JP2017538405A - 垂直な水耕栽培タワー・アレイ固定システム - Google Patents

Abstract

アレイから個々のタワーの挿嵌及び撤去を可能にする、水耕栽培タワー１０２のアレイ上に植物及び菌類のような生物の育成のためのモジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システム１００を提供する。モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システム１００を使用して植物及び菌類のような生物の生産方法も本明細書で提供する。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照

本出願は、２０１４年１１月１９日に出願された、米国仮特許出願第６２／０８１，７３３号の利益、及び優先権を主張し、その全内容は、あらゆる目的のために参照により本明細書で援用される。

伝統的な水耕栽培は、水平な生産技術に主に焦点をあてており、大きな空間的制約を受けている。垂直な水耕栽培の適用は、実用的ではない、操作に費用がかかる、または非効率的である、のいずれかであってきた。しばしばこれらの適用は、水浸しになっているときに重く、植物の根で過密状態であるときに目詰まりを引き起こす、及び／または多くのメンテナンスを必要とする、ある種の育成培地を利用する。加えて、従来の技術は、野菜を育成する、ライブの店内ディスプレイを可能にすることを難しくし、顧客への「あなたが摘む」野菜及びハーブの販売を促進しない。

本開示の実施形態は、各中空水耕栽培タワーが前面部、開口第一端部、及び開口第二端部を含む、２つ以上の中空水耕栽培タワーと、水耕栽培タワーの前面部の幅の部分のみに等しい幅を有する、各水耕栽培タワーの前面部内に形成された溝部と、各中空水耕栽培タワー内に挿入可能な培地材料と、２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する上部ブラケットの底面部内に少なくとも２つの上部ブラケット開口部を形成する上部ブラケットと、２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する下部ブラケットの底面部内に少なくとも２つの下部ブラケット開口部を形成する下部ブラケットと、を備え、該２つ以上の中空水耕栽培タワーのうちの少なくとも１つの第一端部を上部ブラケットの少なくとも２つの上部ブラケット開口部のうちの１つに挿嵌し、下部ブラケットの少なくとも２つの下部ブラケット開口部のうちの１つに中空水耕栽培タワーの第二端部を挿嵌する水耕栽培タワー・アレイ固定システムを含む。

別の実施形態は、水耕栽培タワー・アレイ固定システム上に生物を生産するための方法を含むことができ、該方法は、２つ以上の中空水耕栽培タワーを提供し、２つ以上の中空水耕栽培タワーが前面部、開口第一端部、及び開口第二端部を含み、各水耕栽培タワーの前面部内に形成された溝部を提供し、培地材料を提供し、各中空水耕栽培タワー内に培地材料を挿入し、上部ブラケットを提供し、少なくとも２つの上部ブラケット開口部を２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する上部ブラケットの底面部内に形成し、下部ブラケットを提供し、少なくとも２つの下部ブラケット開口部を２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する下部ブラケットの底面部内に形成し、２つ以上の中空水耕栽培タワーのうちの少なくとも１つの第一端部を上部ブラケットの少なくとも２つの上部ブラケット開口部のうちの１つに挿嵌し、中空水耕栽培タワーの第二端部を下部ブラケットの少なくとも２つの下部ブラケット開口部のうちの１つ内に挿嵌し、各水耕栽培タワーの前面部内に形成された溝部を介して培地材料内に１つ以上の生物を挿入し、当該培地材料上に１つ以上の生物を育成することを備える。

以下の実施形態及びその態様は、例示的かつ例証的であることを意図され、範囲を限定しない、システム、器具及び方法と併せて記述され、図示される。

添付の図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の部分を形成し、唯一または排他的ではないが、いくつかの例示的な実施形態、及び／または特徴を図示する。本明細書で開示された実施形態及び図面が制限よりも例示とみなされることを意図する。

