JP2004129326A - エントランスキャップ、及びターミナルキャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルKを内部に収納するパイプPの端部に取付けられ、前記ケーブルKを前記パイプP内に引き込む際の引込部分に使用されるエントランスキャップであって、前記パイプPが接続される接続口10と、開口2を有し、ケーブルKを収容するためのケーブル収容部3を備えたキャップ本体B1 と、複数のケーブル引込孔H1 を備えていて、前記キャップ本体B1 の開口2を閉塞する蓋体L1 とから成り、前記蓋体L1 は、ケーブル引込孔H1 に対してケーブルKを側方から挿入可能とする挿入開口を形成すべく分離可能に形成された構成とする。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納するパイプの端部に取付けられ、前記ケーブルを前記パイプ内に引き込む際の引込部分に使用されるエントランスキャップ、及びターミナルキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図10に示されるように、屋外から屋内に電力を供給するためのケーブルKを屋内に引き込む際に、その引込部分にキャップC’が使用されている。このキャップC’は、深い碗状をしたキャップ本体B’と、このキャップ本体B’の開口を覆う蓋体L’とで構成される。蓋体L’は、複数のケーブル引込孔41と、屋外に立てられたパイプPの上端部に嵌合接続される嵌合筒部42とを備えている。ケーブル引込用キャップには、パイプPの上端部に接続された状態で、図10のようにケーブル引込孔41が斜下方を向く「エントランスキャップ」と、ケーブル引込孔41が水平方向を向く「ターミナルキャップ」とがある。
【0003】
そして、屋外からのケーブルKは、引込孔41を通ってキャップC’内に引き込まれ、パイプP内を通って屋内に引き込まれる。ここで、キャップC’の外部からその内部にケーブルKを引き込むには、ケーブルKを引込孔41に挿通する必要があり、前記引込孔41に対して長尺状のケーブルを挿通する作業は極めて面倒であった。特に、キャップC’には、複数の引込孔41が設けられているために、複数の引込孔41にケーブルKを1本ずつ挿通する作業は、極めて面倒であり、しかも多くの時間も要した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、複数のケーブル引込孔を備えたエントランスキャップ又はターミナルキャップにおいて、ケーブル引込孔に対してケーブルを挿通状態にする作業を容易にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための請求項1の発明は、屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納するパイプの端部に取付けられ、前記ケーブルを前記パイプ内に引き込む際の引込部分に使用されるエントランスキャップであって、前記パイプが接続される接続口と、開口を有し、ケーブルを収容するためのケーブル収容空間を備えたキャップ本体と、複数のケーブル引込孔を備えていて、前記キャップ本体の開口を閉塞する蓋体とから成り、前記蓋体は、ケーブル引込孔に対してケーブルを側方から挿入可能とする挿入開口を形成すべく分離可能に形成されていることA 特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、蓋体を分離させると、ケーブル引込孔の側方に挿入開口が形成されるため、この状態で、屋外から屋内に引き込むケーブルを前記ケーブル引込孔の側方から内部に挿入可能となる。即ち、従来のケーブル引込孔のように、その全周が閉塞された孔状ではなくて、側方に開口しているために、孔に対して長尺のケーブルを挿通する面倒な作業が不要となって、長尺のケーブルを、その長手方向の略直交する方向に移動させて、ケーブル引込孔の開口から、その内部に単に挿入するのみでよい。そして、ケーブルの挿入後において、分離状態の蓋体を一体に組み付けると、側方に開口していたケーブル引込孔は、全周が閉塞された完全孔状となる。このため、屋外から屋内にケーブルを引き込む作業の能率が高まる。
