JP2018001529A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の小型化を図るとともに、容易にキャリッジのロックを解除してメンテナンスすることができる記録装置を提供する。【解決手段】記録装置は、記録ヘッドによる記録領域から外れた待機位置に位置するキャリッジ16に対し、待機位置からの移動を規制する規制状態と、規制状態を解除した解除状態と、を切り換え可能なロック機構部30と、ロック機構部30を動作させる駆動源32と、駆動源32の動力をロック機構部に伝達する伝達機構33と、伝達機構33を構成する少なくとも一つの伝達歯車に接触しない第1状態と、伝達歯車に接触する第2状態と、を切り換え可能であり、第2状態において伝達歯車を回転させることでロック機構部30の規制状態から解除状態への切り換え操作が可能な解除手段40と、を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例であるインクジェットプリンター(以下、単にプリンターと言う)では、用紙を所定量搬送する用紙搬送動作と、記録ヘッドを備えたキャリッジを用紙幅方向へ移動させて行う記録動作と、を交互に実行することで記録を完了させる、所謂シリアル方式のものがある。
このようなシリアル方式のプリンターの場合、一般的に、前記プリンターの電源オフ時に、前記キャリッジを所定の位置(例えば、前記記録ヘッドによる記録領域外に設けられたホームポジション)で停止させて、その位置から移動しない様にロックするロック機構が設けられている。
このようなシリアル方式のプリンターの場合、一般的に、前記プリンターの電源オフ時に、前記キャリッジを所定の位置(例えば、前記記録ヘッドによる記録領域外に設けられたホームポジション)で停止させて、その位置から移動しない様にロックするロック機構が設けられている。
前記ロック機構としては、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に進退可能に設けられるロック部材が、前記キャリッジと係合して当該キャリッジの移動を規制する規制位置と、前記キャリッジと係合しないで当該キャリッジが移動可能になる規制解除位置と、の間で変位するように構成されたものがある(例えば、特許文献1)。
前記ロック部材(特許文献1におけるキャリッジロック機構37)は、モーター等の駆動源の動力により進退するようになっている。
前記ロック部材(特許文献1におけるキャリッジロック機構37)は、モーター等の駆動源の動力により進退するようになっている。
このようなプリンターにおいて、サービスマンがメンテナンスを行う際に、前記キャリッジがロックされたままの状態であるとメンテナンス作業が行い難い場合がある。そのため、サービスマンは、前記ロック機構を手動で解除している。具体的には、前記ロック部材に前記駆動源の動力を伝達する輪列を構成する歯車の少なくとも一つを手動で回転させることにより、前記ロック部材を前記規制解除位置に変位させてロックを解除する。
しかし、前記プリンターにおいてはより一層の小型化が求められており、構成部材を省スペースに配置した結果、前記ロック部材の前記駆動源の動力を伝達する輪列が、サービスマンが手で直接アクセスし難い位置に設けられる場合がある。
特許文献1では、前記駆動源としての駆動モータ15に駆動連結される、前記輪列としてのギア機構21を構成する歯車(中間歯車25)にリブRが設けられ、リブRをマイナスドライバー等の治具によって押すことによって中間歯車25を回転させることにより、ロック機構部37を解除している。このように、サービスマンが手を入れることができない狭い筐体内に、マイナスドライバー等の治具を差し入れて前記輪列を構成する歯車を押して動かす作業を行うと、作業性が悪いことに加え、前記治具によって他の部品に傷をつけたり破損させてしまう虞がある。
特許文献1では、前記駆動源としての駆動モータ15に駆動連結される、前記輪列としてのギア機構21を構成する歯車(中間歯車25)にリブRが設けられ、リブRをマイナスドライバー等の治具によって押すことによって中間歯車25を回転させることにより、ロック機構部37を解除している。このように、サービスマンが手を入れることができない狭い筐体内に、マイナスドライバー等の治具を差し入れて前記輪列を構成する歯車を押して動かす作業を行うと、作業性が悪いことに加え、前記治具によって他の部品に傷をつけたり破損させてしまう虞がある。
本発明は、この様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、装置の小型化を図るとともに、容易にキャリッジのロックを解除してメンテナンスすることができる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、搬送される媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを保持し、前記媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジと、前記記録ヘッドによる記録領域から外れた待機位置に位置する前記キャリッジに対し、前記待機位置からの移動を規制する規制状態と、前記規制状態を解除した解除状態と、を切り換え可能なロック機構部と、前記ロック機構部を動作させる駆動源と、前記駆動源の動力を前記ロック機構部に伝達する伝達機構と、前記伝達機構を構成する少なくとも一つの伝達歯車に接触しない第1状態と、前記伝達歯車に接触する第2状態と、を切り換え可能であり、前記第2状態において前記伝達歯車を回転させることで前記ロック機構部の前記規制状態から前記解除状態への切り換え操作が可能な解除手段と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記伝達機構を構成する少なくとも一つの伝達歯車に接触して前記伝達歯車を回転させることにより、前記ロック機構部の前記規制状態から前記解除状態への切り換えが可能な解除手段を備えるので、例えば、前記伝達機構が容易に手が届かないような位置に設けられる場合でも、前記解除手段を手でアクセス可能な位置に設け、前記解除手段を介して前記伝達歯車を回転させるようにすることができる。