水耕栽培タワー・アレイ固定システムの前面部の実施例を図示する斜視図である。 モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの水耕栽培タワーの実施例を図示する拡大図である。 モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの下部ブラケットの実施例を図示する斜視図である。 モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの下部ブラケットから隔離された横架材の実施例を図示する斜視図である。 モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの上部ブラケットの実施例を図示する斜視図である。 灌漑手段と関連する上部ブラケットの実施例を図示する拡大図である。 貯水部と関連する下部ブラケットの実施例を図示する拡大図である。 壁のある構造体に結合されたモジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの実施例を図示する斜視図である。 モジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システム上に生物を生産するための流れ図を提供する。

本開示の実施形態は、限定されないが、個々の水耕栽培タワーが必要に応じてアレイから撤去されることを可能にするようにアレイ内でモジュール式に結合された水耕栽培タワー内に、植物（限定されないが、シダ類と、１年生の、及び多年生の観葉植物のような裸子植物及び被子植物と、葉物野菜、アブラナ属、トマトを含む野菜と、を含む）、及び菌類（限定されないが、担子菌類及び子嚢菌類を含む）のさまざまな形態を含む、生物の発生、成長及び／または収穫のためのさまざまな装置、システム及び方法を含む。装置及びシステムは、限定されないが、住宅、オフィス、倉庫及び納屋のような構造体の内壁部及び外壁部を含む、垂直面に２つ以上の水耕栽培タワー・アレイを取り付けることを可能にする。

本明細書で記述されたシステムは、水耕栽培タワーがこのアレイ内に配置され、ユーザにより容易に撤去されることを可能にし、構造体へタワーを構成し、取り付けるこのユーザ・フレンドリー手段を作製し、同時に統合された灌漑及び収集システムを使用して、水を与え、タワーから排水を収集する。

図１は、本開示の例示的なモジュール式水耕栽培タワー・アレイ・システム１００の正面斜視図を提供する。図１で示されるように、モジュール式水耕栽培タワー・アレイ・システムは、２つ以上の水耕栽培タワー１０２、少なくとも１つの上部ブラケット１０４、少なくとも１つの下部ブラケット１０６、貯水部１０８、ならびに水及び肥料を貯水部１０８から２つ以上の水耕栽培タワー１０２の頂部へ輸送する灌漑手段１１０を備える。

図２でさらに詳細に記述され、示されるように、各水耕栽培タワー１０２は、水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４からタワー１０２の前面部沿いに水耕栽培タワー１０２の第二端部１１６へ長手方向に形成された溝部１１２を含む、中空の細長い構造体である。各タワー１０２は、スチールもしくはアルミニウムのような金属、または限定されないが、木、ナイロンのような合成ポリマー、高密度ポリエチレン「ＨＤＰＥ」のようなプラスチック、もしくはコンクリートのような他の材料から作製されることができる。図１で示される例示的なシステム１００において、８つの水耕栽培タワー１０２を図示するが、２つ以上の水耕栽培タワー１０２の任意の数をシステムで使用することが可能である。したがって、この記述的な実施例は、８つの水耕栽培タワー１０２を含むが、当業者が理解するように、彼らがこのシステムの原理を理解すると、この記述が他の数の水耕栽培タワーを含む任意のこのようなシステムに適用可能であることを理解するであろう。

図１でさらに示されるように、モジュール式水耕栽培タワー・アレイ１００の実施形態は、上部ブラケット１０４及び下部ブラケット１０６からなる。図４に関連してさらに詳細に記述されるように、上部ブラケット１０４は、中空の細長い構造体であり、上部ブラケット１０４の下面部沿いに切断され、対応する水耕栽培タワー１０２の断面寸法及び形状よりわずかに大きく切断され、上部ブラケット１０４が水耕栽培タワー１０２の頂部上で滑動することを可能にする開口部（図１で示されない）を含む。

