JP2018007416A - エントランスキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】エントランスキャップと壁際の側面との間が狭い場所にあっても取付本体へのカバーの取り付けを容易に行うことができるエントランスキャップを提供する。【解決手段】外側を包み込む本体ケーシングがカバーと取付本体とによって構成され、カバーと取付本体との間にキャップを挟み込み、カバーには、背壁部の側面にネジ受け部を設けると共に、パイプ接続部形成側の取付本体との接合部に係合溝を設け、取付本体には、挿通口に突出する係止部に表裏に貫通する貫通孔を設け、キャップには、取付本体の貫通孔に連通しカバーのネジ受け部に連通する貫通穴を設け、ネジによって取付本体とキャップとカバーとを一括して固定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、建屋の屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納する保護パイプの端部に取付けるエントランスキャップに係り、特に屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納する保護パイプの端部に取付け、電力ケーブルを保護パイプ内に引き込む際の引込部分に使用するエントランスキャップに関するものである。
一般に、エントランスキャップ100は、建屋の屋外等のケーブル引き込み口に取り付けて収納してある配線ケーブルをパイプから屋外に引き出すときにパイプの先端を覆うために使用するものである。このため、エントランスキャップ100は、ケーブル取り出し口が若干下向きとなっている。すなわち、エントランスキャップ100は、ケーブルの損傷防止したり、器具角度によって雨水がケーブルを内部に収納するパイプへ侵入するのを防止するようになっている。
従来のエントランスキャップ100は、図11に示すように略箱状に形成される本体ケーシングによって外側が包まれている(例えば、特許文献1参照。)。この本体ケーシングは、カバー101と取付本体102とによって構成されている。
カバー101と取付本体102との間には、ケーシングの屋外と面する部分に引込口面となる樹脂キャップ103が嵌め込まれており、取付本体102には、パイプ接続部104が形成されている。このパイプ接続部104は、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを収納する図示していない保護パイプと接続するためのものである。
樹脂キャップ103は、板状本体105を備え、この板状本体105の周縁に筒部106が連設して形成されている。この板状本体105には、表裏に貫通する電線挿通孔107が一つ又は複数形成されている。
カバー101の取付本体102と接合する接合端縁には、挿通口108が切り欠き形成されている。また、取付本体102には、カバー101の挿通口108を形成する切り欠きに対応する部分の両端縁部に係止部109が形成されている。
樹脂キャップ103は、周縁の筒部106を取付本体102の係止部109に係止し、カバー101と取付本体102の接合端縁同士を接合して固定し、カバー101に形成されている係合部110に樹脂キャップ103の周端縁を係合させ、取付本体102の係止部109とカバー101の係合部110とによって樹脂キャップ103を挟持するようになっている。
カバー101と取付本体102とは、カバー101の両側の側面に設けられているネジ111を締め付けることによって固定するようになっている。また、取付本体102は、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納する保護パイプの端部に嵌合し、パイプ接続部104に取り付けられているビス112を締め付けて、パイプ接続部104を図示していない屋外から屋内に電力を供給するケーブルを収納する保護パイプに固定するようになっている。
特開2011−120314号公報
このように従来のエントランスキャップ100は、カバー101と取付本体102との組付けに当たって、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを通した樹脂キャップ103を取付本体102の係止部109とカバー101の係合部110とによって挟持することによって取り付けるようになっている。このため、樹脂キャップ103は、カバー101と取付本体102とを組付けるまでフリーな状態となっており、取り付けが不安定となり、作業性が悪いという問題点を有している。
