JP2018013323A - 穀物乾燥方法 - Google Patents
穀物乾燥方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018013323A JP2018013323A JP2017120130A JP2017120130A JP2018013323A JP 2018013323 A JP2018013323 A JP 2018013323A JP 2017120130 A JP2017120130 A JP 2017120130A JP 2017120130 A JP2017120130 A JP 2017120130A JP 2018013323 A JP2018013323 A JP 2018013323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dryer
- grain
- stage
- drying
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
Description
前記乾燥機は、上部に貯留部、下部に熱風乾燥部を備え、揚穀機が付設されてなり、前記貯留部の上方から張り込まれる穀物を当該乾燥機の上部から下部へ通過させて前記熱風乾燥部の下方から排出し、前記揚穀機によって該乾燥機の上部へ還流させることで、穀物を循環させながら乾燥させるものである。
また、収穫シーズン以外には稼働しない乾燥機が存在することで非効率となる問題がある。
上部に貯留部、下部に熱風乾燥部を備え、揚穀機が付設される循環式穀物乾燥機を複数台並設してなる穀物乾燥設備であって、穀物を乾燥機毎に循環させながら乾燥させる循環モードと、穀物を初段の乾燥機から最終段の乾燥機へ向けて順送りに移動させながら乾燥させる連続流下モードとの間で運転モードを切換可能な穀物乾燥設備における穀物乾燥方法において、
乾燥運転開始時には、運転モードを循環モードとし、連続流下モードにおける順送り方向と逆向きに、穀物を最終段の乾燥機から初段の乾燥機に向けて順次張り込み、各段の乾燥機に張り込まれた穀物を前記最終段の乾燥機から順次循環させながら乾燥させることを特徴とする。
前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、運転モードを連続流下モードに切り換え、前記穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら第1乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記第1乾燥状態の穀物を連続して排出する一方、
穀物を前記初段の乾燥機に張り込む迄の間に張り込むべき穀物が存在しなくなった場合、又は、前記穀物を前記初段の乾燥機に張り込んだ後に張り込むべき穀物が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、前記穀物が張り込まれた各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら前記第1乾燥状態よりも水分値の低い第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を順次排出することが好ましい。
前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記穀物を初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき穀物が存在する場合に前記運転モードを前記連続流下モードに切り換えることが好ましい。
前記連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、2回目の循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させるとともに最終段の乾燥機の穀物が第2乾燥状態となるまで乾燥させた後、前記運転モードを、2回目の連続流下モードに切り換え、前記最終段の乾燥機から排出された前記第1乾燥状態の穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を連続して排出することが好ましい。
前記2回目の循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させるとともに最終段の乾燥機の穀物が第2乾燥状態となるまで乾燥させた後、前記運転モードを前記2回目の連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記最終段の乾燥機から排出された前記第1乾燥状態の穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記2回目の循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき前記第1乾燥状態の穀物が存在する場合に前記運転モードを前記2回目の連続流下モードに切り換えることが好ましい。
前記2回目の連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき第1乾燥状態の穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、再度、循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を順次排出することが好ましい。
前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、運転モードを連続流下モードに切り換え、前記穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から目標乾燥状態の穀物を連続して排出する一方、
穀物を前記初段の乾燥機に張り込む迄の間に張り込むべき穀物が存在しなくなった場合、又は、前記穀物を前記初段の乾燥機に張り込んだ後に張り込むべき穀物が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、前記穀物が張り込まれた各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記目標乾燥状態の穀物を順次排出することが好ましい。