その際、前記解除手段は、前記伝達歯車に接触しない第1状態と、前記伝達歯車に接触する第2状態と、を切り換え可能であるので、前記キャリッジのロックを解除する必要が無い場合には、前記解除手段を前記第2状態にすることにより、誤って解除動作が行われることを抑制または回避することができる。また、前記解除手段と前記伝達歯車との接触により発生する音を低減することができる。
また、前記解除手段を設けることにより、前記伝達機構或いは前記伝達機構周辺の他の構成部材の配置の自由度が増し、装置の小型化に寄与することができる。
その際、前記解除手段は、前記伝達歯車に接触しない第1状態と、前記伝達歯車に接触する第2状態と、を切り換え可能であるので、前記キャリッジのロックを解除する必要が無い場合には、前記解除手段を前記第2状態にすることにより、誤って解除動作が行われることを抑制または回避することができる。また、前記解除手段と前記伝達歯車との接触により発生する音を低減することができる。
また、前記解除手段を設けることにより、前記伝達機構或いは前記伝達機構周辺の他の構成部材の配置の自由度が増し、装置の小型化に寄与することができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、第1の態様において、前記解除手段を前記第1状態側に付勢する付勢手段を備えている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記解除手段は、前記付勢手段により前記第1状態側に付勢されているので、前記解除手段に対して外力が加わらない状態において当該解除手段は前記第1状態に保持される。
すなわち、前記解除手段による前記ロック機構部のロック解除動作を行う必要がない場合には、前記解除手段を前記第1状態(前記解除手段が前記伝達歯車に接触しない状態)に自然に保持することができる。
すなわち、前記解除手段による前記ロック機構部のロック解除動作を行う必要がない場合には、前記解除手段を前記第1状態(前記解除手段が前記伝達歯車に接触しない状態)に自然に保持することができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記解除手段は、前記キャリッジに設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記解除手段は、前記キャリッジに設けられているので、前記キャリッジが前記待機位置から移動した際には、前記解除手段もキャリッジと共に移動する。
従って、前記キャリッジが前記待機位置に位置していない状態において、不用意な前記解除手段の操作を回避することができる。
従って、前記キャリッジが前記待機位置に位置していない状態において、不用意な前記解除手段の操作を回避することができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれにおいて、前記解除手段は、少なくとも前記第2状態において前記伝達歯車と係合する係合歯車を備えて構成されるギア機構部を備える、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記解除手段は、少なくとも前記第2状態において前記伝達歯車と係合する係合歯車を備えて構成されるギア機構部を備える、前記解除手段を容易に操作することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれにおいて、前記解除手段は、前記伝達歯車に設けられる被押圧部を押して、当該伝達歯車を回転させ得る棒状部材を備えて成る、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記解除手段は棒状部材を備えて成るので省スペースで配置することができ、以って、装置をより小型化できる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、第4の態様において、前記ギア機構部は、前記係合歯車を介して前記伝達歯車を回転させる際の歯車比が減速側に設定されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記ギア機構部は、前記係合歯車を介して前記伝達歯車を回転させる際の歯車比が減速側に設定されているので、より小さい力で前記伝達歯車を回転させることができ、作業者による操作が容易になる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、第5の態様において、前記棒状部材は、前記被押圧部に接触する一方側端部よりも、他方側端部が太く形成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記棒状部材において、サービスマン等の作業者が押圧する部分である他方側端部が太く形成されているので、前記棒状部材を押圧し易い形状とすることができる。また、前記棒状部材において、前記被押圧部に接触する一方側端部は細く形成されているので、前記太い他方側端部が押された際の押圧力を前記被押圧部に対して効果的に与えることができる。