【0007】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、蓋体には、屋外に設置されるパイプが接続される接続口が設けられていることを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の上記作用効果に加えて、パイプに蓋体のみを接続した状態で、ケーブルの引込作業を行えるので、この引込作業が容易となる。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、蓋体に設けられた複数のケーブル引込孔は、該蓋体の分離により全てに挿入開口が形成される構成であることを特徴としている。
【0010】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の上記作用効果に加えて、蓋体の分離により、複数のケーブル引込孔の全てに挿入開口が形成されるために、屋外から屋内にケーブルを引き込む際に、孔に対するケーブルの挿通作業が全く不要となるため、ケーブル引込作業の能率が一層高まる。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、蓋体は、パイプの端部に嵌合される嵌合筒部に一体に設けられた第1蓋体部と、該第1蓋体部との重合部分においてビス類を介して前記第1蓋体部と一体となってキャップ本体に固定される第2蓋体部とに分離され、前記重合部分において、第2蓋体部は、第1蓋体部の外側に配置されることを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかの発明の上記作用効果に加えて、嵌合筒部に一体に設けられた第1蓋体部の重合部である自由端部は、その外側に第2蓋体部が配置されて、両蓋体部は、その重合部においてビス類を介してキャップ本体に固定される構造になっている。このため、第1蓋体部の自由端部に設けられるケーブル引込孔に、該引込孔に挿通状態となったケーブルの荷重が作用しても、第1蓋体部は変形しなくなる。よって、蓋体のケーブル引込孔の部分は、分離構造になっているにもかかわらず、当該引込孔に挿通状態となっているケーブルの支持強度は低下しない。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、蓋体の分離状態で、挿入開口が設けられるケーブル引込孔の周囲には、略半円筒状の防雨半筒部が外側に向けて形成され、分離状態の蓋体を一体に組み付けることにより、一対の防雨半筒部が合体して、円筒状の防雨筒部となることを特徴としている。
【0014】
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかの発明の上記作用効果に加えて、蓋体の分離状態で、屋外からケーブルを引き込む場合には、その挿入開口からケーブル引込孔の内部にケーブルを挿入できて、ケーブルの引込作業が容易になるのに加えて、挿入開口を形成している防雨半筒部が、ケーブルの配線方向に所定の長さを有しているため、ケーブルが局部的に大きく屈曲されなくなって、その仮保持状態が安定する。また、蓋体を組み付けてキャップとして本来の使用に供する場合には、防雨筒部の存在によって、キャップ内に雨水が浸入するのを効果的に防止できて、キャップ内に収容されたケーブルが雨水から保護される。
【0015】
請求項6ないし10の各発明は、いずれも請求項1ないし5の各発明のエントランスキャップをターミナルキャップとして把握したものであって、その構成、及び作用効果は、上述したエントランスキャップのそれと実質的に同一である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、実施形態を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。図1は、本発明に係るケーブル引込用のエントランスキャップ(以下、単に「キャップ」と略する場合もある)C1 の使用状態の斜視図であり、図2は、キャップC1 の分離状態の斜視図であり、図3は、キャップC1 を構成する蓋体L1 の分離状態の斜視図であり、図4は、同様の状態を異なる方向から見た斜視図であり、図5は、蓋体L1 を構成する第1及び第2の各蓋体部L11, L12の重複部を主体に示す図であり、図6は、図5のX−X線断面図である。図1及び図2に示されるように、エントランスキャップC1 は、樹脂で製作されて、深い碗状をしたキャップ本体B1 と、該キャップ本体B1 の開口を覆うための蓋体L1 とで構成される。
