以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに用いることができる。CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(登録商標)(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM(登録商標) Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP(3rd Generation Partnership Project)LTE(long term evolution)は、E−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)は、3GPP LTEの進化したバージョンである。
説明を明確にするために、3GPP LTE/LTE−Aを中心に記述するが、本発明の技術的思想がこれに制限されるわけではない。また、以下の説明で使われる特定用語は、本発明の理解を助けるために提供されるものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で他の形態に変更することもできる。
図2は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE−UTRAN間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)のコントロールプレーン(Control Plane)及びユーザプレーン(User Plane)の構造を示す図である。コントロールプレーンは、端末(User Equipment;UE)とネットワークが呼を管理するために用いる制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザプレーンは、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。この伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層間にデータが移動する。送信側の物理層と受信側の物理層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。この物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして用いる。具体的に、物理チャネルは、下りリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクでSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性あるデータ送信を支援する。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックとして具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPv4やIPv6のようなIPパケットを効率的に送信するために不要の制御情報を減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を果たす。
第3層の最下部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、コントロールプレーンでのみ定義される。RRC層は、無線ベアラー(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワーク間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。そのために、端末とネットワークのRRC層は互いにRRCメッセージを交換する。端末とネットワークのRRC層間にRRC接続(RRC Connected)がある場合、端末はRRC接続状態(Connected Mode)であり、そうでない場合、RRC休止状態(Idle Mode)である。RRC層の上位にあるNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を果たす。
基地局(eNB)を構成する一つのセルは、1.4、3、5、10、15、20MHzなどの帯域幅のいずれか一つに設定され、複数の端末に下り又は上り送信サービスを提供する。異なったセルは異なった帯域幅を提供するように設定することができる。
ネットワークから端末にデータを送信する下り伝送チャネルは、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する下りSCH(Shared Channel)などがある。下りマルチキャスト又は放送サービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、下りSCHを介して送信されてもよく、又は別の下りMCH(Multicast Channel)を介して送信されてもよい。一方、端末からネットワークにデータを送信する上り伝送チャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)、ユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りSCH(Shared Channel)がある。伝送チャネルの上位に位置しており、伝送チャネルにマップされる論理チャネル(Logical Channel)には、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図3は、3GPP LTEシステムに用いられる物理チャネル及びそれらを用いた一般的な信号送信方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりしたユーザ機器は、段階S301で、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、ユーザ機器は基地局から1次同期チャネル(Primary Synchronization Channel、P−SCH)及び2次同期チャネル(Secondary Synchronization Channel、S−SCH)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。その後、ユーザ機器は、基地局から物理放送チャネル(Physical Broadcast Channel)を受信してセル内放送情報を取得することができる。一方、ユーザ機器は、初期セル探索段階で下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal、DL RS)を受信して下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えたユーザ機器は、段階S302で、物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)、及び物理下りリンク制御チャネル情報に基づく物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDSCH)を受信し、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、ユーザ機器は、基地局への接続を完了するために、段階S303乃至段階S306のようなランダムアクセス手順(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、ユーザ機器は、物理ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel、PRACH)を介してプリアンブル(preamble)を送信し(S303)、物理下りリンク制御チャネル及びこれに対応する物理下りリンク共有チャネルを介して、プリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S304)。競合ベースランダムアクセスの場合、更なる物理ランダムアクセスチャネルの送信(S305)、及び物理下りリンク制御チャネル及びこれに対応する物理下りリンク共有チャネルの受信(S306)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行ったユーザ機器は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル/物理下りリンク共有チャネルの受信(S307)及び物理上りリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel、PUSCH)/物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)の送信(S308)を行うことができる。ユーザ機器が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)という。UCIは、HARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CSI(Channel State Information)などを含む。本明細書で、HARQ ACK/NACKは簡単に、HARQ−ACKあるいはACK/NACK(A/N)と呼ぶ。HARQ−ACKは、ポジティブACK(簡単に、ACK)、ネガティブACK(NACK)、DTX及びNACK/DTXのうち少なくとも一つを含む。CSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indication)などを含む。UCIは、一般にはPUCCHを介して送信されるが、制御情報とトラフィックデータとが同時に送信されるべき場合にはPUSCHを介して送信されてもよい。また、ネットワークの要請/指示に応じて、PUSCHを介してUCIを非周期的に送信することもできる。
図4はLTEシステムで使われる無線フレームの構造を例示する図である。
図4を参照すると、セルラーOFDM無線パケット通信システムにおいて、上りリンク/下りリンクデータパケット伝送はサブフレーム(subframe)単位でなされ、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルを含む一定の時間区間として定義される。3GPP LTE標準ではFDD(Frequency Division Duplex)に適用可能なタイプ1無線フレーム(radio frame)構造とTDD(Time Division Duplex)に適用可能なタイプ2の無線フレーム構造を支援する。
図4の(a)はタイプ1無線フレームの構造を例示する。下りリンク無線フレーム(radio frame)は10個のサブフレーム(subframe)で構成され、一つのサブフレームは時間領域(time domain)で2個のスロット(slot)で構成される。一つのサブフレームが送信されるのにかかる時間をTTI(transmission time interval)と言う。例えば、一つのサブフレームの長さは1ms、一つのスロットの長さは0.5msであり得る。一つのスロットは時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域で多数のリソースブロック(Resource Block;RB)を含む。3GPP LTEシステムにおいては、下りリンクでOFDMAを使うので、OFDMシンボルが一つのシンボル区間を示す。OFDMシンボルはまたSC−FDMAシンボル又はシンボル区間と呼ばれることもできる。リソース割り当て単位としてのリソースブロック(RB)は一つのスロットで複数の連続的な副搬送波(subcarrier)を含むことができる。
