JP2018018630A - 電池モジュール及び電池モジュールの製造方法 - Google Patents

電池モジュール及び電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の伝熱プレートの互いの位置にずれが生じた場合であっても、伝熱プレートの放熱性の低下を抑制することができる電池モジュール及び電池モジュールの製造方法を提供する。【解決手段】電池モジュールの製造方法は、電池モジュール21が取り付けられる筐体11の取付面を仮想面Fとしたときに、仮想面Fからそれぞれの伝熱プレート41の延在部43の対向面43aまでの距離Lを計測する計測ステップと、計測ステップによって計測された距離Lの大きさに応じて、それぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置される放熱シート45の数を導出する導出ステップと、導出ステップによって導出された数の放熱シート45をそれぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置する配置ステップと、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、電池モジュール及び電池モジュールの製造方法に関する。
従来、筐体に取り付けられる電池モジュールが知られている。例えば、特許文献1に記載された電池モジュールは、各々が電池ホルダに保持された複数の電池セルと、複数の電池セルにおける並設方向の両端に配置される一対のエンドプレートとを有している。この電池モジュールでは、各電池ホルダに形成された収容部に伝熱プレートが設けられている。伝熱プレートは、収容部に配置される本体と、筐体に対面するように電池ホルダの外面を覆う屈曲部とを有している。そして、電池モジュールには、伝熱プレートの屈曲部を覆う放熱シート(TIM:Thermal Interface Material)が設けられている。
特開2015−109200号公報
一般に、放熱シートは、筐体に対面する複数の伝熱プレートの全体を覆うように、配置されている。すなわち、一枚の放熱シートによって全ての伝熱プレートが覆われており、当該放熱シートが筐体に接触することによって、伝熱プレートの放熱性が高められている。しかしながら、例えば製造上の誤差等によって、複数の伝熱プレートの互いの位置にずれが生じ、一部の伝熱プレートが、他の伝熱プレートに比べて筐体から離れる場合がある。この場合、当該一部の伝熱プレートの位置において、放熱シートが伝熱プレート又は筐体に接触せず、伝熱プレートの放熱性が低下する虞がある。
本発明の一側面は、複数の伝熱プレートの互いの位置にずれが生じた場合であっても、伝熱プレートの放熱性の低下を抑制することができる電池モジュール及び電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
一形態の電池モジュールの製造方法は、第1の方向に沿った第1の面、及び、第1の方向に交差する第2の方向に沿った第2の面を含み、第1の方向に沿って互いに積層された複数の電池セルと、第2の面上に配置される本体部、及び、本体部から第1の方向に沿って延びて第1の面上に配置される延在部を含み、それぞれの電池セルに固定された複数の伝熱プレートと、伝熱プレートの延在部に配置される1以上の放熱シートと、を備え、筐体に取り付けられる電池モジュールの製造方法であって、電池モジュールが取り付けられる筐体の取付面を仮想面としたときに、仮想面からそれぞれの伝熱プレートの延在部の表面までの距離を計測する計測ステップと、計測ステップによって計測された距離の大きさに応じて、それぞれの伝熱プレートの延在部に配置される放熱シートの数を導出する導出ステップと、導出ステップによって導出された数の放熱シートをそれぞれの伝熱プレートの延在部に配置する配置ステップと、を含む。
上記の電池モジュールの製造方法では、伝熱プレートの延在部に配置される放熱シートの数が、仮想面から延在部までの距離に応じて導出される。すなわち、仮想面から延在部までの距離が小さければ、当該延在部に配置される放熱シートの数は少なくなり、仮想面から延在部までの距離が大きければ、当該延在部に配置される放熱シートの数は多くなる。つまり、一部の伝熱プレートが、他の伝熱プレートに比べて筐体から離れている場合には、当該一部の伝熱プレートの延在部により多くの放熱シートが配置される。これによって、当該一部の伝熱プレートに配置された放熱シートが筐体に接触しやすくなり、伝熱プレートにおける放熱性の低下を抑制することができる。
