JP2018011892A - ストレス耐性評価装置、ストレス耐性評価方法およびストレス耐性評価プログラム - Google Patents

ストレス耐性評価装置、ストレス耐性評価方法およびストレス耐性評価プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】急性ストレスに加えて、慢性ストレスをも考慮して、被験者のストレス耐性を正確に評価すること。【解決手段】本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100は、急性ストレス積算部10と、慢性ストレス変化値算出部20と、ストレス耐性評価部30とを備えている。急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレスの計測値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。【選択図】 図1

Description

本発明は、ストレス耐性評価装置等に関し、例えば、被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価装置等に関する。
特許文献1および非特許文献1には、ストレス耐性を評価する方法が開示されている。特許文献1に記載の技術では、被験者に負荷を与える前の安静状態と、被験者に負荷を与えた後のストレス状態のストレスをそれぞれ計測する。そして、安静状態およびストレス状態のストレスを比較した結果に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。
なお、特許文献1では、ストレスの計測には、胃電図信号に基づいてカオス解析して得られるリアプノフ指数が用いられる。非特許文献1では、ストレス負荷として鏡映描写テスト、数字逆唱テスト、暗算負荷テストが用いられ、ストレス計測として唾液中のアミラーゼ値などが用いられる。
また、本発明に関連する技術が、特許文献2〜5および非特許文献2〜5にも、開示されている。
特開2000−126143号公報 特開2001−276003号公報 特開平8−164127号公報 特許5491749号公報 特許4341984号公報
大野雅樹、和田美帆子、松井香織 共著「唾液中ストレスマーカーによる女子大生のストレス耐性の評価」、「京都女子大学発達教育学部紀要」、69頁−76頁、2014年2月10日発行 大塚泰正 著「1 ストレス測定法 1−2 心理学的ストレスの理論モデルと測定」、丸山総一郎 編「ストレス学ハンドブック」、創元社、66頁−73頁、2015年3月15日発行 山口勝機 著「心拍変動による精神負荷ストレスの分析」、學館大学人間関係学部出版、「志學館大学人間関係学部研究紀要 2010 Vol.31 No.1 志學館大学創立30周年記念号」、1頁〜10頁、2009年1月出版 山口昌樹 著「唾液マーカーでストレスを図る」、日本薬理学雑誌 129巻2号 80頁〜84頁、2007年2月発行 戸田雅裕著、「唾液中内分泌学的ストレスマーカー」、丸山総一郎 編「ストレス学ハンドブック」、創元社、60頁−61頁、2015年3月15日発行
しかしながら、特許文献1および非特許文献1に記載の発明では、ストレス負荷により短時間(たとえば、数分〜数十分)でかかる一時的なストレス(急性ストレス)に基づいて、ストレス耐性を評価している。このため、急性ストレスの蓄積によって生じる永続的なストレス(慢性ストレス)が、ストレス耐性評価に反映されないという問題があった。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、急性ストレスに加えて、慢性ストレスを考慮して、被験者のストレス耐性を正確に評価できるストレス耐性評価装置等を提供することにある。
本発明のストレス耐性評価装置は、被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算部と、前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出部と、前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価部とを備えている。
また、ストレス耐性評価方法は、被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含んでいる。
また、ストレス耐性評価プログラムは、被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせる。
本発明にかかるストレス耐性評価装置等によれば、急性ストレスに加えて、慢性ストレスをも考慮して、被験者のストレス耐性を正確に評価できる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置の構成を示す図である。 急性ストレス計測部の測定結果の一例を示す図である。 急性ストレス積算部の算出例を説明するための図である。 急性ストレス積算部の算出例を説明するための図である。 慢性ストレス変化値算出部の算出例を説明するための図である。 慢性ストレス値の変化値および急性ストレス積算値の算出結果の一例を示す図である。 ストレス耐性の評価結果の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置の動作フローを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置の動作フローを示す図である。 本発明の第1および第2の実施形態におけるストレス耐性評価装置等を実現する情報処理装置の一例を示す図である。 心理学的ストレスモデルを説明するための図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100について説明する前に、急性ストレスおよび慢性ストレスの基本的な考え方を説明する。図12は、心理学的ストレスモデルを説明するための図(非特許文献2の68頁を参照)である。