【0017】
キャップ本体B1 は、後述の第1蓋体部L11の嵌合筒部11の外側を覆う筒部覆部1と、その開口2の全面が蓋体L1 で覆われて、わん曲状態のケーブルKを収容するためのケーブル収容部3とから成り、ケーブル収容部3の開口2と筒部覆部1の開口4とは連続している。ケーブル収容部3及び筒部覆部1の各下端面は互いに連続しており、図9に示されるように、キャップC1 をパイプPの上端部に嵌め込んだ状態において、ケーブル収容部3の下端面は、水平線に対して略45°の角度で傾斜していると共に、筒部覆部1の下端面は、これよりも小さな角度で傾斜しており、ケーブル収容部3及び筒部覆部1の各下端面の接続部は、緩やかな屈曲状態となっている。キャップ本体B1 のケーブル収容部3の内側の相対向する部分には、一対のボス部5が設けられており、図6に示されるように、各ボス部5には、ビス6の下孔7が形成されている。この下孔7は、奥側に向けて小径となるような段差状に形成されていて、ビス6の雄ねじ6aは、最も奥側のテーパー下孔部7aに螺合される。
【0018】
キャップ本体B1 のケーブル収容部3の開口2は、その内側に蓋体L1 が嵌合された状態で覆われるために、前記各ボス部5の前端面5aは、ケーブル収容部3の開口端面3aに対して蓋体L1 の略板厚分だけ奥側に配置されている。即ち、各ボス部5の前端面5aは、ケーブル収容部3の開口2に蓋体L1 を嵌合させる際において、奥行方向の位置決め面として機能する。また、キャップ本体B1 のケーブル収容部3の斜最上端部であって、横方向に沿って前記一対の各ボス部5の間には、該ボス部5の前端面5aと同一機能を果たす位置決め突起8aが設けられ、キャップ本体B1 の筒部覆部1の内周面には、第1蓋体部L11の嵌合筒部11の上端面11a(図5参照)に当接して、嵌合深さを定めるための複数の位置決め突起8bが設けられている。
【0019】
蓋体L1 は、二つに分離されていて、パイプPの上端部に嵌合される嵌合筒部11に一体に設けられた第1蓋体部L11と、該第1蓋体部L11との重合部において一対のビス6を介して前記第1蓋体部L11と一体となってキャップ本体B1 に固定される第2蓋体部L12とで構成され、第1及び第2の各蓋体部L11L12が一体に組み付けられることにより、3個のケーブル引込孔H1 が形成される構成になっている。図1及び図5に示されるように、3個のケーブル引込孔H1 は、使用状態(取付状態)において、蓋体L1 の斜上下方向の中央部に横方向に沿って2個のケーブル引込孔H1 が設けられて、この2個のケーブル引込孔H1 の中央であって、しかもこの中央位置から斜上方に所定距離だけ離れた部分に1個のケーブル引込孔H1 が設けられる。よって、第1及び第2の各蓋体部L11,L12を分離させた状態では、ケーブル引込孔H1 を形成する部分は、その側方に開口された半円状となっている。
【0020】
即ち、図1及び図5に示されるように、蓋体L1 は、組付け状態で計3個のケーブル引込孔H1 が形成され、第1及び第2の各蓋体部L11, L12は、3個の各ケーブル引込孔H1 の斜両側方の部分において相互に重合部が重合される構成になっている。ここで、図6に明瞭に図示されているように、蓋体L1 におけるケーブル引込孔H1 が設けられる部分には、その表裏の両周縁に、蓋体L1 の表裏の各面と段差を有する補強用の厚肉リング部12が設けられており、ケーブル引込孔H1 及び厚肉リング部12の図示に関して、蓋体L1 が分離された状態では、それぞれ半円状及び半リング状となり、組付状態の符号に「’」を付すこととする。図3に明瞭に示されているように、第1蓋体部L11の斜上端縁は、ほぼ水平な一直線状になっていて、使用状態(取付状態)において最も高い部分に位置するケーブル引込孔H1 の中心に位置しており、中央と、その両側の計3つの突出片13,14が横方向に設けられ、3つの各突出片13,14の間にそれぞれ溝状のケーブル挿入口15が形成されている。各ケーブル挿入口15の底部には、それぞれ半円状をしたケーブル引込孔H1’が形成されていると共に、中央の突出片13の先端部には、同じく半円状をしたケーブル引込孔H1’が形成されている。また、両側の各突出片14の先端に近い部分には、それぞれビス挿通孔16が形成されている。また、中央の突出片13の外面であって、その幅方向の両端部(前記各ケーブル挿入口15に臨む部分)には、他の平面部に対して凹状となった嵌合重合部17(図3参照)がそれぞれ斜上下方向に沿って形成されている。また、両側の各突出片13,14の先端部の外面は、他の平面部と同一平面に形成されて、それぞれ当接重合部18を形成している。このように、厚肉リング部12を除いて、第1蓋体部L11の外面には、中央の突出片13の幅方向の両側に凹状の嵌合重合部17が形成されて段差面が設けられているが、その内面は、同一平面となっている(図4参照)。
