JP2018010064A - 光スイッチ制御回路 - Google Patents

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Tsutomu Takeya
勉 竹谷
慶太 山口
Keita Yamaguchi
慶太 山口
橋本 俊和
Toshikazu Hashimoto
俊和 橋本
秀之 野坂
Hideyuki Nosaka
秀之 野坂
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Abstract

【課題】光ファイバを経由した光のみで、光スイッチのスイッチ状態の切り替えを低コストで制御する。【解決手段】光ファイバ1を経由した光をフォトダイオード2で受光し電気信号に変換する。フォトダイオード2によって変換された電気信号を昇圧回路3によって昇圧する。昇圧回路3によって昇圧された電気信号の光スイッチ4への供給路(昇圧回路3と光スイッチ4との間)Lに電気スイッチ5を設ける。この電気スイッチ5をオンとするタイミングを制御回路6によって制御する。制御回路6は、昇圧回路3によって昇圧された電気信号の値(VBAT)が閾値VBATthを超えた場合に、電気スイッチ5をオンとする。これにより、電気スイッチ5を通して、閾値VBATthを超えるまで昇圧された電気信号が光スイッチ4に供給される。【選択図】 図1

Description

本発明は、光スイッチのスイッチ状態の切り替えを制御する光スイッチ制御回路に関する。
図5に従来の光スイッチ制御回路の一例を示す。同図において、201は1入力2出力の光スイッチ、202は光スイッチ201のスイッチ状態の切り替えを制御する制御装置、203は電源線、204は制御線である。
光スイッチ201には、光ファイバ等から入力口201aに光が入力され、出力口201bもしくは出力口201cから出力される。この光スイッチ201において、どちらの出力口(201b,201c)から光が出力されるかは、外部の制御装置202からの制御線204を介する制御によって行われる。すなわち、制御装置202は、光スイッチ201のスイッチ状態を切り替えることで、出力先の切り替えを行う(例えば、非特許文献1参照)。
この光スイッチ制御回路200において、制御線204は金属線であり、電気信号で光スイッチ201のスイッチ状態の切り替えが行われる。光スイッチ201の制御方法としては、複数存在するが、光の干渉を利用する方法(例えば、非特許文献2参照)や、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を使用する方法(例えば、非特許文献1参照)がある。
また、この光スイッチ制御回路200において、光スイッチ201のスイッチ状態の切り替えに使用する電力は、外部から供給される。この電力の供給は、制御装置202から制御線204を介して行われてもよいし、光スイッチ201に直接供給されてもよい。電力の供給元は、発電所でもよいし、電池や光電池などでもよい。光電池を用いる場合、電源の源は光ファイバから取り出される光ではなく、太陽などの強力な光源を用いる。また、交流を電力源とする場合は、AC−DC変換器などで、直流に変換して使用する他、適切な電圧への変換も行う。
スイッチ状態を保持するために電力を使用しない自己保持型の光スイッチ(例えば、非特許文献3参照)を光スイッチ201として用いることで、スイッチング時以外の電力消費を抑制することも可能である。しかし、スイッチング時には電力を消費するため、電源から回路(制御装置202および光スイッチ201)への給電は必要となる。
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しかしながら、図5を用いて説明した従来の光スイッチ制御回路では、光スイッチのスイッチ状態の切り替えを制御するために、電源および電源を回路に接続するための金属配線が必要となっていた。この場合、制御装置を動作させるために、電源の配線が光ファイバの配線とは別に必要となることから、高コスト化が問題となる。
なお、電池などを組み込むことで、遠隔地からの送電を不要とすることができるが、電池を充電するためのコストだけでなく、定期的に電池の交換が必要となるため、この場合にはメンテナンスコストの増加が問題となる。
光スイッチを通信用の光信号のスイッチングに使用する場合には、光信号は光ファイバを用いて伝送されるため、この光ファイバを用いて伝送される光信号を用いて光給電を行うことも可能である。これにより、前述の電源、電源を回路に接続するための配線および電池が不要になる。