また、従来のエントランスキャップ100は、その設置場所に壁際の場合が多く、カバー101と取付本体102との取り付けに側面のビス112によって固定する構造となっているため、その設置場所に壁際の場合には、エントランスキャップ100と壁際の側面との間が狭く、取り付け難く、作業性が悪いという問題点を有している。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、電線挿通孔に屋外から屋内に電力を供給するケーブルを通したキャップの取り付けを容易に行うことができ、エントランスキャップと壁際の側面との間が狭い場所にあっても取付本体へのカバーの取り付けを容易に行うことができるエントランスキャップを提供することを目的としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のエントランスキャップは、外側を包み込む本体ケーシングがカバーと取付本体とによって構成され、
前記カバーは、配線ケーブルを挿通する挿通口を備え両側面をそれぞれ覆う側壁部と、前記側壁部に連続して該側壁部を繋ぎ上面を覆う上壁部と、前記側壁部と前記上壁部とに連続し背面を覆う背壁部とからなり、前記取付本体と接合する接合端縁に挿通口が形成されてなり、
前記取付本体は、筒状のパイプ接続部を備え、前記挿通口を形成する切り欠きに対応する部分の両端縁部に該挿通口側に突出する係止部が形成されてなり、
前記配線ケーブルを挿通する電線挿通孔を備える略矩形状の板状本体の周縁に筒状に突出する側板を備え、前記取付本体の接合端縁と前記カバーの係止部とによって挟持されるキャップを設けてなるエントランスキャップにおいて、
前記カバーには、前記背壁部の側面にネジ受け部を設けると共に、パイプ接続部形成側の前記取付本体との接合部に係合溝を設け、
前記取付本体には、前記挿通口に突出する係止部に表裏に貫通する貫通孔を設け、
前記キャップには、前記取付本体の貫通孔に連通し前記カバーのネジ受け部に連通する貫通穴を設け、
ネジによって前記取付本体と前記キャップと前記カバーとを一括して固定することを特徴としている。
本願請求項1に記載の発明によれば、電線挿通孔に屋外から屋内に電力を供給するケーブルを通したキャップを前記取付本体の係止部に形成される貫通孔にネジを挿入して仮止めした状態で前記取付本体と前記カバーとの間に挟み込むことができ、エントランスキャップと壁際の側面との間が狭い場所にあっても取付本体へのカバーの取り付けを容易に行うことのできる。
上記課題を解決するためになされた請求項2に記載の本発明のエントランスキャップは、請求項1に記載のエントランスキャップのカバーの係合溝を、背壁部の突端の前記取付本体のパイプ接続部形成側に前記カバーの開口部を塞ぐように突出する板状突出部を設けることによって構成したものであることを特徴としている。
本願請求項2に記載の発明によれば、カバーの係合溝を、取付本体のパイプ接続部形成側に端部に引っ掛けるだけでカバーを取付本体側に回動するだけでエントランスキャップの組み付けを容易にすることができる。
上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明のエントランスキャップは、請求項1に記載のエントランスキャップのキャップの貫通穴を、ネジに嵌合するワッシャをはめ込むワッシャー挿入部を形成してなるものであることを特徴としている。
本願請求項3に記載の発明によれば、取付本体の係止部に形成される貫通孔にネジを挿入し、裏側に突出したネジにワッシャを嵌合し、このワッシャをキャップのワッシャー挿入部に挿入することで、キャップを取付本体の係止部に仮止めするのを確実にすることができる。
本発明によれば、電線挿通孔に屋外から屋内に電力を供給するケーブルを通したキャップの取り付けを容易に行うことができ、エントランスキャップと壁際の側面との間が狭い場所にあっても取付本体へのカバーの取り付けを容易に行うことができる。
本発明に係るエントランスキャップの実施例を示す全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップの使用状態における一部断面全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップのカバーの実施例を示す全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップの取付本体の上面図である。 図1に図示のエントランスキャップの取付本体の実施例を示す全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップのキャップの実施例を示す全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップのキャップの別な実施例を示す全体斜視図である。 図1に図示のエントランスキャップの取付本体にカバーを取り付ける状態を説明するための部分拡大図である。 図1に図示のエントランスキャップのカバーの取付本体への取り付けを説明するための図である。 図1に図示のエントランスキャップのカバーの取付本体への取り付けを説明するための図である。 従来のエントランスキャップを示す図である。
発明の実施の形態
以下、本発明に係るエントランスキャップの実施例について図面を用いて説明する。
