JP2018011821A - 遊技情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技情報表示装置を構成する他の部品の機能等を阻害するおそれを回避しながら遊技者が見易いように各種の情報を表示可能な遊技情報表示装置を提供すること。【解決手段】遊技情報表示装置1は、縦長となる第1位置と横長となる第2位置とに回転可能な表示ユニット25と、遊技情報表示装置1の本体1Bに対して回動可能なノズル29と、を備え、表示ユニット25を回転可能に支持するアームユニット2は、第1位置ではノズル29の回動に干渉する一方、第2位置ではノズル29の回動に干渉しない位置にて表示ユニット25を支持する。【選択図】図2

Description

本発明は、遊技情報表示装置に関する。
従来の遊技場においては、例えば下記の特許文献1に記載されているように、各遊技機の側方に遊技情報表示装置を設置し、各種の情報を遊技者に対して表示することが行われている。具体的には、例えば遊技場の営業案内、遊技機の大当り情報、或いはテレビジョン映像などがある。また、表示パネルは液晶パネルがほとんどであり、長方形状の5〜8インチ程度のものを採用することが一般的となっている。
ところで、表示パネルに表示する情報の内容によって、画面が縦長よりも横長、或いは横長よりも縦長の方が見易い場合がある。表示パネルを回転させて縦長と横長とを切替可能な構成を採用すれば、様々な情報を見易く閲覧したいという遊技者側のニーズに応えることが可能である。
特開2010−29446号公報
しかしながら、横長、縦長を切替可能な表示パネルを採用する場合、表示パネルの周辺に設けられる払出ノズルやカメラ等の他の部品や機能を考慮せずに表示パネルを配置すると、他の部品の機能を阻害するおそれが生じ、他の部品の組み込みが不可能になる場合もある。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、遊技情報表示装置を構成する他の部品の機能等を阻害するおそれを低減しながら遊技者が見易いように各種の情報を表示可能な遊技情報表示装置を提供することを目的とした発明である。
本発明の遊技情報表示装置は、縦長となる第1位置と横長となる第2位置とに回転可能な表示手段と、遊技情報表示装置の本体に対して回動可能な払出手段と、を備えている。表示手段を回転可能に支持する支持手段は、第1位置では払出手段の回動に干渉する一方、第2位置では払出手段の回動に干渉しない、或いは第1位置よりも干渉し難い位置にて表示手段を支持する。
遊技情報表示装置の支持手段が支持する表示手段は、第2位置にあるときには払出手段の回動に干渉しない、或いは干渉し難い位置となる。そのため、本発明の遊技情報表示装置は、払出手段を含めた他の部品の機能を阻害するおそれを低減しながら、遊技者が見易いように各種の情報を表示することが可能となっている。
遊技場の場内システムを示すシステム構成図。 パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置を示す説明図。 表示ユニットの背面側からアームユニットを見込む図。 取付ブロックを示す説明図。 表示ユニットによる表示内容の説明図。 表示ユニットが縦使用の第1位置にあるアームユニットの説明図。 表示ユニットが横使用の第2位置にあるアームユニットの説明図。 表示ユニットで設定可能な表示角度の説明図。 スロットマシン用の遊技情報表示装置を示す説明図。 表示ユニットの背面及び連結カバーを示す説明図。 パチンコ遊技機に対応する表示ユニットの背面側の構成を示す説明図。 スロットマシンに対応する表示ユニットの背面側の構成を示す説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、各種の遊技情報等を適切に表示可能な遊技情報表示装置1に関する例である。以下、図1〜図12を参照して遊技情報表示装置1を説明する。
遊技場では、図1のごとく、パチンコ遊技機511等の遊技機51に対して、遊技情報表示装置1や呼出表示装置55等の遊技装置が個別に設置されている。玉やメダルなどの遊技価値の貸出機能を備える遊技情報表示装置1は、対応する遊技機51と隣り合う他の遊技機51との間の隙間のスペースに設置される。パチンコ遊技機511用の遊技情報表示装置1の場合、対応する遊技機51に対して向かって左側に配置される。
遊技場内の通路に面して遊技機51が配列された遊技島では、2台の遊技機51毎に1台ずつ中継装置56が設置されている。また、遊技場内に設けられた管理スペースには、遊技場内の各種の機器の稼動状況を集中的に管理するための管理装置50が設置されている。
遊技場では、管理装置50が通信可能に接続された有線LAN等の場内ネットワーク500が構築されている。遊技機51は、対応する呼出表示装置55及び遊技情報表示装置1と共に、中継装置56を介して場内ネットワーク500に接続されている。場内ネットワーク500を利用した遊技場の場内システム5では、遊技情報表示装置1等の周辺装置を含めた遊技機51側と管理装置50との間の各種の通信が中継装置56を介して実現されている。
以下、遊技機51、管理装置50を概説した後、遊技情報表示装置1の構成及び動作を詳しく説明する。
(遊技機)
遊技機51には、大きな区分としてパチンコ遊技機511とスロットマシンとがあるが、以下の説明では、パチンコ遊技機511を例にして遊技機51の構成を説明する。
パチンコ遊技機511は、上皿511Aに貯留する玉を発射して遊技される遊技機である。図1に例示するパチンコ遊技機511は、始動入賞口への入賞に応じて大当り抽選を実行する、いわゆるセブン機である。このパチンコ遊技機511は、大当り抽選に応じて図柄変動を実行するゲームを開始し、大当り図柄の停止表示により大当り当選を報知する。大当り当選が発生すれば、大入賞口が開放されるラウンドが複数回繰り返される有利な大当り状態に移行できる。
このようなパチンコ遊技機511が遊技の進行中に外部出力する遊技信号としては、例えば、以下の信号がある。これらの遊技信号は、中継装置56を経由して遊技情報表示装置1等に出力されるほか、遊技機51の識別情報である台番IDが対応付けされた状態で管理装置50に送信される。
(1)アウト信号:玉を10個発射する毎に1回出力される信号。
(2)セーフ信号:入賞に応じて玉を10個払い出す毎に1回出力される信号。
(3)スタート信号:図柄変動が行われた場合に1回出力される信号。
(4)大当り信号:大当り状態の発生中に継続的に出力されるレベル信号。
(管理装置)
管理装置50(図1)は、上記の通り、遊技場内の各種機器の稼動状況を集中的に管理するためのコンピュータ装置である。管理装置50は、遊技場に会員登録した遊技者の個人情報を記憶する会員情報サーバとしての機能を備えている。
管理装置50は、例えばハードディスクドライブ等の記憶手段から読み出したソフトウェアプログラムをCPUで実行等することで以下の各手段としての機能を実現する。
(1)会員情報記憶手段:遊技場に登録済みの会員の個別情報である会員情報を会員データベースに格納し管理する手段。会員情報としては、会員識別情報である会員ID、遊技者が所持する携帯端末(図示略)の携帯ID(携帯識別情報)、会員毎の個別遊技データ等の個人情報があり、会員IDを対応付けて管理されている。
(2)会員ID認証手段:会員カード(図示略)の会員ID、あるいは会員が所持する携帯端末の携帯IDを認証する手段。会員ID認証手段は、遊技情報表示装置1等の遊技装置から会員IDや携帯IDを受信したとき、会員データベースを参照して登録済みの識別情報であるか否かを照会し、照会できたとき、会員ID等を認証する。会員ID等が認証された状態下の遊技が会員によるログイン遊技として特定される。
