JP2018010262A - 眼鏡フレームの製造方法、この方法に用いられる金型及び眼鏡フレーム - Google Patents

眼鏡フレームの製造方法、この方法に用いられる金型及び眼鏡フレーム Download PDF

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Abstract

【課題】 全体を同一の樹脂材料で一体に成形することで接合部分のクラックや接着剤の剥離等も生じず、長期に亘って適度な弾性をテンプルに付与できる眼鏡フレームの製造方法を提供する。
【解決手段】 フロントフレームとテンプルとが一体に形成され、かつ、テンプルを利用者の頭部に押し付け付勢する弾性手段を備えた眼鏡フレームの製造方法であって、フロントフレーム成形部21と、折り畳み状態に対応する位置に形成された左右のテンプル部成形部25と、フロントフレーム成形部21と左右のテンプル部成形部25との間に配置された左右の湾曲部成形部24とを有し、フロントフレーム成形部21、左右のテンプル部成形部25及び左右の湾曲部成形部23とを連通状に連結したキャビティ2を有する金型を準備し、溶融した樹脂材料をキャビティ2に射出することでフロントフレームとテンプルとが湾曲部を介して折り畳み状で一体になった眼鏡フレームを得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フロントフレームとテンプルとが一体に形成されたヒンジレス眼鏡フレームであって、かつ、前記テンプルを利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性機能を備えた樹脂製の眼鏡フレームの製造方法、この方法に用いられる金型及び眼鏡フレームに関する。
ヒンジレスの眼鏡フレームは、ヒンジ部分のネジの緩みや摩耗によるテンプルのガタ付きの問題がなく、構造が極めて簡素でスリムであることから、従来から種々のものが提案されている(例えば特許文献1参照)。そして、このようなヒンジレスの眼鏡フレームにおいては、折り畳みの際にどのようにしてテンプルを折り畳み状態に保持するかが問題であるが、例えば特許文献1に記載のヒンジレス眼鏡では、テンプルの躯体にストッパー部材を設けるとともに、このストッパー部材の掛止溝に他方のテンプルの躯体を挟掴することによって両テンプルを折り畳み状態に保持できるようにしている。この他、テンプルに磁石を設けて左右のテンプルを磁着したり、係合部をテンプル部分に設けて、磁着力や係合によって左右のテンプルの両端をエンドピース部に形成した引掛け部に引っ掛けるなどの手段も知られている。
また、特許文献2には、テンプルが使用者の両側頭および顔面方向に適切な圧力でフィッティングして、安定した快適な装用感を実現し、しかも、丁番ヒンジ無しでもテンプルの折り畳みが可能なヒンジレスの快適フィッティング眼鏡が記載されている。
この文献に記載の眼鏡によれば、ばね性を有する易屈撓領域2・2がテンプルを初期状態で折り畳み状態とし、眼鏡フレームを使用する際には適度なフィッティング感でテンプルを使用者の頭部を押し付けるものである。
特開2005−70344号公報 特開2002−350784号公報
しかし、上記特許文献2に記載の眼鏡は、易屈撓領域2・2がニッケル・チタン系超弾性合金などの金属や高弾性合成樹脂で形成されていて、テンプルやフロントフレームと別々の工程で形成されたものを最終的に組み立てて眼鏡フレームを得ていることから、製造コストが高くなるという問題がある。また、長期間使用するうちにテンプルやフロントフレームとの接合部分にクラックが生じたり、接着剤に剥離が生じたりして弾性が低下したり、ときには破損するなどの問題が生じるおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、フロントフレームとテンプルとを樹脂材料の射出成形によって一体に成形することでヒンジレスとするとともに、テンプルを利用者の側頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段を備え、かつ、折り畳みの際にもテンプルが展開しないよう係止するための係止手段が不要で、全体を同一の樹脂材料で一体に成形することで接合部分のクラックや接着剤の剥離等も生じず、長期に亘って適度な弾性をテンプルに付与することのできる眼鏡フレームの製造方法、この方法に用いられる金型及び眼鏡フレームの提供を目的とする。