一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数はCP(Cyclic Prefix)の構成(configuration)によって違うことができる。CPには拡張されたCP(extended CP)と標準CP(normal CP)がある。例えば、OFDMシンボルが標準CPによって構成された場合、一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は7個であり得る。OFDMシンボルが拡張されたCPによって構成された場合、一OFDMシンボルの長さが増えるので、一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は標準CPの場合より少ない。拡張されたCPの場合、例えば、一つのスロットに含まれるOFDMシンボルの数は6個であり得る。ユーザ機器が高速で移動するなどの場合のようにチャネル状態が不安定な場合、シンボル間の干渉をもっと減らすために、拡張されたCPを使うことができる。
標準CPが使われる場合、一つのスロットは7個のOFDMシンボルを含むので、一つのサブフレームは14個のOFDMシンボルを含む。この際、各サブフレームの最初の最大3個のOFDMシンボルはPDCCH(physical downlink control channel)に割り当てられ、残りのOFDMシンボルはPDSCH(physical downlink shared channel)に割り当てられることができる。
図4の(b)はタイプ2無線フレームの構造を例示する。タイプ2無線フレームは2個のハーフフレーム(half frame)で構成され、各ハーフフレームは2個のスロットを含む4個の一般サブフレームとDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(Guard Period、GP)及びUpPTS(Uplink Pilot Time Slot)を含む特別サブフレーム(special subframe)で構成される。
前記特別サブフレームで、DwPTSはユーザ器機での初期セル探索、同期化又はチャネル推定に使われる。UpPTSは基地局でのチャネル推定とユーザ器機の上りリンク伝送同期を合わせるのに使われる。すなわち、DwPTSは下りリンク伝送に、UpPTSは上りリンク伝送に使われ、特にUpPTSはPRACHプリアンブル又はSRS伝送の用途に活用される。また、保護区間は上りリンクと下りリンクの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクで発生する干渉を除去するための区間である。
前記特別サブフレームに関し、現在3GPP標準文書では下記の表1のように設定を定義している。表1で、
の場合、DwPTSとUpPTSを示し、残りの領域が保護区間として設定される。
一方、タイプ2無線フレームの構造、すなわちTDDシステムにおいて上りリンク/下りリンクサブフレーム設定(UL/DL configuration)は下記の表2の通りである。
前記表2で、Dは下りリンクサブフレーム、Uは上りリンクサブフレームを示し、Sは前記特別サブフレームを意味する。また、前記表2はそれぞれのシステムにおいて上りリンク/下りリンクサブフレーム設定で下りリンク−上りリンクスイッチング周期も示す。
上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数又はサブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルの数は多様に変更可能である。
図5は下りリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を例示する。
図5を参照すると、下りリンクスロットは、時間領域で
OFDMシンボルを含み、周波数領域で
リソースブロックを含む。それぞれのリソースブロックが
副搬送波を含むので、下りリンクスロットは周波数領域で
副搬送波を含む。図5は下りリンクスロットが7OFDMシンボルを含み、リソースブロックが12副搬送波を含むものを例示しているが、必ずしもこれに制限されるものではない。例えば、下りリンクスロットに含まれるOFDMシンボルの個数は循環前置(Cyclic Prefix;CP)の長さによって変形可能である。
リソースグリッド上の各要素をリソース要素(Resource Element;RE)と言い、一つのリソース要素は一つのOFDMシンボルインデックス及び一つの副搬送波インデックスで指示される。一つのRBは
リソース要素で構成されている。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数
はセルで設定される下りリンク伝送帯域幅(bandwidth)に従属する。
図6は下りリンクサブフレームの構造を例示する。
図6を参照すると、サブフレームの一番目スロットで前部に位置する最大3(4)個のOFDMシンボルは制御チャネルが割り当てられる制御領域に対応する。残りのOFDMシンボルはPDSCH(Physical downlink shared channel)が割り当てられるデータ領域に対応する。LTEで使われる下りリンク制御チャネルの例はPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH(Physical downlink control channel)、PHICH(Physical hybrid ARQ indicator Channel)などを含む。PCFICHはサブフレームの一番目OFDMシンボルで送信され、サブフレーム内で制御チャネルの伝送に使われるOFDMシンボルの個数についての情報を運ぶ。PHICHは上りリンク伝送に応じてHARQ ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat request acknowledgment/negative−acknowledgment)信号を運ぶ。
PDCCHを介して送信される制御情報をDCI(Downlink Control Information)と言う。DCIはユーザ器機又はユーザ器機グループのためのリソース割り当て情報及び他の制御情報を含む。例えば、DCIは上り/下りリンクスケジューリング情報、上りリンク伝送(Tx)パワー制御命令などを含む。
PDCCHは下りリンク共有チャネル(downlink shared channel、DL−SCH)の伝送フォーマット及びリソース割り当て情報、上りリンク共有チャネル(uplink shared channel、UL−SCH)の伝送フォーマット及びリソース割り当て情報、ページングチャネル(paging channel、PCH)上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上で送信されるランダム接続応答のような上位−階層制御メッセージのリソース割り当て情報、ユーザ器機グループ内の個別ユーザ器機に対するTxパワー制御命令セット、Txパワー制御命令、VoIP(Voice over IP)の活性化指示情報などを運ぶ。複数のPDCCHが制御領域内で送信されることができる。ユーザ機器は複数のPDCCHをモニターすることができる。PDCCHは一つ又は複数の連続した制御チャネル要素(control channel element、CCE)の集合(aggregation)上で送信される。CCEはPDCCHに無線チャネル状態に基づくコーディングレートを提供するのに使われる論理的割り当てユニットである。CCEは複数のリソース要素グループ(Resource Element group、REG)に対応する。PDCCHのフォーマット及びPDCCHビットの個数はCCEの個数によって決定される。基地局はユーザ器機に送信されるDCIによってPDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(cyclic redundancy check)を付け加える。CRCはPDCCHの所有者又は使用目的によって識別子(例えば、RNTI(radio network temporary identifier))でマスキングされる。例えば、PDCCHが特定のユーザ器機のためのものである場合、該当のユーザ器機の識別子(例えば、cell−RNTI(C−RNTI))がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがページングメッセージのためのものである場合、ページング識別子(例えば、paging−RNTI(P−RNTI))がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがシステム情報(より具体的に、システム情報ブロック(system Information block、SIC))のためのものである場合、SI−RNTI(system Information RNTI)がCRCにマスキングされることができる。PDCCHがランダム接続応答のためのものである場合、RA−RNTI(random access−RNTI)がCRCにマスキングされることができる。
図7はLTEで使われる上りリンクサブフレームの構造を例示する。
図7を参照すると、上りリンクサブフレームは複数(例えば、2個)のスロットを含む。スロットはCP長によって相異なる数のSC−FDMAシンボルを含むことができる。上りリンクサブフレームは周波数領域でデータ領域と制御領域に区分される。データ領域はPUSCHを含み、音声などのデータ信号を送信するのに使われる。制御領域はPUCCHを含み、上りリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)を送信するのに使われる。PUCCHは周波数軸でデータ領域の両端部に位置するRB対(RB pair)を含み、スロットを境界としてホッピングする。
PUCCHは次の制御情報を送信するのに使われることができる。
−SR(Scheduling Request):上りリンクUL−SCHリソースを要請するのに使われる情報である。OOK(On−Off Keying)方式を用いて送信される。
−HARQ ACK/NACK:PDSCH上の下りリンクデータパケットに対する応答信号である。下りリンクデータパケットが成功的に受信されたか否かを示す。単一下りリンクコードワードに対する応答としてACK/NACK1ビットが送信され、二つの下りリンクコードワードに対する応答としてACK/NACK2ビットが送信される。
−CSI(Channel State Information):下りリンクチャネルについてのフィードバック情報である。CSIはCQI(Channel Quality Indicator)を含み、MIMO(Multiple Input Multiple Output)関連フィードバック情報はRI(Rank Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、PTI(PrecodingタイプIndicator)などを含む。サブフレーム当たり20ビットが使われる。
ユーザ機器がサブフレームで送信することができる制御情報(UCI)の量は制御情報伝送に可用なSC−FDMAの個数による。制御情報の伝送に可用なSC−FDMAはサブフレームで参照信号伝送のためのSC−FDMAシンボルを除いた残りのSC−FDMAシンボルを意味し、SRS(Sounding Reference Signal)が設定されたサブフレームの場合、サブフレームの最後のSC−FDMAシンボルも除かれる。参照信号はPUCCHのコヒーレント検出に使われる。
以下では、D2D(UE−to−UE Communication)通信について説明する。
D2D通信方式は、大別して、ネットワーク/コーディネーションステーション(例えば、基地局)の助けを受ける方式と、そうではない方式とに分けることができる。