(3)遊技情報取得手段:遊技場に設置された各遊技機51の遊技に関する遊技データ(遊技情報)を取得する手段。遊技情報取得手段は、各遊技機51に対応する中継装置56あるいは遊技情報表示装置1からリアルタイムあるいは一定時間毎に送信されてくる遊技データを取得する。
(4)遊技情報記憶手段:遊技機51毎の遊技データ、および会員毎の個別遊技データを記憶し管理する手段。各遊技機51の遊技データは、遊技機51の識別情報である台番IDを対応付けた状態で記憶される。また、上記のログイン遊技中の遊技データは、会員の遊技データとして特定され、会員識別情報である会員IDを対応付けて会員毎の遊技データとして記憶される。
(5)各台管理手段:遊技機51の遊技状態や遊技情報表示装置1の動作状態等を台毎に把握し、管理する手段。特に、各台管理手段は、遊技情報表示装置1が送信する後述のパネル位置情報に基づき、各遊技情報表示装置1の表示ユニット25の回転位置であるパネル位置を把握し管理する。
(遊技情報表示装置)
図1及び図2に示す遊技情報表示装置1は、遊技機51と対応して側方に設けられ、この遊技機51に関する遊技情報を表示可能な遊技装置である。遊技情報表示装置1は、タッチ操作可能な表示領域250を備える表示ユニット(表示手段)25に各種の情報を表示する機能を備えるほか、現金を対価として玉等の遊技価値を払い出す機能、遊技者の獲得玉を計数する機能等を備えている。なお、図2では図示を省略するが、図1に示すように遊技情報表示装置1の最下部には、計数ノズル190が回動あるいは取り外し可能に設けられている。計数ノズル190の先端側には、パチンコ遊技機511の下皿511Bから流下する玉を受け止める計数皿191が延設されている。
遊技情報表示装置1の前面パネル10は、上中下段の3段で構成されている(図2参照。)。
前面パネル10の上段部11には、上から順番に、装置エラーや一般カード(図示略)のストック切れ等の作動状態を表示する状態表示ランプ111、貸玉代金となる貨幣を投入する貨幣投入口112、カメラを内蔵するカメラ取付部113が配置されている。
前面パネル10の中段部12には、表示ユニット25を支持する支持手段の一例をなすアームユニット2が組み込まれている。
前面パネル10の下段部13には、上から順番に、従業員を呼び出す呼出ボタン131、近距離通信を備える携帯端末を受け付ける端末受付部132、リモコン受光部133、会員カード等の遊技カード用のカード挿入口134、USBコネクタ135、上記の計数ノズル190を接続する計数口136等、が配置されている。
遊技情報表示装置1では、カメラ取付部113にカメラが内蔵して取り付けられており、このカメラで遊技者や遊技者周辺を撮像する機能が実現されている。
アームユニット2は、遊技情報表示装置1の正面側から見込む図2、及び表示ユニット25の背面側から見込む図3のごとく、アーム(アーム部)21により表示ユニット25を回動可能に支持している。このアームユニット2は、表示画面の向きが固定された従来タイプの図示しないユニットと互換性があり、入替が可能である。このように前面パネル10の中段部12に組み込むユニットを入替可能とすることで、遊技情報表示装置1の本体1Bの共用化を実現している。
アームユニット2は、遊技情報表示装置1に組み込まれたとき、その本体1Bに対して水平方向に回動可能なアーム21(図3)と、玉を払い出すノズル29と、を備えている。遊技情報を表示可能な長方形状の表示手段である表示ユニット25は、アーム21の先端に回転可能に支持されている。支持手段としてのアームユニット2は、表示ユニット25を支持し、表示ユニット25が縦長となる第1位置と、横長となる第2位置との間で回転させることが可能な回転機構を備えている。
表示ユニット25の回転機構は、アーム21の先端に設けられた図4の取付ブロック22を利用して構成されている。この取付ブロック22は、表示ユニット25を固定する回転プレート(先端部)221と、回転プレート221を回転可能に保持するサポートブロック225と、の組み合わせにより回転機構を構成している。回転機構は、表示ユニット25側の後述するアーム連結部(図10中の符号275。取付手段の一例。)に取り付けられる回転プレート221を回転可能としている。
サポートブロック225は、貫通孔226を有していると共に、回転プレート221側の表面に貫通孔226の外周壁をなす円筒部227が立設されたブロック状の部品であり、アーム21側に固定可能に構成されている。円筒部227の先端には、外周側に張り出す「かえし」のような断面楔形状が設けられている。また、回転プレート221に面するサポートブロック225の表面には、貫通孔226を中心とした扇状の凹み228が穿設されている。凹み228は、回転プレート221側の凸形状223を収容してその回転範囲を90度に制限するための構成であり、貫通孔226を中心とした90度の扇状を形成している。
回転プレート221は、サポートブロック225に面する側の表面に円筒部227が回転可能に嵌まり込む嵌合孔222を設けた矩形板状の部品である。サポートブロック225側に面する回転プレート221の表面(図4(b))には、凹み228に収容される上記の凸形状223が設けられている。
円筒部227を嵌合孔222に嵌め込んだとき、円筒部227の先端に設けた「かえし」が嵌合孔222を通過して抜け止めとして機能する。回転プレート221は、嵌合孔222に対する円筒部227の内挿収容構造を利用し、その中心軸を回転軸としてサポートブロック225に対して回転する。回転プレート221の凸形状223は、90度の扇状の凹み228に収容された状態で回動し、回動可能な範囲が90度に制限されている。この回動範囲の制限により、サポートブロック225に対する回転プレート221の回転範囲が90度に制限されている。回転プレート221は、表示ユニット25側に固定されることから、表示ユニット25の回転範囲が同様に制限される。
表示ユニット25側に当たる回転プレート221の表面では、表示ユニット25に対する固定構造が設けられている。具体的には、矩形板状の回転プレート221では、表示ユニット25の背面に取り付けられるアーム連結部(後述する図10中の符号275)を把持する把持部224が長手方向における両端側に設けられている。把持部224は、厚さ方向に張り出すように形成されている。回転プレート221は、把持部224の間隙にアーム連結部275を把持すると共に、図示しないネジ等を併用してアーム連結部275を固定可能に構成されている。なお、上記のように「かえし」として機能する円筒部227の先端は、アーム連結部275に穿孔された後述する孔270に収容される。
サポートブロック225に対して回転プレート221を組み付けた取付ブロック22では、両者を回転可能とするための嵌合孔222、及び円筒部227が取り囲む貫通孔226が厚さ方向に貫通している。アーム21に内挿配置された通信線(図示略)は、取付ブロック22の嵌合孔222及び貫通孔226を介して表示ユニット25側に電気的に接続される。
表示ユニット25は、図2のごとく、タッチスクリーンシート(図示略)が積層されてタッチ操作が可能な表示領域250を有している。この表示領域250の外周側には、点灯によるイルミネーション(電飾処理)を行うイルミ部251が表示領域250を取り囲むように設けられている。イルミ部251は、長方形状の表示領域250の外周をなす4辺のうち、2辺の短辺のうちの一方を除く3辺に対応するように表示ユニット25に設けられている。