本発明の目的を達成するための眼鏡フレームは、レンズを保持するフロントフレームと左右のテンプルとが一体に形成され、前記フロントフレームと前記テンプルとの間には前記テンプルを利用者の側頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段としての湾曲部が形成され、かつ、非装着状態において左右の前記テンプルが前記湾曲部によって折り畳み状態とされている構成としてある。
本発明の製造方法によって、上記の眼鏡フレームを一回の射出成形で成形することが可能である。
その具体的構成は請求項1に記載するように、フロントフレームとテンプルとが一体に形成され、かつ、前記テンプルを利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段を備えた眼鏡フレームの製造方法であって、フロントフレーム成形部と、折り畳み状態に対応する位置に形成された左右のテンプル部成形部と、前記フロントフレーム成形部と左右の前記テンプル部成形部との間に配置された左右の湾曲部成形部とを有し、前記フロントフレーム成形部、左右の前記テンプル部成形部及び左右の前記湾曲部成形部とを連通状に連結したキャビティを有する金型を準備し、溶融した樹脂材料を前記キャビティに射出することによって、前記フロントフレームと前記テンプルとが前記湾曲部を介して折り畳み状に一体になった眼鏡フレームを成形する方法としてある。
本発明の製造方法によって製造される眼鏡フレームとしては、請求項2に記載するように、前記フロントフレーム成形部が、レンズ保持部成形部とこのレンズ保持成形部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部成形部に連通するアーム部成形部とを有するものであるのが好ましい。
また、請求項3に記載するように射出成形の際又は射出成形後に、前記テンプルに芯金を挿入してもよい。テンプルの形状は芯金によってある程度調整可能である。また、予めテンプルを短く形成したり、成形後にテンプルの先端部分を切断したりしてテンプルの先端に芯金を差し込み、この芯金を介して前記テンプルにモダンを取り付けるようにすることもできる。
本発明の眼鏡フレームに好適な樹脂材料は、請求項4に記載するようにポリフェニルサルホン(PPSU)、ポリエーテルサルホン(PES)又はポリエーテルイミド(PEI)若しくはこれらの一種又は二種以上の混合物である。 このような樹脂材料は、剛性、保形性、形状回復性に優れえ、軽量で耐久性も高いという利点がある。また、耐衝撃性と曲げ強度、形状復元性に優れることから、金型から取り出した後に切断や研磨加工等を施しても歪みや変形が生じにくいという利点もある。特に、請求項5に記載するように、ポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)50重量部〜80重量部に対し、ポリエーテルイミド(PEI)を50重量部〜20重量部の割合で混合することで、好適な眼鏡フレームを得ることができる。
上記の樹脂材料を射出成形するのに好適な射出成形圧力は、請求項6に記載するように、3500kg/cm2 〜4500kg/cm2である。請求項7に記載するように、射出成形温度は、350℃〜420℃であり、金型の表面温度は150℃〜220℃とするのが好ましい。
本発明の製造方法に用いられる金型は、請求項8に記載するように、フロントフレーム成形部から左右の湾曲部成形部を介して折り畳み状態に対応する位置に形成された左右のテンプル部成形部まで連通するキャビティを備えているものである。
請求項9に記載するように、前記フロントフレーム成形部が、レンズ保持部成形部とこのレンズ保持成形部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部成形部に連通するアーム部成形部とを有するようにしてもよい。
また、請求項10に記載するように、前記湾曲部成形部の幅が0.6mm〜2.0mmの範囲内とするとよい。
本発明の製造方法及び金型によって製造される眼鏡フレームは、請求項11に記載するように、フロントフレームとテンプルとが一体に形成され、かつ、前記テンプルを利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段を備えた眼鏡フレームであって、前記フロントフレームと前記テンプルとの間に、前記テンプルを利用者の側頭部に押し付ける方向に付勢するように弾性を有する湾曲部が形成され、かつ、非装着状態において左右の前記テンプルが前記湾曲部によって折り畳み状態とされている構成としてある。