しかしながら、光ファイバ内には通信用の光が存在する。同一の光ファイバに大電力の光を入力した場合には、非線形効果による伝送特性の劣化(例えば、非特許文献4参照)が発生することから、光ファイバを用いて大電力を送信することは困難である。また、給電専用の光ファイバを用意したとしても、ファイバヒューズ(例えば、非特許文献5参照)の問題があるため、送信可能な電力には限界がある。そのため、光ファイバを介して、大電力を送ることは難しい。
このような理由から、光スイッチへの光ファイバによる給電では給電に用いる光の強度が弱くなり、十分な電力を確保することが困難であるという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、光ファイバを経由した光のみで、光スイッチのスイッチ状態の切り替えを低コストで制御することができる光スイッチ制御回路を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、光スイッチ(4)のスイッチ状態の切り替えを制御する光スイッチ制御回路(101)において、光ファイバ(1)を経由した光を受光して電気信号に変換するフォトダイオード(2)と、フォトダイオード(2)によって変換された電気信号を昇圧する昇圧回路(3)と、昇圧回路(3)によって昇圧された電気信号の光スイッチ(4)への供給路(L)に設けられた電気スイッチ(5)と、昇圧回路(3)によって昇圧された電気信号に基づいて電気スイッチ(5)をオンとするタイミングを制御する制御回路(6)とを備えることを特徴とする。
この発明において、フォトダイオード(2)は、光ファイバ(1)を経由した光を受光して電気信号に変換する。このフォトダイオード(2)によって変換された電気信号は昇圧回路(3)によって昇圧される。この昇圧回路(3)によって昇圧された電気信号の光スイッチ(4)への供給路(L)には電気スイッチ(5)が設けられている。この電気スイッチ(5)のオンとするタイミングは制御回路(6)によって制御される。例えば、昇圧回路(3)によって昇圧された電気信号の値が予め定められている閾値を超えた場合に、制御回路(6)は電気スイッチ(5)をオンとする。これにより、電気スイッチ(5)を通して、閾値を超えるまで昇圧された電気信号が光スイッチ(4)に供給される。
なお、上記説明では、一例として、発明の構成要素に対応する図面上の構成要素を、括弧を付した参照符号によって示している。
以上説明したことにより、本発明によれば、光ファイバを経由した光をフォトダイオードによって電気信号に変換し、このフォトダイオードによって変換した電気信号を昇圧回路によって昇圧し、この昇圧回路によって昇圧された電気信号の光スイッチへの供給路に電気スイッチを設け、この電気信号をオンとするタイミングを制御回路によって制御するようにしたので、フォトダイオードが受光する光の強度が弱くても、十分な電力を確保するようにして、光ファイバを経由した光のみで、光スイッチのスイッチ状態の切り替えを低コストで制御することができるようになる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光スイッチ制御回路の要部を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態2に係る光スイッチ制御回路の要部を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態3に係る光スイッチ制御回路の要部を示す図である。 図4は、実施の形態3に係る光スイッチ制御回路の変形例を示す図である。 図5は、従来の光スイッチ制御回路の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
図1に本発明の実施の形態1に係る光スイッチ制御回路101の要部を示す。この光スイッチ制御回路101は、光ファイバ1を経由した光を受光して電気信号に変換するフォトダイオード2と、フォトダイオード2によって変換された電気信号を昇圧する昇圧回路3と、昇圧回路3によって昇圧された電気信号の光スイッチ4への供給路(電源供給ライン)Lに設けられた電気スイッチ5と、電気スイッチ5をオンとするタイミングを制御する制御回路6と、コンデンサC1と、コンデンサC2とを備えている。
コンデンサC1は、フォトダイオード2のアノードとカソードとの間に接続され、このコンデンサC1に電荷が蓄えられることによって生じる電圧Vcが電気信号(フォトダイオード2によって変換された電気信号)として昇圧回路3に送られる。フォトダイオード2のアノードとコンデンサC1との接続点は接地されている。