図面の図1,図2、図3,図4、図5、図6には、本発明に係るエントランスキャップの第1の実施例が示されている。
図1において、本発明に係るエントランスキャップ1は、それぞれ二つ割れの半体となるカバー2と取付本体3とからなり、カバー2と取付本体3を組み付けると略箱状の本体ケーシング4となるように構成されている。このカバー2と取付本体3を組み付けた本体ケーシング4には、屋外に開口する面に屋外から屋内に電力を供給するケーブルを引き込むキャップ5が設けられている。
このキャップ5は、材質は金属等いずれでも良いが、作業性等を考慮すると、ポリエチレン等の樹脂で構成するのが的としている。
また、この本体ケーシング4の取付本体3には、屋外から屋内に挿通するように筒状のパイプ接続部6が取り付けられている。このパイプ接続部6は、本体ケーシング4を建屋の屋外等のケーブル引き込み口に取り付けられている配線ケーブル7が収納されている保護パイプ8に取り付けるためのものである。
この保護パイプ8は、止め金具9によって建屋の壁面10に取り付けられている。
以下、本明細書においては、便宜上、キャップ5が取り付けられる引込口面の向く方を前方、パイプ接続部6が設けられる方を下方とする。
エントランスキャップ1は、屋の屋外等のケーブル引き込み口に取り付けて収納してある配線ケーブル7を保護パイプ8から屋外に引き出すときに保護パイプ8の先端を覆うために使用するものである。このため、エントランスキャップ1は、パイプ接続部6から内部を通り外部に取り出すためのケーブル取り出し口が若干下向きとなっている。すなわち、エントランスキャップ1は、配線ケーブル7の損傷を防止したり、器具角度によって配線ケーブル7を内部に収納する雨水が保護パイプ8の内部に侵入するのを防止するようになっている。
カバー2は、図3、図4に示すように構成されている。
図3、図4において、カバー2には、左右両側方に、側面を覆い矩形状に形成される側壁部11、側壁部12が設けられている。このカバー2には、側壁部11、側壁部12に挟まれて、カバー2内に取り込まれる配線ケーブル7をカバー2から外部に導出するために挿通する矩形状の挿通口13が形成されている。
この挿通口13の上側面には、該挿通口13の上側面を覆い、側壁部11と側壁部12に建設して、両側の側壁部11と側壁部12とに跨がって、両側の側壁部11と側壁部12を繋いで上壁部14が設けられている。
この側壁部11の背方側の端部11aと、側壁部12の背方側の端部12aは、直線状に形成されており、上壁部14の背方側の端部13aも、直線状に形成されている。
上壁部14の挿通口13の先端側には、図2、図3に示すように、側壁部11,側壁部12の挿通口13の先端側の辺部11b、12bよりも挿通口13の先方に突出する庇部15が形成されている。この庇部15は、屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7を装着したキャップ5をカバー2と取付本体3との間に収納したときにキャップ5がカバー2への装着位置から脱落しないように保持する役目を有している。
カバー2の挿通口13の両側に設けられている側壁部11,側壁部12と、挿通口13の上側に設けられている上壁部14に連続して、背面全体を覆う背壁部16が設けられている。
この背壁部16の上部は、図2、図3に示すように、外側に膨らむ円弧状に形成されている。
この背壁部16と側壁部11との接合部には、段差部17が,側壁部12との接合部には、段差部18がそれぞれ形成されている。また、背壁部16と上壁部14との接合部には段差部19が設けられている。さらに、背壁部16の開放側の端部には、段差部20が設けられている。
これら段差部17と、段差部18と、段差部19と、段差部20とは、繋がって、背壁部16の開放側の端部21を周回するように連成されている。
カバー2の背壁部16の内側の側面部の段差部17と面一の位置に、ネジ32を螺合するネジ受け部17aが設けられている。また、カバー2の背壁部16の内側の側面部の段差部18と面一の位置に、ネジ34を螺合するネジ受け部18aが設けられている。
このネジ受け部17a、18aには、それぞれネジ山が切られており、ネジ受け部17aにネジ32を螺合することができ、ネジ受け部18aにネジ34を螺合することができるようになっている。
背壁部16の開放側の端部21は、略V字状に形成されており、背壁部16の略V字状開放側の端部21の先端部21aには、開放側の端部21の面より上部に突出する突出部22が設けられている。この突出部22によって背壁部16の略V字状開放側の端部21の先端部21aには、取付本体3のパイプ接続部6が形成されている側の端部25を係合する係合溝23が設けられている。
この係合溝23は、背壁部16の略V字状開放側の端部21の先端部21aに設けられている突出部22の突出によって形成されている。すなわち、この係合溝23は、背壁部16の略V字状開放側の端部21の先端部21aに設けられている突出部22を、取付本体3のパイプ接続部6の形成側にカバー2の開口部を塞ぐように突出する板状突出部によって構成されている。
