JP2018010350A - 車両用ドライブレコーダおよび自転車 - Google Patents

車両用ドライブレコーダおよび自転車 Download PDF

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Abstract

【課題】電源を搭載していない車両への搭載が可能な車両用ドライブレコーダを提供する。【解決手段】ドライブレコーダ100は、交流電力発生器99から供給される、人力で回転する車輪の回転に応じて大きさが変動する交流電力ACを、直流電力DCに変換する直流変換部1と、直流電力DCに基づいて駆動され、車両の周囲を撮影して撮影データを生成する撮影部2と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明はドライブレコーダに関し、より詳細には、電源を搭載していない車両への搭載が可能な車両用ドライブレコーダに関する。
交通事故の原因を究明するために、自動車にドライブレコーダを搭載するケースが増えて来ている。車両に搭載されるドライブレコーダの一例としては、特許文献1〜3を挙げることができる。
特開2002−209173号公報 特開2007−088541号公報 特開2010−238214号公報
近年では、自転車が関係する交通事故が問題となっている。走行する自動車に当て逃げされて自転車が被害者になるケースもあれば、歩行者に衝突して自転車が加害者になるケースもあるが、対人事故の場合は賠償金が年々高額になってきており、自転車事故についても事故原因の究明が求められつつある。
特許文献1〜3に記載のドライブレコーダはいずれも、バッテリー等の電源を搭載している自動車への搭載を前提としている。また、特許文献2および3に記載のドライブレコーダでは、自転車はあくまでも撮影対象であり搭載対象ではない。このように、バッテリー等の電源を搭載していない、自転車等の人力で移動する車両には、これまでドライブレコーダは搭載されていないのが実情である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電源を搭載していない車両への搭載が可能な車両用ドライブレコーダを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、以下に示す態様を含む。
(項1)
交流電力発生器から供給される、人力で回転する車輪の回転に応じて大きさが変動する交流電力を、直流電力に変換する直流変換部と、
前記直流電力に基づいて駆動され、車両の周囲を撮影して撮影データを生成する撮影部と、
を備える、車両用ドライブレコーダ。
(項2)
前記交流電力発生器が前記車輪のハブに搭載されている、項1に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項3)
前記直流変換部が、
前記交流電力を整流する整流器と、
前記整流器からの電圧を平滑化する第1の容量素子と、
を備える、項1または2に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項4)
前記車両の停止時に、前記第1の容量素子に蓄積されている電力で駆動する、項3に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項5)
前記直流変換部が、
前記第1の容量素子によって平滑化された平滑化電圧を第1の定電圧で出力する定電圧回路をさらに備える、項3または4に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項6)
前記直流変換部が、
前記定電圧回路からの前記第1の定電圧を、前記第1の定電圧よりも変動が小さい第2の定電圧で出力する安定化電源回路をさらに備える、項5に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項7)
前記定電圧回路が、
一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が基準電位に接続された第1のスイッチング素子と、
一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が前記第1のスイッチング素子の制御端に接続された第1の抵抗素子と、
一端が前記第1の抵抗素子の前記他端と前記第1のスイッチング素子の前記制御端とに接続され、他端が前記基準電位に接続された第2のスイッチング素子と、
一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が前記第2のスイッチング素子の制御端に接続された第2の抵抗素子と、
