JP2018000948A - 泡生成部、圧縮気体泡消火器及び圧縮気体泡消火システム - Google Patents

泡生成部、圧縮気体泡消火器及び圧縮気体泡消火システム Download PDF

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Abstract

【課題】大型の設備であるCAFSを、加圧式及び蓄圧式の泡消火器に具現化することを可能とする。【解決手段】本発明の泡生成部150は、容器(110)内に泡水溶液が充填された加圧式又は蓄圧式の泡消火器のサイフォン管(128)に設けられる部品であって、サイフォン管(128)に流入した泡水溶液が通過するように長手方向に貫通形成されたオリフィス部152と、容器内に開口する入口からオリフィス部152に連通するように貫通形成された高圧気体流入口154と、を含み、オリフィス部152を通過する泡水溶液に、高圧気体流入口154から流入した気体を接触させることによって、泡水溶液に泡を形成する。【選択図】図4

Description

本発明は、泡生成部、圧縮気体泡消火器(Compressed Gas Foam Extinguisher)及び圧縮気体泡消火システム(Compressed Gas Foam System)に関し、さらに詳細には、水と、泡原液と、加圧された気体とを混合させて稠密かつ均一な泡を生成させることができる泡生成部、圧縮気体泡消火器及び圧縮気体泡消火システムに関する。
一般的に、火災を防止又は抑制するために消火器が用いられる。このような消火器は、火災の初期段階で消火剤が有する冷却又は空気遮断等の効果を用いて消火を行う。
このとき、消火器は、消火薬剤の分類により、水消火器、酸アルカリ消火器、強化液消火器、泡消火器等のような液体系消火器と、ハロゲン化物消火器、二酸化炭素消火器、清浄消火薬剤消火器等のようなガス系消火器と、粉末消火器等のような固体系消火器とに分類される。
特に、粉末消火器は、加圧式消火器と蓄圧式消火器とに区分される。加圧式消火器とは、消火薬剤の放射源となる圧縮ガスを、消火薬剤が入った本体容器とは別の専用容器(圧力ボンベ)に封入して取り付け、圧力ボンベの封板を破壊する等の操作を通じて放射する消火器である。
蓄圧式消火器とは、消火薬剤の放射源となるガスを、消火薬剤と共に本体容器に蓄圧状態で封入した消火器である。蓄圧式消火器は、安全栓を除去した後、握り手部分を握ると、蓄圧状態のガスが薬剤を外に放射させる原理となっている。蓄圧式消火器は、握り手部分を握っているときのみに消火薬剤が放射されるので、操作が容易であるという長所がある。
さらに、消火器は、上述した泡消火器、粉末消火器、ハロゲン化物消火器、二酸化炭素消火器等の種類に細かく区分され、各状況に合わせて用いられる。
ここで、泡消火器は、さらに、化学泡消火器と機械泡消火器とに分類される。化学泡消火器は、炭酸水素ナトリウム(A剤)と硫酸アルミニウム(B剤)の反応によって発泡させる構成となっている。一方、機械泡消火器は、水と泡原液とが一定の割合で混合された泡水溶液を発泡させる構成になっている。現在は、機械泡消火器が主に用いられる。機械泡消火器は、吸入された気体によって発生させた泡を放射する。機械泡消火器における気体の吸入は、ベンチュリー効果によるものである。すなわち、機械泡消火器は、泡水溶液を放射させるときの流速(圧力低下)によって、外部の気体を吸入し、この気体を泡水溶液と混合させて発泡させる。泡水溶液と混合させる気体としては、空気又は不活性気体が用いられる。このような機械泡消火器では、吸入された気体によって、水と泡水溶液とが一定の割合で混合された微細な気泡の集合体が形成される。このような微細な気泡の集合体が、燃焼物の表面を覆って空気を遮断することにより窒息消火効果を奏すると共に、泡に含まれた水が部分的な冷却消火効果を奏する。
このような泡消火器に関する技術が、韓国登録実用新案第0401639号公報に提案されている。
以下、従来技術として、韓国登録実用新案第0401639号公報に開示された不燃性泡消火器について簡単に説明する。
図1は、韓国登録実用新案第0401639号公報(以下「従来技術」という)に開示された不燃性泡消火器を示す概略結合断面図である。図1において、従来技術の不燃性泡消火器は、主として、不燃性泡とその泡発射装置とが共に泡保管筒内に保管された構成となっている。
図1に示すように、従来技術の不燃性泡消火器は、下部の消火薬剤保管筒2と、上部の泡保管筒1とで構成されたことを特徴とする。消火薬剤保管筒2の胴体の内部には、消火薬剤27が保管され、消火薬剤噴出管4が結合される。消火薬剤保管筒2の胴体の外部には、消火薬剤27の噴出又は放射を制御する消火薬剤作動握り手部分兼レバー7が設けられている。一方、上部の泡保管筒1の胴体の内部には、不燃性泡30と、その発射装置とが内設され、消火薬剤保管筒2の消火薬剤噴出管4が延びて形成されている。上部の泡保管筒1の胴体の外部には、蓋18、19によって密閉される発射装置の作動を制御する泡作動握り手部分兼レバー5が設けられている。
