JP2018008438A - 造粒機 - Google Patents

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Abstract

【課題】成形加工を効率的に行うことができる造粒機を提供する。【解決手段】廃プラスチックを粒状に加工する造粒機1であって、一端側に廃プラスチックの導入口3Xが設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口3Yを有する略円筒状のケーシング3と、ケーシング内に略同軸上に配設されるシャフトと、シャフトの外周に設けられて、ケーシングに導入され軟化状態、半溶融状態又は溶融状態になった廃プラスチックを押出口から押し出すスクリューと、を有する回転可能なスクリューシャフト5と、押出口から押し出された廃プラスチックを粒状に切断するカッター72と、を備え、ケーシングの他端部には、内周壁に軸方向に延びる溝が形成されており、ケーシングの他端側面において、溝が押出口となるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄されたプラスチック類(廃プラスチック)を粒状にする造粒機に関し、特に、廃プラスチックを効率的に加工処理することができる造粒機に関する。
従来、廃棄されたプラスチック製品等は容器リサイクル法に基づいて回収され、新しい製品の材料又は原料として利用する再資源化が行われている。廃プラスチックは、例えば、ポリ袋、ラップフィルム、ペットボトル、使い捨てのプラスチック容器、プラスチック製品、ゼリー・ヨーグルト・プリン等を入れていたカップ容器や、野菜・果実の生産に使用したハウス被覆材、農業用マルチ、肥料袋、サイレージ用ラップフィルム、育苗箱等などであり、金属などの異物が混入していたり、紙製のラベルや、食物粕や各種調味料の汚れ、土砂、農薬などの汚れが付着していることが多い。
そのため、回収された廃プラスチックは、例えば、人の手作業により分別されて、フラフ状やフレーク状などの小片に破砕する破砕処理や汚れや異物を除去する洗浄処理がなされる。また、再商品化する際の品質を保つために、水などの液体を用いて、比重の違いでプラスチックを種類別に選別する選別処理がなされる場合もある。
近年、このような処理工程を経た廃プラスチックは、さらに、粒状に加工する、いわゆる造粒処理がなされるようになっている。この造粒処理は、フラフ状やフレーク状の廃プラスチックを粒状に加工することで、その容量を減らし、計量、運搬、貯蔵などの取り扱いを容易とするために行われる。また、造粒処理を行う前段階として、脱水装置を用いて廃プラスチックに付着した水分を取り除く処理が行われる。
例えば、特許文献1の特開2004−25734号公報「プラスチックの再生処理方法及びその装置」には、処理対象のプラスチック廃棄物を小片状に粉砕する粉砕工程と、粉砕工程後にプラスチック廃棄物が水分を多く含む場合に行われる脱水する脱水工程と、小片状粉砕物を加熱溶融して小粒状に成形する造粒工程を含むプラスチック処理方法や、プラスチックを加熱溶融して小粒状に押出成形する造粒機を備えたプラスチック再生処理装置などが提案されている。
また、特許文献2の特開2007−90528号公報「廃プラスチック材の再ペレット化装置」は、粉砕機等で粉砕した廃プラスチック材の粉砕物を、加熱して溶融し、ストランド(strand)状(紐状)にして再ペレット化するための、廃プラスチック材の再ペレット化装置に関するものである。溶融した廃プラスチック材をダイスに設けられた小円筒状の複数のストランド形成路に押し込み、排出側でこれをカットする構成となっている(図5参照)。
特開2004−25734号公報 特開2007−90528号公報
特許文献1の「プラスチック再生処理方法及びその装置」には、洗浄分別処理した廃プラスチック材をスクリュープレスによって脱水処理したのちに、造粒機で造粒処理を行うことが記載されている。しかしながら、このプラスチック再生処理装置は、造粒処理を効率的に行うものではなかったため、脱水処理から成形加工までの工程を1つの装置にて行えるものではなかった。また、従来の造粒機においては、特許文献2の「廃プラスチック材の再ペレット化装置」に示されているような円筒状のストランド形成路が用いられているが、廃プラスチックを効率的に排出側に導くものではなく、成形加工能力が高いとは言えなかった。
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、加工能力に優れた造粒機を提供することにある。