遊技情報表示装置1の表示ユニット25は、縦使用の第1位置の状態(表示領域が縦長の図2(a)の状態)から反時計回りに回転することで、横使用の第2位置の状態(表示領域が横長の図2(b)の状態)を設定可能である。また、図2(b)の横使用の第2位置から表示ユニット25を時計回りに回転すれば、図2(a)の縦使用の第1位置に戻すことが可能である。なお、表示ユニット25の回転範囲については、通信線等への負担を考慮し、縦使用から横使用の90度の範囲に制限している。
遊技情報表示装置1は、表示ユニット25が縦使用の第1位置か横使用の第2位置かを検知するロータリーエンコーダやスイッチ等の検知手段を備えている。遊技情報表示装置1は、表示ユニット25が縦使用の第1位置にあるか横使用の第2位置にあるかに応じて表示内容を切り替える。また、検知手段が検知した第1位置か第2位置かのパネル位置情報は、管理装置50に送信される。
縦使用時の表示内容は、遊技データを主体とした表示であり(図5(a)参照。)、横使用時の表示内容は、テレビ画像を含む表示となっている(図5(b)参照。)。
縦使用時の表示領域250では、図5(a)のごとく、上段から順番に、遊技台情報やメニューを表示するエリア、遊技データを表示するデータエリア、入金残高のほか各種の釦が配置された操作エリアが配置されている。
最下段の操作エリアには、図5(a)中で「玉貸」と表示された払出釦250Bや、会員カード等の遊技カードを返却させるための返却釦等が配置されている。特に、払出釦250Bは、最下段の操作エリアの右下の遊技者側に配置される。なお、縦使用時には、遊技者の好みにより、テレビ表示エリアを追加することもできる。テレビ表示エリアを表示した場合にも操作エリアは最下段に表示され、払出釦250Bはその右端に配置される。
一方、横使用時の表示領域250では、図5(b)のごとく、テレビジョン映像を表示するテレビ表示エリアが画面の大部分を占有し、上段のエリアに遊技台情報や遊技データを表示するエリアが配置され、入金残高や操作釦等の操作エリアが下段に配置される。その操作エリアにおいても、払出釦250Bが右端に配置され、表示領域250における右下の位置となる。
このように表示手段としての表示ユニット25は、遊技者の操作を受付けるための操作釦を複数表示可能である。そして、複数表示するこれらの操作釦のうちノズル29から玉を払い出すための操作釦である払出釦250Bを、複数表示する操作釦の中で最も下方、かつ、最も遊技機51側に近い位置に表示する。
表示ユニット25の表示領域250には、縦使用時でも横使用時でも払出釦250Bが配設されている。この払出釦250Bは、縦使用時であるか横使用時であるかに関わらず、表示領域250内に表示される複数の釦のうち最下方(他に並べて表示する釦もあり)で最も遊技機51側の位置、即ち、表示領域250内で最も遊技者に近い位置に配設される。なお、表示領域250の払出釦250Bに代えて、あるいは加えて、呼出釦等と同様の機械的な釦を設けても良い。
ここで、遊技情報表示装置1の基本的動作について説明する。遊技情報表示装置1が貨幣を受付する(貨幣受付処理)と、遊技機51及び遊技情報表示装置1の双方において、入金額が残高に加算されて更新表示される。残高がある状態で遊技機51の払出釦250Bが押下(貸出操作、付与操作)されると、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)がノズル29から払出され(対価付与処理)、レートに応じた対価分が残高から引き落とされる。このように払出手段としてのノズル29は、遊技者による操作の受付に応じて遊技価値である玉を払い出す。なお、受付可能な貨幣の額は、例えば1万円まで等、複数回の対価付与処理の対応分までとなっている。
遊技情報表示装置1は、計数玉を受付した場合は計数玉を持玉として特定し、払出釦250Bの押下に応じてその持玉を払戻す払戻処理(持玉の再プレイ処理)を実行可能である。このように持玉を払戻した場合には、遊技情報表示装置1は、その対価分(例えば払戻した玉数と同数)の持玉を減算する。残高や持玉が残存する状態で遊技機51の返却釦が押下(発行操作を受付)されると、遊技情報表示装置1は、ストックの中から残高や持玉を特定可能な持玉券を発行する。なお、持玉の一部や残高のみを発行対象とする分割発行も可能となっている。また、遊技情報表示装置1は、持玉券を受付けたときには、その持玉券に記録された残高や持玉を引継いで取り扱う。
遊技情報表示装置1は、中継装置56とのシリアル通信により管理装置50との間で情報のやり取りを実行する。これにより管理装置50側では、遊技情報表示装置1における貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び持玉券の受付や発行処理等の各種情報を特定可能としている。売上額や入金額については、例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等、遊技情報表示装置1が出力するパルス信号の受信回数を集計等することで特定可能としても良い。なお、貸出処理上の通信については中継装置56を介さず、遊技機51と遊技情報表示装置1との間で直接通信を行っても良い。なお、以上の説明は、パチンコ遊技機511に対応する遊技情報表示装置1の構成に沿った説明となっているが、スロットマシン用の遊技情報表示装置(図9参照。)についても上記の説明に準じた構成となっている。
ここで、払出釦250Bの操作による玉の払出について補足して説明する。遊技情報表示装置1の払出釦250Bは、持玉、貯玉、現金を対価とした払出に対応している。持玉を対価とする払出が可能な場合は、表示領域250の払出釦250Bに「持玉払出」と表示され、タッチ操作に応じて持玉再プレイによる払出が行われる。貯玉を対価とする払出が可能な場合は、表示領域250の払出釦250Bに「貯玉払出」と表示され、タッチ操作に応じて貯玉再プレイによる払出が行われる。現金を対価とする払出が可能な場合には、図5に例示する通り、払出釦250Bに「玉貸」と表示され、現金貸出が行われる。なお、複数種類の対価に応じた払出が可能な場合は、払出の優先順位が、持玉再プレイ、貯玉再プレイ、現金貸出の順番となる。この優先順位は、表示した払出釦以外の他の払出釦にも適用される。
次に、図6及び図7を参照してアームユニット2の構成を概説し、続いて表示ユニット25の回転動作等について説明する。
図6は表示ユニット25を縦使用した第1位置の状態を示し、図7は表示ユニット25を横使用した第2位置の状態を示している。図6及び図7の(a)は、遊技機51側(内側)から表示ユニット25を見込む図であり、同(b)は、その逆側(外側)から表示ユニット25を見込む図である。また、同(c)は、表示ユニット25等を上方から見込む図となっている。
アームユニット2の前面には、表示ユニット25を支持するアーム21、及び玉を払い出すためのノズル29を回動可能に支持する取付部が設けられている。アーム21を支持する取付部が上側に設けられ、ノズル29を支持する取付部が下側に配設されている。
払出手段をなすノズル29は、パチンコ遊技機511の上皿へと玉(遊技価値)を払い出すために設けられ、アームユニット2の本体2B(アームユニット2の組込時には遊技情報表示装置1の本体1B)に対して回動させることが可能な払出回動機構を備えている。この払出回動機構により、本体2Bに対してノズル29が回動可能になっている。
支持手段としてのアームユニット2は、遊技情報表示装置1の本体1Bに対して表示ユニット25を回動させることが可能な本体回動機構を備えている。この本体回動機構は、表示ユニット25を支持するためのアーム21を有し、遊技情報表示装置1の本体1Bに対してこのアーム21を回動させることで表示ユニット25の回動を可能としている。アーム21は、本体回動機構を介して本体2B(1B)に対して水平方向に回動可能に支持されている。