韓国登録実用新案第0401639号公報
上述した従来技術に係る不燃性泡消火器は、消火薬剤が火災地点に放射されて一時的に火災を鎮圧することはできる。しかし、火災地点に外部の空気が供給され続けるため、火が消えたように見えても再び燃え上がってしまい、初期火災の鎮圧が極めて難しくなることが頻繁に発生した。
よって、初期火災時の発火地点を速やかに鎮圧するためには、発火地点に向けて消火薬剤を放射しなければならないことはもちろん、発火地点付近を外部空気と効果的に遮断して火災が広がらないようにできる装置が必要である。
本発明は、上記のような問題点を解決するために案出されたものであって、比較的に大型の設備又は装置であるCAFS(Compressed Air Foam System:圧縮空気泡消火システム)を、加圧式及び蓄圧式の消火器に具現化することを可能とし、水と気体(好ましくは、不活性気体)と泡原液とを混合して、水の表面張力の低下を誘導し、燃焼物側への浸透促進を通じてより速くかつ容易な消火を誘導して、水分の表面積を大きく確保し、気化熱を有効に利用して冷却できる高性能かつ一体型の圧縮気体泡消火器を提供することを目的とする。
なお、本願の優先日より前に、比較的に大型の設備又は装置であるCAFS(圧縮空気泡消火システム)は存在していたが、本発明の泡生成部を備えた圧縮気体泡消火器(Compressed Gas Foam Extinguisher)及び圧縮気体泡消火システム(Compressed Gas Foam System)は存在していなかった。したがって、「圧縮気体泡消火器」、「CGFE」及び「CGaFE」の用語は、本出願人の案出した造語である。「圧縮気体泡消火システム」、「CGFS」及び「CGaFS」の用語も、本出願人の案出した造語である。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の泡生成部は、容器内に泡水溶液が充填された加圧式又は蓄圧式の泡消火器のサイフォン管に設けられる部品又は構造であって、前記サイフォン管に流入した前記泡水溶液が通過するように長手方向に貫通形成されたオリフィス部と、前記容器内に開口する入口から前記オリフィス部に連通するように貫通形成された高圧気体流入口と、を含み、前記オリフィス部を通過する前記泡水溶液に、前記高圧気体流入口から流入した気体を接触させることによって、前記泡水溶液に泡を形成する構成としてある。
(2)好ましくは、上記(1)の泡生成部において、前記高圧気体流入口が、下方の前記入口から上方に向かって傾斜するように貫通形成された構成としてもよい。
(3)好ましくは、上記(2)の泡生成部において、前記高圧気体流入口の傾斜角が、前記オリフィス部の長手方向の中心軸に対して90°以上170°以内である構成にしてもよい。
(4)好ましくは、上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の泡生成部において、前記オリフィス部の直径d1が3〜4.5mmであり、前記高圧気体流入口の直径d2が1.5〜3.0mmである構成にしてもよい。
(5)好ましくは、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の泡生成部において、前記サイフォン管に着脱可能に設けられる部品である構成にしてもよい。
(6)上記の目的を達成するために、本発明の圧縮気体泡消火器は、前記容器内に、前記泡水溶液と、前記サイフォン管と、圧縮された状態で気体が貯蔵されたカートリッジとが収容され、前記サイフォン管には、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の前記泡生成部が設けられた構成としてある。
(7)上記の目的を達成するために、本発明の圧縮気体泡消火器は、前記容器内に、前記泡水溶液と、前記サイフォン管と、前記気体としての不活性気体とが収容され、前記不活性気体は、所定の充填圧力で圧縮され、前記サイフォン管には、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の前記泡生成部が設けられ、前記泡生成部を基準として、上側に前記不活性気体が充填され、下側に前記泡水溶液が充填された構成としてある。
(8)上記の目的を達成するために、本発明の圧縮気体泡消火器は、内部に水が充填された容器内に、圧縮された状態で気体が貯蔵されたカートリッジと、泡原液が貯蔵された泡原液貯蔵部と、前記水と前記泡原液とが混合された泡水溶液が流入するサイフォン管と、が収容され、前記カートリッジから前記泡原液貯蔵部の内部に前記気体が流入するように構成され、前記泡原液貯蔵部の底部が、その内部からの圧力を受けて外れるように構成される。
(9)好ましくは、上記(6)〜(8)のいずれか1つに記載の圧縮気体泡消火器において、前記サイフォン管の下端に、少なくとも円錐形状の内面を有するガイドを設けた構成にしてもよい。