本発明の造粒機は、廃プラスチックを粒状に加工する造粒機(造粒機1)であって、一端側に廃プラスチックの導入口(導入口3X)が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口(押出口3Y)を有する略円筒状のケーシング(スクリューケース3)と、前記ケーシング内に略同軸上に配設されるシャフト(シャフト部H)と、該シャフトの外周に設けられて、該ケーシングに導入され軟化状態、半溶融状態又は溶融状態となった廃プラスチックを前記押出口から押し出すスクリュー(スクリュー部C)と、を有する回転可能なスクリューシャフト(スクリューシャフト5)と、前記押出口から押し出された廃プラスチックを粒状に切断するカッター(回転カッター72)と、を備え、前記ケーシングの他端部(成形ケース部37)には、内周壁に軸方向に延びる溝(溝37Y)が形成されており、該ケーシングの他端側面(排出側側面37a)において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴とする。
前記押出口は、前記ケーシングの他端側面において、前記スクリューシャフトのシャフト(成形軸部57)が内接することにより形成されていてもよい。
本発明の造粒機は、湿潤状態の廃プラスチックを粒状に加工する造粒機(造粒機1)であって、一端側に廃プラスチックの導入口(導入口3X)が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口(押出口3Y)を有する略円筒状のケーシング(スクリューケース3)と、前記ケーシングを貫通して略同軸上に配設されるシャフト(シャフト部H)と、該シャフトの外周に設けられ、該ケーシングに導入された廃プラスチックを移動又は/及び混練させて前記押出口から押し出すスクリュー(スクリュー部C)と、を有する回転可能なスクリューシャフト(スクリューシャフト5)と、前記押出口から押し出された廃プラスチックを切断するカッター(回転カッター72)と、を備え、前記ケーシングと、前記スクリューシャフトの該ケーシング内に収納されている部分である収納部(中央軸部5B)とは、廃プラスチックを処理・加工する本体部(本体部4)を構成し、前記本体部は、一端側から他端側に向かって順に、湿潤状態の廃プラスチックを脱水処理する脱水部(脱水部41)と、脱水処理した廃プラスチックを加熱する乾燥・溶融部(乾燥・溶融(軟化)部45)と、軟化状態、半溶融状態又は溶融状態の廃プラスチックを成形する成形部(成形部47)と、を有し、前記成形部には、内周壁に軸方向に延びる溝(37Y)が形成されており、該ケーシングの他端側面(排出側側面37a)において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴としてもよい。
前記脱水部は、湿潤状態の廃プラスチックを回転移動させることにより脱水する回転脱水部(回転脱水部41a)と、湿潤状態の廃プラスチックを圧縮することにより脱水する圧縮脱水部(圧縮脱水部41b)とを有するように構成することもできる。
また、前記本体部は、前記脱水部と前記乾燥・溶融部との間に湿潤状態の廃プラスチックを圧搾処理するための圧搾部(圧搾部43)を有し、前記圧搾部において、前記ケーシングは、廃プラスチックが移動する空間を狭める突出部(突出部33a)を有し、該突出部により圧搾してもよい。
なお、これらの手段について、実施例で示した構成要素との対応(符号)を明示しているが、明示した構成に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
本発明の造粒機によれば、排出側で押出口となる溝を形成することにより、軟化状態、半溶融状態又は溶融状態の廃プラスチックを溝に沿うようにして、スムーズに押し出すことができる。また、廃プラスチックの軟化や溶融の状態が不完全であった場合でも、スクリューシャフトの回転に伴う混練溶融により詰まりにくく、効率よく加工を行うことができる。
造粒機の正面図である。 造粒機の平面図である。 スクリューシャフトの平面図である。 圧搾ケース部の突出部を示す概略図であり、(a)は投入側から視認した状態を示す正面図、(b)は(a)のX−X部分の断面図である。 図5は、成形部を説明する図であり、(a)は投入側から視認した状態を示す正面図、(b)は平面図、(c)は排出側から視認した状態を示す正面図である。 成形ケース部を説明する図であり、(a)は図5(c)のA−A断面図であり、(b)は図5(c)のB−B断面図である。 回転カッターを有するカッター装置を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。 成形部の排出側の側面の押出口と、カッター装置の回転カッターとの配置を説明する概略説明図である。 押出口(溝)の変形例を示す概略説明図であり、(a)は略台形形状のもの、(b)は略三角形状のものを示す。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施例である造粒機1の正面図である。図2は造粒機1の平面図である。図3は、スクリューシャフト5の平面図である。ここで、造粒機1において、便宜上、廃プラスチックが投入される側(図1から図3における右側)を後端側又は投入側、廃プラスチックが排出される側(図1から図3における左側)を前端側又は排出側という。なお、造粒機1は、後述する回転カッター72を備えるが、図1及び図2において、その駆動源(カッター駆動部)及び駆動ベルト75(図7(b)参照)は便宜上省略している。
