JP2018007304A - アキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法 Download PDF

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【課題】優れた鉄損特性を有し、簡便且つ安価に製造できるアキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法を提供する。【解決手段】アキシャルギャップ型回転電機は、回転軸を中心として回転可能なロータと、回転軸の軸長方向にロータに対向して配置されるステータとを備える。ステータは、軟磁性体である複数の線材が束ねられたステータコアを有する。このアキシャルギャップ型回転電機の製造方法は、複数の線材を束にした収束体を金属製の筒状部材に挿入するステップと、複数の線材及び筒状部材を共に伸線加工するステップとを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、アキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法に関する。
エアギャップを介して回転軸の軸長方向にロータとステータとが対向配置されたアキシャルギャップ型回転電機が知られている。かかるアキシャルギャップ型回転電機には、渦電流損を低減するために、ステータコアに電磁鋼板又はアモルファス金属を使用したものがある。特許文献1には、回転軸の軸長方向に電磁鋼板が積層されたステータコアを有するアキシャルギャップ型モータが開示されており、特許文献2には、アモルファス金属による箔帯を巻回した巻鉄心をステータに有するアキシャルギャップ型モータが開示されている。
特開2012−50271号公報 特許第5567311号公報
しかしながら、電磁鋼板の積層体については曲げ加工が困難であり加工性が低い。また、加工によって電磁鋼板の積層体にひずみが生じ、このひずみが鉄損増加の原因となる。一方、アモルファス金属を用いたステータコアを製造する場合、アモルファス金属の箔帯が薄い上にその硬度が高いため加工が困難であり、しかも高価であることから製造コストが嵩むという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、優れた鉄損特性を有し、簡便且つ安価に製造できるアキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様のアキシャルギャップ型回転電機は、回転軸を中心として回転可能なロータと、前記回転軸の軸長方向に前記ロータに対向して配置されるステータとを備え、前記ステータは、軟磁性体である複数の線材が束ねられたステータコアを有する。
この態様において、前記ステータは、前記ロータに対向配置される板状の支持部をさらに有し、前記ステータコアは、前記支持部を貫通することにより前記支持部に支持されていてもよい。
また、上記態様において、前記線材は、その直径が0.3mm以上2.0mm以下であってもよい。
また、上記態様において、前記ステータコアは、80%以上100%以下の充填率で複数の前記線材が束ねられて形成されていてもよい。
また、上記態様において、前記線材のそれぞれは、六角形の断面を有してもよい。
また、上記態様において、前記ステータコアは、前記複数の線材を束ねた収束体を保持する筒状部材を有してもよい。
また、上記態様において、前記筒状部材は、円環状の断面を有してもよい。
また、上記態様において、前記ステータは、複数の前記ステータコアを有し、前記筒状部材は、扇形の中心側部分が欠落した形状の断面を有し、前記複数のステータコアは、それぞれの筒状部材の円弧部分が前記回転軸を中心とした円に沿って並ぶように、前記円の周方向に配置されていてもよい。
また、上記態様において、前記線材のそれぞれは、表面に絶縁皮膜が形成されていてもよい。
また、上記態様において、前記ステータコアは、端面において防さび処理が施されていてもよい。
また、本発明の他の態様のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法は、回転軸を中心として回転可能なロータと、前記回転軸の軸長方向に前記ロータに対向して配置されるステータとを備え、前記ステータが、軟磁性体である複数の線材を束にした収束体が金属製の筒状部材に充填されたステータコアを有するアキシャルギャップ型回転電機の製造方法であって、前記複数の線材を束にした収束体を金属製の筒状部材に挿入するステップと、前記複数の線材及び前記筒状部材を共に伸線加工するステップと、を有する。
また、上記態様において、前記伸線加工するステップでは、前記伸線加工による減面率が0%以上50%以下であってもよい。