前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記穀物を初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき穀物が存在する場合に前記運転モードを前記連続流下モードに切り換えることが好ましい。
前記連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、再度、循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記目標乾燥状態の穀物を順次排出することが好ましい。
循環モードにおいて乾燥機毎に穀物を1回循環させる時間と、連続流下モードにおいて乾燥機間で穀物を1回順送りさせる時間が同じ時間となるよう乾燥運転を行うことが好ましい。
連続流下モードで乾燥運転中は、前記最終段の乾燥機は送風運転とし、穀物を送風乾燥により乾燥させることが好ましい。
また、本発明の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法によれば、乾燥運転の終了時には、最終段の乾燥機から初段の乾燥機に向けて、順次稼働が停止するので、次回(翌日)の乾燥運転開始時に、前記最終段の乾燥機から順次穀物を張り込むことができるため、当該穀物乾燥設備を効率よく稼働させることができる。
<穀物乾燥設備>
図1は、本発明の実施の形態で使用する穀物乾燥設備の概略説明図を示す。
前記穀物乾燥設備1は、上部に貯留部、下部に熱風乾燥部を有する周知の熱風乾燥機であって、揚穀機3が付設されてなる循環式穀物乾燥機2を、複数台並設して備える。
前記一時貯留タンク11に貯留された穀物は、前記第2穀物タンク72に供給することで、再度、乾燥させることができる。
次に、前記穀物乾燥設備1における穀物乾燥方法について説明する。
本発明の実施の形態において、前記穀物乾燥設備1は、容量30tの循環式穀物乾燥機2を6台並設して備える。
前記穀物乾燥設備1は、循環モードにおいて乾燥機毎に穀物を1回循環させる時間と、連続流下モードにおいて各乾燥機間で穀物を1回順送りに移動させる時間を、各1時間(30t/時間)とし、前記循環モードと連続流下モードで各乾燥機2において同じ乾減率(1時間当たりの水分減少率)、即ち、実施例1において、熱風乾燥時は乾減率0.6%、送風乾燥時は乾減率0.3%となるよう稼働させ、実施例2において、熱風乾燥時は乾減率1.2%、送風乾燥時は乾減率0.6%となるよう稼働させる。
ここでは、収穫後の生籾の約24%の水分値を、半乾状態の17%程度まで低下させて半乾籾を得ることとする。
図2から図7は、実施例1における穀物乾燥方法のフロー図を示す。実施例1は、生籾を2段階で乾燥させて半乾籾を得る例である。
乾燥運転開始時は、図2に示すように、運転モードを循環モードとし、穀物タンク7の下部から繰り出される生籾を、連続流下モードにおける順送り方向と逆向きに、最終段の6段乾燥機26から初段の1段乾燥機21に向けて順次張り込む。その際、揚穀機9の排出口付近に配設される穀物センサ14により生籾が検出され、張り込むべき生籾が継続して存在する場合には、前記1段乾燥機21まで張り込みを継続する。各段の乾燥機2は、生籾の張り込みが完了し次第、該生籾を前記6段乾燥機26から順次循環させながら熱風乾燥を開始する。
生籾を前記1段乾燥機21まで張り込んだ後、6台の乾燥機2の合計容量(180t)を超えて、さらに張り込むべき生籾が存在する場合には、図3に示すように、運転モードを連続流下モードに切り換える。そして、生籾を前記1段乾燥機21に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機2の籾を前記6段乾燥機26に向けて後段の乾燥機2に順送りに移動させながら第1乾燥状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から第1乾燥状態の籾を連続して排出し、一時貯留タンク11へ一時的に貯留する。
なお、前記連続流下モードで乾燥運転中は、前記6段乾燥機26を送風運転として籾を送風乾燥することが好ましく、その場合、6段乾燥機26では籾が乾減率0.3%で乾燥されるため、水分値が約20.7%の半々乾籾を得ることとなる。
他方、図2において、循環モードで乾燥運転中、前記生籾を前記1段乾燥機21に張り込む迄の間に張り込むべき生籾が存在しなくなった場合、又は、前記生籾を前記1段乾燥機21に張り込んだ後に張り込むべき生籾が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、図4に示すように、前記生籾が張り込まれた各段の乾燥機2においてそれぞれ籾を循環させながら12回循環させて、水分値が17%程度の半乾状態(第2乾燥状態)となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から前記1段乾燥機21に向けて、前記各段の乾燥機2から半乾籾を順次排出し、サイロ12へ貯留して乾燥運転を終了する。
なお、前記循環モードで乾燥運転中、各乾燥機2は、籾の乾燥が終了する12循環目の最後の段階で送風運転に切り換え、籾を10分間程度、送風乾燥することが好ましい。
次に、図3において、連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき生籾が存在しなくなった場合には、図5に示すように、運転モードを、再度、循環モードに切り換え、各段の乾燥機2においてそれぞれ籾を循環させるとともに6段乾燥機26の籾が半乾状態となるまで乾燥させる。
その場合、6段乾燥機26は、籾の乾燥の最終段階において送風運転に切り換え、籾を10分間程度、送風乾燥することが好ましい。
図5において、循環モードで乾燥運転中、前記6段乾燥機26の籾が半乾状態となるまで乾燥させた後、図6に示すように、運転モードを、再度、連続流下モードに切り換える。そして、図3において、前記一時貯留タンク11に一時的に貯留され、事前に第2穀物タンク72へ搬送されている半々乾籾を、前記1段乾燥機21に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機2の籾を前記6段乾燥機26に向けて後段の乾燥機2に順送りに移動させながら半乾状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から半乾籾を連続して排出し、前記サイロ12へ貯留する。