[実施例1]
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェット式プリンター1(以下、単にプリンター1という)を例に挙げる。
図1は、本発明に係るプリンターの外観を表す斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターのプリンターユニットを表す斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路を表す図である。図4は、下部ハウジングに収容された装置本体の要部を表す斜視図である。図5は、キャリッジ及びロック機構部を表す斜視図である。図6は、図5のA−A矢視断面図であり、ロック機構部の動作を表す図である。図7は、実施例1に係る解除手段の動作を表す図である。
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例の記録装置の一例として、インクジェット式プリンター1(以下、単にプリンター1という)を例に挙げる。
図1は、本発明に係るプリンターの外観を表す斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターのプリンターユニットを表す斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおける媒体搬送経路を表す図である。図4は、下部ハウジングに収容された装置本体の要部を表す斜視図である。図5は、キャリッジ及びロック機構部を表す斜視図である。図6は、図5のA−A矢視断面図であり、ロック機構部の動作を表す図である。図7は、実施例1に係る解除手段の動作を表す図である。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系は、X方向が記録ヘッドの走査方向であり、記録が行われる媒体の幅方向である。Y方向が装置奥行き方向であり、媒体の長さ方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向である。また、+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。また、装置前面側から見て右側を+X方向、左側を−X方向とする。また、+Z方向を装置上方(上部、上面等を含む)とし、−Z方向側を装置下方(下部、下面等を含む)とする。
また、以下において、プリンター1において記録用紙が搬送されていく搬送方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」という。
また、以下において、プリンター1において記録用紙が搬送されていく搬送方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」という。
<プリンターの概要>
プリンター1(図1)は、媒体としての記録用紙に記録を行うプリンターユニット2と、原稿の画像を読み取るスキャナーユニット3とを備える複合機として構成されている。スキャナーユニット3は、プリンターユニット2の上部に設けられている。
尚、本明細書において記録用紙とは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
プリンター1(図1)は、媒体としての記録用紙に記録を行うプリンターユニット2と、原稿の画像を読み取るスキャナーユニット3とを備える複合機として構成されている。スキャナーユニット3は、プリンターユニット2の上部に設けられている。
尚、本明細書において記録用紙とは、一例として普通紙や厚紙、写真用紙等の用紙を指している。
プリンターユニット2内に設けられる記録ヘッド10(図3)による記録後の記録用紙は、図1において装置前面に設けられる排出口4から出て、排紙トレイ5に載置される。尚、プリンターユニット2内における記録用紙の搬送経路については後で説明する。
装置前面において符号6は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネルである。
装置前面において符号6は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネルである。
プリンターユニット2(図2)は、記録を行う装置本体7と、装置本体7を収容する下部ハウジング8と、下部ハウジング8の上部に設けられる上部ハウジング9とによって構成されている。
下部ハウジング8は上部が開口しており、装置本体7を収容可能に構成されている。
また上部ハウジング9は、下部ハウジング8の上部の前記開口を塞ぐ蓋であり、下部ハウジング8に対して差し込み式に構成されている。尚、上部ハウジング9の上面は、前述したスキャナーユニット3(図1)の載置面になる。
下部ハウジング8は上部が開口しており、装置本体7を収容可能に構成されている。
また上部ハウジング9は、下部ハウジング8の上部の前記開口を塞ぐ蓋であり、下部ハウジング8に対して差し込み式に構成されている。尚、上部ハウジング9の上面は、前述したスキャナーユニット3(図1)の載置面になる。
<用紙搬送経路について>