表示ユニット25の支持手段をなすアームユニット2は、表示ユニット25が縦長となる縦使用の第1位置と、横長となる横使用の第2位置との間で回転させることが可能な回転機構を備えている。つまり、この回転機構による回転範囲は、図6の縦使用の第1位置の表示ユニット25を反時計回りに回転させて図7の横使用の第2位置に回転させるための90度の範囲に制限されている。したがって、図7の横使用の第2位置の表示ユニット25を縦使用の第1位置に戻すときには、上記の回転範囲において時計回りに表示ユニット25を回転させる必要がある。この回転機構は、反時計回りの回転により縦使用の第1位置から横使用の第2位置へと回転させることが可能であると共に、時計回りの回転により横使用の第2位置から縦使用の第1位置へと回転させることが可能である一方、縦使用の第1位置から時計回りの回転を規制する。
このような構成のアームユニット2において、表示ユニット25が縦使用の第1位置の場合は、図6(a)(b)のごとく表示ユニット25によりノズル29の回動動作が阻害される。一方、図7(a)(b)のごとく表示ユニット25を横使用する場合には、表示ユニット25の下側にノズル29の回動スペースを確保できる。例えば遊技機51の前面扉を開放する場合等、前面扉との干渉のおそれを低減するためにノズル29を回動させる必要があるとき、横使用の第2位置の表示ユニット25であればノズル29の回動に干渉することがなく、従動して回動するおそれが少ない。つまり、アームユニット2は、縦使用の第1位置ではノズル29の回動に干渉する一方、横使用の第2位置ではノズル29の回動に干渉しないように表示ユニット25を支持している。
なお、表示ユニット25が縦使用の第1位置にあっても遊技機51の前面扉を開放できない訳ではない。ただし、前面扉との干渉のおそれを低減するためにノズル29を回動する際には、縦使用の第1位置の表示ユニット25の下端部に対してノズル29が右側から干渉する(図6(a))。一方、縦使用の表示ユニット25は、時計回りの回転が規制され、反時計回りにしか回転できない。
したがって、表示ユニット25の下端部にノズル29が右側から押し当たって表示ユニット25に時計回りに回転させようとする力が作用しても、表示ユニット25は回転不可能である。ノズル29が右側から押し当たる力は、表示ユニット25を従動により回動させるように作用する。
本例のアームユニット2では、図6(b)及び図7(b)のごとく、アーム21及びノズル29の回動角度が同じ角度になった場合でも互いに干渉せず、アーム21とノズル29とが上下に配置されるように構成されている。例えば遊技情報表示装置1を保管したり運搬する際には、アーム21及びノズル29に同じ回動角度を設定することでアーム21の下側のスペースにノズル29を収容して嵩張らないようにでき、保管する際や運搬する際のスペース効率を向上できる。
次に、表示ユニット25を回動したとき、遊技者の目線に対する表示ユニット25の角度をどの程度維持できるか、について図8を参照して説明する。表示ユニット25に対する遊技者の目線は、遊技情報表示装置1の本体1Bの正面方向を基準として遊技機51側におよそ30度である。したがって、この30度に対して直交する角度が、表示ユニット25に対する正視角度の目安となる。以下、この30度を正視角度といい、遊技者の目線に対する表示ユニット25の角度を表示角度として説明する。
図8では遊技情報表示装置1の本体1Bに対して、その正面方向にアーム21が延在する状態となる同図(a)の状態のアーム21の角度を0度とし、それよりも遊技機51側にどの程度傾けるかをアーム21の角度としている。表示ユニット25の角度としては、アーム21に対して表示ユニット25が垂直となる同図(b)(c)のような状態を角度0度として、アーム21と同様、どの程度遊技機51側に傾けるかを表示ユニット25の角度(図中では「表示部」)として示している。
図8(a)では、正視角度となる30度とするため、アーム21を0度、表示ユニット25を30度とし、同図(b)では、アーム21の角度を20度、表示ユニット25を10度とし、同図(c)では、アーム21を30度、表示ユニット25を0度としており、いずれも正視角度30度、表示角度90度を維持している。
ここで、表示ユニット25の構造的な問題や通信線への負荷を考慮して、表示ユニット25の回動範囲を90度に制限しており、運搬上の問題からアーム21と水平となる90度の角度を実現すべく、0度未満への回動を規制している。このため、図8(d)のようにアーム21を40度にした場合、正視角度となる30度を実現するための表示ユニット25の−10度の角度設定は不可能になる。したがって、この場合、表示角度が100度となるが、10度程度のずれであれば余り支障がないので、アームの角度として40度は許容できる。
しかし、図8(e)のようにアームを50度とすると表示角度が110度となり、最適な90度との差分が20度に拡大してしまい視認性が低下する。したがって、少なくとも50度以上回動させても余り意味がないので、同図(e)の状態に至るアーム21の回動を規制している。
ここで、図8(d)と(e)とを比較すると、(d)ではノズル29が表示ユニット25にほとんど重なっていないが、(e)ではノズル29が表示ユニット25に重なっている。表示ユニット25を回転しようとした場合、同図(e)では表示ユニット25がノズル29に干渉するおそれがある。一方、(d)のように表示ユニット25についてノズル29に対する重なりが少なければ干渉が生じるおそれが少ない。
以上のことから、本例の構成では、アームの回動範囲を図8(d)の40度までに制限している。つまり、アーム21を回動させる上記の本体回動機構は、ノズル29がパチンコ遊技機511の上皿へと玉(遊技価値)を払出し可能な状態で上記の回転機構により表示ユニット25を回転させる場合にノズル29が干渉するような位置への表示ユニット25の回動を規制するように構成されている。
一方で、図8(f)のようにアーム21を−30度とすることも可能であり、この場合、表示ユニット25を60度とすることで表示角度90度を維持できる。この場合、アームを−30度よりも外側へ回動しても正視角度を維持できるが、同図(f)のように−30度にて表示ユニット25の遊技機51側の一端がノズル29の根本付近、即ち遊技者が遊技機51を視認する際に遊技機51とほぼ重複しない位置となり、これ以上遊技者から表示ユニット25を離しても余り意味がないばかりか、隣の遊技者の邪魔になるおそれがある。さらに、表示ユニット25と同様、構造上の問題等を考慮して、同図(f)の−30度までをアーム21の回動の許容範囲としている。また、−30度までを許容範囲とすることで、縦使用の時に遊技機51の前面扉を開放することでノズル29と共に表示ユニット25が回動した場合であっても、遊技機51の前面扉の回動範囲を制限する度合いを抑制している。
以上の通り、本例の構成では、アーム21は−30度〜40度、表示ユニット25は0度〜90度を回動の許容範囲としているが、数値は単なる例示であり、上記の作用効果を満たせばどの様な数値を採用しても良い。
ここで、スロットマシン用の遊技情報表示装置1を図9に例示する。この遊技情報表示装置1は、パチンコ遊技機用と同様、回転可能な表示ユニット25を備えている一方、パチンコ遊技機用とは異なり遊技機51に対して向かって右側に配置されることから、表示ユニット25の回転方向が逆方向となっている。
スロットマシン用の遊技情報表示装置1の前面パネル10には、貸玉代金となる貨幣を投入する貨幣投入口112、装置エラーや一般カード(図示略)のストック切れ等の作動状態を表示する状態表示ランプ111、カメラを内蔵するカメラ取付部113、近距離通信を備える携帯端末を受け付ける端末受付部132、リモコン受光部133、会員カード等の遊技カード用のカード挿入口134、遊技カードを返却等させる返却釦141、遊技価値をなすメダルを払出させる払出釦142、メダル補充口143、獲得メダルを計数させるための計数口136、遊技用のメダルを払い出すノズル29等が配置されている。
