JP2018002166A - 酸素バリア性を有する可溶性包装体 - Google Patents

酸素バリア性を有する可溶性包装体 Download PDF

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梓 大槻
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裕樹 田代
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Abstract

【課題】優れたガスバリア性を有すると共に、常温の水には溶けず熱水には可溶な可溶性包装体を提供することである。【解決手段】酸素バリア層、及び該酸素バリア層の少なくとも一方に形成される多糖類又は蛋白質を主成分とする保護層から成ることを特徴とする。【選択図】なし

Description

本発明は、可溶性包装体に関するものであり、より詳細には、優れた酸素バリア性を発現可能であると共に、常温の水には不溶で熱水には可溶な可溶性包装体に関する。
従来より、食品を可溶性フィルムで包装することが提案されており、例えば、容器入り即席麺などの即席食品において、粉末スープや乾燥食品、或いは調味料等を澱粉材料やゼラチン等の水に溶ける可食性フィルムで包装することが提案されている(特許文献1等)。
しかしながら、上記粉末スープなどの乾燥食品を内容物とする場合には、温水のみならず冷水にも可溶な材料でも包装することが可能であるが、このような可溶性フィルムでは水分を含有する内容物を包装することはできない。
一方、うどん、そば等の麺類や、カレーライス、中華丼等の米飯類のカップ製品の多くは、食品素材と食品素材の間に仕切り材が使用されており、このような水分を含有する食品間の仕切り材として、紅藻類から抽出されたゲル化能を有するハイドロコロイドを主成分とする原液が膠状になることなく凝固点以上の温度で乾燥されて成る可食性フィルムが提案されている(特許文献2)。かかる可食性フィルムは、20℃の水中に1時間浸漬してもフィルム状形態を保持する一方、70℃の熱湯中に1分間浸漬すると完全に溶解されることが記載されている。
特開2002−95426号公報 特許第5504415号
上記可食性フィルムは、食品間に設置される仕切りとしての使用や或いは食品をまとめるための結束具としての使用には満足するものであるとしても、酸素バリア性を有しないことから、この可食性フィルムで食品を包装しても長期にわたって保存性を確保することができず、水分を有する食品の包装材料としての使用には適さない。
従って本発明の目的は、優れたガスバリア性を有すると共に、常温の水には溶けず熱水には可溶な可溶性包装体を提供することである。
本発明によれば、酸素バリア層、及び該酸素バリア層の少なくとも一方に形成される多糖類又は蛋白質を主成分とする保護層から成ることを特徴とする可溶性包装体が提供される。
本発明の可溶性包装体においては、
1.前記酸素バリア層の酸素透過度が50cc/m・day・atm(膜厚30μm換算、23℃50%RH)未満であること、
2.前記酸素バリア層が、プルラン、デンプン、ゼラチンの少なくとも1種を主成分とすること、
3.前記保護層が、常温の水に不溶であり且つ熱水に可溶であること、
4.前記保護層が、寒天及び/又はk−カラギーナンを主成分とすること、
5.80℃の熱水に10分間浸漬させることにより完全に溶解すること、
6.含水率10%以上の内容物を包装すること、
が好適である。
本発明の可溶性包装体においては、酸素バリア層及び保護層は、いずれも熱水には可溶であるが、保護層は常温の水には不溶であるという特徴を有している。このため、含水率が10%以上の内容物であっても、本発明の可溶性包装体の保護層が内容物側に位置することにより、一般的な保管状態(室温、湿度20〜60%RH)で保存した場合には、可溶性包装体は溶解することは勿論、溶け始めることもないため、水分を含有する内容物を安定して包装することができる。
その一方、本発明の可溶性包装体は、80℃の熱水に10分間浸漬させると、酸素バリア層及び保護層の両方が完全に溶解するため、包装体を破断することなく内容物を取り出すことができる。
また本発明の可溶性包装体は、23℃50%RH、厚み30μm換算の条件下で酸素透過度が50cc/m・day・atm未満の優れた酸素バリア性を有していることから、内容物の保存性にも優れている。
