JP2018017193A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】極低温環境下でのウォータポンプにおけるシール部材の損傷を低減できる内燃機関の冷却装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の冷却装置1は、内燃機関100の冷却経路110に冷却液を循環させるウォータポンプ10と、冷却液をラジエータ61に循環させるラジエータ循環経路60と、冷却液の温度が所定温度以上の場合にラジエータ循環経路60を開くサーモスタット70と、を備える。ウォータポンプ10には、水抜き孔の排水口26とラジエータ循環経路60とを接続し、漏出した冷却液を水抜き孔からラジエータ循環経路60に戻す戻し配管50が備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却液を循環させて内燃機関を冷却する内燃機関の冷却装置に関する。
内燃機関には、冷却装置が備えられており、自動車などの車両では、冷却液を使用する水冷式の冷却装置が主流である。冷却装置は、内燃機関内に設けられた冷却経路に冷却液を循環させるウォータポンプと、冷却液を冷却するラジエータと、冷却液の温度によってラジエータへの冷却液の流通を制御するサーモスタットなどで構成されている。
特許文献1〜3には、内燃機関の冷却装置を構成するウォータポンプに関する技術が開示されている。一般に、ウォータポンプの構成は、内燃機関に固定されるハウジング(ボディ)と、ハウジング内部にベアリングを介して回転自在に支持される回転軸と、回転軸の一端側に取り付けられたインペラーとを備える。インペラーとベアリングとの間には、ハウジングと回転軸との隙間をシールするシール部材が設けられている。通常、ハウジングには、ハウジング内部(シール部材とベアリングとの間の空間)に連通し、シール部材から内部に漏出した冷却液やその蒸気を外部に排出する水抜き孔や蒸気抜き孔が形成されている。
特許文献2、3には、ウォータポンプのハウジング内部に漏出した冷却液をエンジンの冷却経路やラジエータのリザーバタンクに戻す(回収する)ことが記載されている。例えば、特許文献2では、漏出した冷却液を排出する水切通路に設けられたポケット部に冷却水が所定量蓄えられると、弁部を開放して、冷却水の導入通路へ還流する。特許文献3では、エンジンのエアクリーナ内の吸入空気のバキューム圧を利用して、漏出した冷却液をチャンバーからパイプを介して吸引し、リザーバタンクに回収する。
特開2016−70094号公報 特開平11−2126号公報 実開平3−122299号公報
ウォータポンプのハウジング内部に漏出した冷却液を戻す従来の冷却装置では、外気温や冷却液の温度に関係なく、漏出した冷却液が排出されるように構成されている。ハウジング内部に漏出した冷却液を排出する際、蒸気抜き孔などの外部と連通する箇所から内部に外気が取り込まれる。したがって、寒冷地や冬場などの極低温環境下(例えば−20℃以下)で、内燃機関が冷間状態(暖機完了前の状態)であるときに、冷却液が排出されると、極低温の外気がそのままハウジング内部に取り込まれることになる。このとき、シール部材から漏出する冷却液の温度も低いため、極低温の外気によってシール部材などに付着した冷却液が凍結することがあり、ウォータポンプにおけるシール部材などが損傷するトラブルが発生する虞がある。
本発明の目的の1つは、極低温環境下でのウォータポンプにおけるシール部材の損傷を低減できる内燃機関の冷却装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る内燃機関の冷却装置は、冷却液を循環させて内燃機関を冷却する内燃機関の冷却装置であって、
内燃機関内に設けられた冷却経路に冷却液を循環させるウォータポンプと、
前記冷却経路を通過した前記冷却液をラジエータに循環させるラジエータ循環経路と、
前記冷却液の温度によって開閉し、前記冷却液の温度が所定温度以上の場合に前記ラジエータ循環経路を開くサーモスタットと、を備え、
前記ウォータポンプは、
前記内燃機関に固定されるハウジングと、
前記ハウジングの内部にベアリングを介して回転自在に支持される回転軸と、