続いて、図3を参照して、プリンターユニット2の装置本体7における記録用紙の搬送経路について説明する。尚、図3において、点線Pは記録用紙の搬送経路である。
装置本体7は、底部に複数の記録用紙(用紙束P1)を収容する用紙トレイ11を備え、用紙トレイ11から記録用紙が1枚ずつ給送される。
記録用紙は、用紙トレイ11から給送ローラー12(ピックアップローラーとも言う)により一旦装置背面側(−Y方向)に送られ、中間ローラー13によって湾曲されて装置前面側(+Y方向)に送られるようになっている。尚、給送ローラー12は、揺動軸12aを軸として揺動可能に構成され、用紙トレイ11に収容される用紙束P1の一番上の記録用紙に接触するように構成されている。
続いて、図3を参照して、プリンターユニット2の装置本体7における記録用紙の搬送経路について説明する。尚、図3において、点線Pは記録用紙の搬送経路である。
装置本体7は、底部に複数の記録用紙(用紙束P1)を収容する用紙トレイ11を備え、用紙トレイ11から記録用紙が1枚ずつ給送される。
記録用紙は、用紙トレイ11から給送ローラー12(ピックアップローラーとも言う)により一旦装置背面側(−Y方向)に送られ、中間ローラー13によって湾曲されて装置前面側(+Y方向)に送られるようになっている。尚、給送ローラー12は、揺動軸12aを軸として揺動可能に構成され、用紙トレイ11に収容される用紙束P1の一番上の記録用紙に接触するように構成されている。
記録ヘッド10の用紙搬送方向上流側(装置背面側、−Y方向)には、図示しないモーターによって回転駆動される搬送駆動ローラー14と、該搬送駆動ローラー14に接して従動回転する搬送従動ローラー15とが設けられており、記録用紙が記録ヘッド10の下へと送られる。
記録ヘッド10は、記録用紙の搬送方向(Y軸方向)と交差するX軸方向に移動可能に構成されるキャリッジ16に保持されており、記録ヘッド10による記録領域22(図2)に送られる記録用紙に対してインクを吐出することにより記録が行われるように構成されている。またキャリッジ16には、記録ヘッド10にインクを供給するインクカートリッジ19が搭載されている。キャリッジ16については後で更に説明する。
記録ヘッド10の用紙搬送方向下流側(装置前面側、+Y方向)には、図示しないモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー17と、当該排出駆動ローラー17に接して従動回転する排出従動ローラー18とが設けられており、記録後の記録用紙は、装置前面側に設けられる排紙トレイ5に排出される。
<キャリッジについて>
次に、キャリッジ16について説明する。キャリッジ16は、装置本体7の奥行方向(Y軸方向)のほぼ中央部において装置幅方向(X軸方向)に延設されるメインフレーム20(図3)に支持されている。メインフレーム20には、キャリッジ16を移動するための移動機構(不図示)が設けられている。
次に、キャリッジ16について説明する。キャリッジ16は、装置本体7の奥行方向(Y軸方向)のほぼ中央部において装置幅方向(X軸方向)に延設されるメインフレーム20(図3)に支持されている。メインフレーム20には、キャリッジ16を移動するための移動機構(不図示)が設けられている。
キャリッジ16は、記録ヘッド10による記録が行われない時(非記録時)には、図2に示す記録領域22から外れた「待機位置」としてのホームポジション23に位置する様になっている。本実施例において、ホームポジション23は記録領域22の右端(+X側)に設けられている。
そして、キャリッジ16がホームポジション23に位置した際に、キャリッジ16は、ホームポジション23から移動しないようにロック可能に構成されている。より具体的には、ホームポジション23に位置するキャリッジ16に対し、ホームポジション23からの移動を規制する規制状態と、前記規制状態を解除した解除状態と、を切り換え可能なロック機構部30(図5)が設けられている。
<<キャリッジのロック機構部について>>
ロック機構部30は、ホームポジション23(図2)においてキャリッジ16の下方に位置するように設けられ、図6に示す様にキャリッジ16の底面に設けられた凹部16aに対して嵌合可能な凸部31aを有する規制部材31を備えている。規制部材31は、キャリッジ16の移動方向(X軸方向)と交差する方向に変位するように構成されている。本実施例においては、規制部材31は上下方向(Z軸方向)に進退する。尚、規制部材31は装置奥行方向(Y軸方向)に進退する構成とすることもできる。
ロック機構部30は、ホームポジション23(図2)においてキャリッジ16の下方に位置するように設けられ、図6に示す様にキャリッジ16の底面に設けられた凹部16aに対して嵌合可能な凸部31aを有する規制部材31を備えている。規制部材31は、キャリッジ16の移動方向(X軸方向)と交差する方向に変位するように構成されている。本実施例においては、規制部材31は上下方向(Z軸方向)に進退する。尚、規制部材31は装置奥行方向(Y軸方向)に進退する構成とすることもできる。
記録ヘッド10による記録を行う際には、図6の左図のように、規制部材31の凸部31aがキャリッジ16の凹部16aに嵌合しない下方位置に規制部材31が退避しており、キャリッジ16はホームポジション23から記録領域22へ移動可能になっている(解除状態)。
一方、記録後にキャリッジ16がホームポジション23に戻り、例えば、記録ヘッド10のクリーニング動作を行う場合や、プリンター1の電源をオフ状態にする場合には、ホームポジション23からのキャリッジ16の移動が規制されてロックされる(規制状態)。