【0021】
また、図3及び図4に示されるように、第2蓋体部L12の斜下端縁は、横方向の両端部を除いてほぼ水平な一直線状になっていて、使用状態(取付状態)において、横方向に配置された斜下側の2個のケーブル引込孔H1 の中心に位置しており、その内面における横方向の中央部に、横方向に沿って中央に位置し、斜方向に沿って最も高い部分に位置するケーブル引込孔H1’に達する嵌合孔19が形成され、該嵌合孔19の両側に、第1蓋体部L11に設けられた各嵌合重合部17に対して嵌合重合する凹状をした各嵌合重合部21がそれぞれ設けられている。また、第2蓋体部L12の内面における横方向の両端部には、第1蓋体部L11に設けられた各当接重合部18を嵌合状態で当接重合させるための凹状の各嵌合重合部22が側方及び斜下方の双方に開口した状態でそれぞれ設けられ、各嵌合重合部22には、ビス挿通溝23が斜下方に開口して設けられている。なお、図3に示されるように、第2蓋体部L12の外面においては、その内面の各嵌合重合部21に対応する部分のみが、他の平面部に対して厚肉リング部12と同一平面を形成するように部分突出している。
【0022】
このため、図5に示されるように、第1蓋体部L11の外面に設けられた2個の嵌合重合部17と、この外側に設けられた当接重合部18との計4個の各重合部(第2蓋体部L12の側から見れば、その内面に形成された中央の2個の嵌合重合部21と、その両側に設けられた2個の嵌合重合部22との計4個の重合部)は、横方向に沿ってほぼ並んで配置される。
【0023】
そして、第2蓋体部L12を第1蓋体部L11から分離させた状態では、図2ないし図4に示されるように、第1蓋体部L11の各ケーブル引込孔H1’は、いずれも半円状となって側方(使用状態では、斜上方)に開口していると共に、斜上下方向に沿って同一高さであって、横方向に沿って所定間隔をおいて設けられた斜下方の2個のケーブル引込孔H1’に関しては、溝状の各ケーブル挿入口15の底部に形成されることとなる。一方、第1及び第2の各蓋体部L11, L12を上記した各重合部17,18(21,22)で互いに重合させると、第1蓋体部L11において側方に開口されていた3つの各ケーブル引込孔H1’は、いずれも第2蓋体部L12の各ケーブル引込孔H1’と合体して、その全周が閉塞された完全孔状のケーブル引込孔H1 となる。
【0024】
また、第1蓋体部L11には、嵌合筒部11が一体に設けられていて、該嵌合筒部11を屋外において略垂直に立てられたパイプPの上端部に嵌合させた状態において、第1蓋体部L11が水平に対して略45°だけ傾斜する関係からして、第1蓋体部L11の蓋体面と嵌合筒部11の軸心とは、略135°で交差している。この嵌合筒部11の開口は、前記パイプPに体して接続する接続口10(図3参照)となっている。また、図6で拡大して図示されているように、第1蓋体部L11に設けられたビス挿通孔16及び第2蓋体部L12に設けられたビス挿通溝23の各内周面には、薄肉片24,25が突出して設けられている。この薄肉片24,25は、ケーブルKを屋外から屋内に引き込んで、その引込部分をキャップC1 で覆う配線作業時において、キャップ本体B1 の開口2を覆う蓋体L1 を、該キャップ本体B1 にビス6を介して固定する際に、斜上方を向いた窮屈な姿勢で行わざるを得ないために、不注意によりビス6を落下させ易いので、前記ビス挿通孔16及びビス挿通溝23に挿通されたビス6の雄ねじ6aを引っ掛けて、その落下を防止するためのものであり、配線終了後においては、蓋体L1 のビス挿通孔16を通って内部に雨水が浸入するのを防止する機能も併有する。なお、第1蓋体部L11において、その板体部と嵌合筒部11との間には、補強リブ26が設けられている。
