JP2018006281A - 照明制御システム、照明制御方法及び制御プログラム - Google Patents

照明制御システム、照明制御方法及び制御プログラム Download PDF

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圭介 尾上
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清隆 竹原
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富一 今井
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Abstract

【課題】照明装置の点灯状態を、ユーザ操作によって変化させる他に、外部装置からの制御要求で変化させる照明制御システムにおいて、ユーザの意に反する点灯状態の変化によって、ユーザが、照明装置が故障したかもしれないという不安を感じる事態の発生を抑制し得る照明制御システムを提供する。
【解決手段】照明装置200aの点灯状態に係る制御である照明制御を実行する照明制御システム10は、発生した制御要因に応じて照明制御を実行する制御部140と、制御部140により照明制御が実行されてからの経過時間を計時する計時部130とを備え、制御部140は、ユーザ操作の受け付け等の第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから計時部130により第1所定時間が計時されるまで、外部装置からの制御要求の受信等の第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置を制御する照明制御システム、並びに、この照明制御システムで用いられる照明制御方法、及び、制御プログラムに関する。
従来、ユーザによるリモコン操作等により複数の照明負荷の調光制御を集中的に行う照明制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術では、各照明負荷の点灯状態(明るさの強さである調光度等)を、シーンの切り替え操作で変更できる。また、照明制御技術として、火災等が検知された場合に感知器内の照明装置を、感知器の外部から遠隔制御して点灯させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−367788号公報 特開2013−069333号公報
照明制御システムにおいて、照明装置の点灯状態が、照明制御システム外の外部装置からの制御要求(例えばエネルギー管理システムの装置からの電力消費抑制のための制御要求等)を受けることによって変化し得るようにすることは有用である。しかし、照明装置の点灯状態が、ユーザ操作によって変化する他に、外部装置からの制御要求を受けることによって変化することにより、次のような弊害も発生する。例えば、ユーザ操作によって照明装置が最も明るい全点灯状態に変化した直後に、外部装置からのエネルギー消費抑制のための制御要求によって照明装置が暗い点灯状態に変化する。このとき、ユーザが、照明装置が故障したかもしれないという不安を感じるおそれがある。
そこで、本発明は、照明装置の点灯状態を複数の制御要因に応じて変化させ得るようにしたことにより生じる弊害を低減させ得る照明制御システムを提供することを目的とする。また、本発明は、この照明制御システムで用いられる照明制御方法、及び、制御プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る照明制御システムは、照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御を実行する照明制御システムであって、発生した制御要因に応じて照明制御を実行する制御部と、前記制御部により照明制御が実行されてからの経過時間を計時する計時部とを備え、前記制御部は、第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により第1所定時間が計時されるまで、前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止する。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る照明制御方法は、照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御方法であって、発生した第1種の制御要因に応じて照明制御を実行する第1制御ステップと、前記第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間が経過するまでに発生した前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を当該第1所定時間が経過するまで抑止し、当該第1所定時間が経過した際に一定条件下で当該第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップとを含む。
また、上記目的を達成するために本発明の一態様に係る制御プログラムは、マイクロプロセッサを備える制御装置に、照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御処理を実行させるための制御プログラムであって、前記照明制御処理は、発生した第1種の制御要因に応じて照明制御を実行する第1制御ステップと、前記第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間が経過するまでに発生した前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を当該第1所定時間が経過するまで抑止し、当該第1所定時間が経過した際に一定条件下で当該第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップとを含む。
本発明の一態様に係る照明制御システム等によれば、照明装置の点灯状態を複数の制御要因それぞれに応じて変化させる制御に、制御要因相互の関係に基づき一定の制限をかけたので、上述の弊害の発生が抑制され得る。
実施の形態1に係る照明制御システムの概略構成図である。 実施の形態1に係る照明制御システムにおける制御装置の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る制御装置が保持する優先時間情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る制御装置による照明制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る照明制御システムの各装置及び外部装置の動作例1を示すシーケンス図である。 実施の形態1に係る照明制御システムの各装置及び外部装置の動作例2を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る制御装置による照明制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る照明制御システムの各装置及び外部装置の動作例を示すシーケンス図である。 他の実施の形態に係る照明制御システムの概略構成図である。
(実施の形態1)
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。ここで示す実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、並びに、ステップ(工程)及びステップの順序等は、一例であって本発明を限定するものではない。以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
以下、本発明の一実施形態に係る照明制御システムについて説明する。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る照明制御システム10の概略構成を示す図である。照明制御システム10は、複数の制御要因に対応して、制御要因相互の関係に基づく一定条件下で、1台又は複数台の照明装置の点灯状態を変更する照明制御(照明装置の制御)の機能を有するシステムの一例である。ここでは、住宅20内に設置された複数の照明装置200a〜200cを制御するための照明制御システム10について説明する。
照明制御システム10は、図1に示すように、制御装置100、照明装置200a〜200cを含んで構成される。図1では、説明の便宜上3台の照明装置200a〜200cを示したが、照明制御システム10は、照明装置を、1台以上の何台含んでもよい。照明制御システム10において照明装置200a〜200cを制御する制御装置100は、照明制御システム10以外の外部装置30と通信可能である。