キャリッジ16を前記解除状態から前記規制状態にする際には、規制部材31は図6の右図のように上方に移動し、規制部材31の凸部31aがキャリッジ16の凹部16aに嵌合する。これによりキャリッジ16のX軸方向への移動が規制され、キャリッジ16がロックされた規制状態となる。
ロック機構部30を構成する規制部材31は、「駆動源」としてのモーター32(図5)によって動作する。モーター32の動力は、伝達機構33を介して規制部材31に伝達される。
キャリッジ16を前記解除状態から前記規制状態にする際には、規制部材31は図6の右図のように上方に移動し、規制部材31の凸部31aがキャリッジ16の凹部16aに嵌合する。これによりキャリッジ16のX軸方向への移動が規制され、キャリッジ16がロックされた規制状態となる。
ロック機構部30を構成する規制部材31は、「駆動源」としてのモーター32(図5)によって動作する。モーター32の動力は、伝達機構33を介して規制部材31に伝達される。
伝達機構33は、図7に示すようにモーター32の+X側に設けられている。プリンター1のホームポジション23は、図4に示すように装置幅方向の+X側端の位置であるので、伝達機構33は下部ハウジング8の右側壁8aのすぐ内側に位置していると言える。
伝達機構33は、複数の伝達歯車を備えて構成されており、モーター32の回動軸32aに設けられた第1伝達歯車34から、第2伝達歯車35、第3伝達歯車36、第4伝達歯車37、第5伝達歯車38、第6伝達歯車39へと動力が伝達される。第6伝達歯車39は、不図示のカム機構に連結されており、第6伝達歯車39の回転動作が上下方向の動作に変換されて規制部材31(図6)に伝達されるように構成されている。
伝達機構33は、複数の伝達歯車を備えて構成されており、モーター32の回動軸32aに設けられた第1伝達歯車34から、第2伝達歯車35、第3伝達歯車36、第4伝達歯車37、第5伝達歯車38、第6伝達歯車39へと動力が伝達される。第6伝達歯車39は、不図示のカム機構に連結されており、第6伝達歯車39の回転動作が上下方向の動作に変換されて規制部材31(図6)に伝達されるように構成されている。
プリンター1の電源がオン状態において、ロック機構部30における前記規制状態と前記解除状態との切り替えは、不図示の制御部がモーター32を制御して規制部材31を変位させることにより行われる。プリンター1の電源を切ると、制御部の制御によってロック機構部30が前記規制状態となり、キャリッジ16がロックされてから電源オフ状態になる。
ここで、サービスマン(以下、作業者と言う)がプリンター1のメンテナンスを行う際には、通常、プリンターの電源をオフ状態にして作業を行う。しかし、キャリッジ16がロックされていると、メンテナンス作業が行い難い場合があるので、手動によるキャリッジ16のロック解除が行えるようになっている。
ここで、サービスマン(以下、作業者と言う)がプリンター1のメンテナンスを行う際には、通常、プリンターの電源をオフ状態にして作業を行う。しかし、キャリッジ16がロックされていると、メンテナンス作業が行い難い場合があるので、手動によるキャリッジ16のロック解除が行えるようになっている。
手動によるキャリッジ16のロック解除は、伝達機構33を構成する第1伝達歯車34〜第6伝達歯車39の6つの歯車のうちの少なくとも一つの伝達歯車を作業者が回し、規制部材31を変位させることにより実現できるが、前述したように、本実施例において、伝達機構33は、下部ハウジング8の右側壁8aのすぐ内側に位置し、またキャリッジ16よりも下方にある。このため作業者は、伝達機構33を構成する第1伝達歯車34〜第6伝達歯車39のいずれかの歯車を直接触って回すことが難しい。
そこで、作業者が操作可能な位置に、ロック機構部30の前記規制状態から前記解除状態への切り換え操作が可能な解除手段40(図7)が設けられている。
そこで、作業者が操作可能な位置に、ロック機構部30の前記規制状態から前記解除状態への切り換え操作が可能な解除手段40(図7)が設けられている。
解除手段40は、伝達機構33を構成する少なくとも一つの伝達歯車である第2伝達歯車35に接触しない第1状態(図7の上図)と、第2伝達歯車35に接触する第2状態(図7の下図)と、を切り換え可能である。そして、前記第2状態において解除手段40によって第2伝達歯車35を回転させることで、ロック機構部30の前記規制状態から前記解除状態への切り換えが可能に構成されている。
より具体的には、解除手段40は、作業者が操作するための操作歯車42と、操作歯車42と歯合する係合歯車43を有するギア機構部41を備えて構成されている。更に、係合歯車43は、少なくとも図7の下図に示す前記第2状態において、第2伝達歯車35と係合する様になっている。
ギア機構部41を前記第2状態(図7の下図)にすると、ギア機構部41の係合歯車43と、伝達機構33の第2伝達歯車35と、が係合した状態となる。この第2状態で、ギア機構部41の操作歯車42を作業者が回すことにより、伝達機構33の第2伝達歯車35を回転させることができる。これにより規制部材31が下方に変位して、ロック機構部30を前記規制状態(図6の右図)から前記解除状態(図6の左図)にすることができる。
ギア機構部41を前記第2状態(図7の下図)にすると、ギア機構部41の係合歯車43と、伝達機構33の第2伝達歯車35と、が係合した状態となる。この第2状態で、ギア機構部41の操作歯車42を作業者が回すことにより、伝達機構33の第2伝達歯車35を回転させることができる。これにより規制部材31が下方に変位して、ロック機構部30を前記規制状態(図6の右図)から前記解除状態(図6の左図)にすることができる。
