JP2018004434A - 測位処理システム、方法、コンピュータプログラム、サーバ装置及びユーザ端末 - Google Patents

測位処理システム、方法、コンピュータプログラム、サーバ装置及びユーザ端末 Download PDF

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泉 三神
久夫 網谷
Hisao Amitani
久夫 網谷
照彦 大芝
Teruhiko Oshiba
照彦 大芝
敦 山岸
Atsushi Yamagishi
敦 山岸
齋藤 雅行
Masayuki Saito
雅行 齋藤
幹広 細井
Mikihiro Hosoi
幹広 細井
裕貴 市川
Hiroki Ichikawa
裕貴 市川
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Abstract

【課題】従来技術において、ハードウエアを追加することなく、より高精度な測位処理を実現することができない、また、より高精度な測位処理の結果の提示を行うことができない。【解決手段】センタサーバは、測位処理を高精度化するための補強情報を提供する。さらに、センタサーバは、地殻変動により生じた地図上の位置と現在位置との不整合を補正するための地殻変動補正パラメータなどの補助情報を提供する。ユーザ端末は、補強情報を得るために必要な情報をセンタサーバに提供する。センタサーバ及び/又はユーザ端末は、補強情報を用いて、高精度な測位処理を実現する。また、センタサーバ及び/又はユーザ端末は、補助情報を用いて、測位処理の迅速化及び簡略化、また、より正確な位置の描画を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、測位処理システム、方法、コンピュータプログラム、サーバ装置及びユーザ端末に関する。
全地球航法衛星システム(GNSS)測位では、測位処理を行うために、測位信号に含まれる測距信号(疑似距離等)と航法メッセージ(衛星軌道データ)が必要となる。測距信号は、GNSS衛星とユーザ端末間の距離を測るために必要であり、ユーザ端末でしか得られない。航法メッセージは、GNSS衛星の位置を求めるために必要である。一方で、衛星軌道データは、ユーザ端末が位置する場所以外の他の場所で得られたものをユーザ端末に提供することができる。
衛星軌道データに関し、測位信号のデータレートは、わずか50ビット/秒であり、航法メッセージを測位信号から抽出するために必要な時間は、約30秒から40秒とされている。したがって、衛星から直接、航法メッセージをダウンロードするためには長い時間がかかる。また、情報を取得する途中に衛星の信号が失われた場合は、再度最初から情報の取得をやり直さなければならない。これは、携帯電話などの利用者にとっては、実用に耐えられないほど長い時間である。
航法メッセージは、30秒を1周期として測位信号によって送信され、測位信号を復号することによって抽出されることから、所定の信号品質が求められる。一方、測距信号は、1周期内で繰り返し反復される信号であるから、重畳させて復調することができる。したがって、測距信号は、信号品質の悪い状態であっても、測位のために用いることができる。
従来、航法メッセージの取得時間を短縮するための技術として、A-GPS(Assisted Global Positioning System)が知られている。携帯電話などの装置は、GPS(Global Positioning System)などの衛星を用いた測位手段と、ネットワークによる情報通信手段とを有する。測位手段は、端末側での取得が必須である測距信号を端末で取得する。情報通信手段は、GSM、CDMA、W-CDMA、LTE等のモバイルネットワークかWi-Fi等の有線/無線アクセスであるから、衛星からの測位信号のデータレート50ビット/秒よりはるかに高速な通信を実現する。センタ側は、携帯電話などの装置の位置における衛星視界より良好な衛星視界の位置に設置されており、センタ側の測位手段が衛星から軌道情報を取得する。センタ側の情報通信手段は、軌道情報を携帯電話などの装置の情報通信手段に送信する。これにより、携帯電話などの装置は、当該装置が取得できる軌道情報より品質が高い軌道情報をセンタ側から取得することができる。さらに、携帯電話などの装置は、軌道情報の取得に係る時間を削減することができる。このような構成により、A-GPSは、携帯電話などの装置において、当該装置の位置をより迅速かつ正確に提供する。
以上のように、A-GPSは、10メータレベルの精度の携帯電話の概略位置を取得して、概略位置を10000分の1レベルの地図上にプロットする。しかしながら、位置を用いるアプリケーションにおいて、より高精度の測位手段が求められている。今後の社会基盤インフラにおいて、デシメータから1メータレベルの精度の位置を取得することが求められており、このような精度を用いることによって、2500分の1以下の高分解能の地図に位置をプロットすることができる。
このような社会基盤において、さまざまな測位アプリケーションの創出が期待されている。例えば、以下のようなサービスが期待されている。
1) シームレスナビゲーション(地上および地下のシームレスなストリートビューに基づく、駅構内・駅周辺の地下通路・地下街・地上をつなぐシームレスなナビゲーションの実現)
2) 位置情報に基づくマーケティング(位置情報から得られた顧客の行動履歴から行動パターンを抽出し顧客にリコメンドを提示したり、顧客が店舗に近づくと販促情報を送信したり、さらに店舗の中に入るとポイントを付与したり、決済を実行するなど、ピンポイントでリアルタイムな販促情報のプッシュ通信によるきめ細かなマーケッティングの実現)
3) 位置情報に基づく業務管理の効率化(高精度な人流・交通流・物流の把握による、人、物、車、鉄道等の効率的かつ弾力的な配置やその運用計画の実現)
4) 位置情報に基づく防災・災害対応(緊急災害速報や警報時に、屋内外に関わらず適切な情報を入手でき、自己位置に応じた適切な避難場所に避難できる等、災害時の的確な避難誘導の実現)
5) 移動体の自動運転(自動車の高精度レーンナビゲーション・自動走行、鉄道車両の路線の判別や自動切り替えおよび自動運行、農耕機械・建設機械の自動運転、船舶の自動接岸の実現)
従来技術において、ハードウエアを追加することなく、より高精度な測位処理を実現することができない、また、より高精度な測位処理の結果の提示を行うことができない。
10メータ級精度のレベルの測位処理を実現する従来技術は、今後の測位処理の高精度化に伴う高付加価値サービスを提供するアプリケーションを実現することができない。
プレートの移動や地震等により地殻変動は常に発生していることから、地殻変動に起因して、地図上の位置座標値と現在の位置座標値の不整合が生じる。例えば、地図の位置はその地図が作成された時の位置に基づいていることから、地図描画時に測位処理によって位置を高精度に測定したとしても、地図作成時から現在までの間に生じた地殻変動に起因して、高精度位置を地図上の位置に正しくプロットすることができない。
