JP2018000115A - ペット用ガム - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットに対して長持ちするおやつとして供与でき、かつ、ペットの食べ残しを抑制できるペット用ガムを提供する。【解決手段】ペット用ガム10は、棒状に加工された芯材11と、帯状に加工された皮材12とを有し、芯材11の周囲に皮材12を巻き付けてなる形状である。また、芯材11は肉類またはイモ類を主原料としており、皮材12は原料の一つに少なくとも動物の皮を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、ペットにおやつとして与えるペット用ガムに関する。
長持ちするペット用(例えば犬用)のおやつ(ペット用ガム)として、古くから動物(牛、豚、羊等)の皮を用いて商品化されているものがある。また、棒状の芯材に鶏ササミなどの肉類を巻き付けて商品化されているペット用ガムもある。
特許文献1には、棒状野菜を芯材として、その周囲に帯状に加工された鶏ササミ肉を巻き付けたペット用ガムが開示されている。また、特許文献2には、動物の皮を用いた棒状芯材に、ミンチ肉を用いて成形された肉質材を巻き付けたペット用ガムが開示されている。
棒状芯材に肉類(肉または肉質材)を巻き付けたペット用ガムでは、ペットの食いつきをよくするために肉類が用いられている。例えば、皮のみを用いたペット用ガムでは、味や風味が好ましくなく、食べ残しの問題が発生する。また、小型犬が増加している中、ペットが硬い皮を長時間噛み続けることに疲れて、噛むことに飽きてしまうことも食べ残しの問題につながる。
特許文献1や特許文献2では、棒状芯材の周りに旨味素材である肉類を巻き付けているため、ペットの食いつきがよくなることが期待できる。しかしながら、芯材である皮部分に肉類を巻き付けている場合は、この肉類が簡単にはがれてしまうといった問題がある。このため、ペットが周囲の肉類を食べてしまうと、その時点で皮部分を食べてしまうことをやめることがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、長持ちするおやつとして供与でき、かつ、ペットの食べ残しを抑制できるペット用ガムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のペット用ガムは、肉類またはイモ類を主原料とし、棒状に加工された芯材と、原料の一つに少なくとも動物の皮を含み、帯状に加工された皮材とを有し、前記芯材の周囲に前記皮材を巻き付けてなる形状であることを特徴としている。
上記の構成では、芯材の周囲に皮材を巻き付けているため、ペットが芯材を食べようとしても、周囲に巻き付けられた皮材により摂食を阻害され、簡単に食べることはできない。このため、上記ペット用ガムは、ペットに対して長持ちするおやつとして供与することができる。また、芯材の主原料を旨味素材である肉類またはイモ類とすることで、ペットは芯材を食べることに執着して皮材までも食べることが期待される。その結果、ペットの食べ残しを抑制できる。
また、芯材の周囲に皮材を巻き付けた形状とすることで、芯材の周囲に巻き付けられた皮材の隙間にペットの歯が入り込むことにより歯垢が取れるなど、デンタル効果も期待できる。
本発明のペット用ガムは、芯材の周囲に皮材を巻き付けることでペットに対して長持ちするおやつとして供与することができると共に、芯材の主原料を旨味素材である肉類やイモ類とすることでペットの食べ残しを抑制できるといった効果を奏する。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係るペット用ガムの外観を図1に示す。図1に示すペット用ガム(以下、単にガムと称する)10は、棒状の芯材11の周囲に帯状に加工された皮材12を巻き付けた形状である。皮材12は、ガム10を供与されるペットが容易に噛み切ることができない程度の硬さとされており、少なくとも芯材11よりも硬いものとされている。
芯材11は、肉類(鶏、牛、豚、魚等)やイモ類を主原料(配合率が最も高い原料)とするものである。芯材11は、例えば、乾燥肉を棒状にカットしたもの(肉そのもの)や乾燥サツマイモを棒状にカットしたものであってもよく、あるいは、肉類とでんぷん類との混合物やイモ類とでんぷん類との混合物を主体とする加工品であってもよい。芯材11における肉類は、ペットが好む旨味素材として使用されている。また、芯材11に使用される旨味素材としては、肉類以外にイモ類、野菜類および果物類等を含めてもよい。芯材11は、以下の表1は、芯材11における原料の種類とその配合率の一例を示すものである。尚、表1における実配合率は、本発明者が試作した試作品における配合率である。
皮材12は、その原料の一つに少なくとも動物(牛、豚、羊等)の皮を含む。皮材12は、皮そのものであってもよく、あるいは皮を原料の一つとした加工品であってもよい。以下の表2は、皮材12を皮加工品とした場合の原料の種類とその配合率の一例を示すものである。尚、表2における実配合率は、本発明者が試作した試作品における配合率である。
表1および表2に示す芯材11および皮材12の原料において、でんぷんは、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉などが挙げられる。保湿剤としては、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、乳酸ナトリウムなどが挙げられる。増粘剤としては、グアーガム、キサンタンガム、カラギーナンなどの増粘多糖類が挙げられる。その他の原料としては、嗜好性材や機能性素材を用いることができるが、嗜好性材としては、香料や肉類、イモ類やフルーツ、エキス類などが挙げられる。さらに、ガム10に見た目の差別化や華やかさを与えるために着色料を使用することもあり得る。皮材12では、でんぷんや保湿剤、増粘剤の量を調節することで硬さを調節することができる。