<造粒機1の構成>
造粒機1は、図1及び図2に示すように、螺旋状1軸スクリュー型の造粒機であり、洗浄処理や選別処理などにより湿潤状態となっている小片状(フラフ状やフレーク状など)の廃プラスチックを投入するだけで、廃プラスチックを粒状に加工することができる。
造粒機1は、図1及び図2に示すように、投入ホッパー2と、スクリューケース3と、スクリューシャフト5と、回転カッター72を有するカッター装置7とを備えている。
スクリューケース3は、後端側(投入側)上部に廃プラスチックを導入するための導入口3Xが、前端側(排出側)に成形した廃プラスチックを排出(押出)する押出口3Y(図8参照)が設けられている。スクリューケース3の導入口3Xには、湿潤状態の廃プラスチックを投入するための投入ホッパー2が取り付けられている。スクリューシャフト5は、その中央部分である中央軸部5B(図3参照)がスクリューケース3内に収納されて、スクリューケース3内に投入された廃プラスチックを、移動空間S(図3参照)において徐々に圧縮しながら後端側(投入側)から前端側(排出側)へと移動させて、押出口3Yから押し出す。回転カッター72は、スクリューケース3の前端側(排出側)にスクリューケース3に連なるように配設され、押出口3Yから押し出された廃プラスチックをカットする。
造粒機1は、スクリューシャフト5を回転させるためのスクリューシャフト回転装置6と、スクリューシャフト5の外周を回転する回転カッター72を有するカッター装置7などを備えている。詳細は後述するが、スクリューシャフト5にはスクリュー駆動部63の駆動力が伝達され、右側面視において反時計回りに回転するように構成されている。また、回転カッター72にはカッター駆動部(図示せず)の駆動力が伝達され、左側面視において時計回りに回転するように構成されている。
スクリューケース3は、正面視略円柱状の円筒構造のケーシングであり、スクリューシャフト5は、スクリューケース3の筒内を貫通するようにして、これと同軸上に回転自在に設けられている。そして、スクリューケース3及びスクリューシャフト5は、枠部材及び板部材から構成された略直方体形状の架台9上に、水平方向に延びるように設置されている。
スクリューシャフト5は、図3に示すように、略円柱状の回転軸(シャフト部)Hと、その中央部分の外周に設けられた螺旋状のスクリュー部Cとを有する。スクリューシャフト5は、後端側から前端側に向かって順に、後軸部5Aと、中央軸部5Bと、前軸部5Cとからなり、シャフト部Hにスクリュー部Cが設けられている中央軸部5Bは、スクリューケース3内に収納される。なお、中央軸部5Bのスクリュー部Cの外径rは一定の大きさであり、スクリューケース3の内径と略同じ大きさとなっており、スクリューケース3後端側に投入された廃プラスチックは、スクリュー部Cの回転により前端側の押出口3Yから排出される。なお、中央軸部5Bのシャフト部Hの外径は、後軸部5A及び前軸部5Cのシャフト部Hの外径よりも大きくなっている。後述する回転カッター72は、中央軸部5Bと前軸部5Cのシャフト部Hの段差を利用して配設され、押出口3Yから押し出される廃プラスチックを粒状に切断する。
スクリューシャフト5の後軸部5Aと前軸部5Cは、それぞれ投入側軸受11と排出側軸受13に回転自在に保持されている。また、投入側軸受11及びスクリューケース3の投入側端部3Aは、架台9上に固定された投入側軸受ブランケット12によって支持されている。また、架台9の後端側の台下には、スクリューシャフト5の駆動源であるモーターを有するスクリュー駆動部63が設置されており、スクリューシャフト5の後軸部5Aに取り付けられた回転作動部61に、駆動ベルト65(図1に点線で図示)を介して回転駆動力が伝達される。
排出側軸受13及びスクリューケース3の排出側端部3Bは、架台9上に固定された排出側軸受ブランケット14によって支持されている。排出側軸受ブランケット14は、平面視略矩形の枠部材であり、スクリューシャフト5とスクリューケース3を支持するだけでなく、スクリューケース3の後端部分を囲む構成となっている。また、排出側軸受ブランケット14の下方には、これと連通するように形成されたホッパー状の排出シュート10が架台9に固定されている。粒状にカットされた廃プラスチックの飛散を排出側軸受ブランケット14により防ぎ、これらを排出シュート10により定位置に案内する構成となっている。