地図は数年〜10年単位で更新されているが、数年〜10年で数十センチメータから数メータの地殻変動が発生している。測位処理で得た位置を地図描画時の現在の地図にプロットすると、地殻変動に起因する数十センチメータから数メータレベルのズレが発生する。
地殻変動に関する情報はセンタ側で体系的に蓄積される。したがって、地殻変動に関する情報を提供することによって、地殻変動を考慮してより正確な位置を地図にプロットすることができる。また、地殻変動に関する情報は膨大であるから、ユーザ装置の性能や、ユーザ装置で必要とされる情報などに基づいて、地殻変動に関する情報を適切に提供することが求められている。
センタサーバは、測位処理を高精度化するための補強情報を提供する。さらに、センタサーバは、地殻変動により生じた地図上の位置と現在位置との不整合を補正するための地殻変動補正パラメータなどの補助情報を提供する。ユーザ端末は、補強情報を得るために必要な情報をセンタサーバに提供する。センタサーバ及び/又はユーザ端末は、補強情報を用いて、高精度な測位処理を実現する。また、センタサーバ及び/又はユーザ端末は、補助情報を用いて、測位処理の迅速化及び簡略化、また、より正確な位置の描画を行う。
本発明の実施例による測位処理システムは、ユーザ端末と、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得するサーバ装置と、を備え、サーバ装置は、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例による測位処理方法は、サーバ装置が、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得するステップと、ユーザ端末が要求をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、第1の位置に基づく補強情報を取得し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例による測位処理コンピュータプログラムは、サーバ装置が、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得するステップと、ユーザ端末が要求をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、第1の位置に基づく補強情報を取得し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるサーバ装置は、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得し、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得するよう構成されており、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるサーバ装置が実行する方法は、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得するステップと、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるサーバ装置が実行するコンピュータプログラムは、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をユーザ端末から取得するステップと、ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるユーザ端末は、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信し、サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得する要求をサーバ装置に送信するよう構成されており、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるユーザ端末が実行する方法は、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得する要求をサーバ装置に送信するステップとを有し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
本発明の実施例によるユーザ端末が実行するコンピュータプログラムであって、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信するステップと、サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、第1の位置に基づく補強情報を取得する要求をサーバ装置に送信するステップとを有し、第2の位置は、第2の測位処理によって第1の位置より高精度で特定される。
従来のA-GPSを用いたシステムを示す。 本発明の実施例1を説明する。 グリッドを用いて第1の位置又は第2の位置に関連する範囲を示す。
従来技術(A-GPS)
A-GPS(Assisted GPS)は、携帯電話などのユーザ端末における測位処理を改善する手段として広く用いられている。図1は、従来のA-GPSを用いたシステムを示す。システム100は、少なくとも4つのGPS(Global Positioning System)衛星105から信号を受信する。システム100は、ユーザ端末115、基地局125、及び、A-GPSサーバ130を少なくとも有する。ユーザ端末115と基地局125との間は、電話回線を介して接続されている。
GPS衛星105は、それぞれ、ユーザ端末115などの地上の装置に測位信号を送信する。測位信号は、少なくとも測距信号及び航法メッセージを含む。測距信号は、GPS衛星105とユーザ端末115との間の距離を計算するために用いられる。航法メッセージは、GPS衛星105の位置を計算するために用いられる。
ユーザ端末115は、測位信号に含まれる測距信号をGPS衛星105それぞれから受信する。ユーザ端末115は、測距信号を用いてGPS衛星105とユーザ端末115との間の距離を計算する。
A-GPSセンタシステム120は、基地局125及びA-GPSサーバ130を少なくとも含み。A-GPSセンタシステム120における基地局125、A-GPSサーバ130又は他の手段(図示せず)は、少なくとも、測位信号に含まれる航法メッセージをGPS衛星105それぞれから受信する。A-GPSサーバ120は、航法メッセージにデコード処理などを適用することによりアルマナックデータ及びエフェメリスデータを少なくとも含む衛星軌道データを航法メッセージから取得し、取得したデータを格納及び蓄積する。
ユーザ端末115は、衛星軌道データの要求をA-GPSセンタシステム120に送信する(ステップ150)。基地局125は、衛星軌道データの要求を受信し、その要求をA-GPSサーバ130に送信する(ステップ155)。A-GPSサーバ130は、衛星軌道データの要求を受信すると、航法メッセージから取得した衛星軌道データを基地局125を介してユーザ端末115に送信する(ステップ160及び165)。