(10)上記の目的を達成するために、本発明の圧縮気体泡消火システムは、上記(6)〜(9)のいずれか1つに記載の圧縮気体泡消火器と、前記圧縮気体泡消火器に設けられたバルブと、前記バルブの出口に接続された配管と、前記配管に接続されたノズルと、火災の発生を検出する火災感知器と、前記火災感知器の検出結果に基づいて信号を送信する制御部と、前記制御部からの信号に基づいて前記バルブを開状態にさせる起動装置と、を含む構成としてある。
本発明によると、水と不活性気体と泡とを混合して水の表面張力の低下を誘導し、燃焼物側への浸透促進を通じてより速くかつ容易な消火を誘導して、水分の表面積を大きく確保し、気化熱を有効に利用して冷却するようにすることによって、すなわち、圧縮気体泡の具現を通じて球状の気泡を圧縮して平らな平面の多面体に変化させることによって、気泡を天井と垂直面に簡単に付着させるようにするので、圧縮気体泡の付着性も向上し、かつ膨張比及び放射距離の増大による消火効率を最大化させることができるという効果がある。
また、本発明は、泡生成部がサイフォン管に着脱式で備えられるため、従来の消火器にも適用可能であるという効果がある。
また、本発明は、加圧式及び蓄圧式消火器のいずれにも適用可能であるという効果がある。
従来技術に係る不燃性泡消火器を示す概略結合断面図である。 本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。 第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器において、サイフォン管の途中に泡生成部が固定される構成を示す分解図である。 第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器の泡生成部を示す断面図である。 第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器において、高圧気体流入口の直径と泡密度との関係を示す写真であり、同図(a)は直径1.5mm、同図(b)は2.0mm、同図(c)は直径3.0mmの場合をそれぞれ示す。 第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器において、高圧気体流入口の直径と膨張比との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器において、高圧気体流入口の直径と放射距離との関係を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る圧縮気体泡消火システムを示す概略図である。
以下、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明は、種々の異なる形態で具現されてもよく、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。明細書の全体を通じて類似した部分に対しては、同じ図面符号を付与している。
<圧縮気体泡消火器の第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器の構成を、添付の図2〜図7を参照して説明する。
図2は、本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。図2において、本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器100は、容器110、キャップ120、レバー130及びカートリッジ140を含む加圧式消火器に対する改良であって、新規な泡生成部150により、火災の表面に放射される「泡」を生成する。本明細書において、「泡」の用語は、「フォーム(foam)」又は「圧縮気体泡」と説明されてもよい。ここで、レバー130は、手で握ると泡を放射させる起動装置である。
容器110は、アルミニウム、アルミニウム合金等で成形され、内部に消火薬剤である水と泡原液とが混合された泡水溶液が充填される。また、容器110の材質は鉄、ステンレス、樹脂、ガラス繊維強化樹脂、など適宜選択しても良い。
一方、図面には示していないが、容器110には、内部の過度な圧力上昇を防止するために設けられる安全弁と、泡水溶液の使用量を確認するために設けられるレベルゲージと、泡水溶液を充填及びドレインするために設けられる充填バルブ等とを含んでいてもよい。
キャップ120は、容器110の上端入口をネジ締結により密閉させる。このキャップ120には、排出口122、取付金具124、排出ホース126及びノズル126aが設けられる。
排出口122は、容器110の内部に貯蔵された泡水溶液と、後述するカートリッジ140の加圧気体とが混合されて外部に排出される通路である。
取付金具124は、排出口122の下端に備えられ、後述するカートリッジ140の上端とネジで締結されるように備えられる。