また、上記態様において、前記製造方法は、伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材に対し、真空、水素ガス、又は不活性ガス雰囲気下において500℃以上950℃以下の温度で熱処理を行うステップをさらに有してもよい。
また、上記態様において、前記製造方法は、伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材を、板状の支持部に設けられた孔に挿入し、前記筒状部材を前記支持部に接合するステップをさらに有してもよい。
また、上記態様において、前記筒状部材を前記支持部に接合するステップでは、伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材を、複数の前記支持部に貫通させて接合し、前記製造方法は、隣り合う前記支持部の間において前記複数の線材及び前記筒状部材を切断するステップをさらに有してもよい。
本発明のアキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法によれば、優れた鉄損特性を有するアキシャルギャップ型回転電機を簡便且つ安価に製造できる。
実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成を示す側面断面図。 実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機のロータの構成を示す正面図。 実施の形態1に係るアキシャルギャップ型回転電機のステータの構成を示す正面断面図。 ステータコアの構成を示す拡大正面断面図。 ステータコアに生じる渦電流を示す拡大正面断面図。 電磁鋼板の積層体と電磁鋼の線材の収束体とのそれぞれにおける渦電流損を説明するための図。 コア用棒材の作製工程を示すフローチャート。 コア用棒材の作製工程を模式的に説明するための図。 ステータの製造工程を示すフローチャート。 支持部の構成を示す正面図。 ステータの製造工程の一部を模式的に説明するための図。 ロータの製造工程を示すフローチャート。 実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機のロータの構成を示す正面図。 実施の形態2に係るアキシャルギャップ型回転電機のステータの構成を示す正面断面図。 ステータコアの構成を示す拡大正面断面図。 ステータコアに生じる渦電流を示す拡大正面断面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
<アキシャルギャップ型回転電機の構成>
図1は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機の構成を示す側面断面図である。なお、ここでいう「回転電機」とは、回転部を有する電気機械であり、電動機、発電機、電動機兼発電機を含む。
図1に示すように、アキシャルギャップ型回転電機100は、2つのロータ110と、ステータ120とを備え、ステータ120の両側それぞれにロータ110が配置されたシングルステータダブルロータ構造のアキシャルギャップ型回転電機である。ロータ110は、回転軸105を中心にして回転可能に支持されている。また、ロータ110とステータ120とは、回転軸105の軸長方向にエアギャップを介して対向配置されている。なお、以下の説明において、回転軸105の軸長方向を「軸長方向」、回転軸105を中心とする円の周方向を「周方向」という。
ロータ110は、円盤状のロータ基盤111と、永久磁石112とを備える。ロータ基盤111は、帯状の電磁鋼板が巻回された巻鉄心であり、円盤状の軟磁性体である。
図2は、ロータ110の構成を示す正面図である。上記のようなロータ基盤111におけるステータ120との対向面には、図2に示すように複数の永久磁石112が周方向に等間隔に並べられる。各永久磁石112は、正面視において円形をなしており、厚さ(軸長方向長さ)が一定の板状である。かかる永久磁石112の数は10個である。なお、永久磁石112の数、つまり極数は10以外の偶数であってもよい。
永久磁石112には、高トルクを得るためにネオジウム磁石、サマリウムコバルト磁石等の希土類磁石を使用するのが好ましい。また、使用目的によっては安価なフェライト磁石等も使用できる。各永久磁石112は一方の面がN極、反対側の面がS極となっている。かかる永久磁石112は、隣り合う永久磁石112とは磁極が反対になるように配置される。つまり、ステータ120との対向面(以下、「表面」という。また、表面の反対側の面を「裏面」という。)がN極となっている永久磁石112の隣の永久磁石は、表面がS極となっている。このように、各永久磁石112は、表面の磁極が交互に反対になるように配置されている。かかる永久磁石112はロータ基盤111に接着剤によって固定されている。