前記回転軸の一端側に取り付けられるインペラーと、
前記インペラーと前記ベアリングとの間に設けられ、前記ハウジングと前記回転軸との隙間をシールするシール部材と、
前記ハウジングに形成され、前記シール部材から内部に漏出した前記冷却液を排出する水抜き孔と、
前記水抜き孔と前記ラジエータ循環経路とを接続し、漏出した前記冷却液を前記水抜き孔から前記ラジエータ循環経路に戻す戻し配管と、を備える。
上記内燃機関の冷却装置では、冷却液の温度が所定温度以上の場合にラジエータ循環経路を開くサーモスタットを備え、水抜き孔とラジエータ循環経路とを接続する戻し配管が設けられている。上記内燃機関の冷却装置によれば、冷却液の温度が所定温度以上になると、ラジエータ循環経路が開き、ラジエータ循環経路に冷却液が流通することにより、漏出した冷却液が水抜き孔から戻し配管を介してラジエータ循環経路に戻される。ここで、「冷却液の温度が所定温度以上」とは、例えば、内燃機関の暖機が完了した状態であり、冷却液の温度が暖機温度以上の場合をいう。このように、上記内燃機関の冷却装置では、冷却液の温度が上昇し、内燃機関の温度が高い状態のときに、漏出した冷却液が水抜き孔から排出されることになる。つまり、漏出した冷却液を水抜き孔から排出するときは、内燃機関の温度が高く、その周囲では外気が暖められることから、極低温環境下(例えば−20℃以下)であっても、極低温の外気がそのままハウジング内部に取り込まれることがない。また、シール部材から漏出する冷却液の温度が高いため、外気によってシール部材などに付着した冷却液が凍結することを回避できる。よって、上記内燃機関の冷却装置は、極低温環境下でのウォータポンプにおけるシール部材の損傷を低減できる。
実施形態に係る内燃機関の冷却装置の一例を示す概略構成図である。 実施形態に係る内燃機関の冷却装置におけるウォータポンプの一例を示す概略断面図である。
本発明の実施形態に係る内燃機関の冷却装置の具体例を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
[実施形態1]
《内燃機関の冷却装置》
図1、図2を参照して、実施形態1に係る内燃機関の冷却装置1を説明する。内燃機関の冷却装置1は、冷却液を循環させて内燃機関100を冷却するものであり、図1に示すように、内燃機関100の冷却経路110に冷却液を循環させるウォータポンプ10と、冷却液をラジエータ61に循環させるラジエータ循環経路60と、冷却液の温度に応じてラジエータ循環経路60を開くサーモスタット70と、を備える。ウォータポンプ10のハウジング(ボディ)20には、図2に示すように、シール部材40から内部に漏出した冷却液を排出する水抜き孔25が形成されている。そして、内燃機関の冷却装置1の特徴の1つは、水抜き孔25とラジエータ循環経路60とを接続する戻し配管50を備える点にある。以下、主に図1を参照して、内燃機関の冷却装置1の構成について説明する。
〈内燃機関〉
内燃機関100は、シリンダブロック101とその上面に固定されたシリンダヘッド102とを備え、内燃機関100の内部には、冷却経路110が形成されている。冷却経路110には、内燃機関100を冷却した冷却液をウォータポンプ10側に戻すリターン通路111が設けられており、この例では、内燃機関100の冷却液の出口115側とウォータポンプ10の吸入口付近とを接続するリターン通路111を有する。シリンダブロック101及びシリンダヘッド102の端面には、フロントカバー103(図2参照)が取り付けられている。
〈ウォータポンプ〉
ウォータポンプ10は、内燃機関100内に設けられた冷却経路110に冷却液を循環させる部品であり、インペラー35が回転することにより、冷却液を圧送する。ウォータポンプ10で圧送された冷却液は、内燃機関100の冷却経路110を通過した後、[リターン通路111]又は[ラジエータ循環経路60→リターン通路111]を通ってウォータポンプ10に戻される(図1中の矢印は、冷却液の流れを示す)。ウォータポンプ10の詳細については、後述する。
〈ラジエータ循環経路〉
ラジエータ循環経路60は、内燃機関100の冷却経路110に接続され、冷却経路110を通過した冷却液をラジエータ61に循環させることにより、高温になった冷却液をラジエータ61で放熱させて冷却する。ラジエータ循環経路60は、冷却経路110から冷却液をラジエータ61に送る上流側経路62と、ラジエータ61から冷却液を冷却経路110に戻す下流側経路63とを有する。