コンデンサC2は、昇圧回路3と電気スイッチ5との間の電源供給ラインLと接地ラインGNDとの間に接続され、このコンデンサC2に電荷が蓄えられることによって生じる電圧(充電々圧)VBATが電気信号(昇圧回路3によって昇圧された電気信号)として、電気スイッチ5に送られる。コンデンサC2の静電容量はCBATとされている。
制御回路6は、コンデンサC2の充電々圧VBATを監視し、この充電々圧VBATが予め定められている閾値VBATthを超えた場合、電気スイッチ5をオンとする制御指令S1を電気スイッチ5に送る機能を備えている。この制御回路6からの電気スイッチ5への制御指令S1は制御回路6と電気スイッチ5との間の制御線LCを通して電気スイッチ5に送られる。
光スイッチ4は、自己保持型の光スイッチとされている。なお、入力光の経路を一時的に切り替える用途として光スイッチ4を使用する場合には、自己保持型の光スイッチである必要はない。
この光スイッチ制御回路101において、光ファイバ1を経由して入力された光をフォトダイオード2が受光すると、起電力が生じる。光通信においては、逆バイアスをかけた状態で起電力を生じさせ、光通信を行うが、この光スイッチ制御回路101では、フォトダイオード2にはバイアスをかけずに使用する。バイアスをかけない条件下においても、数百mV程度の起電圧が生じる。この起電圧の値は、フォトダイオードの構造に依存するが、いずれにしても、電子回路を切り替えさせる電圧としては不足している。また、この起電圧は、光スイッチ4を直接動作させるには低い値である。
このため、フォトダイオード2によって生じた数百mVの起電圧を、昇圧回路3によって、数V程度まで高める。生じる起電圧は直流であることから、トランスを用いた電圧変換を行うことはできない。この場合、昇圧回路3はキャパシタアレイとスイッチなどによって実現することが可能であり、このキャパシタアレイとスイッチなどを用いた構成によってフォトダイオード2によって生じた数百mVの起電圧を数V程度まで高める。
また、この光スイッチ制御回路101において、昇圧回路3の出力を光スイッチ4に直接接続して、光スイッチ4のスイッチ状態を切り替えることは難しい。すなわち、光スイッチ4の構造として、低い入力抵抗を持ち、電流を流すことにより経路を切り替える構造を取る場合がある。この場合、昇圧回路3の出力を光スイッチ4に直接接続すると、昇圧した出力が直ちに光スイッチ4に流れることになり、必要な切り替え電流を確保することができないためである。
そこで、この光スイッチ制御回路101では、コンデンサC2と電気スイッチ5とを設け、コンデンサC2に光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行うのに十分な電荷が蓄えられた段階で、電気スイッチ5をオンとし、光スイッチ4へ電流を流し、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行うようにする。
電気スイッチ5をオンとするタイミングの制御は制御回路6が行う。制御回路6は、コンデンサC2の充電々圧VBATを監視し、コンデンサC2に光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行うのに十分な電荷が蓄えられたことを確認した段階で、電気スイッチ5へ制御指令S1を送り、電気スイッチ5をオンとする。これにより、コンデンサC2の充電々圧VBAT(昇圧回路3によって昇圧された電気信号)が電気スイッチ5を通して光スイッチ4に供給され、光スイッチ4のスイッチ状態が切り替えられる。
この光スイッチ制御回路101において、光スイッチ4がVTH以上の電圧で動作し、入力インピーダンスがRin、切り替えに必要な時間をtSWとする。光スイッチ4の入力電圧V(t)は、CRの時定数で減衰するため、V(t)=V0exp(−t/RinBAT)となる。ここで、V0は初期電圧であり、電気スイッチ5を閉じる電圧である。
光スイッチ4はVTH以上の電圧で動作し、切り替えに必要な時間がtSWであることにより、V(tSW)≧VTHが必要となる。すなわち、制御回路6が電気スイッチ5をオンとする閾値VBATthは、VBATth=VTH×exp(tSW/RinBAT)以上の電圧を設定すればよい。この閾値VBATthにおいて、Rinは光スイッチ4の特性によって定まる定数であり、通常変更することはできない。このため、閾値VBATthにおいて、容易に変更できるパラメータはコンデンサC2の静電容量CBATとなる。
このようにして、本実施の形態の光スイッチ制御回路101では、フォトダイオード2が受光する光の強度が弱くても、十分な電力を確保するようにして、光ファイバ1を経由した光のみで、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを低コストで制御することができるようになる。