また、排出側軸受ブランケット14の上方には、天井部(図示せず)が設けられ、回転カッター72の駆動源であるモーターを有するカッター駆動部(図示せず)が設置される。つまり、排出側軸受ブランケット14はカッター駆動部を支持する土台の役目も担っている。なお、詳細は後述するが、回転カッター72はスクリューシャフト5の前軸部5Cに回転可能に取り付けられており、駆動ベルト75(図7(b)参照)を介してカッター駆動部の回転駆動力が伝達される。
<本体部(処理・加工部)4の構成>
スクリューケース3は、図1に示すように、略半円筒状の部材や円筒状の部材などを複数組み合わせて構成された、正面視略円筒形状のケーシングであり、スクリューシャフト5の中央軸部5B(図3参照)が収納される。スクリューケース3とスクリューシャフト5の中央軸部5Bとは、湿潤状態の廃プラスチックを処理又は加工する部分である本体部4を構成しており、投入側から排出側に向かって順に、脱水部41、圧搾部43、乾燥・溶融(軟化)部45、成形部47となっている。
そして、本体部4の各部41,43,45,47に対応して、スクリューケース3は、脱水ケース部31、圧搾ケース部33、乾燥・溶融(軟化)ケース部35、成形ケース部37となっており、スクリューシャフト5の中央軸部5Bは、脱水軸部51、圧搾軸部53、乾燥・溶融(軟化)軸部55、成形軸部57となっている。なお、スクリューケース3の両端は開口しており、後端側(投入側端部3A)の開口は投入側軸受ブランケット12によって閉鎖されており、前端側(排出側端部3B)の開口はスクリューシャフト5(中央軸部5B)により、押出口3Y以外は閉鎖された構成となっている。
<脱水部41の構成>
脱水部41は、湿潤状態の廃プラスチックに付着している水分を取り除くために設けられた脱水処理部である。脱水部41は、廃プラスチックを回転移動させることにより水分を取り除く回転脱水部41aと、廃プラスチックを圧縮することにより水分を取り除く圧縮脱水部41bとからなる。
脱水ケース部31は、略円筒状のケース部であり、回転脱水ケース部31aと、圧縮脱水ケース部31bとからなる。脱水ケース部31は、周壁に小さな貫通孔x,x(パンチング)が穿孔された内筒31xと、内筒31xを補強するようにカバーして取り付けられ、周壁の下側部分に大きな貫通孔yが設けられている外筒31yとの二重構成となっている。つまり、大きな貫通孔y内には、複数の小さな貫通孔x又は貫通孔xがあり、脱水処理により廃プラスチックから分離された水分を外部に排出する。なお、圧縮脱水ケース部31bの貫通孔xは、回転脱水ケース部31aの貫通孔xよりも径が小さく、圧縮脱水した際に廃プラスチックが詰まることを防ぎ、水分のみが通るような大きさに形成されている。
脱水軸部51は、スクリューケース3の回転脱水部31a内に配置される回転脱水軸部51aと、スクリューケース3の圧縮脱水部31b内に配置される圧縮脱水軸部51bとからなる。
回転脱水軸部51aのシャフト部Hはストレート形状(外径が同じ大きさとなるように形成された形状)であり、スクリュー部Cは同じ傾斜で比較的広いピッチ(間隔)で設けられている。これに対して、圧縮脱水軸部51bのシャフト部Hは、排出側に向かって徐々に外径が大きくなるテーパー状であり、スクリュー部Cのピッチは排出側に向かって徐々に狭くなり、その傾斜も徐々に垂直方向に近づくように設けられている。なお、回転脱水軸部51aのシャフト部Hの外径は、圧縮脱水軸部51bのシャフト部Hの投入側の外径と同径(同じ大きさの径)であり、回転脱水軸部51aのスクリュー部Cのピッチは、圧縮脱水軸部51bのスクリュー部Cのピッチよりも広くなっている。
脱水部41(31a,51a,31b,51b)をこのような構成とすることにより、まずは、回転脱水部41a(31a,51a)により、湿潤状態である廃プラスチックを比較的広い移動空間Sにおいて回転させることにより、付着している水分を移動させて、貫通孔xからざっと取り除くことができる。そして、次に、圧縮脱水部41b(31b,51b)で移動空間Sを徐々に狭めて湿潤状態の廃プラスチックを圧縮していくことにより、付着している水分を、貫通孔xから押し出すようにして取り除くことができる。
<圧搾部43の構成>
圧搾部43は、脱水部41で脱水処理した廃プラスチックに残存している水分をさらに搾り取るために設けられた圧搾処理部である。圧搾部43において搾り出された水分は、圧搾部43の下部を支持するように取り付けられる圧搾フランジ支持ユニット15を通して、外部に排出される。ここで、図面を参照して圧搾ケース部33の詳細について述べる。
図4は、圧搾ケース部33の突出部33aを示す概略図であり、(a)は投入側から視認した状態を示す正面図、(b)は(a)のX−X部分の断面図である。圧搾ケース部33は、略円筒状のケース部であり、図4に示すように、圧搾部43における移動空間Sを狭めるように内方(軸心方向)に突出する、略リング状の突出部33aが設けられている。この突出部33aは、弾性部材(本実施例では、異型皿ばね)からなり、内周側には放射状の切欠き33bが形成されている。