また、一形態の製造方法において、導出ステップでは、計測ステップによって計測された距離よりも、延在部に配置される1以上の放熱シートの合計の厚さが大きくなるように、それぞれの伝熱プレートの延在部に配置される放熱シートの数が導出されてもよい。この構成によれば、電池モジュールが筐体に取り付けられた際に、伝熱プレートと筐体とによって放熱シートが挟持される。したがって、放熱シートを伝熱プレート及び筐体に確実に接触させることができる。
また、一形態の電池モジュールは、筐体に取り付けられる電池モジュールであって、第1の方向に沿った第1の面、及び、第1の方向に交差する第2の方向に沿った第2の面を含み、第1の方向に沿って互いに積層された複数の電池セルと、第2の面上に配置される本体部、及び、本体部から第1の方向に沿って延びて第1の面上に配置される延在部を含み、それぞれの電池セルに固定された伝熱プレートと、伝熱プレートの延在部に配置される1以上の放熱シートと、積層された複数の電池セルを第1の方向の両端から挟持する挟持部、及び、筐体に対して固定される固定面を有する一対のブラケットと、を備え、固定面を含む平面を仮想面としたときに、仮想面からの距離が小さい延在部に配置される放熱シートの数に比べて、仮想面からの距離が大きい延在部に配置される放熱シートの数が多い。
上記の電池モジュールでは、仮想面から延在部までの距離が小さければ、当該延在部に配置される放熱シートの数は少なくなっており、仮想面から延在部までの距離が大きければ、当該延在部に配置される放熱シートの数は多くなっている。つまり、一部の伝熱プレートが、他の伝熱プレートに比べて筐体から離れている場合には、当該一部の伝熱プレートの延在部により多くの放熱シートが配置されている。これによって、当該一部の伝熱プレートに配置された放熱シートが筐体に接触しやすくなり、伝熱プレートにおける放熱性の低下を抑制することができる。
また、一形態の電池モジュールでは、それぞれの伝熱プレートにおいて、延在部に配置された1以上の放熱シートの合計の厚さは、当該延在部の表面から仮想面までの距離よりも大きくてもよい。この構成によれば、電池モジュールが筐体に取り付けられた際に、伝熱プレートと筐体とによって放熱シートが挟持される。したがって、放熱シートを伝熱プレート及び筐体に確実に接触させることができる。
一形態の電池モジュールによれば、複数の伝熱プレートの互いの位置にずれが生じた場合であっても、伝熱プレートの放熱性の低下を抑制することができる。
一実施形態に係る電池パックを示す斜視図である。 一実施形態に係る電池モジュールを示す斜視図である。 一実施形態に係る電池ホルダ、電池セル、及び伝熱プレートを示す分解斜視図である。 一実施形態に係る電池モジュールの断面図である。 一実施形態における電池モジュールの製造方法の一例を示すフローチャートである。 電池モジュールの製造方法を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。便宜上、実質的に同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
図1に示されるように、電池パック10は、筐体11を有している。筐体11には複数の電池モジュール21が収容されている。筐体11は、四角箱状をなしており、矩形平板状の底板12と、底板12の周縁から立設する矩形平板状の側壁13と、側壁13によって囲まれる開口部を閉塞する矩形平板状の天板14と、を有している。
図2に示されるように、電池モジュール21は、複数(ここでは7つ)の電池セル23と、一対のブラケット25,25と、伝熱プレート41と、放熱シート45(図4参照)と、連結部材であるボルトB及びナットNと、を有している。
電池セル23は、例えば、リチウムイオン二次電池及びニッケル水素蓄電池などの二次電池である。電池セル23は、第1の方向D1に沿った一対の側面(第1の面)23aと、第1の方向D1に交差(直交)する第2の方向D2に沿った一対の側面(第2の面)23bと、を有している(図3参照)。電池セル23は、電池ホルダ22に保持された状態で、第1の方向D1に沿って互いに積層されている。
図3に示されるように、電池ホルダ22は、底壁部31と、側壁部32と、側壁部33と、背面部34と、を有している。