〔実施の形態2〕
図2に本発明の実施の形態2に係る光スイッチ制御回路102の要部を示す。この光スイッチ制御回路102は、複数の光スイッ4と、複数の電気スイッチ5とを備え、複数の光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを制御する。
この光スイッチ制御回路102では、昇圧回路3と複数の光スイッチ4との間に、電気スイッチ5をそれぞれ設けている。すなわち、昇圧回路3からの光スイッチ4−1〜4−Nへの電源供給ラインL1〜LNに電気スイッチ5−1〜5−Nをそれぞれ設け、昇圧回路3の出力(昇圧回路3によって昇圧された電気信号)を各電気スイッチ5で共用するものとしている。また、この光スイッチ制御回路102では、制御回路6と電気スイッチ5−1〜5−Nとの間を独立した制御線LC1〜LCNで結んでいる。
また、この光スイッチ制御回路102において、制御回路6は、コンデンサC2の充電々圧VBATを監視し、この充電々圧VBATが予め定められている閾値VBATthを超えた場合、内部の記憶素子6Aに記憶されている内容を参照し、その内容によって指定された電気スイッチ5に対して、その電気スイッチ5をオンとする制御指令S1を送信する機能を有している。
制御回路6の記憶素子6Aには、電気スイッチ5−1〜5−Nについて、オンとすべき電気スイッチ5がどれであるかを示す情報が記憶されている。すなわち、光スイッチ4−1〜4−Nについて、スイッチ状態の切り替えを行うべき光スイッチ4がどれであるかを示す情報が記憶されている。
この制御回路6が有する機能によって、コンデンサC2に光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行うのに十分な電荷が蓄えられたことが確認された段階で、記憶素子6Aに記憶されている内容によって指定された電気スイッチ5へ制御指令S1が送られる。これにより、指定された電気スイッチ5がオンとされ、コンデンサC2の充電々圧VBAT(昇圧回路3によって昇圧された電気信号)が後段の光スイッチ4に供給される。
このようにして、本実施の形態の光スイッチ制御回路102では、フォトダイオード2が受光する光の強度が弱くても、十分な電力を確保するようにして、光ファイバ1を経由した光のみで、複数の光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを低コストで制御することができるようになる。
なお、上述した実施の形態1,2では、光スイッチ4のスイッチ状態を自由に切り替えることができるようにすることが望まれるが、これは光ファイバ1を通してフォトダイオード2に送信する光(フォトダイオード2が受信する光)にパターンを持たせるようにすることによって解決することができる。
例えば、フォトダイオード2のカソードとGNDとの間に抵抗を挿入したり、昇圧回路3と電気スイッチ5との間の電源供給ラインLとGNDとの間に抵抗を挿入したりすることで、意図的にリーク電流が生じるようにし、フォトダイオード2に送信する光のオン/オフの比率を変更することで、VBATの電位を変化させるようにして、フォトダイオード2への光の送信を行いながら、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを送信元で自由に行うことが可能となる。
この場合、リーク電流が生じている時、外部から電力が供給されなければ、VBATの電位が低くなる。すなわち、外部から供給する電力を、フォトダイオード2に送信する光のオン/オフで制御することで、VBATの電位をハイレベル(後段の回路が動作するに足りる電圧)とローレベル(後段の回路が動作しない電圧)とに変化させることができる。なお、フォトダイオード2に送信する光のオン/オフの比率の変更は、定期的にそのようなパターンを送る形で実現してもよいし、変調を導入してもよい。
また、上述した実施の形態1,2では、VBATの電位を監視し、閾値VBATthを超えた場合に電気スイッチ5をオンとするようにしているが、入力信号に応じて、単調に電流量が増加する素子を用いて、電気スイッチ5を構成するようにしてもよい。例えば、Nチャネル型のFETなどを用いた場合、入力のゲートに印加される電圧が高いとき、スイッチがオンとなるので、電気スイッチ5として使用することができる。他にも実現方法は種々考えられる。
〔実施の形態3〕