ユーザ端末115は、GPS衛星105から受信した測距信号とA-GPSセンタシステム120から受信した衛星軌道データとを用いて、測位処理を実行し、ユーザ端末115の位置を特定する。
A-GPSを使わない場合、ユーザ端末115は、データレートが低い(例えば、50ビット/秒)経路によりGPS衛星105から衛星軌道データを取得する。したがって、ユーザ端末115が衛星軌道データをGPS衛星105から取得するための時間は大きくなる。一方で、A-GPSを使った場合、ユーザ端末115は、衛星軌道データをA-GPSセンタシステム120から高速な電話網などを用いて取得する。したがって、ユーザ端末115が衛星軌道データをA-GPSセンタシステム120から取得するための時間は小さくなる。
A-GPSにおいて、ユーザ端末115は、A-GPSセンタシステム120から受信する衛星軌道データをユーザ端末115がGPS衛星105から取得したデータとして用いることができる。日本全体が覆われる範囲である緯度の差及び経度の差は、ともに15度の範囲である。この範囲において、地上のあらゆる場所から参照できる各GPS衛星105からの衛星軌道データは、理論的に同じ値が用いられる。したがって、この範囲において、第1の位置における各GPS衛星105からの衛星軌道データは、第2のそれと同じである。すなわち、ユーザ端末115及びA-GPSセンタシステム120(又はGPS衛星105からの測位信号をA-GPSセンタシステム120に提供する装置)の両方の位置は、両方の位置の緯度の差及び経度の差ともに15度の範囲内に含まれる必要がある。
実施例
上記説明した通り、従来のA-GPSを用いたシステムは、測位処理をより迅速に実行することができる。しかしながら、測位の精度という観点では、10メートル程度の精度が限界であった。本発明の実施例は、後述する構成により、より正確かつ精度の高い測位処理を提供する。
図2は、本発明の実施例1を説明する。システム200は、少なくとも4つの測位衛星205から信号を受信する。システム200は、ユーザ端末215、基地局225、及び、センタサーバ230を少なくとも有する。測位衛星は、GPS、ガリレオ、GLONASS、準天頂衛星システム、及び、その他の測位のために用いられる衛星とすることができる。センタシステム220は、センタサーバ230及び基地局225を有することができる。センタサーバ230は、基地局225から地理的に離れていてもよい。センタサーバ230の管理者は、基地局225の管理者と異なっていてもよい。
ユーザ端末115と基地局125との間は、電話回線やインターネット回線などを介して接続されている。これらの回線は、例示であって、他の回線でもよい。また、これらの回線は、有線回線、無線回線、又は、有線回線及び無線回線の組み合わせであってもよい。本実施例において、ユーザ端末115は、スマートホンや、携帯電話、ノート型パソコンなどを想定しているが、これは例示であり、当業者によって理解される通り、ユーザ端末115は、測位処理を実行することができるいずれの装置とすることができる。
本実施例において、センタサーバ230は、A-GPSサーバ235及び高精度測位サーバ240を含む。一実施例において、A-GPSサーバ235及び高精度測位サーバ240は、一つのサーバによって実装されていてもよい。センタサーバ230は、国土地理院(例えば、国土地理院が管理する電子基準点や、サーバなど)と接続されていてもよい。この場合、センタサーバ230は、地殻変動に関する情報及び各測位衛星205からの情報(例えば、側位信号など)を国土地理院から受信することができる。一実施例において、センタサーバ230は、国土地理院からの情報を基地局225を介して受信してもよい。他の実施例において、センタサーバ230は、情報を国土地理院に代わって他の機関や会社などが管理する装置から受信してもよい。
処理フローとしては、最初に、ユーザ端末215は、第1の要求をセンタサーバ230に送信する(ステップ250、252)。センタサーバ230は、従来のA-GPSと同様に、予め、測位衛星205から航法メッセージを受信し(又はセンタサーバ230以外の装置から航法メッセージを受信してもよい)、衛星軌道データの取得、格納及び蓄積を行う。センタサーバ230は、ユーザ端末115から第1の要求を受信したことに応じて(ステップ250、252)、航法メッセージから取得した衛星軌道データを基地局225を介してユーザ端末215に送信する(ステップ254及び256)。一実施例において、ユーザ端末に送信する衛星軌道情報は、航法メッセージそのものであってもよい。
ユーザ端末215及びセンタサーバ230(又は測位衛星205からの測位信号をセンタサーバ230に提供する装置)の両方の位置は、緯度の差及び経度の差ともに15度の範囲内に含まれる必要がある。これにより、ユーザ端末215は、センタサーバ230が取得した衛星軌道データを、ユーザ端末215の位置を特定するための測位処理に用いることができる。一実施例において、ユーザ端末215及びセンタサーバ230(又は測位衛星205からの測位信号をセンタサーバ230に提供する装置)の両方の位置の緯度の差又は経度の差が15度の範囲内に含まれていない場合、センタサーバ230は、ユーザ端末215の位置で取得されるべき衛星軌道データを他のシステムやコンピュータなどから収集しても良い。
ユーザ端末215は、センタサーバ230から衛星軌道データを受信する。ユーザ端末215は、測位衛星205から受信した測距信号の情報の一部又は全部とセンタサーバ230から受信した衛星軌道データの一部又は全部とを用いて、第1の測位処理を実行し、ユーザ端末215の第1の位置を特定する(ステップ258)。ここで、第1の位置は、従来の精度と同じであるから、10メートル程度の精度で特定される位置である。他の実施例において、ユーザ端末215は、衛星軌道データを、センタサーバ230からでは無く測位衛星205から取得してもよい。
(センタサーバによる第1の測位処理の実施例)
他の実施例において、第1の測位処理は、センタサーバ230によって実行されてもよい。この場合、ユーザ端末215は、第1の測位処理を行わない。ユーザ端末215は、第1の測位処理に必要な情報を測位衛星205から受信し、受信した情報の一部又は全部(例えば、測距信号の情報など)をセンタサーバ230に送信する。センタサーバ230は、受信した情報とセンタサーバ230が有する衛星軌道データとに基づいて第1の処理を実行し、第1の位置を特定する。一実施例において、センタサーバ230は、第1の位置及び/又はそれに関連する情報をユーザ端末215に送信してもよい。他の実施例において、センタサーバ230は、第1の位置及び/又それに関連する情報をユーザ端末215に送信することなく、第1の位置を用いて、後述する第2の測位処理を実行することができる。この場合、センタサーバ230は、第2の測位処理によって特定された第2の位置をユーザ端末215に送信することができる。この場合、センタサーバ230は、補強情報の生成時に得られた補正情報の信頼性の情報をユーザ端末215に送信してもよい。
