JP2018016241A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】決まった組付け幅の中で必要なバネ力が得やすいバネを備える車両用シートを提供することにある。【解決手段】車両用シートは、シートの座部の骨格をなすシートクッションフレームと、背もたれ部の骨格をなすシートバックフレームと、前記シートクッションフレームまたは前記シートバックフレームに係止される第一S字状バネと、を備える。前記第一S字状バネは中央側の屈曲ピッチが両端側の屈曲ピッチよりも大きく、中央側の高さは両端側の高さよりも低い。【選択図】図2

Description

本開示は車両用シートに関し、例えばS字状バネを備える車両用シートに適用可能である。
一般的に、車両用シートは、シートバックフレームに複数本のSバネが固定されている。このSバネは、乗員を弾性保持するためのものである。このため、車両用シートは、Sバネにより、乗員の背部(肩甲骨)や腰椎部をしっかり支持している。
実開平2−136560号公報 特開2016−2826号公報
Sバネは専用成形機で加工することにより、加工時間/加工費の低減を実現しているが、加工要件による制限が厳しく、決まった組付け幅の中で必要なバネ力が得られない場合がある。専用成形機を使わなければ要件は緩和されるが、加工時間/費用の増加が避けられない。
本開示の課題は、決まった組付け幅の中で必要なバネ力が得やすいバネを備える車両用シートを提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本開示のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、車両用シートは、シートの座部の骨格をなすシートクッションフレームと、背もたれ部の骨格をなすシートバックフレームと、前記シートクッションフレームまたは前記シートバックフレームに係止される第一S字状バネと、を備える。前記第一S字状バネは中央側の屈曲ピッチが両端側の屈曲ピッチよりも大きく、中央側の高さは両端側の高さよりも低い。
上記車両用シートによれば、決まった組付け幅の中で必要なバネ力が得ることができる。
図1は実施例に係る車両用シートの側面図である。 図2は実施例に係るシートバックフレームの正面図である。 図3は実施例に係るS字状バネの形状を説明するための図であり、図3(A)は正面図、図3(B)は平面図、図3(C)は底面図、図3(D)は左側面図、図3(E)は右側面図である。 図4は実施例に係るS字状バネの製造方法を説明するための斜視図である。 図5は実施例に係るS字状バネの製造方法を説明するための斜視図である。 図6はSバネを用いたシートバックフレームの正面図である。 図7はSバネの斜視図である。 図8は角型状バネの斜視図である。
以下、実施例について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明を省略することがある。なお、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
まず、実施例に係る車両用シートの構造について図1を用いて説明する。図1は実施例に係る車両用シートを説明する側面図である。
車両用シート1は、着座者の臀部や大腿部などを支持するシートクッション10と、着座者の背部(肩甲骨)や腰椎部などを支持するシートバック20と、着座者の頭部を支持するヘッドレスト30と、を備えている。また、シートクッション10、シートバック20およびヘッドレスト30は、表面が表皮材で覆われている。シートバック20はシートクッション10に傾き角度を可変自在に結合される。ヘッドレスト30はシートバック20に着脱自在に取り付けられている。さらに図1には示されていないが、シートバック20の左右のうちの右側には、リクライニング機構が設けられている。
次に、シートバックを構成するシートバックフレームの構造について図2を用いて説明する。図2はシートバックフレームの構造を示す正面図である。
シートバックフレーム21はパイプを矩形枠状に曲成した本体211の第一部分211aには、リクライニング機構212が取り付けられてリクライニング機構212の図示しないロック装置によりシートクッションフレームに対して所望の傾倒角度で本体211が保持されるようになっている。なお、ヘッドレストステー(図示せず)の結合用パイプ213a,213bは本体211の上辺に取り付けられている。
そして、シートバックフレーム21の本体211の第一部分211aおよび第二部分211b間には、付勢手段であるS字状バネ214の両端が本体211の内側に配設される組付け部材215a、215bに係止されて張架されており、S字状バネ214は着座により撓んで着座者の背中を前方に付勢して乗り心地を良好にするものである。図示していないが、S字状バネ214と同様のもう一本のS字状バネが組付け部材215c、215dに係止される。
次に、S字状バネについて図3を用いて説明する。図3は実施例に係るS字状バネの形状を示す図であり、図3(A)は正面図、図3(B)は平面図、図3(C)は底面図、図3(D)は左側面図、図3(E)は右側面図である。