本発明の眼鏡フレームにおいては、請求項12に記載するように、前記フロントフレームが、レンズ保持部と、このレンズ保持部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部に連続するアーム部とを有する構成としてもよい。また、請求項13に記載するように、前記フロントフレーム,前記テンプル及び前記湾曲部が樹脂材料で一体に形成され、前記樹脂材料がポリフェニルサルホン(PPSU)、ポリエーテルサルホン(PES)又はポリエーテルイミド(PEI)若しくはこれらの一種又は二種以上の混合物とするとよく、請求項14に記載するように、ポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)50重量部〜80重量部に対し、ポリエーテルイミド(PEI)を50重量部〜20重量部の割合で混合したものであってもよい。
また、上記の樹脂材料を使用する場合は、請求項15に記載するように、前記湾曲部の幅が0.6mm〜2.0mmの範囲内とするのが好ましい。
以下、本発明の眼鏡フレームの製造方法、金型及び眼鏡フレームの好適な実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の眼鏡フレームの一実施形態にかかる概略斜視図を図1に示す。
眼鏡フレーム3は、左右のレンズを保持するレンズ保持部32,32と、この左右のレンズ保持部32,32の連結部からレンズ保持部32,32の後側(装着者の顔側)に分岐して左右に延びるアーム部33,33と、このアーム部33,33のそれぞれの先端に形成されて円弧状に湾曲する湾曲部34,34と、湾曲部34,34のそれぞれの先端に形成されたテンプル35,35とを有する。この眼鏡フレーム3においては、レンズ保持部32,32とアーム部33,33とからフロントフレーム31が構成される。
この実施形態の眼鏡フレーム3の樹脂材料としては、コシがあり弾性復元力に優れるポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)を挙げることができる。これらの樹脂材料又はこれらの混合物に、曲げ強度を向上させる目的でポリエーテルイミド(PEI、例えばGeneral Electric社製「ウルテム」(登録商標))を混合してもよい。ポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)50重量部〜80重量部に対し、ポリエーテルイミド(PEI)を50重量部〜20重量部の割合で混合するとよい。
湾曲部34,34は、アーム部33,33の先端から円弧状に延びて、初期状態、つまり眼鏡フレーム3を利用者が装着する前の状態において、テンプル35,35を折り畳み状態にしている。そして、前記利用者が装着する際に、湾曲部34,34が、テンプル35,35を前記利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段として機能する。テンプル35,35にどの程度の付勢力を作用させるかは、使用する樹脂材料の種類や湾曲部34,34の長さ、湾曲部分の曲率半径及び肉厚に依存する。例えば、ポリフェニルサルホン(PPSU)60重量部にポリエーテルイミド(PEI)40重量部を混合した混合樹脂を使用した場合において、湾曲部34,34の長さLが30mm程度、折り畳んだときの全幅Sが45mm程度である場合は、肉厚tは概ね0.6mm〜2.0mm程度、好ましくは1.0mm〜1.5mm程度とするのが目安である。
上記の樹脂材料は、まずペレットに含まれている水分を除去し、成形品に銀条やふくれが発生することを防止するために乾燥する。乾燥の具体的手段は問わないが、除湿乾燥機又は熱風乾燥機を使用して乾燥させるとよい。
混合樹脂を使用する場合は、上記の樹脂材料をペレット状態で混合し、各々の樹脂材料が均一に分布するように攪拌する。
この後、単一の樹脂材料又は混合した樹脂材料を射出成形機のシリンダに投入して加熱・溶融し、予め設定した射出圧力で金型のキャビティに溶融した混合材料を射出する。なお、金型におけるゲートの位置は芯材の中央位置に設けてもよいし、両端のうちの一方又は両方に設けてもよい。
図2は、図1の眼鏡フレーム3を製造するための射出成形用の金型の一例を示す概略斜視図である。