一端が前記第2の抵抗素子の前記他端と前記第2のスイッチング素子の前記制御端とに接続され、他端が前記基準電位に接続された第3の抵抗素子と、
を備える、項5または6に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項8)
前記安定化電源回路が、
一端が前記第1の定電圧に接続され、他端から前記第2の定電圧を出力する定電圧出力回路を備える、項6に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項9)
前記安定化電源回路が、
一端が前記第1の定電圧に接続され、他端が前記定電圧出力回路の前記一端に接続された誘導素子と、
一端が前記第1の定電圧と前記誘導素子の前記一端とに接続され、他端が基準電位に接続された第2の容量素子と、
一端が前記定電圧出力回路の前記他端に接続され、他端が前記基準電位に接続された第3の容量素子と、
をさらに備える、項8に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項10)
前記安定化電源回路が、
一端が前記定電圧出力回路の前記一端と前記誘導素子の前記他端とに接続され、他端が前記定電圧出力回路の前記他端と前記第3の容量素子の前記一端とに接続され、前記誘導素子の出力の大きさが前記定電圧出力回路の入力電圧範囲を超える場合に、他端から前記第2の定電圧を出力する保護素子をさらに備える、項9に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項11)
前記撮影部が、
前記直流電力に基づいて駆動され、前記撮影データを記録する記録部をさらに備える、項1〜10のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダ。
(項12)
前記撮影部が、
前記直流電力に基づいて駆動され、前記撮影データを所定の動画形式に変換し、変換後の前記撮影データの前記記録部への書き込みを制御する制御部をさらに備える、項11に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項13)
前記撮影部が、前記車両の灯火装置または反射器に配置されている、項1〜12のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダ。
(項14)
前記灯火装置が、点灯型または点滅型の前照灯または尾灯である、項13に記載の車両用ドライブレコーダ。
(項15)
ドライブレコーダを備えた自転車。
(項16)
前記ドライブレコーダが、項1〜14のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダである、項15に記載の自転車。
本発明によると、電源を搭載していない車両へのドライブレコーダの搭載が可能となる。
本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る直流変換部1の回路図である。 本発明の実施の形態に係る撮影部2の回路図である。 本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100の車両への取付態様の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明および図面において、同じ符号は同じまたは類似の構成要素を示すこととし、よって、同じまたは類似の構成要素に関する説明を省略する。
以下では、電源(バッテリー)を搭載せず人力で移動する車両として自転車に搭載する場合を一例として、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100の概略ブロック図である。本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100は、直流変換部1と撮影部2とを備える。
直流変換部1は、交流電力発生器99から供給される交流電力を直流電力に変換する。交流電力発生器99は、例示的には、自転車の前輪のハブに搭載されているハブダイナモ(オルタネータ)である。自転車等の人力で移動する車両の場合、ハブダイナモが発生する交流電力の電圧は、車輪の回転数に応じて大きさが変動し、例示的には最大で約20V程度であり、平均的には約6Vである。撮影部2は、直流変換部1から供給される直流電力に基づいて駆動され、自転車の例えば進行方向を撮影して撮影データを生成する。
本実施形態では、直流変換部1および撮影部2は共通する取付基板上に配置されており、ドライブレコーダ100はユニット化されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る直流変換部1の回路図である。本発明の実施の形態に係る直流変換部1は、整流回路10と、定電圧回路20と、安定化電源回路30とを備える。