図３ａでさらに詳細に考察されるように、また下部ブラケット１０６は、中空の細長い構造体であり、下部ブラケット１０６の上面部沿いに切断され、２つのブラケットが一直線になるときに上部ブラケット１０４の開口部へ対向して配置される、開口部を含む。実施形態において、下部ブラケット１０６の各端部は、キャップ１１８を嵌めることができ、排水用継手（図１で示されない）は、キャップ１１８に操作可能に結合され、水及び／または肥料のような、余分な排水を下部ブラケット１０６から排水可能にする。下部ブラケット１０６は、排水用継手を挿嵌するときに樋システムとして機能し、収集され、排水される水及び栄養液のような排水を可能にする。

図１で示されるように、水耕栽培タワー１０２を介して、及び下部ブラケット１０６を介して流れる余分な水または肥料を取り込み、貯める貯水部１０８を提供する。水及び栄養液（限定されないが、窒素、リン、カリウム、鉄、マグネシウム及び亜鉛を含む溶液のような）を供給することが可能である、パイプ、ホースまたは他の暗渠に操作可能に結合されたポンプのような、灌漑手段１１０も図１で示される。灌漑手段１１０は、水耕栽培タワー１０２の頂部沿いのパイプのような、灌漑手段１１０を実行することで、水及び／または栄養液が貯水部１０８から水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４へ輸送されることを可能にする。水または栄養液は、限定されないが点滴エミッタ、スプリンクラー、及びマイクロスプレーエミッタを含む、さまざまなエミッタにより灌漑手段１１０から水耕栽培タワー１０２の第一端部へ放出されることができる。

実施形態において、ポンプは、貯水部１０８から水耕栽培タワー１０２の頂部または第一端部へ灌漑手段１１０を介して水及び／または栄養液を移動させ、栄養液を育成チャンバ内に挿入された培地材料（図１で示されない）に供給する。水及び／または栄養液は、培地を介して、培地内で育成する植物または菌類の根に点滴されることを可能にされる。栄養液の一部は、水耕栽培タワー１０２の壁部を垂れ流れ、タワー１０２の壁部と接触している根または菌糸により取り込まれる。余分な栄養液は、タワー１０２の中空の育成チャンバの底部へ排水され、下部ブラケット１０６内に排水され、次に貯水部１０８内へ実質的に排水される。

図５で考察されるように、灌漑手段１１０は、エミッタが挿嵌されたタワー１０２の頂部上に水を点滴することを可能にしながら、上部ブラケット１０４の頂部へ灌漑ラインを取り付けることで、上部ブラケット１０４内に簡単に隠されることが可能である。

別の実施形態において、貯水部１０８内の水、または余分な溶液は、貯水タンク（図１で示されない）にポンプで汲み出されることができる。貯水タンクは、水耕栽培タワー・アレイ・システム１００で将来の使用のために水及び栄養液を保持する／貯水することができる。

図２は、単一の水耕栽培タワー１０２の拡大図を提供する。図２で示されるように、水耕栽培タワー１０２は、開口頂部及び開口底部を含む、前面部から構成される。水耕栽培タワー１０２の中空形状は、水耕栽培タワー１０２の中空キャビティ内に育成チャンバ２０２を作り、これに培地材料を挿入し、安定した地表面／プラットフォームを提供し、その上で植物またはマッシュルームのような生物が根または根茎を確立し育成することを可能にする。図１及び図２で示される細長い水耕栽培タワー１０２の形状は、実質的に正方形または長方形であるが、当業者が理解するように、さまざまな形状は、限定されないが実質的に正方形、長方形、円形、楕円形、八角形、五角形及び三角形を有し、示された水耕栽培、及び本明細書で記述された育成チャンバを作るために使用されることができる。

図２でさらに示されるように、水耕栽培タワー１０２は、タワー１０２の前面部沿いの長手方向に形成される溝部１１２を含む。また溝部１１２は、構造体の長さ方向沿いの培地内へ植物及び菌類のような生物の容易な挿入を可能にし、育成チャンバ２０２内に挿入される培地から外に育成することを可能にする。