底壁部31は、矩形平板状に形成され、電池セル23の底部を覆う部分である。側壁部32及び側壁部33は、底壁部31の長手方向両端から立設する部分である。側壁部32及び側壁部33は、矩形平板状に形成され、電池セル23の側面を覆う。背面部34は、矩形平板状に形成され、電池セル23の一方の主面(厚み方向に直交する面)の一部を覆う部分である。背面部34は、側壁部32,33の長手方向における第1端部32a,33a(底壁部31が設けられる端部とは反対側の端部)に接続されている。背面部34は、その厚み方向が電池セル23の並設方向と一致し、長手方向が側壁部32及び側壁部33の対向方向と一致するように配置されている。底壁部31、側壁部32、側壁部33に囲まれる領域は、電池セル23が収容される収容部Sとなる。
側壁部32及び側壁部33の長手方向における第1端部32a,33aには、各側壁部32,33と連設され、各側壁部32,33の長手方向に延びる矩形平板状の突出部35が設けられている。また、側壁部32及び側壁部33の長手方向における第二端部32c、33c(底壁部31が設けられる端部)には、四角柱状の脚部36が設けられている。
図2に示されるように、一対のブラケット25,25は、第1の方向D1に並設された電池セル23の並設方向両端に配置されている。ブラケット25は、挟持部25aと、固定部25bと、を有している。挟持部25aは、積層された複数の電池セル23を第1の方向D1の両端から挟持する。固定部25bには、挿通孔25cが形成されている。また、固定部25bには、筐体11に対向する固定面25eが形成されている。固定面25eは、第1の方向D1に沿って延在している。電池モジュール21は、ブラケット25における固定部25bの固定面25eが側壁13に接触した状態で固定されることによって、筐体11に固定される(図4参照)。具体的には、挿通孔25cに挿通されるボルト25dが側壁13にねじ込まれることにより、ブラケット25が筐体11に固定される。
連結部材であるボルトB及びナットNは、一対のブラケット25,25同士を連結する。両ブラケット25には、ボルトBが挿通されている。ボルトBは、一方のブラケット25から、他方のブラケット25に向けて挿通されると共に、他方のブラケット25を挿通した位置でナットNに螺合されている。
図3に示されるように、伝熱プレート41は、矩形板状の本体部42と、矩形板状の延在部43と、を含む。伝熱プレート41は、本体部42と延在部43とによってL字板状に形成されている。本体部42は、電池セル23の側面23b上に配置される。延在部43は、本体部42から第1の方向D1に沿って延び、電池セル23の側面23a上に配置される。特に、延在部43は、電池ホルダ22の側壁部33を介して側面23a上に配置される。すなわち、延在部43は、側壁部33の一部を覆っている。
伝熱プレート41の本体部42の一方の主面42aには、接着テープ(粘着性材料)44が貼付されている。伝熱プレート41の本体部42には、接着テープ44を介して電池セル23が固定されている。接着テープ44の例は、シリコーン系粘着剤を含んだ両面テープである。これにより、伝熱プレート41と電池セル23とが強固に固定される。
図4に示されるように、各伝熱プレート41には、延在部43における筐体11に対向する表面である対向面43aに、1つ以上の放熱シート45が配置されている。放熱シート45は、例えば弾性を備える弾性シートであり、一例としてシリコンゴム、アクリルゴム等から構成される。放熱シート45は、延在部43と同様に矩形板状をなしている。そのため、一の伝熱プレート41に対して複数の放熱シート45が配置される場合には、放熱シート45は積層された状態となる。
また、固定面25eを含む平面を後述する仮想面F(図6参照)としたときに、仮想面Fからの距離が小さい延在部43に配置される放熱シート45の数に比べて、仮想面Fからの距離が大きい延在部43に配置される放熱シート45の数が多くなっている。図示例では、仮想面Fからの距離が最も小さい延在部43に1つの放熱シート45が配置されている。また、仮想面Fからの距離が最も大きい延在部43に3つの放熱シート45が配置されている。1つ又は複数の放熱シート45は、延在部43と筐体11とによって挟持されている。
次に、本実施形態の電池モジュール21の製造方法の一例について説明する。図5は、製造方法を示すフローチャートである。また、図6は、製造方法を説明するための図であり、放熱シート45が配置されていない状態の電池モジュールを示す。