(整流回路)
整流回路10は、交流電力発生器99からの交流電力を整流および平滑化する。整流回路10は、交流電力発生器99からの交流電力を整流する整流器11と、整流器11からの電圧を平滑化するコンデンサ12とを備える。例示的には、整流器11はダイオードブリッジで構成され、コンデンサ12は電解コンデンサで構成される。コンデンサ12を電解コンデンサで構成することにより、比較的大容量の電力を蓄積することが可能となる。コンデンサ12に蓄積した電力は、自転車の停車時に撮影部2を駆動する電力として利用され、所定の時間(例示的には、数秒程度)撮影を持続することができる。
(定電圧回路)
定電圧回路20は、整流回路10によって整流および平滑化された電圧(以下、平滑化電圧と記載する)を第1の定電圧で出力する。定電圧回路20は、トランジスタ21,22と、抵抗23,24,25,26,27と、コンデンサ28とを備える。例示的には、トランジスタ21は電界効果トランジスタで構成され、トランジスタ22はバイポーラトランジスタで構成される。
トランジスタ21は、ソース端子が平滑化電圧に接続され、ドレイン端子が基準電位(例えば接地電圧)に接続され、ゲート端子が抵抗26の一端に接続される。トランジスタ22は、コレクタ端子がノードAに接続され、エミッタ端子が基準電位に接続され、ベース端子が抵抗27の一端に接続される。抵抗23は、トランジスタ22がOFF状態であるときにトランジスタ21のゲート端子をOFF状態にさせるための抵抗であり、一端が平滑化電圧に接続され、他端がノードAに接続される。
抵抗24は、一端が平滑化電圧に接続され、他端がノードBに接続される。抵抗25は、一端がノードBに接続され、他端が基準電位に接続される。直列に接続されたこれら2つの抵抗24,25は、コンデンサ12から供給される平滑化電圧を分圧する。
抵抗26は、一端がトランジスタ21のゲート端子に接続され、他端がノードAに接続される。抵抗27は、一端がトランジスタ22のベース端子に接続され、他端がノードCに接続される。これら2つの抵抗26,27によって、トランジスタ21,22のON/OFF状態を制御する電圧/電流を調整する。
コンデンサ28は、ノイズ防止用のコンデンサであり、一端が平滑化電圧に接続され、他端がノードCに接続される。なお、抵抗26,27およびコンデンサ28は必須の構成ではない。
定電圧回路20の動作を説明する。定電圧回路20が出力する第1の定電圧は、直列に接続された2つの抵抗24,25で分圧された電圧であり、例示的には+5Vの直流電圧である。一方で、整流回路10のコンデンサ12から供給される平滑化電圧は、車輪の回転に応じて大きさが変動する電圧であり、例示的には平均で約6V、最大で約20V程度である。
よって、定電圧回路20は、第1の定電圧(例示的には+5V)を超える大きさの電圧が整流回路10のコンデンサ12から定電圧回路20に供給される場合には、過剰な電力を後段の安定化電源回路30へ供給しないようにする。本実施形態の定電圧回路20では、トランジスタ22のベース端子に印加される電圧が所定の電圧(例えば0.6V)以上になると、トランジスタ22のベース端子がON状態となり、これに伴いトランジスタ21のゲート端子がON状態となる。これにより、整流回路10からの過剰な電力はトランジスタ21において熱として消費され、第1の定電圧を超える大きさの電圧が後段の安定化電源回路30に供給されることを防止している。なお、トランジスタ21を好ましくは電界効果トランジスタとする理由は、出力電圧の低下を抑制するためである。
(安定化電源回路)
安定化電源回路30は、定電圧回路20からの第1の定電圧を、第1の定電圧よりも変動が小さい第2の定電圧VDDで出力する。安定化電源回路30は、定電圧出力回路31と、コイル32と、コンデンサ33,34と、定電圧ダイオード35とを備える。例示的には、定電圧出力回路31はPFM(パルス周波数変調)制御のDC/DCコンバータで構成され、定電圧ダイオード35はツェナーダイオードで構成され、コンデンサ33,34は電解コンデンサで構成される。DC/DCコンバータは、入力電圧が変動しても動作電圧の範囲内であれば、安定した電圧を出力することができる回路である。
コイル32は、一端が定電圧回路20からの第1の定電圧に接続され、他端がノードDに接続される。定電圧出力回路31は、入力端VINがノードDに接続され、出力端VOUTがノードEに接続される。所定の発振周波数(例示的には約100KHz程度)の発振により、コイル32で第1の定電圧が昇圧されると、定電圧出力回路31は、コイル32で昇圧されたノードDの電圧と、定電圧出力回路31内部の基準電位とを比較しながらコントロールし、電圧の変動を安定化させて第2の定電圧VDDとして出力する。