【0025】
そして、上記したキャップC1 を使用して、電柱のケーブルに接続されたケーブルKを屋外から屋内に引き込むには、以下のようにして行われる。図1、図2及び図9にそれぞれ示されるように、建物の壁面Wには、止め具30を介して屋内側のケーブルKを挿通するパイプPがほぼ垂直に固定されて、該パイプPの上端部にキャップC1 が接続される。そして、屋外側から屋内側にケーブルを引き込む際には、図2に示されるように、蓋体L1 を構成する第1及び第2の蓋体部L11, L12を分離させて、パイプPの上端部には、第1蓋体部L11の嵌合筒部11を外嵌により接続して行う。この状態では、3個のケーブル引込孔H1’は、いずれもケーブルの挿通方向に対して側方( 空間に対しては斜上方) に開口していて、いずれもケーブルKの挿入開口として機能する。即ち、両側の2個のケーブル引込孔H1’は、溝状のケーブル挿入口15の底部に設けられていて、ケーブル挿入口15として機能すると共に、中央のケーブル引込孔H1’は、略半円状となっていて、その開口がケーブル挿入開口27として機能する。
【0026】
このため、図2に示されるように、屋外からパイプP内に引き込まれるケーブルKは、前記パイプPの上端部に接続された第1蓋体部L11の各ケーブル引込孔H1’の側方の各ケーブル挿入開口15,27からケーブルKを挿入して、支持状態となるように配線する。次に、第1蓋体部L11の各嵌合重合部17及び当接重合部18の計4個の各重合部の外側に、第2蓋体部L12の内側の計4個の各嵌合重合部21,22を互いに重合させ、この状態において、キャップ本体B1 を垂直下方に移動させて、その筒部覆部1を第1蓋体部L11の嵌合筒部11の上端部に嵌め込んで部分的に覆うと共に、キャップ本体B1 の開口2を、一体に組み付けられた蓋体L1 により覆う。この状態で、第1蓋体部L11の各ビス挿通孔16及び第2蓋体部L12の各ビス挿通溝23にビス6を挿通させて、2本のビス6をキャップ本体B1 のボス部5に形成された下孔7にそれぞれ螺合させると、2本のビス6を介して第1及び第2の各蓋体部L11, L12が一体に組み付けられて蓋体L1 となると共に、一体となって蓋体L1 は、キャップ本体B1 の開口2を覆った状態で、該キャップ本体B1 に取付けられる。
【0027】
なお、第2蓋体部L12のビス挿通部(ビス挿通溝23)は、溝状になっているために、第1蓋体部L11のビス挿通孔16にビス6を挿通した後に、第1蓋体部L11に対して第2蓋体部L12を近接させて、ビス挿通溝23に対して相対的にビス6を挿通する作業形態も可能である。
【0028】
特に、本実施形態では、第1蓋体部L11の各重合部17,18が設けられている自由端部の外側に、第2蓋体部L12の各重合部21,22が当てがわれて、両蓋体部L11 ,L12が2本のビス6を介してキャップ本体B1 に固定される構成である。このため、第1蓋体部L11の各ケーブル引込孔H1’で支持されるケーブルKの自重により、この第1蓋体部L11は、外側に変形され易いが、上記構成によって、第1蓋体部L11の自由端部の外側は、第2蓋体部L12により支持されているため、上記変形が防止されて、長期間使用しても、第1蓋体部L11の自由端部が外側に変形されて、第1及び第2の各蓋体部L11, L12の接続部の間に段差が生ずる不具合が確実に防止される。特に、横方向に沿って中央の1個のケーブル引込孔H1’は、第1蓋体部L11の最も自由端に近い部分に形成されている関係からして、最も変形され易いが、上記構成により、この変形を確実に防止できる。なお、図1において、28は、両蓋体部L11 ,L12の接合線を示す。
【0029】
引き続いて、図7及び図8を参照にして、本発明の第2実施形態のキャップC2 について説明する。図7は、キャップC2 の使用状態の斜視図であり、図8は、同じく分解斜視図である。なお、第2実施形態のキャップC2 は、ケーブル引込孔H2 からキャップ本体B2 内に雨水等が浸入して、ケーブルKが腐食されるのを防止できる点に特徴を有し、他の構成は、前記キャップC1 と同一であるので、同一部分には、同一符号を付して異なる部分についてのみ説明する。
【0030】