図8を参照すると、図8(a)には制御信号(例えば、grant message)、HARQ、チャネル状態情報(Channel State Information)などの送受信にはネットワーク/コーディネーションステーションが介入され、D2D通信を行う端末間にはデータ送受信のみが行われる方式が示されている。また、図8(b)には、ネットワークは最小限の情報(例えば、該当のセルで使用可能なD2D連結(connection)情報など)のみを提供し、D2D通信を行う端末がリンクを形成してデータ送受信を行う方式が示されている。
前述した内容を基にし、本発明では、D2D(Device−to−Device)通信が行われる環境で、D2D同期化信号(D2DSS)(送信/受信)リソース及びD2DSS伝送条件を効率的に設定する方法について説明する。
ここで、D2D通信はUEが他のUEと直接無線チャネルを介して通信することを意味し、一般的にUEはユーザの端末を意味するが、eNBのようなネットワーク装備がUE間の通信方式によって信号を送信/受信する場合には本発明が適用可能な一種のUEと見なすことができる。また、WAN DL通信はeNBがUEに送信する(E)PDCCH、PDSCH、CRS、CSI−RSなどの各種の既存通信を意味することができ、あるいはWAN通信はUEがeNBに送信するPRACH、PUSCH、PUCCHなどの各種の既存通信を意味することができる。
また、以下では、説明の便宜のために、3GPP LTEシステムに基づいて本発明を説明するが、本発明が適用されるシステムの範囲は3GPP LTEシステムの外に他のシステムにも拡張可能である。
また、以下では、説明の便宜のために、D2D信号送信動作を行うUEを“D2D TX UE”と定義し、D2D信号受信動作を行うUEを“D2D RX UE”と定義する。
また、本発明の実施例は、i)D2D通信に参加する一部のD2D UEはネットワークのカバレージ内にあり、残りのD2D UEはネットワークのカバレージ外にある場合(D2D Discovery/Communication of Partial Network Coverage)、及び/又はii)D2D通信に参加するD2D UEが全てネットワークのカバレージ内にある場合(D2D Discovery/Communication Within Network Coverage)、及び/又はiii)D2D通信に参加するD2D UEが全てネットワークのカバレージ外にある場合(D2D Discovery/Communication Outside Network Coverage(for Public Safety Only))などにも拡張して適用可能である。
以下では、本発明についての具体的な説明を開示するに先立ち、D2D通信を遂行する場合のリソース設定/割り当てについて先に説明する。
一般に、UEが他のUEと直接無線チャネルを介して通信を遂行するとき、一連(contiguously)のリソース集合を意味するリソースプール(Resource pool)内で特定のリソースに相当するリソースユニット(Resource Unit、RU)が選択され、該当のRUを使ってD2D信号を送信(すなわち、D2D TX UEの動作)するように動作することができる。これに対するD2D RX UEはD2D TX UEが信号を送信することができるリソースプール情報をシグナリングによって受け、該当のリソースプール内でD2D TX UEの信号を検出する。ここで、リソースプール情報はi)D2D TX UEが基地局の連結範囲内にある場合には基地局が知らせることができ、ii)基地局の連結範囲の外にある場合には他のUEが知らせるかあるいは前もって決定されたリソースとして決定されることもできる。
一般に、リソースプールは複数のリソースユニット(RU)で構成され、各UEは一つあるいは複数のリソースユニット(RU)を選定して自分のD2D信号送信に使うことができる。
図9はD2D通信のためのリソースユニット(RU)の構成の一例を説明するための参照図である。全ての周波数リソースがNF個に分割され、全ての時間リソースがNT個に分割され、全部NF*NT個のリソースユニット(RU)が定義される場合に相当する。ここで、該当のリソースプールがNTサブフレームを周期として繰り返されると言える。特徴的に、一つのリソースユニット(RU)は図9に示すように周期的に繰り返して現れることができる。若しくは、時間や周波数の次元でのダイバーシティ(Diversity)効果を得るために、一つの論理的なリソースユニット(RU)がマッピングされる物理的リソースユニット(RU)のインデックスが時間によって前もって決定されたパターンで変化することもできる。このようなリソースユニット構造において、リソースプールはD2D信号を送信しようとするUEが送信に使えるリソースユニットの集合を意味することができる。
また、上述したリソースプール(Resource pool)は多くの種類に細分化することができる。まず、リソースプールで送信されるD2D信号のコンテンツ(Content)によって区分することができる。一例として、D2D信号のコンテンツは以下のように区分することができ、それぞれに対して別個のリソースプールが設定(Configuration)できる。
・スケジューリング割り当て(Scheduling Assignment、SA):それぞれのD2D TX UEが後行するD2Dデータチャネル(Data Channel)の伝送で使うリソースの位置及びその外のデータチャネルの復調のために必要なMCS(Modulation and Coding Scheme)又はMIMO伝送方式などの情報を含む信号を意味する。このような信号は同じリソースユニット上でD2Dデータと一緒に多重化して送信されることも可能である。この場合、SAリソースプールとはSAがD2Dデータと多重化して送信されるリソースのプール(Pool)を意味することができる。以下、本発明では、説明の便宜のために、‘SAプール’という。
・D2Dデータチャネル(D2D Data Channel):SAによって指定されたリソースを使ってD2D TX UEがユーザデータ(User Data)を送信するのに使うリソースのプール(Pool)を意味する。仮に、同じリソースユニット上でSA情報と一緒に多重化して送信されることも可能な場合には、D2DデータチャネルのためのリソースプールではSA情報を除いた形態のD2Dデータチャネルのみが送信される形態となることができる。言い換えれば、SAリソースプール内の個別リソースユニット上でSA情報を送信するのに使われたRE(Resource Element)を、D2Dデータチャネルのリソースプールでは依然としてD2Dデータを送信するのに使うものである。以下、本発明では、説明の便宜のために、‘データプール’という。
ディスカバリーメッセージ(Discovery Message):D2D TX UEが自分のIDなどの情報を送信し、隣接UEが自分を見つけることができるようにするメッセージのためのリソースプールを意味する。以下、本発明では、説明の便宜のために、‘ディスカバリープール’という。
また、上述したように、D2D信号のコンテンツが同一である場合にも122D信号の送信/受信属性によって相異なるリソースプールを使うこともできる。例えば、同じD2Dデータチャネル(D2D Data Channel)又はディスカバリーメッセージと言っても、i)D2D信号の送信タイミング決定方式(例えば、同期基準信号の受信時点で送信される方式、同期基準信号の受信時点で一定のTA(Timing Advance)を適用して送信される方式)、又はii)リソース割り当て方式(例えば、個別信号の伝送リソースをセル(Cell)が個別D2D TX UEに指定する方式、個別D2D TX UEがプール(Pool)内で自ら個別信号伝送リソースを選択する方式)、又はiii)シグナルフォーマット(例えば、各D2D信号が一つのサブフレームで占めるシンボルの個数、又は一つのD2D信号の伝送に使われるサブフレームの個数)によってさらに相異なるリソースプールに区分することができる。
さらに、D2Dデータチャネル送信のためのリソース割り当て方法は次の二つのモード(Mode)に区分することができる。
モード1(Mode1):セル(Cell)がSA及びD2Dデータを送信するのに使うリソースを個別D2D TX UEに直接指定する方式を意味する。その結果、セル(cell)はどのUEがどのリソースをD2D信号送信に使うかを正確に把握することができる。しかし、全てのD2D信号の送信ごとにセル(cell)がD2Dリソースを指定することは過度なシグナリングオーバーヘッド(Signaling Overhead)を引き起こすことができるので、一回のシグナリングによって複数のSA及び/又はデータ送信リソースを割り当てるように動作することもできる。
モード2(Mode2):セル(cell)が複数のD2D TX UEに設定した一連(contiguously)のSA及びデータ関連リソースプール内で個別D2D TX UEが適切なリソースを選択してSA及びデータを送信する方式を意味する。その結果、セル(cell)はどのUEがどのリソースをD2D送信に使うかを正確に把握することができない。
また、ディスカバリーメッセージ送信のためのリソース割り当て方法は以下の二つのタイプ(Type)に区分することができる。
タイプ(TYPE)1:非UE特定に基づく(non UE−specific basis)ディスカバリー信号伝送のためのリソースが割り当てられた場合のディスカバリー過程。ここで、前記リソースは全てのUE又はUEのグループのためのものであってもよい。
タイプ(TYPE)2:UE特定に基づく(UE−specific basis)ディスカバリー信号伝送のためのリソースが割り当てられた場合のディスカバリー過程。
−タイプ(TYPE)2A:リソースはディスカバリー信号のそれぞれの特定伝送時間(instance)ごとに割り当てられる。
−タイプ(TYPE)2B:リソースはディスカバリー信号伝送のために半永久的に(semi−persistently)割り当てられる。
図10はディスカバリーメッセージ関連リソースプール(以下、“ディスカバリーリソースプール(Discovery Resource pool)”と表記)が周期的に現れる場合を示す。図10で、該当のリソースプールが現れる周期を“ディスカバリーリソースプール周期(Discovery Resource pool Period)”と表記した。また、図10で、(一つの)ディスカバリーリソースプール周期内に設定された多数のディスカバリーリソースプールのうち、特定のディスカバリーリソースプール(等)はサービングセル関連ディスカバリー送信/受信リソースプール(Discovery Transmission/Reception Resource pool)(等)と定義し、他の(残りの)ディスカバリーリソースプール(等)は隣接セル(Neighbor cell)関連ディスカバリー受信リソースプール(Discovery Reception Resource pool)(等)と定義することができる。
前述したものに基づき、本発明で提案するD2D同期化信号(D2DSS)リソース設定方法及びD2DSS伝送条件を説明する。
まず、カバレージ内(in−coverage、又はin−network(in−NW))UEの場合を説明する。
−カバレージ内UEに対し、一つのセルごとに最大1個のD2DSSリソースが設定することができる。ここで、D2DSSリソースは以下のi)、ii)条件(condition)を満たす周期的に現れるサブフレームを含む。該当の周期的に現れるサブフレーム上でD2DSSが送信されることができる(例えば、基地局はD2DSS伝送に使われないリソースを(WAN通信に)用いる)。i)D2DSSリソースの周期はカバレージ内(in−coverage)及びカバレージ外(out−of−coverage)の場合が同一であり、40msに前もって固定されることができる。また、ii)D2DSSリソース設定時、サブフレーム単位の時間オフセットが設定されることができ、隣接セル(neighbor cell)のD2DSSリソースオフセット(例えば、サービングセルのSFN#0に対するサブフレーム単位の時間オフセット形態)はSIBを介してシグナリングできる。