表示ユニット25は、縦使用の第1位置(図9(a))から時計周りに回転させて横使用の第2位置(図9(b))にできると共に、横使用の第2位置から反時計周りに回転させることで縦使用の第1位置に戻すことができる。この表示ユニット25は、図9(a)の第1位置から同図(b)の第2位置に至るまでの回転範囲に制限され、この範囲を超える回転が規制されている。
表示ユニット25の外周を取り囲むイルミ部251は、縦使用の図9(a)の状態と横使用の同図(b)の状態との双方の状態で、少なくとも、表示ユニット25の上側、及び遊技者とは反対側の外側、に配置されることが望ましい。そのため、縦使用の第1位置では、上側、内側、外側にイルミ部251が配置されるように表示ユニット25が取り付けられている。なお、イルミ部251は、表示領域250の全周に渡る4辺に設けても良いが、表示ユニット25の大型化やコストアップを誘発する可能性がある。そこで、本例の構成では、表示領域250の外周をなす4辺のうちの3辺にイルミ部251を設けて、大型化やコストアップのおそれを低減している。
パチンコ遊技機用の図2の遊技情報表示装置1の場合、遊技機51に対して向かって左側に配置されるため、縦使用の第1位置の表示ユニット25(図2(a))は反時計回りに回転されて横使用の第2位置(図2(b))に切り替わる。このように反時計回りで横使用の第2位置に切り替えたとき、縦使用の第1位置のときの上側のイルミ部251は外側に移動し、同外側のイルミ部251は下側に移動する。縦使用の第1位置のときの内側の側部が、横使用の第2位置に切り替えたときに上側に移動する。したがって、横使用の第2位置に切り替えたときに上側及び外側にイルミ部251が配置されるためには、縦使用の第1位置における上側及び外側に加えて内側にイルミ部251が配置されていれば良い。図2(a)の縦使用の第1位置では、下辺の短辺を除く3辺にイルミ部251が配置されている必要があり、同図(b)の横使用の第2位置に切り替わると、図2(a)におけるイルミ部251が未形成の下辺が同図(b)における内側に移動することになる。
一方、遊技機51に対して向かって右側に配置されるスロットマシン用の図9の遊技情報表示装置1については、同図(a)の縦使用の第1位置の表示ユニット25が時計回りに回転されて同図(b)の横使用の第2位置に切り替わる。イルミ部251については、縦使用の状態で下辺に当る短辺を除く3辺に設けてあると良い。表示ユニット25におけるイルミ部251が未形成の短辺は、縦使用の表示ユニット25の下端に位置すると共に、時計回りに回転されて横使用の第2位置に切り替わったとき、内側に当る位置に移動する。
つまり、表示ユニット25の回転機構は、パチンコ遊技機向けかスロットマシン向けかによらず、縦使用の第1位置及び横使用の第2位置の双方で、表示領域250を基準として上側及び遊技機の逆側にイルミ手段をなすイルミ部251が位置するように表示ユニット25の回転を規制している。
また、スロットマシン用の遊技情報表示装置1(図9)は、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1(図2)よりも横幅が広くなっている(パチンコ遊技機用は約40mm、スロットマシン用は100mm)。スロットマシン用の遊技情報表示装置1では、図9のごとく、表示ユニット25やアームユニット2を外側に配置する一方、カード挿入口134を含むカードユニットをその内側に配置しており、カメラ取付部113に内蔵されたカメラを内側に配置している(外側の端末受付部132にて携帯端末を受付)。このため、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1(図2)と比較して表示ユニット25がカメラによる撮像の障害となるおそれが低くなっている。
スロットマシン用の遊技情報表示装置1(図9)は、遊技者を特定するための識別情報である会員IDを記録した会員カード等を受付ける受付処理を行う受付手段として、上記のカード挿入口134を備えている。アームユニット2は、遊技情報表示装置1の本体1Bにおいてカード挿入口134が設けられる箇所を基準として遊技機51と逆側であって、カード挿入口134の少なくとも一部と、アームユニット2の少なくとも一部と、が水平方向にて重なる位置ではあるが、表示ユニット25が縦使用の第1位置及び横使用の第2位置のいずれであっても上記の受付処理が可能な位置に設けられている。
さらに、スロットマシン用の遊技情報表示装置1(図9)では、払出用のメダルをメダル補充口143から補充可能になっている。縦使用の第1位置の状態では、表示ユニット25が干渉してメダル補充口143の開放動作が難しくなるものの、横使用の第2位置に切替した場合には表示ユニット25が開放動作の障害となるおそれが低減されるようにメダル補充口143が配置されている。
なお、スロットマシン用の遊技情報表示装置1における表示ユニット25のアーム21の構造等は、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1(図2)と比較して左右対象となるものの、同様の構成とすれば良いので詳細な説明は省略する。なお、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1を含め、操作釦等の機構の配置は例示であり適宜変更しても良い。
次に、通信線265による電気的な接続構造を含め、表示ユニット25とアーム21(図6及び図7等参照。)との間の接続構造について説明する。
図10(a)は、表示ユニット25の背面側を示している。表示ユニット25の背面側には、CPU261やディップスイッチ(DSW)264、及び本体2B(1B)との通信線265を接続する通信線コネクタ(コネクタ手段)262と、通信線265を固定するための固定手段の一例をなす通信線クランク(固定手段)263が設けられている。
図10(b)は、表示ユニット25に取付けるパチンコ遊技機向けの連結カバー27を示している。連結カバー27には、アームユニット2のアーム21(図6参照。)を取り付けるためのアーム連結部(取付手段)275が設けられている。つまり、表示手段をなす表示ユニット25には、遊技情報表示装置1の本体1Bを送信元とする通信線265を接続するための通信線コネクタ262と、通信線265を固定するための通信線クランク263と、表示ユニット25の回転機構をなす取付ブロック22(図4参照。)に取付けられるアーム連結部275と、が設けられている。取付手段をなすアーム連結部275は、アーム21側の回転プレート221を取付可能であると共に、アーム連結部275と回転プレート221との内側に通信線265を貫通させて配線可能としている。また、固定手段をなす通信線クランク263は、通信線コネクタ262とアーム連結部275との間に設けられている。
図11(a)は、パチンコ遊技機向けの連結カバー27と、スイッチカバー281と、を取り付けた表示ユニット25を示している。アーム21(図6及び図7参照。)は、図10の連結カバー27のアーム連結部275の孔270に通信線265を貫通配置した状態で取り付けられる。ここで、連結カバー27は鉄製など、大気よりも熱伝導率の高い素材にて構成されている。連結カバー27は、表示ユニット25のCPU261(図10)に接触するように取り付けられ、CPU261の熱を放出するための放熱板として機能する。