次に、ステータ120の構成について説明する。図3は、ステータ120の構成を示す正面断面図である。ステータ120は、ステータコア122と、コイル123と、支持部124とを備える。
図4は、ステータコア122の構成を示す拡大正面断面図である。図4に示すように、ステータコア122は、軟磁性体である複数の線材125aが束ねられた収束体125と、アルミニウム又は鉄等の金属製の筒状部材126とを有する。筒状部材126は、円環状の断面を有しており、その内部に収束体125を保持する。収束体125において、各線材125aは軸長方向に延びる。
線材125aは磁気特性に優れる材料を使用することが好ましく、純鉄系、低炭素鋼、Si添加鋼などを使用できる。磁気特性に優れる材料として電磁ステンレスがあるが、合金成分量が多いことから、硬く成型しにくいため線材125aの材料には適さない。さらに具体的には、線材125aは、主成分の鉄(Fe)に、0.001質量%以上、0.01質量%以下の炭素(C)、0より多く、2.0質量%以下のシリコン(Si)、0.1質量%以上、0.5質量%以下のマンガン(Mn)、0より多く、0.03質量%以下のリン(P)、0より多く、0.02質量%以下の硫黄(S)、0より多く、0.1質量%以下の銅(Cu)、0より多く、0.1質量%以下のニッケル(Ni)、0より多く、0.04質量%以下のアルミニウム(Al)、及び、0より多く、0.007質量%以下の窒素(N)の各成分を含有することが好ましい。かかる線材125aのミクロ組織は、フェライト結晶粒の大きさがフェライト結晶粒度番号で2以上、6以下であることが好ましい。
また、各線材125aの断面形状は六角形であり、ステータコア122の充填率は100%である。ステータコア122の充填率については、モータの磁気エネルギー密度を高めるためになるべく高いほうがよい。このため、ステータコア122の充填率を80%以上100%以下とすることが好ましい。また、線材125aの断面形状は六角形に限られず、円形であってもよい。ただし、線材125aの断面形状が円形よりも六角形である方が、線材125a同士の隙間が小さくなり、充填率を高めることができる。
他方、交流磁界によって発生する鉄損の影響でステータコア122が発熱し、温度上昇が問題になることがある。このような場合、ステータコア122に隙間を設けるためにあえて充填率を低下させることが可能である。これにより、ステータコア122の放熱性を高めることができ、線材125a間に冷却溶媒を流すことで温度上昇を抑えることができる。かかる温度上昇を考慮する場合、ステータコア122の充填率は80%以上95%以下とするのがよく、好ましくは82%以上93%以下とし、さらに好ましくは83%以上91%以下とする。
また、各線材125aの表面は絶縁皮膜でコーティングされている。これにより、線材125a間が絶縁され、各線材125aにおいて渦電流が形成される。このため、渦電流損をより一層低減できる。かかるステータコア122の端面は、メッキ又は合成樹脂をコーティングすることにより防さび処理が施されている。これにより、さびの発生を抑制できる。
再び図3を参照する。支持部124は円盤状の部材であり、非磁性材料、例えば、合成樹脂、炭素繊維、ガラス繊維、炭素繊維又はガラス繊維と合成樹脂の母材とを組み合わせた複合材料、オーステナイト系ステンレス鋼、銅、アルミニウム等によって構成される。なお、ここでいう「非磁性」とは、実質的に磁化されない性質をいい、永久磁石に吸着しない程度に微弱に磁化される場合を含む。支持部124は、回転軸105に軸受128を介して取り付けられている(図1参照)。これにより、ロータ110はステータ120に対して回転軸105を中心として相対的に回転可能である。支持部124には、周方向に等間隔に円形の孔127が設けられており、この孔127をステータコア122が貫通する。支持部124とステータコア122とは、溶接、ロウ付け、接着剤等によって互いに固着されている。
また、ステータコア122の個数(以下、「スロット数」という)は6である。なお、スロット数を6以外とすることもできる。ただし、アキシャルギャップ型回転電機100を三相交流で駆動する場合、スロット数は3の倍数である必要がある。また、各ステータコア122の回転軸105からの距離は、ロータ110における各永久磁石112の回転軸105からの距離と同等である。これにより、ステータコア122と永久磁石112とが正対する。