−SA又はD2Dデータを送信するUEは、D2DSSリソース内の以下の(一部又は全ての)条件を満たす各サブフレーム上でD2DSSを送信する。
・UEの観点で、セルラー伝送と衝突しないサブフレーム
・UEの能力(capability)などの前もって定義された条件を満たす場合
SA又はD2Dデータが送信されるSA又はD2Dデータ周期(period)内のサブフレーム(the subframe is within the SA or D2D data period in which SA or data is transmitted)
・UEがRRC_Connected状態であり、eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信開始を指示し、及び/又はUEがSA又はD2Dデータ周期内のサブフレーム上でSA又はD2Dデータを送信しない場合に前もって定義された他の条件が満たされ、及び/又は以下の条件が全て(又は一部)満たされる場合
−D2D通信関連D2DSS伝送のためのRSRP閾値が設定され、該当の閾値がSIBを介して設定された場合。ここで、一例として、閾値は{−∞、−115、・・・、−60(5単位で増加)、+∞}dBmのうちで一つの値として設定することができる。
−UEのRSRP値が閾値より低い場合
−eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信中断を指示しなかった場合。
−ディスカバリーUEの場合、それぞれのディスカバリープールに対し、ディスカバリープールの一番目サブフレームがD2DSSリソースであるとき、以下の(一部又は全ての)条件が満たされれば該当のサブフレーム上でD2DSSを送信し、そうではないときにはディスカバリープールの開始点以前に存在する一番近いD2DSSリソース上で以下の(一部又は全ての)条件が満たされれば該当のサブフレーム上でD2DSSを送信する。
・UEの観点で、セルラー伝送と衝突しないサブフレーム
・UEが他のD2DSSのためのスキャニングを行わない場合、
・UEの能力(capability)などの前もって定義された条件を満たす場合
・UEがディスカバリープール内でディスカバリーメッセージを送信する場合(the UE transmits a discovery message in the discovery pool)、
・UEがRRC_Connected状態であり、eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信開始を指示し、及び/又は以下の条件が全て(又は一部)満たされる場合
−D2Dディスカバリー関連D2DSS伝送のためのRSRP閾値が設定され、該当の閾値がSIBを介して設定された場合。ここで、一例として、閾値は{−∞、−115、・・・、−60(5単位で増加)、+∞}dBmのうちで一つの値として設定することができる。
−UEのRSRP値が閾値より低い場合
−eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信中断を指示しなかった場合。
さらに、カバレージ外(又はout−network(out−NW))UEについて説明する。カバレージ外UEは二つ以上のD2DSSリソース上でD2DSSを送信することができない。ここで、一例として、二つのD2DSSリソースがカバレージ外(out−of−coverage)のために使われる。ここで、一例として、D2DSSリソース位置は(DFN#0に対して(又はDFN#0を基準に))前もって設定されるか、シグナリングされることができる。
一例として、D2D RX UEが(前もって定義された上位階層シグナルによって)w1/w2の隣接セル(NEIGHBOR CELL)関連同期誤差情報を受信すれば、隣接セルD2Dリソース(例えば、NEIGHBOR CELL D2DSS RESOURCE(及び/又はNEIGHBOR CELL DISCOVERY RESOURCE POOL))に対して±w1/±w2大きさのディスカバリー参照同期化ウィンドウ(DISCOVERY REFERENCE SYNCHRONIZATION WINDOW)を仮定することになる(表3参照)。
図11は上述したカバレージ内UEとカバレージ外UEに対するD2DSS SF設定及びD2DSS relay SFを説明するための参照図である。
図11を参照して説明すると、eNBのカバレージ内に存在するカバレージ内UE(例えば、UEa)に対しては一つのセルごとに最大1個のD2DSSリソース(例えば、D2DSS SF)が設定することができる。これに対し、eNBのカバレージ外に存在するカバレージ外UEに対してはカバレージ内UEのためのD2DSSリソースとアライン(align)される(一つの)D2DSSリソースとともに、D2DSSリレーのための(さらに他の)D2DSSリソース(例えば、D2DSS relay SF)が設定することができる。
図12はD2DSSが送信されるリソースプール(resource pool)の位置を示す。図12を参照して説明すると、ディスカバリープールの最初サブフレームの場合(a)、あるいはディスカバリープールの開始点以前に一番近いD2DSSリソースであるサブフレーム(b)でD2DSSが送信されることができる。
D2DSSが送信されるための条件は、カバレージ内UEとカバレージ外UEが互いに違うこともある。一例として、カバレージ内UEの場合にはi)eNBから専用シグナリング(dedicated signaling)によって指示されるか、ii)(前もって設定されるか指示された)RSRP基準によってD2DSS伝送可否が決定できる。一例として、カバレージ外UEの場合には、PSBCH(Physical Sidelink Broadcast CHannel)DMRSに対する(エネルギー)測定/検出に基づいてD2DSS伝送可否が決定できる。ここで、一例として、(一定の領域/距離内で)一定の閾値以上の信号(例えば、PSBCH DMRS)が測定/検出されなければ(該当の一定領域/距離内に)同期ソースがないと判断し(独立的な同期ソース(ISS)としての)D2DSS伝送を遂行する。また、図12では、説明の便宜のために、ディスカバリー(プール)関連D2DSS伝送のみを中心に説明したが、本発明はD2D通信(例えば、SA、D2Dデータ)(プール)関連D2DSS伝送にも拡張して適用可能である。
上述した内容に基づき、ネットワーク内(IN−NW)UEの動作について先に説明する。D2DSS伝送はD2D支援(capable)UEの選択的(optional)な特徴となることができる。したがって、一例として、D2DSS支援UEのみがD2DSSを送信するようにすることが好ましい。
ディスカバリー(discovery)UEの場合、それぞれのディスカバリー周期ごとに、単一サブフレーム上でD2DSSを送信する。このような動作はin−NW UEのみのために動作するディスカバリーによって遂行できる。すなわち、in−NW UEがセルに同期化し、送信UEと受信UEの間の周波数エラーは制限され、単一サブフレームでのD2DSS検出は充分に信頼できる。このような場合、D2DSSスキャニングのために、別個の条件は必要でなくても良い。これは、サービングセルが隣接セルのD2DSSリソースを提供し、多数のセルのD2DSSリソースはネットワーク設定によって時間上で分離されることができるからである。また、UEはリソースプールでディスカバリー信号を送信することができないこともある。このような理由の一つはWAN UL TXとの衝突のためである。
したがって、前述したディスカバリー関連D2DSS伝送条件の一つである“UEがディスカバリープール内でディスカバリーメッセージを送信する場合(the UE transmits a discovery message in the discovery pool)”が“UEがディスカバリープール内でディスカバリーメッセージを送信する意図(/意向)がある場合(the UE intends to transmit a discovery message in the discovery pool)”に変更される必要がある。
また、コミュニケーション(Communication)に関連し、まずD2DSSがSA送信以前に送信される必要があるかも考慮することができる(ここで、データはSA送信以前に送信できない)。なぜなら、SA/データ周期内でSAサブフレーム以前にD2DSSリソースが存在しないこともあり、このような場合、SAが先に送信され、以後にD2DSSが送信されることがあるからである。すなわち、SA受信以前に同期化される必要があれば、上述したディスカバリー(関連D2DSS伝送)と類似の条件がさらに設定できる。
しかし、このような場合、単一サブフレーム上のD2DSS伝送は大きな初期化周波数オフセットを有することができるout−NW UE(等)に対して信頼度ある同期化性能を提供することができないことがあり得る。よって、SA送信以前には複数のサブフレームでD2DSSが送信されることがより好ましい。ここで、一例として、該当の先行するD2DSS伝送のために、時間的制限(time limitation)が必要であることもある。なぜなら、D2DSSサブフレームとSAサブフレームの間のタイムギャップ(time gap)が大きい場合、UEがSA送信のインテンション(intention)を正確に予測しにくいからである。
また、SA/データ周期内でSAあるいはデータを送信しない場合、D2DSSを送信するかについて説明する。コミュニケーションのためのD2DSSはout−NW UEが受信する必要があるから、ディスカバリーのための動作とコミュニケーションのための動作が互いに違う必要がある。具体的に、out−NW UEは大きな周波数エラーを有することができるから、D2DSS検出性能の信頼性が高くなければならない。
out−NW UEの早い同期化のために、in−NW UEは少なくとも(前もって設定された)ある程度の区間の間にD2DSSを連続的に送信する必要がある。これにより、out−NW UEは連続的なD2DSS伝送サブフレームの集合で少なくとも一度はD2DSSを検出することができる。
また、out−NW UEが同期化参照(reference)選択及びD2DSS伝送条件満足の判断のためのD2DSS測定を遂行し、適切な(又は信頼性ある)測定が多くのD2DSSサブフレームを平均することが必要であるから、40msの時間単位のD2DSS送信のランダムオン−オフ(on−off)は避けることが好ましい。
したがって、このために、仮に前もって設定された特定の条件が満たされれば、UEがSA/データ周期内でSA又はD2Dデータを送信しなくても、D2DSSを送信するように設定できる。以下では、これを“連続的なD2DSS伝送のための条件(condition for continuing D2DSS transmission)”と名付ける。
このような“連続的なD2DSS伝送のための条件(condition for continuing D2DSS transmission)”は、UEが以前時点でD2DSSを送信したなら(前もって設定された)時間区間の間にD2DSS伝送を続けて(又は連続して)遂行するという原理に基づくことができる。このような原理はout−NW UEのD2DSS検出及び測定に役立つ連続的なD2DSS伝送を保障することができる。
したがって、本発明では、以下のオプション1−1〜オプション1−3を考慮することができ、図13はオプション1−1〜オプション1−3を説明するための参照図である。図13を参照して説明すると、