〈サーモスタット〉
サーモスタット70は、冷却液の温度によって開閉し、冷却液の温度が所定温度以上の場合にラジエータ循環経路60を開く部品であり、ラジエータ循環経路60への冷却液の流通を制御する。この例では、冷却経路110の出口115とラジエータ循環経路60の下流側経路63との合流部分にサーモスタット70が設けられており、サーモスタット70がインレットサーモ(エンジン入口側制御方式)の配置になっている。サーモスタット70は、図1に例示するようにラジエータ循環経路60(下流側経路63)の出口部分に配置する他、ラジエータ循環経路60(上流側経路62)の入口部分に配置することも可能である。
サーモスタット70は、冷却液の温度が所定温度未満の場合は、ラジエータ循環経路60(下流側経路63)の出口65を閉じ、冷却経路110のリターン通路111に繋がる出口115を開いて、冷却液を、ラジエータ循環経路60を経由させずに、リターン通路111へ流通させる。また、冷却液の温度が所定温度以上になると、ラジエータ循環経路60(下流側経路63)の出口65を開き、冷却経路110のリターン通路111に繋がる出口115を閉じて、冷却液を、ラジエータ循環経路60を経由させてから、リターン通路111へ流通させるように構成されている。これにより、冷却液が流通する経路を、ラジエータ循環経路60を経由せずにリターン通路111を経由する経路と、ラジエータ循環経路60を経由してからリターン通路111を経由する経路との間で切り替え可能である。要するに、冷却液の温度が所定温度未満の場合は、サーモスタット70によりラジエータ循環経路60が閉じられ、ラジエータ循環経路60に冷却液が流通しない。一方、冷却液の温度が所定温度以上の場合は、サーモスタット70によりラジエータ循環経路60が開いて、ラジエータ循環経路60に冷却液が流通する。
この例では、サーモスタット70は、冷却液の温度が暖機温度以上の場合にラジエータ循環経路60を開く。「暖機温度」とは、内燃機関の暖機が完了したときの冷却液の温度であり、例えば80℃〜90℃である。つまり、内燃機関の冷却装置1では、内燃機関100の始動時といった内燃機関100が冷間状態(暖機完了前の状態)であるときは、ラジエータ循環経路60が閉じられており、冷却液がラジエータ61へ流れないため、温度上昇が速くなる。一方、内燃機関100が温まって暖機が完了した状態では、ラジエータ循環経路60が開くことで、冷却液がラジエータ61へ流れ、適温に保たれる。
《ウォータポンプの詳細》
以下、主に図2を参照して、ウォータポンプ10の構成を詳細に説明する。ウォータポンプ10は、ハウジング20と、回転軸30と、インペラー35と、シール部材40と、水抜き孔25と、戻し配管50とを備える。
(ハウジング)
ハウジング20は、内燃機関100に固定される。この例では、ハウジング20が、シリンダブロック101に取り付けられたフロントカバー103に固定されている。シリンダブロック101及びフロントカバー103には、ポンプ室21が設けられており、この部分にハウジング20が固定され、ウォータポンプ10が取り付けられる。ポンプ室21には、吸入口22と吐出口(図示せず)とが連通している。ハウジング20の内部には、ベアリング31が設けられている。
(回転軸)
回転軸30は、ハウジング20の内部にベアリング31を介して回転自在に支持される。回転軸30は、ハウジング20を貫通しており、中間部がベアリング31に挿入されている。
(インペラー)
インペラー35は、回転軸30の一端側に取り付けられ、シリンダブロック101及びフロントカバー103で形成されたポンプ室21に配置される。回転軸30のハウジング20から露出する他端側には、プーリ36が取り付けられている。プーリ36は、内燃機関100内にあるクランクシャフト(図示せず)の回転がベルト37を介して伝達される。クランクシャフトの回転がプーリ36に伝達され、回転軸30が回転することによってポンプ室21に配置されたインペラー35が回転することで、冷却液を圧送する。
(シール部材)
