JP2018002754A - インクジェット捺染用インク組成物 - Google Patents

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大輔 佐久間
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英彦 小松
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Yuki WAKUSHIMA
勇貴 涌島
博之 兼子
Hiroyuki Kaneko
博之 兼子
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Abstract

【課題】従来のマゼンタインクよりも、布帛(植物性繊維と動物性繊維)に対して所望の色相領域の発色が優れ、布帛の種類によって発色の違いが少ないインクジェット捺染用インク組成物の提供。
【解決手段】インクジェット捺染用インク組成物は、水溶性の2つの特定構造のモノクロルトリアジン系の染料A及びBと、水と、少なくとも1種以上の水溶性の有機溶剤と、を含むインクジェット捺染用インク組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット捺染用インク組成物に関する。
従来、例えば、特許文献1には、普通紙に画像を印刷する際に使用するインク組成物と
して、反応性染料、有機溶剤、水および界面活性剤等を含有するものが開示されている。
特許文献1のインク組成物はインク保存安定性、記録媒体への浸透性の観点から、エチレ
ングリコールやグリセリンなどの有機溶剤を含んでいる。
また、特許文献2にはバイオレットの色相に優れ、マゼンタ〜バイオレット〜シアンの
色相範囲で耐水性に優れたインクジェット用インクセットが開示されている。特許文献2
のインクジェット用インクセットにおけるバイオレット用インクはバイオレットの着色剤
としてC.I.Acid Violet48を使用している。
また、特許文献3にはバイオレット染料と有機溶剤であるチオジオグリコールとを含む
インク組成物が開示されている。特許文献3のインク組成物を用いて、植物性繊維である
綿100%の生地に印捺したときの鮮明性と滲み性とを評価している。
特開2003−12976号公報 特開2012−241075号公報 特開平5−272077号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載のインク組成物の評価は、普通紙な
どの記録紙が用いられている。したがって、当該インク組成物をインクジェット捺染に使
用した場合、動物性繊維や植物性繊維などの布帛に対して記録紙と同様な色再現性が得ら
れるかは明確になっていない。
また、特許文献3に記載のインク組成物では、植物性繊維である綿100%の生地に印
捺したときの色相領域に関して数値が明示されていない。つまり、上記特許文献1〜特許
文献3のインク組成物を用いて布帛に捺染を施したとしても、布帛に対して所望の色相領
域の発色が得られなかったり、布帛の種類によって発色の違いが生じたりするおそれがあ
る。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るインクジェット捺染用インク組成物は、水溶性の2つの着
色剤A及び着色剤Bと、水と、少なくとも1種以上の水溶性の有機溶剤と、を含み、前記
着色剤Aが下記一般式(1)で示される化合物であり、前記着色剤Bが下記一般式(2)
で示される化合物であることを特徴とする。
Figure 2018002754
(式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示す。)
Figure 2018002754
(式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示し、Rはフェニル基、メチル基、ア
ルキル基のいずれかを示す。)
本適用例によれば、モノクロルトリアジン系染料である2つの着色剤Aと着色剤Bとを
含んでいるため、マゼンタの色調において優れた色相領域を示し、単独のマゼンタ染料を
用いたときよりも植物性繊維や動物性繊維などの布帛における色差が小さい画像を記録(
印捺)可能なインクジェット捺染用インク組成物を提供できる。
[適用例2]上記適用例に記載のインクジェット捺染用インク組成物は、前記着色剤A
が、C.I.Reactive Red245であり、前記着色剤Bが、C.I.Rea
ctive Violet2であることが好ましい。
この構成によれば、マゼンタの色相領域が優れ、色再現性および発色性に優れた画像を
記録(印捺)できる。
[適用例3]上記適用例に記載のインクジェット捺染用インク組成物は、前記着色剤A
と前記着色剤Bとの重量配合比が、下記の条件を満たすことが好ましい。
着色剤A:着色剤B=60〜95:5〜40
この構成によれば、マゼンタの色相領域が優れ、植物性繊維や動物性繊維などの布帛に
おける色差が小さい画像を記録(印捺)できる。
[適用例4]上記適用例に記載のインクジェット捺染用インク組成物は、前記有機溶剤
として、布帛に対して浸透性を示す第1有機溶剤と、インクのpHを弱アルカリ性とする
第2有機溶剤と、を含むことが好ましい。
この構成によれば、植物性繊維や動物性繊維などの布帛に対して優れた染着性を示すイ