なお、ここでも、前記6段乾燥機26は送風運転として籾を送風乾燥することが好ましい。
図6において、さらに、連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき半々乾籾が存在しなくなった場合には、図7に示すように、運転モードを、再度、循環モードに切り換える。そして、各段の乾燥機2においてそれぞれ籾を循環させながら水分値が17%程度の半乾状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から前記1段乾燥機21に向けて、前記各段の乾燥機2から半乾籾を順次排出し、前記サイロ12へ貯留して乾燥運転を終了する。
また、乾燥運転の終了時には、最終段の6段乾燥機26から初段の1段乾燥機21に向けて、順次稼働が停止するので、次回(翌日)の乾燥運転開始時に、前記6段乾燥機26から順次籾を張り込むことができるため、当該穀物乾燥設備1を効率よく稼働させることができる。
図8〜11は、実施例2における穀物乾燥方法のフロー図を示す。実施例2は、生籾を1段階で乾燥させて半乾籾を得る例である。
乾燥運転開始時は、図8に示すように、運転モードを循環モードとし、穀物タンク7の下部から繰り出される生籾を、連続流下モードにおける順送り方向と逆向きに、最終段の6段乾燥機26から初段の1段乾燥機21に向けて順次張り込む。その際、揚穀機9の排出口付近に配設される穀物センサ14により生籾が検出され、張り込むべき生籾が継続して存在する場合には、前記1段乾燥機21まで張り込みを継続する。各段の乾燥機2は、生籾の張り込みが完了し次第、該生籾を前記6段乾燥機26から順次循環させながら熱風乾燥を開始する。
生籾を前記1段乾燥機21まで張り込んだ後、さらに張り込むべき生籾が存在する場合には、図9に示すように、運転モードを連続流下モードに切り換える。そして、生籾を前記1段乾燥機21に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機2の籾を前記6段乾燥機26に向けて後段の乾燥機2に順送りに移動させながら目標乾燥状態である半乾状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から半乾籾を連続して排出し、サイロ12へ貯留する。
なお、前記連続流下モードで乾燥運転中は、前記6段乾燥機26を送風運転として籾を送風乾燥することが好ましく、その場合、6段乾燥機26では乾減率0.6%で籾が乾燥されるため、水分値が約17.4%の半乾籾を得ることとなる。
他方、図8において、循環モードで乾燥運転中、前記生籾を前記1段乾燥機21に張り込む迄の間に張り込むべき生籾が存在しなくなった場合、又は、前記生籾を前記1段乾燥機21に張り込んだ後に張り込むべき生籾が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、図10に示すように、前記生籾が張り込まれた各段の乾燥機2においてそれぞれ籾を循環させながら6回循環させて、水分値が17%程度の半乾状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から前記1段乾燥機21に向けて、前記各段の乾燥機2から半乾籾を順次排出し、サイロ12へ貯留して乾燥運転を終了する。
なお、前記循環モードで乾燥運転中、各乾燥機2は、籾の乾燥が終了する6循環目の最後の段階で送風運転に切り換え、籾を10分間程度、送風乾燥することが好ましい。
図9において、連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき生籾が存在しなくなった場合には、図11に示すように、運転モードを、再度、循環モードに切り換える。そして、各段の乾燥機2においてそれぞれ籾を循環させながら水分値が17%程度の半乾状態となるまで乾燥させ、前記6段乾燥機26から前記1段乾燥機21に向けて、前記各段の乾燥機2から半乾籾を順次排出し、前記サイロ12へ貯留して乾燥運転を終了する。
また、乾燥運転の終了時には、最終段の6段乾燥機26から初段の1段乾燥機21に向けて、順次稼働が停止するので、次回(翌日)の乾燥運転開始時に、前記6段乾燥機26から順次生籾を張り込むことができるため、当該穀物乾燥設備1を効率よく稼働させることができる。
また、上記本発明の実施の形態では、生籾を乾燥させて水分値が17%程度の半乾籾を得る場合について説明したが、さらに水分値の低い乾燥籾を得ることもできる。
また、上記本発明の実施の形態では、籾を原料としたが、麦などの他の穀物を原料として乾燥させることもできる、
2 循環式穀物乾燥機
21 初段の乾燥機
26 最終段の乾燥機
3 揚穀機
4 切換弁
5 切換弁
6 揚穀機
7 穀物タンク
71 第1穀物タンク
72 第2穀物タンク
8 穀物搬送路
9 揚穀機
10 穀物搬入路
11 一時貯留タンク
12 サイロ
13 穀物搬出路
14 穀物センサ
Claims (11)
- 上部に貯留部、下部に熱風乾燥部を備え、揚穀機が付設される循環式穀物乾燥機を複数台並設してなる穀物乾燥設備であって、穀物を乾燥機毎に循環させながら乾燥させる循環モードと、穀物を初段の乾燥機から最終段の乾燥機へ向けて順送りに移動させながら乾燥させる連続流下モードとの間で運転モードを切換可能な穀物乾燥設備における穀物乾燥方法において、
乾燥運転開始時には、運転モードを循環モードとし、連続流下モードにおける順送り方向と逆向きに、穀物を最終段の乾燥機から初段の乾燥機に向けて順次張り込み、各段の乾燥機に張り込まれた穀物を前記最終段の乾燥機から順次循環させながら乾燥させることを特徴とする穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。 - 前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、運転モードを連続流下モードに切り換え、前記穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら第1乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記第1乾燥状態の穀物を連続して排出する一方、
