JP2018014305A - 照明器具ユニット及びその配置構造 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1では、LEDプレートを形材に配置し、そのLEDプレートの上からコーティング材を充填して照明器具を構成し、その照明器具を内ケースとして、外ケースに組み込んでいる建材を提案している。
かかる建材は、建物の方立、無目、巾木、下枠等に取り付け、室内においては壁面の巾木等に取り付けられるもので、建物の出入り口、通路等での足元灯、誘導灯の照明として、通行者等に安全、安心感を与え、また建物のライトアップを図ることとしている(同文献の段落0041)。
前記回転機構は、前記本体を時計周りに約180度及び反時計周りに約180度の範囲で回転させ、本体の回転範囲を制限することで、本体に収容されている照明器具の配線の保護を図ることができる。
前記回転機構は、前記クリック機構を備えることで、本体の回転角度を維持され、照明器具による照射範囲が安定化される。
前記壁面に固定されている前記ユニットと、これに交差させる前記ユニットを前記壁面に固定することで、ライン状にその照射範囲が広がる照明器具の光に加えて、十文字状等の光の演出効果が奏される。
かかる前記ユニット1は、図1のように、ブラケット7を介して壁面W等に配置され固定される。
このカバー材6は、前記取付ヒレ24の溝に入り込むスライド片60を備えると共に前記傾斜面22に接するカバー材傾斜面61を備え、前記照明器具9からの照射光の拡散範囲を広げるようにしている。
なお、前記カバー材6から前記照明器具9の照射光が放射されることから、前記カバー材6が配置された面をLED面Lと称する。
前記LEDプレート91は、LEDチップを電極パターンが描かれた基板に直接配置したモジュールから構成される。具体的には、LEDプレート91は、例えば配線パターン及びアンカー部が形成される基板と、前記配線パターン上に施される補助メッキ及び金メッキを介して電極が接続されるLEDチップからなる。ここにLEDチップは、単一の発光色のもの、赤色、緑色及び青色に発光する各チップを並べたマルチタイプのもの等がある。前記LEDチップの周囲には、レンズ状(凸状)のコーティング層が形成されている。
また、図示は省略するが、前記照明器具9は基盤連結部を介して、長尺状に接続することもできる。
なお、前記下支持部4に配置されている回転機構5は、上支持部3に配置されている回転機構5と同一であることから、前記上支持部3に配置されている回転機構5を代表例として説明する。
そして、図6のように、前記開口端31に固定されるベース52上にホルダー51が配置され、その内部に前記回転体50の規制部506及び軸部507(それぞれ後述)並びに前記ストッパ53が収容され、且つ、前記ホルダー51の上部から前記軸部507の先端が突出していると共に、前記開口端31の下方に回転体50の回転体固定部500(後述)が位置されている。
前記軸部507の先端は、止め輪54により固定されると共に、前記回転体50が回転できるようにされている。
なお、付号「55」は、前記照明器具9に通電する配線を図示している。
また、前記上支持部3の底面30と前記本体2の端部との間には、若干のギャップGが形成されており、前記本体2のスムースな回転が図られている。
前記回転体固定部500の両側面には、前記収容形材20の取付ヒレ23と前記収容形材20の背面間の溝27(図3参照)に挿入される圧入ヒレ501と、前記収容形材20の防止ヒレ25に係合される拡張防止部503が形成されている。
この時、拡張防止部503も前記防止ヒレ25に係合されて、前記開口部21の開口幅が拡大されることを防止する。
前記クリック機構8は、所定の回転角度毎に、その角度を維持できるもので、図7に図示されているように、孔80と、この孔80に入れられたステンレスボール81と、これを孔80から飛び出し方向に付勢するスプリング82と、前記ベース52に向けて付勢されるステンレスボール81の回転軌道上に設けられた受穴83から構成される。
前記受穴83は、前記ベース52の4か所に設けられており、時計周りに180度及び反時計周りに180度の範囲で回転させる回転機構5において、90度毎にクリックされる。なお、回転角度は90度に限定されるものではなく、受穴83の数によって、所望の回転角度に設定することができる。
このとき、図10(1)及び図11(1)のように、前記回転体50の回転体規制部506は、ストッパ53の空洞切欠530の一端に位置している。
なお、図10及び図11において、紙面の右側が壁面Wである。
さらに、本体2を時計回りに約90度に回転させると、前記回転体50の回転体規制部506が前記空洞切欠530の他端に当たる。このとき前記ストッパ53の一端は、前記ベース52の規制片520により、その回転体50の軸部507に対する空転が規制されるので、本体2の180度以上の回転は、前記ストッパ53により規制されることとなる。