−オプション1−1:“D2DSS transmission timer”を定義することができる。仮に、UEが“SA又はD2Dデータが送信されるSA又はD2Dデータ周期(period)内のサブフレーム(the subframe is within the SA or D2D data period in which SA or data is transmitted)”という条件によってサブフレーム#nでD2DSSを送信する場合、該当のUEは送信すべきSA/データがない場合であってもサブフレーム#n+40、#n+80、・・・、#n+K*40でD2DSSを続けて(又は連続して)伝送することができる。ここで、Kは“D2DSS transmission timer”に対応する。
−オプション1−2:全てのDFNレンジ(DFN range)は多数の時間パーティション(time partition)に分割されることができる。DFNレンジが0から1023(すなわち、一つのD2Dフレームは10msに対応する)であると仮定すれば、DFNパーティションxはD2D frame x、x+1、...、x+M−1(すなわち、1024/M DFNパーティションに分割された場合)を含む。仮に、DFNパーティションXに含まれるサブフレームでD2DSSを送信すれば、UEはDFNパーティションx内の残っているD2DSSサブフレームでD2DSSを続けて(又は連続して)送信する。このようなオプションは、受信UEが連結された(又は連関された)PD2DSCH上でDFNをデコードした後、潜在的なD2DSS伝送変更関連タイムインスタンス(time instance)が分かる利点がある。
−オプション1−3:“D2DSS measurement period”を定義することができ、特定のサブフレーム上でD2DSSを送信したUEは該当の特定サブフレームと連結されたD2DSS測定区間(D2DSS measurement period)上でD2DSSを送信することになる。例えば、(UEがD2DSSを送信した特定のサブフレームと)一番近いD2DSS測定区間が(該当の特定サブフレームと)連結されたものであると定義することができる。
上述した条件に関連し、UEはD2DSS伝送のための条件が満たされないサブフレームではD2DSSを送信しないように明確にする必要がある。eNBはD2DSSが送信されないサブフレームのサブセットを少なくとも把握し、このようなサブフレーム上のD2DSSリソースをセルラー(通信)伝送の用途に使うことができる。
すなわち、カバレージ内UEの場合、
−SA又はD2Dデータを送信するUEは、D2DSSリソース内の以下の(一部又は全ての)条件を満たす各サブフレーム上でD2DSSを送信する。
・UEの観点で、セルラー伝送と衝突しないサブフレーム
・D2DSS支援(capable)UE
・SA又はD2Dデータが送信されるSA又はD2Dデータ周期(period)内のサブフレーム(the subframe is within the SA or D2D data period in which SA or data is transmitted)、又は(/及び)UEがSAを送信する意図(intend)があるサブフレームからXms以内のサブフレーム、又は(/及び)“condition for continuing D2DSS transmission”を満たすサブフレーム
・UEがRRC_Connected状態であり、eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信開始を指示するか、又は(/及び)以下の条件が全て(又は一部)満たされる場合
−D2D通信関連D2DSS伝送のためのRSRP閾値が設定され、該当の閾値がSIBを介して設定された場合。ここで、一例として、閾値は{−∞、−115、・・・、−60(5単位で増加)、+∞}dBmのうちで一つの値として設定できる。
−UEのRSRP値が閾値より低い場合
−eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信中断を指示しなかった場合。
−ディスカバリーUEの場合、それぞれのディスカバリープールに対し、ディスカバリープールの一番目サブフレームがD2DSSリソースであるときに以下の(一部又は全ての)条件が満たされれば該当のサブフレーム上でD2DSSを送信し、そうではないときにはディスカバリープールの開始点以前に存在する一番近いD2DSSリソース上で以下の(一部又は全ての)条件が満たされれば該当のサブフレーム上でD2DSSを送信する。
・UEの観点で、セルラー伝送と衝突しないサブフレーム
・D2DSS支援(capable)UE
・UEがディスカバリープール内でディスカバリーメッセージを送信する意図(intend)がある場合
・UEがRRC_Connected状態であり、eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信開始を指示し、及び/又は以下の条件が全て(又は一部)満たされる場合
−D2Dディスカバリー関連D2DSS伝送のためのRSRP閾値が設定され、該当の閾値がSIBを介して設定された場合。ここで、一例として、閾値は{−∞、−115、・・・、−60(5単位で増加)、+∞}dBmのうちで一つの値として設定できる。
−UEのRSRP値が閾値より低い場合
−eNBが(専用(dedicated)シグナリングによって)D2DSS送信中断を指示しなかった場合。
−前記条件が満たされない場合、UEはD2DSSを送信しない。
また、“連続的なD2DSS伝送のための条件(condition for continuing D2DSS transmission)”のために、以下のオプション2−1〜オプション2−3、すなわち三つのオプションを考慮することができる。
−オプション2−1:D2DSSタイマーが定義され、SA/データ伝送の条件によってD2DSSを送信したUEは前記タイマーが満了するまでSA/データ伝送なしでD2DSSの伝送を維持することができる。
−オプション2−2:全てのDFNレンジは多数のDFNパーティションに分割され、サブフレーム上でD2DSSを送信したUEはDFNパーティションの間にD2DSSを送信する。
−オプション2−3:D2DSS測定区間が定義され、サブフレーム上でD2DSSを送信したUEは連結されたD2DSS測定区間の間にD2DSSを送信する。
また、D2DSS受信のために、ディスカバリーのための参照同期化ウィンドウがコミュニケーション(communication)のために適用されることもできる。これは、ディスカバリーとコミュニケーションが同じD2DSSリソースを共有するからである。ディスカバリーリソースプールを受信した後、UEはディスカバリーのためのD2DSS伝送の正確な位置を把握することができる。さらに、w2の場合にD2DSSが省略されるか同期化ウィンドウの外で送信されることができるので、これを考慮し、同期化ウィンドウ内のD2DSS(受信)関連UE仮定がw1の場合に制限されることもできる。
したがって、“UE expects that D2DSS indicated by the resource pool configuration appears only within signaled reference synchronization window if w1 is indicated”の原理に基づいて前記参照同期化ウィンドウはディスカバリー及びコミュニケーション(communication)の両方に適用されることができる。
ついで、OUT−NW UEについて説明する。一例として、OUT−NW UEが追跡(track)する必要があるD2DSSの個数を最小化することが重要である。すなわち、UEは制限された個数のD2DSSのみを追跡することができるので、入って来る(incoming)SA及びデータと連関されたD2DSSの個数が制限を超える場合にはUEが全ての入って来る(incoming)SA及びデータを受信することができない。
したがって、相異なるタイミングを追跡するUEの能力が制限されているので、以下のUE動作に対して考慮して見る必要がある。すなわち、
1)D2DSSと同期化されたUEは共通タイミング(common timing)を共有する同期化クラスターを作るために同じD2DSSを送信する。
2)ただ、データ伝送(data TX)UEのみがISS(Independent Synchronization Source)となることができる。
3)仮に、以前区間(previous period)で特定のシーケンスを送信したなら、ISSはD2DSS再選択時に同一のD2DSSシーケンスを除く。
したがって、OUT−NW UEのためのD2DSSシーケンス選択過程は以下のような3段階で決定される。ここで、一例として、以下では、説明の便宜のために、“a set of D2DSS sequence(s) transmitted by UE when the transmission timing reference is an eNB”をD2DSS_netと言い、“a set of D2DSS sequence(s) transmitted by UE when the transmission timing reference is not an eNB”をD2DSSue_oonと言う。
段階1:仮に、OUT−NW UEが自分の送信タイミングレファレンスとしてD2DSSue_netのD2DSSXを選択したなら、UEはD2DSSue_oonでD2DSS Yを選択し、D2DSSを送信するとき、選択されたD2DSS Yを送信する。このような選択はランダムになされるか、あるいはUEは送信タイミングレファレンス選択過程で検出されたD2DSSを選択することを回避/防止することができる。
段階2:仮に、UEが自分の送信タイミングレファレンスとしてD2DSSue_oonのD2DSS Zを選択すれば、UEは同じD2DSS ZをD2DSSの送信時に送信する。
段階3:仮に、UEが送信すべきD2Dデータトラフィックを持っていれば、D2DSSue_oonでランダムに選択されたD2DSSを用いてISS(Independent Synchronization Source)となることができる。
段階2は上述したD2DSSと同期化されたUEは共通タイミング(common timing)を共有する同期化クラスターを作るために同じD2DSSを送信するという点を考慮し、システム上のD2DSSの個数を減少させるD2DSSリレー動作を可能にする。
また、仮に、以前区間(previous period)で特定のシーケンスを送信したなら、ISSはD2DSS再選択時に同一のD2DSSシーケンスを除くという点を考慮し、D2DSS Zの伝送を遂行した(又は始めた)ISSは、段階2で、他のD2DSSと同期化されることができるようにするために、D2DSS Zが検出されなかったと仮定する。言い換えれば、ISSは再選択過程を遂行する前に自分が送信したD2DSSではない他のD2DSSが再選択過程中に検出されなかった場合にのみISS動作を維持することができる。このような過程の後、OUT−NW UEはD2DSS送信時に使われるD2DSSシーケンスを決定することができる。
また、本発明では“detecting D2DSS”に対して具体的に定義する。これは、仮に連関された(associated)PD2DSCHが正確にデコードされないかPD2DSCH受信品質が非常に悪い場合、D2DSSが検出されたと見なし、信頼できる(reliable)同期化ソースとして使われることは適切ではないからである。具体的に、仮に連関されたPD2DSCH受信品質(例えば、PD2DSCH DM RSのRSRQ)が特定のレベルより低い場合、UEはD2DSSが検出されなかったと(よって、該当のD2DSSがUEのD2D同期化過程に影響を及ぼさない)仮定することができる。
したがって、本発明によると、D2DSSシーケンス選択のために以下の設定を適用することができる。
・仮に、UEが自分の送信タイミング参照としてD2DSSue_oonを選択すれば、同じD2DSSを送信する。
・UEは同じD2DSSを送信するUEが同期化されたと仮定する。