ンクジェット捺染用インク組成物を提供できる。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施の形態は、本発明の一
例を説明するものである。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく
、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形例も含む。
以下、本実施形態のインクジェット捺染用インク組成物と、インクジェット捺染用イン
ク組成物を用いた捺染方法とについて、この順に説明する。本明細書において、「インク
ジェット捺染」とは、インクジェット方式を利用して記録媒体の一種である布帛(の表面
)にインクを記録(印捺)することをいい、インクジェット記録の一種である。「印捺物
」および「記録物」とは、記録媒体の一種である布帛(の表面)にインクが記録(印捺)
されて画像が形成されたものをいう。以下、インクジェット捺染用インク組成物を「イン
ク組成物」と呼ぶこととする。
1.インク組成物
本発明の一実施形態に係るインク組成物は、水溶性の2つの着色剤Aと着色剤Bと、少
なくとも1種類以上の水溶性の有機溶剤と、水と、を含んでなるインク組成物である。
以下、インク組成物に含まれる、着色剤、有機溶剤、水、その他の添加剤について順に
説明する。
1.1 着色剤
本実施形態に係るインク組成物は、モノクロルトリアジン系染料であって、下記一般式
(1)で示される着色剤Aと、下記一般式(2)で示される着色剤Bと、を含んでいる。
Figure 2018002754
(式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示す。)
Figure 2018002754
(式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示し、Rはフェニル基、メチル基、ア
ルキル基のいずれかを示す。)
上記一般式(1)で示される着色剤Aとしては、反応性染料であるC.I.React
ive Red245が挙げられる。また、上記一般式(2)で示される着色剤Bとして
は、同じく反応性染料であるC.I.Reactive Violet2が挙げられる。
発明者は、異なる色相を有する着色剤Aと、着色剤Bと、を含むインク組成物を用いる
ことで、植物性繊維や動物性繊維などの布帛に記録(印捺)した際に、マゼンタの色調の
再現性に優れ、単体の着色剤を使用する場合と比較して、記録(印捺)された画像におけ
る色差を小さくできることを見出した。
1.2 有機溶剤
本実施形態に係るインク組成物は、植物性繊維及び動物性繊維に対して浸透性を示す第
1有機溶剤として、含窒素系複素環式化合物及びアルキルポリオールと、インク組成物の
pHを弱アルカリ性とする第2有機溶剤と、を少なくとも含む。
上記第1有機溶剤の総量はインク組成物の全質量に対して、5質量%以上25質量%以
下であることが好ましく、10質量%以上20質量%以下であることがより好ましい。第
1有機溶剤の総量が上記範囲内にあることで、布帛に対するインク組成物の浸透性が一層
良好になる傾向がある。
また上記有機溶剤であるアルキルポリオールは1気圧下での沸点(標準沸点)が185
℃以上260℃未満であり、インク組成物の固化や乾燥を抑制するという機能を備える。
上記第1有機溶剤である含窒素系複素環式化合物は上記特性に加え、上記着色剤の溶解
性に優れる。具体例としては、N−メチル−2−ピロリドン[204℃]、N−エチル−
2−ピロリドン[212℃]、N−ビニル−2−ピロリドン[193℃]、2−ピロリド
ン[245℃]、5−メチル−2−ピロリドン[248℃]などが挙げられる。括弧内の
数値は標準沸点を表す。これらの含窒素系複素環式化合物は、1種単独で用いてもよいし
、2種以上併用してもよい。特に2−ピロリドン[245℃]は上記着色剤をより溶解さ
せるため、より好ましい。
上記第1有機溶剤であるアルキルポリオールは上記特性に加え、ノズルの目詰まりの発
生を効果的に抑制することができる。具体例としては、1,2−プロパンジオール[18
8℃]、1,2−ブタンジオール[194℃]、1,2−ペンタンジオール[210℃]、1
,2−ヘキサンジオール[224℃]、1,2−ヘプタンジオール[227℃]、1,3−
プロパンジオール[210℃]、1,3−ブタンジオール[230℃]、1,4−ブタン
ジオール[230℃]、1,5−ペンタンジオール[242℃]、1,6−ヘキサンジオ
ール[250℃]、2−エチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール[226℃]、
2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール[230℃]、2−メチル−1,
3−プロパンジオール[214℃]、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール[2
10℃]、3−メチル−1,3−ブタンジオール[203℃]、2−エチル−1,3−ヘ
キサンジオール[244℃]、3−メチル−1,5−ペンタンジオール[250℃]、2−
メチルペンタン−2,4−ジオール[197℃]、ジエチレングリコール[245℃]、
ジプロピレングリコール[232℃]などが挙げられる。これらのアルキルポリオールは