圧搾軸部53は、図3及び図4に示すように、圧搾ケース部33内に配置される部分である。圧搾軸部53のシャフト部Hはストレート形状(同径)であり、スクリュー部Cは設けられていない。なお、圧搾軸部53のシャフト部Hの外径は、圧縮脱水軸部51bのシャフト部Hの排出側の外径と同径となっている。
圧搾部43(33,53)をこのような構成とすることにより、廃プラスチックの排出側への移動を妨げて脱水部41における圧縮脱水処理を効果的に行うとともに、突出部33aにより圧搾することができる。より効果的に廃プラスチックに付着した水分を取り除いて、後の乾燥・溶融処理を促進することができる。また、弾性部材を使用することにより詰まりを防ぐことができる。
なお、圧搾部43は、上述の構成に限らず、圧搾部43における廃プラスチックの移動空間Sを狭める構成であればよい。例えば、突出部33aに板状のもの(板ばね)や切れ目のないリング状のもの(皿ばね)を使用したり、圧搾軸部53側に突出部33aを設けることもできる。また、突出部33aは必ずしも弾性部材でなくてもよい。
以下、乾燥・溶融部45について、図1〜3に戻って述べる。
<乾燥・溶融部45の構成>
乾燥・溶融部45は、圧搾した廃プラスチックを乾燥・溶融するために設けられた乾燥・溶融処理部であり、投入側が廃プラスチックを乾燥させることを目的とした乾燥部45aであり、排出側が廃プラスチックを溶融させることを目的とした溶融部45bとなっている。
乾燥・溶融ケース部35は、略円筒状のケース部であり、外周部分にバンドヒータ(加熱手段)Bが巻かれた加熱部35xと、これらを連結する連結部35yとからなり、これらが交互に配設されている。各加熱部35xのバンドヒータBは、個別に温度制御し得るように構成されている。なお、バンドヒータBに繋がれる電線などについては、便宜上、図示を省略している。
乾燥・溶融ケース部35において、後端側の1つの加熱部35x及び2つの連結部35yが乾燥部45aである乾燥ケース部35aに該当し、廃プラスチックを乾燥させることを目的として加熱部35xの温度設定がなされる。前端側の2つの加熱部35x及び2つの連結部35yは溶融部45bである溶融ケース部35bに該当し、乾燥部45aで乾燥した廃プラスチックを軟化状態や溶融状態にすることを目的として加熱部35xの温度設定がなされる。なお、乾燥ケース部35aの連結部35yには、蒸気などの気体を逃がすための小さな通気孔zが穿孔されており、その径は、気体のみが通ることができるような大きさとなっている。
乾燥・溶融軸部55は、乾燥・溶融ケース部35内に配置される部分である。乾燥・溶融軸部55のシャフト部Hは、排出側に向かって徐々に外径が大きくなるテーパー状であり、スクリュー部Cのピッチは、同幅となるように形成されている。なお、乾燥・溶融軸部55のシャフト部Hの投入側の外径は、圧搾部43のシャフト部Hの排出側の外径と同径である。
乾燥・溶融部45(35a,35b,55)をこのような構成として、乾燥部45a(35a,55)で廃プラスチックの水分を蒸発させることにより、溶融部45b(35b,55)の溶融処理において廃プラスチックを効率的に加熱し、軟化させたり溶融させることが可能となる。乾燥・溶融部45では、加熱手段(バンドヒータB)だけでなく、乾燥・溶融軸部55により徐々に移動空間Sを狭めて廃プラスチックを混練することにより、混練により発生する摩擦熱も利用して乾燥・溶融処理を行うことができる。よって、軟化状態、半溶融状態又は溶融状態となった廃プラスチックを安定的に排出側の成形部47に導入することができる。
<成形(押出)部47の構成>
成形部47は、乾燥・溶融部45で軟化状態、半溶融状態又は溶融状態となった廃プラスチックを排出側の押出口3Yから柱状に成形して排出するために設けられた成形加工部である。なお、成形部47の詳細については後述し、ここでは、成形ケース部37内に配置される成形軸部57について、図3を参照して簡単に述べる。
成形軸部57のシャフト部Hは、図3に示すように、ストレート形状(同径)であり、その外周にスクリュー部Cは設けられていない。成形軸部57のシャフト部Hの外径は、乾燥・溶融部45のシャフト部Hの排出側の外径と同径である。成形軸部57の排出側側面57aは、中央軸部5Bと前軸部5Cのシャフト部Hの径の大きさの違いから形成される段差部分であり、成形ケース部37の排出側側面37aと略同一平面上になるように配置される。成形軸部57のシャフト部Hの外径は、成形ケース部37(スクリューケース3)の排出側端部3Bの内径と略同径であり、僅かに大きい(図7参照)。
図5は、成形部47を説明する図であり、(a)は投入側から視認した状態を示す正面図、(b)は平面図、(c)は排出側から視認した状態を示す正面図である。図6は、成形ケース部37を説明する図であり、(a)は図5(c)のA−A断面図であり、(b)は図5(c)のB−B断面図である。なお、図5においては、便宜上、成形ケース部37を実線で、成形軸部57を二点鎖線で示している。また、図5(a)においては、投入側開口部を省略して表している。図5に示すように、成形ケース部37の内周壁には軸方向に延びる複数の溝37Yが形成され、これらの溝37Yが成形ケース部37の前端面において押出口3Yとなっている。以下、成形部47の詳細について図面を参照して述べる。