また本発明の可溶性包装体において、酸素バリア層として好適に使用されるプルラン、澱粉、ゼラチン、及び保護層として好適に使用される寒天、k−カラギーナンは、いずれも食用に供されるものであると共に、食品の風味に影響を与えることが少ないため、安全に食品を収納し、食品と共に喫食することが可能になる。
(酸素バリア層)
本発明の可溶性包装体において、水溶性を有すると共に酸素バリア性をも発現可能な酸素バリア層に好適に使用できる材料としては、水溶性多糖類やゼラチンを挙げることができる。
酸素バリア性を有する水溶性多糖類としては、例えば、プルラン、澱粉、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等を例示できる。
本発明においては、プルラン、澱粉、ゼラチンの少なくとも1種を主成分として含有していることが好適であり、特に、酸素バリア性や、破断強度等の機械的特性に優れたプルランを用いることが好適である。尚、澱粉は、アミロース含有量が多くなると水溶性が低下するので、アミロース含有量の少ないものを使用することが望ましい。
酸素バリア層を構成する上述した材料は、いずれも常温の水で溶解或いは溶解が開始し始めるものであるが、酸素バリア性を発現し得る限り、常温の水に溶けず、熱水に溶ける材料であってもよい。
尚、酸素バリア層は、上述した材料を主成分として成り、具体的にはかかる材料を50重量%以上、特に80〜100重量%の範囲で含有していることが好適であるが、後述する酸素バリア層形成用水溶液中に必要により添加される成分が、酸素バリア層が有する性質を損なわない範囲で含有されていてもよい。
(保護層)
本発明の可溶性包装体において、常温の水には不溶であるが、熱水には可溶な保護層には、多糖類又は蛋白質を好適に使用することができる。
このような常温の水には不溶且つ熱水には可溶な多糖類としては、例えば、寒天、カラギーナン、ファーセレラン、アミロース、ペクチン、キトサン等を例示でき、また蛋白質としては、ゼイン、カゼイン等を例示することができ、これらの少なくとも1種を主成分として保護層を形成することができる。
本発明においては、特に寒天、k−カラギーナンを好適に使用することができる。
尚、保護層は、上記多糖類又は蛋白質を主成分として成り、具体的にはこれらを50重量%以上、特に60〜100重量%の範囲で含有することが好適であるが、後述する保護層形成用水溶液中に必要により添加される成分が、保護層が有する性質を損なわない範囲で含有されていてもよい。
本発明において、常温とは、15〜30℃の範囲の温度を意味しており、本発明の可溶性包装体が、水分を含有する内容物を収納した場合にも、物品の通常の保管温度(例えば、厚生労働省の「常温保存可能品に関する運用上の注意」における「外気温を超えない温度」や「日本薬局方の記載の手引き」における常温:15〜25℃、室温:1〜30℃)においては、保護層が溶解し始めることがないことを意味している。
本発明において、熱水とは80℃以上の温度の水を意味しており、後述する範囲の厚みを有する、酸素バリア層は勿論、保護層もこの温度以上の温度の熱水に10分間浸漬することによって完全に溶解される。従って、本発明の可溶性包装体が、例えば温かい状態で飲食する内容物の包装に使用された場合にも、熱水中に残存することが有効に防止される。
尚、本発明の可溶性包装体は、上記温度以下の60℃程度の温度でも浸漬時間を長くすれば完全に溶解可能であると共に、厚みによっては10分未満の浸漬でも完全に溶解されることから、内容物の種類及びその使用(飲食)方法によって、適宜厚みや層構成等を調整することにより、熱水中に残存することを有効に防止できる。
(可溶性包装体)
本発明の可溶性包装体は、上記酸素バリア層の少なくとも一方に保護層が形成されている積層構造を有する包装体である。
かかる2層構成であっても、内容物が水分含有量の少ないものであれば、保護層を外側に位置させることにより外側からの水分を有効に遮断でき、酸素バリア層は水分の影響を受けることなく、安定して外部からの透過酸素を遮断することができる。また本発明の可溶性包装体を外装容器に収容して使用する場合には、内容物が水分含有量の多いものであっても、保護層を内容物側に位置させることにより、内容物からの水分を遮断して、酸素バリア層が水分の影響を受けることなく安定して透過酸素を遮断できるため、長期にわたって内容物の品質劣化を防止できる。