日々の「ストレッサー(図12の刺激・状況)」により一時的にストレス度合いが高まり、「認知的評価」を経て、「急性ストレス反応」が生じる。ここで、「ストレッサー」としては、たとえば、仕事の負荷や、上司、同僚または部下との人間関係や、物理的な環境の劣悪さなどが、挙げられる。
「急性ストレス」が、通常は休息や気晴らしなどの「コーピング」により回復する。しかし、「コーピング」が失敗に終わり「急性ストレス」の回復が十分でないまま「ストレッサー」が継続すると、ストレスが蓄積し、「慢性ストレス反応」が生じる。ここで、「慢性ストレス値」は、急激には変化せず、ある期間内 (たとえば1日、1週間)ではほぼ一定となることが知られている。
また、通常計測されるストレス度合いは、「急性ストレス値」と「慢性ストレス値」の和である「ストレス値」によって表される。なお、通常計測されるストレス度合いは、「急性ストレス値」と「慢性ストレス値」の積によって表されるとも言われている。ただし、ログスケールでは、積は和となるので、和とするか積とするかで本質的な違いは生じない。
このとき、「慢性ストレス値」は、たとえば一定時間安静にした状態(急性ストレス値が0とみなせる状態)で、計測される。または、一定期間内での「ストレス値」の最小値を「慢性ストレス値」として選択する。「急性ストレス値」は、計測した「ストレス値」から、選択された「慢性ストレス値」を引くことで求める。
なお、ここで説明した考え方は、必ずしも定説というわけではなく、一部、本件発明に合せた仮説も含んでいる。
つぎに、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100の構成について説明する。図1は、ストレス耐性評価装置100の構成を示す図である。
図1に示されるように、ストレス耐性評価装置100は、急性ストレス積算部10と、慢性ストレス変化値算出部20と、ストレス耐性評価部30とを備えている。また、急性ストレス積算部10には、急性ストレス計測部200が有線または無線により接続されている。さらに、慢性ストレス変化値算出部20には、慢性ストレス計測部300が有線または無線により接続されている。
ストレス耐性評価装置100に含まれる各構成について説明する前に、急性ストレス計測部200および慢性ストレス計測部300について説明する。
図1に示されるように、急性ストレス計測部200は、急性ストレス積算部10に無線または有線により接続されている。
急性ストレス計測部200は、急性ストレスの計測値(急性ストレス値)を急性ストレス積算部10へ出力する。急性ストレス値とは、被験者が急性的に受けるストレスの度合を示す値である。急性ストレス計測部200は、たとえば、非特許文献3に記載の技術を用いて、心電図のRR間隔(心拍数の逆数)時系列の周波数成分をパワースペクトル分析する。急性ストレス計測部200は、このパワースペクトル分析から得られるRR間隔時系列の周波数成分から、被験者のLF(Low Frequency)値およびHF(High Frequency)値を算出する。そして、急性ストレス計測部200は、LF値とHF値の比率であるLF/HF値を算出し、これを急性ストレス値とする。
なお、LF値とは、0.04〜0.15Hz(約10秒周期)の低周波数成分である(特許文献4を参照)。LF値は、暗算負荷などの精神的ストレスによって増加することから、副交感神経活動よりも、交換神経活動の指標とされる(非特許文献3を参照)。
HF値とは、0.15〜0.4Hz(約4秒周期)の高周波数成分である。(特許文献4を参照)。HF値は、呼吸の影響を受け、副交感神経活動と関係するとされる(非特許文献3を参照)。
LF/HF値は、交感神経活動の指標として利用されており(非特許文献3を参照)、本発明の急性ストレス値にも利用することができる。
また、急性ストレス計測部200は、非特許文献1、非特許文献4または非特許文献5に記載の技術を用いて、急性ストレス値を検出することもできる。
具体的には、急性ストレス計測部200は、非特許文献1、非特許文献4または非特許文献5に記載の技術を用いて測定されるアミラーゼ値を、急性ストレス値とする。この急性ストレス値によって、急性ストレスの度合いを判定できる。ここでは、たとえば、以下の基準を設定することができる(非特許文献1を参照)。唾液アミラーゼの測定値が30KU/L(キロユニット/リットル)未満のとき、「ストレスがない」。唾液アミラーゼの測定値が30〜45KU/Lのとき、「ややストレスがある」。唾液アミラーゼの測定値が46〜60KU/Lのとき、「ストレスがある」。唾液アミラーゼの測定値が61KU/L以上のとき、「ストレスがかなりある」。
図1に示されるように、慢性ストレス計測部300は、慢性ストレス変化値算出部20に無線または有線により接続されている。
慢性ストレス計測部300は、慢性ストレスの計測値(慢性ストレス値)を慢性ストレス変化量算出部20へ出力する。慢性ストレス値とは、被験者に慢性的に蓄積するストレスの度合を示す値である。
慢性ストレス計測部300は、たとえば、特許文献4に記載の技術を用いて、慢性ストレス値を算出する。
具体的には、例えば、慢性ストレス計測部300は、安静状況にある時間に対応するLF/HF値を用いて、慢性ストレスを計測する。このとき、特許文献4に記載の客観的疲労度を、慢性ストレス値とすることができる。なお、安静状況とは、被験者の心身が安静である状況をいう。
以上、急性ストレス計測部200および慢性ストレス計測部300について説明した。
次に、ストレス耐性評価装置100の各構成について、具体的に説明する。
図1に示されるように、急性ストレス積算部10は、急性ストレス計測部200およびストレス耐性評価部30に、有線または無線により接続されている。急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレスの計測値(急性ストレス値)の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。具体的には、急性ストレス積算部10は、急性ストレス計測部200により計測された急性ストレス値を、所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)で、積算した結果を、急性ストレス積算値として算出する。