、1種単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。特に1,2−プロパンジオール
[188℃]は上記着色剤の浸透性と乾燥性とのバランスに優れるため、より好ましい。
pH調整剤である上記第2有機溶剤の総量はインク組成物の全質量に対して、0.01
質量%以上1質量%以下であることが好ましく、0.05質量%以上0.5質量%以下で
あることがより好ましい。第2有機溶剤の総量が上記範囲内にあることで、インク組成物
のpHと染着性とのバランスが一層良好になる傾向がある。
上記第2有機溶剤の具体例としては、リン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム
、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリウム、アンモニア、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、トリスヒドロキシメチルアミノメタン(THAM)、4−(2
−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエタンスルホン酸(HEPES)、モルホリノエ
タンスルホン酸(MES)、カルバモイルメチルイミノビス酢酸(ADA)、ピペラジン
−1,4−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−(2−アセトアミド)−
2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、コラミン塩酸、N,N−ビス(2−ヒドロキ
シエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、N−トリス(ヒドロキシメチル)
メチル−2−アミノエタンスルホン酸(TES)、アセトアミドグリシン、トリシン、グ
リシンアミド、ビシンなどのグッドバッファー、リン酸緩衝液、トリス緩衝液などが挙げ
られる。
特にトリエタノールアミンは上記着色剤のpHと染着性とのバランスに優れるため、より
好ましい。
1.3.水
本実施形態に係るインク組成物は、水を含有する。水は、インク組成物の主となる液媒
体である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水などの純水又は超純水の
ようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。
1.4.その他の添加剤
本実施形態に係るインクジェット捺染用のインク組成物は、必要に応じて、界面活性剤
、尿素類、糖類、キレート化剤、防腐剤、防かび剤、防錆剤などを含有してもよい。
<界面活性剤>
界面活性剤は、インク組成物の表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を調整する機能
を備える。界面活性剤の中でも、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーン系界面
活性剤、およびフッ素系界面活性剤を好ましく用いることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、サーフィ
ノール104、104E、104H、104A、104BC、104DPM、104PA
、104PG−50、104S、420、440、465、485、SE、SE−F、5
04、61、DF37、CT111、CT121、CT131、CT136、TG、GA
、DF110D(以上全て商品名、Air Products and Chemica
ls. Inc.社製)、オルフィンB、Y、P、A、STG、SPC、E1004、E
1010、PD−001、PD−002W、PD−003、PD−004、PD−005
、EXP.4001、EXP.4036、EXP.4051、AF−103、AF−10
4、AK−02、SK−14、AE−3(以上全て商品名、日信化学工業社製)、アセチ
レノールE00、E00P、E40、E100(以上全て商品名、川研ファインケミカル
社製)が挙げられる。
シリコーン系界面活性剤としては、特に限定されないが、ポリシロキサン系化合物が好
ましく挙げられる。当該ポリシロキサン系化合物としては、特に限定されないが、例えば
ポリエーテル変性オルガノシロキサンが挙げられる。当該ポリエーテル変性オルガノシロ
キサンの市販品としては、例えば、BYK−306、BYK−307、BYK−333、
BYK−341、BYK−345、BYK−346、BYK−348(以上商品名、BY
K社製)、KF−351A、KF−352A、KF−353、KF−354L、KF−3
55A、KF−615A、KF−945、KF−640、KF−642、KF−643、
KF−6020、X−22−4515、KF−6011、KF−6012、KF−601
5、KF−6017(以上商品名、信越化学工業社製)が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、フッ素変性シロキサンを用いることが好ましく、具体例
としては、BYK−340(ビックケミー・ジャパン社製)が挙げられる。
界面活性剤を含有する場合には、その含有量は、インク組成物の全質量に対して、0.
