JP2018001262A - 管台の溶接方法、管台の検査方法及び管台の製造方法 - Google Patents

管台の溶接方法、管台の検査方法及び管台の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】管台の溶接による母材への影響を抑制しつつ、検査を適切に行うことができる管台の溶接方法等を提供する。【解決手段】母材1に管台10を溶接する管台10の溶接方法において、第1検査の検査対象となる成形部を、母材1の表面から突出させて成形する成形工程と、成形部を、管台10の土台5として加工する土台加工工程S4と、土台5と管台10の基材となる管台基材22とを溶接して、第2検査の検査対象となる管台溶接部15を形成する基材溶接工程S6と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、管台の溶接方法、管台の検査方法及び管台の製造方法に関するものである。
従来、管台の溶接方法として、管本体と管台とを自動溶接する管台自動溶接方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この管台自動溶接方法において、管本体には、突き合わせ溶接用の開先が形成されている。管台は、突出した円筒形の頭部と、頭部の下端に続く溶着部とが一体となっており、溶着部の外周には、管本体の開先に対向するように、突き合わせ溶接用の開先が形成されている。そして、管本体の開先と管台の溶着部の開先との間に形成される開先に対して、自動溶接が行われる。これにより、自動溶接により溶接された溶接部は、放射線透過試験及び超音波探傷試験等の体積検査を適用可能なものとなる。
特開平11−320092号公報
しかしながら、特許文献1では、母材である管本体に対して、管台の溶着部を対向させるために、大きな開口の開先を形成する必要がある。この場合、溶接部が形成される領域が大きくなることで、溶接部の検査対象領域も大きくなってしまう。溶接部の検査要求は、検査対象領域の大きさが大きくなるにつれて、厳しいものとなり、溶接部の検査対象領域が大きくなってしまうと、検査コストが増大する可能性がある。特に、管台の頭部を隣接して複数並べて設ける場合には、複数の頭部に連なる溶着部が大きくなるため、検査コストが増大し易いものとなる。
そこで、本発明は、管台の溶接による母材への影響を抑制しつつ、検査を適切に行うことができる管台の溶接方法、管台の検査方法及び管台の製造方法を提供することを課題とする。
本発明の管台の溶接方法は、母材に管台を溶接する管台の溶接方法において、第1検査の検査対象となる成形部を、前記母材の表面から突出させて成形する成形工程と、前記成形部を、前記管台の土台として加工する土台加工工程と、前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して、第2検査の検査対象となる管台溶接部を形成する基材溶接工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、成形工程において、成形部を、第1検査に適した所定の形状に成形することで、第1検査において、成形部に含まれる土台を適切に検査することができる。なお、第1検査は、例えば、体積検査であり、第1検査では、少なくとも土台の検査を行えばよく、成形部全体の検査が行われなくてもよい。これは、土台以外の部分となる成形部は、土台加工工程において除去されるからである。また、管台溶接部は、母材の表面から突出した位置(離れた位置)に形成されることから、体積検査等の第2検査が容易となり、管台溶接部を適切に検査することができる。以上から、管台の溶接による母材への影響を抑制しつつ、第1検査及び第2検査を適切に行うことができる。なお、管台基材は、管台の元となる基材であってもよいし、管台そのものであってもよく、特に限定されない。また、母材は、配管であってもよいし、板材であってもよいし、容器であってもよく、特に限定されない。
また、前記成形部は、前記第1検査が行われる被検査面を有しており、前記被検査面は、前記母材の表面から前記成形部が突出する突出方向に直交する直交面と平行となる平坦面を含んでいることが好ましい。
この構成によれば、被検査面を平坦面とすることで、第1検査が容易となるため、成形部をより適切に検査することができる。
また、前記成形部は、前記母材の表面から突出する突出方向を軸方向とする形状に成形されていることが好ましい。
この構成によれば、成形部を、第1検査に適した簡易な形状にすることができる。また、簡易な形状であることから、成形部を容易に成形することが可能となる。なお、成形部の形状としては、円柱形状等の柱形状がある。
また、前記成形工程は、前記母材に肉盛溶接をして前記成形部を成形する肉盛溶接成形工程であることが好ましい。