その一方、外装容器に収納することなく、本発明の可溶性包装体に内容物として水分含有量が高いものを収納する場合には、酸素バリア層の両方の面に保護層が形成されていることが好適である。これにより、内容物からの水分と外部からの水分(湿度)を遮断して、酸素バリア層が水分の影響を受けることなく安定して透過酸素を遮断するため、長期にわたって内容物の品質劣化を防止できる。酸素バリア層の両面に保護層を形成した3層構成とする事により、酸素バリア性層単層あるいは、一方の面のみに保護層を形成した2層構成の場合と比較して、酸素バリア性層の吸湿性を抑制する事ができる。
また本発明の可溶性包装体の積層構造は、上述した2層構成又は3層に構成制限されることなく、例えば保護層/酸素バリア層/保護層/酸素バリア層/保護層のような5層構成にしてもよいし、或いは、他の可溶性材料から成る層/保護層/酸素バリア層/保護層のように、保護層及び酸素バリア層の有する機能を損なわない限り、他の層を形成することもできる。
本発明の可溶性包装体において、酸素バリア層の厚みは、10〜120μm、特に20〜50μmの範囲にあることが望ましい。上記範囲よりも酸素バリア層の厚みが薄いと、上記範囲にある場合に比して酸素バリア性が劣るようになり、内容物の保存性に劣るようになる。その一方、上記範囲よりも酸素バリア層の厚みが厚いと経済性に劣るだけでなく、内容物の風味などを損なうおそれがある。
また保護層の厚みは、10〜120μm、特に10〜50μmの範囲にあることが望ましい。上記範囲よりも保護層の厚みが薄いと、上記範囲にある場合に比して内容物や外部からの水分による影響を受けやすくなる。その一方、上記範囲よりも保護層の厚みが厚いと、経済性に劣るだけでなく、内容物の風味などを損なうおそれがある。
(可溶性包装体の製造方法)
本発明の可溶性包装体は、酸素バリア層の少なくとも一方の表面が保護層で形成された積層体である限り、種々の形態及び製法で製造することができる。
酸素バリア層を形成するために用いる、酸素バリア層形成用水溶液は、用いる酸素バリア材料の種類、及び積層材料の形成方法にもよるが、酸素バリア材料を水100重量部に対して、1〜50重量部、特に5〜20重量部の量で配合することが好ましい。これにより塗工性及び生産性に優れた水溶液に調製することが可能になる。上記範囲よりも酸素バリア材料の量が少ないと、所望の厚みの酸素バリア層を効率よく形成することが困難になり、生産性に劣る。その一方、上記範囲よりも酸素バリア材料の量が多いと、上記範囲にある場合に比して粘度が高くなり、塗工性に劣るようになる。なお、塗工性を向上させるために親水性の材料であることが好ましい。
酸素バリア層形成用水溶液は、常温の水に所定量の酸素バリア材料を添加し、これを撹拌することによって調製することができる。
また保護層を形成するために用いる、水溶性の多糖類又は蛋白質を含有する水溶液は、用いる多糖類又は蛋白質の種類、及び積層材料の形成方法にもよるが、多糖類又は蛋白質を水100重量部に対して、0.5〜30重量部、特に1〜10重量部の量で配合することが好適である。上記範囲よりも多糖類又は蛋白質の量が少ない場合には、所望の厚みの保護層を効率よく形成することが困難になり、生産性に劣る。その一方、上記範囲よりも多糖類又は蛋白質の量が多いと、上記範囲にある場合に比して粘度が高くなり、塗工性に劣るようになる。
保護層形成用水溶液は、多糖類又は蛋白質を常温の水又は湯中に添加し、70〜90℃の温度に加熱撹拌して完全に溶解することにより調製することができる。
酸素バリア層形成用水溶液及び保護層形成用水溶液には、酸素バリア層及び保護層が有する機能を損なわない限り種々の添加剤を配合することもできる。
これに限定されないが、例えば、包装体の柔軟性を向上するために、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどの多価アルコールや、ソルビトール、マルチトール、還元澱粉糖化物等の糖アルコール、グルコース、マルトース等の糖類やオリゴ糖等を配合できる。また包装体のヒートシール性及び耐透湿性を向上するために、みつろう、キャンデリラロウ、等の食品用ワックス、シェラック、チルクガム等の食品天然樹脂、グリセリン脂肪酸エステル等の食品用乳化剤等を配合することもできる。これら添加剤は、主成分に対して60重量%以下の量で用いることが望ましい。
(積層方法)
本発明の可溶性包装体は、上記保護層形成用水溶液から成るキャストフィルムを形成し、このキャストフィルム上に酸素バリア層形成用水溶液を塗工して、酸素バリア層を形成することにより、積層フィルムとして製造することができる。塗工方法は、スプレー塗布、浸漬等従来公知の方法により行うことができ、40〜120℃温度で乾燥することが好適である。
