するための操作子を案内するための画像を表示する請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
- 表示装置が、単独で表示を行う第1の表示モードと、他の表示装置と協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定ステップと、
表示装置が、前記第2の表示モードにおいて表示する画像の位置に関する指定を行う位置指定ステップと、
表示装置が、リモートコントローラーから送信される遠隔操作信号を受信する受信ステップと、
表示装置が、前記受信ステップによって受信された遠隔操作信号と前記モード指定ステップ及び前記位置指定ステップによる指定内容とに応じた処理を実行する実行ステップと
を有する表示装置の制御方法。 - 1の表示装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、複数の表示装置が協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定手段と、
前記モード指定手段によって指定されたモードに応じた遠隔操作信号を前記表示装置に送信する送信手段と
を有するリモートコントローラー。 - 前記第2の表示モードにおいて各々の前記表示装置によって表示される画像の表示領域の位置関係が、前記リモートコントローラーにおいて各々の前記表示装置を遠隔操作するための操作子の位置関係に対応している請求項8に記載のリモートコントローラー。
- 操作子及び前記第1の表示モードにおける遠隔操作信号を対応付けた第3のテーブルと、操作子及び前記第2の表示モードにおける遠隔操作信号を対応付けた第4のテーブルとを記憶する記憶手段を備え、
前記送信手段は、前記第1の表示モードでは、記憶された前記第3のテーブルにおいて、操作された操作子に対応する遠隔操作信号を送信し、前記第2の表示モードでは、記憶された前記第4のテーブルにおいて、操作された操作子に対応する遠隔操作信号を送信する請求項8又は9に記載のリモートコントローラー。 - リモートコントローラーが、1の表示装置が単独で表示を行う第1の表示モードと、複数の表示装置が協働して表示を行う第2の表示モードとのいずれかを指定するモード指定ステップと、
リモートコントローラーが、前記モード指定ステップによって指定されたモードに応じた遠隔操作信号を前記表示装置に送信する送信ステップと
を有するリモートコントローラーの制御方法。
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JP2016148116A JP2018019252A (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 表示装置、リモートコントローラー及びこれらの制御方法 |
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Family Applications (1)
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JP2016148116A Pending JP2018019252A (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 表示装置、リモートコントローラー及びこれらの制御方法 |
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2016
- 2016-07-28 JP JP2016148116A patent/JP2018019252A/ja active Pending
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