定電圧ダイオード35は、入力端がノードDに接続され、出力端がノードFに接続される。定電圧ダイオード35は、定電圧出力回路31の出力電圧がノードDに逆流するのを防止するための保護素子として機能する。
コンデンサ33は、一端が定電圧回路20からの第1の定電圧に接続され、他端が基準電位に接続される。コンデンサ34は、一端がノードFに接続され、他端が基準電位に接続される。コンデンサ33は、安定化電源回路30に入力される第1の定電圧による電力を蓄積し、コンデンサ34はノードFの出力電圧(第2の定電圧)による電力を蓄積する。これら2つのコンデンサ33,34は任意の構成である。
図3は、本発明の実施の形態に係る撮影部2の回路図である。本発明の実施の形態に係る撮影部2は、カメラ41と、制御部42と、記録部43と、コンデンサ44と、バックアップ用電池45とを備える。カメラ41および記録部43は、データバスおよび電源ラインを含む接続線46を介して、制御部42に接続されている。本実施形態では、撮影部2は、安定化電源回路30からの第2の定電圧VDDに基づいて駆動される。
カメラ41は、自転車の例えば進行方向を撮影して撮影データを生成する。制御部42は、カメラ41が撮影した撮影データを所定の動画形式(例示的にはMP4フォーマット)に変換し、変換後の撮影データを記録部43に記録する。任意の機能として、制御部42は、時計データの記録部43へのバックアップと、時計データのカウントとを行うことができる。
例示的には、カメラ41は公知のCMOS又はCCDカメラモジュールであり、撮影範囲の画角に応じたレンズを任意で備えている。制御部42は公知のIC回路にて構成される。記録部43は、例示的にはSDメモリカード(登録商標)等の読み書き可能な不揮発性の記録メディアであり、本実施形態ではドライブレコーダ100本体から取り外し可能となっている。
コンデンサ44は、制御部42へのノイズ防止用の任意の構成であり、一端が安定化電源回路30からの第2の定電圧VDDに接続され、他端が基準電位に接続される。コンデンサ44および制御部42に並列に接続される電池45は、時計機能用のバックアップ電池であり任意の構成である。
(取付態様)
図4は、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100の車両への取付態様の一例を示す図である。本実施形態では、ドライブレコーダ100はユニット化されており、例示的には、カメラ41の視野を確保した状態で、自転車の前照灯91Fまたは尾灯91Rの本体内部に配置される。
図4(a)に、ドライブレコーダ100を自転車の前照灯91Fに取り付ける際の一例を示す。ドライブレコーダ100のユニットは前照灯91Fの本体内部に配置されており、外部からは、交流電力発生器99からドライブレコーダ100に交流電力を供給するための配線92とカメラ41とが視認される。
図4(b)に、ドライブレコーダ100を自転車の尾灯91Rに取り付ける際の一例を示す。前照灯91Fに取り付ける場合と同様に、ドライブレコーダ100のユニットは尾灯91Rの本体内部に配置されており、外部からはカメラ41が視認される。配線92はフェンダー(泥よけ)93の表側に取り付けてもよいし、裏側内部に内蔵させてもよい。配線92をフェンダー93の表側に取り付けることにより、配線92がタイヤ等の可動部へ接触することによる、配線切断のリスクを回避することができる。
以上、本発明によると、電源を搭載していない車両へのドライブレコーダ100の搭載が可能となる。ハブダイナモ等の交流電力発生器99が生成する交流電力の電圧は、人力で回転する車輪の回転数に応じて大きさが変動するので、そのままでは、車載映像の記録に必要とされる、CMOSカメラモジュール等の種々の回路を駆動することはできないが、本発明に係るドライブレコーダ100によれば、直流変換部1を備えることにより、直流電圧を安定した大きさで撮影部2に供給することが可能となる。これにより、電源を搭載していない車両へのドライブレコーダ100の搭載が可能となり、ドライブレコーダ100に記録した車載映像を事故原因の究明に利用することが可能となる。
また、交通事故に限らず、前かごに入れたハンドバック等の荷物を、後方から来たミニバイクが追い抜きざまに奪い去る、いわゆる「ひったくり」の被害に遭った場合も、本発明に係るドライブレコーダ100により、「ひったくり」の瞬間をリアルタイムで撮影して車載映像として記録することにより、ひったくり犯の検挙に利用することが可能となる。特に、自転車の前方および後方の両方に本発明のドライブレコーダ100を配置することにより、追い抜きざまの瞬間の犯行映像を撮影することが可能となる。