シール部材40は、インペラー35とベアリング31との間に設けられ、ハウジング20と回転軸30との隙間をシールする部材であり、この例では、メカニカルシールである。シール部材40でハウジング20と回転軸30との隙間を完全にシールすることは困難であるため、シール部材40からハウジング20の内部に冷却液が少なからず漏出する。この例では、ハウジング20内部のシール部材40とベアリング31との間にバッファ空間41が形成されており、シール部材40からバッファ空間41に冷却液が漏出する。
(水抜き孔)
水抜き孔25は、ハウジング20に形成され、シール部材40からハウジング20の内部に漏出した冷却液を排出する。この例では、水抜き孔25は、ハウジング20の内部に形成されたバッファ空間41の底面から下方に向かって形成され、ハウジング20の外部に連通している。ハウジング20の下部には、水抜き孔25の排水口26が設けられている。シール部材40からバッファ空間41に漏出した冷却液は水抜き孔25に導かれる。これにより、漏出した冷却液がベアリング31まで到達することを阻止できる。図2に例示するように、水抜き孔25の途中に、漏出した冷却液を貯留するポケット部27を設けてもよい。
この例では、ハウジング20に通気孔28が形成されている。通気孔28は、漏出した冷却液が内燃機関100の熱により蒸発し、その蒸気を外部に排出したり、水抜き孔25から漏出した冷却液を排出する際に外気(大気)を取り込む通路として機能する。通気孔28は、ハウジング20の上部に設けられており、バッファ空間41の上面から上方に向かって形成され、ハウジング20の外部に連通している。
(戻し配管)
戻し配管50は、図1、図2に示すように、水抜き孔25とラジエータ循環経路60とを接続し、漏出した冷却液を水抜き孔25からラジエータ循環経路60に戻す。この例では、戻し配管50の一端側が水抜き孔25の排水口26に接続され、他端側がラジエータ循環経路60の下流側経路63に接続されている。ラジエータ循環経路60に冷却液が流通するとき、冷却液が流通することにより発生する負圧によって漏出した冷却液が水抜き孔25の排水口26から排出され、戻し配管50を介してラジエータ循環経路60に戻される。戻し配管50には、図1に例示するように、ラジエータ循環経路60からの冷却液の逆流を阻止する逆止弁51を設けてもよい。
《内燃機関の冷却装置の動作》
上述した内燃機関の冷却装置1の動作を説明する。
内燃機関100が冷間状態では、冷却液の温度が所定温度未満であるため、サーモスタット70によりラジエータ循環経路60が閉じられており、ラジエータ循環経路60に冷却液が流通しない。そのため、漏出した冷却液が水抜き孔25から排出されることがない。このとき、シール部材40からバッファ空間41に漏出した冷却液は水抜き孔25からポケット部27に一時的に貯留される。内燃機関100が暖機状態では、冷却液の温度が所定温度以上であり、サーモスタット70によりラジエータ循環経路60が開いて、ラジエータ循環経路60に冷却液が流通する。これにより、漏出した冷却液が水抜き孔25(ポケット部27)から排出され、戻し配管50を介してラジエータ循環経路60に戻される。このとき、通気孔28から外気(大気)が取り込まれるため、水抜き孔25からの冷却液の抜けが良くなる。
《内燃機関の冷却装置の効果》
上述した内燃機関の冷却装置1は、以下の効果を奏する。
(1)冷却液の温度が所定温度未満であり、内燃機関100が冷間状態のときは、ウォータポンプ10のハウジング20内部(バッファ空間41)に漏出した冷却液が水抜き孔25から排出されないため、通気孔28などの外部と連通する箇所からバッファ空間41に外気が侵入することが少ない。よって、極低温環境下において、極低温の外気によってシール部材40などに付着した冷却液が凍結することを回避でき、シール部材の損傷を低減できる。一方、冷却液の温度が所定温度以上となり、内燃機関100が暖機状態のときは、ラジエータ循環経路60が開き、ラジエータ循環経路60に冷却液が流通することにより、漏出した冷却液が水抜き孔25から排出され、戻し配管50を介してラジエータ循環経路60に戻される。このとき、通気孔28からバッファ空間41に外気が取り込まれるが、内燃機関100が暖機状態であり、その熱で周囲の外気が暖められるため、極低温環境下であっても、極低温の外気がそのまま取り込まれることがない。また、冷却液の温度が上昇しており、シール部材40から漏出する冷却液の温度も高いため、極低温の外気によってシール部材40などに付着した冷却液が凍結することを回避できる。したがって、極低温環境下でのウォータポンプ10におけるシール部材40の損傷を低減できる。