図2は、急性ストレス計測部200の測定結果の一例を示す図である。図3は、急性ストレス積算部10の算出例を説明するための図である。図2に示されるように、急性ストレス値は、時間が経過するにつれて変化する。
急性ストレス積算部10は、急性ストレス値を前述の所定期間で積分することにより、急性ストレス積算値を算出することができる。すなわち、図3に示されるように、急性ストレス積算部10は、図2に示される急性ストレス値を所定期間(図3では、1日で例示)で積分することにより、急性ストレス積算値を算出することができる。
なお、急性ストレス積算部10は、前述の所定期間よりも短い単位時間(たとえば、1時間)当たりの前記急性ストレス値の合計を前述の所定期間で加算することにより、急性ストレス積算値を算出してもよい。
また、急性ストレス積算部10は、所定値以上の急性ストレス値を用いて、急性ストレス積算値を算出してもよい。
また、急性ストレス積算部10は、前述の所定期間よりも短い単位時間(たとえば、1時間)当たりの急性ストレス値の最大値を用いて、急性ストレス積算値を算出してもよい。
さらに、急性ストレス積算部10は、前述の所定期間の時間経過に応じて、急性ストレス値に重み付けを行い、急性ストレス積算値を算出してもよい。
図4は、急性ストレス積算部10の算出例を説明するための図である。図4に示されるように、急性ストレス積算部10は、1日のうち、前半部分に0.8、後半部分に1.0の重み付けを行い、急性ストレス積算値を算出することもできる。
図1の慢性ストレス変化値算出部20は、慢性ストレス計測部300およびストレス耐性評価部30に、有線または無線により接続されている。
慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレスの計測値(慢性ストレス値)の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。具体的には、慢性ストレス変化値算出部20は、慢性ストレス計測部300により計測された慢性ストレス値の所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。すなわち、たとえば、所定期間が1日であった場合、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の1日の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。
図5は、慢性ストレス変化値算出部の算出例を説明するための図である。図5の例では、前日の就業時間の始まりから慢性ストレスが蓄積した後、前日の終業後から回復が進んだ事例を示している。
図5に示されるように、慢性ストレス変化値算出部20は、所定期間の始まり時(前日の就業時間のスタート時)の慢性ストレス値と、所定期間の終わり時(当日の就業期間のスタート直前)の慢性ストレス値との差分を、慢性ストレス変化値として算出する。
図1のストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算部10および慢性ストレス変化値算出部20に、有線または無線により接続されている。
ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値の比較結果に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。より具体的には、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率に基づいて、ストレス耐性を評価する。すなわち、ストレス耐性評価部30は、慢性ストレス変化値を急性ストレス積算値で除算した値に基づいて、ストレス耐性を評価する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が大きいほど、ストレス耐性が低いと評価する。
図6は、慢性ストレス変化値および急性ストレス積算値の算出結果の一例を示す図である。図6は、図5に、急性ストレス積算値の一例を重ねて、表示したものである。
図7は、ストレス耐性の評価結果の一例を示す図である。図7では、AさんとBさんの2名の被験者のストレス耐性の評価結果が示されている。図7では、縦軸に慢性ストレス変化値を設定し、横軸に急性ストレス積算値を設定した。
図7に示されるように、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率は、Bさんの方が、Aさんよりも大きい。このため、ストレス耐性評価部30は、Bさんのストレス耐性がAさんのストレス耐性よりも低いと、評価する。
なお、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が一定値より大きいか否かで、被験者のストレス耐性が相対的に低いと評価することもできる。すなわち、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が一定値(たとえば、多数の人の平均的な値)より大きい場合、被験者のストレス耐性が相対的に低いと評価する。一方、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が前述の一定値より大きくない場合、被験者のストレス耐性が相対的に高いと評価する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、ストレス耐性が高いか低いかを簡単に評価することができる。
以上、ストレス耐性評価装置100の構成について説明した。
つぎに、ストレス耐性評価装置100の動作について、説明する。
図8は、ストレス耐性評価装置100の動作フローを示す図である。図8に示されるように、まず、急性ストレス積算部10は、急性ストレス積算値を算出する(ステップ(STEP:以下、単にSを称する)101)。すなわち、急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。具体的には、急性ストレス積算部10は、急性ストレス計測部200により計測された急性ストレス値を、所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)で、積算した結果を、急性ストレス積算値として算出する。