取付本体3は、図2、図5に示すように構成されている。すなわち、取付本体3は、三角形状に形成する板状部材24を備えている。この板状部材24の1つの頂部24aの近傍には、筒状に形成されるパイプ接続部6が取り付けられている。このように取付本体3にパイプ接続部6が取り付けられる側の頂部24aは、取付本体3のパイプ接続部6が形成される端部25となる。
このパイプ接続部6には、屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7が収納される。
このパイプ接続部6は、本体ケーシング4を保護パイプ8に取り付けるためのものである。
取付本体3のパイプ接続部6の形成側端部25とは反対側の端部26には、先端部が折り曲げられて段差部27が形成されている。この段差部27は、屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7を装着したキャップ5を載置するようになっている。したがって、この段差部27は、取付本体3にカバー2を装着するに当たってキャップ5が脱落しないようにキャップ5を取付本体3に仮止めする役目を有している。
取付本体3のパイプ接続部6の形成側端部25とは反対側の端部26の左右両端には、取付本体3の板状部材24の一部を段差部27の面と直交するように折り曲げて突出して形成される係止部28、29が設けられている。
この取付本体3の係止部28、29は、キャップ5を本体ケーシング4の前方から押さえ付けるように設けられている。すなわち、取付本体3の係止部28、29は、キャップ5を前方から押さえ付け、取付本体3の前方からネジ32,34によってネジ止めするようになっている。
このため、従来のようにエントランスキャップ1と建屋の壁面10との間が狭くても、取付本体3の前方からネジ32,34によってネジ止めするようになっているため、壁面10が邪魔になってネジ止めがし難いという事が無く、作業性を良くすることができる。
この係止部28と係止部29の2つの係止部と、端部26とによって、カバー2内に取り込まれる配線ケーブル7をカバー2から外部に導出するために挿通する矩形状の挿通口13が形成されている。
この挿通口13に突出する係止部28には、表裏に貫通する貫通孔30が設けられ、挿通口13に突出する係止部29には、表裏に貫通する貫通孔31が設けられている。この貫通孔30にはネジ32が嵌合されており、このネジ32にはワッシャ33が嵌め込まれている。また、貫通孔31にはネジ34が嵌合されており、このネジ34にはワッシャ35が嵌め込まれている。
キャップ5は、図2、図6に示すように構成されている。すなわち、キャップ5は、略長方形状をした板状本体35と、該板状本体35の周縁から下方に連設され筒状に突出する側板36とからなり、絶縁性を有する樹脂によって構成されている。
このキャップ5は、取付本体3の係止部28、29と、背壁部16の開放側の端部21を周回する段差部17と、段差部18と、段差部19と、段差部20とによって形成されるカバー2の接合端縁とによって挟持されるようになっている。
キャップ5の板状本体35の4つの隅には、それぞれネジ32,34を貫挿する貫通孔37,38,39,40が設けられている。この貫通孔37,38,39,40は、キャップ5をカバー2と取付本体3の間に挟み込んで係止部28、29に設けられている貫通孔30,31に装着されるネジ32,34によって取り付けるためのものである。
この貫通孔37,38,39,40は、図6に図示の実施例においては、4個所設けられているが、係止部28、29に設けられている貫通孔30,31に相当する位置に設けられていれば良いもので、2個設けられてあれば済むものである。
貫通孔を図6において、4個所設けたのは、キャップ5をカバー2と取付本体3の間に挟み込む際にキャップ5の向きを考慮せずに取り付けることができるよう、作業性を良くするためである。
この貫通孔37,38,39,40の外周には、図2、図6に示されるように、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35を嵌め込むため、リング状の凹部で構成されるワッシャー挿入部41,42,43,44が設けられている。
このワッシャー挿入部41,42,43,44には、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35が嵌着するようになっている。このワッシャー挿入部41,42,43,44は、屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7を装着したキャップ5をカバー2と取付本体3との間に収納する際に、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35を嵌着することによって、仮止めし、取付本体3に装着したキャップ5が取付本体3の装着位置から脱落しないように防止する作用を有している。