さらに、本体2を反時計回りに約90度に回転させると、前記ストッパ53の他端が前記ベース52の規制片520により規制されるので、本体2の180度以上の回転は、ストッパ53により規制されることとなる。
(1) 本体2の断面形状が略正方形であって、装飾を排したシンプル、且つ、シャープな形態となっており、また上下支持部3,4も、同じく長手方向に交差する断面形状が、シンプルな長方形となっており、また回転機構5を備える照明器具として、いろいろな利用方法を提案することができる。
例えば、ベットサイドの壁面Wに水平に前記ユニット1を配置することより、壁面WにLED面Lを向けるように回転させて間接照明とし、壁面Wに平行にLED面Lを回転させて下方を照射させて読書灯とし、また壁面Wに平行にLED面Lを配置して上方を照射させて照明灯とする利用方法を提案することができる。
(2) 前記回転機構5により、前記本体2の回転角度が、時計周りに約180度及び反時計周りに約180度に制限されているので、照明器具9の配線55の捻じれが抑えられて、その保護を図ることができる。
(3) 前記クリック機構8を備えることで、本体2の所定の回転角度を維持され、照射範囲が安定的に維持される。
図12は、壁面Wに対し前記ユニット1を水平方向に、又は垂直方向に配置すると共に前記LED面Lを壁面Wに対向させた配置構造となっていて、間接照明の配光となっている。
また、同図では、1本のユニット1aを垂直方向に配置し、このユニット1aに対して略直角に交差させた1本のユニット1bを前記壁面Wに固定している。
さらに、同図では、1本のユニット1cを垂直方向に配置し、このユニット1cに対して略直角に交差させた2本のユニット1dを前記壁面Wに固定しており、前記各ユニット1c,1dが前記壁面Wからの高低差により階層的に配置される構造となっている。この場合、ユニット1dの前記支持部3,4の寸法をユニット1cの前記支持部3,4よりも長く(高く)することで、ユニット1c, 1dの高低差を設けている。
かかる配置構造は、図15のユニット1eとユニット1fに図示されている。
さらに、複数本の前記ユニット1を交差させて配置する場合に、ユニット1iはそのLED面Lを壁面Wに背向させて直接照明の配光とさせ、一方、ユニット1jのLED面Lは壁面Wに対向させている。
なお、前記壁面Wに固定されている前記ユニット1と、これに交差させる前記ユニット1の交差角度は、略直角に限定されるものではなく、任意の角度とすることができる。
また、交差させる各ユニットの一方を、回転機構5を備えていない照明器具ユニットとしてもよい。
(4) 前記ユニット1は、前記上下支持部3,4がブラケット7を介して壁面Wに固定されるので、本体2の回転角度により、直接照明として使用し、間接照明として使用できる。
(5) ライン状にその照射範囲が広がる前記ユニット1の光や十字状に広がる前記ユニット1の光により、人の気分を新鮮にさせる演出効果が奏される。
2 本体
20 収容形材 200 内周面
201 自由端部
21 開口部 22 傾斜面
23 照明器具取付ヒレ 24 カバー材取付ヒレ
25 防止ヒレ 250 略L字状の突片
27 溝
3 上支持部
30 底面 31 開口端
32 ブラケット収容部 33 ネジ孔
34 40 回転機構取付部 35 スペース
4 下支持部
5 回転機構
50 回転体
500 回転体固定部 501 圧入ヒレ
502 テーパ 503 拡張防止部
505 傾斜部
506 回転体規制部 507 軸部
51 ホルダー
52 ベース
510 軸部用開口 520 規制片
53 ストッパ 530 空洞切欠
54 止め輪
55 配線
6 カバー材
60 スライド片 61 カバー材傾斜面
7 ブラケット
8 クリック機構
80 孔 81 ステンレスボール
82 スプリング 83 受穴
9 照明器具
90 アルミ形材 92 線材
93 コーティング材 91 LEDプレート
A 回転軸
W 壁面
L LED面
G ギャップ
Claims (5)
- 照明器具を収容する本体と、この本体をその長手方向の両端で支持する上下支持部と、前記本体の長手方向の回転軸を中心に、その本体を回転させる回転機構を備える照明器具ユニット。
- 前記回転機構は、前記本体を時計周りに約180度及び反時計周りに約180度の範囲で回転させることを特徴とする請求項1に記載の照明器具ユニット。
- 前記回転機構は、所定の回転角度毎に、その角度を維持できるクリック機構を備えることを特徴とする請求項2に記載の照明器具ユニット。
- 前記ユニットは、前記上下支持部がブラケットを介して壁面に固定されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具ユニットの配置構造。
- 前記壁面に固定されている前記ユニットと、これに交差させる前記ユニットを前記壁面に固定することを特徴とする請求項4に記載の照明器具ユニットの配置構造。
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