排出ホース126は、排出口122の端部と連結され、火災が起きたところに方向移動自在に泡を放射させることができる。
ノズル126aは、排出ホース126の端部に連結され、後述する泡生成部150で生成された泡が崩壊されずに放射されるようにする。
サイフォン管(流入管)128は、排出口122から分岐されたラインに連結され、レバー130の把持時に容器110の内部の泡水溶液が排出口122から排出される。
図3は、サイフォン管128の途中に、後述する泡生成部150が固定される構成を示す分解図である。図3に示すように、サイフォン管128は、2つに分割されており、2つに分割されたサイフォン管128の間に、後述する泡生成部150の上下面が連結される。泡生成部150は、着脱可能にサイフォン管128に連結されてもよい。
さらに、サイフォン管128は、図2に示す排出口122と反対端の流入口に、泡水溶液と高圧気体とが混合された消火薬剤の供給を円滑にするための円錐形状のガイド128aが備えられている。なお、図2に示すガイド128aの内外面は、いずれも円錐形状となっているが、少なくとも内面が円錐形状となっていればよい。
図2において、レバー130は、キャップ120の上面に備えられ、手で握ると、サイフォン管128に通じる排出ホース126が開放され、放すと排出ホース126が閉鎖されるようにする。
カートリッジ140は、キャップ120の取付金具124に連結され、内部に空気、窒素又は二酸化炭素のような不活性気体等の気体が、圧縮された状態で貯蔵されている。カートリッジ140は、レバー130が握られることにより、高圧の気体を容器110内に噴出させ(図2中の白抜き矢印を参照)、容器110内を高圧にする。このときの圧力によって、容器110内に充填された泡水溶液が、ガイド128からサイフォン管128に流入し、泡生成部150のオリフィス部152を通過して、排出口122に押し出される。ここで、泡水溶液がオリフィス部152を高速で通過するときの圧力低下により、容器110内に噴出された高圧の気体が、後述する泡生成部150の高圧気体流入口154(図4参照)に流入される。
図4は、泡生成部150を示す断面図である。図4において、泡生成部(Foam Generator)150は、2つに分割されたサイフォン管128の間に直立した状態で取り付けられる。泡生成部150は、容器110の内部に充填された泡水溶液をカートリッジ140の加圧された気体と混合させて均一な泡を形成する。泡生成部150は、オリフィス部152及び高圧気体流入口154を含む。泡生成部150の長手方向は、サイフォン管128と同軸上にあることが好ましい。
オリフィス部152は、泡生成部150の内部に長手方向に貫通形成されており、ここを通過する泡水溶液を高速で噴出させる。
高圧気体流入口154は、容器110内で開口し、オリフィス部152の対向する両端に傾斜するように貫通形成される。高圧気体流入口154は、カートリッジ140から容器110内に噴出された高圧の気体を、オリフィス部152に流入させる。これにより、オリフィス部152を通過する泡水溶液に均一な泡が形成される。
すなわち、泡水溶液は、オリフィス部152を高速で通過し、オリフィス部152内の圧力を低下させる。これにより、カートリッジ140から容器110内に噴出された高圧の気体が、高圧気体流入口154からオリフィス部152に流入する。オリフィス部152に流入した高圧の気体が泡水溶液と接触することで、泡水溶液に均一な泡が生成される。
ここで、図4に示すオリフィス部152の直径d1は、3〜4.5mmであることが好ましく、高圧気体流入口154の直径d2は、1.5〜3.0mmであることが好ましい。
一方、図5(a)〜(c)は、第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器における、高圧気体流入口154の直径d2と泡密度との関係を示す写真である。オリフィス部152の直径d1=4.0mmとしたとき、図5(a)は、高圧気体流入口154の直径d2=1.5mmである場合を示す。図5(b)は、高圧気体流入口154の直径d2=2.0mmである場合を示す。図5(c)は、高圧気体流入口154の直径d2=3.0mmである場合を示す。高圧気体流入口154のそれぞれの直径d2と泡密度との関係は、下記のとおりである。
まず、図5(a)〜(c)において、高圧気体流入口154の直径d2が大きいほど、泡が良好に生成されるが、3.0mm以上の条件では大差なく、付着力も3.0mmである条件でより良好であることが分かる。
そして、図6は、第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器における、高圧気体流入口154の直径d2(Hole size (mm))と、膨張比(Expansion ratio)との関係を示すグラフである。図6に示すように、オリフィス部152の直径d1を4.0mmとしたとき、高圧気体流入口154の直径d2と膨張比との関係は、高圧気体流入口154の直径d2が2.0mmである場合と3.0mmである場合とに、膨張比が最大値を示している。