支持部124の両側に突出したステータコア122の両側の部分のそれぞれにはコイル123が設けられる(図1参照)。ステータコア122およびコイル123は電磁石121を構成する。コイル123に電流が流れると、電磁石121のロータ110と対向する側がN極又はS極となるように磁界が発生する。アキシャルギャップ型回転電機100が三層モータの場合、各コイル123には位相が互いに120°異なる三層交流が与えられる。各電磁石121は、与えられる交流の位相に応じた磁界を生じる。
電磁石121により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石112から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石121と永久磁石112との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ110が回転する。このとき、永久磁石112によって軸長方向に延びるように磁束が生じる。この磁束は永久磁石112に対向するステータコア122に入射し、各線材125aを軸長方向に通過する。
図5は、ステータコア122に生じる渦電流を示す拡大正面断面図である。上述したように、各線材125aに磁束が通過する。このような磁束の変化によって電磁誘導が生じ、各線材125aの内部に図5に矢印で示すような渦電流が誘起される。ステータコア122が複数の線材125aに分割されていることから、電流の経路が分割される。これにより電流の経路が分割されていない場合に比べて抵抗値が増大する。このため、誘起される電流が減少し、ジュール損が減少する。
図6は、電磁鋼板の積層体と電磁鋼の線材(以下、「電磁細線」という)の収束体とのそれぞれにおける渦電流損を説明するための図である。図6では、電磁細線の断面を六角形ではなく円形としている。図6に示すように電磁鋼板の積層体に対し、その積層方向と直交する方向(各電磁鋼板の長さ方向)の磁界が与えられると、磁束の変化によって電磁誘導が生じ、電磁鋼板の断面全体を環状に流れる渦電流が誘起される。このとき、磁束は電磁鋼板の正面に一様に入射し、板中を通過するものとすると、生じる損失Pは次式(1)で表される。
Figure 2018007304
ただし、fは駆動周波数(Hz)、Bは磁束密度(T)、dは電磁鋼板の厚さ(m)、ρは電気抵抗率(Ωcm)をそれぞれ示す。
他方、電磁細線の収束体に対し、電磁細線の長さ方向の磁界が与えられると、電磁細線の断面全体を環状に流れる渦電流が誘起される。このときの損失Pは次式(2)で表される。
Figure 2018007304
ただし、Dは電磁細線の直径(m)を示す。
式(1),(2)を比較すると、電磁細線の収束体についての式(2)の分母が大きく、電磁鋼板の厚さdと線径Dとが同程度であれば、電磁細線の収束体の方が渦電流損を抑制できることが分かる。このように、電磁細線の収束体は電磁鋼板の積層体に比べて優れた鉄損特性を有している。
アキシャルギャップ型回転電機100をモータとして使用する場合、駆動周波数が高くなると鉄損における渦電流損の割合が大きくなるため、周波数が高い場合は線材125aの線径を小さくすることが有効である。また、線径が大きすぎると交流磁界を印加した際に表皮効果によって磁束が内部まで浸透せず、トルク不足になったり、渦電流損が増加して効率が低下したりするおそれがある。このため、線材125aの線径(断面が六角形の場合は対角長。断面が円形の場合は直径。)の上限は2.0mmがよく、好ましくは1.8mm、さらに好ましくは1.6mmとする。他方、線径が小さすぎると線材における絶縁皮膜の閉める割合が鋼に対して相対的に大きくなり、磁束密度の減少及びトルクの減少の原因となる。このような理由から線材125aの線径の下限は0.3mmとするのがよく、好ましくは0.5mm, さらに好ましくは0.7mm以上とする。このように、線材125aの線径はモータの駆動条件(駆動周波数、必要トルク、効率)に応じて適切な範囲を選択する必要がある。
<アキシャルギャップ型回転電機の製造方法>
(a)コア用棒材作製工程
次に、上述したアキシャルギャップ型回転電機100の製造方法について説明する。まず、ステータコア122の材料となるコア用棒材を作製する。図7は、コア用棒材の作製工程を示すフローチャートであり、図8は、当該工程を模式的に説明するための図である。線材125aの材料として、線径3mm程度の断面形状が円形の線材151を使用し、これを線径1.2mm以上1.5mm以下程度まで熱間又は冷間伸線加工を施し細径化する(ステップS101)。伸線加工における減面率は0%以上50%以下とすることが好ましく、1パスあたり10%以上20%以下とすることがさらに好ましい。
冷間伸線加工を行った場合、加工ひずみを除去するために500℃程度の温度で伸線加工後の線材151に対してひずみとり焼鈍を行う(ステップS102)。熱間伸線加工を行った場合、ステップS102の工程は不要である。