前記過程によって選択されたD2DSSシーケンスを用いてOUT−NW UEがD2DSSを送信する条件についてさらに説明する。基本的に、in−NW UEのためのD2DSS送信条件公式(formulation)を再使用することができる。ISSではないUEの場合、他のUEからのD2DSSが検出される場合、自分のSA/データ送信可否にかかわらずD2DSSが送信される。すなわち、Non−ISS UEのD2DSS送信のために更なる条件が必要であることもある。例えば、RSRP閾値がD2DSS測定閾値を代わることができ、さらにeNB設定部分が除去(removed)されることができる。
OUT−NW UEの信頼できる(reliable)D2DSS検出及び測定のために、前述したSA送信よりD2DSS送信が先に行われることとD2DSS送信維持の条件が同様に必要であることがあり得る。
したがって、本発明によると、一つのサブフレーム内でOUT−NW UEがD2DSSを送信するかを決定する条件に対して以下のように設定することができる。
・カバレージ外UEの場合、
−UEが独立的な同期化ソース(synchronization source)(すなわち、ISS)の場合、D2DSS送信のために自分が選択したD2DSSリソース上のそれぞれのサブフレームが、仮に、i)SA又はD2Dデータが送信されるSA又はD2Dデータ周期内のサブフレームである場合、ii)UEがSAを送信する意図(intend)があるサブフレームからXms以内のサブフレームの場合、又は(/及び)iii)“condition for continuing D2DSS transmission”を満たすサブフレームの場合には該当のサブフレーム上でD2DSSを送信しなければならない。
−UEが独立的な同期化ソース(synchronization source)ではない場合、自分の送信同期化参照を受信するのに使われないD2DSSリソース上のそれぞれのサブフレームで、仮に、i)サブフレームがSA又はD2Dデータが送信されるSA又はD2Dデータ周期内のサブフレームである場合、UEがSAを送信する意図(intend)があるサブフレームからXms以内のサブフレームである場合、又は(/及び)“condition for continuing D2DSS transmission”を満たすサブフレームである場合又は(/及び)(前もって設定された)タイムウィンドウ内に自分の送信同期化参照のD2DSSが検出された場合、又は(/及び)ii)送信タイミングレファレンスのD2DSS測定が閾値より低い場合にはD2DSSを送信しなければならない。
また、D2DSS送信リソースはただ2個のD2DSSリソースが設定され、out−NW UEは一つのD2DSSリソース上で自分の同期参照からD2DSSを受信し、残りのD2DSSリソース上でD2DSSを送信する。
また、カバレージ外UEの場合、周期的に現れる同期化リソースがD2DSS伝送に使われる。ここで、一例として、D2DSS伝送時、PD2DSCH(支援する場合)が送信されることもできる。また、一例として、同期化リソースの大きさは前もって定義されることができ、同期化リソースの周期も前もって設定することができる。
D2D同期化ソースが同期化リソース上でD2DSSを送信するとき、少なくとも一つの同期化リソースでD2DSSを送信し、少なくとも他の同期化リソース(等)でD2DSSを受信する。ここで、D2DSSを送信(及び/又は受信)する同期化リソースは前もって設定することもできる。更なる一例として、D2DSS受信を同期化リソースとD2DSS送信のための同期化リソースの間の時間(timing)オフセットが設定することができる。
したがって、本発明によると、他のUEからのD2DSS受信を確かにするために、UEは自分のD2DSS伝送のために使われない(D2DSS)サブフレームで何の(他の)D2Dシグナル/チャネルも送信してはいけない。
また、UEがD2DSS再選択過程を遂行するとき、D2D−中断区間(D2D−silent period)が必要であるかについて説明する。同期化リソースが周期的な形態で現れ、UEは自分のD2DSS伝送のために使われる同期化リソースを除いては(他の)同期化リソース上で何の(他の)D2Dシグナル/チャネル送信も遂行しないと言っても、(自分のD2DSS伝送のために使わない同期化リソースでは)該当の周期的な同期化リソースに同期化されなかったeNB及びUEからのD2DSS伝送があり得る。したがって、UEが潜在的な(potential)非同期的D2DSSに対するスキャンを効率的に遂行するために、近接したD2D UEの伝送から邪魔されない(又は干渉されない)D2Dスキャニングのための“D2D−silent period”が定義される必要がある。仮に、このような区間が定義されない場合、OUT−NW UEは他のOUT−NW UEからの干渉によって、eNB又はin−NW UEから送信される、弱いが優先順位の高いD2DSSを検出することができないことがあり得る。
したがって、本発明では、D2DSS周期長の倍数として定義される“D2D−silent period”を定義し、out−NW UEの他の同期化ソースに対するスキャニングを支援することができる。
前述した内容に基づき、以下では単一受信チェーン(SINGLE RX CHAIN)のD2D RX UE(すなわち、“SRXCH_D2D RX UE”)がD2D DISCOVERY SIGNAL受信時に仮定するWAN DLシグナル受信動作について説明する。
また、D2D RX UEのインタ−セルディスカバリー信号(INTER−CELL DISCOVERY SIGNAL)(又は隣接セルディスカバリー信号(NEIGHBOR CELL DISCOVERY SIGNAL))受信のための同期(SYNCHRONIZATION)仮定/設定に対する一例は表3のようである。一例として、D2D RX UEが(前もって定義された上位階層シグナルによって)w1/w2の隣接セル(NEIGHBOR CELL)関連同期誤差情報を受信すれば、隣接セルD2Dリソース(例えば、NEIGHBOR CELL D2DSS RESOURCE(及び/又はNEIGHBOR CELL DISCOVERY RESOURCE POOL))に対して±w1/±w2大きさのディスカバリー参照同期化ウィンドウ(DISCOVERY REFERENCE SYNCHRONIZATION WINDOW)を仮定することになる(表3参照)。
具体的な一例として、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合、D2D RX UEは‘SF#N−w1’から‘SF#N+w1’までの範囲内に隣接セルD2DSSが受信されることができると仮定することになる。また、D2D RX UEが(前もって定義された上位階層シグナルによって)w2の隣接セル関連同期誤差情報を受信すれば、隣接セルディスカバリーリソースに対して±w2大きさのディスカバリー参照同期化ウィンドウを仮定することになる。具体的な一例として、サービングセルSF#K上に隣接セルディスカバリーリソースが設定された場合、D2D RX UEは‘SF#K−w2’から‘SF#K+w2’までの範囲内に隣接セルディスカバリーが受信されることができると仮定することになる。
以下、本発明の提案方法では、D2Dコミュニケーションが行われる環境の下で、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のD2D RX UEが前もって設定されるかシグナリングされたD2D信号リソースプール上でのD2D信号(S)及び/又は(該当のD2D信号リソースプールと連結された)D2DSS(S)を受信するとき、時間領域の側面で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)上での効率的なWAN下りリンク信号(等)受信方法を提案する。
以下では、説明の便宜のために、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のD2D RX UEを“SRXCH_D2D RX UE”と名付ける。ここで、一例として、本発明において“SRXCH_D2D RX UE”という用語はWAN DL SIGNAL/CHANNEL及び/又はD2D SIGNAL/CHANNEL関連同時受信動作遂行時に必要なRXチェーン個数に比べて相対的に少ない個数のRXチェーンを有するUEにも(拡張)解釈されることができる。また、一例として、SRXCH_D2D RX UEは一つのみであるRX CHAINによって、相異なるキャリア(又は周波数帯域)上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる時間リソース領域で送信されるD2D信号(等)(すなわち、UL CARRIER#X)とWAN下りリンク信号(等)(すなわち、UL CARRIER#Xとペアリング(PAIRING)されたDL CARRIER#X)、又はD2DSS(S)とWAN下りリンク信号(等)を同時に受信することが難しい。例えば、該当のSRXCH_D2D RX UEは単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作によって、相異なるキャリア(又は周波数帯域)上の他の時間リソース領域で送信されるi)D2D信号(等)(/D2DSS(S))とWAN下りリンク信号(等)又はii)D2DSS(S)とWAN下りリンク信号(等)を受信することになる。
また、時間領域の側面で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)はi)D2D信号リソースプール設定関連ビットマップが適用される時間区間内の全てのSF(S)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)、又はii)(D2D信号リソースプール又はD2D信号(等)受信関連の有効な)D2DSS(S)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)、又はiii)(表4で現れた)D2D信号リソースプール以前(PRECEDING)の一つのSF及び以後(FOLLOWING)の一つのSF(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)又はiv)D2D信号リソースプール設定関連ビットマップが適用される時間区間内のSF(S)内に実際にD2D SF(S)として設定されたSF(S)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)又はv)(D2D信号リソースプール又はD2D信号(等)受信関連の有効な)D2DSS(S)以前(PRECEDING)の一つのSF及び以後(FOLLOWING)の一つのSF(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)の少なくとも一つと解釈されることができる。
以下で、説明の便宜のために、このようなDL SF(S)を“INV_DL SF(S)”(又は“DL GAP”)と名付ける。また、SRXCH_D2D RX UEはD2D信号(等)/D2DSS(S)受信時に該当のINV_DL SF(S)(又はDL GAP)上でWAN下りリンク信号(等)受信を遂行しないと解釈することもできる。また、前もって設定されるかシグナリングされたD2D信号リソースプールは、サービングセル関連D2D信号リソースプール及び/又は隣接セル関連D2D信号リソースプールの少なくとも一つと解釈されることができる。また、i)D2D SA受信又はii)D2D DATA受信又はiii)D2D DISCOVERY SIGNAL受信又はiv)D2Dディスカバリープールに関連した少なくとも一つの有効なD2DSSリソース位置は上述したD2DSSリソース設定によって仮定されることができる。