05質量%以上1.5質量%以下とすることでインク組成物の界面活性効果が一層良好に
なる傾向があり、布帛に塗布しやすくなる。
<尿素類>
尿素類は、インク組成物の保湿剤として機能したり、着色剤の染着性を向上させる染着
助剤として機能したりする。尿素類の具体例としては、尿素、エチレン尿素、テトラメチ
ル尿素、チオ尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げられる。尿素類
を含有する場合には、その含有量は、インク組成物の全質量に対して、1質量%以上20
質量%以下とすることで布帛への着色剤の染着性が良好となる。
<糖類>
糖類は、インクの固化、乾燥を抑制する保湿剤として機能する。糖類の具体例としては
、グルコース、マンノース、フルクトース、リボース、キシロース、アラビノース、ガラ
クトース、アルドン酸、グルシトール(ソルビット)、マルトース、セロビオース、ラク
トース、スクロース、トレハロース、およびマルトトリオースなどが挙げられる。
<キレート化剤>
キレート化剤としては、例えば、エチレンジアミン四酢酸およびそれらの塩類(エチレ
ンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム塩等)などが挙げられる。
<防腐剤、防かび剤>
防腐剤、防かび剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、ペンタクロロフェノールナ
トリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、
デヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ジベンゾイソチアゾリン−3−オン(ゼネカ社のプロ
キセルCRL、プロキセルBDN、プロキセルGXL、プロキセルXL.2、プロキセル
TN、プロキセルLV)、4−クロロ−3−メチルフェノール(バイエル社のプリベント
ールCMK等)などが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、例えば、ベンゾトリアゾールなどが挙げられる。
<その他>
上記以外の成分として、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、酸素吸収剤、溶解助剤な
ど、インクジェット捺染用のインク組成物において通常用いることができる添加剤を含有
してもよい。
1.5.インク組成物の調製方法
本実施形態に係るインク組成物は、前述した成分を任意な順序で混合し、必要に応じて
濾過などの方法により不純物を除去して得られる。各成分の混合方法としては、メカニカ
ルスターラー、マグネチックスターラーなどの撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加し
て撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過
などを必要に応じて行なうことができる。
1.6.物性
本実施形態に係るインク組成物は、画像品質とインクジェット捺染用としての吐出安定
性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が20mN/m以上40mN/mで
あることが好ましく、25mN/m以上35mN/m以下であることがより好ましい。な
お、表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP−Z(商品名、協和界面科学株
式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインク組成物で濡らしたときの表
面張力を確認することにより測定することができる。
また、同様の観点から、本実施形態に係るインク組成物の20℃における粘度は、1.