ユーザ端末215は、基地局225を介してセンタサーバ230に第2の要求を送信する(ステップ260、262)。第2の要求は、少なくとも第1の位置又はそれに関する情報を含む。センタサーバ230は、第2の要求を受信したことに応じて、第1の位置に関連付けされた補強情報を取得し(ステップ264)、第1の位置に関連付けされた補強情報をユーザ端末215に基地局225を介して送信する(ステップ266、268)。補強情報の詳細については、後述するが、補強情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ及びシグナルバイアス補正データを少なくとも含む。本実施例において、センタサーバ230は、補強情報の生成時に得られた補正情報の信頼性の情報をユーザ端末215に送信してもよい。
一実施例において、補強情報のデータは、第1の位置(10メートル程度の精度で特定される位置)に関連付けて取得されることから、第1の要求を用いて取得されたデータの精度より高くすることができる。例えば、補強情報の衛星軌道データは、第1の位置から参照することができる5以上の衛星からの情報に基づくデータとしてもよい。ここで、衛星の数が5であることは、例示である。補強情報の衛星軌道データを取得するときに参照する衛星の数は、第1の要求に基づく衛星軌道データを取得するときに参照する衛星の数より多いことが望ましい。もし少ない場合、ユーザ端末は、少なくとも4機以上の測位衛星から信号が受信できれば、ユーザ端末は測位処理を実行することができる。一実施例において、補強情報の送信に当たっては、品質のよい測位衛星の補強情報を優先的に送ることが重要である。センタサーバ230は、補強情報の生成に当たって得られる補強情報の信頼性情報を補強情報と併せて送信してもよい。他の実施例において、センタサーバ230は、信頼性情報に基づいて、当該信頼性情報に関連する補強情報を送信してもよい。例えば、信頼性が高いこと示す信頼性情報に関連する補強情報が優先的に送信される。
一実施例において、補強情報は、ユーザ端末215の位置における衛星視界より良好な衛星視界である場所(例えば、電子基準点など)で取得された情報に基づいている。したがって、補強情報は、ユーザ端末215の位置で取得できる情報より高品質であり、多くの測位衛星を含む可能性が高い。
ユーザ端末215は、センタサーバ230から受信した補強情報の一部又は全部と測位衛星205から受信した測距信号の情報の一部又は全部とを用いて、第2の測位処理を実行し、第2の位置を特定する(ステップ270)。ユーザ端末215は、補強情報を用いて第2の測位処理を実行することによって、第1の位置より精度が高い第2の位置を取得することができる。また、ユーザ端末215は、補強情報の生成時に得られた補強情報の信頼性情報を使って、測位結果の信頼度パラメータを生成するができる。この信頼度パラメータは、時々刻々得られる測位結果の誤差範囲をユーザへ表示することを可能とする。一実施例において、測位結果を制御で使用する場合(例えば、測位結果に応じたロボットの動作や、自動車の自動運転などの制御で測位結果が使用される場合)、制御における測位結果の利用度合い(重み付け)を、信頼度パラメータを用いることにより決定することが可能となる。例えば、信頼性が高いことを示す信頼性情報が所定の閾値超えている場合、制御を実行する装置は、所定の閾値超えている信頼性情報に関連する補強情報を用いて得られた第2の位置に基づいて制御を実行する。制御を実行する装置は、所定の閾値超えていない情報を無視してもよい。
(コード受信機及び搬送波受信機の実施例)
本実施例において、ユーザ端末215は、コード受信機、又は、コード受信機及び搬送波受信機を含むことができる。ユーザ端末215が搬送波受信機を含んでいない場合、ユーザ端末215は、コード受信機を用いて測位処理を実行する。ユーザ端末215がコード受信機及び搬送波受信機を含んでいる場合、ユーザ端末215は、コード受信機及び搬送波受信機を用いて測位処理を実行する。コード受信機による測位処理は、メータ程度の精度で位置が特定され、コード受信機及び搬送波受信機による測位処理は、デシメータ程度の精度で位置が特定される。一実施例において、ユーザ端末215は、第1の位置及び/又は第2の位置は、コード受信機又は搬送波受信機を用いて測位処理を実行することができる。
一般的に、搬送波受信機は高額であるため、2016年時点で用いられているユーザ端末215は、搬送波受信機を有していないことが多い。したがって、本実施例において、コード受信機を用いた測位処理が実現されてもよい。
(時刻を用いた測位処理)
他の実施例において、ユーザ端末215は、測位衛星205からの電波の送信時刻受信機での受信機時刻との差に基づくユーザ端末215と測位衛星205との疑似拒理を用いて測位処理を実行することによって、第1の位置又は第2の位置を特定することができる。
(搬送波受信機を有する外部装置の実施例)
他の実施例において、ユーザ端末215が搬送波受信機を有していない場合、外部装置が用いられてもよい。ユーザ端末215は、搬送波受信機を有する外部装置に有線及び/又は無線で接続し、搬送波受信機による測位処理で必要な情報を外部装置に提供することができる。外部装置が、搬送波位相に係る処理を実行し、結果をユーザ端末215に反してもよい。これにより、2016年時点で用いられているような、搬送波受信機を有していない携帯電話であっても、ユーザ側において、搬送波受信機による測位処理が実行できる。外部装置は、携帯可能なサイズであることが望ましい。
(コード受信機及び搬送波を用いて測位処理を実行する回路の実施例)
本実施例において、ユーザ端末215は、搬送波を用いて測位処理を実行する回路及びコード受信機を含むことができる。これにより、ユーザ端末215は、コード受信機のみによる測位処理より精度の高い測位処理を実行することができる。他の実施例において、ユーザ端末215に接続されている外部装置が、搬送波を用いて測位処理を実行する回路及びコード受信機の一部又は全部の機能を有する装置とすることができる。この場合、外部装置が測位処理の一部又は全部を実行し、結果をユーザ端末215に送信することができる。
(ユーザ端末の性能情報をセンタサーバに送信する実施例)
ユーザ端末215は、ユーザ端末215に関する性能情報をセンタサーバ230に送ることができる。性能情報は、ユーザ端末215(又は外部装置)が搬送波受信機を含んでいるか否かを少なくとも示す。これにより、センタサーバ230が性能情報に応じて、必要な情報を選択し、ユーザ端末215に送信することができる。これにより、センタサーバ230は、コード受信機による測位処理に必要な情報とコード受信機及び搬送波受信機による測位処理に必要な情報とを選択的にユーザ端末215に送信することができる。したがって、ユーザ端末215とセンタサーバ230との間で不要な情報の送受信が削減でき、通信回線のネットワークトラフィックを改善することができる。性能情報は、上記で説明した第1の要求又は第2の要求、もしくは、ユーザ端末215からセンタサーバ230に送られる他の情報に含まれていてもよい。