本開示の培地材料は、各水耕栽培タワー１０２の育成チャンバ２０２内へこの材料の簡単な挿入を可能にする直径に切断されたポリエステル・マトリックス材料のような、プラスチックを含むさまざまな材料から構成された単一の培地である可能性がある。別の実施形態において、培地材料は、シリコンバインダ内でコーティングされることができる。１つの実施形態において、単一の培地材料は、育成チャンバ２０２の直径の幅をストリップ内で切断されることができる。つぎに培地材料の個々のストリップは、苗木または菌類が培地材料の二等分間の折り目に挟まれ、水耕栽培タワー１０２の前面部の長さ方向に伸びる溝部１１２の位置に対応しながら、各水耕栽培タワー１０２の育成チャンバ２０２の頂部でこの育成チャンバ２０２内へ折り畳まれ、引き込まれることができる。培地を育成チャンバ２０２内に引き込む場合に、さらに苗木を追加し、培地が育成チャンバ２０２に入る場合に、苗木の苗条は、水平に伸び、この溝部１１２の下方向へ進む。培地が育成チャンバ２０２の全長を包含するまで、複数の培地挿入は、育成チャンバ２０２に追加されることができる。

さまざまな培地材料は、本開示のシステムに関して使用されることができる。本開示のシステムで使用されることができる培地の実施例は、限定されないが、繊維性不織布状のマトリックスの培地材料、粒状物質、スタイロフォーム、ポリウレタン発泡体、プラスチックメッシュ、ロックウール、ココナッツ繊維、バーミキュライト、及び鉢植え用の土のような有機土壌を含むことができる。

本開示の実施形態において、本開示の培地材料は、多様な範囲の機能を果たすためにいくつかの方式に変更されることができる。培地は、締結されない、または折り畳まれない端部から、締結された、または折り畳まれた端部へテーパ状に切断され、挿入部の後部にテーパ状の空間を取り置き、コンポスト、代替の植物培地がテーパ状の培地挿入部、ならびに育成チャンバ２０２の後部及び側壁部間の空間に保持されるように、物質、または何らかの種類の土壌の改良剤または添加剤を与えることを可能にすることができる。この代替物は、コンポストまたは他の添加剤により供給される植物の、または菌の肥料を含む、定期的な灌漑用水を使用してコンポスト・ベースの水耕栽培を可能にする。また培地材料の頂部、側部、及び角部は、適用により、切断され、丸くされ、またはある角度に切断され、バイオソリッド蓄積、藻類生長を減少させる、または培地を介して水の分配を強化することが可能である。また複数の挿入部は、複数の年齢群の植物及び菌類を各育成チャンバ２０２内へ取り入れることを可能にする育成チャンバ２０２内で、使用されることが可能である。また、虫は、育成チャンバ内に通常、組み込まれ、より小さい、またはより大きいメッシュ・サイズを有する培地を用途により使用することができるが、培地は、培地を介する虫の移動を調整するような適切なメッシュ・サイズを有するように設計される。

植物、苗木、または菌組織は、植物または生物の上部が各水耕栽培タワー１０２の溝部１１２を介して突出しながら、システムの各育成チャンバ２０２内の培地の二等分間に配置される。

さらに実施形態において、培地材料は、半分に折り畳まれ、ハンドルを取り付けられた平らなフック付きの引き込みフックは、引き込みフック・ハンドルが各水耕栽培タワー１０２の育成チャンバ２０２内の溝部１１２から伸びながら、培地挿入部を溝部１１２により育成チャンバ２０２内に引き込み、これから引き出すことを可能にする。さらに実施形態において、フックは、培地挿入部の自動「引き込み」を可能にする空気圧または液圧装置に取り付けられることも可能である。

図３ａは、水耕栽培アレイ・システムの下部ブラケット１０６の斜視図を提供する。図３ａで示されるように、下部ブラケット１０６は、形状が限定されないが実質的に正方形、長方形、円形、楕円形、八角形、五角形及び三角形を有することができる、水耕栽培タワー１０２の断面寸法よりわずかに大きい同一形状の下部ブラケット１０６の上面部沿いに切断された下部ブラケット開口部３０２を含む、細長い中空構造体である。本開示の実施形態において、下部ブラケット１０６の長さ方向の下方向に伸びる横架材３０４を下部ブラケット１０６の内側に配置する。