外部装置30は、照明制御システム10の外部から照明制御を要求する装置であり、例えば、住宅20における電力等のエネルギー管理をするHEMS(Home Energy Management System)におけるHEMSコントローラ等である。HEMSコントローラは、例えば電力消費の抑制等のために、住宅における各種HEMS機器(空調機器、家電機器、発電機器、蓄電機器等)を、HAN(Home Area Network)を介して制御する機能を有する。また、HEMSコントローラは、例えば、住宅20外のサーバ装置(例えば電力会社等が運用するコンピュータ等)と通信して、そのサーバ装置からの指令を受けて電力消費の抑制に係る制御を行うものであってもよい。HEMSコントローラ等である外部装置30は、例えば、電力消費の抑制が必要な時間帯において、照明制御システム10の制御装置100に対して、減光或いは消灯への照明制御等を指示する制御要求を送信し得る。
照明装置200a〜200cの各々は、通信機能を有し、照明部(光源等)の点灯状態を変化させ得る照明器具であり、例えば調光度、発光色、配光等の1つ以上を変化させ得る。光源は、例えば、1つ又は複数のLED(Light Emitting Diode)等である。照明装置200a〜200cの各々は、制御情報(例えば制御コマンド、パラメータ等)を受信することによりその制御情報に従って、点灯状態を、予め定められた点灯状態或いは消灯状態へと変更する機能を有する。照明装置200a〜200cの各々は、形状、大きさ等において互いに異なり得る。
制御装置100は、通信により照明装置200a〜200cを制御する機能を有するコンピュータであり、例えば、ユーザに携帯されるスマートフォン、タブレット等、或いは、据え置き型の装置等である。制御装置100は、タイマー等の計時機構、通信インタフェース、ユーザインタフェース、メモリ及びプロセッサ(マイクロプロセッサ)等を含んで構成される。通信インタフェースは、無線通信或いは有線通信のための通信回路等である。通信インタフェースにより、制御装置100は、外部装置30、照明装置200a〜200c等と通信可能である。制御装置100と外部装置30との通信に用いる通信プロトコルは、制御装置100と照明装置200a〜200cとの通信に用いる通信プロトコルと同一のものであっても異なるものであってもよい。制御装置100は照明装置200a〜200cの各々と通信するために必要な情報(装置識別用の情報等)を予め保持し得る。メモリは、プログラム及びデータを予め保持しているROM、プログラムの実行に際してデータ等の記憶に利用するためのRAM等であり、例えば不揮発性メモリを含んでいてもよい。なお、制御装置100は、メモリの他にハードディスク装置等の記憶装置を含んでもよい。プロセッサは、メモリに格納されたプログラム(制御プログラム)を実行することにより通信インタフェース等を制御して、照明制御処理等といった各種処理を行う。制御装置100のユーザインタフェースは、例えば、ユーザ操作を受け付ける等のための入力装置(タッチパネル、キーボード、或いは、音声入力装置等)であり、また、制御装置100はユーザインタフェースとしてディスプレイを有してもよい。
制御装置100は、照明制御の制御要因(つまり照明制御の契機となり得る事象)に応じて、照明装置200a〜200cの各々に対して制御情報(例えば制御コマンド、パラメータ等)を送信することで各照明装置の点灯状態を変更する照明制御の機能を有する。照明制御は、ユーザによる制御要求(ユーザ操作)に基づいて或いは外部装置30から受信した制御要求に基づいて、行われる。照明制御には、一例としては、各種生活シーンに対応して予め定められた照明装置の点灯状態を予め定められたシーン用点灯状態に変更するシーン制御と、1台の照明装置に対して個別に点灯状態を変更する個別制御とがある。シーン用点灯状態は、例えば食事シーン用点灯状態、癒しシーン用点灯状態等である。制御要求は、照明装置の点灯状態(例えば調光度、発光色、配光等)をどのように変更するかという照明制御内容を制御装置100が特定するために必要な情報を含む。また、制御要求は、個別制御の場合において制御対象の照明装置の識別用の情報等を含み得る。この制御要求に基づいて制御装置100は、照明制御の対象及び照明制御内容を特定して、必要な制御情報(制御コマンド、パラメータ、シーン番号等)を照明装置200a〜200cの1台以上に対して送信可能となる。また、制御装置100での照明制御の制御要因は、例えば次の3種に大別される。1つ目の制御要因(制御要因Aと称する)は、ユーザ操作に基づく照明制御の即時実行を指示する制御要求を受領したことである。2つ目の制御要因(制御要因Bと称する)は、外部装置30から送信された制御要求(照明制御の実行を指示する制御要求)を受領したことである。3つ目の制御要因(制御要因Cと称する)は、ユーザによる照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受領した後にその指定時刻が到来したことである。制御要因Cについては、照明制御の都度、ユーザが時刻指定をしてもよいし、時刻の変更が必要なときだけにユーザが時刻指定をしてもよい。例えばユーザが一度、指定時刻について設定する操作(言わばタイマー設定の操作)をしたことで、毎日、タイマー(指定時刻タイマーと称する)によりその指定時刻に制御要因Cが生じて、照明制御が実行され得る。制御装置100は、照明制御処理(照明制御のための処理)を実行し、照明制御処理においては、発生した制御要因の種類によって一定条件下で、制御要因の基礎となる制御要求に基づく照明制御を、一定時間、抑止する。
図2は、制御装置100の機能ブロック図である。
制御装置100は、照明制御の機能に関連する構成要素として、図2に示すように、ユーザインタフェース110、通信インタフェース120、計時部130、制御部140及び記憶部150を備える。照明制御は、ユーザインタフェース110、通信インタフェース120及び計時部130と連携した制御部140が、記憶部150の記憶内容を参照して実行する。
ユーザインタフェース110は、コンピュータである制御装置100が備える上述の入力装置等であり、例えばタッチパネルにGUI(Graphical User Interface)を形成することで、ユーザ操作を受け付ける。通信インタフェース120は上述の通信回路等である。
計時部130は、制御プログラムを実行するプロセッサとタイマー等の計時機構とにより実現される。計時部130は、制御部140により照明制御が実行されてからの経過時間を計時する機能を有する。また、計時部130は、毎日、指定時刻タイマーに設定された指定時刻が到来する毎に、時刻の到来(制御要因Cの発生)を制御部140に通知する機能を有する。
記憶部150は、制御装置100が備えるメモリ、ハードディスク装置等の記憶媒体の一領域で実現され、優先時間情報を保持している。図3は、優先時間情報の一例を示す図である。同図に示すように、優先時間情報は、照明制御内容と優先時間とを対応付けた情報である。優先時間情報における優先時間は、その優先時間に対応する照明制御内容による照明制御の実行結果としての状態(照明装置の点灯状態)を優先的に維持すべき時間を示す。この優先時間は、制御要因Bに応じた照明制御に対して、制御要因Aに応じた照明制御結果の維持を優先するために用いられる。図3の例では、消灯という照明制御内容について優先時間を無限大としている。これは、ユーザ操作(制御要因A)により照明制御内容が消灯である照明制御が行われると、無限に、外部装置30からの制御要求(制御要因B)に応じた照明制御が実行されないことを意味する。但し、ここでの無限は、ユーザ操作による点灯等といった、消灯以外の照明制御内容での照明制御がなされるまでの間である。これは、就眠等のためにユーザが消灯した場合において外部装置により点灯されることを防止するために有用である。
制御部140は、制御プログラムを実行するプロセッサにより実現される。制御部140は、記憶部150が保持する優先時間情報を参照する等により、発生した制御要因に応じて照明制御を実行する機能を有する。制御部140は、制御要求に基づいて照明装置200a〜200cのうち照明制御の対象となる1台又は複数台の照明装置を特定し、制御要因の基礎となる制御要求に基づいて照明制御内容を特定する。そして、その照明制御内容に従った制御情報を特定した照明装置に送信することで、照明制御を実行する。優先時間情報(図3参照)における優先時間の間、制御部140は、ユーザ操作に係る制御要因Aに応じた照明制御の結果の点灯状態の維持を、外部装置30からの制御要求に係る制御要因Bに応じた照明制御(点灯状態の変更)より優先する。即ち、制御部140は、ユーザによる制御要求に係る制御要因Aに応じてその制御要求に基づく照明制御内容で照明制御を実行してから、計時部130により照明制御内容に対応した優先時間が計時されるまで、外部装置30からの制御要求を受信しても(つまり制御要因Bが生じても)、その制御要因Bに応じた照明制御の実行を抑止する。この抑止の対象とした、制御要因Bに応じた照明制御を、制御部140は、優先時間が計時された際に(つまり制御要因Aに応じた照明制御がなされてから優先時間が経過した際に)、実行する。また、制御部140は、外部装置30からの制御要求に係る制御要因Bに応じた照明制御の結果の点灯状態の維持を、指定時刻タイマーによる制御要因Cに応じた照明制御(点灯状態の変更)より優先する。即ち、制御部140は、外部装置30による制御要求に係る制御要因Bに応じてその制御要求に基づく照明制御内容で照明制御を実行してから、計時部130により所定時間Tが計時されるまで、指定時刻タイマーに設定された照明制御を行うべき指定時刻が到来しても(つまり制御要因Cが生じても)、その制御要因Cに応じた照明制御の実行を抑止する。この所定時間Tは、予め固定的に定められていてもよいが、例えば、外部装置30が制御要求に付随して送信した、優先時間を示す情報により特定されるものとしてもよい。抑止の対象とした制御要因Cに応じた照明制御を、制御部140は、所定時間Tが計時された際に(つまり制御要因Bに応じた照明制御がなされてから所定時間Tが経過した際に)、実行する。