本実施形態の電池モジュール21の製造方法では、まず、電池モジュール本体20として、放熱シート45が配置されていない状態の電池モジュールが組み立てられる(ステップS1:モジュール本体組立工程)。この工程では、電池セル23、電池ホルダ22及び伝熱プレート41を準備する。次に、電池ホルダ22に電池セル23を収容し、接着テープ44が貼付された伝熱プレート41を電池セル23に接触させる。この作業を7回繰り返し、電池セル23、電池ホルダ22及び伝熱プレート41からなる配列体を形成する。次に、一対のブラケット25,25によって上記配列体を挟み、一対のブラケット25,25同士を連結部材によって連結する。具体的には、一方のブラケット25から、他方のブラケット25に向けてボルトBが挿通され、他方のブラケット25を挿通した位置でナットNによって螺合される。これにより、図6に示されるような電池モジュール本体20が組み立てられる。
続いて、電池モジュール21が取り付けられる筐体11の側壁(取付面)13を仮想面Fとして、仮想面Fから各伝熱プレート41における延在部43の対向面43aまでの距離Lを測定する(ステップS2:伝熱プレート測定ステップ)。この測定は、各伝熱プレート41において少なくとも1回行われる。本実施形態では、ブラケット25の固定面25eが側壁13に接触した状態で電池モジュール21が筐体11に固定される。そのため、側壁13の壁面を仮想面Fとした場合には、固定面25eを含む平面もまた仮想面Fとなる。製造上の誤差等によって、複数の伝熱プレート41の互いの位置にずれが生じている場合には、それぞれの伝熱プレート41における測定結果に差異が生じることになる。
続いて、ステップS2によって計測された仮想面Fから対向面43aまでの距離Lの大きさに応じて、それぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置される放熱シート45の数を導出する(ステップS3:配置枚数導出ステップ)。このステップS3では、ステップS2によって計測された距離Lよりも、延在部43に配置される1以上の放熱シート45の合計の厚さが大きくなるように、それぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置される放熱シート45の数が導出される。例えば、ステップS2で計測された距離Lを放熱シート45の一枚あたりの厚さで除した商の整数部に、一定の数を足したものを配置枚数としてもよい。また、ステップS2で計測された距離Lに一定の値を加えてから放熱シート45の厚さで除した商の整数部を配置枚数としてもよい。
続いて、ステップS3によって導出された数の放熱シート45をそれぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置する(ステップS4:放熱シート配置ステップ)。例えば、複数の放熱シート45を延在部43に配置する場合には、放熱シート45を一枚ずつ順番に配置することができる。複数の放熱シート45は、第1の方向D1に互いにずれることなく積層される。ただし、製造上の誤差等によって放熱シート45がずれてしまうことが想定される場合には、例えば、第1の方向D1において、対向面43aの幅よりも放熱シート45の幅を大きく形成してもよい。この場合、積層される放熱シート45同士が互いに第1の方向D1にずれたとしても、放熱シート45同士が互いに重なり合う面積を十分に確保することができる。
以上、ステップS1〜S4の工程によって、電池モジュール本体20に放熱シート45が配置された電池モジュール21が構成される。電池モジュール21の各伝熱プレート41では、延在部43に配置された放熱シート45の合計の厚さが、その延在部43の対向面43aから仮想面Fまでの距離Lよりも大きくなっている。電池モジュール21が筐体11の側壁13に固定されることによって、電池パック10が形成される。
以上説明した本実施形態では、伝熱プレート41の延在部43に配置される放熱シート45の数が、仮想面Fから延在部43までの距離Lに応じて導出される。すなわち、仮想面Fから延在部43までの距離Lが小さければ、当該延在部43に配置される放熱シート45の数は少なくなり、仮想面Fから延在部43までの距離Lが大きければ、当該延在部43に配置される放熱シート45の数は多くなる。つまり、一部の伝熱プレート41が、他の伝熱プレート41に比べて筐体11から離れている場合には、当該一部の伝熱プレート41の延在部43により多くの放熱シート45が配置される。これによって、当該一部の伝熱プレート41に配置された放熱シート45が筐体11に接触しやすくなり、伝熱プレート41における放熱性の低下を抑制することができる。