図３ｂは、下部ブラケット１０６から隔離された、横架材３０４の斜視図を提供する。図３ｂで示されるように、一般的に横架材３０４は、特定の高さで下部ブラケット１０６の底部からパイプ３０６を持ち上げるボウタイ３０８と言われる、支持片を介して挿入された、下部ブラケット１０６に長さで実質的に等しいパイプ３０６の区間からなり、例示的に持ち上げる高さは、３インチであることができる。横架材３０４は、水耕栽培タワー１０２を下部ブラケット１０６の対応する下部ブラケット開口部３０２内に挿嵌するときに、アルミニウムまたはスチールのような金属、及びプラスチックまたは木から作製され、各水耕栽培タワー１０２がパイプ３０６上に載り、横架材３０４上に固定して保持されることを可能にすることができる。これは、各水耕栽培タワー１０２を下部ブラケット１０６の底部より上に持ち上げたままにすることを可能にし、水及び肥料が各水耕栽培タワー１０２から、及び下部ブラケット１０６に簡単に排出されることを可能にし、水または栄養液は、貯水部１０８内に進行し、排出されることを可能にする。

図４は、水耕栽培タワー・アレイ・システムから隔離されるように上部ブラケット１０４の斜視図を提供する。図１に関連して先に考察され、図４で示されるように、上部ブラケット１０４は、形状が限定されないが実質的に正方形、長方形、円形、楕円形、八角形、五角形及び三角形を有することができる、水耕栽培タワー１０２の断面寸法よりわずかに大きい同一の形状の、上部ブラケット１０４の下面部沿いに切断された、上部ブラケット開口部４０２を含む、細長い中空構造体である。

図５は、灌漑手段と関連する、上部ブラケット１０４の実施例５００を図示する拡大図を提供する。図５で示されるように、水及び栄養液を輸送し、供給することが可能である、灌漑手段１１０は、貯水部１０８から水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４の頂部へ伸びる。灌漑手段１１０は、灌漑手段１１０が水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４より上に持ち上げられたままであることを可能にする、上部ブラケット１０４に、例えばハンガーまたはクリップ（図５で示されない）により、操作可能に結合されることができる。水または肥料は、貯水部１０８から水耕栽培タワー１０２の頂部へ灌漑手段１１０を介してポンプで汲み上げられる。つぎに水または栄養液は、育成チャンバ２０２内に挿入された培地材料内へ上部ブラケット１０４の底部内の上部ブラケット開口部４０２を介して点滴エミッタ、スプリンクラー及びマイクロスプレーエミッタを含む、さまざまなエミッタ５０２により灌漑手段１１０から放出されることができる。つぎに水及び栄養液は、培地、及び培地内で育成する植物の根を介して点滴されることを可能にされる。

図６は、貯水部と関連する下部ブラケット６００の実施例を図示する拡大図を提供する。図６で示されるように、各水耕栽培タワー１０２の第二端部１１６は、下部ブラケット１０６の頂部内に設置された下部ブラケット開口部３０２内に配置される。各水耕栽培タワー１０２は、各水耕栽培タワー１０２を横架材３０４上に固定して保持することを可能にする、下部ブラケット１０６の長さ方向に伸びる横架材３０４上に載る。

図６でさらに示されるように、各水耕栽培タワー１０２は、下部ブラケット１０６の底部より上に持ち上げられたままで、水及び肥料が容易に各水耕栽培タワー１０２から、及び下部ブラケット１０６内に排出されることを可能にし、水または栄養液は、貯水部１０８内に進行し、排出されることを可能にする。