つぎに、慢性ストレス変化値算出部20は、慢性ストレス変化値を算出する(S102)。すなわち、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。具体的には、慢性ストレス変化値算出部20は、慢性ストレス計測部300により計測された慢性ストレス値の所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。すなわち、たとえば、所定期間が1日であった場合、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の1日の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。
つぎに、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する(S103)。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値の比較結果に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。より具体的には、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率に基づいて、ストレス耐性を評価する。すなわち、ストレス耐性評価部30は、慢性ストレス変化値を急性ストレス積算値で除算した値に基づいて、ストレス耐性を評価する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が大きいほど、ストレス耐性が低いと評価する。
以上、ストレス耐性評価装置100の動作について、説明した。
以上の通り、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100は、急性ストレス積算部10と、慢性ストレス変化値算出部20と、ストレス耐性評価部30とを備えている。急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。
このように、急性ストレス積算部10は、急性ストレス積算値として算出する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、急性ストレスの積み重ねを定量的に急性ストレス積算値として取得できる。また、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を算出している。これにより、ストレス耐性評価装置100は、被験者が所定期間に行った休憩やコーピングによって発揮される回復能力を加味した定量値を、慢性ストレス変化値として取得できる。そして、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。すなわち、ストレス耐性評価装置100では、ストレス負荷により短時間(たとえば、数分〜数十分)でかかる一時的なストレス(急性ストレス)だけでなく、急性ストレスの蓄積によって生じる永続的なストレス(慢性ストレス)も考慮されている。したがって、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100によれば、急性ストレスに加えて、慢性ストレスをも考慮して、被験者のストレス耐性を正確に評価することができる。ストレス耐性評価装置100は、たとえば、職場における従業員のメンタルヘルスの管理や業務アサインに利用することができる。すなわち、職場の管理者は、ストレス耐性評価装置100の評価結果に基づいて、従業員のメンタルヘルスを管理し、ストレス耐性が相対的に高い従業員に対してストレス負荷がより高い業務をアサインし、ストレス耐性が相対的に低い従業員に対してストレス負荷がより低い業務をアサインすることができる。
また、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、急性ストレス積算部10は、所定期間よりも短い単位時間当たりの急性ストレス値の合計を所定期間で加算することにより、急性ストレス積算値を算出する。または、急性ストレス積算部は、急性ストレス値を所定期間で積分することにより、急性ストレス積算値を算出する。このように、急性ストレス積算部10は、急性ストレス値を加算するか積分するかいずれかの方法で、急性ストレス積算値を算出することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、急性ストレス積算部10は、所定値以上の前記急性ストレス値を用いて、急性ストレス積算値を算出する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、所定値以下の急性ストレス値を除いた情報を用いて、急性ストレス積算値を算出することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、急性ストレス積算部10は、所定期間よりも短い単位時間当たりの急性ストレス値の最大値を用いて、急性ストレス積算値を算出する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、単位時間当たりの急性ストレス値の最大値のみを用いて、急性ストレス積算値を算出することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、急性ストレス積算部10は、所定期間の時間経過に応じて、急性ストレス値に重み付けを行い、急性ストレス積算値を算出する。これにより、所定期間の時間経過に応じて、急性ストレス積算値への影響を調整することができる。