アーム連結部275にアーム21を取り付けたとき、アーム連結部275の孔270に貫通配置した通信線265は、中空構造のアーム21に挿通配置されて遊技情報表示装置1の本体1B(図2)へと導かれる。通信線265をこのように配線すれば、表示ユニット25を回転させたとき、通信線265に作用するおそれがある負担を軽減できる。さらに、通信線クランク263(図10)を介してアーム連結部275よりも遠ざけて通信線コネクタ262(図10)を設けているため、表示ユニット25を回転する際の通信線265の負担を一層軽減できる。なお、図11(b)のように連結カバー27の外側に、クリップ嵌め込み式の背面カバー283を取り付けている。背面カバー283によれば、連結カバー27を取り付けるネジ等を目隠しでき、表示ユニット25の背面側の美観を向上できると共に、悪戯を未然に防止できる。
なお、表示ユニット25の本体は、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1(図2)と、スロットマシン用の遊技情報表示装置1(図9)と、で共用可能になっている。さらに、スイッチカバー281も共用可能である一方、連結カバー27及び背面カバー283はパチンコ遊技機対応の部品とスロットマシン対応の部品とで形状が相違している。図12(a)は、スロットマシン対応の連結カバー27とスイッチカバー281とを取り付けた表示ユニット25の背面の状態を示し、図12(b)は、さらに背面カバー283を取り付けた状態を示している。
スロットマシン用の遊技情報表示装置1及びパチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1のいずれでも、表示ユニット25の回転はアーム連結部275を貫通する仮想的な回転軸を中心として実現される一方、遊技情報表示装置1の本体1B(図6参照。)側のアーム21やノズル29等との関係でのアーム連結部275の位置が相違している。パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1のアーム連結部275(図11参照。)が表示ユニット25の上方に設けられるのに対して、スロットマシン用の遊技情報表示装置1のアーム連結部275(図12参照。)は表示ユニット25の中央付近に設けられる。つまり、パチンコ遊技機用とスロットマシン用とで表示ユニット25は共通であるものの、連結カバー27やアーム連結部275などの連結構造を構成する部品を異なる部品とすることで、表示ユニット25の回転中心(仮想的な回転軸)の配置が変更されている。つまり、パチンコ遊技機に対応する回転機構である第1回転機構を備えたアームユニット2と、スロットマシンに対応する回転機構である第2回転機構を備えたアームユニット2と、では、回転機構の回転軸が異なり、回転中心の位置が相違している。
以上のように構成された本例の遊技情報表示装置1は、表示ユニット25を支持し、その表示領域250が縦長となる第1位置と横長となる第2位置との間で回転させることが可能な回転機構を備えたアームユニット2と、パチンコ遊技機511の上皿へ玉を払い出すために設けられ、遊技情報表示装置1の本体1Bに対して回動させることが可能な払出回動機構を備えたことで本体1Bに対して回動させることが可能なノズル29と、を備えている。この遊技情報表示装置1が備える表示ユニット25は、縦使用の第1位置と横使用の第2位置とに回転可能である一方、遊技機51に玉を払い出すノズル29が遊技情報表示装置1の本体1Bに対して回動可能である。表示ユニット25を回転可能に支持するアームユニット2が備えるアーム21は、縦使用時にはノズル29の回動に干渉する一方、横使用時にはノズル29の回動に干渉しない位置にて表示ユニット25を支持する。
このように横使用の第2位置の表示ユニット25は、ノズル29の回動を確保出来る程度に位置するので、遊技情報表示装置1における表示ユニット25の配置スペースを良好に確保でき、カメラや貨幣投入口112等の他の構成や装置等を利用する際の障害となるおそれを低減しながら、他の機能や装置等の構成を利用し易く配設できる。
パチンコ遊技機対応の表示ユニット25の(第1)回転機構は、反時計回りの回転により縦使用の第1位置から横使用の第2位置へと表示ユニット25を回転可能であると共に、時計回りの回転により横使用の第2位置から縦使用の第1位置へと表示ユニット25を回転可能である一方、縦使用の第1位置からの時計回りの回転を規制する。
このようにパチンコ遊技機用の遊技情報表示装置1では、表示ユニット25について縦使用の第1位置からの時計回りの回転が規制されている。一方、アーム21を含むアームユニット2(支持手段)は、遊技情報表示装置1の本体1Bに対して表示ユニット25を回動させることが可能な本体回動機構を備えている。そのため、表示ユニット25の縦使用時にてノズル29を回動する際には、ノズル29の回動に伴って表示ユニット25が回動でき、縦使用の場合であってもノズル29の回動の障害となるおそれが低減されている。
支持手段であるアームユニット2が備える本体回動機構は、払出手段であるノズル29がパチンコ遊技機511の上皿へと玉を払出し可能な状態で表示ユニット25を回転させたときに、ノズル29に干渉するような位置への表示ユニット25の回動を規制するように構成されている。このような構成であれば、表示ユニット25を回転機構により回転させる場合に、表示ユニット25がノズル29に干渉していずれかに破損が発生するおそれを低減できる。
払出手段をなすノズル29は、遊技者による操作の受付に応じて玉を払い出す。一方、表示手段をなす表示ユニット25は、遊技者の操作を受付けるための操作釦を複数表示可能であり、複数表示する操作釦のうちノズル29から玉を払い出せるための操作釦を、上記の複数表示する操作釦の中で最も下方、かつ、最も遊技機側に近い遊技機寄りの位置に表示する。
表示ユニット25を大型化した場合、遊技情報表示装置1の本体1Bに占める表示ユニット25の割合が大きくなるので、他の釦等を本体1Bに配置しても操作し難くなるおそれがある。そこで、上記のように表示ユニット25にて払出釦250B(図5参照。)を表示すれば、釦の操作が困難になるおそれを低減できる。さらに、表示領域250の最下方、且つ内側、即ち、最も遊技者に近い箇所にて払出釦250Bを表示すれば、払出釦250Bの良好な操作性を確保できると共に、他の遊技情報の表示等の妨げとなるおそれを抑制しながら表示ユニット25を大型化できる。
支持手段をなすアームユニット2は、表示ユニット25を支持するためのアーム21を有しており、このアーム21を遊技情報表示装置1の本体1Bに対して回動可能とすることで、本体1Bに対して表示ユニット25を回動させる本体回動機構を備えている。払出手段をなすノズル29は、回動によって本体1Bに対するノズル29の角度がアーム21の角度と等しくなった場合であっても、アーム21と干渉しない位置に配置される。
遊技情報表示装置1を運搬する際には最も嵩張らない状態、すなわちアーム21をゼロ度としてノズル29も同角度とした状態が最も望ましい。この場合、アーム21とノズル29とが同角度となっても干渉しない位置に配置されるので、アーム21やノズル29が嵩張って余分なスペースを必要となるおそれを低減しながら遊技情報表示装置1の運搬や保管等をスペース効率良く実施できる。
遊技情報表示装置1は、表示ユニット25を支持し、その表示領域250が縦長となる第1位置と横長となる第2位置との間で回転させることが可能な回転機構を備えたアームユニット(支持手段)2と、長方形状の表示領域250の3辺に対応する様に表示ユニット25に設けられて点灯するイルミ部251と、を備えている。アームユニット2が備える回転機構は、縦使用の第1位置及び横使用の第2位置の双方で、表示領域250を基準として上側及び遊技機の逆側にイルミ部251が位置するように表示ユニット25の回転を規制する。