この構成によれば、母材に肉盛溶接をすることで、母材に成形部を適切に成形することができる。
また、前記成形工程は、前記母材と前記成形部とを一体に鍛造する鍛造成形工程であることが好ましい。
この構成によれば、母材と成形部とを鍛造により一体に成形することで、母材に成形部を適切に成形することができる。
また、前記土台は、前記母材の表面から突出する突出方向の先端側の端面を有しており、前記管台基材は、前記土台の端面と同じ外形を有する形状となっており、前記基材溶接工程では、前記土台の端面と、前記管台基材の外形とを合わせて溶接することが好ましい。
この構成によれば、土台の外周面の高さと、管台基材の外周面の高さとを、同じ高さとすることができる。このため、第2検査において、例えば、放射線透過検査及び超音波探傷検査の両方を行う場合、土台と管台基材との間に形成される管台溶接部を、これらの検査に適した形状とすることができる。具体的に、土台の端面の形状としては、例えば、円形形状であり、土台の端面と同じ外形を有する管台基材の形状としては、例えば、土台の端面と同じ直径となる円柱形状である。そして、土台の中心と、管台基材の中心とを重ね合わせることで、中心に直交する径方向において、土台の外周面の高さと、管台基材の外周面の高さとを、同じ高さとすることができる。
また、前記基材溶接工程の後、前記第2検査が行われる前に、前記母材から前記土台及び前記管台溶接部を経て前記管台基材に至る内部流路を形成する流路形成工程を、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、第2検査が行われる前に、内部流路を形成することができるため、第2検査を行う必要がない管台溶接部の内部流路が位置する部位を事前に除去することができる。また、内部流路を利用して、第2検査を行うことが可能となるため、検査性を高めることができる。つまり、内部流路の流路径は、第2検査を行うことが可能な流路径とすることが好ましく、例えば、15mm程度となっている。
また、前記基材溶接工程の後、前記土台、前記管台溶接部及び前記管台基材を、予め設計された設計形状となる前記土台、前記管台溶接部及び前記管台に加工する設計形状加工工程を、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、設計形状加工工程において、第1検査及び第2検査が行われた後の土台、管台溶接部及び管台基材を、最終的な形状となる土台、管台溶接部及び管台に加工することができる。
本発明の管台の検査方法は、管台の母材への溶接時に行われる管台の検査方法であって、前記母材の表面から突出させて成形された成形部を検査する第1検査工程と、前記成形部が、前記管台の土台として加工され、加工された前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して形成された管台溶接部を検査する第2検査工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の管台の製造方法は、母材に管台を溶接することで、前記母材に接合された前記管台を製造する管台の製造方法において、前記母材の表面から突出させて成形部を成形する成形工程と、前記成形部を検査する第1検査工程と、前記成形部を、前記管台の土台として加工する土台加工工程と、前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して、前記土台と前記管台基材との間に管台溶接部を形成する基材溶接工程と、前記管台溶接部を検査する第2検査工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1検査工程において、第1検査に適した所定の形状となる成形部に含まれる土台を適切に検査することができ、また、第2検査工程において、母材の表面から突出した位置に形成される管台溶接部を適切に検査することができる。このため、土台及び管台溶接部に発生する内部欠陥等の不良を適切に見つけることができる。
図1は、実施形態1に係る母材及び管台の設計形状を示す断面図である。 図2は、実施形態1に係る母材及び管台の第1検査形状を示す断面図である。 図3は、実施形態1に係る母材及び管台の第2検査形状を示す断面図である。 図4は、実施形態1に係る管台の溶接方法及び管台の検査方法に関する一例の説明図である。 図5は、実施形態1に係る管台の溶接方法及び管台の検査方法に関する一例の説明図である。 図6は、実施形態2に係る管台の溶接方法及び管台の検査方法に関する一例の説明図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る母材及び管台の設計形状を示す断面図である。図2は、実施形態1に係る母材及び管台の第1検査形状を示す断面図である。図3は、実施形態1に係る母材及び管台の第2検査形状を示す断面図である。図4及び図5は、実施形態1に係る管台の溶接方法及び管台の検査方法に関する一例の説明図である。