また、図7は、本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器において、高圧気体流入口の直径d2(Hole size (mm))と、放射距離(Distance (m))との関係を示すグラフである。図7に示すように、オリフィス部152の直径d1を4.0mmとしたとき、高圧気体流入口154の直径d2と放射距離との関係は、高圧気体流入口154の直径d2が1.5mmである場合の放射距離が、2.0mmである場合及び3.0mmである場合の放射距離よりも多少長い、7mを超えることが分かる。
本発明の第1実施形態に係る圧縮気体泡消火器100では、火災を鎮圧する場合に、ユーザがレバー130を手で握ると、カートリッジ140から容器110内に高圧の気体が噴出される。これにより、容器110内が高圧となり、容器110内に充填された泡水溶液が、ガイド128からサイフォン管128に流入し、泡生成部150のオリフィス部152を高速で通過する。これにより、容器110内に噴出された高圧の気体が、高圧気体流入口154からオリフィス部152に流入する。高圧の気体、すなわち、空気、窒素又は二酸化炭素のような不活性気体等が泡水溶液と接触することで、泡水溶液に均一な泡を形成される。その後、泡生成部150で形成された均一な泡は、排出口122及び排出ホース126を経て、最終的にノズル126aから火災地点に放射される。
<圧縮気体泡消火器の第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器の構成を、添付の図8を参照して説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。
図8において、本発明の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器200は、容器210、キャップ220、レバー230及びカートリッジ240を含む加圧式消火器に対する改良であり、新規な泡原液貯蔵部250に特徴がある。容器210、キャップ220、レバー230及びカートリッジ240は、上記の第1実施形態のものと同じ構造と機能を有するので、詳細な説明は省略する。第1実施形態と同様に、レバー230は、手で握ると泡を放射させる起動装置である。
泡原液貯蔵部250は、貯蔵部連結管254によってキャップ220の排出口222に連結される。泡原液貯蔵部250の内部には、泡原液が貯蔵される。さらに、泡原液貯蔵部250の底部252は、内部から圧力を受けて外れる構成となっている。一方、容器210の内部には、泡原液と混合させるための水が貯蔵される。
なお、図8において、符号224は取付金具であり、226は排出ホースであり、226aはノズルであり、228aは水の供給を円滑に行うための円錐形状のガイドである。なお、図8に示すガイド228aの内外面は、いずれも円錐形状となっているが、少なくとも内面が円錐形状となっていればよい。
本発明の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器200では、火災を鎮圧する場合に、ユーザがレバー230を手で握ると、貯蔵部連結管254を通じて、カートリッジ240から高圧の空気、窒素又は二酸化炭素のような不活性気体等が泡原液貯蔵部250の内部に流入される。この高圧の気体の圧力により、泡原液貯蔵部250の底部252が外れ、容器210内において、泡原液と水とが混合された泡水溶液が形成される。この泡水溶液が、貯蔵部連結管254の内部から容器210内に流入した高圧の気体と接触することで、泡水溶液に均一な泡が形成される。均一な泡が形成された泡水溶液は、容器210内の高圧によって、ガイド228aからサイフォン管228に流入し、排出口222及び排出ホース226を経て、最終的にノズル226aから火災地点に放射される。
このように、上記の第2実施形態に係る圧縮気体泡消火器200によれば、高圧の気体の圧力によって開放される泡原液貯蔵部250を容器210内に備えることで均一な泡を形成することが可能となり、消火器の内部形状を単純化することができる。
<圧縮気体泡消火器の第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器の構成を、添付の図9を参照して説明する。図9は、本発明の第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器を示す断面図である。