(動作)
以下、上述の構成を備える照明制御システム10の動作例について、制御装置100の動作を中心に説明する。
図4は、制御装置100による照明制御処理の一例を示すフローチャートである。以下、図4に即して照明制御処理を説明する。なお、説明の便宜上、計時部130は、制御要因Aに応じた照明制御が実行された時に制御部140が時間を設定する優先タイマーAと、制御要因Bに応じた照明制御が実行された時に制御部140が時間を設定する優先タイマーBとを含むものとして説明する。優先タイマーA及び優先タイマーBの各々は、時間が設定されて起動されると、設定された時間が経過するまで作動して、設定された時間が経過した時に、設定された時間が満了したとして作動を終える。また、外部装置30は、住宅20における電力消費の抑制が必要となったと判断した際に、照明装置200a〜200cの減光を指示する制御要求を、制御装置100に対して送信するものとする。また、この送信される制御要求には、減光が継続されるべき優先時間を示す情報が付加されるものとする。
制御装置100は、制御要因Aが発生したか否かを判定する(ステップS11)。制御装置100の制御部140は、ユーザインタフェース110を介してユーザ操作に基づく照明制御の即時実行を指示する制御要求を受領すると制御要因Aが発生したと判定する。例えば、ユーザインタフェース110に対して、照明装置毎に予め対応付けた番号のGUIボタンの操作と調光度を増加又は減少させるGUIボタンの操作とにより、ユーザは個々の照明装置の制御内容を指定可能である。また、例えば、シーン毎のシーン番号に対応する番号のGUIボタンの操作により、ユーザは、シーンに対応して予め定められた照明装置の一括制御を指定可能である。制御装置100では、ユーザインタフェース110に対してなされた、照明制御内容等を指定するユーザ操作が、制御要求として扱われる。
ステップS11で制御要因Aが発生したと判定した場合には、制御部140は、ユーザインタフェース110から受領した制御要求に基づき制御対象の照明装置と照明制御内容とを特定して、照明制御を実行する(ステップS12)。ステップS12での照明制御により、制御対象の照明装置に対して制御装置100から照明制御内容に対応した制御情報(制御コマンド、パラメータ等)が送信される。これにより、その照明装置は制御情報に従って点灯状態を変更する。
ステップS12での照明制御に続いて、制御部140は、ステップS12で特定した照明制御内容に対応する優先時間(図3参照)を特定する(ステップS13)。そして、その特定した優先時間を、計時部130の優先タイマーAに設定して優先タイマーAを起動する(ステップS14)。これにより、計時部130では、優先タイマーAが作動する。優先タイマーAは、設定された優先時間だけ作動すると、満了して停止する。
ステップS11で制御要因Aが発生していないと判定した場合には、制御装置100は、ステップS12〜S14をスキップして、ステップS15に進む。
ステップS14の後、或いは、ステップS11で制御要因Aが発生していないと判定した場合において、制御装置100は、制御要因Bが発生したか否かを判定する(ステップS15)。制御装置100の制御部140は、通信インタフェース120を介して外部装置30からの制御要求を受信すると制御要因Bが発生したと判定する。
ステップS15で制御要因Bが発生したと判定した場合には、制御部140は、優先タイマーAが作動中であるか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16で優先タイマーAが作動中でないと判定した場合に、制御部140は、通信インタフェース120が受信した、外部装置30からの、減光を指示する制御要求に基づき、例えば調光度50%以下にする等と照明制御内容を特定して、照明制御を実行する(ステップS18)。ステップS18での照明制御により、例えば照明装置200a〜200cの各々に対して制御装置100から、照明制御内容に対応した制御情報(制御コマンド、パラメータ等)が送信される。これにより、照明装置200a〜200cは制御情報に従って点灯状態を変更する。
ステップS18での照明制御に続いて、制御部140は、外部装置30から制御要求に付随して送信された優先時間を示す情報に基づいて特定した所定時間T(優先時間)を、計時部130の優先タイマーBに設定して優先タイマーBを起動する(ステップS19)。これにより、計時部130では、優先タイマーBが作動する。優先タイマーBは、設定された所定時間T(優先時間)だけ作動すると、所定時間Tの満了により停止する。
ステップS16において優先タイマーAが作動中であると判定した場合には、制御部140は、外部装置30からの、減光を指示する制御要求に基づき、優先タイマーAの満了後に、制御要因Bとみなせる事象を発生させるよう予約する(ステップS17)。即ち、制御部140は、この予約として、例えば、メモリ等の記憶媒体に制御要求に関する情報を一時的に記憶しておき、その後において優先タイマーAに係る設定時間が満了した際に、制御部140がその制御要求により制御要因Bが発生したとして取り扱う。従って、優先タイマーAの満了後において、制御部140により、ステップS18での照明制御、及び、ステップS19での優先タイマーBの起動が、実行されることになる。
また、ステップS17又はステップS19の後、或いは、ステップS15で制御要因Bが発生していないと判定した場合において、制御装置100は、制御要因Cが発生したか否かを判定する(ステップS20)。制御装置100の制御部140は、指定時刻タイマーに設定された照明制御を行うべき指定時刻が到来した時に、制御要因Cが発生したと判定する。例えば、ユーザインタフェース110に対して、ユーザがGUIボタンの操作により照明装置の制御内容を指定し、更に、時刻指定用のGUIを操作して、照明制御が実行されるべき時刻(指定時刻)を指定する。制御装置100では、ユーザインタフェース110に対してなされた、制御対象の照明装置及び照明制御内容を指定するユーザ操作を、制御要求として扱い、例えば毎日、指定時刻の到来を制御部140に通知するように、指定時刻タイマーを設定する。
ステップS20で制御要因Cが発生したと判定した場合には、制御部140は、優先タイマーBが作動中であるか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21において優先タイマーBが作動中でないと判定した場合には、制御部140は、指定時刻タイマーの設定の基礎となった、ユーザ操作である制御要求が示す照明制御内容等に基づいて照明制御を実行する(ステップS23)。ステップS23での照明制御により、例えば、照明装置200a〜200cのうち制御要求が示す1台又は複数台の照明装置に対して制御装置100から、照明制御内容に対応した制御情報(制御コマンド、パラメータ等)が送信される。この制御情報を受信した照明装置は、制御情報に従って点灯状態を変更する。
ステップS21において優先タイマーBが作動中であると判定した場合には、制御部140は、制御要因Cに係る制御要求に基づき、優先タイマーBの満了後に、制御要因Cとみなせる事象を発生させるよう予約する(ステップS22)。即ち、制御部140は、この予約として、例えば、メモリ等の記憶媒体に制御要求に関する情報を一時的に記憶しておき、その後において優先タイマーBに係る設定時間が満了した際に、制御部140がその制御要求により制御要因Cが発生したとして取り扱う。従って、優先タイマーBの満了後において、制御部140により、ステップS23での照明制御が、実行されることになる。
また、ステップS22又はステップS23の後、或いは、ステップS21で制御要因Cが発生していないと判定した場合において、制御装置100は、再びステップS11に戻って、制御要因Aが発生したか否かを判定する。
以下、上述の動作を行う照明制御システム10に関連する各装置の連携動作の例について説明する。
図5は、照明制御システム10の各装置及び外部装置30の動作例1を示すシーケンス図である。同図では、照明装置200a〜200cのうち代表的に照明装置200aのみを示している。
図5の例では、まず、ユーザは食事をしようとして、照明装置200a等を食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更させるために、制御装置100の操作(例えば食事シーンのシーン番号等の指定の操作)を行う。ユーザ操作がなされると、その操作による制御要求を制御装置100が受け付ける(ステップS101)。ここでは、このユーザ操作に係る制御要求が、指定時刻が定められていない即時実行の指示に係る制御要求であるものとして説明を続ける。制御装置100は、ステップS101での制御要求の受け付けを、制御要因Aが発生したものとして取り扱う。そして、制御装置100は、ステップS101で受け付けた制御要求に基づいて、食事シーンに対応したシーン用点灯状態へ変更させるための制御情報を照明装置200aに送信することで照明制御を実行する(ステップS102)。この制御情報は、食事シーンに対応した照明装置200aのシーン用点灯状態が調光度70%の状態であるとすると、例えば、調光度70%で点灯することを指示する制御コマンド、パラメータ等を含むものとなる。なお、制御情報が、シーン番号等を示す情報であって、照明装置200a側でシーン番号に基づいて点灯状態を特定して点灯するようにしてもよい。なお、食事シーン等の各種生活シーンと各照明装置のそのシーンに対応するシーン用点灯状態とは、ユーザにより設定され、随時変更可能であることとしてもよい。制御情報を受信した照明装置200aは、点灯状態を、食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更する(ステップS103)。
続いて、制御装置100は、制御要因Aに応じて食事シーンに対応した照明制御を行ったので、優先時間情報(図3参照)に基づいて、食事シーンに対応した優先時間(30分)を設定して優先タイマーAを起動する(ステップS104)。
優先タイマーAを起動した直後に、外部装置30が、電力消費の抑制(省エネ)のために減光を指示する制御要求を送信したものとして説明を続ける。制御装置100は、外部装置30からの制御要求を受信すると(ステップS105)、この制御要求の受信を制御要因Bが発生したものとして取り扱う。そして、優先タイマーAの作動中に制御要因Bが発生したので、制御要因Bに応じた照明制御の実行は優先タイマーAが停止(優先時間が満了)するまで抑止される。この抑止により、ユーザが操作して、食事シーンに対応したシーン用点灯状態にさせた照明装置200a等の点灯状態が、直ちに外部装置30からの制御要求で変更されるのではなく、優先時間(30分)の間維持されるようになる。即ち、ユーザの操作直後に照明装置200aが、ユーザの意図しない点灯状態に変化することが抑制される。このため、ユーザの操作直後に照明装置200aがユーザの意図しない点灯状態に変化して照明装置200aが故障したとユーザが不安に感じてしまう事態の発生が抑制され得る。
その後に優先タイマーAに設定された優先時間が満了した際(制御要因Aに応じた照明制御から優先時間が経過した際)には、制御装置100は、制御要因Bに応じた照明制御を行う。つまり、制御装置100は、省エネのための制御要求に基づく照明制御内容(例えば調光度50%等)に対応した制御情報を照明装置200aに送信することで照明制御を実行する(ステップS106)。この制御情報は、例えば照明装置200aの点灯状態を調光度50%の状態にすることを指示する制御コマンド、パラメータ等を含むものとなる。制御情報を受信した照明装置200aは、点灯状態を、省エネのための制御情報に対応した調光度50%等の状態へと変更する(ステップS107)。
図6は、照明制御システム10の各装置及び外部装置30の動作例2を示すシーケンス図である。同図でも、照明装置200a〜200cのうち代表的に照明装置200aのみを示している。
図6の例では、ユーザが、毎日の指定時刻(例えば18時)に照明装置200a等を食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更させるために、制御装置100の操作(例えば指定時刻及び食事シーンのシーン番号等の指定の操作)を行う。ユーザ操作がなされると、その操作による制御要求を制御装置100が受け付ける(ステップS201)。ここでは、このユーザ操作に係る制御要求が、指定時刻が定められた指示に係る制御要求であるものとして説明を続ける。制御装置100は、ステップS201での制御要求の受け付けに基づいて、指定時刻タイマーに指定時刻を設定する(ステップS202)。これにより、指定時刻が到来した時に制御要因Cが発生することになる。
ここでは、指定時刻の到来前であって、優先タイマーAが停止している時(例えば17時10分)に、外部装置30が、省エネのために減光を指示する制御要求を送信したものとして説明を続ける。
制御装置100は、外部装置30からの制御要求を受信すると(ステップS203)、この制御要求の受信を制御要因Bが発生したものとして取り扱う。優先タイマーAが作動中でない時に制御要因Bが発生したので、制御装置100は、制御要因Bに応じた照明制御を実行する(ステップS204)。具体的には、制御装置100は、省エネのための制御要求に基づく照明制御内容(例えば調光度50%等)に対応した制御情報を照明装置200aに送信することで制御要因Bに応じた照明制御を実行する。この制御情報は、例えば照明装置200aの点灯状態を調光度50%の状態にすることを指示する制御コマンド、パラメータ等を含むものとなる。制御情報を受信した照明装置200aは、点灯状態を、省エネのための制御情報に対応した調光度50%等の状態へと変更する(ステップS205)。
続いて、制御装置100は、省エネのための制御要求を外部装置30から受信することで生じた制御要因Bに応じて照明制御を行ったので、優先時間を設定して優先タイマーBを起動する(ステップS206)。優先タイマーBに設定する優先時間は、例えば、外部装置30から受信した制御要求に付加された優先時間(例えば1時間)を示す情報に基づくものである。
優先タイマーBの作動中(例えば満了前10分の時)に、過去のユーザ操作(制御要求)に基づいて指定時刻タイマーに設定した指定時刻(例えば18時)が到来したものとして説明を続ける。制御装置100は、指定時刻が到来すると、制御要因Cが発生したものとして取り扱う。そして、優先タイマーBが作動中に制御要因Cが発生したので、制御要因Cに応じた照明制御の実行は優先タイマーBが停止(優先時間が満了)するまで抑止される。この抑止により、外部装置30からの省エネのための制御要求に基づいて減光状態にさせた照明装置200a等の点灯状態が、指定時刻タイマーによる照明制御で変更されるのではなく、外部装置30が指定した優先時間(例えば1時間)の間維持されるようになる。これにより、外部装置30による省エネのための一定時間(指定された優先時間)の照明制御が実現できる。この例においては、省エネのための制御要因Bに応じた照明制御の結果が優先的に維持されるのは制御要因Cに対してであり、制御要因Aに応じた照明制御は、制御要因Bによっては制限されない。例えば、省エネのための照明制御が開始された後においても、制御装置100は、ユーザ操作による即時実行の制御要求を受け付けると、制御要因Aが発生したと扱って、ユーザ操作に基づく照明制御を即座に実行し得る。
その後に優先タイマーBに設定された優先時間が満了した際(制御要因Bに応じた照明制御から優先時間が経過した際)には、制御装置100は、制御要因Cに応じた照明制御を実行する(ステップS207)。具体的には、制御装置100は、食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更させる照明制御内容(例えば調光度70%等)に対応した制御情報を照明装置200aに送信することで制御要因Cに応じた照明制御を実行する。制御情報を受信した照明装置200aは、点灯状態を、食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更する(ステップS208)。
(実施の形態2)
本実施の形態では、実施の形態1で示した照明制御システム10における制御装置100の実行する照明制御処理の一部を変形した例について説明する。本実施の形態に係る照明制御システム10は、実施の形態1で示した照明制御システム10と構成において概ね同じであり、外部装置30も実施の形態1と同様であるため、各構成要素について、図1及び図2で示した構成要素と同じ符号を用いて説明する。また、本実施の形態に係る照明制御システム10は、ここで特に説明しない点については、実施の形態1で示した照明制御システム10と同様である。
但し、実施の形態1と異なり、制御装置100は、照明制御処理においては、一定の場合に、制御要因B或いは制御要因Cに応じた照明制御を行わない。
制御部140は、優先タイマーAの作動中に外部装置30からの制御要求の受信という制御要因Bが生じた時点で、優先タイマーAの残時間(つまりその時点から優先タイマーAに設定された優先時間が満了するまでの時間)が、特定時間Xより長い場合には、制御要求を破棄する(つまりその制御要因Bに応じた照明制御を行わない)。この特定時間Xは、予め固定的に定められていてもよいが、例えば、外部装置30が制御要求に付随して送信した情報(この情報は例えば優先時間を示す情報と同一の情報であってもよい。)により指定されるものとしてもよい。また、制御部140は、優先タイマーBの作動中に、指定時刻タイマーに設定された指定時刻の到来という制御要因Cが生じた時点で、優先タイマーBの残時間(つまりその時点から優先タイマーBに設定された優先時間が満了するまでの時間)が、特定時間Yより長い場合には、その制御要因Cに応じた照明制御を行わない。この特定時間Yは、予め固定的に定められていてもよいが、例えば、制御要因Cの基礎となった制御要求に基づく照明制御内容毎に定められた時間であってもよい。この照明制御内容毎に定められた時間は、優先時間情報(図3参照)の優先時間と同一であるものとしてもよい。
以下、本実施の形態に係る照明制御システム10の動作例について、制御装置100の動作を中心に説明する。
図7は、制御装置100による照明制御処理の一例を示すフローチャートである。以下、図7に即して照明制御処理を説明する。図7では、実施の形態1において図4で示した処理ステップと同様の処理ステップについては、図4と同じ符号を付しており、ここでは説明を適宜省略する。なお、図4に即した説明と同様に計時部130は、優先タイマーAと、優先タイマーBとを含むものとして説明する。また、外部装置30は、住宅20における電力消費の抑制が必要となったと判断した際に、照明装置200a〜200cの減光を指示する制御要求を、制御装置100に対して送信するものとする。また、この送信される制御要求には、減光が継続されるべき優先時間と、電力消費抑制が必要な時間帯の終期までの特定時間Xとを示す情報が付加されるものとする。
制御装置100は、制御要因Aが発生したか否かを判定する(ステップS11)。ステップS11で制御要因Aが発生したと判定した場合には、制御部140は、ユーザインタフェース110から受領した制御要求に基づき制御対象の照明装置と照明制御内容とを特定して、照明制御を実行する(ステップS12)。ステップS12での照明制御に続いて、制御部140は、優先時間を特定して(ステップS13)、特定した優先時間を、計時部130の優先タイマーAに設定して優先タイマーAを起動する(ステップS14)。一方、ステップS11で制御要因Aが発生していないと判定した場合には、制御装置100は、ステップS12〜S14をスキップして、ステップS15に進む。
次に制御装置100の制御部140は、外部装置30から制御要求を受信することで制御要因Bが発生したか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15で制御要因Bが発生したと判定した場合には、制御部140は、優先タイマーAが作動中であるか否かを判定する(ステップS16)。ステップS16において優先タイマーAが作動中でないと判定した場合には、制御部140は、外部装置30からの、減光を指示する制御要求に基づき、照明制御を実行する(ステップS18)。ステップS18での照明制御に続いて、制御部140は、外部装置30から制御要求に付随して送信された優先時間を示す情報に基づいて特定した所定時間T(優先時間)を、計時部130の優先タイマーBに設定して優先タイマーBを起動する(ステップS19)。一方、ステップS16において優先タイマーAが作動中であると判定した場合には、制御部140は、優先タイマーAの残時間が、外部装置30から制御要求に付随して送信された情報が示す特定時間Xより短いか否かを判定する(ステップS16a)。
ステップS16aで優先タイマーAの残時間が特定時間Xより短いと判定した場合には、制御部140は、外部装置30からの減光を指示する制御要求に基づき、優先タイマーAの満了後に、制御要因Bとみなせる事象を発生させるよう予約する(ステップS17)。これにより優先タイマーAの満了後において、制御部140により、ステップS18での照明制御、及び、ステップS19での優先タイマーBの起動が、実行されることになる。
一方、ステップS16aで優先タイマーAの残時間が特定時間Xより短くないと判定した場合には、制御部140は、外部装置30からの、減光を指示する制御要求を破棄する(ステップS17a)。これにより、この制御要求の受信で生じた制御要因Bに応じた照明制御が行われないことになる。
また、ステップS17、ステップS17a又はステップS19の後、或いは、ステップS15で制御要因Bが発生していないと判定した場合において、制御装置100は、制御要因Cが発生したか否かを判定する(ステップS20)。制御要因Cは、ユーザによる照明制御の時刻指定に基づいて、例えば毎日、指定時刻タイマーに設定された照明制御を行うべき指定時刻が到来した時に発生する。ステップS20で制御要因Cが発生したと判定した場合には、制御部140は、優先タイマーBが作動中であるか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21において優先タイマーBが作動中でないと判定した場合には、制御部140は、制御要因Cの指定時刻タイマーの設定の基礎となった、ユーザ操作である制御要求が示す照明制御内容等に基づいて照明制御を実行する(ステップS23)。一方、ステップS21において優先タイマーBが作動中であると判定した場合には、制御部140は、優先タイマーBの残時間が、特定時間Y(例えば制御要因Cの基礎となった制御要求が示す照明制御内容に対応した優先時間情報における優先時間)より短いか否かを判定する(ステップS21a)。
ステップS21aで優先タイマーBの残時間が特定時間Yより短いと判定した場合には、制御部140は、制御要因Cに係る制御要求に基づき、優先タイマーBの満了後に、制御要因Cとみなせる事象を発生させるよう予約する(ステップS22)。これにより優先タイマーBの満了後において、制御部140により、ステップS23での照明制御が、実行されることになる。
一方、ステップS21aで優先タイマーBの残時間が特定時間Yより短くないと判定した場合には、制御部140は、ステップS22での予約をスキップして、再びステップS11に戻って、制御要因Aが発生したか否かを判定する。これにより、今回の指定時刻タイマーに設定された指定時刻が到来したこと(制御要因C)に起因する照明制御はなされない。
また、ステップS22又はステップS23の後、或いは、ステップS21で制御要因Cが発生していないと判定した場合にも、制御装置100は、再びステップS11に戻って、制御要因Aが発生したか否かを判定する。
図8は、本実施の形態に係る照明制御システム10の各装置及び外部装置30の動作例を示すシーケンス図である。同図では、照明装置200a〜200cのうち代表的に照明装置200aのみを示している。
図8の例では、実施の形態1で図6に例示した動作例と同様に、ユーザが、毎日の指定時刻(例えば18時)に照明装置200a等を食事シーンに対応したシーン用点灯状態へと変更させるために、制御装置100の操作(例えば指定時刻及び食事シーンのシーン番号等の指定の操作)を行う。図8では、図6で示したシーケンスのステップと同様のステップについては、図6と同じ符号を付しており、ここでは説明を適宜省略する。
ユーザ操作がなされると、その操作による、照明制御の指定時刻が定められた制御要求を制御装置100が受け付ける(ステップS201)。制御装置100は、ステップS201での制御要求の受け付けに基づいて、指定時刻タイマーに指定時刻を設定する(ステップS202)。
ここでは、指定時刻の到来の少しだけ前であって、優先タイマーAが停止している時(例えば17時50分)に、外部装置30が、省エネのために減光を指示する制御要求を送信したものとして説明を続ける。
制御装置100は、外部装置30からの制御要求を受信する(ステップS203)。これにより、優先タイマーAが作動中でない時に制御要因Bが発生したので、制御装置100は、省エネのための制御要求に基づく制御情報を照明装置200aに送信することで制御要因Bに応じた照明制御を実行する(ステップS204)。制御情報を受信した照明装置200aは、点灯状態を、省エネのための制御情報に対応した状態へと変更する(ステップS205)。
続いて、制御装置100は、優先時間を設定して優先タイマーBを起動する(ステップS206)。優先タイマーBに設定する優先時間は、例えば、外部装置30から受信した制御要求に付加された優先時間(例えば1時間)を示す情報に基づくものである。
優先タイマーBの作動中(例えば満了前50分の時)に、過去のユーザ操作(制御要求)に基づいて指定時刻タイマーに設定した指定時刻(例えば18時)が到来したものとして説明を続ける。制御装置100は、指定時刻が到来すると、制御要因Cが発生したものとして取り扱う。この制御要因Cに係る制御要求により照明制御内容は食事シーンに対応したシーン用点灯状態への変更であることが特定され、優先時間情報(図3参照)においてその照明制御内容に対応する優先時間(30分)が特定時間Yとして用いられる。優先タイマーBの残時間は、50分であり、特定時間Y(30分)より短くないので、制御装置100は、今回の制御要因Cに応じた照明制御を行わない(ステップS209)。
これにより、例えば食事が終わった後に照明装置200a〜200cが食事シーンに対応したシーン用点灯状態へ変更されるような無駄な照明制御が抑制され得る。
(他の実施の形態等)
以上、実施の形態1、2により照明制御システム10について説明したが、上述した実施の形態は一例に過ぎず、各種の変更、付加、省略等が可能であることは言うまでもない。
上述の実施の形態では、住宅20内に設置された照明装置200a〜200cを制御するための照明制御システム10を示した。しかし、これは一例に過ぎず、照明制御システム10は、住宅20以外の施設(店舗、事務所、病院、ビルディング、駅舎、競技場等)における照明装置を制御するために用いられるシステムであってもよい。また、外部装置30は、必ずしもHEMSコントローラである必要はなく、照明制御システム10以外の装置であればよい。また、外部装置30が照明制御システム10の制御装置100に対して制御要求を送信する目的、タイミング或いは制御要求が指定する照明制御内容等はいかなるものであってもよい。
また、上述の実施の形態では、制御装置100は、ユーザインタフェース110によりユーザ操作を受け付けることとした。この他に、制御装置100は、通信インタフェース120を用いて、例えば、操作ボタンを有し赤外線等のリモコン信号を送信するリモコン(リモートコントローラ)等といった他の端末装置と通信することで、その端末装置を制御装置100の入力装置として利用してもよい。このような形態の一例を図9に示す。図9に示す照明制御システム10aは、照明制御システム10に加えてリモコン300を備える。照明制御システム10aにおいても制御装置100は図2に示す構成を有するが、ユーザインタフェース110は省略可能となる。制御装置100では、通信インタフェース120が、リモコン300からのリモコン信号を受信して、制御部140にユーザ操作に係る照明制御の制御要求を伝達する。なお、制御装置100とユーザ操作を直接受ける端末装置(例えばリモコン300)とを分離した構成とする場合において、例えば制御装置100は照明装置200a〜200cの少なくとも一台と一体化していてもよい。一体化の態様は、接合、嵌合その他のいかなる態様であってもよい。例えば、制御装置100と照明装置とが1つの筐体を共用してもよい。
また、上述の実施の形態では、照明制御についての制御要因を3つに大別する例(つまり制御要因A〜Cの3種類に区別する例)を示したが、制御要因を4つ以上の種類に区別しても、2種類に区別してもよい。
また、上述の実施の形態で示した制御装置100は、優先タイマーAについての時間の情報を外部装置30に対して出力してもよい。例えば、外部装置30が制御要求を送信する前に制御装置100に対して照明装置の状態の取得要求を行うこととし、これに応答して制御装置100が、照明装置の状態を示す状態情報と優先タイマーAについての時間とを送信することとしてもよい。
また、上述の実施の形態では、例えば制御要因A、B間について、制御要因Aによる照明制御の結果としての状態の維持と、制御要因Bによる照明制御とでは、制御要因Aの方を優先する例を示した。しかし、制御要因間の優先関係は任意に定めてよい。また、ある種類の制御要因による照明制御の結果としての状態の維持を別の種類の制御要因による照明制御より優先する場合の優先時間について、いかなる方法で定めてもよい。
また、上述の実施の形態では、制御装置100による照明制御が、点灯状態の変更指示による瞬時的な制御(例えば一度制御情報を送信する制御等)であることを想定した例を用いて説明した。しかし、一定時間(例えば図3の優先時間情報が示す優先時間)に亘って継続的に行われる制御(例えば、制御情報を、適宜変更して、優先時間に亘って繰り返し送信する制御等)であってもよい。継続的に行われる照明制御であれば、優先タイマーA、B等は照明制御の開始時に起動されることが有用である。
また、上述の実施の形態で示した制御装置100の機能の一部を他の装置が分担してもよい。他の装置は、制御装置100から離れたコンピュータ(例えば、住宅20外のサーバ装置、或いは、スマートフォン等)であってもよい。また、上述の制御装置100における照明制御処理の手順(図4、図7参照)の実行順序は、必ずしも、上述した通りの順序に制限されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実行順序を入れ替えたりその一部を省略したりすることができる。また、上述の照明制御処理の全部又は一部は、制御装置100或いは他の装置のハードウェアにより実現されても、ソフトウェアを用いて実現されてもよい。なお、ソフトウェアによる処理は、制御装置100或いは他の装置に含まれるプロセッサがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより実現されるものである。また、その制御プログラムを記録媒体に記録して頒布や流通させてもよい。例えば、頒布された制御プログラムを装置にインストールして、装置のプロセッサに実行させることで、装置に照明制御処理の全部又は一部を行わせることが可能となる。
また、上述した実施の形態等で示した構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明の範囲に含まれる。
なお、本発明の包括的又は具体的な各種態様には、装置、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、コンピュータで読み取り可能な記録媒体等の1つ又は複数の組み合わせが含まれる。
以下、本発明の一態様に係る照明制御システム、及び、この照明制御システムで用いられる照明制御方法及び制御プログラムの構成、変形態様、効果等について示す。
(1)本発明の一態様に係る照明制御システムは、照明装置(例えば照明装置200a〜200cの少なくとも1台等)の点灯状態に係る制御である照明制御を実行する照明制御システム10、10aであって、発生した制御要因に応じて照明制御を実行する制御部140と、制御部140により照明制御が実行されてからの経過時間を計時する計時部130とを備え、制御部140は、第1種の制御要因(例えば制御要求を示すユーザ操作の受け付け等)に応じて照明制御を実行してから計時部130により第1所定時間(優先時間)が計時されるまで、第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因(例えば外部装置からの制御要求の受信等)に応じた照明制御の実行を抑止する。なお、照明制御を実行してから第1所定時間が計時されるまでは、例えば、照明制御の実行開始時点から所定時間が経過した時点までである。また、上述の実施の形態における制御要因Aが第1種の制御要因であれば第2種の制御要因は例えば制御要因Bである。また、上述の実施の形態における制御要因Bが第1種の制御要因であれば第2種の制御要因は例えば制御要因Cである。
この構成により、照明装置の点灯状態を各種の制御要因に応じて変化させる照明制御に、制御要因相互の関係に基づき一定の制限をかけているので、一定の場合には、先行する制御要因による照明制御の直後に後続する制御要因による別の照明制御が実行されないようになる。これにより、例えば、ユーザ操作によって照明装置が最も明るい全点灯状態に変化した直後に、外部装置からの制御要求によって照明装置がユーザの意に反した暗い点灯状態に変化すること等が抑制され得る。このため、例えば、照明装置が故障したかもしれないという不安をユーザが感じる事態の発生が抑制され得る。
(2)例えば、制御部140は、第1種の制御要因(例えば制御要因A)に応じて照明制御を実行してから計時部130により第1所定時間(優先時間)が計時されるまでに第2種の制御要因(例えば制御要因B)が発生した場合には、第1所定時間が計時された際に第2種の制御要因に応じた照明制御を実行することとしてもよい。
これにより、第1種の制御要因に応じた照明制御の結果が第1所定時間(優先時間)維持された後は、速やかに第2種の制御要因に応じた照明制御が行われるようになる。
(3)例えば、制御部140は、第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから計時部130により第1所定時間が計時されるまでに第2種の制御要因が発生した場合において、その発生から第1所定時間が計時されるまでの時間が特定時間より長いときには、第2種の制御要因に応じた照明制御を実行しないこととしてもよい。特定時間は、予め何らかの方法で特定される時間であり、例えば、上述の実施の形態における特定時間X、Y等である。
これにより、第1種の制御要因に応じた照明制御から第1所定時間経過後に第2種の制御要因に応じた照明制御を実行することが有用でないタイミングで第2種の制御要因が生じた場合に、その第2種の制御要因に応じた照明制御を行うことを抑制し得る。
(4)例えば、照明制御システム10は、照明装置(例えば照明装置200a〜200cの少なくとも1台等)と、ユーザインタフェース110、通信インタフェース120、制御部140及び計時部130を有する制御装置100とを備え、制御部140は、ユーザインタフェース110及び通信インタフェース120のいずれかにより受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、第1種の制御要因は、制御装置100がユーザインタフェース110により照明制御の即時実行を指示する制御要求を受けたこと(制御要因A)であり、第2種の制御要因は、制御装置100が通信インタフェース120により外部装置30からの制御要求を受けたこと(制御要因B)であることとしてもよい。