次に、線材151の表面に絶縁皮膜を形成する(ステップS103)。具体的には、潤滑及び電気的絶縁のためリン酸系ボンデ被膜を線材表面に形成する。
次に、上記のようにして加工された線材151を筒状部材126の材料であるパイプ152の中に充填する(ステップS104)。パイプ152は、鉄又はアルミニウム製であり、円環の断面形状を有する。パイプ152の外径はステータコア122の外径の1.5倍程度までとする。また、最密充填になるように可能な限り多数の線材151をパイプ152の中にしきつめるのが理想である。このとき、線材151を規則正しく整列するためにパイプ152を数十Hzの周波数で振動させながら当該パイプ152に線材151を挿入することが好ましい。
再び熱間又は冷間伸線加工によって、線材151が挿入されたパイプ152を内部の各線材151の線径が1.0mm程度になるまで細径化する(ステップS105)。このような細径化を行うことで内部の線材151も共に細径化されると共に、互いに接触する線材151同士の圧迫により線材151の断面形状が六角形に変形する。これにより、線材151間のすきまが減少し、充填率が増加する。
このような加工を行うことで図8に示すようにパイプ152に充填され、固定された線材151の集合体であるコア用棒材150が形成される。パイプ152に線材151を挿入したまま加工を行うことで、線材151同士がばらけることを防止でき、取り扱いが容易になる。
上記のようにして得られたコア用棒材150に対して最後に磁気焼鈍を実施する(ステップS106)。磁気焼鈍工程は鋼材成分及び加工率によって異なるが、500℃以上950℃以下の真空、水素ガス、又は不活性ガス雰囲気下で行うのが好ましく、温度を800℃以上900℃以下とすることがさらに好ましい。真空、水素ガス、又は不活性ガス雰囲気とするのはコア用棒材150の酸化を防ぐためである。かかる磁気焼鈍工程は必須ではなく、省略することもできる。
(b)ステータの製造工程
図9は、ステータ120の製造工程を示すフローチャートであり、図10は、支持部124の構成を示す正面図である。ステンレス製の鋼板を切断し、図10に示すような支持部124を作製する(ステップS201)。支持部124の中心には回転軸105が貫通する孔130が設けられる。孔130の周りにはステータコア122を配置するための複数(10個)の孔127が周方向に等間隔に設けられる。かかる孔127の直径はステータコア122の直径よりわずかに大きい。これらの孔127及び130は金型を用いた打ち抜き加工などによって形成される。
次に、上述したように作製された複数の支持部124の全ての孔127に、コア用棒材150を挿入する(ステップS202)。図11は、ステータ120の製造工程の一部を模式的に説明するための図である。図11に示すように、各支持部124は、コア用棒材150に垂直に貫通され、コア用棒材150の長手方向に等間隔に並べられる。隣り合う支持部124の間隔は、ステータ120の軸長方向長さと同程度とする。
次に、各コア用棒材150と各支持部124との接続部分を、溶接、ロウ付け、又は接着剤によって固着する(ステップS203)。固着後、コア用棒材150における隣り合う支持部124の中間部分を砥石又はワイヤーカット等で切断する(ステップS204)。図11において、切断箇所を破線で示している。このようにコア用棒材150が切断されることにより、ステータコア122が形成される。さらに、切断された端面にニッケル若しくは亜鉛メッキを施し又は合成樹脂をコーティングして、防さび処理を施す(ステップS205)。
その一方で、ステータコア122の直径よりも若干大きい内径のボビンに銅線を所定回数巻回し、コイル123を作製する(ステップS206)。ここで、電気接続用にコイル123の両端を10〜20cm程度余らせておく。このようにして作製されたコイル123をステータコア122に取り付け、接着剤を用いてボビンをステータコア122に固着する(ステップS207)。以上で、ステータ120が完成する。
(c)ロータの製造工程
図12は、ロータ110の製造工程を示すフローチャートである。まず、純鉄、炭素鋼又は積層鋼板を用いて支持部124とほぼ等しい直径の円盤(ロータ基盤111)を作製する(ステップS301)。この円盤の中心には、回転軸105が貫通するための孔を設けておく。
次に、作製されたロータ基盤111の一面において、10個の永久磁石112を周方向に等間隔に配置し、接着剤又はロウ付けによって固着する(ステップS302)。このとき、各永久磁石112のロータ基盤111の中心からの距離が、ステータ120におけるステータコア122の支持部124の中心からの距離と同程度となるように、各永久磁石112を配置する。また、隣り合う永久磁石112の表面側の磁極が互いに反対になるようにする。以上で、ロータ110が完成する。
(d)ステータとロータとの組み付け