穀物を前記初段の乾燥機に張り込む迄の間に張り込むべき穀物が存在しなくなった場合、又は、前記穀物を前記初段の乾燥機に張り込んだ後に張り込むべき穀物が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、前記穀物が張り込まれた各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら前記第1乾燥状態よりも水分値の低い第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を順次排出する請求項1記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。 - 前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記穀物を初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき穀物が存在する場合に前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える請求項2記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 前記連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、2回目の循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させるとともに最終段の乾燥機の穀物が第2乾燥状態となるまで乾燥させた後、前記運転モードを、2回目の連続流下モードに切り換え、前記最終段の乾燥機から排出された前記第1乾燥状態の穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を連続して排出する請求項2又は3記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 前記2回目の循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させるとともに最終段の乾燥機の穀物が第2乾燥状態となるまで乾燥させた後、前記運転モードを前記2回目の連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記最終段の乾燥機から排出された前記第1乾燥状態の穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記2回目の循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき前記第1乾燥状態の穀物が存在する場合に前記運転モードを前記2回目の連続流下モードに切り換える請求項4記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 前記2回目の連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき第1乾燥状態の穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、再度、循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら第2乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記第2乾燥状態の穀物を順次排出する請求項4又は5記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、運転モードを連続流下モードに切り換え、前記穀物を前記初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から目標乾燥状態の穀物を連続して排出する一方、
穀物を前記初段の乾燥機に張り込む迄の間に張り込むべき穀物が存在しなくなった場合、又は、前記穀物を前記初段の乾燥機に張り込んだ後に張り込むべき穀物が存在しない場合には、運転モードを引き続き循環モードとし、前記穀物が張り込まれた各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記目標乾燥状態の穀物を順次排出する請求項1記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。 - 前記循環モードで乾燥運転中、穀物を前記初段の乾燥機まで張り込んだ後、さらに張り込むべき穀物が存在する場合には、前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える前に、前記最終段の乾燥機からの穀物の排出を停止した状態で、前記穀物を初段の乾燥機に連続して張り込むとともに、各段の乾燥機の穀物を前記最終段の乾燥機に向けて順送りに移動させ、前記循環モードの乾燥運転にともない前記各乾燥機の貯留部上部に生じる空間に穀物を充填し、さらに張り込むべき穀物が存在する場合に前記運転モードを前記連続流下モードに切り換える請求項7記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 前記連続流下モードで乾燥運転中、張り込むべき穀物が存在しなくなった場合には、運転モードを、再度、循環モードに切り換え、各段の乾燥機においてそれぞれ穀物を循環させながら目標乾燥状態となるまで乾燥させ、前記最終段の乾燥機から前記初段の乾燥機に向けて、前記各段の乾燥機から前記目標乾燥状態の穀物を順次排出する請求項7又は8記載の穀物乾燥設備における穀物乾燥方法。
- 循環モードにおいて乾燥機毎に穀物を1回循環させる時間と、連続流下モードにおいて乾燥機間で穀物を1回順送りさせる時間が同じ時間となるよう乾燥運転を行う請求項1乃至9のいずれかに記載の穀物乾燥設備おける穀物乾燥方法。
- 連続流下モードで乾燥運転中は、前記最終段の乾燥機は送風運転とし、穀物を送風乾燥する請求項2乃至10のいずれかに記載の穀物乾燥装置における穀物乾燥方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016138064 | 2016-07-12 | ||
JP2016138064 | 2016-07-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018013323A true JP2018013323A (ja) | 2018-01-25 |