続いて、本実施の形態に係るガム10の製造工程について、図2のフローチャートを参照して説明する。
S1では、芯材11の原料の一つである旨味素材が準備される。ここでの旨味素材は、肉類を含むことが望ましいが、それ以外の原料(例えばサツマイモ)を含めてもよい。S2では、芯材11に用いられるすべての原料を計量し、これらを混合することで芯材11の材料が得られる。S3では、混合された材料を希望の形状に押し出しながら成形する。ここでの希望の形状とは、例えば、直径8〜12mmの棒状形状である。S4では、押し出し成形された材料を乾燥庫で乾燥させる。ここでの乾燥条件は、例えば70°で4時間の乾燥とする。S5では、乾燥させた材料を任意の長さにカットする。以上のS1〜S5の工程で、ガム10の芯材11が得られる。
S6では、皮材12を芯材11の周囲に巻き付ける。皮材12は、皮または皮加工品である。皮材12を、例えば牛皮を用いた皮加工品とする場合、以下のような工程で皮材12を製造することができる。まず、牛皮と牛皮以外の原料を混合して加熱により牛皮が溶解してほぼ原型を留めることなく混ぜ込まれた混合物を製造する。牛皮は、その成分の大半がゼラチン質であるため、加熱処理によって容易に溶解する。そして、この混合物を所望の形状に成形することで、図2のS6での巻き付け工程前の皮材12が得られる。皮材12は、冷えると柔軟性が失われ巻き付け成形が困難となるため、皮材12の成形後、速やかにS6での巻き付け工程に供される。
S7では、皮材12を芯材11の周囲に巻き付けたガム10をさらに乾燥庫で乾燥させる。ここでの乾燥条件は、例えば70°で6時間の乾燥とする。これにより、ガム10の製造が完了する。
以上のように、本実施の形態に係るガム10は、棒状に加工された芯材11と、帯状に加工された皮材12とを有し、芯材11の周囲に皮材12を巻き付けてなる形状とされている。また、芯材11は肉類またはイモ類を主原料としており、皮材12は原料の一つに少なくとも動物の皮を含む。
ガム10では、芯材11の周囲に皮材12を巻き付けているため、ペットが芯材11を食べようとしても、周囲に巻き付けられた皮材12により摂食を阻害され、簡単に食べることはできない。このため、ガム10は、ペットに対して長持ちするおやつとして供与することができる。また、芯材11の主原料を旨味素材である肉類またはイモ類とすることで、ペットは芯材11を食べることに執着して皮材12までも食べることが期待され、その結果、ペットの食べ残しを抑制できる。尚、皮材12は、唾液により柔らかくなるため、結果として噛み切ることができ、ペットはガム10を食べきることが可能となる。
また、芯材11の周囲に皮材12を巻き付けた形状とすることの効果としては、ペットがガム10を食べようとするときに、周囲に巻き付けられた皮材12の隙間に歯が入り込むことにより歯垢が取れるなど、デンタル効果も期待できる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 ペット用ガム
11 芯材
12 皮材
11 芯材
12 皮材
Claims (1)
- 肉類またはイモ類を主原料とし、棒状に加工された芯材と、
原料の一つに少なくとも動物の皮を含み、帯状に加工された皮材とを有し、
前記芯材の周囲に前記皮材を巻き付けてなる形状であることを特徴とするペット用ガム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016132203A JP2018000115A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | ペット用ガム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016132203A JP2018000115A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | ペット用ガム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018000115A true JP2018000115A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60944696
Family Applications (1)
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JP2016132203A Pending JP2018000115A (ja) | 2016-07-04 | 2016-07-04 | ペット用ガム |
Country Status (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020092608A (ja) * | 2018-12-10 | 2020-06-18 | 株式会社ペティオ | 食品 |
KR20210103849A (ko) * | 2020-02-14 | 2021-08-24 | 신회란 | 반려동물을 위한 껌 |
WO2022011116A1 (en) * | 2020-07-08 | 2022-01-13 | Spectrum Brands, Inc. | Interactive active rope pet chew and methods of making |
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2016
- 2016-07-04 JP JP2016132203A patent/JP2018000115A/ja active Pending
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