(センタサーバによる第2の測位処理の実施例)
他の実施例において、第2の測位処理は、センタサーバ230によって実行されてもよい。この場合、ユーザ端末215は、第2の測位処理を行わない。ユーザ端末215は、第2の測位処理に必要な情報を測位衛星205から受信し、受信した情報(例えば、測距信号の情報など)をセンタサーバ230に送信することができる。センタサーバ230は、受信した情報及び補強情報に基づいて第2の測位処理を実行し、第2の位置を特定する。一方で、センタサーバ230が第2の測位処理に必要な情報を有している場合(例えば、センタサーバ230が第1の測位処理を行い、第1の位置を既に知っている場合など)、センタサーバ230は、ユーザ端末215から第2の測位処理に関する情報を受信することなく、第2の測位処理を実行し、第2の位置を特定してもよい。センタサーバ230が第2の位置を特定した場合、センタサーバ230は、第2の位置及び/又はそれに関する情報をユーザ端末215に送信する。一実施例において、補強情報の生成時に得られた補強情報の信頼性情報を使って、測位結果(第2の位置)の信頼度パラメータを生成するができる。センタサーバ230が、この信頼度パラメータをユーザ端末に送ることにより、ユーザ端末は、時々刻々得られる測位結果の誤差範囲をユーザへ表示することを可能とする。一実施例において、測位結果を制御で使用する場合(例えば、測位結果に応じたロボットの動作や、自動車の自動運転などの制御で測位結果が使用される場合)、制御における測位結果の利用度合い(重み付け)を、信頼度パラメータを用いることにより決定することが可能となる。例えば、信頼性が高いこと示す信頼性情報が所定の閾値超えている場合、制御を実行する装置は、所定の閾値超えている信頼性情報に関連する補強情報を用いて得られた第2の位置に基づいて制御を実行する。制御を実行する装置は、所定の閾値超えていない情報を無視してもよい。
(地殻変動補正データを用いた実施例)
他の実施例において、センタサーバ230は、第2の要求を受信したことに応じて、補強情報に加えて、第2の位置に関連する地殻変動補正データを取得し、ユーザ端末215に送信してもよい。地殻変動補正データを用いることによって、ユーザ端末215は、地殻変動に応じて、より正確な位置を地図上で特定することができる。他の実施例において、センタサーバ230が第2の位置を特定した場合、センタサーバ230は、第2の位置に地殻変動補正データを関連付けた情報をユーザ端末215に送信してもよい。
(認証及び権限チェック機能の実施例)
本実施例において、ユーザ端末215が送信する第1の要求、第2の要求及び/又はユーザ端末215がセンタサーバ230に送信する情報は、ユーザ端末215の識別子、ユーザの識別子、及び/又は、これら識別子の一方又は両方のそれぞれに関連付けされているパスワードを含んでいてもよい。これにより、センタシステム220は、ユーザ又はユーザ端末215がシステムを利用するための権限を有しているか否かを判定することができる。したがって、サービス提供会社は、所定のユーザのみに測位処理に関するサービスを提供することができる。他の実施例において、センタシステム220は、ユーザの識別子及びパスワードを受けることで、認証チェックを実行できる。これにより、センタシステム220は、ユーザの現在位置などを他ユーザの装置や他のサービスなどに提供することができる。
(上記実施例の実行主体のまとめ)
上記説明した通り、本発明の実施例は、第1の測位処理に関し、実行主体に関する以下の変形例を有する。
(1)ユーザ端末215が第1の測位処理を実行する実施例
ユーザ端末215は、測位衛星205から受信した測距信号の情報の一部又は全部とセンタシステム220から受信した衛星軌道データの一部又は全部とを用いて、第1の測位処理を実行する。
(2)センタサーバ230が第1の測位処理を実行する実施例
センタサーバ230は、ユーザ端末215から受信した測距信号の情報の一部又は全部と測位衛星205から受信した衛星軌道データの一部又は全部とを用いて、第1の測位処理を実行する。
上記説明した通り、本発明の実施例は、第2の測位処理に関し、実行主体に関する以下の変形例を有する。
(1)ユーザ端末215が第2の測位処理を実行する実施例
ユーザ端末215は、センタサーバ230から受信した補強情報の一部又は全部と測位衛星205から受信した測距信号の情報の一部又は全部とを用いて、第2の測位処理を実行する。
(2)ユーザ端末215が第2の測位処理を実行する実施例
センタサーバ230は、補強情報の一部又は全部とユーザ端末215から受信した測距信号の情報の一部又は全部とを用いて、第2の測位処理を実行する。
補強情報
本実施例において、センタサーバ230は、第2の要求を受信したことに応じて、第1の位置に関連付けされた補強情報を取得する。この際、補強情報は、下記の表に示すような、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ、電離層補正データ、及び、対流圏補正データの一又は二以上を含んでいても良い。他の実施例において、補強情報は、これらに加えて、補強情報の信頼度情報を含んでいてもよい。
Figure 2018004434
センタサーバ230は、一又は二以上の衛星から取得した情報及び/又は他の関連する情報に基づいて、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ、電離層補正データ及び対流圏補正データの少なくとも一つを取得する。
一実施例において、補強情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ及びシグナルバイアスデータを含んでいてもよい。他の実施例において、補強情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ及びシグナルバイアス補正データに加えて、電離層補正データ及び/又は対流圏補正データを含んでいてもよい。他の実施例において、補強情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ、電離層補正データ及び対流圏補正データの少なくとも一つであってもよい。
衛星軌道補正データは、測位処理で用いられるエフェメリスの誤差の補正量、又は、その誤差を補正するためのデータを少なくとも含む。衛星軌道補正データを用いることによって、測位処理において、エフェメリスの誤差が補正される。本実施例において、補強情報の衛星軌道補正データを取得するときに参照する衛星の数は、第1の要求に基づく衛星軌道データを取得するときに参照する衛星の数より多いことが望まし。もし少ない場合、ユーザ端末は、少なくとも4機以上の測位衛星から信号が受信できれば、ユーザ端末は測位処理を実行することができる。補強情報の送信に当たっては、品質のよい測位衛星の補強情報を優先的に送ることが重要である。一実施例において、センタサーバ230は、補強情報の生成に当たって得られる補強情報の信頼性情報を補強情報と併せて送信してもよい。他の実施例において、センタサーバ230は、信頼性情報に基づいて、当該信頼性情報に関連する補強情報を送信してもよい。例えば、信頼性が高いこと示す信頼性情報に関連する補強情報が優先的に送信される。これにより、ユーザ端末215は、第1の位置より精度の高い測位結果を得ることができる。