図1に示す管台10は、予め設計された設計形状となる管台であり、最終的に得られる管台10の形状となっている。管台10は、母材1上に成形される土台5に溶接されることで、母材1に管台10が取り付けられている。この管台10は、例えば、高温高圧の流体が流れるプラントに設けられており、プラントとしては、火力発電プラントまたは原子力発電プラント等がある。
母材1は、例えば、内部に流体が流通する容器または母管であり、軸方向に長い円筒部を有している。このため、母材1は、その外周面が、所定の曲率半径となる曲面となっている。なお、母材1は、円筒部を有する容器または母管に、特に限定されず、板状のものであってもよい。
土台5は、母材1の外周面から径方向外側に突出する部位となっている。この土台5は、母材1に対して肉盛溶接されたり、または、母材1と一体に鍛造されたりすることで、成形されている。具体的に、土台5は、加工前の状態である図2に示す成形部20から、機械加工によって余分な部位を除去することによって成形されている。なお、成形部20については後述する。この土台5は、円筒形状に形成されており、その中心軸Iの軸方向が母材1の外周面の法線方向となっている。つまり、土台5は、母材1の外周面から突出する突出方向が、土台5の中心軸Iに重なる母材1の外周面の法線方向となっている。土台5は、軸方向に直交する面で切った断面形状が、円形形状(円環形状)となっており、後述する管台10の外径に比して、その外径が太いものとなっている。また、土台5には、突出方向の先端側から基端側(母材1側)へ向かって所定の曲面となるコーナ部が形成されている。
管台10は、中心軸Iの軸方向に沿って延びる円筒形状に形成されており、土台5の中心軸Iと同軸上に配置されている。この管台10は、その外径が土台5に比して細いものとなっている。また、管台10は、土台5に溶接されており、土台5と管台10との間には、管台溶接部15が形成されている。管台溶接部15は、管台10から土台5へ向かって外径が太くなるテーパ形状に形成されている。この管台溶接部15は、検査対象となっており、検査としては、例えば、体積検査が行われる。なお、管台溶接部15に行われる検査を第2検査とする。
母材1から土台5及び管台溶接部15を経て管台10に至る内部には、内部流路16が形成されている。内部流路は、土台5及び管台10の中心軸Iに沿って真っ直ぐに形成されている。内部流路の流路径は、例えば、15mm程度となっており、後述する体積検査において利用可能な流路径となっている。
次に、図2を参照して、上記した成形部20について説明する。図2に示すように、母材1上に成形される成形部20は、図1に示す土台5を加工する前の状態のものである。成形部20は、母材1の外周面から径方向外側に突出する部位となっている。この成形部20は、検査対象となっており、検査としては、例えば、体積検査が行われる。なお、成形部20に行われる検査を第1検査とする。
成形部20は、第1検査を適切に行うことが可能な所定の検査形状となっている。つまり、成形部20は、第1検査が行われる被検査面を有しており、被検査面は、母材1の表面から成形部20が突出する突出方向(中心軸Iの軸方向)に直交する直交面と平行となる平坦面を含んでいる。具体的に、成形部20は、中心軸Iの軸方向に沿って延びる円柱形状に形成されており、軸方向の先端側に形成される平坦な円形状の端面と、中心軸Iを中心として周方向に形成される側面とを有している。そして、成形部20の端面及び側面が被検査面となっている。
この成形部20は、土台5よりも大きな塊として成形されていることから、成形部20の端面及び側面は、土台5の端面及び側面よりも外側に形成されている。また、成形部20は、土台5と同様に、母材1に対して肉盛溶接されたり、または、母材1と一体に鍛造されたりすることで、成形されている。
次に、図3を参照して、土台5に溶接される、管台10の基材となる管台基材22について説明する。図3に示すように、土台5上に接合される管台基材22は、図1に示す管台10を加工する前の状態のものである。図3に示す管台基材22は、内部流路16が形成されたものとなっており、内部流路16の加工前の形状は、図5に示すように、土台5の中心軸Iと同軸上に設けられる円柱形状に形成されている。また、管台基材22は、管台10よりも大きく形成され、土台5の端面における直径と同じ直径となる円柱形状となっている。そして、管台基材22は、軸方向の土台5側が、土台5側に向かって先細りとなるテーパ形状に形成されている。