上記のようにして作製したステータ120の支持部124の中心の孔に軸受を取り付け、当該軸受に回転軸105を貫通させる。また、回転軸105の両側それぞれをロータ110のロータ基盤111の中心の孔に挿入し、ステータ120の両側に2つのロータ110を配置する。ロータ基盤111と回転軸105とは溶接、ロウ付け、又は接着剤によって互いに固着する。以上で、アキシャルギャップ型回転電機100が完成する。
上記のように、ステータコアを複数の線材の束として構成するため、線材間での電流の通過が阻害され、各線材において渦電流が生じることになる。このように渦電流損が生じる領域が線材毎に区分されるため、渦電流損を抑制できる。また、安価な線材を束ねることでステータコアを容易に製造できるため、製造コストを抑制できる。
(実施の形態2)
<アキシャルギャップ型回転電機の構成>
図13は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機のロータの構成を示す正面図である。図13に示すように、ロータ210は、正面視において扇形の中心側部分が円弧状に欠落したような形状の永久磁石212を複数有している。つまり、永久磁石212は、正面視において、回転軸105を中心とする円環の2つの半径と、その2つの半径の間にある2つの円弧(外側の円弧及び内側の円弧)とで囲まれた形状をなす。各永久磁石212は、厚さが一定の板状である。
複数の永久磁石212は、ロータ基盤111におけるステータ220との対向面に、正面視において円弧部分が回転軸105を中心とした円に沿って並ぶように、周方向に等間隔に配置されている。かかる永久磁石212の数は10個である。なお、永久磁石212の数、つまり極数は10以外の偶数であってもよい。
永久磁石212には、高トルクを得るためにネオジウム磁石、サマリウムコバルト磁石等の希土類磁石を使用するのが好ましい。また、使用目的によっては安価なフェライト磁石等も使用できる。各永久磁石212は一方の面がN極、反対側の面がS極となっている。かかる永久磁石212は、隣り合う永久磁石212とは磁極が反対になるように配置される。つまり、各永久磁石212は、表面の磁極が交互に反対になるように配置されている。かかる永久磁石212はロータ基盤111に接着剤によって固定されている。
次に、ステータ220の構成について説明する。図14は、本実施の形態に係るアキシャルギャップ型回転電機のステータの構成を示す正面断面図である。図14に示すように、ステータ220は、正面視において扇形の中心側部分が円弧状に欠落したような形状のステータコア222を複数有している。つまり、ステータコア222は、正面視において、回転軸105を中心とする円環の2つの半径と、その2つの半径の間にある2つの円弧(外側の円弧及び内側の円弧)とで囲まれた形状をなす。
図15は、ステータコア222の構成を示す拡大正面断面図である。図15に示すように、ステータコア222は、軟磁性体である複数の線材225aが束ねられた収束体225と、合成樹脂製の筒状部材226とを有する。筒状部材226は、正面視において扇形の中心側部分が円弧状に欠落したような形状の断面を有しており、その内部に収束体225を保持する。収束体225において、各線材225aは軸長方向に延びる。線材225aは磁気特性に優れる材料を使用することが好ましく、純鉄系、低炭素鋼、Si添加鋼などを使用できる。磁気特性に優れる材料として電磁ステンレスがあるが、合金成分量が多いことから、硬く成型しにくいため線材225aの材料には適さない。
また、各線材225aの断面形状は円形である。かかる円形断面の線材225aの間には隙間が生じており、これによりステータコア222の充填率は約90%である。このようにステータコア222に隙間を設けることで、放熱性を高めることができ、線材225a間に冷却溶媒を流すことで温度上昇を抑えることができる。
また、各線材225aの表面は絶縁皮膜でコーティングされている。これにより、線材225a間が絶縁され、各線材225aにおいて渦電流が形成される。このため、渦電流損をより一層低減できる。かかるステータコア222の端面は、メッキ又は合成樹脂をコーティングすることにより防さび処理が施されている。これにより、さびの発生を抑制できる。
再び図14を参照する。支持部224は円盤状の部材であり、非磁性材料、例えば、合成樹脂、炭素繊維、ガラス繊維、炭素繊維又はガラス繊維と合成樹脂の母材とを組み合わせた複合材料、オーステナイト系ステンレス鋼、銅、アルミニウム等によって構成される。支持部224は、回転軸105に軸受128を介して取り付けられている。これにより、ロータ210はステータ220に対して回転軸105を中心として相対的に回転可能である。支持部224には、周方向に等間隔に上記のステータコア222の断面形状に適合する形状の孔227が設けられており、この孔227をステータコア222が貫通する。複数のステータコア222は、正面視において円弧部分が回転軸105を中心とした円に沿って並ぶように、周方向に等間隔に配置されている。かかるステータコア222は、接着剤によって支持部224に固着されている。