一実施例において、補強情報は衛星時計補正データを含んでいてもよい。衛星時計補正データは、測位処理で用いられる衛星時計の誤差の補正量、又は、その誤差を補正するためのデータを少なくとも含む。衛星時計補正データを用いることによって、観測データに含まれる衛星時計の誤差を補正することができる。
一実施例において、補強情報は、シグナルバイアス補正データを含んでいてもよい。シグナルバイアス補正データは、衛星回路内の遅延量の補正量、又は、その遅延量を補正するためのデータを少なくとも含む。シグナルバイアス補正データを用いることによって、観測データに含まれる衛星回路内の遅延の誤差を補正することができる。
測位処理において、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ及び電離層補正データ、対流圏補正データを用いた場合、より精度の高い測位処理を実行できることが知られている。
一実施例において、補強情報は電離層補正データを含んでいてもよい。電離層補正データは、電離層による測位信号の電波伝搬遅延の補正量、又は、その電波伝搬遅延を補正するためのデータを少なくとも含む。電離層補正データを用いることによって、電離層による測位信号の電波伝搬遅延を考慮して測位処理が実行されることから、より正確な測位処理を実行することができる。
一実施例において、補強情報は対流圏補正データを含んでいてもよい。対流圏補正データは、対流圏による測位信号の電波伝搬遅延の補正量、又は、その電波伝搬遅延を補正するためのデータを少なくとも含む。対流圏遅延データを用いることによって、対流圏による測位信号の電波伝搬遅延を考慮して測位処理が実行されることから、より正確な測位処理を実行することができる。
ユーザ端末215及び/又はセンタサーバ230は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ及び電離層補正データ、対流圏補正データの一又は二以上を取得する時、参照する衛星の数を特定してもよい(例えば、衛星の数は、3や、3以上、参照可能な全てなどとして特定されてもよい)。例えば、ユーザ端末215がセンタサーバ230に送信する要求(例えば、第2の要求など)に参照する衛星の数に関する情報が含まれていても良い。これにより、ユーザ端末215及び/又はセンタサーバ230の処理能力やユーザが必要とする測位処理の精度などに応じて、処理対象の衛星の数を変化させ、データの精度を調整することができる。
電離層補正データ及び対流圏補正データは、ユーザ端末215の位置に応じて変化する値であるから、センタサーバ230は、第1の位置に関連する範囲における電離層補正データ及び対流圏補正データを特定する。例えば、第1の位置に関連する範囲は、グリッドを用いて特定される。図3は、グリッドを用いて第1の位置又は第2の位置に関連する範囲を示す。
センタサーバ230は、日本全体を覆うグリッド310を予め記憶又は参照できる。例えば、日本全体において、グリッドは、点の数が300である点によって形成されてもよい。グリッドを表す点は、センチメータ級では、70km間隔以内、デシメータ級精度では、200km間隔以内、メータ級精度では500km間隔以内とすることができる。
センタサーバ230は、第1の位置又は第2の位置に関する経度や緯度などの情報に基づいて、第1の位置又は第2の位置320を囲むグリッド330を特定する。センタサーバ230は、グリッド330に関連する電離層補正データ及び対流圏補正データを取得する。これにより、センタサーバ230は、ユーザを囲む複数の点(4点以内)が表すグリッド330に関連する電離層補正データ及び対流圏補正データをユーザ端末215に送信するのみで、全てのグリッドの電離層補正データ及び対流圏補正データをユーザ端末215に送信する必要がなくなることから、送信コストを削減することができる。
本実施例において、ユーザ端末215が送信する第1の要求、第2の要求、及び/又は、ユーザ端末215がセンタサーバ230に送信する他の情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ、電離層補正データ、及び、対流圏補正データのいずれのデータが要求されているかを表す情報を含んでいてもよい。これにより、センタサーバ230は、要求された情報のみをユーザ端末215に送信する。したがって、必要とされる情報のみが送信されることから、送信コストをさらに削減することができる。
地殻変動補正データ
センタサーバ230は、要求に応じてユーザ端末215に地殻変動補正データを送信することができる。例えば、第1の要求、第2の要求、及び/又は、ユーザ端末215がセンタサーバ230に送信する他の情報は、ユーザ端末215が地殻変動補正データを要求する情報を含んでいてもよい。センタサーバ230は、第1の位置及び/又は第2の位置に基づいて、地殻変動補正データを取得し、ユーザ端末215に送信する。
地殻変動補正データの対象となる位置は、電離層補正データ及び対流圏補正データと同様にグリッドを用いて特定されてもよい。緯度、経度、高さ方向についての地殻変動量は、5〜40Km毎のグリッドごとに予め定義されている。センタサーバ230は、第1の位置をグリッドにおいて定義されている情報に内挿することによって、当該グリッドにおいて定義されている地殻変動量を取得する。センタサーバ230は、地殻変動量や地殻変動を補正するための情報などである地殻変動補正データをユーザ端末215に送信する。
ユーザ端末215は、地図に地殻変動補正データを適用することによって、地殻変動補正データに基づいて地図を補正することができる。ユーザ端末215は、測位結果を、地殻変動補正データに基づいて補正した地図に適用することによって、地図上に精度の高いユーザ端末215の現在位置を表示することができる。
他の実施例において、ユーザ端末215は、地殻変動補正データに基づいて測位結果を補正することができる。したがって、ユーザ端末215は、地殻変動補正データに基づいて補正した測位結果を地図に適用することによって、地図上に精度の高いユーザ端末215の現在位置を表示することができる。
地殻変動補正データの地図への適用などは、
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/semidyna/index.html
http://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/download/semidynamanual.pdf
に開示がある。
航法メッセージ