したがって、ストレス耐性評価装置100は、より精度良く急性ストレス積算値を算出でき、ストレス耐性をより正確に評価することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、ストレス耐性評価部は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率に基づいて、ストレス耐性を評価する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、ストレス耐性を簡単に評価することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100において、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が一定値(たとえば、多数の人の平均的な値)より大きい場合、被験者のストレス耐性が相対的に低いと評価する。一方、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値に対する慢性ストレス変化値の比率が前述の一定値より大きくない場合、被験者のストレス耐性が相対的に高いと評価する。これにより、ストレス耐性評価装置100は、ストレス耐性が高いか低いかを簡単に評価することができる。
また、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価方法は、急性ストレス積算ステップと、慢性ストレス変化値算出ステップと、ストレス耐性評価ステップとを含んでいる。急性ストレス積算ステップでは、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。慢性ストレス変化値算出ステップでは、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。ストレス耐性評価ステップでは、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。このストレス耐性評価方法によっても、前述のストレス耐性評価装置100と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第1の実施の形態におけるストレス耐性評価プログラムは、急性ストレス積算ステップと、慢性ストレス変化値算出ステップと、ストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせる。このストレス耐性評価プログラムによっても、前述のストレス耐性評価装置100と同様の効果を奏することができる。
また、本発明の第1の実施の形態における記憶媒体は、急性ストレス積算ステップと、慢性ストレス変化値算出ステップと、ストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせるプログラムを記憶する。この記憶媒体によっても、前述のストレス耐性評価装置100と同様の効果を奏することができる。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100Aの構成について説明する。図9は、ストレス耐性評価装置100Aの構成を示す図である。
図9に示されるように、ストレス耐性評価装置100は、急性ストレス積算部10と、慢性ストレス変化値算出部20と、ストレス耐性評価部30とを備えている
なお、図9では、図1〜図8で示した各構成要素と同等の構成要素には、図1〜図2に示した符号と同等の符号を付している。
図9に示されるように、急性ストレス積算部10は、ストレス耐性評価部30に、有線または無線により接続されている。急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。具体的には、急性ストレス積算部10は、外部から入力される急性ストレス値(たとえば、第1の実施の形態の急性ストレス計測部200により計測された値)を、所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)で、積算した結果を、急性ストレス積算値として算出する。
図9に示されるように、慢性ストレス変化値算出部20は、ストレス耐性評価部30に、有線または無線により接続されている。
慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。具体的には、慢性ストレス変化値算出部20は、外部から入力される被験者の慢性ストレス値(たとえば、第1の実施の形態における慢性ストレス計測部300により計測された慢性ストレス値)の所定期間(たとえば、1日、1週間など、休息期間(夜、週末(土曜日0時〜日曜日24時))で区切られた期間)前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。
図9に示されるように、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算部10および慢性ストレス変化値算出部20に、有線または無線により接続されている。
ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。
以上、ストレス耐性評価装置100Aの構成について説明した。
つぎに、ストレス耐性評価装置100Aの動作について、説明する。
図10は、ストレス耐性評価装置100Aの動作フローを示す図である。図10に示されるように、まず、急性ストレス積算部10は、急性ストレス積算値を算出する(ステップ(S201)。すなわち、急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。
つぎに、慢性ストレス変化値算出部20は、慢性ストレス変化値を算出する(S202)。すなわち、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。
つぎに、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する(S203)。
以上、ストレス耐性評価装置100Aの動作について、説明した。