金型1のキャビティ2は、レンズ保持部32を成形するためのレンズ保持部成形部22とアーム部33,33を成形するためのアーム部成形部23,23とを有するフロントフレーム成形部21と、左右の湾曲部34,34を成形するための湾曲部成形部24,24と、左右のテンプル35,35を成形するためのテンプル成形部25,25とを有している。そして、レンズ保持部成形部22、アーム部成形部23,23、湾曲部34,34及びテンプル成形部25,25は、レンズ保持部32、アーム部33,33、湾曲部34,34及びテンプル35,35が一体に成形されるように連通して形成されている。また、非装着時(初期状態)においてテンプル35,35が折り畳んだ状態になるように、湾曲部成形部24,24は図1の眼鏡フレーム3の湾曲部34,34に応じた形態(肉厚、長さ及び曲率半径)に形成されている。
射出成形温度及び金型の表面温度は、前記樹脂材料(混合樹脂材料を含む)が金型1のキャビティ2の隅々なで充填できる十分な流動性を確保できる温度とする。また、射出成形の圧力は形成しようとする被服用芯材の大きさや形状、ゲートの位置及び大きさにもよるが、前記樹脂材料が金型1のキャビティ2の隅々なで充填できる圧力とする。最適な射出成形温度、金型温度及び射出圧力は、形成しようとする眼鏡フレーム3の形状や寸法その他の射出成形条件に応じて、試験や実験を繰り返すことで求めることができる。また、眼鏡フレーム3の靭性を向上させるために、必要に応じて成形後にアニーリンクを施してもよい。
PPSUとPEIを用いる場合は、溶融樹脂の射出成形温度を350℃〜420℃に設定し、金型温度を150℃〜220℃に設定するとよい。射出圧力は3500〜4500kg/cm2程度とするとよい。必要に応じてアニーリングを施す場合は、約160℃〜200℃で加熱して1時間程度とするとよい。
[実施例]
以下の実施例では、図1に示すような眼鏡フレーム3を形成するものとして説明する。
この実施例では、PPSUとPEIとの混合樹脂を用いる。まずPPSU及びPEIのペレットに含まれている水分を除去するために、約150℃〜170℃の温度にて2.5時間以上かけて乾燥させた。
次に、PPSU及びPEIとをペレット状態で混合して攪拌し、混合樹脂内にPPSU及びPEIが均一に分散されるようにする。この実施例において混合の割合はPPSU70重量部に対してPEI30重量部とした。
溶融樹脂の射出成形温度は約400℃に設定し、金型温度は約200℃に設定した。そして、射出圧力を4000kg/cm2 として500msecの射出速度で射出成形した。サイクルタイムは60秒とした。射出成形後に金型から取り出し、約200℃で加熱して約1時間のアニーリングを行った。
上記の結果得られた眼鏡フレーム3の各部の寸法は、湾曲部34,34の長さLが30mm、折り畳んだときの全幅Sが45mm、肉厚tは1.0mmである。この実施例で得られた眼鏡フレーム3は、装着したときにテンプル35,35が適度な押圧力で利用者の頭部を付勢して、容易にずれることがなく、装着感も良好であった。また、利用者が眼鏡フレーム3を外すと、テンプル35,35は樹脂材料の有する弾性により、もとの折り畳み状態(図1に示す状態)に復帰した。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、超弾性、耐衝撃性及び耐熱性が高く変形しても破壊しにくい性質を有するのであれば、ポリフェニルサルホン(PPSU)やポリエーテルサルホン(PES)以外の樹脂材料を用いてもよい。また、これら樹脂材料の混合する他の樹脂材料についても、一定割合混合することで眼鏡フレーム3の弾性や曲げ強度を向上させることができるのであれば、ポリエーテルイミド(PEI)以外の樹脂であってもよい。
また、湾曲部34,34の弾性を調整するために、適宜に湾曲部34,34に一つ又は複数の溝を設けてもよいし、部分的に薄肉部を形成するなどしてもよい。
本発明の眼鏡フレームの一例を示す概略斜視図である。 本発明の製造方法に用いられる金型の一例を示す概略斜視図である。
1:金型
2:キャビティ
21:フロントフレーム成形部
22:レンズ保持部成形部
23:アーム部成形部
24:湾曲部成形部
25:テンプル成形部
3:眼鏡フレーム
31:フロントフレーム
32:レンズ保持部
33:アーム部
34:湾曲部
35:テンプル




Claims (15)

  1. フロントフレームとテンプルとが一体に形成され、かつ、前記テンプルを利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段を備えた眼鏡フレームの製造方法であって、
    フロントフレーム成形部と、折り畳み状態に対応する位置に形成された左右のテンプル部成形部と、前記フロントフレーム成形部と左右の前記テンプル部成形部との間に配置された左右の湾曲部成形部とを有し、前記フロントフレーム成形部、左右の前記テンプル部成形部及び左右の前記湾曲部成形部とを連通状に連結したキャビティを有する金型を準備し、