成形ケース部37は、図5に示すように、複数の略半円筒状の部材を上下に組み合わせた平面視略円錐台形状のケース部であり、内周壁は、横断面において略円形状、縦断面において略等脚台形形状(図5(b)参照)となっている。具体的には、成形ケース部37は、図5及び図6に示すように、投入側から排出側に向かって内周壁の径が小さくなるテーパー状であり、成形ケース部37の投入側部分である導入部分37bにおいてはその勾配が大きくなるように形成されている。また、成形ケース部37の内周壁には軸方向に延びる溝37Yが放射状に複数形成されている。この溝37Yは図5(a)等に示すように横断面が略矩形状であり、図5(b)に示すように投入側から排出側にかけて(導入部分37bを除く)略同じ深さとなるように形成されている。
図5(a),(b)に示すように、成形ケース部37の投入側の内径は、成形軸部57の外径よりも大きく、成形部47の投入側には、外周側が凸凹となった略リング状の移動空間Sが形成されている。また、図5(b),(c)に示すように、成形ケース部37の排出側の内径は、成形軸部57の外径と略同じであり、成形ケース部37の排出側開口部は成形軸部57によりその中心部分が塞がれており、上述した複数の溝37Yが排出側端部3Bにおいて複数の略矩形状の押出口3Yとなっている。つまり、乾燥・溶融部45において軟化、溶融された廃プラスチックは、中央軸部5Bのスクリュー部Cの回転により、成形部47の投入側において、外周側が凸凹となった略リング状の移動空間Sに押し込まれていき、排出側の略矩形状の押出口3Yから柱状に成形されて押し出される。
成形部47をこのような構成として、排出側に押出口3Yのみを形成して押し出すのではなく、押出口3Yへと廃プラスチックを誘導する溝37Yを設けることにより、詰まりにくい構成となっている。また、成形部47においても、成形軸部57(シャフト部H)の回転に伴う混練により摩擦熱を発生させることができる。特に、未軟化状態(軟化が不完全な状態)、未溶融状態(溶融が不完全な状態)の廃プラスチックがある場合、成形ケース部37の溝37Yの角部Eに引っ掛けて、混練溶融させることができる。このように、本実施例の造粒機1の成形部47は、溶融処理能力や成形加工能力を高めた構成であるので、溶融部45bや成形部47の長さを従来のものより短くすることができる。
また、スクリューケース3の内周縁に溝37Yを作って押出口3Yを設けることにより、押出口3Yを多数(本実施例では、18個)設けることができるので、効率的に成形加工を行い、造粒処理能力を高めることが可能である。さらに、押出口3Yがシャフト部Hの軸心から離れた位置に形成されているので、スクリューシャフト5を回転させるスクリュー駆動部63に掛かる負担を軽減することができる。
<カッター装置7の構成>
図7は、回転カッター72を有するカッター装置7を説明する図であり、(a)は平面図、(b)は縦断面図である。図8は、成形部47の排出側の側面の押出口3Yと、カッター装置7の回転カッター72との配置を説明する概略説明図である。なお、図7(b)においては、便宜上、断面線を略省略している。
カッター装置7は、スクリューケース3の押出口3Y(図7(b)等参照)から柱状に排出(押出)される廃プラスチックを切断して粒状に加工する装置であり、回転カッター72を有する回転部71と、回転部71をスクリューシャフト5に回転可能に保持する保持部73と、回転部71を駆動するカッター駆動部(図示せず)と、カッター駆動部の駆動力を回転部71に伝える駆動ベルト(3本のVベルト)75からなる。
保持部73は、スクリューシャフト5の前軸部5Cの外周に固定されており、ベアリング74により回転部71を回転可能に保持している。回転部71には、駆動ベルト75を介してカッター駆動部の駆動力が伝達され、所定の回転数で回転する。回転部71は4つの回転カッター72(図8参照)を備えており、各回転カッター72は、図7に示すように、成形部47(成形ケース部37と成形軸部57)の排出側側面37a,57aに沿って回転するように配設されている。また、回転カッター72の刃部72aは、図8に示すように、回転方向に向かって設けられており、回転した際に各押出口3Yの開口全体の前方を遮るように動作し押出口3Yから連続して押し出される柱状の成形体(廃プラスチック)を基部から粒状に切断していく。切断された粒状の廃プラスチックは、排出側軸受ブランケット14及び排出シュート10により架台9下に集められる(図1参照)。
図9は、成形部47の押出口3Y(溝37Y)の変形例を示す概略説明図であり、(a)は略台形形状のもの、(b)は略半円状のものを示す。