キャップ5の略長方形状の板状本体35には、円形状に同一の径の大きさに開けられた電線挿通孔45,46,47が長手方向に並んで3個設けられている。この電線挿通孔45,46,47には、カバー2内に取り込まれる複数の配線ケーブル7を電線挿通孔45,46,47毎に分けて通すものである。
この電線挿通孔45,46,47は、当初から空いているのではなく、使用時に配線ケーブル7の数に合わせて、開口できるような構成となっている。たとえば、配線ケーブル7が単相2線式200Vの場合には3個、単相100Vの場合には1個というように配線ケーブル7の種類に応じて使い分けができるようになっている。
図7には、キャップ5の別な実施例が示されている。
図7に図示のキャップ5は、略矩形状をした板状本体48と、該板状本体48の周縁から下方に連設され筒状に突出する側板49とからなり、絶縁性を有する樹脂によって構成されている。
図7に図示のキャップ5は、取付本体3の係止部28、29と、背壁部16の開放側の端部21を周回する段差部17と、段差部18と、段差部19と、段差部20とによって形成されるカバー2の接合端縁とによって挟持されるようになっている。
キャップ5の板状本体48の4つの隅には、それぞれネジ32,34を貫挿する貫通孔50,51,52,53が設けられている。この貫通孔50,51,52,53は、キャップ5をカバー2と取付本体3の間に挟み込んで係止部28、29に設けられている貫通孔30,31に装着されるネジ32,34によって取り付けるためのものである。
この貫通孔50,51,52,53は、図7に図示の実施例においては、4個所設けられているが、係止部28、29に設けられている貫通孔30,31に相当する位置に設けられていれば良いもので、2個設けられてあれば済むものである。
貫通孔を図7において、4個所設けたのは、キャップ5をカバー2と取付本体3の間に挟み込む際にキャップ5の向きを考慮せずに取り付けることができるよう、作業性を良くするためである。
この貫通孔50,51,52,53の外周には、図7に示されるように、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35を嵌め込むため、リング状の凹部で構成されるワッシャー挿入部54,55,56,57が設けられている。
このワッシャー挿入部54,55,56,57には、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35が嵌着するようになっている。このワッシャー挿入部54,55,56,57は、屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7を装着したキャップ5をカバー2と取付本体3との間に収納する際に、ネジ32に嵌合されるワッシャ33と、ネジ34に嵌合されるワッシャ35を嵌着することによって、仮止めし、取付本体3に装着したキャップ5が取付本体3の装着位置から脱落しないように防止する作用を有している。
キャップ5の略長方形状の板状本体48には、中央に円形状に開けられた電線挿通孔58が1個設けられており、この電線挿通孔58を挟んで長手方向に並んで左右に、電線挿通孔58の径よりも小さい径の大きさの電線挿通孔59,60の2個が設けられている。
図7のように電線挿通孔59,60の径が電線挿通孔58の径よりも小さい径に形成されているのは、保護パイプ8に収納される屋外から屋内に電力を供給する配線ケーブル7の径に大小あるからである。
この電線挿通孔58,59,60には、カバー2内に取り込まれる複数の配線ケーブル7を電線挿通孔58,59,60の径に合わせてそれぞれ分けて挿通するようになっている。
キャップ5の板状本体48の電線挿通孔58,59,60は、当初から空いているのではなく、使用時に配線ケーブル7の径の大きさに合わせて、開口するようになっている。
次に、本体ケーシング4を構成するカバー2と取付本体3に、キャップ5を組み付けて形成するエントランスキャップ1の装着について説明する。
まず、ケーブル引き込み口に取り付けられている配線ケーブル7を本体ケーシング4の取付本体3の筒状のパイプ接続部6内に通す。そして、取付本体3のパイプ接続部6を止め金具9によって建屋の屋外の壁面10に取り付けられている保護パイプ8に接続する。
次に、パイプ接続部6の上方から突出する配線ケーブル7をキャップ5の電線挿通孔45,46,47に貫挿する。しかる後、図8に示す如く、取付本体3の係止部28にネジ32を装着し、取付本体3の係止部29にネジ34を装着する。そして、このネジ32にワッシャ33を嵌め込み、ネジ34にワッシャ35を嵌め込む。
次に、図9に示す如く、配線ケーブル7を貫挿したキャップ5の下端縁を取付本体3の段差部27の上に載置し、ネジ32をキャップ5の下側の貫通孔37に貫挿し、ネジ34をキャップ5の下側の貫通孔39に貫挿する。そして、ネジ32に嵌め込まれているワッシャ33をワッシャー挿入部41に嵌着し、ネジ34に嵌め込まれているワッシャ35をワッシャー挿入部43に嵌着する。