また、ステータ220のスロット数は6である。なお、スロット数は6以外とすることもできる。ただし、アキシャルギャップ型回転電機200を三相交流で駆動する場合、スロット数は3の倍数とする必要がある。また、各ステータコア222の回転軸105からの距離は、ロータ210における各永久磁石212の回転軸105からの距離と同等である。これにより、ステータコア222と永久磁石212とが正対する。
支持部224の両側に突出したステータコア222の両側の部分のそれぞれにはコイル223が設けられる。ステータコア222およびコイル223は電磁石221を構成する。コイル223に電流が流れると、電磁石221のロータ210と対向する側がN極又はS極となるように磁界が発生する。アキシャルギャップ型回転電機が三層モータの場合、各コイル223には位相が互いに120°異なる三層交流が与えられる。各電磁石221は、与えられる交流の位相に応じた磁界を生じる。
電磁石221により磁界が形成されると、当該磁界が永久磁石212から生じた磁界に影響を及ぼす。これにより、電磁石221と永久磁石212との間で吸引力又は反発力が生じ、ロータ210が回転する。このとき、永久磁石212によって軸長方向に延びるように磁束が生じる。この磁束は永久磁石212に対向するステータコア222に入射し、各線材225aを軸長方向に通過する。
図16は、ステータコア222に生じる渦電流を示す拡大正面断面図である。上述したように、各線材225aに磁束が通過する。このような磁束の変化によって電磁誘導が生じ、各線材225aの内部に図16に矢印で示すような渦電流が誘起される。ステータコア222が複数の線材225aに分割されていることから、電流の経路が分割される。これにより電流の経路が分割されていない場合に比べて抵抗値が増大する。このため、誘起される電流が減少し、ジュール損が減少する。
なお、線材225aの表面に絶縁被膜を形成しなくてもよい。この場合、互いに接触している線材225aの間は電気絶縁されていないが、線材225aの表面において他の線材225aと接触している部分は一部分であり、かかる接触部分の面積は小さいため抵抗値が高く、電流の通過を阻害する。よって、この場合においても、図16に示すように線材225a毎に渦電流が生じ、渦電流損が低減される。
なお、アキシャルギャップ型回転電機のその他の構成については、実施の形態1において説明したアキシャルギャップ型回転電機100の構成と同様であるので、同一構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態1においては、ステータコア122の断面形状を円形とし、実施の形態2においては、ステータコア222の断面形状を中心側が円弧状に欠落した扇形としたが、これに限定されるものではない。ステータコアの断面形状は、円形又は中心側が円弧状に欠落した扇形以外の任意の形状とすることができる。例えば、ステータコアの断面形状を四角形、三角形、又は台形としてもよいし、中心側が直線状に欠落した扇形としてもよい。これらの場合も、ステータコアの断面の外縁部分を筒状部材によって構成し、その内部に複数の線材を充填することでステータコアが構成される。
また、上述した実施の形態1及び2においては、筒状部材の内部において線材が軸長方向に延びる構成について述べたが、これに限定されるものではない。ステータコアにおいて、筒状部材の内部で複数の線材をより合わせた構成とすることもできる。
本発明のアキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法は、ロータ基盤に永久磁石を固定したロータと、ステータコアの周囲にコイルを巻回したステータとを有するアキシャルギャップ型回転電機及びその製造方法として有用である。
100 アキシャルギャップ型回転電機
105 回転軸
110 ロータ
111 ロータ基盤
112 永久磁石
120 ステータ
121 電磁石
122 ステータコア
123 コイル
124 支持部
125 収束体
125a 線材
126 筒状部材
127 孔
150 コア用棒材
151 線材
152 パイプ
210 ロータ
212 永久磁石
220 ステータ
222 ステータコア
224 支持部
225 収束体
225a 線材
226 筒状部材

Claims (15)

  1. 回転軸を中心として回転可能なロータと、
    前記回転軸の軸長方向に前記ロータに対向して配置されるステータと