5mPa・s以上10mPa・s以下であることが好ましく、3mPa・s以上8mPa
・s以下であることがより好ましい。なお、粘度の測定は、例えば、粘弾性試験機MCR
−300(商品名、Pysica社製)を用いて、20℃の環境下での粘度を測定するこ
とができる。
2.捺染方法
本実施形態に係る捺染方法は、上述したインク組成物を布帛に印捺する工程(以下、「
印捺工程」ともいう。)を含む。以下、本実施形態に係る捺染方法に含む工程および含み
得る工程について、工程毎に説明する。
2.1.前処理工程
本実施形態に係る捺染方法は、布帛にアルカリ剤およびヒドロトロピー剤の少なくとも
一方を含有する前処理液を付与する前処理工程を備えていてもよい。これにより着色剤の
染着性が一層向上する。
前処理液を布帛に付与する方法としては、例えば、前処理液中に布帛を浸漬させる方法
、前処理液をロールコーターなどで塗布する方法、前処理液を噴射する方法(例えば、イ
ンクジェット法、スプレー法)などが挙げられ、いずれの方法も使用できる。
前処理液は、アルカリ剤およびヒドロトロピー剤の少なくとも一方を含有する。これら
の成分の前処理液中の含有量は、布帛の種類などに応じて適宜設定することができ、特に
制限されるものではない。
アルカリ剤は、反応染料を使用する場合に、反応染料の染着性を一層向上させるという
点から好ましく使用される。アルカリ剤の具体例としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、リン酸三ナトリウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
ヒドロトロピー剤は、記録される画像の発色性を向上させるという点から好ましく使用
される。ヒドロトロピー剤としては、インク組成物で例示した尿素類が挙げられる。
前処理剤は、糊剤を含有してもよい。糊剤としては、トウモロコシ及び小麦などのデン
プン物質、カルボキシメチルセルロース及びヒドロキシメチルセルロース等のセルロース
系物質、アルギン酸ナトリウム、アラビヤゴム、ローカストビーンガム、トラントガム、
グアーガム、及びタマリンド種子などの多糖類、ゼラチン及びカゼインなどのタンパク質
、タンニン及びリグニンなどの天然水溶性高分子、並びにポリビニルアルコール系化合物
、ポリエチレンオキサイド系化合物、アクリル酸系化合物、及び無水マレイン酸系化合物
などの合成の水溶性高分子が挙げられる。
前処理剤には、水、糊剤、還元防止剤、防腐剤、防かび剤、キレート化剤、pH調整剤
、界面活性剤など、捺染における前処理液に通常用いられる成分を含有してもよい。
本実施形態に係る捺染方法は、前処理工程の後、布帛に付与された前処理液を乾燥する
前処理液の乾燥工程を含んでいてもよい。前処理液の乾燥は、自然乾燥で行ってもよいが
、乾燥速度の向上という観点から、加熱を伴う乾燥であることが好ましい。前処理液の乾
燥工程において加熱を伴う場合に、その加熱方法は特に限定されるものではないが、例え
ば、ヒートプレス法、常圧スチーム法、高圧スチーム法、及びサーモフィックス法が挙げ
られる。また、加熱の熱源としては、以下に限定されないが、例えば赤外線(ランプ)が
挙げられる。
本実施形態に係る捺染方法において使用する布帛を構成する素材としては、特に限定さ
れず、例えば、綿、麻、羊毛、絹などの天然繊維、ポリプロピレン、ポリエステル、アセ
テート、トリアセテート、ポリアミド、ポリウレタンなどの合成繊維、ポリ乳酸などの生
分解性繊維などが挙げられ、これらの混紡繊維であってもよい。布帛としては、上記に挙
げた繊維を、織物、編物、不織布などいずれの形態にしたものでもよい。特に、上述した
インクジェット捺染用のインク組成物に反応染料を使用する場合には、染着性の観点から