S字状バネ214の両端側のS字の屈曲ピッチが小さく中央側の屈曲ピッチが大きく、中央側の高さは両端側の高さよりも低い。S字状バネ214の中央側の高さは後述するSバネ214Rの中央側の高さよりも低い。S字状バネ214の山のピッチが変化する境界では平面視で変曲点はなく、直線状である。S字状バネ214の両端の係止する部分は他の部分よりも前に出ている。S字状バネ214は同じ組み付けピッチの後述するSバネ214Rよりも山数が少ない。
次に、S字状バネの製造方法について図4、5を用いて説明する。図4はSバネを示す斜視図である。図5はS字状バネを示す斜視図である。
実施例に係るS字状バネは事前に専用成形機で加工したSバネを後加工で幅を伸長させて製造する。より具体的には、以下のように製造する。
(1)直線状の鋼材をSバネ専用成形機でS字形状に加工し、反りを調整するキック加工を行う。
(2)上記(1)にて加工したS字形状の鋼材を幅方向に伸長加工する。
(3)伸長加工した鋼材を焼き入れ加工し、バネ化する。
次に、比較例としてSバネや角型形状バネを用いたシートバックフレームについて図6〜8を用いて説明する。図6はSバネを用いたシートバックフレームを説明するための正面図である。図7はSバネの斜視図である。図8は角型状バネの斜視図である。
比較例に係るシートバックフレーム21RはSバネ214Rを除いて実施例に係るシートバックフレーム21と同様である。なお、本明細書では比較例に示すようなバネを「Sバネ」といい、実施例に係るバネを「S字状バネ」という。
図7に示すようなSバネを安価に生産する為には専用成形機で製造することとなるが、専用成形機の性能に依存してSバネの加工要件が発生するため、線径、高さ、山数、一山当たりのピッチ等の条件が制限される。上記条件はいずれもバネ力の設定において必要な要素であるため、すなわちバネ力が制限されることになる。なお、Sバネは山の高さ、一山当たりのピッチは各山とも同じである。
図6に示すような組付け側ピッチ(組付け部材の間隔:W)を変更することにより、必要なバネ力を得ることができるが、容易に組付け部材の間隔を拡大することができない。また、組付け部材のピッチ拡大代は少ないことが多く、大きくバネ力を変更できない。さらに、組付け部材の変更に伴う費用が膨大となる。
Sバネ専用成形機で加工せず、図8に示すような角型形状バネを製作し加工要件を回避し必要なバネ力を得ることができるが、専用成形機での加工ができないため、加工時間が大幅に増加する。また、専用成形機での加工ができないため、加工費用が大幅に増加する。
次に、実施例に係る車両用シートの製造方法について説明する。
工程A:上述したS字状バネの製造方法により製造したS字状バネ214を準備する。
工程B:組付け部材215a、215b、215c、215dが配設されるシートバックフレームの本体211を準備する。
工程C:組付け部材215aにS字状バネ214の一端(左側端)を引掛け、組付け部材215bにS字状バネ214の他端(右側端)を引掛けて、S字状バネ214を係止する。組付け部材215cにS字状バネ214の一端(左側端)を引掛け、組付け部材215dにS字状バネ214の他端(右側端)を引掛けて、S字状バネ214を係止する。
実施例に係るS字状バネでは、Sバネ専用成形機による加工メリットを活かしつつ、Sバネ専用成形機の加工要件によるバネ力設定の制限を緩和することができる。具体的には、Sバネ専用成形機で加工した鋼材を後加工で伸長させることにより、以下の効果を奏する。
(1)Sバネ専用成形機の加工要件の中で選定した設定と、伸長加工での伸長量で必要なバネ力を得るための設定と、の調整が可能となり、Sバネ専用成形機の加工要件の範囲で必要なバネ力を得ることができる
(2)取付け幅の影響を受けずに必要なバネ力を得ることができるので、組付け部材の変更が不要である。
(3)Sバネ専用成形機での加工が可能であるので、加工時間の増加を抑制できる。角型形状バネ加工より短時間で製品の生産が可能となる。
(4)Sバネ専用成形機での加工が可能であるので、加工費用の増加を抑制できる。角型形状バネ加工より安価に製品の生産が可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例ではS字状バネをシートバックに2本用いたが、S字状バネは1本でも3本以上でもよい。また、S字状バネとSバネを組み合わせて用いてもよい。
実施例ではシートバックフレームの第一部分および第二部分はパイプで構成しているが、両方をブラケットで構成してもよいし、一方をパイプで他方をブラケットで構成してもよい。ブラケットで構成する場合は、ブラケットに設けた孔(組付け部)にS字状バネまたはSバネを係止するようにしてもよい。
実施例ではS字状バネをシートバックに用いたが、シートクッションに用いてもよい。この場合、S字状バネはシートクッションフレームの前後または左右に有する組付け部に係止されて張架される。シートクッションにはS字状バネを1本以上用いる。また、S字状バネとSバネを組み合わせて用いてもよい。
1・・・車両用シート
10・・・シートクッション
20・・・シートバック
21・・・シートバックフレーム
211・・・本体
211a・・・第一部分
211b・・・第二部分
212・・・リクライニング機構
213a、213b・・・結合用パイプ
214・・・S字状バネ
215a、215b、215c、215d・・・組付け部材
30・・・ヘッドレスト