    を備え、
    前記ステータは、軟磁性体である複数の線材が束ねられたステータコアを有する、
    アキシャルギャップ型回転電機。
  2. 前記ステータは、前記ロータに対向配置される板状の支持部をさらに有し、
    前記ステータコアは、前記支持部を貫通することにより前記支持部に支持されている、
    請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 前記線材は、その直径が0.3mm以上2.0mm以下である、
    請求項1又は2に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 前記ステータコアは、80%以上100%以下の充填率で複数の前記線材が束ねられて形成されている、
    請求項1乃至3の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  5. 前記線材のそれぞれは、六角形の断面を有する、
    請求項4に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 前記ステータコアは、前記複数の線材を束ねた収束体を保持する筒状部材を有する、
    請求項1乃至5の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 前記筒状部材は、円環状の断面を有する、
    請求項6に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 前記ステータは、複数の前記ステータコアを有し、
    前記筒状部材は、扇形の中心側部分が欠落した形状の断面を有し、
    前記複数のステータコアは、それぞれの筒状部材の円弧部分が前記回転軸を中心とした円に沿って並ぶように、前記円の周方向に配置されている、
    請求項6に記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  9. 前記線材のそれぞれは、表面に絶縁皮膜が形成されている、
    請求項1乃至8の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  10. 前記ステータコアは、端面において防さび処理が施されている、
    請求項1乃至9の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機。
  11. 回転軸を中心として回転可能なロータと、前記回転軸の軸長方向に前記ロータに対向して配置されるステータとを備え、前記ステータが、軟磁性体である複数の線材を束にした収束体が金属製の筒状部材に充填されたステータコアを有するアキシャルギャップ型回転電機の製造方法であって、
    前記複数の線材を束にした収束体を金属製の筒状部材に挿入するステップと、
    前記複数の線材及び前記筒状部材を共に伸線加工するステップと、
    を有する、
    アキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
  12. 前記伸線加工するステップでは、前記伸線加工による減面率が0%以上50%以下である、
    請求項11に記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
  13. 伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材に対し、真空、水素ガス、又は不活性ガス雰囲気下において500℃以上950℃以下の温度で熱処理を行うステップをさらに有する、
    請求項11又は12に記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
  14. 伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材を、板状の支持部に設けられた孔に挿入し、前記筒状部材を前記支持部に接合するステップをさらに有する、
    請求項11乃至13の何れかに記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
  15. 前記筒状部材を前記支持部に接合するステップでは、伸線加工された前記複数の線材及び前記筒状部材を、複数の前記支持部に貫通させて接合し、
    隣り合う前記支持部の間において前記複数の線材及び前記筒状部材を切断するステップをさらに有する、
    請求項14に記載のアキシャルギャップ型回転電機の製造方法。
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