ギア機構部41は、ホルダー44に設けられており、ホルダー44が前記第1状態(図7の上図)と前記第2状態(図7の下図)の間で変位可能にキャリッジ16に取り付けられている。すなわち、本実施例において、解除手段40はキャリッジ16に設けられている。解除手段40は伝達機構33の上方に位置し、キャリッジ16の+X側の側面に設けられている。
ホルダー44は、付勢手段45によって前記第1状態側に付勢されており、これにより、ギア機構部41(解除手段40)が前記第1状態側に付勢されている。付勢手段45としては、例えば圧縮バネや引っ張りバネ等のバネを用いることができる。
ロック解除動作を行う場合には、作業者が付勢手段45の付勢力に抗して解除手段40を押すことにより、解除手段40を前記第2状態にすることができる。そして、ロック解除動作を終えて作業者が解除手段40から手を離すと、解除手段40は付勢手段45の付勢力により自然に前記第1状態になる。
ロック解除動作を行う場合には、作業者が付勢手段45の付勢力に抗して解除手段40を押すことにより、解除手段40を前記第2状態にすることができる。そして、ロック解除動作を終えて作業者が解除手段40から手を離すと、解除手段40は付勢手段45の付勢力により自然に前記第1状態になる。
以上のように構成された解除手段40を備えることにより、以下のような作用効果が得られる。すなわち、解除手段40は、伝達機構33を構成する伝達歯車の一つである第2伝達歯車35に接触するとともに、第2伝達歯車35を回転させてロック機構部30の前記規制状態から前記解除状態への切り換えが可能に構成されているので、本実施例のように、伝達機構33が作業者の手が容易に届かない位置に設けられる場合でも、作業者がアクセス可能な位置に設けられた解除手段40を介して第2伝達歯車35を回転させることができる。
その際、解除手段40は、第2伝達歯車35に接触しない第1状態と、第2伝達歯車35に接触する第2状態と、を切り換え可能であるので、キャリッジ16のロックを解除する必要が無い場合には、解除手段40を前記第2状態にすることにより、誤って解除動作が行われることを抑制または回避することができる。また、解除手段40と第2伝達歯車35との接触により発生する音を低減することができる。
更に、解除手段40を設けることにより、伝達機構33或いは伝達機構33周辺の他の構成部材の配置の自由度が増し、プリンター1の小型化に寄与することができる。
更に、解除手段40を設けることにより、伝達機構33或いは伝達機構33周辺の他の構成部材の配置の自由度が増し、プリンター1の小型化に寄与することができる。
また、解除手段40が、付勢手段45により前記第1状態側に付勢されていることにより、解除手段40に対して外力が加わらない状態、すなわち、解除手段40によるロック機構部30のロック解除動作を行う必要がない状態において、解除手段40を伝達歯車に接触しない第1状態に自然に保持することができる。
加えて、解除手段40は、ギア機構部41によって構成されているので、解除手段40を構造簡単に構成できることに加え、作業者による解除手段40の操作が容易なものとなる。
また、解除手段40はキャリッジ16に設けられているので、キャリッジ16がホームポジション23から移動した際には、解除手段40もキャリッジ16と共に移動する。従って、例えば記録時等の、キャリッジ16がホームポジション23に位置していない状態において、不用意な解除手段40の操作を回避することができる。
また本実施例において、解除手段40は、キャリッジ16において+X側の側面に設けられているので、キャリッジ16がホームポジション23に位置する際には目に付き難く、サービスマン以外(例えば、ユーザー)が解除手段40に触れる虞を低減することができる。
また本実施例において、解除手段40は、キャリッジ16において+X側の側面に設けられているので、キャリッジ16がホームポジション23に位置する際には目に付き難く、サービスマン以外(例えば、ユーザー)が解除手段40に触れる虞を低減することができる。
尚、ギア機構部41は、係合歯車43を介して第2伝達歯車35を回転させる際の歯車比が減速側に設定されていることが望ましい。このことによって、より小さい力で第2伝達歯車35を回転させることができ、作業者が操作を一層容易に行うことができる。
また、ギア機構部41は、係合歯車43と操作歯車42の間に、1つ以上の他の歯車を介することもできる。
また、ギア機構部41は、係合歯車43と操作歯車42の間に、1つ以上の他の歯車を介することもできる。
また本実施例において、ギア機構部41の係合歯車43は、第2伝達歯車35に係合して第2伝達歯車35を回転させるように構成されているが、伝達機構33を構成する他の伝達歯車を回転させるように設けることもできる。
[実施例2]
実施例2では、図8及び図9に基づき、解除手段の他の例について説明する。図8は、実施例2に係る解除手段の動作を表す図である。図9は、図8の要部拡大図である。本実施例において実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例2では、図8及び図9に基づき、解除手段の他の例について説明する。図8は、実施例2に係る解除手段の動作を表す図である。図9は、図8の要部拡大図である。本実施例において実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