JP6933014B2 JP6933014B2 (ja) | 2021-09-08 |
Family
ID=61020894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017120130A Active JP6933014B2 (ja) | 2016-07-12 | 2017-06-20 | 穀物乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6933014B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148381A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社サタケ | 循環式穀物乾燥機の使用方法 |
JP2019200007A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥方法 |
JP7380935B1 (ja) | 2023-02-28 | 2023-11-15 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥機における籾排出の検出方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0474289U (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-29 | ||
JP2006029641A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Kaneko Agricult Mach Co Ltd | 穀物乾燥施設 |
-
2017
- 2017-06-20 JP JP2017120130A patent/JP6933014B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0474289U (ja) * | 1990-11-09 | 1992-06-29 | ||
JP2006029641A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-02 | Kaneko Agricult Mach Co Ltd | 穀物乾燥施設 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019148381A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社サタケ | 循環式穀物乾燥機の使用方法 |
JP7196401B2 (ja) | 2018-02-27 | 2022-12-27 | 株式会社サタケ | 循環式穀物乾燥機の使用方法 |
JP2019200007A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥方法 |
JP7073900B2 (ja) | 2018-05-17 | 2022-05-24 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥方法 |
JP7380935B1 (ja) | 2023-02-28 | 2023-11-15 | 株式会社サタケ | 穀物乾燥機における籾排出の検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6933014B2 (ja) | 2021-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018013323A (ja) | 穀物乾燥方法 | |
WO2018047640A1 (ja) | 穀物乾燥機及び該穀物乾燥機の使用方法 | |
TWI550246B (zh) | 穀粒乾燥方法 | |
JP7134185B2 (ja) | 蒸気乾燥機およびこれを作動させる方法 | |
CN210580774U (zh) | 一种双模式电热粮食烘干机 | |
CN104957250B (zh) | 连续循环式粮食烘干机 | |
JP2019200007A (ja) | 穀物乾燥方法 | |
JP4591915B2 (ja) | 穀物乾燥施設 | |
IT201900009801A1 (it) | Apparato e metodo per produrre pasta secca alimentare | |
JP7196401B2 (ja) | 循環式穀物乾燥機の使用方法 | |
CN204837790U (zh) | 连续循环式粮食烘干机 | |
CN103478246A (zh) | 多塔连续式烘干机 | |
CN103673546A (zh) | 一种干菜自动烘干系统 | |
CN105292816B (zh) | 原粮烘干仓储系统 | |
CN106417588A (zh) | 一种真空粮食烘干塔的干燥工艺 | |
CN105325538A (zh) | 一种高效节能粮食烘干机 | |
RU175009U1 (ru) | Зерносушилка | |
CN219494742U (zh) | 一种烘干机 | |
CN205060983U (zh) | 原粮烘干仓储输送系统 | |
CN205060493U (zh) | 原粮烘干仓储系统 | |
JP2007155147A (ja) | 穀物乾燥装置における乾燥制御方法 | |
JP6299410B2 (ja) | 穀物乾燥機 | |
CN214854038U (zh) | 一种粮食烘干机 | |
CN105293087B (zh) | 原粮烘干仓储输送系统 | |
JPS584270B2 (ja) | 貯蔵乾燥装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200522 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210720 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6933014 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |