JP2016051661A - 照明制御装置及び照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】照明器具の点灯制御を個人のニーズに合わせて自動化できる照明制御装置及び照明システムを提供する。【解決手段】携帯端末16の接近に応じて照明器具12の点灯状態を制御する照明制御装置14であって、携帯端末16と無線通信を行う無線通信部22と、少なくとも1台の携帯端末について、携帯端末の識別情報と、照明器具12の点灯状態を示す点灯状態情報とを対応づけて記憶している記憶部21と、無線通信部22によって無線通信可能な範囲内に携帯端末16が進入してきたことを検知すると、進入してきた携帯端末16の識別情報と記憶部21に記憶された識別情報とを照合することにより、進入してきた携帯端末16に対応する点灯状態情報を記憶部21から読み出し、読み出した点灯状態情報が示す点灯状態になるように照明器具12を制御する制御部20とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末の接近に応じて照明器具の点灯状態を制御する照明制御装置、及び、それを備える照明システムに関する。
各種センサ及び無線通信技術の発達により、照明器具の点灯制御についての自動化に関して、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1では、人の存在を検知する人感センサからの人体検出信号と、検知エリア内の照度を検知する照度センサからの検出値とに基づいて、照明器具の点灯、消灯及び明るさを制御する照明システムが開示されている。この照明システムによれば、人の存在が検知された場合に保持時間分だけ延長して点灯制御が行われ、これにより、照明の調光に対する人の快適性が向上される。
特許文献2では、携帯端末で実行される照明器具の操作用のアプリケーションによって、照明器具の点灯に関する設定を行う照明システムが開示されている。この照明システムによれば、リモコン送信機に比べ、照明器具の点灯に関する設定が簡単になる。
しかしながら、上記特許文献1の照明システムでは、人感センサ及び照度センサに基づく点灯制御であるために、個人のニーズに合った点灯制御ができないという問題がある。つまり、特許文献1の照明システムでは、不特定の人に反応して点灯制御が行われ、特定の人に依存した点灯制御が行われない。たとえば、ある部屋に照明器具が設置され、その部屋に対応づけられた特定の人がその部屋に入ったときに、その人のニーズに合った点灯制御(例えば、点灯、又は、明るさの制御)を自動的に行うということができない。
また、上記特許文献2の照明システムでは、携帯端末を用いて照明器具の点灯に関する設定が簡単になるが、照明器具の点灯制御については、依然として携帯端末を操作して照明器具に指示を送信する必要があり、照明器具の点灯制御が自動化されるわけではない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、照明器具の点灯制御を個人のニーズに合わせて自動化できる照明制御装置及び照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一形態における照明制御装置は、携帯端末の接近に応じて照明器具の点灯状態を制御する照明制御装置であって、前記携帯端末は、前記照明制御装置との無線通信によって前記照明器具の点灯制御を行うためのアプリケーションを実行しており、前記照明制御装置は、前記携帯端末と無線通信を行う無線通信部と、少なくとも1台の携帯端末について、前記携帯端末の識別情報と、前記照明器具の点灯状態を示す点灯状態情報とを対応づけて記憶している記憶部と、前記無線通信部によって無線通信可能な範囲内に携帯端末が進入してきたことを検知すると、進入してきた前記携帯端末の識別情報と前記記憶部に記憶された識別情報とを照合することにより、進入してきた前記携帯端末に対応する点灯状態情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記点灯状態情報が示す点灯状態になるように前記照明器具を制御する制御部とを備える。
また、上記目的を達成するために、本発明の一形態における照明システムは、上記照明器具と上記照明制御装置とを備える。
本発明に係る照明制御装置及び照明システムによれば、照明器具の点灯制御が個人のニーズに合わせて自動化される。
以下、本発明に係る照明制御装置及び照明システムの実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、動作タイミングなどは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1における照明システムについて説明する。
まず、本発明の実施の形態1における照明システムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における照明システム10の構成図である。この照明システム10は、個人のニーズに合わせて照明器具の点灯制御を自動的に行うシステムであり、照明器具12、及び、携帯端末16の接近に応じて照明器具12の点灯状態を制御する照明制御装置14を備える。なお、本図には、照明制御装置14と無線通信を行う携帯端末16も併せて図示されている。また、「自動的に」とは、人手による操作を要しない意味である。
照明器具12は、ケーブル(負荷出力線及び照明制御線)13を介した照明制御装置14からの制御の下で点灯状態(点灯、消灯及び明るさ)を維持する照明装置である。この照明器具12は、例えば、調光及び調色の機能をもつ点灯回路と、LED又は蛍光灯等の光源とで構成される。なお、照明器具12は、1台の照明器具に限られず、図示されるように、複数台の照明器具から構成されてもよい。また、照明器具12は、照明制御装置14から制御される他に、リモコン等のコントローラ(図示せず)によって手動で点灯状態が制御される。
照明制御装置14は、Bluetooth(登録商標)等による携帯端末16との無線通信の結果に依存して、ケーブル13を介して照明器具12の点灯状態を制御する照明コントローラであり、例えば、壁又は制御盤内に取り付けられる。
なお、携帯端末16は、照明制御装置14とBluetooth(登録商標)等による無線通信を行う携帯型の情報機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等である。なお、この携帯端末16は、照明制御装置14との無線通信によって照明器具12の点灯制御を行うためのアプリケーション(アプリケーションソフトウェア)を実行している。
図2は、図1に示された照明制御装置14の構成を示すブロック図である。この照明制御装置14は、制御部20、記憶部21及び無線通信部22を備える。
無線通信部22は、携帯端末16と無線通信を行う通信インタフェースであり、例えば、Bluetooth(登録商標)等の無線通信インタフェースである。
記憶部21は、図2に示されるように、少なくとも1台の携帯端末について、携帯端末の識別情報と、照明器具の点灯状態を示す点灯状態情報とを対応づけた情報テーブル21aを記憶している記憶装置であり、例えば、不揮発性メモリである。情報テーブル21aにおいて、「識別情報」は、例えば、Bluetooth(登録商標)における通信アドレスである。「点灯状態情報」は、携帯端末16が照明制御装置14に接近したときに自動的に実現したい照明器具12の点灯状態を示す情報であり、例えば、「点灯(明るさ:100%)」を示す情報である。
なお、情報テーブル21aの内容は、照明制御装置14が備える入力機器(図示されていないボタンあるいはリモコン等)、又は、携帯端末16からの指示に従って、事前に登録されており、編集もされ得る。
制御部20は、照明制御装置14における制御を行うプロセッサであり、例えば、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するCPU、一時的な記憶領域である揮発性メモリ、タイマカウンタ、入出力ポート等を有する1チップマイコンである。この制御部20は、特徴的な機能として、次の制御を行う。つまり、制御部20は、無線通信部22によって無線通信可能な範囲内に携帯端末16が進入してきたこと(つまり、携帯端末16が接近してきたこと)を検知する。すると、制御部20は、進入してきた携帯端末16の識別情報と記憶部21に記憶された識別情報とを照合することにより、進入してきた携帯端末16に対応する点灯状態情報を記憶部21から読み出す。そして、制御部20は、読み出した点灯状態情報が示す点灯状態に照明器具12がなるように、ケーブル13を介して照明器具12を制御する。なお、「無線通信可能な範囲」とは、照明制御装置14との無線通信が可能な範囲を意味する。
次に、以上のように構成された本実施の形態における照明システム10の動作について説明する。
図3は、本実施の形態における照明システム10の動作を示す通信シーケンス図である。ここでは、照明器具12、照明制御装置14及び携帯端末16の間における通信のやりとりが示されている。なお、以下の通信シーケンスにおける照明制御装置14の動作は、照明制御装置14が備える制御部20による制御の下で実行される。
照明制御装置14は、無線通信部22を介して、常時、周辺の携帯端末に対して、接続要求を発信している(S10)。
一方、携帯端末16では、事前に、無線通信可能な範囲外にあるときに、照明器具12の点灯制御を行うためのアプリケーションが実行され、点灯制御要求をするか否かの設定に関して、「点灯制御要求をする」状態に設定されている。なお、携帯端末16における「設定」とは、アプリケーションの管理下で、設定内容を示す情報が携帯端末16内に記憶されることを意味する。また、以下の携帯端末16の動作は、アプリケーションの実行による。
いま、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入したとする。すると、携帯端末16は、照明制御装置14からの接続要求を受信し、その受信に応答する、つまり、照明制御装置14からの接続要求を受け入れる(S11)。
受信応答を受け取った照明制御装置14は、いま通信している携帯端末16の通信アドレスが情報テーブル21aの「識別情報」として登録されているか否かを確認する(S12)。
その結果、携帯端末16の通信アドレスが情報テーブル21aに登録されている場合には、照明制御装置14は、携帯端末16に対して、点灯制御を要求するか否かを確認する(S13)。なお、携帯端末16の通信アドレスが情報テーブル21aに登録されていない場合には、照明制御装置14は、携帯端末16に対して、何のアクションもしない(以降の動作をしない)。
点灯制御要求の確認を受けた携帯端末16は、事前の設定(「点灯制御要求をする」)に基づいて、点灯制御要求が有る(点灯制御の要求をする)ことを照明制御装置14に通知する(S14)。なお、携帯端末16における事前の設定において、「点灯制御要求をしない」に設定されている場合には、携帯端末16は、点灯制御要求が無い(点灯制御の要求をしない)ことを照明制御装置14に通知する。
点灯制御要求が有ることの通知を受けた照明制御装置14は、いま通信している携帯端末16に対応する点灯状態情報を情報テーブル21aから読み出す。そして、照明制御装置14は、読み出した点灯状態情報が示す点灯状態に照明器具12がなるように、ケーブル13を介して照明器具12を制御する(S15)。その後、照明制御装置14は、照明器具12の制御を完了したことを携帯端末16に通知する(S16)。
なお、ステップS14において、照明制御装置14が、携帯端末16から、点灯制御要求が無いことの通知を受けた場合には、照明制御装置14は、何のアクションもしない(以降の動作をしない)。これは、例えば、携帯端末16で実行されている点灯制御のためのアプリケーションにおいて、「点灯制御要求をしない」状態に設定されている場合に相当する。
また、照明制御装置14による照明器具12の点灯制御を開始した後に、携帯端末16が無線通信可能な範囲外に移動したことを照明制御装置14が検知した場合には、照明制御装置14は、照明器具12の点灯制御を終了し、照明器具12を元の点灯状態に戻す。
以上のように、本実施の形態における照明システム10では、照明制御装置14は、無線通信部22によって無線通信可能な範囲内に携帯端末16が進入してきたことを検知すると、以下の処理を行う。つまり、照明制御装置14は、進入してきた携帯端末16の識別情報と記憶部21に記憶された識別情報とを照合することにより、進入してきた携帯端末16に対応する点灯状態情報を記憶部から読み出す。そして、照明制御装置14は、読み出した点灯状態情報が示す点灯状態になるように照明器具12を制御する。
これにより、携帯端末16を所持するユーザは、何の操作もすることなく、無線通信可能な範囲内に進入すると、その携帯端末16に対応する事前の設定(情報テーブル21a)に従って、照明器具12が自動的に所望の点灯状態となる。よって、本実施の形態における照明システム10(特に、照明制御装置14)によれば、従来のような不特定の人を対象とした点灯制御ではなく、個々の携帯端末16(個人のニーズ)に合わせて、照明器具12の点灯制御が自動的に行われる。
また、照明制御装置14は、無線通信可能な範囲内に携帯端末16が進入してきたことを検知すると、無線通信部22により、進入してきた携帯端末16に対して点灯制御を要求するか否かを確認する。これに対して、携帯端末16は、照明制御装置14から点灯制御を要求するか否かの確認を受けると、予め設定された情報に基づいて、点灯制御の要求をするか否かを照明制御装置14に無線通信で返信する。その結果、照明制御装置14は、携帯端末16から点灯制御の要求をする返信を受領した場合に、照明器具12が、その携帯端末16に対応する点灯状態情報が示す点灯状態になるように、照明器具12を制御する。これにより、携帯端末16での事前の設定(点灯制御を要求するか否か)に応じて、照明器具12の自動制御が行われ(あるいは、行われず)、個人のニーズが反映された点灯制御が実現される。
なお、照明制御装置14の制御部20は、進入してきた携帯端末からタイムスケジュールに従った点灯制御を要求する通知を受けた場合には、携帯端末16から取得したタイムスケジュールに従った点灯状態になるように照明器具12を制御してもよい。ここで、「タイムスケジュール」とは、少なくとも一日における時刻又は時間帯と照明器具12の点灯状態とを対応づけた点灯制御のスケジュールを示す情報である。
以下、このようなタイムスケジュールに従った点灯制御について、実施の形態1の変形例として、説明する。
図4は、実施の形態1の変形例における照明制御装置14(厳密には、制御部20)の動作を示すフローチャートである。ここでは、照明制御装置14が、無線通信可能な範囲内に進入してきた携帯端末16から、点灯制御要求を受けた(図3のS14)後における動作が示されている。
照明制御装置14は、携帯端末16がタイムスケジュールに従った点灯制御を要求しているか否かを判断する(S20)。たとえば、携帯端末16で実行されるアプリケーションにおいて、「タイムスケジュール運転」に関する設定がONになっている場合には、携帯端末16は、点灯制御要求が有ることと併せて(図3のS14)、タイムスケジュールに従った点灯制御も要求する。これによって、照明制御装置14は、携帯端末16がタイムスケジュールに従った点灯制御を要求していることを知る。
その結果、携帯端末16がタイムスケジュールに従った点灯制御を要求している場合には(S20でYes)、照明制御装置14は、無線通信によって携帯端末16からタイムスケジュールを取得する(S21)。なお、タイムスケジュールは、事前に、携帯端末16で実行されるアプリケーションの下でユーザによって登録され、携帯端末16に保存されている。そして、照明制御装置14は、取得したタイムスケジュールに従って、図5Aに示されるように、照明器具12の点灯状態を制御する(S22)。
図5Aは、タイムスケジュールに従って照明器具12の点灯状態が制御される様子を示すタイムチャートである。携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入すると、照明器具12は、それまでの点灯状態(「任意の明るさ」)から、タイムスケジュールに従った点灯制御(「タイムスケジュール運転」)に切り替わる様子が示されている。「タイムスケジュール運転」では、照明制御装置14は、内蔵のタイマカウンタで示される現在時刻を参照しながら、照明器具12がタイムスケジュールに従った点灯状態となるように、照明器具12を制御する。
一方、携帯端末16がタイムスケジュールに従った点灯制御を要求していない(「タイムスケジュール運転」に関する設定がOFFになっている)場合には(S20でNo)、照明制御装置14は、実施の形態1と同様の動作をする(S15)。つまり、照明制御装置14は、図5Bに示されるように、進入してきた携帯端末16に対応する、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報が示す点灯状態になるように、照明器具12を制御する。
図5Bは、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報に従って照明器具12の点灯状態が制御される様子を示すタイムチャートである。携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入すると、照明器具12は、それまでの点灯状態(「任意の明るさ」)から、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報が示す点灯状態(「情報テーブルに従った明るさ」)に切り替わる様子が示されている。
このように、本変形例によれば、照明制御装置14は、進入してきた携帯端末16から、タイムスケジュールに従った点灯制御を要求する通知を受けた場合には、携帯端末16から取得したタイムスケジュールに従った点灯状態になるように照明器具12を制御する。これにより、携帯端末16が無線通信可能な範囲に進入した時点から、ユーザが所望するタイムスケジュールに従った点灯制御が行われる。また、タイムスケジュールに従った点灯制御により、照明器具12の明るさについて、昼間では夜間に比べて抑制した値にしておくことで、省エネルギーの効果が期待できる。
なお、本変形例では、タイムスケジュールに従った点灯制御を要求するか否かの情報、及び、タイムスケジュールについては、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入してから携帯端末16から照明制御装置14に送信されたが、これに限られない。タイムスケジュールに従った点灯制御を要求するか否かの情報、及び、タイムスケジュールについては、図6に示されるように、事前に、照明制御装置14の情報テーブル21aに登録されていてもよい。
図6は、照明制御装置14が備える情報テーブル21aの登録内容の他の一例を示す図である。本図に示されるように、情報テーブル21aの「点灯状態情報」は、3つの項目(「タイムスケジュール運転」、「点灯状態(終日)」、「タイムスケジュール」)から構成される。第1の項目「タイムスケジュール運転」は、タイムスケジュールに従った点灯制御をするか(ON)否か(OFF)を示すフラグである。第2の項目「点灯状態(終日)」は、第1の項目「タイムスケジュール運転」が「OFF」であるときに用いられる情報であり、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入してきたときに実現したい照明器具12の点灯状態を示す。第3の項目「タイムスケジュール」は、第1の項目「タイムスケジュール運転」の項目が「ON」であるときに用いられる情報であり、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入してきたときに実現したいタイムスケジュールを示す。たとえば、本図に示されるように、第3の項目「タイムスケジュール」における「0:00〜6:00:点灯(80%)、6:00〜18:00:消灯、18:00〜24:00:点灯(80%)」は、一日における具体的な時間帯と、具体的な照明器具12の点灯状態(括弧内は明るさ)との対応づけを示す。また、第3の項目「タイムスケジュール」における「携帯端末から取得」とは、照明制御装置14が携帯端末16からタイムスケジュールを取得することを示す。なお、図6に示される情報テーブル21aの登録例における「−」は、第1の項目「タイムスケジュール運転」の登録内容との関係で、使用されない情報であることを示している。
このような構造をもつ情報テーブル21aにすることで、照明制御装置14が携帯端末16から「タイムスケジュール運転」に関する情報(要求するか否か、及び、タイムスケジュールの内容)を取得しなくても、上記変形例と同様の点灯制御が実現される。
つまり、照明制御装置14は、無線通信可能な範囲内に進入してきた携帯端末16から、点灯制御要求を受けると(図3のS14)、その携帯端末16に対応する情報テーブル21aの点灯状態情報を参照する。その結果、その点灯状態情報の第1の項目「タイムスケジュール運転」が「ON」に登録されている場合には、照明制御装置14は、第3の項目「タイムスケジュール」に登録されている情報に従って、タイムスケジュールに従った点灯制御を行う。一方、点灯状態情報の第1の項目「タイムスケジュール運転」が「OFF」に登録されている場合には、照明制御装置14は、第2の項目「点灯状態(終日)」に登録されている点灯状態となるように、照明器具12を制御する。
これにより、照明制御装置14に事前に登録されたタイムスケジュールに従って、照明器具12の点灯状態が制御される。
なお、上記変形例だけでなく、上記実施の形態1においても、照明制御装置14は、通常動作において、タイムスケジュールに従った点灯制御を行ってもよい。この場合には、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入すると、これまでのタイムスケジュール運転が停止され、照明器具12の点灯状態は、進入してきた携帯端末16に対応する、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報が示す点灯状態に制御される。
図7は、このような制御の様子を示すタイムチャートであり、照明器具12がタイムスケジュール運転から点灯状態情報が示す点灯状態に切り替えられる様子を示している。図7の左部分に示されるように、通常動作において、照明制御装置14の制御部20は、予め登録されたタイムスケジュールに従って照明器具12を制御するタイムスケジュール運転を実行している。たとえば、ユーザは、留守中の防犯のために、照明制御装置14を用いて、時間の経過に伴って明るさを変化させるタイムスケジュール運転を実行しておく。そして、ユーザが帰宅すると、ユーザが所持する携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入するので、照明制御装置14の制御部20は、携帯端末16の進入を検知する。その結果、照明制御装置14の制御部20は、図7の右部分に示されるように、進入してきた携帯端末16に対応する、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報が示す点灯状態(例えば、点灯(明るさ:80%))になるように、照明器具12を制御する。
このように、照明制御装置14の制御部20は、タイムスケジュールに従って照明器具12を制御するタイムスケジュール運転を実行しているときに、携帯端末16の進入を検知すると、次の制御を行う。つまり、タイムスケジュール運転を停止し、進入してきた携帯端末16に対応する、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報が示す点灯状態になるように照明器具12を制御する。これにより、留守中の防犯を確保したうえで、帰宅時の点灯が自動化される。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における照明システムについて説明する。
次に、本発明の実施の形態2における照明システムについて説明する。
上記実施の形態1では、照明器具と照明制御装置とのセットが一つの家における複数の部屋のそれぞれに設けられた場合には、携帯端末16を所持するユーザが帰宅した時に、複数の部屋の照明器具が同時に自動点灯してしまう可能性がある。複数の照明制御装置それぞれとの無線通信可能な範囲が重複しており、その重複範囲に携帯端末16が位置するケースがあるからである。本実施の形態では、このような問題を解決する照明システムを説明する。
図8は、本発明の実施の形態2における照明システム11の構成図である。本実施の形態における照明システム11は、実施の形態1における構成要素に、人の存在を検知する人感センサ18a及び18bが追加された構成を備える。ただし、本実施の形態では、実施の形態1における照明器具12、ケーブル13及び照明制御装置14が複数(ここでは、2セット)設置されている。
つまり、本実施の形態では、隣接する2つの部屋の一方に、照明器具12a、ケーブル13a、照明制御装置14a及び人感センサ18aが設置され、他方に、照明器具12b、ケーブル13b、照明制御装置14b及び人感センサ18bが設置されている。
照明器具12a及び12bは、実施の形態1における照明器具12と同様の機能を有する。ケーブル13a及び13bは、実施の形態1におけるケーブル13と同様のものである。
照明制御装置14a及び14bは、実施の形態1における照明制御装置14と同様の機能を有する。本実施の形態では、照明制御装置14aとの無線通信可能な範囲と、照明制御装置14bとの無線通信可能な範囲とは、図8に示されるように、一部が重複している。
人感センサ18a及び18bは、赤外線等を利用して人の存在(厳密には、動き)を検知するセンサであり、それぞれ、照明制御装置14a及び14bに接続される。
以下、実施の形態1と異なる点について、説明する。
本実施の形態では、照明制御装置14a及び14bが備える各制御部20は、実施の形態1における機能に加えて、次の機能を有する。つまり、照明制御装置14aの制御部20は、携帯端末16が照明制御装置14aとの無線通信可能な範囲内に進入しことを検知し、かつ、人感センサ18aで人の存在を検知した場合に、はじめて、情報テーブル21aの登録内容に従った点灯制御をする。同様に、照明制御装置14bの制御部20は、携帯端末16が照明制御装置14bとの無線通信可能な範囲内に進入しことを検知し、かつ、人感センサ18bで人の存在を検知した場合に、はじめて、情報テーブル21aの登録内容に従った点灯制御をする。
図9は、以上のように構成された本実施の形態における照明制御装置14a及び14bの動作を示すフローチャートである。
照明制御装置14a及び14bの制御部20は、それぞれ、携帯端末16が照明制御装置14a及び14bとの無線通信可能な範囲内に進入したことを検知したか否かを判断する(S30)。図8に示される状況では、携帯端末16を所持するユーザは、照明制御装置14a及び14bのいずれの無線通信可能な範囲内にいる。よって、この状況では、照明制御装置14a及び14bの制御部20は、いずれも、携帯端末16が無線通信可能な範囲内に進入したことを検知したと判断される。
その結果、進入したことを検知したと判断した場合には(S30でYes)、続いて、照明制御装置14a及び14bの制御部20は、それぞれ、人感センサ18a及び18bで人の存在を検知したか否かを判断する(S31)。なお、進入したことを検知していないと判断した場合には(S30でNo)、照明制御装置14a及び14bの制御部20は、点灯制御をしない。図8に示される状況では、携帯端末16を所持するユーザは、人感センサ18aの検知エリア内に位置するが、人感センサ18bの検知エリア外に位置する。よって、この状況では、照明制御装置14aの制御部20は、人感センサ18aで人の存在を検知したと判断し、一方、照明制御装置14bの制御部20は、人感センサ18bで人の存在を検知していないと判断する。
続いて、人の存在を検知したと判断した場合には(S31でYes)、照明制御装置14aの制御部20は、進入してきた携帯端末16に対応する、情報テーブル21aに登録された点灯状態情報を読み出す。そして、照明制御装置14aの制御部20は、読み出した点灯状態情報が示す点灯状態になるように、照明器具12aを制御する(S32)。一方、照明制御装置14bの制御部20は、人感センサ18bで人の存在を検知していないと判断するので(S31でNo)、点灯制御をしない。
以上のように、本実施の形態によれば、照明制御装置の制御部は、携帯端末の進入を検知し、かつ、人感センサで人の存在を検知した場合に、はじめて、進入してきた携帯端末に対応する点灯状態情報が示す点灯状態になるように照明器具を制御する。これにより、複数の照明制御装置14a及び12bが接近して設置されている場合に、携帯端末16が複数の照明制御装置14a及び12bの無線通信可能な範囲内に進入したために複数の照明器具12a及び12bが点灯してしまうという不具合が回避される。
また、人感センサだけに応じて自動点灯するケースでは、犬等のペットに反応して照明器具が点灯してしまうことがあるが、本実施の形態では、このような誤灯が回避される。
以上、本発明に係る照明制御装置及び照明システムについて、実施の形態1、2及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態等に限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態等に施したもの、及び、実施の形態等における任意の構成要素を組み合わせて実現される形態も、本発明の範囲内に含まれてもよい。
たとえば、上記実施の形態1及び2では、照明システムに、複数の照明器具が含まれたが、一つの照明器具だけが含まれてもよい。
また、照明制御装置と携帯端末との間における無線通信は、Bluetooth(登録商標)に限られず、Wi−Fi(登録商標)等の他の無線通信であってもよい。
また、タイムスケジュールは、一日における時刻又は時間帯と照明器具の点灯状態との対応づけに限られず、これに代えて、あるいは、これに加えて、一週間における曜日、又は、一年における月あるいは季節と点灯状態との対応づけであってもよい。
また、点灯状態情報及びタイムスケジュールで示される照明器具の点灯状態には、点灯、消灯、明るさだけでなく、調色(色温度)、複数の照明器具のうち点灯制御の対象となる照明器具又はその台数の指定等が含まれてもよい。
また、携帯端末16に保持されるタイムスケジュールは、一つに限られず、複数のタイムスケジュールであってもよい。その場合には、携帯端末16から照明制御装置に送られるタイムスケジュールについては、予め、ユーザによって複数のタイムスケジュールの中から一つが選択される。
また、本発明に係る照明システムには、照明器具と照明制御装置だけでなく、携帯端末16が含まれてもよいし、人感センサ18a及び18bの少なくとも一つが含まれてもよい。
また、上記実施の形態1及び2では、情報テーブル21aにおける「識別情報」として、携帯端末の通信アドレスが用いられたが、携帯端末を識別できる情報であれば他の情報、例えば、照明制御装置又はユーザが付与するユニークな情報であってもよい。
10、11 照明システム
12、12a、12b 照明器具
14、14a、14b 照明制御装置
16 携帯端末
18a、18b 人感センサ
20 制御部
21 記憶部
22 無線通信部
12、12a、12b 照明器具
14、14a、14b 照明制御装置
16 携帯端末
18a、18b 人感センサ
20 制御部
21 記憶部
22 無線通信部
Claims (6)
- 携帯端末の接近に応じて照明器具の点灯状態を制御する照明制御装置であって、
前記携帯端末は、前記照明制御装置との無線通信によって前記照明器具の点灯制御を行うためのアプリケーションを実行しており、
前記照明制御装置は、
前記携帯端末と無線通信を行う無線通信部と、
少なくとも1台の携帯端末について、前記携帯端末の識別情報と、前記照明器具の点灯状態を示す点灯状態情報とを対応づけて記憶している記憶部と、
前記無線通信部によって無線通信可能な範囲内に携帯端末が進入してきたことを検知すると、進入してきた前記携帯端末の識別情報と前記記憶部に記憶された識別情報とを照合することにより、進入してきた前記携帯端末に対応する点灯状態情報を前記記憶部から読み出し、読み出した前記点灯状態情報が示す点灯状態になるように前記照明器具を制御する制御部とを備える
照明制御装置。 - 前記制御部は、無線通信可能な範囲内に携帯端末が進入してきたことを検知すると、前記無線通信部により、進入してきた前記携帯端末に対して点灯制御を要求するか否かを確認し、
前記携帯端末は、前記照明制御装置から点灯制御を要求するか否かの確認を受けると、予め設定された情報に基づいて、前記要求をするか否かを前記照明制御装置に無線通信で返信し、
前記制御部は、前記携帯端末から前記要求をする返信を受領した場合に、前記点灯状態情報が示す点灯状態になるように前記照明器具を制御する
請求項1記載の照明制御装置。 - 前記制御部は、進入してきた前記携帯端末から、少なくとも一日における時刻又は時間帯と前記照明器具の点灯状態とを対応づけたタイムスケジュールに従った点灯制御を要求する通知を受けた場合には、前記照明器具の制御として、前記携帯端末から取得したタイムスケジュールに従った点灯状態になるように前記照明器具を制御する
請求項1又は2記載の照明制御装置。 - 前記制御部は、少なくとも一日における時刻又は時間帯と前記照明器具の点灯状態とを対応づけたタイムスケジュールに従って前記照明器具を制御するタイムスケジュール運転を実行しているときに、前記携帯端末の進入を検知すると、前記タイムスケジュール運転を停止し、進入してきた前記携帯端末に対応する前記点灯状態情報が示す点灯状態になるように前記照明器具を制御する
請求項1又は2記載の照明制御装置。 - 前記照明制御装置は、人の存在を検知する人感センサに接続され、
前記制御部は、前記携帯端末の進入を検知し、かつ、前記人感センサで人の存在を検知した場合に、進入してきた前記携帯端末に対応する前記点灯状態情報が示す点灯状態になるように前記照明器具を制御する
請求項1又は2記載の照明制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具と照明制御装置とを備える照明システム。
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2014
- 2014-09-01 JP JP2014177558A patent/JP2016051661A/ja active Pending
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