以上の通り、本発明の第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100Aは、急性ストレス積算部10と、慢性ストレス変化値算出部20と、ストレス耐性評価部30とを備えている。急性ストレス積算部10は、被験者の急性ストレス値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する。慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する。ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。
このように、急性ストレス積算部10は、急性ストレス積算値として算出する。これにより、ストレス耐性評価装置100Aは、急性ストレスの積み重ねを定量的に急性ストレス積算値として取得できる。また、慢性ストレス変化値算出部20は、被験者の慢性ストレス値の所定期間前後の変化値を算出している。これにより、ストレス耐性評価装置100Aは、被験者が所定期間に行った休憩やコーピングによって発揮される回復能力を加味した定量値を、慢性ストレス変化値として取得できる。そして、ストレス耐性評価部30は、急性ストレス積算値および慢性ストレス変化値に基づいて、被験者のストレス耐性を評価する。すなわち、ストレス耐性評価装置100Aでは、ストレス負荷により短時間(たとえば、数分〜数十分)でかかる一時的なストレス(急性ストレス)値だけでなく、急性ストレスの蓄積によって生じる永続的なストレス(慢性ストレス)も考慮されている。したがって、本発明の第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100Aによれば、急性ストレスに加えて、慢性ストレスをも考慮して、被験者のストレス耐性を正確に評価することができる。
以上、第2の実施の形態におけるストレス耐性評価装置100Aの動作について、説明した。
なお、各装置又はシステムの各構成要素の一部又は全部は、例えば図11に示すような情報処理装置2000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現される。図11は、ストレス耐性評価装置100、100A等を実現する情報処理装置の一例を示す図である。
情報処理装置2000は、一例として、以下のような構成を含む。
・CPU(Central Processing Unit)2001
・ROM(Read Only Memory)2002
・RAM(Random Access Memory)2003
・RAM2003にロードされるプログラム2004
・プログラム2004を格納する記憶装置2005
・記録媒体2006の読み書きを行うドライブ装置2007
・通信ネットワーク2009と接続する通信インターフェース2008
・データの入出力を行う入出力インターフェース2010
・各構成要素を接続するバス2011
各実施形態における各装置の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラム2004をCPU2001が取得して実行することで実現される。各装置の各構成要素の機能を実現するプログラム2004は、例えば、予め記憶装置2005やRAM2003に格納されており、必要に応じてCPU2001が読み出す。なお、プログラム2004は、通信ネットワーク2009を介してCPU2001に供給されてもよいし、予め記録媒体2006に格納されており、ドライブ装置2007が当該プログラムを読み出してCPU2001に供給してもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ別個の情報処理装置2000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つの情報処理装置2000とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路 (circuitry)や、これらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップ によって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップ によって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
各装置の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントアンドサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。
また、前述の各実施の形態の一部または全部は、以下のようにも記載されうるが、以下に限定されない。
[付記1]
被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算部と、
前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出部と、
前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価部とを備えたストレス耐性評価装置。
[付記2]
前記急性ストレス積算部は、前記所定期間よりも短い単位時間当たりの前記急性ストレスの計測値の合計を前記所定期間で加算するか、または前記急性ストレスの計測値を前記所定期間で積分することにより、前記急性ストレス積算値を算出する付記1に記載のストレス耐性評価装置。
[付記3]
前記急性ストレス積算部は、所定値以上の前記急性ストレスの計測値を用いて、前記急性ストレス積算値を算出する付記1または2に記載のストレス耐性評価装置。
[付記4]
前記急性ストレス積算部は、前記所定期間よりも短い単位時間当たりの前記急性ストレスの計測値の最大値を用いて、前記急性ストレス積算値を算出する付記1または2に記載のストレス耐性評価装置。
[付記5]
前記急性ストレス積算部は、前記所定期間の時間経過に応じて、前記急性ストレスの計測値に重み付けを行い、前記急性ストレス積算値を算出する付記1〜4のいずれか1項に記載のストレス耐性評価装置。