管台基材22は、その中心軸Iと、土台5の中心軸Iとを重ね合わせて溶接され、溶接後の管台基材22の外周面と、土台5の外周面とは、同じ面となる。つまり、円柱形状となる溶接後の管台基材22及び土台5の母線は、直線となる。土台5と管台基材22との間に形成される管台溶接部15は、管台基材22から管台10に加工される前に、第2検査が行われる。これは、上記したように、溶接後の管台基材22及び土台5の母線を直線とすることで、第2検査を適切に行うためである。つまり、図3に示す管台溶接部15は、第2検査を適切に行うことが可能な検査形状となっている。
次に、図4及び図5を参照して、母材1に管台10を溶接する溶接方法を説明すると共に、管台10の母材1への溶接時に行われる検査方法を説明することで、母材1に接合された管台10を製造する製造方法として説明する。すなわち、管台10の製造方法は、管台10の溶接方法と、管台10の検査方法を含むものとなっている。なお、以下では、成形部20を母材1に肉盛溶接して成形する場合に適用して説明する。
図4に示すように、成形部20が成形される前の母材1は、その外周面が所定の曲率半径となっている(ステップS1)。この母材1に対して、円柱形状となる成形部20を肉盛溶接により成形する(ステップS2:肉盛溶接成形工程)。肉盛溶接成形工程S2では、成形部20の中心軸Iの軸方向が、母材1の外周面の法線方向となるように、成形部20が成形される。
肉盛溶接成形工程S2の後、成形部20に対して第1検査が行われる(ステップS3:第1検査工程)。第1検査工程S3では、第1検査として、成形部20に体積検査が行われる。体積検査は、放射線透過検査及び超音波探傷検査の少なくとも一方が行われる。体積検査は、成形部20から削り出される土台5において、内部欠陥が発生しているか否かを検査するものであり、土台5の全体積を検査する。第1検査工程S3では、放射線透過検査及び超音波探傷検査の一方が行われ、土台5に対して内部欠陥の発生の疑いがある場合、放射線透過検査及び超音波探傷検査の他方が行われる。なお、第1検査工程S3では、少なくとも土台5の体積検査が行われればよいため、成形部20全体の体積検査が行われなくてもよい。これは、土台5以外の部分となる成形部20は、後述する土台加工工程S4において除去されるからである。
第1検査工程S3の後、土台5が健全である場合、つまり、土台5の内部欠陥が確認されない場合、成形部20を、管台10の土台5として加工する(ステップS4:土台加工工程)。つまり、土台加工工程S4では、土台5以外の部分となる成形部20を削り取ることで、成形部20から土台5を削り出す。
続いて、図5に示すように、母材1に土台5が成形される(ステップS4)と、土台5の軸方向の端面と、管台基材22の軸方向のテーパ側の端部とを対向させ、土台5の中心軸Iと、管台基材22の中心軸Iとを重ね合わせて設置する(ステップS5)。これにより、土台5の円形の端面と、管台基材22の円形の外形とが合せられる。この後、土台5と管台基材22との間に形成される開先を溶接することで、管台溶接部15を形成する(ステップS6:基材溶接工程)。
基材溶接工程S6の後、母材1から土台5及び管台溶接部15を経て管台基材22に至る内部流路16を形成する(ステップS7:流路形成工程)。流路形成工程S7では、機械加工によって、内部流路16を中心軸Iに沿って貫通形成する。この流路形成工程S7により内部流路16を形成することで、管台溶接部15から、第2検査が不要な部分を除去することができ、また、内部流路16を利用して第2検査を行うことが可能となる。
流路形成工程S7の後、管台溶接部15に対して第2検査が行われる(ステップS8:第2検査工程)。第2検査工程S8では、第2検査として、管台溶接部15に対して第1検査と同様の体積検査が行われる。
第2検査工程S8の後、管台溶接部15が健全である場合、つまり、管台溶接部15の内部欠陥が確認されない場合、土台5、管台溶接部15及び管台基材22を、予め設計された図1に示す設計形状に加工する(ステップS9:設計形状加工工程)。つまり、設計形状加工工程S9では、第2検査工程S8後の土台5、管台溶接部15及び管台基材22を加工して、図1に示す土台5、管台溶接部15及び管台10に加工している。具体的に、設計形状加工工程S9では、機械加工によって管台基材22の軸方向の端部を切り落とし、また、機械加工によって管台基材22の外径が細くなるように管台基材22の外周面を削り取ることで、管台基材22から管台10に加工する。また、設計形状加工工程S9では、機械加工によって管台溶接部15を、管台10から土台5へ向かって外径が太くなるテーパ形状に加工する。そして、設計形状加工工程S9を行うことで、設計形状となる管台10が溶接された母材1が製造される。