図9において、本発明の第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器300は、容器310、キャップ320及びレバー330を含む蓄圧式消火器に対する改良であり、カートリッジと泡原液貯蔵部が省略される点で、上記の第1及び第2実施形態とは異なる。第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器300は、泡生成部350を基準として、上側には不活性気体(COやN)が充填され、下側には水と泡原液とが混合された泡水溶液が充填された構成となっている。泡生成部350には、第1実施形態と同様の高圧気体流入口及びオリフィス部が設けられている(図4参照)。ここで、第1及び第2実施形態と同様に、レバー330は手で握ると泡を放射させる起動装置である。
容器310の充填圧力は、7〜9.8bar(0.7〜0.98MPa)で不活性気体を圧縮することが好ましい。なお、図9において、符号324は取付金具であり、328aは消火薬剤の供給を円滑に行うための円錐形状のガイドである。取付金具324は、カートリッジを取り付けるためのものである。本実施形態では、カートリッジが省略されるので、取付金具324は使用していない。
本発明の第3実施形態に係る圧縮気体泡消火器300では、火災を鎮圧する場合、ユーザが手でレバー330を握ると、サイフォン管328と排出ホース326の間に設けられた開放弁が開放される。これにより、泡生成部350よりも下側の泡水溶液が、ガイド328aからサイフォン管328に流入し、泡生成部350のオリフィス部を高速で通過する。これにより、泡生成部350よりも上側の高圧の不活性気体が、泡生成部350の高圧気体流入口に流入する。高圧の不活性気体が泡水溶液と接触することで、泡水溶液に均一な泡が形成される。その後、均一な泡が形成された泡水溶液は、排出口322及び排出ホース326を経て、最終的にノズル326aから火災地点に放射される。
<圧縮気体泡消火システムの実施形態>
次に、本発明の一実施形態に係る圧縮気体泡消火システムの構成を、添付の図10を参照して説明する。図10は、本発明の圧縮気体泡消火器を備えた圧縮気体泡消火システムの一実施形態を示す概略図である。本実施形態の圧縮気体泡消火システム400は、厨房設備を監視し、火災が発生した場合は、均一な泡が形成された泡水溶液を自動的に放射する構成となっている。
圧縮気体泡消火システム400は、図10に示す厨房の壁面及び天井に設置される。圧縮気体泡消火システム400は、第1及び第2火災感知器411、412と、制御部420と、起動装置430と、上述した第1〜第3実施形態の圧縮気体泡消火器100〜300のいずれかを1種と、配管450と、ノズル460と、手動起動ボタン470とを含む。制御部420と圧縮気体泡消火器100〜300とは、厨房の壁面に設置された格納箱の中に収納されている。圧縮気体泡消火器100〜300には、起動装置430によって開状態にされるバルブ440が設けられている。
第1及び第2火災感知器411、412は、厨房設備であるガステーブル500の上方に設置されている。ガステーブル500は、例えば、第1及び第2コンロ501、502を備える。第1火災感知器411は、第1コンロ501周辺の温度を監視し、火災の発生を検出する。第2火災感知器412は、第2コンロ502周辺の温度を監視し、火災の発生を検出する。
制御部420は、第1及び第2火災感知器411、412、起動装置430及び手動起動ボタン470に、有線又は無線によって通信可能に接続されている。図10中の点線は、制御部420が送受信する信号の通信経路を示す。起動装置430は、制御部420からの信号に基づいて、バルブ440を開状態にさせる。配管450の一端は、バルブ440の出口に機械的に接続されている。一方、配管450の他端は、ノズル460に接続されている。ノズル460は、ガステーブル500の上方に配設されている。ノズル460は、第1及び第2コンロ501、502の両方を含む放射範囲を有する。
次に、本実施形態の圧縮気体泡消火システム400の動作について説明する。第1又は第2コンロ501、502のいずれかに、火災の原因となる異常が発生した場合は、第1又は第2コンロ501、502の周辺温度が異常に上昇する。異常な温度上昇は、第1及び第2火災感知器411、412の少なくとも一方により検出される。第1又は第2火災感知器411、412は、制御部420に信号を送信する。制御部420は、第1又は第2火災感知器411、412からの信号を受信すると、起動装置430に信号を送信する。起動装置430は、制御部420からの信号を受信して動作し、圧縮気体泡消火器100〜300のバルブ440を開状態にさせる。これにより、圧縮気体泡消火器100〜300が、泡水溶液に高圧の気体を接触させて、均一な泡を形成する。圧縮気体泡消火器100〜300によって形成された均一な泡は、その後、バルブ440から配管450を経て、最終的にノズル460から放射され、第1又は第2コンロ501、502で発生した火災が鎮圧される。
なお、本実施形態の圧縮気体泡消火システム400は、人が手動で起動させることもできる。第1又は第2コンロ501、502の異常を人が察知した場合は、手動起動ボタン470を押下すればよい。手動起動ボタン470は、厨房の壁面における人が操作しやすい高さに設置されており、押下されると、制御部420に信号を送信する。これにより、制御部420が、起動装置430を動作させ、上記と同様に、圧縮気体泡消火器100〜300によって形成された均一な泡が、ノズル460から放射される。