(付記事項)
以上、本発明を特定の実施の形態によって説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、自転車に搭載する場合を一例として、本発明の実施の形態に係るドライブレコーダ100を説明しているが、用語「自転車」は、動力として人力で車輪を回転させることができる限り、二輪車に限定されず、一輪車または三つ以上の車輪を備える自転車(例えば三輪車または四輪自転車)であってもよい。また、車輪の配置位置も特に限定されず、少なくとも二つの車輪が平行に配置された車椅子型のものや、三つの車輪を備えて寝そべるような乗車姿勢をとるリカンベント型のものであってもよい。また、動力も足漕ぎに限定されず、例えば手動で車輪を回転させるハンドサイクル型のものであってもよい。
上記実施の形態では、ドライブレコーダ100は、前照灯91Fまたは尾灯91R等の灯火装置の本体内部に配置されているが、ドライブレコーダ100は反射器に埋め込まれて反射器と一体化されて配置されていてもよい。灯火装置の種類も点灯型に限定されず点滅型であってもよい。
上記実施の形態では、制御部42は撮影データをMP4の動画形式に変換しているが、撮影データの動画形式はこれに限定されず、H.264やAVI等の種々のフォーマットの動画形式とすることができる。また、制御部42が撮影データを所定の動画形式に変換した後に引き続いて、変換後の撮影データを公知の暗号化方式で暗号化してもよい。これにより、撮影データのセキュリティを向上させることができる。
上記実施の形態では、交流電力発生器99はハブダイナモであり、自転車の前輪のハブに搭載されているが、ハブダイナモの搭載位置は前輪に限定されず後輪であってもよい。また、交流電力発生器99の搭載位置は、車輪のハブに限定されず、車輪の回転に応じて発電が可能な位置であれば、例えば車軸(アクスルシャフト)に交流電力発生器99が搭載されていてもよい。あるいは、交流電力発生器99は、交流電力発生器のローラをタイヤのサイドウォールにばねの力で押し当てて、タイヤの回転でローラを回転させることにより、交流電力発生器内の発電機構を回転させて発電するタイプの発電機であってもよい。
上記実施の形態では、ドライブレコーダ100は、人力で移動する車両の一例として自転車に搭載されているが、例えば電動自転車等の、バッテリーを搭載している車両にドライブレコーダ100を搭載してもよい。この場合のドライブレコーダ100の電力は、電動自転車の車輪に備えられた交流電力発生器99から供給してもよいし、電動自転車が動力として利用しているバッテリーから供給してもよいし、その両方でもよい。電源がバッテリーのみである場合、自動車用のドライブレコーダを電動自転車に搭載してもよい。さらに、例えば加速度センサ等の振動検知ユニットをドライブレコーダ100に取り付けておき、振動検知ユニットが車体の振動を検知した際にカメラ41が所定の時間撮影を持続するように、制御部42を構成してもよい。この場合、振動検知ユニットはドライブレコーダ100と一体化して構成することができる。
上記実施の形態では、記録部43はSDメモリカード等の読み書き可能な不揮発性の記録メディアであり、ドライブレコーダ100本体から取り外し可能となっているが、例えば記録部43をオンボードの不揮発性メモリモジュールで構成して、制御部42の回路基板上に実装することにより、記録部43をドライブレコーダ100本体から取り外し不可能な構成としてもよい。これにより、撮影データのセキュリティを向上させることができる。この場合の撮影データのドライブレコーダ100外部への転送は、制御部42を構成する回路に、例えばWi−Fi(登録商標)規格等の無線通信回路を予め実装しておき、必要に応じてスマートフォン等のユーザ端末に無線転送して取得すればよい。
上記実施の形態では、ドライブレコーダ100は、同一の取付基板上に直流変換部1と撮影部2とを一体化して構成しているが、例えば撮影部2のカメラ41を、ドライブレコーダ100とは別体化して構成してもよい。これにより、例えば、カメラ41のみを前照灯91Fまたは尾灯91Rの本体内部に配置し、カメラ41以外のドライブレコーダ100の構成部品を、車体の別の場所(例えば、サドル下またはシートポスト)に配置することができる。
1 直流変換部
2 撮影部
10 整流回路
11 整流器
12 コンデンサ
20 定電圧回路
21,22 トランジスタ
23,24,25,26,27 抵抗
28 コンデンサ
30 安定化電源回路
31 定電圧出力回路
32 コイル
33,34 コンデンサ
35 定電圧ダイオード
41 カメラ
42 制御部
43 記録部
44 コンデンサ
45 バックアップ用電池