センタサーバ230は、航法メッセージをユーザ端末215に提供してもよい。航法メッセージは、測位処理を実行するにときに必要な情報である。通常、ユーザ端末215は、測位信号を測位衛星205から取得している。しかしながら、ユーザ端末215及び測位衛星205間の通信速度は、電話回線などより遅い。したがって、センタサーバ230が、航法メッセージを、電話回線やWIFIなどの有線回線、無線回線又はそれらを組み合わせ回線を介してユーザ端末215に送信することによって、ユーザ端末215は、より早く航法メッセージを取得することができる。
DEMを用いた測位処理
ユーザ端末215は、Digital Elevation Model(DEM)データを用いて、測位処理を実行してもよい。通常、測位処理は、4つ以上の測位衛星から信号を受信し、測位処理を実行する。しかしながら、3つの測位衛星からしか信号を受信することができない場合がある。例えば、ビルなどの建築物が障害物となり、ユーザ端末215が、3つの測位衛星のみから信号を受信する。この際、ユーザ端末215と測位衛星との間の高さ情報を測位衛星の信号から得るのではなく、DEMデータに基づいて計算を行うことによって、3つの測位衛星からの信号を用いて測位処理を実行することができる。本実施例において、センタサーバ230は、グリッドに関連付けされたDEMデータを予め保存している。
ユーザ端末215は、まず、3つの測位衛星からの信号に基づいて、測位処理を実行し、測位処理の結果であるユーザ端末215の位置をセンタサーバ230に送信する。この測位処理の結果は、正しい位置ではないが、DEMデータを特定するために用いられる。
センタサーバ230は、3つの測位衛星からの信号に基づいて得られた位置に基づいて、DEMデータの対象となる位置を、電離層遅延データ及び対流圏遅延データと同様にグリッドを用いて特定する。センタサーバ230は、グリッドで特定された位置に関連するDEMデータを取得する。センタサーバ230は、DEMデータをユーザ端末215に送信する。これにより、ユーザ端末215は、3つの測位衛星からの信号の情報をDEMデータで補うことで、測位処理(例えば、第1の測位処理)を実行することができる。
他の実施例において、センタサーバ230は、センタサーバ230が3つの測位衛星からの信号の情報をユーザ端末215から受信する場合、ユーザ端末215に代わって、3つの測位衛星からの信号の情報とDEMデータとを用いて測位処理を実行してもよい。センタサーバ230は、測位処理の結果又は結果に関係する情報をユーザ端末215に送信する。
本実施例は、測位衛星から取得すべきユーザ端末215と測位衛星との間の高さ情報をDEMデータで補うことによって、通常より1つ少ない3つの測位衛星を用いた測位処理を可能とする。本実施例において、3つの測位衛星を用いた測位処理で得られた位置を第1の位置として用いてもよい。
地殻変動補正データ、航法メッセージ、DEM及び信頼性情報に関する信頼性データは、補助情報として用いられる。センタサーバ230は、ユーザ端末215の要求に応じて、送信する補助情報の種類を特定してもよい。
他の実施例において、ユーザ端末215は、センタサーバ230が送信する情報の精度及びグリッドのサイズを特定する情報をセンタサーバ230に送信してもよい。この情報は、第1の要求、第2の要求及び/又は、ユーザ端末215がセンタサーバ230に送信する他の情報に含まれていてもよい。これにより、センタサーバ230は、精度及びグリッドのサイズに応じた情報を取得し、ユーザ端末215に送信することができる。
他の実施例において、ユーザ端末215は、測位処理の緊急度を示す情報をセンタサーバ230に送信してもよい。センタサーバ230は、緊急度に応じて処理を実行する。
信頼性データ
信頼性データは、補強情報生成時に補強情報の信頼性を表すパラメータである。このパラメータは、主に誤差の偏りと、分散で表されるが、これは例示であり他の方式によって表されてもよい。補強情報が時々刻々生成される時に、同時に生成される共分散データおよび推定残差を用いることにより、時々刻々の補強情報の信頼度のパラメータとすることができる。
ユーザ端末は、この信頼性パラメータを使って、計算された測位結果の利用度合い(重み付け)を決定することができる。例えば、ユーザ端末又はユーザ端末に関連する制御装置(例えば、自動車の自動運転で用いられる制御装置など)は、信頼度が高ければ、測位結果の重み付けを大きくして、低ければ測位結果の重み付けを小さくして、測位結果を制御に使用する。そして、信頼性パラメータに基づいて得られる予想誤差が、ユーザ端末が使用するアプリケーションの精度限界(例えば、所定の閾値など)を超えている場合は、ユーザに危険を通知するか、アプリケーションを停止する。
センタサーバが取得した測位衛星の時間情報を用いた測位処理
一実施例において、ユーザ端末215は、センタサーバ230から測位衛星の時間情報を取得する。これにより、ユーザ端末215は、4つの測位衛星から取得すべき時間情報をセンタサーバ230から取得することから、参照すべき測位衛星を1つ減らすことができる。センタサーバ230は、測位衛星から時間情報を予め取得する必要がある。本実施例の測位処理は、上記説明した第1の測位処理とすることができる。他の実施例において、ユーザ端末215は、3つの測位衛星から取得した信号の情報の一部又は全部をセンタサーバ230に送信することができる。センタサーバ230は、予め有する測位衛星の時間情報とユーザ端末215から受信した3つの測位衛星の信号の情報とを用いて測位処理を実行する。
上記の実施例におけるユーザ端末215が第1の測位処理及び/又は第2の測位処理を実行する例に関し、ユーザ端末215の代わりに、ユーザ端末215に接続されている外部装置が第1の測位処理及び/又は第2の測位処理の一部又は全部を実行してもよい。これにより、ユーザ端末215の性能が低い場合であっても、外部装置が高度な測位処理を実行することができる。
上記の実施例において、A-GPSサーバ235は、例示であり、測位に関する処理の一部又は全部を実行できる一又は二以上の測位サーバに置き換えることができる、または、A-GPSサーバ235は、このような測位サーバと協働して動作してもよい。
上記の実施例において、ハードウエアで実現するよう説明されたいくつかの要素の一部又は全ては、ソフトウエアで実現することができ、そして、ソフトウエアで実現するよう説明されたいくつかの要素の一部又は全ては、ハードウエアで実現することができることは理解されるであろう。
上記の実施例をソフトウエアで実現する場合、ユーザ端末215、センタサーバ230、又は、ユーザ端末215及びセンタサーバ230は、当該ソフトウエアを構成するコンピュータプログラムを有する。この場合、ユーザ端末215及びセンタサーバ230それぞれは、プロセッサ、RAM、ROM、及びそれらを接続するバスを少なくとも有し、各ROMは、コンピュータプログラムを記憶する。コンピュータプログラムは、ROM、不揮発性棋王媒体、CD−ROMなどの光学記憶媒体などの記憶媒体に格納されていてもよい。
以上に説明した処理又は処理順序において、ある処理において、その処理ではまだ利用することができないはずのデータを利用しているなどの処理又は処理順序上の矛盾が生じない限りにおいて、処理又は処理順序を自由に変更することができる。
以上に説明してきた各実施例に関し、各実施例の一部又は全部を組み合わせて一つの実施例として実現されてもよい。