上述の実施例においては、溝37Yの横断面及び押出口3Yの形状を略矩形状としたが、これに限らず、図9に示すように、略台形形状や略三角形状(図示せず)や略半円形状などとしてもよい。なお、図9に示すように、溝37Yはその底部から開口側(上方)に向かって徐々に幅が広くなるような形状であることが望ましい。また、上述の実施例においては、成形部47の内周壁をテーパー状としたが、ストレート形状として成形部47の溝37Y自体が成形路となるような構成(図示せず)とすることもできる。
本発明の造粒機1は、脱水処理、乾燥処理、溶融(軟化)処理、成形処理を効率的に行う構成とすることにより、湿潤状態にある廃プラスチックを投入するだけで粒状に加工することができるものである。特に、成形処理を行う成形部47に上述のような溝37Yを形成することにより、造粒処理能力を高めることができ、成形部47の長さを短くすることができる。また、スクリューシャフト5を、上述のように、脱水処理、乾燥処理、溶融(軟化)処理などの各処理目的に合わせた形状として処理の効率化を図ることにより、全ての処理を一台の機械で行うことが可能である。
なお、造粒機1の各部の形状、大きさ、構成等は上述した実施の形態に限定されず、成形部47の内周壁に溝37Yを設けた構成であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。また、造粒機1は、本体部4として脱水部41、圧搾部43を備えた構成としたが、これらを備えていない構成とすることも可能である。スクリューケース3の脱水部41や乾燥部45aの周囲に、取り除いた水分を回収するためのドレンパンを設けたり、駆動装置の周囲にカバーを設けたりすることができるが、図示は省略する。本実施例においては、成形部47には加熱手段を設けていないが、溶融部45bのように加熱手段を設けて、成形部47に導入された廃プラスチックを、その種類や軟化・溶融状況などにより、適宜補助的に加熱できるような構成としてもよい。また、粒状に切断する際に用いる冷却手段を備えた構成としてもよい。
本発明の造粒機は、廃プラスチックに限らず、湿潤状態の物質を溶融(軟化)処理及び成形加工を行うものであれば、様々な分野に応用して利用することができる。
1 造粒機
2 投入ホッパー
3 スクリューケース
3A 投入側端部
3B 排出側端部
3X 導入口
3Y 押出口
4 本体部
5 スクリューシャフト
5A 後軸部
5B 中央軸部
5C 前軸部
6 スクリューシャフト回転装置
7 カッター装置
9 架台
10 排出シュート
31 脱水ケース部
33 圧搾ケース部
33a 突出部
35 乾燥・溶融ケース部
37 成形ケース部
37a 排出側側面
37Y 溝
41 脱水部
43 圧搾部
45 乾燥・溶融部
47 成形部
51 脱水軸部
53 圧搾軸材
55 乾燥・溶融軸部
57 成形軸部
57a 排出側側面
S 移動空間
本発明の造粒機は、廃プラスチックを粒状に加工する造粒機(造粒機1)であって、一端側に廃プラスチックの導入口(導入口3X)が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口(押出口3Y)を有する略円筒状のケーシング(スクリューケース3)と、前記ケーシング内に略同軸上に配設されるシャフト(シャフト部H)と、該シャフトの外周に設けられて、該ケーシングに導入され軟化状態、半溶融状態又は溶融状態となった廃プラスチックを前記押出口から押し出すスクリュー(スクリュー部C)と、を有する回転可能なスクリューシャフト(スクリューシャフト5)と、前記押出口から押し出された廃プラスチックを粒状に切断するカッター(回転カッター72)と、を備え、前記ケーシングの他端側の部分である他端部(成形ケース部37)には、内周壁に軸方向に延びる溝(溝37Y)が形成されており、該ケーシングの他端側の面である他端側面(排出側側面37a)において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴とする。
前記押出口は、前記ケーシングの前記他端側面において、前記スクリューシャフトのシャフト(成形軸部57)が内接することにより形成されていてもよい。