長方形状の4辺ではなく3辺にイルミ部251を設けるので表示ユニット25が大型化するおそれを低減できる。さらに、この遊技情報表示装置1では、縦使用であるか横使用であるかに関わらず、その3辺のイルミ部251が表示ユニット25の上側と外側とに位置するように表示ユニット25の回転範囲が規制されている。したがって、縦使用であるか横使用であるかに関わらずイルミ部251を適切に配置可能である。
遊技機としては、遊技情報表示装置1が遊技機に対して向かって左側に配置される第1遊技機(パチンコ遊技機)と、向かって右側に配置される第2遊技機(スロットマシン)とがある。遊技情報表示装置1は、パチンコ遊技機511及びスロットマシンのうちのいずれの側方に設置するか、すなわち第1遊技機と第2遊技機とのいずれの側方に設置するかに応じて異なる本体1Bとする一方、第1遊技機と第2遊技機とのいずれの側方に設置する場合であっても共通の表示ユニット25を、遊技情報表示装置1の本体1Bに取付可能である。
表示ユニット25を支持する支持手段であるアームユニット2は、第1遊技機用か第2遊技機用かに応じて回転機構の構成が異なってくる。遊技機に対して向かって左側に遊技情報表示装置1が設置されるパチンコ遊技機(第1遊技機)用のアームユニット2は、反時計回りに縦使用の第1位置から横使用の第2位置へと表示ユニット25を回転可能であるが、時計回りの回転により第2位置へと回転させることを規制する第1回転機構を備える。一方、遊技機に対して向かって右側に遊技情報表示装置1が設置されるスロットマシン(第2遊技機)用のアームユニット2は、時計回りの回転により縦使用の第1位置から横使用の第2位置へと表示ユニット25を回転させることは可能であるが、反時計回りの回転により第2位置へと回転させることを規制する第2回転機構を備える。
支持手段をなすアームユニット2は、第1遊技機と第2遊技機とのいずれの側方に設置される場合であっても、すなわち遊技機の左右どちら側に設置される場合であっても、縦使用の第1位置及び横使用の第2位置の双方で、表示領域250を基準として上側及び遊技機の逆側にイルミ部251が位置するように表示ユニット25の回転を規制している。
パチンコ遊技機511に対応するアームユニット2では、時計回りの回転により縦使用から横使用とすることが規制されている。一方、スロットマシンに対応するアームユニット2では、反時計回りの回転により縦使用から横使用とすることが規制されている。本例のアームユニット2では、パチンコ遊技機とスロットマシンのいずれに対応させて配置する場合であっても、縦使用及び横使用いずれであっても3辺のイルミ部251のいずれかが表示ユニット25の上側と外側とに配置されるようになっている。また、表示ユニット2の本体の仕様の共通化を可能にすることで、コスト的なメリットが生じている。
支持手段をなすアームユニット2は、遊技機(第1遊技機)に対して向かって左側に遊技情報表示装置1が設置される場合にはその遊技機に対応した第1回転機構を備える一方、遊技機(第2遊技機)に対して向かって右側に遊技情報表示装置1が設置される場合にはその遊技機に対応した第2回転機構を備える。第1回転機構を備えた場合と第2回転機構を備えた場合とで、回転機構における回転軸が異なっている。
第1遊技機であるパチンコ遊技機511と第2遊技機であるスロットマシンとでは、例えば遊技価値を付与するための上皿の位置が異なるため、それに対応すべくノズル29の位置が異なってくる等、遊技情報表示装置1における表示ユニット25以外の機構や装置の配置が異なっている。この場合、単純に表示ユニット25の回動軸を含めて仕様を共通化してしまうと、表示ユニット25の回転により見難い位置が生じるおそれがある。このようなおそれは、第1回転機構を備えるアームユニット2であるか第2回転機構を備えるアームユニット2であるかに応じて、回転機構における回転軸を異ならせることで低減できる。
表示ユニット25は、遊技情報表示装置1の本体1Bを送信元とする通信線265を接続するためのコネクタ手段である通信線コネクタ262と、通信線265を固定するための固定手段である通信線クランク263と、表示ユニット25を回転機構に取り付けるための取付手段であるアーム連結部275と、を備えている。表示ユニット25を回転させる回転機構は、アーム連結部275に取付けられる先端部をなす回転プレート221をサポートブロック225に対して回転可能としている。アーム連結部275は、回転プレート221を取付可能であると共に、アーム連結部275と回転プレート221との内側に通信線265を配線可能としている。通信線クランク263は、通信線コネクタ262とアーム連結部275との間に設けられている。
表示ユニット25では、アーム連結部275及び回転プレート221に対して通信線265の内挿配置が可能であり、通信線クランク263は、表示ユニット25を回転させた場合における通信線265への負荷の軽減を図ることができる。さらに、通信線コネクタ262とアーム連結部275との間に通信線クランク263を設けてあるので、表示ユニット25の回転に応じた通信線265への負荷が電気的な接点をなす通信線コネクタ262に作用するおそれが少なくなっている。
遊技情報表示装置1は、遊技者を特定するための会員ID(識別情報)を受付ける受付処理を行う受付手段をなすカード挿入口134を備えている。一方、アームユニット2は、遊技情報表示装置1の本体1Bにおいてカード挿入口134が設けられる箇所を基準として遊技機と逆側であって、カード挿入口134の少なくとも一部と、アームユニット2の少なくとも一部と、が水平方向にて重なる位置ではあるが、表示ユニット25が縦使用及び横使用のいずれであっても前記受付処理が可能な位置に設けられる。
表示ユニット25を大型化した場合、本体1Bに占める表示ユニット25の割合が大きくなるので、カード挿入口134等の利用が表示ユニット25により阻害されるおそれがある。特にスロットマシン用の遊技情報表示装置1では、表示ユニット25をカード挿入口134と並べると共にカード挿入口134よりも外側に配置して、さらに縦使用と横使用とのいずれであっても遊技カードを受付可能な位置にアームユニット2を配置したので、遊技カードの受付が阻害されるおそれを抑制しながら表示ユニット25の大型化が可能になっている。
本例の構成に代えて、あるいは加えて以下のような構成を採用することも良い。また、以下の各構成を適宜組み合わせて採用することも良い。
表示ユニット25を横使用とした場合にはノズル29と表示ユニット25とが全く干渉しない構成を例示(図7(b)参照。)した。支持手段としてのアームユニット2としては、縦使用の第1位置と比較して横使用の第2位置の方がノズル29に干渉し難い位置で表示ユニット25を支持するものであれば良い。表示ユニット25に対するノズル29の干渉が生じた場合であっても表示ユニット25の下側をノズル29が通過可能な構成が望ましい。
表示ユニット25の上方に設けられる機構や装置等の構成として、カメラや貨幣投入口112等を例示したが、いずれか一方としても良いし、他の機構や装置等の構成を表示ユニット25の上方に設けても良い。
表示ユニット25の表示領域250において最も下方であって遊技機側に位置する払出釦250Bに対して他の釦が並んでいても良い旨を示したが、他の釦が並んでいなくとも良い。また、スロットマシンに対応する表示領域250では、右利きが多いことを考慮して遊技情報表示装置1が右側に設定される場合には遊技機と逆側に払出釦を設けることを例示したが、スロットマシン用においてもパチンコ遊技機用と同様に表示領域250の最下方であり遊技機側(向かって左側)に払出釦を配置しても良い。