図7及び図8に示されるように、キャップC2 は、キャップ本体B2 と蓋体L2 とで構成され、蓋体L2 は、第1及び第2の各蓋体部L21, L22で構成され、蓋体L2 の各ケーブル引込孔H2 の部分は、外側に突出した筒状に形成されて、防雨筒部32となっている。このため、蓋体L2 を構成する第1及び第2の各蓋体部L21, L22のケーブル引込孔H2’の部分には、半円筒状をした防雨半筒部32’がそれぞれ外側に向けて一体に設けられている。このため、斜下方に配置される2個のケーブル挿入口15に関しては、前記キャップC1 と同一構造となるが、斜上方の1個のケーブル挿入開口3114防雨半筒部32’の長さ分だけの長さを有していることとなって、後述のように、その機能が高まる。
【0031】
このキャップC2 によれば、蓋体L2 の分離状態で、屋外からケーブルKを引き込む際に、ケーブル挿入開口31を形成している防雨半筒部32’が、ケーブルKの配線方向に所定の長さを有している。このため、蓋体L2 の分離状態で、パイプPの上端部に接続された第1蓋体部L21の3個のケーブル引込孔H2’に対してそれらの側方の各ケーブル挿入開口15,31からケーブルKを挿入して支持させる際に、ケーブルKが局部的に大きく屈曲されなくなって、その支持状態が安定する。また、キャップ本体B2 の開口2を蓋体L2 で覆って、キャップC2 として本来の使用に供する場合には、防雨筒部32の存在によって、キャップC2 内に雨水が浸入するのを効果的に防止できて、キャップC2 内に収容されたケーブルが雨水から保護される。
【0032】
また、上記各実施形態では、蓋体の分離状態で、パイプの側に接続される蓋体部に設けられる全てのケーブル引込孔に、側方に開口したケーブル挿入開口が設けられているために、屋外から屋内にケーブルを引き込む際に、孔に対する挿通作業が全く不要となって、ケーブルの引込作業の能率が最大限に高まる利点がある。しかし、蓋体に設けられる複数のケーブル引込孔の一部のみに挿入開口を設ける構成にすることも可能である。
【0033】
また、上記各実施形態は、いずれも本発明を「エントランスキャップ」に実施したものであるが、本発明は、蓋体に設けられたケーブル引込孔が水平方向を向く「ターミナルキャップ」に対しても実施可能である。
【0034】
また、上記各実施形態においては、「屋外に設置されるパイプが接続される接続口」は、いずれも蓋体の側に設けられているため、前記パイプに蓋体のみを接続した状態で、ケーブルの引込作業を行えて、該引込作業が容易となる利点がある。しかし、本発明においては、キャップ本体の側に前記接続口を設けることも可能であり、この場合には、単独状態の蓋体のケーブル引込孔にケーブルを挿入した状態で、この蓋体をキャップ本体に取付けることとなる。
【0035】
また、上記実施形態においては、その上端部にキャップC1,C2 が接続されるパイプPは、その全体が屋外に設置されている例を挙げたが、パイプの大部分が屋内に配置されて、その上端部の水平屈曲部のみが屋内から屋外に突出していて、この水平屈曲部の突出端にキャップが取付けられて配線される場合もある。この配線においては、ターミナルキャップでは、ケーブル引込孔が直下を向き、エントランスキャップでは、ケーブル引込孔が建物の壁面側と対向して斜下方を向くこととなる。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係るエントランス又はターミナルの各キャップは、そのキャップ本体を覆う蓋体を分離させると、ケーブル引込孔の側方に挿入開口が形成された状態で、屋外から屋内に引き込むケーブルを前記ケーブル引込孔の側方から内部に挿入可能となるので、長尺のケーブルを、ケーブル引込孔の開口から、その内部に単に挿入するのみでよく、屋外から屋内にケーブルを引き込む作業の能率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル引込用のエントランスキャップC1 の斜視図である。
【図2】キャップC1 の分離状態の斜視図である。
【図3】キャップC1 を構成する蓋体L1 の分離状態の斜視図である。
【図4】同様の状態を異なる方向から見た斜視図である。
【図5】蓋体L1 を構成する第1及び第2の各蓋体部L11, L12の重複部を主体に示す図である。
【図6】図5のX−X線断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態のキャップC2 の斜視図である。