本実施形態の解除手段50は、第2伝達歯車35に設けられる「被押圧部」としてのリブ53を押して、第2伝達歯車35を回転させ得る「棒状部材」としての操作ピン51を備えて構成されている点が特徴である。操作ピン51は、キャリッジ16の取付部54(図9)に取り付けられている。
操作ピン51は、第2伝達歯車35に接触しない第1状態(図8の上図)と、第2伝達歯車35のリブ53に接触可能な第2状態(図8の下図)と、を切り換え可能に構成されている。操作ピン51は、付勢手段52により第1状態側に付勢されており、作業者が操作ピン51の上端部51aを押圧すると、付勢手段52の付勢力に抗して下方に変位し、前記第2状態をとる。作業者が操作ピン51の押圧を開放すると、付勢手段52の付勢力により前記第1状態に戻る。
第2伝達歯車35には、図9に示すように、複数のリブ53が設けられており、作業者が前記第1状態の操作ピン51を前記第2状態側に変位させた際に、操作ピン51が下方に位置するリブ53を押すことにより、第2伝達歯車35が回転する様になっている。尚、図9において実線で示す操作ピン51は前記第1状態にあり、点線で示す操作ピン51は、前記第2状態側に変位した状態を示している。
このように、解除手段50が棒状の操作ピン51を備えて構成されていることにより、解除手段50を省スペースで配置することができる。
このように、解除手段50が棒状の操作ピン51を備えて構成されていることにより、解除手段50を省スペースで配置することができる。
図8に示す操作ピン51は、上端部51aからリブ53に接触する下端部51b(図9)まで均一な太さの棒状部材であるが、操作ピン51を前記第1状態から前記第2状態に変位させる際に作業者が押圧する上端部51aは、下端部51bよりも太く形成されていることが望ましい。言い換えると、操作ピン51において、リブ53に接触する一方側端部(下端部51b)よりも、他方側端部(上端部51a)が太く形成されていると良い。
例えば、図8に示す操作ピン51の上端部51aに、操作ピン51よりも太い大径部(不図示)を設けることができる。大径部は操作ピン51と一体に形成されていてもよく、また別体であってもよい。
例えば、図8に示す操作ピン51の上端部51aに、操作ピン51よりも太い大径部(不図示)を設けることができる。大径部は操作ピン51と一体に形成されていてもよく、また別体であってもよい。
操作ピン51において、作業者が押圧する部分である上端部51aが太く形成されていると、作業者が操作ピン51を押圧し易くなる。また、操作ピン51において、リブ53に接触する下端部51bは細く形成されていることにより、上端部51aが押された際の押圧力をリブ53に対して効果的に与えることができる。
[実施例3]
実施例3では、図10及び図11に基き、解除手段の更に他の例について説明する。図10は、実施例3に係る解除手段の動作を表す図である。図11は、下部ハウジングに収容された装置本体の要部を表す図である。尚、図10においては、本実施例の要部である解除手段60を見易くするためにキャリッジ16の図示を省略している。本実施例においても実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例3では、図10及び図11に基き、解除手段の更に他の例について説明する。図10は、実施例3に係る解除手段の動作を表す図である。図11は、下部ハウジングに収容された装置本体の要部を表す図である。尚、図10においては、本実施例の要部である解除手段60を見易くするためにキャリッジ16の図示を省略している。本実施例においても実施例1と同一の構成については同一の符号を付し、その構成の説明は省略する。
実施例1及び実施例2では、解除手段40或いは解除手段50がキャリッジ16に設けられているが、他の位置に配設することも可能である。
例えば、「筐体」としての下部ハウジング8の内側に解除手段を設けることができる。
例えば、「筐体」としての下部ハウジング8の内側に解除手段を設けることができる。
本実施例において、解除手段60は、実施例1と同様に、操作歯車62と係合歯車63を有するギア機構部61を備えて構成されている。
ギア機構部61は、図10に示すように、下部ハウジング8の右側壁8aの内側に取り付けられるホルダー64に設けられている。ホルダー64は、係合歯車63がキャリッジ16側に設けられる伝達機構33を構成する第2伝達歯車35に接触しない第1状態(図10の上図)と、係合歯車63が第2伝達歯車35に接触する前記第2状態(図10の下図)の間で変位可能に構成されている。
本実施例においても、ギア機構部61は、不図示の付勢部材により前記第1状態側に向けて付勢されている。
ギア機構部61は、図10に示すように、下部ハウジング8の右側壁8aの内側に取り付けられるホルダー64に設けられている。ホルダー64は、係合歯車63がキャリッジ16側に設けられる伝達機構33を構成する第2伝達歯車35に接触しない第1状態(図10の上図)と、係合歯車63が第2伝達歯車35に接触する前記第2状態(図10の下図)の間で変位可能に構成されている。
本実施例においても、ギア機構部61は、不図示の付勢部材により前記第1状態側に向けて付勢されている。
また、本実施例において、解除手段60は図11において点線で示す上部ハウジング9(図2も参照)により隠れている。解除手段60は上部ハウジング9とキャリッジ16の間の隙間から手を入れて操作することができる。