かかる積層フィルムは、そのまま内容物の包装材として使用することもできるし、保護層が溶解する温度で周囲をヒートシールして製袋、或いは周囲を水で溶解した状態で重ねあわせて製袋して使用することもできる。
また本発明の可溶性包装体は、内容物に直接、保護層形成用水溶液を塗布・乾燥して、内容物表面に保護層を形成した後、酸素バリア層形成用水溶液を同様に、塗布・乾燥して酸素バリア層を形成して、内容物と一体になった積層体を形成することもできる。
本発明を次の実施例ならびに比較例によりさらに説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
尚、実施例ならびに比較例における各種の測定は以下の方法で行った。
<各種測定および評価方法>
(1)溶解性評価
溶解性は冷水及び熱水への溶解させた時の状態によって判断した。可溶性包装体2枚を重ね合わせて80mm四方のパウチを作製し、20℃の冷水、80℃の熱水に添加した際の5分後の状態を観察した。冷水中では溶解せず、熱水中では溶解するものを○と評価し、冷水中では溶解するもの、又は冷水中でも熱水中でも溶解しないものを×と評価した。
(2)酸素透過性
酸素透過度の評価には、酸素透過度測定装置(MODERN CONTROL社製 OX−TRAN2/20)を用いた。23℃50%RHにおける酸素透過度を測定し、膜厚30μm換算での酸素バリア性層単層の酸素透過度と、保護層を積層した可溶性包装体の酸素透過度とを比較し、積層による酸素バリア性に対する効果を確認した。
(3)含水率
可溶性包装体を120℃で24時間真空乾燥した後、22℃60%RH環境下に静置し、経時で2週間程度、含水率をカールフィッシャー法にて測定した。酸素バリア性層単層の含水率と、保護層を積層した可溶性包装体の含水率とを比較し、積層による吸湿の抑制効果を確認した。保護層に用いたカラギーナンの含水率は10%であることを測定より確認し、保護層/酸素バリア層/保護層の3層よりなる可溶性包装体の含水率から保護層であるカラギーナンの含水率を引いた値を、酸素バリア性層の含水率として算出した。
(4)高含水物の包装
食品を可溶性包装体により包装して保存性を評価した。可用性包装体を10cm四方に切断し、高含水食品としてツナ及びコーンを包んで30℃80%RH環境下で保管し、2日間の内容品の状態を確認した。官能評価により、内容物の色調・においに変化が生じたものを×、状態に変化がなかったものを○と評価した。
(実施例1)
酸素バリア性層としてプルラン((株)林原製)を用いた。プルラン粉末20重量部を蒸留水100重量部に溶解させ、脱泡処理することによりプルラン水溶液を得た。これを保護層であるカラギーナンフィルム上に均一に塗布した。カラギーナンフィルムは、蒸留水100重量部に対しk−カラギーナン(和光純薬(株)製)粉末0.8重量部とグリセリン0.4重量部を加えて撹拌し、脱泡処理の後、水分を蒸発させて得た。次いで塗布面上部にカラギーナンフィルムを積層し、これを80℃に加熱した乾燥機内で乾燥する事により、カラギーナン/プルラン/カラギーナンの3層からなる可溶性包装体を得た。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において11.5cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、保護層を用いて多層化した事で、高湿度環境下における酸素バリア性は後述するプルラン単層からなるフィルムよりも向上している。また、酸素バリア性層の含水率も低下する事を確認した。作製した可溶性包装体を用いてツナ及びコーンを包み、状態を確認したが、経時での観察において色調及びにおいに変化はなく、保存性に優れている事を確認した。
(実施例2)
酸素バリア性層としてポリビニルアルコール(PVA)を用いた以外は、実施例1と同様にして カラギーナン/PVA/カラギーナンの3層からなる可溶性包装体を得た。PVA水溶液は、蒸留水100重量部にPVA粉末(和光純薬(株)製 部分鹸化型、鹸化度86−90mol%、重合度900−1,100)1重量部を分散させ、90℃に昇温することで溶解させて得る。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において27.9cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。また、溶解性試験を実施した結果、冷水には溶解しないが、温水では容易に溶解する事を確認した。
(実施例3)