これにより、ユーザ操作によって照明装置が最も明るい全点灯状態に変化した直後に、外部装置30からの制御要求によって照明装置が暗い点灯状態に変化すること等が抑制され得る。このため、照明装置が故障したかもしれないという不安をユーザが感じる事態の発生が抑制され得る。なお、ユーザは外部装置30からの制御要求によってユーザの意思と関係ない照明制御がなされ得ることを認識していたとしても、自ら操作して照明制御を行った直後にその照明制御と異なる照明制御が外部装置30からの制御要求により実行された場合には、照明装置が故障したと勘違いし得る。
(5)例えば、第1種の制御要因(制御要因A)に係る制御要求は複数の照明制御内容のうちのいずれか1つの照明制御内容の要求を表し、第1所定時間は、複数の照明制御内容各々について予め定められた時間(例えば図3の優先時間情報で定められた各優先時間)のうち、制御装置100が受けた第1種の制御要因に係る制御要求が表す照明制御内容に対応した時間(優先時間)であることとしてもよい。
これにより、照明制御内容毎に照明制御の結果を維持すべき時間が異なり得ることに対応できる。
(6)例えば、第1種の制御要因(制御要因A)に係る制御要求は、消灯状態への制御を示す照明制御内容を含む複数の照明制御内容のうちのいずれか1つの照明制御内容の要求を表し、制御部140は、更に、消灯状態への制御を示す照明制御内容の要求を表す第1種の制御要因に係る制御要求に基づいて照明制御を実行してから、その照明制御内容以外の照明制御内容の要求を表す第1種の制御要因に係る制御要求に基づいて照明制御を実行するまで、第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因(制御要因B)に応じた照明制御の実行を抑止することとしてもよい。
これにより、例えば、夜間、就寝時にユーザが消灯した場合において、外部装置30の制御要求により点灯されることが防止され得る。
(7)例えば、制御部140は、第2種の制御要因(制御要因B)に応じて照明制御を実行してから計時部130により第2所定時間が計時されるまで、第2種の制御要因と異なる第3種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止し、第3種の制御要因は、制御装置100がユーザインタフェース110により照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、その指定時刻が到来したこと(制御要因C)であることとしてもよい。
これにより、例えば、HEMSコントローラ等であり得る外部装置30から、省エネのための制御要求が発された場合において、その直後に照明制御システム10においてタイマー制御により自動的に指定時刻に、省エネに反する照明制御がなされることが抑制され得る。
(8)例えば、照明制御システム10は、照明装置(例えば照明装置200a〜200cの少なくとも1台等)と、ユーザインタフェース110、通信インタフェース120、制御部140及び計時部130を有する制御装置100とを備え、制御部140は、ユーザインタフェース110及び通信インタフェース120のいずれかにより受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、第1種の制御要因は、制御装置100が通信インタフェース120により外部装置30からの制御要求を受けたこと(制御要因B)であり、第2種の制御要因は、制御装置100がユーザインタフェース110により照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、その指定時刻が到来したこと(制御要因C)であることとしてもよい。
これにより、例えば、HEMSコントローラ等であり得る外部装置30から、省エネのための制御要求が発された場合において、その直後に照明制御システム10においてタイマー制御により自動的に指定時刻に、省エネに反する照明制御がなされることが抑制され得る。
(9)例えば、第1所定時間は、制御装置100が通信インタフェース120により外部装置30から受けた制御要求に付されていた時間情報が示す時間であることとしてもよい。
これにより、外部装置30は、照明制御の制御要求に関連してその照明制御が維持されるべき優先時間を指定し得るようになる。
(10)例えば、照明制御システム10aは、照明装置(例えば照明装置200a〜200cの少なくとも1台等)と、通信インタフェース120、制御部140及び計時部130を有する制御装置100とを備え、制御部140は、通信インタフェース120により受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、第1種の制御要因は、制御装置100が通信インタフェース120により照明制御システム10a内の装置(例えばリモコン300)から照明制御の即時実行を指示する制御要求を受けたこと(制御要因A)であり、第2種の制御要因は、制御装置100が通信インタフェース120により照明制御システム10a外の外部装置30からの制御要求を受けたこと(制御要因B)であることとしてもよい。
これにより、リモコン300等の照明制御システム10a内の装置に対するユーザ操作を起因として照明装置が最も明るい全点灯状態に変化した直後に、外部装置30からの制御要求によって照明装置が暗い点灯状態に変化すること等が抑制され得る。このため、照明装置が故障したかもしれないという不安をユーザが感じる事態の発生が抑制され得る。
(11)例えば、制御部140は、第2種の制御要因(制御要因B)に応じて照明制御を実行してから計時部130により第2所定時間が計時されるまで、第2種の制御要因と異なる第3種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止し、第3種の制御要因は、制御装置100が通信インタフェース120により照明制御システム10a内の装置(例えばリモコン300)から照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、その指定時刻が到来したこと(制御要因C)であることとしてもよい。
これにより、例えば、外部装置30から、省エネのための制御要求が発された場合において、その直後に照明制御システム10aにおいてタイマー制御により自動的に指定時刻に、省エネに反する照明制御がなされることが抑制され得る。
(12)本発明の一態様に係る照明制御方法は、照明装置200a等の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御方法であって、発生した第1種の制御要因(例えば制御要因A)に応じて照明制御を実行する第1制御ステップ(例えばステップS12)と、第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間(優先時間)が経過するまでに発生した第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因(例えば制御要因B)に応じた照明制御の実行をその第1所定時間が経過するまで抑止し、その第1所定時間が経過した際に一定条件下でその第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップ(例えばステップS16〜S19、S16a、S17a)とを含む。
これにより、照明装置200a等の点灯状態が、例えば、ユーザ操作によって最も明るい全点灯状態に変化するとその後優先時間の間は、例えば外部装置30からの制御要求によって照明装置が暗い点灯状態に変化すること等が抑制され得る。このため、例えば、照明装置が故障したかもしれないという不安をユーザが感じる事態の発生が抑制され得る。
(13)本発明の一態様に係る制御プログラムは、通信回路及びマイクロプロセッサを備える制御装置100に、照明装置200a等の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御処理を実行させるための制御プログラムであって、照明制御処理は、発生した第1種の制御要因(例えば制御要因A)に応じて照明制御を実行する第1制御ステップ(例えばステップS12)と、第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間(優先時間)が経過するまでに発生した第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因(例えば制御要因B)に応じた照明制御の実行をその第1所定時間が経過するまで抑止し、その第1所定時間が経過した際に一定条件下でその第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップ(例えばステップS16〜S19、S16a、S17a)とを含む。