参照により明細書に組み込むことが許されている国おいて、上記の説明で参照した特許文献及び非特許文献は本明細書に組み込まれる。
請求項に記載の「サーバ装置」は、明細書中の記載「センタサーバ230」に対応する。
以上に説明してきた各実施例は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない限り、種々の形態で実施することができる。
200 システム
205 測位衛星
215 ユーザ端末
220 センタシステム
225 基地局
230 センタサーバ
235 A-GPSサーバ
240 高精度測位サーバ

Claims (19)

  1. 測位処理システムであって、
    ユーザ端末と、
    前記ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得するサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、前記ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得し、前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、システム。
  2. 前記ユーザ端末が前記補強情報を用いて前記第2の測位処理を実行する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記サーバ装置が前記補強情報を用いて前記第2の測位処理を実行する、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記補強情報は、衛星軌道補正データ、衛星時計補正データ、シグナルバイアス補正データ、電離層補正データ及び対流圏補正データの少なくとも一つを含む、請求項1ないし3のいずれか一つに記載のシステム。
  5. 前記サーバ装置は、前記第1の位置に関連する地殻変動補正データを少なくとも格納し、当該地殻変動補正データを前記ユーザ端末に送信する、請求項1ないし4のいずれか一つに記載のシステム。
  6. 前記サーバ装置は、前記第1の位置に関連するDigital Elevation Model(DEM)データを少なくとも格納し、当該DEMデータを前記ユーザ端末に送信する、請求項1ないし5のいずれか一つに記載のシステム。
  7. 前記サーバ装置は、前記第1の位置に基づく補強情報の信頼性データを少なくとも格納し、当該信頼性データを前記ユーザ端末に送信する、請求項1ないし6のいずれか一つに記載のシステム。
  8. 測位処理方法であって、
    サーバ装置が、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得するステップと、
    前記ユーザ端末が要求を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記ユーザ端末の前記要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、方法。
  9. 測位処理コンピュータプログラムであって、
    サーバ装置が、ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得するステップと、
    前記ユーザ端末が要求を前記サーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が、前記ユーザ端末の前記要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、コンピュータプログラム。
  10. 請求項9に記載のコンピュータプログラムを記録した記憶媒体。
  11. サーバ装置であって、
    ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得し、
    前記ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得するよう構成されており、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、サーバ装置。
  12. サーバ装置が実行する方法であって、
    ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得するステップと、
    前記ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、方法。
  13. サーバ装置が実行するコンピュータプログラムであって、
    ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報を前記ユーザ端末から取得するステップと、
    前記ユーザ端末の要求に応じて、第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、コンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムを記録した記憶媒体。
  15. ユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信し、
    前記サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得する要求を前記サーバ装置に送信するよう構成されており、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、ユーザ端末。
  16. 請求項15に記載のユーザ端末は、外部装置に接続されており、前記外部装置が前記第1の測位処理及び/又は前記第2の測位処理の一部又は全部を実行する。
  17. ユーザ端末が実行する方法であって、
    前記ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得する要求を前記サーバ装置に送信するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、方法。
  18. ユーザ端末が実行するコンピュータプログラムであって、
    前記ユーザ端末の第1の位置を特定する第1の測位処理で用いられる情報又は当該第1の位置に関する情報をサーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置が第2の位置を特定する第2の測位処理で用いられる補強情報であって、前記第1の位置に基づく補強情報を取得する要求を前記サーバ装置に送信するステップとを有し、
    前記第2の位置は、前記第2の測位処理によって前記第1の位置より高精度で特定される、コンピュータプログラム。
  19. 請求項18に記載のコンピュータプログラムを記録した記憶媒体。
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