本発明の造粒機は、湿潤状態の廃プラスチックを粒状に加工する造粒機(造粒機1)であって、一端側に廃プラスチックの導入口(導入口3X)が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口(押出口3Y)を有する略円筒状のケーシング(スクリューケース3)と、前記ケーシングを貫通して略同軸上に配設されるシャフト(シャフト部H)と、該シャフトの外周に設けられ、該ケーシングに導入された廃プラスチックを移動又は/及び混練させて前記押出口から押し出すスクリュー(スクリュー部C)と、を有する回転可能なスクリューシャフト(スクリューシャフト5)と、前記押出口から押し出された廃プラスチックを切断するカッター(回転カッター72)と、を備え、前記ケーシングと、前記スクリューシャフトの該ケーシング内に収納されている部分である収納部(中央軸部5B)とは、廃プラスチックを処理・加工する本体部(本体部4)を構成し、前記本体部は、一端側から他端側に向かって順に、湿潤状態の廃プラスチックを脱水処理する脱水部(脱水部41)と、脱水処理した廃プラスチックを加熱する乾燥・溶融部(乾燥・溶融(軟化)部45)と、軟化状態、半溶融状態又は溶融状態の廃プラスチックを成形する成形部(成形部47)と、を有し、前記成形部には、内周壁に軸方向に延びる溝(37Y)が形成されており、該ケーシングの他端側の面である他端側面(排出側側面37a)において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴としてもよい。
前記脱水部は、湿潤状態の廃プラスチックを回転移動させることにより脱水する回転脱水部(回転脱水部41a)と、湿潤状態の廃プラスチックを圧縮することにより脱水する圧縮脱水部(圧縮脱水部41b)とを有するように構成することもできる。
また、前記本体部は、前記脱水部と前記乾燥・溶融部との間に湿潤状態の廃プラスチックを圧搾処理するための圧搾部(圧搾部43)を有し、前記圧搾部において、前記ケーシングは、廃プラスチックが移動する空間を狭める突出部(突出部33a)を有し、該突出部により圧搾してもよい。
なお、これらの手段について、実施例で示した構成要素との対応(符号)を明示しているが、明示した構成に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。

Claims (5)

  1. 廃プラスチックを粒状に加工する造粒機であって、
    一端側に廃プラスチックの導入口が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口を有する略円筒状のケーシングと、
    前記ケーシング内に略同軸上に配設されるシャフトと、該シャフトの外周に設けられて、該ケーシングに導入され軟化状態、半溶融状態又は溶融状態になった廃プラスチックを前記押出口から押し出すスクリューと、を有する回転可能なスクリューシャフトと、
    前記押出口から押し出された廃プラスチックを粒状に切断するカッターと、を備え、
    前記ケーシングの他端部には、内周壁に軸方向に延びる溝が形成されており、該ケーシングの他端側面において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴とする造粒機。
  2. 前記押出口は、前記ケーシングの他端側面において、前記スクリューシャフトのシャフトが内接することにより形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の造粒機。
  3. 湿潤状態の廃プラスチックを粒状に加工する造粒機であって、
    一端側に廃プラスチックの導入口が設けられ、他端側に廃プラスチックの押出口を有する略円筒状のケーシングと、
    前記ケーシングを貫通して略同軸上に配設されるシャフトと、該シャフトの外周に設けられ、該ケーシングに導入された廃プラスチックを移動又は/及び混練させて前記押出口から押し出すスクリューと、を有する回転可能なスクリューシャフトと、
    前記押出口から押し出された廃プラスチックを切断するカッターと、を備え、
    前記ケーシングと、前記スクリューシャフトの該ケーシング内に収納されている部分である収納部とは、廃プラスチックを処理・加工する本体部を構成し、
    前記本体部は、一端側から他端側に向かって順に、湿潤状態の廃プラスチックを脱水処理する脱水部と、脱水処理した廃プラスチックを加熱する乾燥・溶融部と、軟化状態、半溶融状態又は溶融状態の廃プラスチックを成形する成形部と、を有し、
    前記成形部には、内周壁に軸方向に延びる溝が形成されており、該ケーシングの他端側面において、該溝が前記押出口となるように構成されている、ことを特徴とする造粒機。
  4. 前記脱水部は、湿潤状態の廃プラスチックを回転移動させることにより脱水する回転脱水部と、湿潤状態の廃プラスチックを圧縮することにより脱水する圧縮脱水部とを有する、ことを特徴とする請求項3に記載の造粒機。
  5. 前記本体部は、前記脱水部と前記乾燥・溶融部との間に湿潤状態の廃プラスチックを圧搾処理するための圧搾部を有し、
    前記圧搾部において、前記ケーシングは、廃プラスチックが移動する空間を狭める突出部を有し、該突出部により圧搾する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の造粒機。
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