以上のように、実施形態1によれば、肉盛溶接成形工程S2において、成形部20を、第1検査に適した検査形状に成形することができるため、第1検査工程S3において、成形部20に含まれる土台5を適切に検査することができる。また、管台溶接部15は、母材1の表面から突出した位置(離れた位置)に形成されることから、第2検査工程S8を行うことが容易となり、管台溶接部15を適切に検査することができる。以上から、管台10の溶接による母材1への影響を抑制しつつ、第1検査工程S3及び第2検査工程S8を適切に行うことができる。
また、実施形態1によれば、成形部20の被検査面である円形形状の端面を平坦面とすることで、第1検査工程S3を行うことが容易となるため、成形部20をより適切に検査することができる。
また、実施形態1によれば、成形部20の端面を円形形状とすることで、第1検査に適した簡易な形状にすることができる。また、簡易な形状であることから、成形部20を容易に成形することが可能となる。
また、実施形態1によれば、肉盛溶接成形工程S2において、母材1に肉盛溶接を行うことで、母材1に成形部20を適切に成形することができる。
また、実施形態1によれば、土台5の端面の外径と、管台基材22の外径とを同じ径とすることができるため、中心軸Iに直交する径方向において、土台5の外周面までの高さと、管台基材22の外周面までの高さとを、同じ高さとすることができる。このため、第2検査工程S8において、例えば、放射線透過検査及び超音波探傷検査の両方を行う場合、土台5と管台基材22との間に形成される管台溶接部15を、これらの検査に適した形状とすることができる。
また、実施形態1によれば、第2検査工程S8が行われる前に、流路形成工程S7を行って内部流路16を形成することができるため、第2検査を行う必要がない管台溶接部15の内部流路16が位置する部位を事前に除去することができる。また、内部流路16を利用して、第2検査を行うことが可能となるため、検査性を高めることができる。
また、実施形態1によれば、設計形状加工工程S9において、第1検査工程S3及び第2検査工程S8が行われた後の土台5、管台溶接部15及び管台基材22を、最終的な設計形状となる健全な土台5、管台溶接部15及び管台10に加工することができる。
また、実施形態1によれば、第1検査工程S3において、第1検査に適した検査形状となる成形部20に含まれる土台5を適切に検査することができ、また、第2検査工程S8において、母材1の表面から突出した位置に形成される管台溶接部15を適切に検査することができる。このため、土台5及び管台溶接部15に発生する内部欠陥等の不良を適切に見つけることができる。
なお、実施形態1では、肉盛溶接成形工程S2において成形部20を肉盛溶接成形したが、肉盛溶接成形工程S2に代えて、鍛造成形工程としてもよい。つまり、鍛造成形工程では、母材1と成形部20とを一体に鍛造成形する。そして、鍛造成形された母材1及び成形部20を、第1検査工程S3において検査する。
また、実施形態1では、第2検査工程S8を、流路形成工程S7の後に行ったが、流路形成工程S7の前、すなわち、図5のステップS6において行ってもよい。
また、実施形態1では、第2検査工程S8を、設計形状加工工程S9の前に行ったが、設計形状加工工程S9の後、すなわち、図5のステップS9において行ってもよい。
また、実施形態1では、成形部20の端面及び側面を、土台5の端面及び側面よりも外側に形成していたが、成形部20の端面及び側面と、土台5の端面及び側面とを同じ面としてもよい。
また、実施形態1では、管台基材22として、管台10よりも大きく形成した管台10の元となる基材を用いたが、管台10そのものを用いてもよく、特に限定されない。
[実施形態2]
次に、図6を参照して、実施形態2に係る管台10の溶接方法及び管台10の検査方法について説明する。なお、実施形態2では、重複した記載を避けるべく、実施形態1と異なる部分について説明し、実施形態1と同様の構成である部分については、同じ符号を付して説明する。図6は、実施形態2に係る管台の溶接方法及び管台の検査方法に関する一例の説明図である。
実施形態2の管台10の溶接方法及び管台10の検査方法を含む製造方法は、実施形態1で用いられる管台基材22に比して細い径となる管台基材31が用いられている。実施形態2で用いられる管台基材31は、管台10と同じ外径となる円柱形状に形成されており、実施形態1と同様に、土台5の端面と対向する土台5側の端部が、土台5側に向かって先細りとなるテーパ形状に形成されている。
このような管台基材31を用いる場合、管台10の製造方法において、図6に示すように、母材1に土台5が成形される(ステップS4)と、土台5の軸方向の端面と、管台基材31の軸方向のテーパ側の端部とを対向させ、土台5の中心軸Iと、管台基材31の中心軸Iとを重ね合わせて設置する(ステップS5a)。この後、土台5と管台基材31との間に形成される開先を溶接することで、管台溶接部32を形成する(ステップS6a:基材溶接工程)。管台溶接部32は、土台5と管台基材31との外径が異なることから、管台基材31から土台5へ向かって外径が太くなるように形成される。