[付記6]
前記ストレス耐性評価部は、
前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率に基づいて、前記ストレス耐性を評価する付記1〜5のいずれか1項に記載のストレス耐性評価装置。
[付記7]
前記ストレス耐性評価部は、
前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率が一定値より大きい場合、前記被験者の前記ストレス耐性が相対的に低いと評価し、
前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率が前記一定値より大きくない場合、前記被験者の前記ストレス耐性が相対的に高いと評価する付記6に記載のストレス耐性評価装置。
[付記8]
被験者の急性ストレス値の計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、
前記被験者の慢性ストレス値の計測値の前記所定期間の前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、
前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含むストレス耐性評価方法。
[付記9]
被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、
前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、
前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせるストレス耐性評価プログラム。
[付記10]
被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、
前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、
前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせるプログラムを記憶する記憶媒体。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 急性ストレス積算部
20 慢性ストレス変化量算出部
30 ストレス耐性評価部
100 ストレス耐性評価装置
200 急性ストレス計測部
300 慢性ストレス計測部
2000 情報処理装置
2001 CPU
2002 ROM
2003 RAM
2004 プログラム
2005 記憶装置
2006 記録媒体
2007 ドライブ装置
2008 通信インターフェース
2009 通信ネットワーク
2010 入出力インターフェース
2011 バス

Claims (9)

  1. 被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算部と、
    前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出部と、
    前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価部とを備えたストレス耐性評価装置。
  2. 前記急性ストレス積算部は、前記所定期間よりも短い単位時間当たりの前記急性ストレスの計測値の合計を前記所定期間で加算するか、または前記急性ストレスの計測値を前記所定期間で積分することにより、前記急性ストレス積算値を算出する請求項1に記載のストレス耐性評価装置。
  3. 前記急性ストレス積算部は、所定値以上の前記急性ストレスの計測値を用いて、前記急性ストレス積算値を算出する請求項1または2に記載のストレス耐性評価装置。
  4. 前記急性ストレス積算部は、前記所定期間よりも短い単位時間当たりの前記急性ストレスの計測値の最大値を用いて、前記急性ストレス積算値を算出する請求項1または2に記載のストレス耐性評価装置。
  5. 前記急性ストレス積算部は、前記所定期間の時間経過に応じて、前記急性ストレスの計測値に重み付けを行い、前記急性ストレス積算値を算出する請求項1〜4のいずれか1項に記載のストレス耐性評価装置。
  6. 前記ストレス耐性評価部は、
    前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率に基づいて、前記ストレス耐性を評価する請求項1〜5のいずれか1項に記載のストレス耐性評価装置。
  7. 前記ストレス耐性評価部は、
    前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率が一定値より大きい場合、前記被験者の前記ストレス耐性が相対的に低いと評価し、
    前記急性ストレス積算値に対する前記慢性ストレス変化値の比率が前記一定値より大きくない場合、前記被験者の前記ストレス耐性が相対的に高いと評価する請求項6に記載のストレス耐性評価装置。
  8. 被験者の急性ストレスの計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、
    前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、
    前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含むストレス耐性評価方法。
  9. 被験者の急性ストレス値の計測値の所定期間の積算値を、急性ストレス積算値として算出する急性ストレス積算ステップと、
    前記被験者の慢性ストレスの計測値の前記所定期間前後の変化値を、慢性ストレス変化値として算出する慢性ストレス変化値算出ステップと、
    前記急性ストレス積算値および前記慢性ストレス変化値に基づいて、前記被験者のストレス耐性を評価するストレス耐性評価ステップとを含む処理を、コンピュータに行わせるストレス耐性評価プログラム。
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