46 接続線
91F 前照灯
91R 尾灯
92 配線
93 フェンダー(泥よけ)
99 交流電力発生器
100 ドライブレコーダ

Claims (16)

  1. 交流電力発生器から供給される、人力で回転する車輪の回転に応じて大きさが変動する交流電力を、直流電力に変換する直流変換部と、
    前記直流電力に基づいて駆動され、車両の周囲を撮影して撮影データを生成する撮影部と、
    を備える、車両用ドライブレコーダ。
  2. 前記交流電力発生器が前記車輪のハブに搭載されている、請求項1に記載の車両用ドライブレコーダ。
  3. 前記直流変換部が、
    前記交流電力を整流する整流器と、
    前記整流器からの電圧を平滑化する第1の容量素子と、
    を備える、請求項1または2に記載の車両用ドライブレコーダ。
  4. 前記車両の停止時に、前記第1の容量素子に蓄積されている電力で駆動する、請求項3に記載の車両用ドライブレコーダ。
  5. 前記直流変換部が、
    前記第1の容量素子によって平滑化された平滑化電圧を第1の定電圧で出力する定電圧回路をさらに備える、請求項3または4に記載の車両用ドライブレコーダ。
  6. 前記直流変換部が、
    前記定電圧回路からの前記第1の定電圧を、前記第1の定電圧よりも変動が小さい第2の定電圧で出力する安定化電源回路をさらに備える、請求項5に記載の車両用ドライブレコーダ。
  7. 前記定電圧回路が、
    一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が基準電位に接続された第1のスイッチング素子と、
    一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が前記第1のスイッチング素子の制御端に接続された第1の抵抗素子と、
    一端が前記第1の抵抗素子の前記他端と前記第1のスイッチング素子の前記制御端とに接続され、他端が前記基準電位に接続された第2のスイッチング素子と、
    一端が前記平滑化電圧に接続され、他端が前記第2のスイッチング素子の制御端に接続された第2の抵抗素子と、
    一端が前記第2の抵抗素子の前記他端と前記第2のスイッチング素子の前記制御端とに接続され、他端が前記基準電位に接続された第3の抵抗素子と、
    を備える、請求項5または6に記載の車両用ドライブレコーダ。
  8. 前記安定化電源回路が、
    一端が前記第1の定電圧に接続され、他端から前記第2の定電圧を出力する定電圧出力回路を備える、請求項6に記載の車両用ドライブレコーダ。
  9. 前記安定化電源回路が、
    一端が前記第1の定電圧に接続され、他端が前記定電圧出力回路の前記一端に接続された誘導素子と、
    一端が前記第1の定電圧と前記誘導素子の前記一端とに接続され、他端が基準電位に接続された第2の容量素子と、
    一端が前記定電圧出力回路の前記他端に接続され、他端が前記基準電位に接続された第3の容量素子と、
    をさらに備える、請求項8に記載の車両用ドライブレコーダ。
  10. 前記安定化電源回路が、
    一端が前記定電圧出力回路の前記一端と前記誘導素子の前記他端とに接続され、他端が前記定電圧出力回路の前記他端と前記第3の容量素子の前記一端とに接続され、前記誘導素子の出力の大きさが前記定電圧出力回路の入力電圧範囲を超える場合に、他端から前記第2の定電圧を出力する保護素子をさらに備える、請求項9に記載の車両用ドライブレコーダ。
  11. 前記撮影部が、
    前記直流電力に基づいて駆動され、前記撮影データを記録する記録部をさらに備える、請求項1〜10のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダ。
  12. 前記撮影部が、
    前記直流電力に基づいて駆動され、前記撮影データを所定の動画形式に変換し、変換後の前記撮影データの前記記録部への書き込みを制御する制御部をさらに備える、請求項11に記載の車両用ドライブレコーダ。
  13. 前記撮影部が、前記車両の灯火装置または反射器に配置されている、請求項1〜12のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダ。
  14. 前記灯火装置が、点灯型または点滅型の前照灯または尾灯である、請求項13に記載の車両用ドライブレコーダ。
  15. ドライブレコーダを備えた自転車。
  16. 前記ドライブレコーダが、請求項1〜14のいずれかに記載の車両用ドライブレコーダである、請求項15に記載の自転車。
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