基材溶接工程S6aの後、母材1から土台5及び管台溶接部32を経て管台基材31に至る内部流路16を形成する(ステップS7a:流路形成工程)。流路形成工程S7aの後、管台溶接部32に対して第2検査が行われる(ステップS8a:第2検査工程)。なお、第2検査工程S8aでは、管台溶接部32がテーパ形状となっていることから、体積検査として、放射線透過検査を行うことが好ましい。
以上のように、実施形態2によれば、実施形態1の管台基材22のように、実施形態2の管台基材31の加工を行う必要がないため、製造方法の簡素化を図ることができる。
1 母材
5 土台
10 管台
15 管台溶接部
16 内部流路
20 成形部
22 管台基材
31 管台基材(実施形態2)
32 管台溶接部(実施形態2)
I 中心軸

Claims (10)

  1. 母材に管台を溶接する管台の溶接方法において、
    第1検査の検査対象となる成形部を、前記母材の表面から突出させて成形する成形工程と、
    前記成形部を、前記管台の土台として加工する土台加工工程と、
    前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して、第2検査の検査対象となる管台溶接部を形成する基材溶接工程と、を備えることを特徴とする管台の溶接方法。
  2. 前記成形部は、前記第1検査が行われる被検査面を有しており、
    前記被検査面は、前記母材の表面から前記成形部が突出する突出方向に直交する直交面と平行となる平坦面を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の管台の溶接方法。
  3. 前記成形部は、前記母材の表面から突出する突出方向を軸方向とする形状に成形されていることを特徴とする請求項2に記載の管台の溶接方法。
  4. 前記成形工程は、前記母材に肉盛溶接をして前記成形部を成形する肉盛溶接成形工程であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の管台の溶接方法。
  5. 前記成形工程は、前記母材と前記成形部とを一体に鍛造する鍛造成形工程であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の管台の溶接方法。
  6. 前記土台は、前記母材の表面から突出する突出方向の先端側の端面を有しており、
    前記管台基材は、前記土台の端面と同じ外形を有する形状となっており、
    前記基材溶接工程では、前記土台の端面と、前記管台基材の外形とを合わせて溶接することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の管台の溶接方法。
  7. 前記基材溶接工程の後、前記第2検査が行われる前に、前記母材から前記土台及び前記管台溶接部を経て前記管台基材に至る内部流路を形成する流路形成工程を、さらに備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の管台の溶接方法。
  8. 前記基材溶接工程の後、前記土台、前記管台溶接部及び前記管台基材を、予め設計された設計形状となる前記土台、前記管台溶接部及び前記管台に加工する設計形状加工工程を、さらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の管台の溶接方法。
  9. 管台の母材への溶接時に行われる管台の検査方法であって、
    前記母材の表面から突出させて成形された成形部を検査する第1検査工程と、
    前記成形部が、前記管台の土台として加工され、加工された前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して形成された管台溶接部を検査する第2検査工程と、を備えることを特徴とする管台の検査方法。
  10. 母材に管台を溶接することで、前記母材に接合された前記管台を製造する管台の製造方法において、
    前記母材の表面から突出させて成形部を成形する成形工程と、
    前記成形部を検査する第1検査工程と、
    前記成形部を、前記管台の土台として加工する土台加工工程と、
    前記土台と前記管台の基材となる管台基材とを溶接して、前記土台と前記管台基材との間に管台溶接部を形成する基材溶接工程と、
    前記管台溶接部を検査する第2検査工程と、を備えることを特徴とする管台の製造方法。
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