図７は、壁のある構造体に結合されたモジュール式水耕栽培タワー・アレイ固定システムの実施例を図示する斜視図７００である。図７で示されるように、実施形態において、本明細書で記述された水耕栽培タワー・アレイ固定システムは、壁のある構造体に取り付けられる、または結合されることができる。この実施形態において、下部ブラケット１０６は、内壁部または外壁部のような構造体の壁部に操作可能に結合される。さまざまな方法は、限定されないが、壁部に下部ブラケット１０６をボルト締めすることで外壁部へ各下部ブラケット１０６を操作可能に結合することを備える、当該技術分野で既知である、壁部に下部ブラケット１０６を操作可能に結合するように利用可能である。つぎに上部ブラケット１０４は、下部ブラケット１０６を壁部に操作可能に結合するために使用された同一の、または類似の方法を使用して壁部に操作可能に結合される、または壁部に対して支持されることができる。

構造体へシステムを取り付ける、またはこれに搭載する追加の方法は、限定されないが、建築基準及び予想される用途によるさまざまな形態の接着剤と同様に、構造体上の適所に留められたピン、Ｚクリップを含むクリップ、及び建築用アンカーを含むことができる。

つぎに各水耕栽培タワー１０２は、第一水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４を上部ブラケット１０４内の開口部に挿嵌することで、システム内に挿嵌される。つぎに水耕栽培タワー１０２の第二端部１１６は、内方向に揺動され、下部ブラケット１０６の対応する開口部内に配置される。水耕栽培タワー１０２の底部は、停止し、下部ブラケット１０６の長さ方向に伸びる横架材上に置かれるようになる。

個々の水耕栽培タワー１０２を撤去するために、水耕栽培タワー１０２の第二端部１１６は、第二端部１１６が下部ブラケット１０６からなくなるまで垂直に持ち上げられる。つぎに水耕栽培タワー１０２の第二端部１１６は、外方向に揺動され、下げられ、水耕栽培タワー１０２の第一端部１１４が上部ブラケット１０４から脱落し、これから解放されることを可能にする。この方式で、個々の水耕栽培タワー１０２は、モジュール式水耕栽培アレイ・システム１００内に迅速に、及び簡単に配置され、システム１００から撤去されることが可能である。

また本明細書で記述されたシステムは、壁のある構造体へシステムを結合することを必要とせずに、さまざまな他の手段により支持されることができる。これらは、当業者により理解されるであろう、さまざまなタイプのスタンド及び筋交いを含むことができる。

図８は、水耕栽培タワー・アレイ固定システム内に生物を生産するための流れ図８００を提供する。ステップ８０２で、単一の、またはストリップの培地材料は、各水耕栽培タワーの中空育成チャンバ内に配置され、または挿入され、水耕栽培タワーは、開口第一端部及び開口第二端部を含む、表面の長さ方向に伸びる溝部を含む、表面から構成される。ステップ８０４において、水耕栽培タワーの開口第一端部は、各水耕栽培タワーの直径及び形状に実質的に対応する上部ブラケットの底面部内に開口部を含む上部ブラケット内に挿嵌される。つぎに各水耕栽培タワーの第二端部は、各水耕栽培タワーの幅及び形状に実質的に対応する上部ブラケットの頂面部内で切断された開口部も含む、下部ブラケット内に挿嵌される。各水耕栽培タワーは、下部ブラケットの長さ方向の内部に伸びる横架材の頂部上に載り、固定される。ステップ８０６で、１つ以上の植物または菌類は、各水耕栽培タワーの前面部の長さ方向に伸びる溝部を介して、培地材料内に挿入される。ステップ８０８において、つぎに培地材料内の植物または菌類は、育成され、所望通り収穫されることができる。水及び肥料は、各水耕栽培タワーの頂部にポンプで汲み上げられ、培地材料内に放出され、植物が必要に応じて肥料を最新のものにすることができる培地を介して点滴されることを可能にされることができる。つぎに任意の残りの肥料は、下部ブラケット内に収集されることができ、さらに水耕栽培タワー・アレイ固定システムの基礎に設置された貯水部内に排出されることができ、ついで肥料を再利用し、植物または菌類に戻すことができる。