<その他の修正及び変更>
以上のように、本発明は、限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明は、上記の実施形態と図面に限定されるのではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような記載から様々な修正及び変形が可能である。例えば、本発明の圧縮気体泡消火器の構成は、1〜100リットルの小容量から大容量のいずれの容器にも適用することができ、したがって、圧縮気体泡消火システムは、小規模から大規模のいずれの態様で実現することが可能である。
よって、本発明の範囲は、説明された実施形態に限定して定義されてはならず、特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と等価のものによって定義されなければならない。
100、200、300 圧縮気体泡消火器
110、210、310 容器
120、220、320 キャップ
130、230、330 レバー
140、240 カートリッジ
150、350 泡生成部
152 オリフィス部
154 高圧気体流入口
250 泡原液貯蔵部
400 圧縮気体泡消火システム
411、412 第1及び第2火災感知器
420 制御部
430 起動装置
440 バルブ
450 配管
460 ノズル
470 手動起動ボタン
500 ガステーブル
501、502 第1及び第2コンロ

Claims (10)

  1. 容器内に泡水溶液が充填された加圧式又は蓄圧式の泡消火器のサイフォン管に設けられる部品又は構造であって、
    前記サイフォン管に流入した前記泡水溶液が通過するように長手方向に貫通形成されたオリフィス部と、前記容器内に開口する入口から前記オリフィス部に連通するように貫通形成された高圧気体流入口と、を含み、
    前記オリフィス部を通過する前記泡水溶液に、前記高圧気体流入口から流入した気体を接触させることによって、前記泡水溶液に泡を形成する、泡生成部。
  2. 前記高圧気体流入口が、下方の前記入口から上方に向かって傾斜するように貫通形成された、請求項1に記載の泡生成部。
  3. 前記高圧気体流入口の傾斜角が、前記オリフィス部の長手方向の中心軸に対して90°以上170°以内である、請求項2に記載の泡生成部。
  4. 前記オリフィス部の直径d1が3〜4.5mmであり、前記高圧気体流入口の直径d2が1.5〜3.0mmである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の泡生成部。
  5. 前記サイフォン管に着脱可能に設けられる部品である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の泡生成部。
  6. 前記容器内に、前記泡水溶液と、前記サイフォン管と、圧縮された状態で気体が貯蔵されたカートリッジとが収容され、前記サイフォン管には、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記泡生成部が設けられた、圧縮気体泡消火器。
  7. 前記容器内に、前記泡水溶液と、前記サイフォン管と、前記気体としての不活性気体とが収容され、前記不活性気体は、所定の充填圧力で圧縮され、前記サイフォン管には、請求項1〜5のいずれか1項に記載の前記泡生成部が設けられ、
    前記泡生成部を基準として、上側に前記不活性気体が充填され、下側に前記泡水溶液が充填された、圧縮気体泡消火器。
  8. 内部に水が充填された容器内に、
    圧縮された状態で気体が貯蔵されたカートリッジと、
    泡原液が貯蔵された泡原液貯蔵部と、
    前記水と前記泡原液とが混合された泡水溶液が流入するサイフォン管と、が収容され、
    前記カートリッジから前記泡原液貯蔵部の内部に前記気体が流入するように構成され、前記泡原液貯蔵部の底部が、その内部からの圧力を受けて外れるように構成された、圧縮気体泡消火器。
  9. 前記サイフォン管の下端に、少なくとも円錐形状の内面を有するガイドを設けた、請求項6〜8のいずれか1項に記載の圧縮気体泡消火器。
  10. 請求項6〜9のいずれか1項に記載の圧縮気体泡消火器と、
    前記圧縮気体泡消火器に設けられたバルブと、
    前記バルブの出口に接続された配管と、
    前記配管に接続されたノズルと、
    火災の発生を検出する火災感知器と、
    前記火災感知器の検出結果に基づいて信号を送信する制御部と、
    前記制御部からの信号に基づいて前記バルブを開状態にさせる起動装置と、
    を含む、圧縮気体泡消火システム。
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