酸素バリア性層としてプルランを用いた。プルラン粉末20重量部を蒸留水100重量部に溶解させ、脱泡処理することにより得たプルラン液を保護層であるカラギーナンフィルム上に均一に塗布した。カラギーナンフィルムは、蒸留水100重量部に対しk−カラギーナン粉末0.8重量部とグリセリン0.4重量部を加えて撹拌し、脱泡処理の後、水分を蒸発させて得た。これを80℃に加熱した乾燥機内で乾燥させる事によりカラギーナン/プルランの2層からなる可溶性包装体を得た。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において、34.3cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。水への溶解性試験においてはプルラン側を内面としてパウチを作成し、溶解性を評価した。冷水には溶解せず、温水に溶解するフィルムである事を確認した。
(実施例4)
酸素バリア性層としてポリビニルアルコール(PVA)を用いた以外は、実施例2と同様にしてカラギーナン/PVAの2層からなる可溶性包装体を得た。この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。
酸素透過度は23℃50%RH下において55.3cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。PVA側を内面としてパウチを作成し、溶解性を評価した。この包装体は冷水には溶解せず、温水に溶解する事を確認した。
(比較例1)
保護層であるカラギーナンのみからなる可溶性包装体を得た。
この包装体を用いて上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において88.8cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、高湿度条件下では酸素バリア性が著しく低下する。作製した包装体によりツナ及びコーンを包み、状態を確認した。2日後には臭気及び色調が酸化劣化している事を確認し、高含水内容品の保存性能が低い事が明らかとなった。
(比較例2)
実施例1に記載の方法によって、酸素バリア性層であるプルランのみからなる可溶性包装体を得た。
この包装体を用いて上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において40.5cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、高湿度下ではバリア性が低下する事を確認した。また、プルランのみからなる可溶性包装体では、冷水で速やかに溶解してしまうため、高含水率の内容品に対しては包装体として適さない。実際の例として、ツナ及びコーンを包み状態を観察すると、内容物の水分により直ちに包装体が溶解した。
本発明の可溶性包装体は、常温の水では溶けず、熱水に浸漬することにより溶解することから、含水率が10%以上の内容物の包装材として好適に使用することができる。
また酸素バリア性に優れていると共に、可食性をも具備するため、食品、例えば、即席みそ汁における生味噌や、容器入り即席麺のスープ等にも好適に使用することができる。
本発明によれば、酸素バリア層、及び該酸素バリア層の少なくとも一方に形成される多糖類又は蛋白質を主成分とする保護層から成ることを特徴とする可溶性包装体が提供される。
本発明の可溶性包装体においては、
1.前記酸素バリア層の酸素透過度が50cc/m・day・atm(膜厚30μm換算、23℃50%RH)未満であること、
2.前記酸素バリア層が、プルラン、ポリビニルアルコール、デンプン、ゼラチンの少なくとも1種を主成分とすること、
3.前記保護層が、常温の水に不溶であり且つ熱水に可溶であること、
4.前記保護層が、寒天及び/又はk−カラギーナンを主成分とすること、
5.80℃の熱水に10分間浸漬させることにより完全に溶解すること、
6.含水率10%以上の内容物を包装すること、
が好適である。
本発明の可溶性包装体においては、酸素バリア層及び保護層は、いずれも熱水には可溶であるが、保護層は常温の水には不溶であるという特徴を有している。このため、含水率が10%以上の内容物であっても、本発明の可溶性包装体の保護層が内容物側に位置することにより、一般的な保管状態(室温、湿度20〜60%RH)で保存した場合には、可溶性包装体は溶解することは勿論、溶け始めることもないため、水分を含有する内容物を安定して包装することができる。
その一方、本発明の可溶性包装体は、80℃の熱水に10分間浸漬させると、酸素バリア層及び保護層の両方が完全に溶解するため、包装体を破断することなく内容物を取り出すことができる。
また本発明の可溶性包装体は、23℃50%RH、厚み30μm換算の条件下で酸素透過度が50cc/m・day・atm未満の優れた酸素バリア性を有していることから、内容物の保存性にも優れている。
また本発明の可溶性包装体において、酸素バリア層として好適に使用されるプルラン、ポリビニルアルコール、澱粉、ゼラチン、及び保護層として好適に使用される寒天、k−カラギーナンは、いずれも食用に供されるものであると共に、食品の風味に影響を与えることが少ないため、安全に食品を収納し、食品と共に喫食することが可能になる。
(酸素バリア層)
本発明の可溶性包装体において、水溶性を有すると共に酸素バリア性をも発現可能な酸素バリア層に好適に使用できる材料としては、水溶性多糖類やゼラチン、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子材料を挙げることができる。
酸素バリア性を有する水溶性多糖類としては、例えば、プルラン、澱粉、デキストリン、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム等を例示できる。
本発明においては、プルラン、ポリビニルアルコール、澱粉、ゼラチンの少なくとも1種を主成分として含有していることが好適であり、特に、酸素バリア性や、破断強度等の機械的特性に優れたプルランを用いることが好適である。尚、澱粉は、アミロース含有量が多くなると水溶性が低下するので、アミロース含有量の少ないものを使用することが望ましい。
酸素バリア層を構成する上述した材料は、いずれも常温の水で溶解或いは溶解が開始し始めるものであるが、酸素バリア性を発現し得る限り、常温の水に溶けず、熱水に溶ける材料であってもよい。
尚、酸素バリア層は、上述した材料を主成分として成り、具体的にはかかる材料を50重量%以上、特に80〜100重量%の範囲で含有していることが好適であるが、後述する酸素バリア層形成用水溶液中に必要により添加される成分が、酸素バリア層が有する性質を損なわない範囲で含有されていてもよい。
(可溶性包装体の製造方法)
本発明の可溶性包装体は、酸素バリア層の少なくとも一方の表面が保護層で形成された積層体である限り、種々の形態及び製法で製造することができる。
酸素バリア層を形成するために用いる、酸素バリア層形成用水溶液は、用いる酸素バリア材料の種類、及び積層材料の形成方法にもよるが、酸素バリア材料を水100重量部に対して、1〜50重量部、特に5〜20重量部の量で配合することが好ましい。これにより塗工性及び生産性に優れた水溶液に調製することが可能になる。上記範囲よりも酸素バリア材料の量が少ないと、所望の厚みの酸素バリア層を効率よく形成することが困難になり、生産性に劣る。その一方、上記範囲よりも酸素バリア材料の量が多いと、上記範囲にある場合に比して粘度が高くなり、塗工性に劣るようになる
素バリア層形成用水溶液は、常温の水に所定量の酸素バリア材料を添加し、これを撹拌することによって調製することができる。
(実施例1)
酸素バリア性層を構成する酸素バリア材料としてプルラン((株)林原製)を用いた。プルラン粉末20重量部を蒸留水100重量部に溶解させ、脱泡処理することによりプルラン水溶液を得た。これを保護層であるカラギーナンフィルム上に均一に塗布した。カラギーナンフィルムは、蒸留水100重量部に対しk−カラギーナン(和光純薬(株)製)粉末0.8重量部とグリセリン0.4重量部を加えて撹拌し、脱泡処理の後、水分を蒸発させて得た。次いで塗布面上部にカラギーナンフィルムを積層し、これを80℃に加熱した乾燥機内で乾燥する事により、カラギーナン/プルラン/カラギーナンの3層からなる可溶性包装体を得た。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において11.5cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、保護層を用いて多層化した事で、高湿度環境下における酸素バリア性は後述するプルラン単層からなるフィルムよりも向上している。また、酸素バリア性層の含水率も低下する事を確認した。作製した可溶性包装体を用いてツナ及びコーンを包み、状態を確認したが、経時での観察において色調及びにおいに変化はなく、保存性に優れている事を確認した。
(実施例2)