また、ステップS3では、ステップS2によって計測された距離Lよりも、延在部43に配置される1以上の放熱シート45の合計の厚さが大きくなるように、それぞれの伝熱プレート41の延在部43に配置される放熱シート45の数が導出される。そのため、電池モジュール21が筐体11に固定された状態では、対向面43aと筐体11の側壁13とによって放熱シート45が挟持されることになる(図4参照)。したがって、放熱シート45を伝熱プレート41及び筐体11に確実に接触させることができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。
例えば、図示された延在部43に対する放熱シート45の配置の形態は、一例であり、これに限定されない。使用される放熱シートの数、形状、寸法等は、適宜変更することができる。例えば、図示例では、各伝熱プレートに対して1〜3枚の放熱シートが配置されているが、配置される放熱シートは4枚以上であってもよい。
また、放熱シート45がシリコンゴム、アクリルゴム等から構成される弾性シートである例を示したが、これに限定されない。例えば放熱シートは、グラファイトシート等であってもよい。
また、例えば、ステップS2において、それぞれの伝熱プレート41において、複数回の測定が行われてもよい。この場合、第1の方向D1と第2の方向D2とに交差(直交)する方向に測定位置をずらしながら複数回の測定を行い、これらの測定の平均値を距離Lとしてもよい。
11…筐体、13…側壁(取付面)、21…電池モジュール、23…電池セル、25…ブラケット、25a…挟持部、25e…固定面、41…伝熱プレート、42…本体部、43…延在部、43a…対向面(表面)、45…放熱シート、F…仮想面。

Claims (4)

  1. 第1の方向に沿った第1の面、及び、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿った第2の面を含み、前記第1の方向に沿って互いに積層された複数の電池セルと、
    前記第2の面上に配置される本体部、及び、前記本体部から前記第1の方向に沿って延びて前記第1の面上に配置される延在部を含み、それぞれの前記電池セルに固定された複数の伝熱プレートと、
    前記伝熱プレートの前記延在部に配置される1以上の放熱シートと、を備え、筐体に取り付けられる電池モジュールの製造方法であって、
    前記電池モジュールが取り付けられる前記筐体の取付面を仮想面としたときに、前記仮想面からそれぞれの伝熱プレートの延在部の表面までの距離を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップによって計測された前記距離の大きさに応じて、それぞれの伝熱プレートの前記延在部に配置される前記放熱シートの数を導出する導出ステップと、
    前記導出ステップによって導出された数の放熱シートをそれぞれの伝熱プレートの延在部に配置する配置ステップと、を含む、電池モジュールの製造方法。
  2. 前記導出ステップでは、前記計測ステップによって計測された前記距離よりも、前記延在部に配置される前記1以上の放熱シートの合計の厚さが大きくなるように、それぞれの伝熱プレートの延在部に配置される前記放熱シートの数が導出される、請求項1に記載の電池モジュールの製造方法。
  3. 筐体に取り付けられる電池モジュールであって、
    第1の方向に沿った第1の面、及び、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿った第2の面を含み、前記第1の方向に沿って互いに積層された複数の電池セルと、
    前記第2の面上に配置される本体部、及び、前記本体部から前記第1の方向に沿って延びて前記第1の面上に配置される延在部を含み、それぞれの前記電池セルに固定された伝熱プレートと、
    前記伝熱プレートの前記延在部に配置される1以上の放熱シートと、
    積層された前記複数の電池セルを第1の方向の両端から挟持する挟持部、及び、前記筐体に対して固定される固定面を有する一対のブラケットと、を備え、
    前記固定面を含む平面を仮想面としたときに、前記仮想面からの距離が小さい前記延在部に配置される前記放熱シートの数に比べて、前記仮想面からの距離が大きい前記延在部に配置される前記放熱シートの数が多い、電池モジュール。
  4. それぞれの伝熱プレートにおいて、前記延在部に配置された1以上の前記放熱シートの合計の厚さは、当該延在部の表面から前記仮想面までの距離よりも大きい、請求項3に記載の電池モジュール。
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