図3に本発明の実施の形態3に係る光スイッチ制御回路103の要部を示す。この光スイッチ制御回路103は、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行わせる電力を得るための電源用回路(昇圧回路)7と、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを制御するための制御用回路(昇圧回路+制御回路)8とを別に用意している。
電源用回路7に対しては、第1のフォトダイオード2−1と、この第1のフォトダイオード2−1のアノードとカソードとの間に接続されたコンデンサC1とが設けられており、制御用回路8に対しては、第2のフォトダイオード2−2と、この第2のフォトダイオード2−2のアノードとカソードとの間に接続されたコンデンサC3とが設けられている。
第1のフォトダイオード2−1は、第1の光ファイバ1−1を経由した第1の光を受光して電気信号に変換し、この変換された電気信号はコンデンサC1に生じる電圧Vc1として電源用回路7へ送られる。電源用回路7は、この送られてくる電圧Vc1を昇圧する。これにより、コンデンサC2の充電々圧VBATが高められる。
第2のフォトダイオード2−2は、第2の光ファイバ1−2を経由した第2の光を受光して電気信号に変換し、この変換された電気信号はコンデンサC3に生じる電圧Vc3として制御用回路8へ送られる。制御用回路8は、この送られてくる電圧Vc3を昇圧し、この昇圧された電圧Vc3を電源電圧として、電気スイッチ5をオンとする制御指令S1を生成し、この生成した制御指令S1を制御線LCを通して電気スイッチ5に送る。
これにより、コンデンサC2の充電々圧VBAT(電源用回路7によって昇圧された電気信号)が電気スイッチ5を通して光スイッチ4に供給され、光スイッチ4のスイッチ状態が切り替えられる。
この光スイッチ制御回路103では、第1のフォトダイオード2−1への第1の光を光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを行わせる電力の供給用の光とし、第2のフォトダイオード2−2への第2の光を光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを制御するための光とすることにより、コンデンサC2への充電を待つ時間を削減し、光スイッチ4のスイッチ状態の切り替えを素早く行うことが可能となる。
なお、この光スイッチ制御回路103では、第1の光を第1の光ファイバ1−1を通して第1のフォトダイオード2−1へ送り、第2の光を第2の光ファイバ1−2を通して第2のフォトダイオード2−2へ送るようにしたが、図4に光スイッチ制御回路103’として示すように、波長が互いに異なる第1の光(λ1)と第2の光(λ2)を1つの光ファイバ(同一の光ファイバ)1を通して送るようにし、この1つの光ファイバ1を通して送られてきた第1の光(λ1)および第2の光(λ2)をフィルタ9で分離し、第1の光(λ1)を第1のフォトダイオード2−1へ、第2の光(λ2)を第2のフォトダイオード2−2へ送るようにしてもよい。
図4に示した光スイッチ制御回路103’では、同一の光ファイバを使用するため、第1の光と第2の光とで光の波長を変え、第1の光と第2の光とを分離するためのフィルタを設ける必要があるが、図3に示した光スイッチ制御回路103では、個別の光ファイバを使用するため、フィルタは不要で、第1の光と第2の光とで光の波長を変えなくてもよい(同一の波長であってもよい)。
また、上述した光スイッチ制御回路103,103’では、制御用回路8において、第2のフォトダイオード2−1側からの電圧Vc3を昇圧し、この昇圧された電圧Vc3を電源電圧として使用するようにしているが、電源用回路7で昇圧された電圧を制御用回路8へ送り、制御用回路8における電源電圧として使用するようにしてもよい。これにより、制御用回路8内で使用しているメモリとして、揮発性メモリを容易に使用することが可能となる。
また、上述した光スイッチ制御回路103,103’において、制御用回路8は、複数設けてもよい。また、制御用回路8を複数設ける場合、各制御用回路8間で連携を取るため、中央制御用の制御回路などを設けるようにしてもよい。その他、図2に示した実施の形態2の光スイッチ制御回路102と同様のバリエーションも可能であり、電気スイッチ5、光スイッチ4,制御用回路8の数を増やしてもよい。また、給電する電力を増やす目的で、電源用回路7の個数やフォトダイオード2の数を増やしてもよい。