以下、本発明の実施例はSRXCH_D2D RX UEが前もって設定されるかシグナリングされた(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール上でディスカバリー信号(等)及び/又は(該当(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールと連結された)D2DSS(S)を受信する状況を仮定する。しかし、本発明の提案方法が他の形態のD2D信号(例えば、D2D COMMUNICATION SIGNAL)受信状況でも拡張して適用することができる。また、以下の提案方法はFDDキャリアに基づくD2D信号/D2DSS受信動作のためにのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
<方法1>
本発明によると、SRXCH_D2D RX UEが(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールと連結されたD2DSS(S)を受信するとき、i)該当のD2DSSリソース(等)(又はD2DSSSF(S))と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)だけでなく、ii)D2DSSリソース(等)(又はD2DSSSF(S))以前(PRECEDING)の一つのSF及び以後(FOLLOWING)の一つのSF(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)もINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。
また、SRXCH_D2D RX UEが前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリーリソースプール上でディスカバリー信号(等)及び/又は(該当の隣接セルディスカバリーリソースプールと連結された)D2DSS(S)を受信するとき、INV_DL SF(S)は以下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則に従って定義/設定することができる。
以下で、SRXCH_D2D RX UEが(前もって定義された上位階層シグナルによって)w1(又はw2)の隣接セル関連同期誤差情報を受信(表4参照)した状況を仮定した。このような場合、該当のi)SRXCH_D2D RX UEは‘SF#N−w1’から‘SF#N+w1’までの範囲内(すなわち、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合)に隣接セルD2DSSが受信されることができると仮定するか、又はii)SRXCH_D2D RX UEは‘SF#K−w2’から‘SF#K+w2’までの範囲内(すなわち、サービングセルSF#K上に隣接セルディスカバリーリソースが設定された場合に隣接セルディスカバリーが受信されることができると仮定することになる。
(例示1−1)
本発明の第1実施例によると、SRXCH_D2D RX UEはD2D RX隣接セル関連同期誤差のため、隣接セルD2DSS受信(又は検出)のために‘SF#N−w1’から‘SF#N+w1’までの領域(すなわち、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合)をブラインド探索(BLIND SEARCH)しなければならない。
このような動作のために、SRXCH_D2D RX UEが(前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリーリソースプールと連結された)隣接セルD2DSSを受信するとき、i)‘SF#N−CEILING(w1)’から‘SF#N+CEILING(w1)’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)だけでなく、ii)該当‘SF#N−CEILING(w1)’から‘SF#N+CEILING(w1)’までの領域以前(PRECEDING)の一つのSF及び以後(FOLLOWING)の一つのSF(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)もINV_DL SF(S)と仮定するように設定することができる。
言い替えれば、SRXCH_D2D RX UEは‘SF#N−CEILING(w1)−1’から‘SF#N+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定することになる。ここで、CEILING(X)はXより大きいか同じ最小整数を導出する関数を示す。
さらに他の一例として、同じ状況の下で、(w1値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値より小さい場合、すなわちキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間が更なるINV_DL SF(S)設定なしにも確保される場合)SRXCH_D2D RX UEに最終的に‘SF#N−CEILING(w1)’から‘SF#N+CEILING(w1)’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。
さらに他の一例として、(同じ状況の下で)SRXCH_D2D RX UEはD2D RX隣接セル関連同期誤差のため、隣接セルディスカバリー受信/検出のために‘SF#P−w1’から‘SF#P+w1’までの領域(すなわち、サービングセルSF#P上に隣接セルディスカバリーリソースが設定された場合)をブラインド探索しなければならない。
ここで、このような動作のために、SRXCH_D2D RX UEはi)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目(STARTING)SF−CEILING(w1)−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後(ENDING)SF+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するか、又はii)(w1値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値より小さい場合)SRXCH_D2D RX UEは‘隣接セルディスカバリープール上の一番目(STARTING)SF−CEILING(w1)’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後(ENDING)SF+CEILING(w1)’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するか、又はiii)‘SF#P−CEILING(w1)−1’から‘SF#P+CEILING(w1)+1’までの領域(又は(w1値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値より小さい場合)‘SF#P−CEILING(w1)’から‘SF#P+CEILING(w1)’までの領域)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定(すなわち、INV_DL SF(S)設定時に隣接セルディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間内のSF(S)のうちで実際にDISCOVERY SF(S)として設定されたSF(S)のみを考慮すると解釈可能))するように設定することもできる。
さらに他の一例として、仮に(サービングセル/隣接セル)ディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間の最後(ENDING)SFが、NON−D2D SF(又はNON−DISCOVERY SF)であれば、該当の最後SF以後の一つのSFと時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定しないように設定することもできる。
さらに他の一例として、仮に(サービングセル/隣接セル)ディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間内に“NON−D2D SF、D2D SF、NON−D2D SF”順のSF配列が現れれば、該当のD2D SF以前の一つのSF及び以後の一つのSFと時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。若しくは、仮に(サービングセル/隣接セル)ディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間内に“NON−DISCOVERY SF、DISCOVERY SF、NON−DISCOVERY SF”順のSF配列が現れれば、該当のDISCOVERY SF以前の一つのSF及び以後の一つのSFと時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。
さらに他の一例として、(サービングセル/隣接セル)ディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間内に、該当のビットマップが‘1’(すなわち、D2D SF(又はDISCOVERY SF)として設定されたことを意味)と指定されなかった(UL)SF(S)上にD2DSS伝送が設定されるか該当のビットマップが‘1’と指定されなかった(UL)SF(S)がD2DSSリソースと定義された場合、例外的にD2DSS伝送が遂行されるように設定することもできる。若しくは、反対に、(サービングセル/隣接セル)ディスカバリープール設定関連ビットマップが適用される時間区間内に、該当のビットマップが‘1’と指定されなかった(UL)SF(S)上にD2DSS伝送が設定されるか該当のビットマップが‘1’と指定されなかった(UL)SF(S)がD2DSSリソースと定義された場合、例外的にD2DSS伝送が遂行されないように設定することもできる。
さらに他の一例として、SRXCH_D2D RX UEがD2D RX隣接セル関連同期誤差のため、(前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリーリソースプールと連結された)隣接セルD2DSS受信/検出のために‘SF#N−w2’から‘SF#N+w2’までの領域(すなわち、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合)をブラインド探索する場合、‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域又は ‘SF#N−CEILING(w2)−1’から‘SF#N+CEILING(w2)+1’までの領域又は ‘SF#N−FLOOR(w2)−1’から‘SF#N+FLOOR(w2)+1’までの領域の一つと時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。
さらに他の一例として、(同じ状況の下で)SRXCH_D2D RX UEはD2D RX隣接セル関連同期誤差のため、隣接セルディスカバリー受信/検出のために‘SF#P−w2’から‘SF#P+w2’までの領域(すなわち、サービングセルSF#P上に隣接セルディスカバリーリソースが設定された場合)をブラインド探索しなければならない。