この制御プログラムを、通信回路及びマイクロプロセッサを備える制御装置100にインストールすれば、制御装置100が照明制御処理を行う。この結果として、第1種の制御要因に応じた照明制御の直後に第2種の制御要因に応じた照明制御が実行されることが抑制される。このため、例えばユーザが、照明装置200a等が故障したかもしれないという不安を感じてしまう事態の発生が抑制され得る。
10、10a 照明制御システム
30 外部装置
100 制御装置
110 ユーザインタフェース
120 通信インタフェース
130 計時部
140 制御部
200a〜200c 照明装置
300 リモコン(リモートコントローラ)

Claims (13)

  1. 照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御を実行する照明制御システムであって、
    発生した制御要因に応じて照明制御を実行する制御部と、
    前記制御部により照明制御が実行されてからの経過時間を計時する計時部とを備え、
    前記制御部は、第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により第1所定時間が計時されるまで、前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止する
    照明制御システム。
  2. 前記制御部は、前記第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により前記第1所定時間が計時されるまでに前記第2種の制御要因が発生した場合には、前記第1所定時間が計時された際に前記第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する
    請求項1記載の照明制御システム。
  3. 前記制御部は、前記第1種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により前記第1所定時間が計時されるまでに前記第2種の制御要因が発生した場合において当該発生から前記第1所定時間が計時されるまでの時間が特定時間より長いときには前記第2種の制御要因に応じた照明制御を実行しない
    請求項2記載の照明制御システム。
  4. 前記照明制御システムは、
    前記照明装置と、
    ユーザインタフェース、通信インタフェース、前記制御部及び前記計時部を有する制御装置とを備え、
    前記制御部は、前記ユーザインタフェース及び前記通信インタフェースのいずれかにより受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、
    前記第1種の制御要因は、前記制御装置が前記ユーザインタフェースにより照明制御の即時実行を指示する制御要求を受けたことであり、
    前記第2種の制御要因は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより外部装置からの制御要求を受けたことである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  5. 前記第1種の制御要因に係る前記制御要求は複数の照明制御内容のうちのいずれか1つの照明制御内容の要求を表し、
    前記第1所定時間は、前記複数の照明制御内容各々について予め定められた時間のうち、前記制御装置が受けた前記第1種の制御要因に係る前記制御要求が表す照明制御内容に対応した時間である
    請求項4記載の照明制御システム。
  6. 前記第1種の制御要因に係る前記制御要求は、消灯状態への制御を示す照明制御内容を含む複数の照明制御内容のうちのいずれか1つの照明制御内容の要求を表し、
    前記制御部は、更に、消灯状態への制御を示す照明制御内容の要求を表す前記第1種の制御要因に係る制御要求に基づいて照明制御を実行してから、当該照明制御内容以外の照明制御内容の要求を表す前記第1種の制御要因に係る制御要求に基づいて照明制御を実行するまで、前記第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止する
    請求項4記載の照明制御システム。
  7. 前記制御部は、前記第2種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により第2所定時間が計時されるまで、前記第2種の制御要因と異なる第3種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止し、
    前記第3種の制御要因は、前記制御装置が前記ユーザインタフェースにより照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、当該指定時刻が到来したことである
    請求項4〜6のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  8. 前記照明制御システムは、
    前記照明装置と、
    ユーザインタフェース、通信インタフェース、前記制御部及び前記計時部を有する制御装置とを備え、
    前記制御部は、前記ユーザインタフェース及び前記通信インタフェースのいずれかにより受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、
    前記第1種の制御要因は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより外部装置からの制御要求を受けたことであり、
    前記第2種の制御要因は、前記制御装置が前記ユーザインタフェースにより照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、当該指定時刻が到来したことである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  9. 前記第1所定時間は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより前記外部装置から受けた前記制御要求に付されていた時間情報が示す時間である
    請求項8記載の照明制御システム。
  10. 前記照明制御システムは、
    前記照明装置と、
    通信インタフェース、前記制御部及び前記計時部を有する制御装置とを備え、
    前記制御部は、前記通信インタフェースにより受けた制御要求に基づいて照明制御を実行し、
    前記第1種の制御要因は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより前記照明制御システム内の装置から照明制御の即時実行を指示する制御要求を受けたことであり、
    前記第2種の制御要因は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより前記照明制御システム外の外部装置からの制御要求を受けたことである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明制御システム。
  11. 前記制御部は、前記第2種の制御要因に応じて照明制御を実行してから前記計時部により第2所定時間が計時されるまで、前記第2種の制御要因と異なる第3種の制御要因に応じた照明制御の実行を抑止し、
    前記第3種の制御要因は、前記制御装置が前記通信インタフェースにより前記照明制御システム内の装置から照明制御の指定時刻における実行を指示する制御要求を受けた後に、当該指定時刻が到来したことである
    請求項10記載の照明制御システム。
  12. 照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御方法であって、
    発生した第1種の制御要因に応じて照明制御を実行する第1制御ステップと、
    前記第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間が経過するまでに発生した前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を当該第1所定時間が経過するまで抑止し、当該第1所定時間が経過した際に一定条件下で当該第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップとを含む
    照明制御方法。
  13. マイクロプロセッサを備える制御装置に、照明装置の点灯状態に係る制御である照明制御のための照明制御処理を実行させるための制御プログラムであって、
    前記照明制御処理は、
    発生した第1種の制御要因に応じて照明制御を実行する第1制御ステップと、
    前記第1制御ステップで照明制御を実行してから第1所定時間が経過するまでに発生した前記第1種の制御要因と異なる第2種の制御要因に応じた照明制御の実行を当該第1所定時間が経過するまで抑止し、当該第1所定時間が経過した際に一定条件下で当該第2種の制御要因に応じた照明制御を実行する第2制御ステップとを含む
    制御プログラム。
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