また、上述した実施の形態1〜3において、記憶素子6A、光スイッチ4、電気スイッチ5などの実現方法は問わない。例えば、記憶素子6Aは、NANDフラッシュメモリを用いて構成してもよいし、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などで構成してもよい。また、光スイッチ4は、PLC(Planar Lightwave Circuit)やMEMSなどで構成してもよい。また、電気スイッチ5は、指定電圧に降下させるレギュレータで構成してもよい。この場合、制御回路6が電気スイッチ5をオンとする閾値VBATthについて、レギュレータ内部で発生する電圧降下を加味して、値を設定する必要がある。同様に、バイポーラトランジスタやFETトランジスタにより電気スイッチ5を実現するようにしてもよい。また、電源の極性に応じて、フォトダイオード2のアノードとカソードの結線を反転させてもよい。
〔実施の形態の拡張〕
以上、実施の形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1…光ファイバ、1−1…第1の光ファイバ、1−2…第2の光ファイバ、2…フォトダイオード、2−1…第1のフォトダイオード、2−2…第2のフォトダイオード、3…昇圧回路、4(4−1〜4−N)…光スイッチ、5(5−1〜5−N)…電気スイッチ、6…制御回路、6A…記憶素子、7…電源用回路、8…制御要回路、9…フィルタ、C1〜C3…コンデンサ、L(L1〜LN)…電源供給ライン、LC(LC1〜LCN)…制御線、101〜103,103’…光スイッチ制御回路。

Claims (7)

  1. 光スイッチのスイッチ状態の切り替えを制御する光スイッチ制御回路において、
    光ファイバを経由した光を受光して電気信号に変換するフォトダイオードと、
    前記フォトダイオードによって変換された電気信号を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路によって昇圧された電気信号の前記光スイッチへの供給路に設けられた電気スイッチと、
    前記電気スイッチをオンとするタイミングを制御する制御回路と
    を備えることを特徴とする光スイッチ制御回路。
  2. 請求項1に記載された光スイッチ制御回路において、
    前記制御回路は、
    前記昇圧回路によって昇圧された電気信号の値が予め定められている閾値を超えた場合に前記電気スイッチをオンとする
    ことを特徴とする光スイッチ制御回路。
  3. 請求項1に記載された光スイッチ制御回路において、
    複数の前記光スイッチと、
    複数の前記電気スイッチとを備え、
    前記複数の電気スイッチは、
    前記昇圧回路と前記複数の光スイッチとの間にそれぞれ設けられ、
    前記制御回路は、
    前記昇圧回路によって昇圧された電気信号の値が予め定められている閾値を超えた場合、予め記憶されている内容を参照し、その内容によって指定された前記電気スイッチをオンとする
    ことを特徴とする光スイッチ制御回路。
  4. 光スイッチのスイッチ状態の切り替えを制御する光スイッチ制御回路において、
    光ファイバを経由した第1光を受光して電気信号に変換する第1のフォトダイオードおよび第2の光を受光して電気信号に変換する第2のフォトダイオードと、
    前記第1のフォトダイオードによって変換された電気信号を昇圧する昇圧回路と、
    前記昇圧回路によって昇圧された電気信号の前記光スイッチへの供給路に設けられた電気スイッチと、
    前記電気スイッチをオンとするタイミングを制御する制御回路と
    を備えることを特徴とする光スイッチ制御回路。
  5. 請求項4に記載された光スイッチ制御回路において、
    前記制御回路は、
    前記第2のフォトダイオードによって変換された電気信号に基づいて前記電気スイッチをオンとするタイミングを制御する
    ことを特徴とする光スイッチ制御回路。
  6. 請求項4に記載された光スイッチ制御回路において、
    前記光ファイバは、
    前記第1の光を前記第1のフォトダイオードへ送る第1の光ファイバと、
    前記第2の光を前記第2のフォトダイオードへ送る第2の光ファイバとから成る
    ことを特徴とする光スイッチ制御回路。
  7. 請求項4に記載された光スイッチ制御回路において、
    前記第1の光および前記第2の光は、
    波長が互いに異なる光とされ、
    前記光ファイバは、
    前記第1の光と前記第2の光が通る1つの光ファイバとされ、
    さらに、
    前記1つの光ファイバを通して送られてくる前記第1の光および前記第2の光を分離して、前記第1の光を前記第1のフォトダイオードへ、前記第2の光を前記第2のフォトダイオードへ送るフィルタを備える
    ことを特徴とする光スイッチ制御回路。
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