パチンコ遊技機用とスロットマシン用とで共用可能な表示ユニット25を例示したが、この共用可能の意味合いはハードウェア的に共用できることにあり、ソフトウェア的には異なるプログラム等にて対応する必要がある。
スロットマシン用の遊技情報表示装置1としてアームユニット2とカード挿入口134とを並べて配置する構成を例示したが、遊技情報表示装置1の本体1Bの横幅等を調整すればパチンコ遊技機用での対応も可能である。
本例では、縦使用の第1位置からの表示ユニット25の回転変位として、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置では反時計回りへの回転を許容し、スロットマシン用の遊技情報表示装置では時計回りへの回転を許容する構成を例示した。これに代えて、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置において時計回りの回転により横使用の第2位置への変位を許容し、スロットマシン用の遊技情報表示装置において反時計回りの回転により横使用の第2位置への変位を許容しても良い。この場合、例示した構成と同様に通信線への負荷等を考慮し、パチンコ遊技機用の遊技情報表示装置では第1位置からの反時計回りの回転を規制する等して、逆方向への回転を規制することが望ましい。すなわち、第1位置から第2位置への回転として時計回り及び反時計回りのうちの一方の回転は許容するが、他方の回転は規制する構成としても良い。
スロットマシン用の遊技情報表示装置1の構成として、アームユニット2と、カード挿入口134を設けたカードユニットと、を並べて配置する構成を例示したが、少なくとも両者の一部が水平方向にて重なる位置関係であれば良く、アームユニット2とカードユニットとをずらして配置する構成や、遊技情報表示装置1の前面におけるカードユニット及びアームユニット2の占有面積が異なる様にして両者を配置しても良い。
遊技情報表示装置1の本体1Bと表示ユニット25との間の通信線265を固定するための固定手段として通信線クランク263を例示したが、通信線265を固定でき、表示ユニット25が回転する際に通信線コネクタ262に作用するおそれがある負荷を低減できれば、どのような固定手段であっても良い。
遊技者を特定するための識別情報である会員IDが記録された会員カードを受付ける受付処理を行う受付手段としてカード挿入口134を例示したが、識別情報としては遊技者の携帯端末の端末IDや遊技者の指紋等、どの様な識別情報を採用しても良く、それに伴って受付手段についてはカード挿入口134以外の構成を採用しても良い。
対象となる遊技機は例示したパチンコ遊技機のほか、遊技価値をデータのみで管理するいわゆる封入式等のパチンコ遊技機やスロットマシン等も採用できる。なお、いわゆる封入式等を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する場合もある。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用する等して間接的に特定しても良い。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
明細書の説明における「超えない」「達している」等の表現は、基準値との比較において、超過だけなく以上とならないかを判定する構成も包含する。同様に「達しない」等の表現は、未満だけなく以下とならないかを判定する構成も包含する。
表示ユニット25の回転位置を検知するための検知手段の一例としてロータリーエンコーダやスイッチ等を採用し、ロータリーエンコーダ等の出力に応じて縦使用か横使用かを検知する例を説明した。検知手段としては、縦使用のときには表示ユニットの背面で反射が生じる一方、横使用のときには反射が生じず、反射光の検知により縦使用か横使用かを検知する光学的な手段を採用することも良い。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形、変更あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 遊技情報表示装置
1B 本体(遊技情報表示装置の本体)
134 カード挿入口
2 アームユニット(支持手段)
21 アーム(アーム部)
22 取付ブロック
221 回転プレート(先端部)
225 サポートブロック
2B 本体(アームユニットの本体)
25 表示ユニット(表示手段)
250 表示領域
250B 払出釦
251 イルミ部(イルミ手段)
262 通信線コネクタ(コネクタ手段)
263 通信線クランク(固定手段)
265 通信線
27 連結カバー
275 アーム連結部(取付手段)
29 ノズル(払出手段)
50 管理装置(会員情報記憶手段、会員ID認証手段、遊技情報取得手段、遊技情報記憶手段、各台管理手段)
51 遊技機
511 パチンコ遊技機
55 呼出表示装置
56 中継装置

Claims (5)

  1. 遊技機の側方に設置され、当該遊技機に関する遊技情報を表示可能な遊技情報表示装置において、
    前記遊技情報を表示可能な長方形状の表示手段と、
    該表示手段を支持し、当該表示手段が縦長となる第1位置と、横長となる第2位置との間で回転させることが可能な回転機構を備えた支持手段と、
    遊技機の上皿へと遊技価値を払出すために設けられ、該遊技情報表示装置の本体に対して回動させることが可能な払出回動機構を備えたことで該本体に対して回動させることが可能な払出手段と、を備え、
    前記支持手段は、前記第1位置では前記払出手段の回動に干渉する一方、前記第2位置では前記払出手段の回動に干渉しない、或いは前記第1位置よりも干渉し難い位置にて前記表示手段を支持する遊技情報表示装置。
  2. 前記支持手段は、前記本体に対して前記表示手段を回動させることが可能な本体回動機構を備え、
    前記回転機構は、反時計回りの回転により前記第1位置から前記第2位置へと回転させることが可能であると共に、時計回りの回転により前記第2位置から前記第1位置へと回転させることが可能である一方、前記第1位置から時計回りの回転を規制する請求項1に記載の遊技情報表示装置。
  3. 前記支持手段は、前記本体に対して前記表示手段を回動させることが可能な本体回動機構を備え、
    該本体回動機構は、前記払出手段が遊技機の上皿へと遊技価値を払出し可能な状態で前記回転機構により前記表示手段を回転させる場合に前記払出手段が干渉するような位置への回動を規制する請求項1又は2に記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記払出手段は、遊技者による操作の受付に応じて遊技価値を払出し、
    前記表示手段は、遊技者の操作を受付けるための操作釦を複数表示可能であり、該複数表示する操作釦のうち前記払出手段により遊技価値を払出すための操作釦を、該複数表示する操作釦の中で最も下方、かつ、最も遊技機寄りの位置に表示する請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技情報表示装置。
  5. 前記支持手段は、前記表示手段を支持するためのアーム部を有しており、当該アーム部を前記本体に対して回動させることを可能とすることで、前記本体に対して前記表示手段を回動させることが可能な本体回動機構を備え、
    前記払出手段は、前記払出回動機構による回動によって前記本体に対する当該払出手段の角度が前記アーム部の角度と等しくなった場合であっても、前記アーム部と干渉しない位置に配置される請求項1〜4のいずれか1項に記載の遊技情報表示装置。
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