、セルロースを主成分とする繊維(綿、麻、レーヨンなど)を含む布帛を使用することが
好ましい。
本実施形態に係る捺染方法は、あらかじめ上記のアルカリ剤およびヒドロトロピー剤の
少なくとも一方を用いて前処理した布帛を用いて行ってもよい。この場合には、前処理工
程を行わなくてもよい場合がある。
2.2.印捺工程
本実施形態に係る捺染方法は、上述したインク組成物を布帛に印捺する印捺工程を含む
。具体的には、インクジェット記録方式により吐出されたインク滴を布帛に付着させて、
布帛に画像を形成する。インクジェット記録方式としては、荷電偏向方式、コンティニュ
アス方式、オンデンマンド方式(ピエゾ式、バブルジェット(登録商標)式)などが挙げ
られる。これらのインクジェット記録方式の中でも、ピエゾ式のインクジェット記録装置
を用いることが、吐出に際して熱などの影響によってインク組成物の組成が変化し難く、
且つ高精細な画像を記録できる点で好ましい。
2.3.熱処理工程
本実施形態に係る捺染方法は、上記のインク組成物が印捺された布帛を熱処理する熱処
理工程を含んでもよい。熱処理工程を行うことにより、着色剤が繊維に良好に染着する。
熱処理工程は従来公知の方法を用いることができ、例えば、HT法(高温スチーミング法
)、HP法(高圧スチーミング法)、サーモゾル法などが挙げられる。
熱処理工程における温度としては、布帛に対するダメージを軽減するという観点から、
90℃以上110℃以下の範囲で行われることが好ましい。
2.4.洗浄工程
本実施形態に係る捺染方法は、印捺物を洗浄する洗浄工程を含んでもよい。洗浄工程は
、上記の熱処理工程の後に行うことが好ましく、繊維に染着していない着色剤を効果的に
除去することができる。洗浄工程は、例えば水を用いて行うことができ、必要に応じてソ
ーピング処理を行ってもよい。
3.実施例と比較例
以下、本実施形態のインクジェット捺染用インク組成物について、実施例と比較例とを
挙げて具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
3.1.インクジェット捺染用インク組成物の調製
実施例と比較例のインクジェット捺染用インク組成物の構成と評価結果とを表1に示す

表1の組成になるように各成分を容器に入れて、マグネチックスターラーで2時間混合
および攪拌した後、孔径5μmのメンブレンフィルターで濾過することで、実施例および
比較例に係るインク組成物を得た。なお、表1中の数値は、質量%を示し、イオン交換水
はインク組成物の全質量が100質量%となるように添加した。
Figure 2018002754
(実施例1)
実施例1のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を9.50質量部と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2を0.
50質量部と、アルキルポリオールとして1,2−プロパンジオールを8.50質量部と
、含窒素系複素環式化合物として2−ピロリドンを10.00質量部と、pH調整剤とし
てトリエタノールアミンを0.25質量部と、界面活性剤としてオルフィンPD002W
を0.20質量部と、保湿剤として尿素を3.00質量部とを含み、残部をイオン交換水
とし、インク組成物の全質量が100質量部となるように調整した。つまり、実施例1の
インク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、95:5である。
(実施例2)
実施例2のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を9.00質量部と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2を1.