このようにネジ32,34をキャップ5の下側の貫通孔37,39に貫挿し、ワッシャ33,35をワッシャー挿入部41,43に嵌着することによって取付本体3とキャップ5とを仮止めすることができる。この仮止めによってキャップ5を載置した取付本体3の段差部27の上から脱落するのを防止している。
そして、図9に示す如く、カバー2の背壁部16の略V字状開放側の端部21の先端部21aに設けられている係合溝23に、取付本体3のパイプ接続部6が形成されている側の端部25を係合する。しかる後、図10の矢印Aに示す如く、カバー2を、係合溝23を支点にしてカバー2の側壁部11,側壁部12、上壁部14が取付本体3の係止部28,29に向けて近づくように回動させる。
このときカバー2は、取付本体3のパイプ接続部6が形成されている側の端部25に係合溝23が係合しているため、取付本体3の係合部から外れることがない。したがって、キャップ5は、カバー2の段差部17と、段差部18と、段差部19と、取付本体3の係止部28,29との間に挟持される。
しかる後、ネジ32をカバー2の背壁部16の内側の側面部の段差部17と面一の位置に設けられているネジ受け部17aに螺合し、ネジ34をカバー2の背壁部16の内側の側面部の段差部18と面一の位置に設けられているネジ受け部18aに螺合して締め付ける。
このようにカバー2の背壁部16の端部21に係合溝23を形成し、この係合溝23を取付本体3のパイプ接続部6が形成されている側の端部25に係合し、この係合溝23を支点としてカバー2の背壁部16を覆い被せるため、カバー2内に収納される配線ケーブル7の太さが太くても、硬度が高くても容易にカバー2を覆い被せることができる。
また、取付本体3の係止部28,29を前方からネジ32、34によってネジ止めすることができるため、エントランスキャップ1の取付を容易にすることができる。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…………………………エントランスキャップ
2…………………………カバー
3…………………………取付本体
4…………………………本体ケーシング
5…………………………キャップ
6…………………………パイプ接続部
7…………………………配線ケーブル
8…………………………保護パイプ
9…………………………止め金具
10………………………壁面
11,12………………側壁部
13………………………挿通口
14………………………上壁部
15………………………庇部
16………………………背壁部
17,18,19………段差部
17a,18a…………ネジ受け部
21………………………端部
22………………………突出部
23………………………係合溝
28,29………………係止部
30,31………………貫通孔
32,34………………ネジ
33,35………………ワッシャ
41,43………………ワッシャー挿入部
45,46,47………電線挿通孔

Claims (3)

  1. 外側を包み込む本体ケーシングがカバーと取付本体とによって構成され、
    前記カバーは、配線ケーブルを挿通する挿通口を備え両側面をそれぞれ覆う側壁部と、前記側壁部に連続して該側壁部を繋ぎ上面を覆う上壁部と、前記側壁部と前記上壁部とに連続し背面を覆う背壁部とからなり、前記取付本体と接合する接合端縁に挿通口が形成されてなり、
    前記取付本体は、筒状のパイプ接続部を備え、前記挿通口を形成する切り欠きに対応する部分の両端縁部に該挿通口側に突出する係止部が形成されてなり、
    前記配線ケーブルを挿通する電線挿通孔を備える略矩形状の板状本体の周縁に筒状に突出する側板を備え、前記取付本体の接合端縁と前記カバーの係止部とによって挟持されるキャップを設けてなるエントランスキャップにおいて、
    前記カバーには、前記背壁部の側面にネジ受け部を設けると共に、パイプ接続部形成側の前記取付本体との接合部に係合溝を設け、
    前記取付本体には、前記挿通口に突出する係止部に表裏に貫通する貫通孔を設け、
    前記キャップには、前記取付本体の貫通孔に連通し前記カバーのネジ受け部に連通する貫通穴を設け、
    ネジによって前記取付本体と前記キャップと前記カバーとを一括して固定することを特徴とするエントランスキャップ。
  2. 前記カバーの係合溝は、前記背壁部の突端の前記取付本体のパイプ接続部形成側に前記カバーの開口部を塞ぐように突出する板状突出部を設けることによって構成したものであることを特徴とする請求項1に記載のエントランスキャップ。
  3. 前記キャップの貫通穴には、前記ネジに嵌合するワッシャをはめ込むワッシャー挿入部を形成してなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のエントランスキャップ。
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