JP2018017366A - ロックアップクラッチ - Google Patents
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Abstract
Description
これらの文献に記載されたロックアップクラッチにおいては、エンジンにより回転されるフロントカバー(駆動回転部材)と、トルクコンバータのタービンシェルとの相互間に、フロントカバーに対して接離自在なピストンを配設している。このピストンには、コイル状の複数のバネを周方向に並べ、かつ円弧状に湾曲した状態で保持させている。また、前記複数のバネには、タービンシェル(従動回転部材)に取り付けられたロックアッププレートの爪部を係合させている。複数のバネの周囲には、これらの位置決めを図るための外周ガイド壁部が設けられており、複数のバネがロックアッププレートの爪部によって圧縮された際に、各バネがピストンの半径方向外方へ所定以上に大きく膨らむことが規制されるように構成されている。
なお、前記不具合を解消することを目的として、ただ単に外周ガイド壁部を無くしたのでは、バネの適切な位置決めが困難になるばかりか、バネがピストンの半径方向外方に過大に膨らみ、その挙動を適切にコントロールすることは困難となる。
ックアップクラッチを提供することを、その課題としている。
前記湾曲面に沿って前記バネ用規制部材を回転可能とする構成としては、たとえば前記バネ用規制部材およびこれを支持する部材の一方に、前記湾曲面を内壁に有する円弧状長孔を形成し、かつ他方には、この円弧状長孔に嵌入してその長手方向に沿って相対変位可能な凸状部を形成する手段を採用することが可能である。
第1に、バネ用規制部材は、バネの軸長方向途中箇所がピストンの半径方向外方側に移動することを規制するため、少なくともバネ用規制部材が設けられている箇所およびその付近においては、従来技術で適用されていた外周ガイド壁部を設ける必要はなく、また仮に外周ガイド壁部が設けられている場合であっても、この外周ガイド壁部にバネが強く摺接することを回避することが可能である。一方、バネ用規制部材は、ピストンに相対してその周方向に変位可能であるため、バネが伸縮する際には、これに伴わせてバネ用規制部材をバネの伸縮方向に変位させることができる。したがって、バネ用規制部材とバネとの間に、大きなフリクションが生じないようにすることも可能である。このようなことから、本発明によれば、バネが伸縮する際のフリクションを小さくし、バネの低ヒステリシス化、伸縮動作の円滑化を促進し、ロックアップクラッチ全体の動作の円滑性を向上させることができる。
第2に、バネ用規制部材をピストンの周方向に変位可能とする手段として、バネ用規制部材をピストンの半径方向外方側が凸状の向きとされた湾曲面に沿う回転が可能とされた所定の構造が採用されているため、図6および図7を参照して後に詳述するように、バネ用規制部材の回転中心を、ピストンの中心に近付けることが可能である。このことにより、バネが伸縮する際に、このバネの伸縮方向とバネ用規制部材が回転する方向とのズレを小さくし、バネに不当な応力を極力生じないようにすることが可能である。これはバネの耐久寿命を長くする上で、好ましい。
する部材である。図5にバネ用規制部材8(8c)の単品状態での外観図が示されているように、このバネ用規制部材8(8c)は、全体がアーム状であって、先端部に形成された横向き略L字状に屈曲したバネ用係合部81、このバネ用係合部81に繋がり、かつピストン5の周方向を向く平面部82aを両面に有するバネ用接触部82、および基端部に一体形成された回転用の凸状部83を備えている。バネ用接触部82は、ピストン5の周方向の幅が小さくされている。図2に示す他のバネ用規制部材8(8a,8b)は、全体が湾曲したアーム状とされており、非湾曲状ではないバネ用規制部材8cとはこの点で相違するものの、それ以外の基本的な構成はバネ用規制部材8cと共通している。なお、図2に示すように、バネ用規制部材8a,8bは、左右対称状である。
ネ用規制部材8aの回転支持部44は、バネ6の端部6a(バネ用規制部材8aとバネ6との接触点)とピストン5の中心Cとを結ぶ直線La(以下、このような直線を適宜、法線と略称する)に対し、適当な寸法(角度αaに相当する寸法)だけバネ6の軸長方向中央部側にオフセットされている。バネ用規制部材8bの回転支持部44も、それと同様に、バネ6の端部6b(バネ用規制部材8bとバネ6との接触点)とピストン5の中心Cとを通過する法線Lbに対し、適当な寸法(角度αbに相当する寸法)だけ、バネ6の軸長方向中央部側にオフセットされている。角度αa,αbは、略同一である。
を小さくし、バネ6とピストン5との間で発生するフリクションを少なくできる効果をもたらせる。その一方、バネ6の全長寸法を長くし、全体の伸縮ストロークを長くすることが可能である。本実施形態によれば、バネ6として、全長寸法が長めのバネを用いているにも拘わらず、前記したような利点が得られるのであって、バネ6の少数化を好適に図ることが可能である。また、バネ6の総数を少なくできれば、バネ6に施される端末処理の数も少なくできるため、バネ6のストロークを長くする上で一層有利となる。
。
バネの具体的なサイズ、材質、バネ定数、数などは、限定されない。また、バネ用規制部材は、必ずしもアーム状に限らず、それ以外の形態とすることも可能である。
A ダンパアッセンブリ
1 フロントカバー
2 トルクコンバータ
20 タービンシェル
3 ロックアッププレート
4 回転ベース
40 円弧状長孔
40a 湾曲面
44 回転支持部
30 爪部(ロックアッププレートの)
5 ピストン
6 バネ
8 バネ用規制部材
83 凸状部
83a 湾曲面
Claims (1)
- 駆動回転部材に接離自在であり、かつ前記駆動回転部材への接触時に前記駆動回転部材に連動して回転するピストンと、
このピストンの周方向に沿う円弧状に湾曲した状態で前記ピストンに保持され、かつ従動回転部材側に設けられた係合部が係合するように設定されるバネと、
を備えている、ロックアップクラッチであって、
前記ピストンに相対して前記ピストンの周方向に変位可能であり、かつ前記バネの軸長方向の端部および途中箇所の少なくとも一方が、前記ピストンの半径方向外方側に移動することを規制するように前記バネに係合する少なくとも1つのバネ用規制部材を、さらに備えており、
このバネ用規制部材を前記周方向に変位可能とする手段として、前記バネよりも前記ピストンの中心寄りの位置において前記バネ用規制部材を回転可能に支持する回転支持部を備え、かつこの回転支持部は、前記バネ用規制部材およびこれを支持する部材の少なくとも一方に、前記ピストンの半径方向外方側が凸状となるように湾曲した湾曲面が形成され、かつこの湾曲面に沿って前記バネ用規制部材を回転可能とする構成とされていることを特徴とする、ロックアップクラッチ。
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- 2016-07-29 JP JP2016149852A patent/JP6864958B2/ja active Active
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