尚、上部ハウジング9の上面或いは下部ハウジング8の側面に、解除手段60へのアクセス用の開口部を設けることもできる。前記開口部は、開閉可能な開口カバーや蓋体等により覆われていることが望ましい。
尚、上部ハウジング9の上面或いは下部ハウジング8の側面に、解除手段60へのアクセス用の開口部を設けることもできる。前記開口部は、開閉可能な開口カバーや蓋体等により覆われていることが望ましい。
下部ハウジング8の内側に設ける解除手段は、実施例2のような「棒状部材」としての操作ピンを備える構成とすることも勿論可能である。
その他、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
その他、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…プリンター(記録装置)、2…プリンターユニット、3…スキャナーユニット、
4…排出口、5…排紙トレイ、6…操作パネル、7…装置本体、
8…下部ハウジング、9…上部ハウジング、10…記録ヘッド、11…用紙トレイ、
12…給送ローラー、13…中間ローラー、14…搬送駆動ローラー、
15…搬送従動ローラー、16…キャリッジ、17…排出駆動ローラー、
18…排出従動ローラー、19…インクカートリッジ、20…メインフレーム、
22…記録領域、23…ホームポジション(待機位置)、
30…ロック機構部、31…規制部材、31a…凸部、32…モーター(駆動源)、
32a…回動軸、33…伝達機構、34…第1伝達歯車、35…第2伝達歯車、
36…第3伝達歯車、37…第4伝達歯車、38…第5伝達歯車、
39…第6伝達歯車、40…解除手段、41…ギア機構部、42…操作歯車、
43…係合歯車、44…ホルダー、45…付勢手段、50…解除手段、51…操作ピン、
51a…上端部、51b…下端部、52…付勢手段、53…リブ、60…解除手段、
61…ギア機構部、62…操作歯車、63…係合歯車、64…ホルダー、
P1…用紙束、P…搬送経路
4…排出口、5…排紙トレイ、6…操作パネル、7…装置本体、
8…下部ハウジング、9…上部ハウジング、10…記録ヘッド、11…用紙トレイ、
12…給送ローラー、13…中間ローラー、14…搬送駆動ローラー、
15…搬送従動ローラー、16…キャリッジ、17…排出駆動ローラー、
18…排出従動ローラー、19…インクカートリッジ、20…メインフレーム、
22…記録領域、23…ホームポジション(待機位置)、
30…ロック機構部、31…規制部材、31a…凸部、32…モーター(駆動源)、
32a…回動軸、33…伝達機構、34…第1伝達歯車、35…第2伝達歯車、
36…第3伝達歯車、37…第4伝達歯車、38…第5伝達歯車、
39…第6伝達歯車、40…解除手段、41…ギア機構部、42…操作歯車、
43…係合歯車、44…ホルダー、45…付勢手段、50…解除手段、51…操作ピン、
51a…上端部、51b…下端部、52…付勢手段、53…リブ、60…解除手段、
61…ギア機構部、62…操作歯車、63…係合歯車、64…ホルダー、
P1…用紙束、P…搬送経路
Claims (7)
- 搬送される媒体に記録を行う記録ヘッドと、 前記記録ヘッドを保持し、前記媒体の搬送方向と交差する方向に往復移動するキャリッジと、 前記記録ヘッドによる記録領域から外れた待機位置に位置する前記キャリッジに対し、前記待機位置からの移動を規制する規制状態と、前記規制状態を解除した解除状態と、を切り換え可能なロック機構部と、 前記ロック機構部を動作させる駆動源と、 前記駆動源の動力を前記ロック機構部に伝達する伝達機構と、 前記伝達機構を構成する少なくとも一つの伝達歯車に接触しない第1状態と、前記伝達歯車に接触する第2状態と、を切り換え可能であり、前記第2状態において前記伝達歯車を回転させることで前記ロック機構部の前記規制状態から前記解除状態への切り換え操作が可能な解除手段と、を備えることを特徴とする記録装置。
- 請求項1に記載の記録装置において、前記解除手段を前記第1状態側に付勢する付勢手段を備えている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記解除手段は、前記キャリッジに設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記解除手段は、少なくとも前記第2状態において前記伝達歯車と係合する係合歯車を備えて構成されるギア機構部を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記解除手段は、前記伝達歯車に設けられる被押圧部を押して、当該伝達歯車を回転させ得る棒状部材を備えて成る、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項4に記載の記録装置において、前記ギア機構部は、前記係合歯車を介して前記伝達歯車を回転させる際の歯車比が減速側に設定されている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、前記棒状部材は、前記被押圧部に接触する一方側端部よりも、他方側端部が太く形成されている、
ことを特徴とする記録装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016129809A JP2018001529A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 記録装置 |
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