酸素バリア性層を構成する酸素バリア材料としてポリビニルアルコール(PVA)を用いた以外は、実施例1と同様にして カラギーナン/PVA/カラギーナンの3層からなる可溶性包装体を得た。PVA水溶液は、蒸留水100重量部にPVA粉末(和光純薬(株)製 部分鹸化型、鹸化度86−90mol%、重合度900−1,100)1重量部を分散させ、90℃に昇温することで溶解させて得る。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において27.9cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。また、溶解性試験を実施した結果、冷水には溶解しないが、温水では容易に溶解する事を確認した。
(実施例3)
酸素バリア性層を構成する酸素バリア材料としてプルランを用いた。プルラン粉末20重量部を蒸留水100重量部に溶解させ、脱泡処理することにより得たプルラン液を保護層であるカラギーナンフィルム上に均一に塗布した。カラギーナンフィルムは、蒸留水100重量部に対しk−カラギーナン粉末0.8重量部とグリセリン0.4重量部を加えて撹拌し、脱泡処理の後、水分を蒸発させて得た。これを80℃に加熱した乾燥機内で乾燥させる事によりカラギーナン/プルランの2層からなる可溶性包装体を得た。
この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において、34.3cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。水への溶解性試験においてはプルラン側を内面としてパウチを作成し、溶解性を評価した。冷水には溶解せず、温水に溶解するフィルムである事を確認した。
(実施例4)
酸素バリア性層を構成する酸素バリア材料としてポリビニルアルコール(PVA)を用いた以外は、実施例と同様にしてカラギーナン/PVAの2層からなる可溶性包装体を得た。この包装体について上記評価を実施し、結果を表1に示す。
酸素透過度は23℃50%RH下において55.3cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であった。PVA側を内面としてパウチを作成し、溶解性を評価した。この包装体は冷水には溶解せず、温水に溶解する事を確認した。
(比較例1)
ラギーナンから成る保護層のみからなる可溶性包装体を得た。
この包装体を用いて上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において88.8cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、高湿度条件下では酸素バリア性が著しく低下する。作製した包装体によりツナ及びコーンを包み、状態を確認した。2日後には臭気及び色調が酸化劣化している事を確認し、高含水内容品の保存性能が低い事が明らかとなった。
(比較例2)
実施例1に記載の方法によって、プルランから成る酸素バリア層のみからなる可溶性包装体を得た。
この包装体を用いて上記評価を実施し、結果を表1に示す。酸素透過度は23℃50%RH下において40.5cc/m・day・atm(膜厚30μm換算)であり、高湿度下ではバリア性が低下する事を確認した。また、プルランのみからなる可溶性包装体では、冷水で速やかに溶解してしまうため、高含水率の内容品に対しては包装体として適さない。実際の例として、ツナ及びコーンを包み状態を観察すると、内容物の水分により直ちに包装体が溶解した。

Claims (7)

  1. 酸素バリア層、及び該酸素バリア層の少なくとも一方に形成される多糖類又は蛋白質を主成分とする保護層から成ることを特徴とする可溶性包装体。
  2. 前記酸素バリア層の酸素透過度が、50cc/m・day・atm(膜厚30μm換算、23℃50%RH)未満である請求項1記載の可溶性包装体。
  3. 前記酸素バリア層が、プルラン、デンプン、ゼラチンの少なくとも1種を主成分とする請求項1又は2記載の可溶性包装体。
  4. 前記保護層が、常温の水に不溶であり且つ熱水に可溶である請求項1〜3の何れかに記載の可溶性包装体。
  5. 前記保護層が、寒天及び/又はk−カラギーナンを主成分とする請求項1〜4の何れかに記載の可溶性包装体。
  6. 80℃の熱水に10分間浸漬させることにより完全に溶解する請求項1〜5の何れかに記載の可溶性包装体。
  7. 含水率10%以上の内容物を包装する請求項1〜6の何れかに記載の可溶性包装体。
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