00質量部とし、着色剤以外の溶剤は上記実施例1と同様の配合量で調整した。実施例2
のインク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、90:10である。
(実施例3)
実施例3のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を7.50質量部と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2を2.5
0質量部とし、着色剤以外の溶剤は上記実施例1と同様の配合量で調整した。実施例3の
インク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、75:25である。
(実施例4)
実施例4のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を6.00質量部と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2を4.0
0質量部とし、着色剤以外の溶剤は上記実施例1と同様の配合量で調整した。実施例4の
インク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、60:40である。
(比較例1)
比較例1のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を10.00質量部とし、着色剤以外の溶剤は上記実施例1と同様の配合量で調整した。
つまり、比較例1のインク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、100:
0である。
(比較例2)
比較例2のインク組成物は、着色剤AであるC.I.Reactive Red245
を5.00質量部と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2を5.0
0質量部とし、着色剤以外の溶剤は上記実施例1と同様の配合量で調整した。比較例2の
インク組成物における着色剤Aと着色剤Bの重量配合比は、50:50である。
3.2.前処理液の調製
ポリオキシエチレンジイソプロピルエーテル(オキシエチレン=30モル)を5質量部
、エーテル化カルボキシメチルセルロースを5質量部、尿素を100質量部、m−ベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム10質量部をよく混合した後、1000質量部のイオン交換水を
少量ずつ添加しながら60℃下で30分攪拌する。その後、炭酸ナトリウム30質量部を
攪拌されている溶液にさらに加えて10分攪拌し、この溶液を孔径10μmのメンブレン
フィルターで濾過することにより前処理液を得た。
3.3.評価方法
3.3.1.色相
上記のようにして得られた前処理液を布帛(綿、絹)に塗布して、マングルにてピック
アップ率20%で絞って乾燥させた。その後、インクジェットプリンターPX−G930
(セイコーエプソン株式会社製)のカートリッジに上記のインク組成物を充填し、前処理
を行った布帛にインク組成物を付着させて画像を印捺した。画像解像度は1440×72
0dpiとした。インク吐出量を20%〜100%の間で調節した。画像が印捺された布
帛に対して102℃で10分間スチーミングを行った後、ラッコールSTA(明成化学株
式会社製、界面活性剤)を0.2質量部含む水溶液を用いて90℃で10分間洗浄し、乾
燥させたものを評価サンプルとした。
色相の評価は、測色器(商品名「Gretag Macbeth Spectroli
no」、X−RITE社製)で画像のL*、a*、b*値を測定し、得られた値に基づいて
、下記計算式を用いて色相C*を算出し、インク吐出量を20%〜100%の間での色相
の変化量の判定を行った。
*=((a*)^2+(b*)^2)^0.5・・・(数式1)
ΔC=C*max−C*min・・・(数式2)
*maxはインク吐出量20%〜100%における色相C*の最大値であり、C*minはイ
ンク吐出量20%〜100%における色相C*の最小値である。
3.3.2.色差
上記のようにして得た評価サンプルである布帛(綿、絹)について上記の測色器で得ら
れた画像のL*、a*、b*値をもちいて、インク吐出量100%について綿と絹との色差
ΔE*について、下記色差式を用いて算出し、色差の判定を行った。
ΔE*={(ΔL*)^2+(Δa*^2)+(Δb*^2)}^0.5・・・(数式3)
ΔL*=L*1−L*2・・・(数式4)
Δa*=a*1−a*2・・・(数式5)
Δb*=b*1−b*2・・・(数式6)
*1、a*1、b*1はインク吐出量100%(綿)の値であり、L*2、a*2、b*
はインク吐出量100%(絹)の値である。
3.3.3.耐光性
Xenon耐光性試験機XL−75s(商品名:株式会社 スガ試験機製)を用い、2
3℃、相対湿度50%R.H、照度75000luxの条件のもと、上記布帛(綿、絹)
を10日間暴露した。上記試験を行った印捺物について、上記の測色器を用いて画像のO
D値(発色濃度)を測定し、測定されたOD値をもちいて初期と10日目との変化量を算
出し、発色性を評価した。
ΔOD=OD1−OD2・・・(数式7)
OD1は試験する前(初期)の値であり、OD2は10日間暴露後の値である。
下記表2に、実施例1のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