    溶融した樹脂材料を前記キャビティに射出することによって、前記フロントフレームと前記テンプルとが前記湾曲部を介して折り畳み状で一体になった眼鏡フレームを成形すること、
    を特徴とする眼鏡フレームの製造方法。
  2. 前記フロントフレーム成形部が、レンズ保持部成形部とこのレンズ保持成形部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部成形部に連通するアーム部成形部とを有することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレームの製造方法。
  3. 射出成形の際又は射出成形後に、前記テンプルに芯金を挿入することを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡フレームの製造方法。
  4. 前記樹脂材料がポリフェニルサルホン(PPSU)、ポリエーテルサルホン(PES)又はポリエーテルイミド(PEI)若しくはこれらの一種又は二種以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の眼鏡フレームの製造方法。
  5. ポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)50重量部〜80重量部に対し、ポリエーテルイミド(PEI)を50重量部〜20重量部の割合で混合したことを特徴とする請求項4に記載の眼鏡フレームの製造方法。
  6. 射出成形圧力が3500kg/cm2 〜4500kg/cm2であることを特徴とする請求項4又は5に記載の眼鏡フレームの製造方法。
  7. 射出成形温度を350℃〜420℃、金型の表面温度を150℃〜220℃としたことを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の眼鏡フレームの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかの記載の方法に用いられる眼鏡フレーム製造用の金型であって、
    フロントフレーム成形部から左右の湾曲部成形部を介して折り畳み状態に対応する位置に形成された左右のテンプル部成形部まで連通するキャビティを備えていることを特徴とする眼鏡フレーム製造用の金型。
  9. 前記フロントフレーム成形部が、レンズ保持部成形部とこのレンズ保持成形部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部成形部に連通するアーム部成形部とを有することを特徴とする請求項8に記載の眼鏡フレーム製造用の金型。
  10. 前記湾曲部成形部の幅が0.6mm〜2.0mmの範囲内であることを特徴とする請求項8又は9に記載の眼鏡フレーム製造用の金型。
  11. フロントフレームとテンプルとが一体に形成され、かつ、前記テンプルを利用者の頭部に押し付ける方向に付勢する弾性手段を備えた眼鏡フレームであって、
    前記フロントフレームと前記テンプルとの間に、前記テンプルを利用者の側頭部に押し付ける方向に付勢するように弾性を有する湾曲部が形成され、かつ、非装着状態において左右の前記テンプルが前記湾曲部によって折り畳み状態とされていること、
    を特徴とする眼鏡フレーム。
  12. 前記フロントフレームが、レンズ保持部と、このレンズ保持部の中央から左右に分岐して左右の前記湾曲部に連続するアーム部とを有することを特徴とする請求項11に記載の眼鏡フレーム。
  13. 前記フロントフレーム,前記テンプル及び前記湾曲部が樹脂材料で一体に形成され、前記樹脂材料がポリフェニルサルホン(PPSU)、ポリエーテルサルホン(PES)又はポリエーテルイミド(PEI)若しくはこれらの一種又は二種以上の混合物であることを特徴とする請求項11又は12に記載の眼鏡フレーム。
  14. ポリフェニルサルホン(PPSU)又はポリエーテルサルホン(PES)50重量部〜80重量部に対し、ポリエーテルイミド(PEI)を50重量部〜20重量部の割合で混合したことを特徴とする請求項13に記載の眼鏡フレームの製造方法。
  15. 前記湾曲部の幅が0.6mm〜2.0mmの範囲内であることを特徴とする請求項11〜14のいずれかに記載の眼鏡フレーム。

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