水耕栽培タワー・アレイ固定システムは、他の水耕栽培タワー内にある他の植物を傷つけることなく、システムから害虫または病気を使用者が迅速に、及び簡単に識別し、隔離し、駆除することも可能にしながら、収穫するために熟した植物を取り除く、または枯れた植物を除去するように、必要に応じてシステムから単一の水耕栽培タワーを迅速に撤去するために使用者に能力を提供する。

本発明の前述の説明は、例証及び説明の目的のために提示されている。網羅的であること、または開示された正確な形態に本発明を限定することを意図せず、他の修正形態及び変形形態は、上記の教示に照らして可能であることができる。実施形態は、本発明の原理を最もよく説明するために選択され、記述されたが、これらによるその実用的な適用は、企図された特定の使用に適するように、他の当業者がさまざまな実施形態、及びさまざまな修正形態内で本発明を最もよく利用することを可能にする。添付の特許請求の範囲が従来技術により制限される場合を除き本発明の他の代替の実施形態を含むと解釈されるであろうことを意図する。

Claims (27)

1. ２つ以上の中空水耕栽培タワーと、
   溝部と、
   培地材料と、
   上部ブラケットと、
   下部ブラケットと、
   を備え、
   前記２つ以上の中空水耕栽培タワーは、前面部、開口第一端部、及び開口第二端部を含み、
   前記溝部は、各水耕栽培タワーの前記前面部に形成され、前記溝部は、前記前面部の幅の部分のみに等しい幅を有し、
   前記培地材料は、各中空水耕栽培タワー内に挿入可能であり、
   少なくとも２つの上部ブラケット開口部は、前記２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する前記上部ブラケットの底面部内に形成され、
   少なくとも２つの下部ブラケット開口部は、前記２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する前記下部ブラケットの前記底面部内に形成され、
   前記２つ以上の中空水耕栽培タワーのうちの少なくとも１つの前記第一端部は、前記上部ブラケットの前記少なくとも２つの上部ブラケット開口部のうちの１つ内に挿入され、
   前記中空水耕栽培タワーの前記第二端部は、前記下部ブラケットの前記少なくとも２つの下部ブラケット開口部のうちの１つ内に挿入される、
   水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
2. 貯水部と、
   灌漑手段と、
   をさらに備え、前記灌漑手段は、前記貯水部から水及び肥料を輸送する、
   請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
3. 横架材をさらに備え、前記横架材は、前記下部ブラケットの内部チャンバにかかり、
   前記横架材は、前記下部ブラケットの下面部から前記水耕栽培タワーを持ち上げる、
   請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
4. 前記灌漑手段は、
   少なくとも１つのポンプと、
   前記貯水部から水、または液体肥料を輸送することが可能な暗渠と、
   少なくとも１つのエミッタと、
   を備え、
   前記暗渠は、前記少なくとも１つのポンプに操作可能に結合され、
   前記ポンプは、前記暗渠を介して前記貯水部から水、または液体肥料を輸送する、
   請求項２に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
5. 前記下部ブラケットは、構造体へ操作可能に結合される、請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
6. 前記上部ブラケットは、構造体へ操作可能に結合される、請求項５に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
7. 前記培地材料は、プラスチックから作製される、請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
8. 前記培地材料は、ポリエチレンプラスチックから作製される、請求項７に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
9. 前記培地材料は、シリコンバインダでコーティングされる、請求項８に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
10. 前記生物は、植物及び菌類から選択される、請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