下記表3に、実施例2のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
下記表4に、実施例3のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
下記表5に、実施例4のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
下記表6に、比較例1のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
下記表7に、比較例2のインク組成物におけるメディアに対するインク吐出量と、メデ
ィアの色空間における測色結果とを示す。
Figure 2018002754
実施例1のC*は表2のインク吐出量20〜100%についてa*、b*の値から上記数
式1を用いて、各インク吐出量におけるC*を算出した。
また、上記C*の値から数式2を用いて、インク吐出量が20〜100%のうち最も高
い数値から最も低い数値を引いた値をΔCとし、色相の大きさとした。
実施例1の植物性繊維と動物性繊維との色差ΔE*については、最も布帛の違いによっ
て発色の差がわかりやすいインク吐出量100%のL*、a*、b*の値から上記数式3〜
6を用いて算出した。
同様に上記の方法で実施例2〜4、比較例1、2について算出し、図1に示した表1に
結果を記載している。
表1から明らかなように、マゼンタの色相領域は着色剤AであるC.I.Reacti
ve Red245を単独(単色)で用いた比較例1のインク組成物では植物性繊維がΔ
C=1.9、動物性繊維がΔC=2.8であることに対し、実施例1のインク組成物では
植物性繊維がΔC=2.4、動物性繊維がΔC=3.9と布帛によらず色相領域が大きく
なっている。
また、実施例1〜実施例4では、着色剤AであるC.I.Reactive Red2
45と、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2との重量配合比にお
いて、着色剤BであるC.I.Reactive Violet2の重量配合比を多くし
ていくと、布帛によらずマゼンタの色相領域が大きくなっている。
また、表1から植物性繊維と動物性繊維との色差については比較例1がΔE*=7.7
であることに対し、実施例1〜実施例4はΔE*=4.9〜6.5といずれも色差が小さ
い。
一方で、着色剤AであるC.I.Reactive Red245と、着色剤Bである
C.I.Reactive Violet2との重量配合比が50:50である比較例2
の色相領域は、上記比較例1に比べて、植物性繊維がΔC=7.9、動物性繊維がΔC=
10.5と良好ではあるが、比較例2の色差はΔE*=8.0であり、上記比較例1と比
べて、あまり変化しなかった。
上記結果からインク組成物における着色剤Aと着色剤Bと重量配合比は、着色剤A:着
色剤B=60〜95:5〜40であることが好ましい。
すなわち、着色剤Aを単独(単色)で使用したインク組成物よりも、着色剤Aと着色剤
Bとを上記比率で配合したインク組成物のほうが布帛(綿、絹)によらず、マゼンタの色
相領域が優れ、植物性繊維と動物性繊維とで発色の違いを低減したインク組成物を得るこ
とができる。
下記表8に、実施例2,3および比較例1の耐光性試験評価結果を示す。
Figure 2018002754
表8に示すように、耐光性について実施例2、3と比較例1を比較すると耐光性につい
ては実施例2、3の方が植物性繊維と動物性繊維とで共に発色濃度の退色が少ない。
つまり、着色剤Aを単独(単色)で使用したインク組成物よりも、着色剤Aと着色剤B
とを配合したインク組成物よりほうが耐光性が良いといえる。

Claims (4)

  1. 水溶性の2つの着色剤A及び着色剤Bと、
    水と、
    少なくとも1種以上の水溶性の有機溶剤と、を含み、
    前記着色剤Aが下記一般式(1)で示される化合物であり、前記着色剤Bが下記一般式
    (2)で示される化合物であることを特徴とするインクジェット捺染用インク組成物。
    Figure 2018002754
    (式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示す。)
    Figure 2018002754
    (式中、MはLi、Na、K、NH4のいずれかを示し、Rはフェニル基、メチル基、ア
    ルキル基のいずれかを示す。)
  2. 前記着色剤Aが、C.I.Reactive Red245であり、
    前記着色剤Bが、C.I.Reactive Violet2であることを特徴とする
    請求項1に記載のインクジェット捺染用インク組成物。
  3. 前記着色剤Aと前記着色剤Bとの重量配合比が、下記の条件を満たすことを特徴とする
    請求項1または2に記載のインクジェット捺染用インク組成物。
    着色剤A:着色剤B=60〜95:5〜40
  4. 前記有機溶剤として、布帛に対して浸透性を示す第1有機溶剤と、
    インクのpHを弱アルカリ性とする第2有機溶剤と、を含むことを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インク組成物。
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