Claims (7)

  1. 車両用シートは、
    シートの座部の骨格をなすシートクッションフレームと、
    背もたれ部の骨格をなすシートバックフレームと、
    前記シートクッションフレームまたは前記シートバックフレームに係止される第一S字状バネと、
    を備え、
    前記第一S字状バネは中央側の屈曲ピッチが両端側の屈曲ピッチよりも大きく、中央側の高さは両端側の高さよりも低い。
  2. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記シートバックフレームは、
    上下方向に伸びる第一部分と、
    上下方向に伸びる第二部分と、
    左右方向に伸びる第三部分と、
    左右方向に伸びる第四部分と、
    前記第一部分に設けられる第一組付け部と、
    前記第二部分に設けられる第二組付け部と、
    を備え、
    前記第一S字状バネの一端は前記第一組付け部に係止され、前記一S字状バネの他端は前記第二組付け部に係止される。
  3. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記シートバックフレームは、さらに、
    前記第一部分に設けられる第三組付け部と、
    前記第二部分に設けられる第四組付け部と、
    前記第三組付け部と前記第四組付け部にと係止される第二S字状バネと、
    を備え、
    前記第二S字状バネは中央側の屈曲ピッチが両端側の屈曲ピッチよりも大きく、中央側の高さは両端側の高さよりも低い。
  4. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記シートバックフレームは、さらに、
    前記第一部分に設けられる第三組付け部と、
    前記第二部分に設けられる第四組付け部と、
    前記第三組付け部と前記第四組付け部にと係止されるSバネと、
    を備え、
    前記Sバネの山数は前記S字状バネの山数よりも多く、中央側の高さは前記第一S字状バネの中央側の高さよりも高い。
  5. 請求項1の車両用シートにおいて、
    前記シートクッションフレームは、
    前部または右部に設けられる第五組付け部と、
    後部または左部に設けられる第六組付け部と、
    を備え、
    前記一S字状バネの一端は前記第五組付け部に係止され、前記一S字状バネの他端は前記第六組付け部に係止される。
  6. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記第一部分および前記第二部分はパイプで構成され、
    前記第一組付け部は前記第一部分の前記第二部分と対向する側に配設される部材であり、
    前記第二組付け部は前記第二部分の前記第一部分と対向する側に配設される部材である。
  7. 請求項2の車両用シートにおいて、
    前記第一部分および前記第二部分はブラケットで構成され、
    前記第一組付け部は前記第一部分に設けられる孔であり、
    前記第二組付け部は前記第二部分に設けられる孔である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61129941U (ja) * 1985-01-31 1986-08-14
JPS63191948U (ja) * 1987-05-30 1988-12-09
JP2014100996A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Ts Tech Co Ltd 車両用シート

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