(2)ハウジング20の内部に漏出した冷却液を水抜き孔25から戻し配管50を介してラジエータ循環経路60に戻すことができるため、漏出した冷却液が水抜き孔25からオーバーフローすることを抑制できる。更に、漏出した冷却液を水抜き孔25に設けられたポケット部27に貯留できるため、漏出した冷却液が水抜き孔25からオーバーフローすることをより抑制できる。
(3)ハウジング20の内部に漏出した冷却液を戻すので、シール部材40からの冷却液の漏れを許容できる。シール部材40のシール性を高くすると、冷却液の漏れが減少するが、摩擦抵抗が増加したり、異音が発生するなど、回転軸30の回転性が低下する。一方、シール部材40のシール性を低くすると、冷却液の漏れが増加するが、摩擦抵抗が減少し、異音の発生も抑制できるため、回転軸30の回転性が向上する。シール部材40における冷却液の漏れを許容できるため、シール部材40のシール性を低くすることが可能であり、回転軸30の回転性を向上させることで、回転軸30回転ロスを低減して燃費を改善すると共に、異音の発生を大幅に抑制できる。
[変形例1]
上述した実施形態1の内燃機関の冷却装置1では、戻し配管50の他端側をラジエータ循環経路60の下流側経路63に接続する場合を例に挙げて説明したが、上流側経路62に接続してもよい。この場合、漏出した冷却液を水抜き孔25から戻し配管50を介して戻す際に空気が混入するようなことがあっても、ラジエータ61でエア抜きされるので、冷却液による冷却効率の低下を抑制できる。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の内燃機関の冷却装置は、内燃機関を搭載した自動車などの車両に利用可能である。
1 冷却装置
10 ウォータポンプ
20 ハウジング
21 ポンプ室
22 吸入口
25 水抜き孔
26 排水口
27 ポケット部
28 通気孔
30 回転軸
31 ベアリング
35 インペラー
36 プーリ
37 ベルト
40 シール部材
41 バッファ空間
50 戻し配管
51 逆止弁
60 ラジエータ循環経路
61 ラジエータ
62 上流側経路
63 下流側経路
65 出口
70 サーモスタット
100 内燃機関
101 シリンダブロック
102 シリンダヘッド
103 フロントカバー
110 冷却経路
111 リターン通路
115 出口

Claims (1)

  1. 冷却液を循環させて内燃機関を冷却する内燃機関の冷却装置であって、
    前記内燃機関内に設けられた冷却経路に冷却液を循環させるウォータポンプと、
    前記冷却経路を通過した前記冷却液をラジエータに循環させるラジエータ循環経路と、
    前記冷却液の温度によって開閉し、前記冷却液の温度が所定温度以上の場合に前記ラジエータ循環経路を開くサーモスタットと、を備え、
    前記ウォータポンプは、
    前記内燃機関に固定されるハウジングと、
    前記ハウジングの内部にベアリングを介して回転自在に支持される回転軸と、
    前記回転軸の一端側に取り付けられるインペラーと、
    前記インペラーと前記ベアリングとの間に設けられ、前記ハウジングと前記回転軸との隙間をシールするシール部材と、
    前記ハウジングに形成され、前記シール部材から内部に漏出した前記冷却液を排出する水抜き孔と、
    前記水抜き孔と前記ラジエータ循環経路とを接続し、漏出した前記冷却液を前記水抜き孔から前記ラジエータ循環経路に戻す戻し配管と、を備える内燃機関の冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112626476A (zh) * 2019-10-07 2021-04-09 佳能特机株式会社 成膜装置、成膜方法及电子器件的制造方法

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