11. 前記エミッタは、点滴エミッタ、スプリンクラー、及びマイクロスプレーエミッタから選択される、請求項４に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
12. 前記水耕栽培タワーの水平断面形状は、正方形、長方形、円形、楕円形、八角形、五角形及び三角形から選択される、請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
13. 前記培地材料は、粒状培地、スタイロフォーム、ポリウレタン発泡体、プラスチックメッシュ、ロックウール、ココナッツ繊維、ウィッキングストリップ、栽培袋及びバーミキュライトから選択される、請求項１に記載の水耕栽培タワー・アレイ固定システム。
14. 水耕栽培タワー・アレイ固定システム上に生物を生産するための方法であって、
    ２つ以上の中空水耕栽培タワーを提供し、前記２つ以上の中空水耕栽培タワーは、前面部、開口第一端部、及び開口第二端部を含み、
    各水耕栽培タワーの前記前面部内に形成された溝部を提供し、前記溝部は、前記前面部の幅の部分のみに等しい幅を有し、
    培地材料を提供し、
    前記培地材料を各中空水耕栽培タワー内へ挿入し、
    上部ブラケットを提供し、少なくとも２つの上部ブラケット開口部は、前記２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する前記上部ブラケットの底面部内に形成され、
    下部ブラケットを提供し、少なくとも２つの下部ブラケット開口部は、前記２つ以上の水耕栽培タワーの形状及び幅に実質的に対応する前記下部ブラケットの前記底面部内に形成され、
    前記２つ以上の中空水耕栽培タワーのうちの少なくとも１つの前記第一端部を、前記上部ブラケットの前記少なくとも２つの上部ブラケット開口部のうちの１つ内に挿嵌し、
    前記中空水耕栽培タワーの前記第二端部を前記下部ブラケットの前記少なくとも２つの下部ブラケット開口部のうちの１つ内に挿嵌し、
    各水耕栽培タワーの前記前面部内に形成された前記溝部を介して前記培地材料内へ１つ以上の生物を挿入し、
    前記培地材料上に１つ以上の生物を育成する、
    ことを備える、方法。
15. 貯水部を提供し、
    灌漑手段を提供し、前記灌漑手段は、前記貯水部から水及び肥料を輸送する、
    ことをさらに備える、請求項１４に記載の方法。
16. 横架材をさらに備え、前記横架材は、前記下部ブラケットの内部チャンバにかかり、前記横架材は、前記下部ブラケットの下面部から前記水耕栽培タワーを持ち上げる、請求項１５に記載の方法。
17. 前記灌漑手段は、
    少なくとも１つのポンプを提供し、
    前記貯水部から水、または液体肥料を輸送することが可能な暗渠を提供し、前記暗渠は、前記少なくとも１つのポンプに操作可能に結合され、
    少なくとも１つのエミッタを提供し、
    前記ポンプは、前記暗渠を介して前記貯水部から水、または液体肥料を輸送し、前記少なくとも１つのエミッタを介して前記培地材料に供給される、
    ことを備える、請求項１６に記載の方法。
18. 前記下部ブラケットは、構造体に操作可能に結合される、請求項１４に記載の方法。
19. 前記上部ブラケットは、構造体に操作可能に結合される、請求項１４に記載の方法。
20. 前記培地材料は、プラスチックから作製される、請求項１４に記載の方法。
21. 前記培地材料は、ポリエチレンプラスチックから作製される、請求項２０に記載の方法。
22. 前記培地材料は、シリコンバインダでコーティングされる、請求項２１に記載の方法。
23. 前記生物は、植物及び菌類から選択される、請求項１４に記載の方法。
24. 前記エミッタは、点滴エミッタ、スプリンクラー、及びマイクロスプレーエミッタから選択される、請求項１７に記載の方法。
25. 前記水耕栽培タワーの水平断面形状は、正方形、長方形、円形、楕円形、八角形、五角形及び三角形から選択される、請求項１４に記載の方法。
26. 前記培地材料は、粒状培地、スタイロフォーム、ポリウレタン発泡体、プラスチックメッシュ、ロックウール、ココナッツ繊維、ウィッキングストリップ、栽培袋及びバーミキュライトから選択される、請求項１４に記載の方法。
27. 前記水耕栽培タワー・アレイ固定システムから少なくとも１つの前記水耕栽培タワーを撤去することをさらに備え、前記方法は、
    前記下部ブラケットから前記水耕栽培タワーの前記第二端部を垂直方向に持ち上げ、
    外方向に前記水耕栽培タワーを揺動し、
    前記水耕栽培タワーを下げ、前記上部ブラケットから脱落し、解放する、
    ことを備える、請求項１４に記載の方法。