【図8】同じく分解斜視図である。
【図9】本発明に係るキャップC1(C2)の使用状態の斜視図である。
【図10】従来のキャップC’の斜視図である。
【符号の説明】
B1,B2 :キャップ本体
C1,C2 :エントランスキャップ
H1,H2 :ケーブル引込孔
L1,L2 :蓋体
L11, L21:第1蓋体部
L12 ,L22:第2蓋体部
P:パイプ
2:キャップ本体の開口
3:キャップ本体のケーブル収容部(ケーブル収容空間)
6:ビス
10:蓋体の接続口
32:防雨筒部
Claims (10)
- 屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納するパイプの端部に取付けられ、前記ケーブルを前記パイプ内に引き込む際の引込部分に使用されるエントランスキャップであって、
前記パイプが接続される接続口と、
開口を有し、ケーブルを収容するためのケーブル収容空間を備えたキャップ本体と、
複数のケーブル引込孔を備えていて、前記キャップ本体の開口を閉塞する蓋体とから成り、
前記蓋体は、ケーブル引込孔に対してケーブルを側方から挿入可能とする挿入開口を形成すべく分離可能に形成されていることを特徴とするエントランスキャップ。 - 蓋体には、屋外に設置されるパイプが接続される接続口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のエントランスキャップ。
- 蓋体に設けられた複数のケーブル引込孔は、該蓋体の分離により全てに挿入開口が形成される構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエントランスキャップ。
- 蓋体は、パイプの端部に嵌合される嵌合筒部に一体に設けられた第1蓋体部と、該第1蓋体部との重合部分においてビス類を介して前記第1蓋体部と一体となってキャップ本体に固定される第2蓋体部とに分離され、
前記重合部分において、第2蓋体部は、第1蓋体部の外側に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエントランスキャップ。 - 蓋体の分離状態で、挿入開口が設けられるケーブル引込孔の周囲には、略半円筒状の防雨半筒部が外側に向けて形成され、分離状態の蓋体を一体に組み付けることにより、一対の防雨半筒部が合体して、円筒状の防雨筒部となることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエントランスキャップ。
- 屋外に設置され、屋外から屋内に電力を供給するケーブルを内部に収納するパイプの端部に取付けられ、前記ケーブルを前記パイプ内に引き込む際の引込部分に使用されるターミナルキャップであって、
前記パイプが接続される接続口と、
開口を有し、ケーブルを収容するためのケーブル収容空間を備えたキャップ本体と、
複数のケーブル引込孔を備えていて、前記キャップ本体の開口を閉塞する蓋体とから成り、
前記蓋体は、ケーブル引込孔に対してケーブルを側方から挿入可能とする挿入開口を形成すべく分離可能に形成されていることを特徴とするターミナルキャップ。 - 蓋体には、屋外に設置されるパイプが接続される接続口が設けられていることを特徴とする請求項6に記載のターミナルキャップ。
- 蓋体に設けられた複数のケーブル引込孔は、該蓋体の分離により全てに挿入開口が形成される構成であることを特徴とする請求項6又は7に記載のターミナルキャップ。
- 蓋体は、パイプの上端部に嵌合される嵌合筒部に一体に設けられた第1蓋体部と、該第1蓋体部との重合部分においてビス類を介して前記第1蓋体部と一体となってキャップ本体に固定される第2蓋体部とに分離され、
前記重合部分において、第2蓋体部は、第1蓋体部の外側に配置されることを特徴とする請求項6ないし8のいずれかに記載のターミナルキャップ。 - 蓋体の分離状態で、挿入開口が設けられるケーブル引込孔の周囲には、略半円筒状の防雨半筒部が外側に向けて形成され、分離状態の蓋体を一体に組み付けることにより、一対の防雨半筒部が合体して、円筒状の防雨筒部となることを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載のターミナルキャップ。
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