一例として、このような動作のために、SRXCH_D2D RX UEはi)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後のSF+1’までの領域、又はii)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w2)−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後のSF+CEILING(w2)+1’までの領域、又はiii)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−FLOOR(w2)−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後のSF+FLOOR(w2)+1’までの領域の一つと、時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定するように設定することもできる。
さらに他の一例として、表4の“PAGING RECEPTION (AND/OR SIB RECEPTION)IS PRIORITIZED OVER D2D RECEPTION”規則が適用されることによって、(RRC_IDLE)D2D UEがi)(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール上で(隣接/サービングセル)ディスカバリー信号受信動作、又はii)(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプールと連結された(隣接/サービングセル)D2DSS受信動作の少なくとも一つを遂行しているうちにページング信号(及び/又はSIB)(SF#N)を受信しなければならなければ、‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域(又は‘SF#N’)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール上のSF(S)でディスカバリー信号受信動作を遂行しないように設定することができる。
さらに他の一例として、表4の“PAGING RECEPTION (AND/OR SIB RECEPTION)IS PRIORITIZED OVER D2D RECEPTION”規則が適用されることによって、(RRC_IDLE)D2D UEがi)(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール上で(隣接/サービングセル)ディスカバリー信号受信動作、又はii)(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプールと連結された(隣接/サービングセル)D2DSS受信動作の少なくとも一つを遂行しているうちにページング信号(及び/又はSIB)(SF#N)を受信しなければならなければ、‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域(又は‘SF#N’)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(隣接/サービングセル)D2DSSSF(S)(又はD2DSSリソース)上でD2DSS受信動作を遂行しないように設定することもできる。
ここで、さらに他の一例として、該当のページング信号(及び/又はSIB)受信時点と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール内ではディスカバリー信号受信動作を遂行しないように設定することもできる。
(例示1−2)
本発明の第1実施例によると、i)前もってシグナリングされるか設定された隣接セルD2DSSリソースOFFSETと隣接セルディスカバリーリソースプールオフセットの間の間隔、又はii)前記例示1−1で説明した隣接セルD2DSS受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘SF#N+CEILING(w1)+1’(又は‘SF#N+CEILING(w1)’)と隣接セルディスカバリー受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)−1’(又は‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)’)の間の間隔が前もって設定されるかシグナリングされた閾値より小さければ、前記(例示1−1)で説明した隣接セルD2DSS受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘SF#N+CEILING(w1)+1’(又は‘SF#N+CEILING(w1)’)と隣接セルディスカバリー受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)−1’(又は‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)’)の間の領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)もINV_DL SF(S)と仮定/設定するように設定することができる。ここで、このような仮定/設定の適用によって、頻繁な単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作の発生を緩和させることができる。
また、一例として、このような仮定/設定はi)前もってシグナリングされるか設定された隣接セルD2DSSリソースオフセットと隣接セルディスカバリーリソースプールオフセットの間の間隔、又はii)前記例示1−1で説明した隣接セルD2DSS受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘SF#N+CEILING(w1)+1’(又は‘SF#N+CEILING(w1)’)と隣接セルディスカバリー受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)−1’(又は‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)’)の間の間隔が前もって設定されるかシグナリングされた閾値より大きければ、前記例示1−1で説明した隣接セルD2DSS受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘SF#N+CEILING(w1)+1’(又は‘SF#N+CEILING(w1)’)と隣接セルディスカバリー受信関連INV_DL SF(S)設定のための‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)−1’(又は‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−CEILING(w1)’)の間の領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)と仮定/設定しないと解釈可能である。
<方法2>
上述したように、前もって固定されるか設定された周期(PERIODICITY)の(サービングセル/隣接セル)D2DSSリソースは、多数の(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールと連結されることができる。若しくは、一つの(サービングセル/隣接セル)D2DSS設定は、多数の(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールのために用いられることができる。また、一例として、(サービングセル/隣接セル)D2DSSリソース周期は40msと固定されることができる。
このような特性を考慮するとき、(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール(等)と連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSS(S)受信関連INV_DL SF(S)設定時、SRXCH_D2D RX UEの自分が実際に受信しようとする(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールの(以前(又は前)に位置する)連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSS(すなわち、THE LATEST SUBFRAME OF THE D2DSSリソースBEFORE THE START OFディスカバリープール)のみを考慮し、上述した方法#1に基づくINV_DL SF(S)を設定することもできる。
このような設定/仮定の適用は、一例として、SRXCH_D2D RX UEの自分が実際に受信しないか受信したくない(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールの以前(又は前)に位置する連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSSを考慮し、INV_DL SF(S)を設定しないと解釈可能である。また、このような設定/仮定の適用によって、(サービングセル/隣接セル)D2DSSによる過度なINV_DL SF(S)設定を緩和させることができる。
また、一例として、このような仮定/設定はSRXCH_D2D RX UEが(サービングセルから)前もって定義された指定シグナリング(DEDICATED SIGNALING)(例えば、RRC SIGNALING)によって特定の(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール上でのみ(サービングセル/隣接セル)ディスカバリー受信動作を遂行することを指示された場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
さらに他の一例として、前述した方法#1によって、(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール(等)と連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSS(S)受信関連INV_DL SF(S)設定時、SRXCH_D2D RX UEが、(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールの以前(又は前)に位置する連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSS(すなわち、THE LATEST SUBFRAME OF THE D2DSSリソースBEFORE THE START OFディスカバリープール)のみを考慮し、該当のINV_DL SF(S)を設定することもできる。
<方法#3>
仮に、一つの(サービングセル/隣接セル)D2DSS受信によって、関連/連結された(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプールの同期(SYNCHRONIZATION)を取りにくければ、該当の(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール以前(又は前)に位置する前もって設定されるかシグナリングされたQ個の(サービングセル/隣接セル)D2DSS(S)を受信/利用するように定義することもできる。
このような場合、SRXCH_D2D RX UEが、(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール以前(又は前)に位置する前もって設定されるかシグナリングされたQ個の(サービングセル/隣接セル)D2DSS(S)も考慮し、(上述した方法#1又は方法#2によって)INV_DL SF(S)を設定するように設定することもできる。
また、ディスカバリープール設定に関連して使用インデックス(usage index)を設定する方法は表5のように定義することができる。
また、INV_DL SF(s)(又はDL GAP)を効率的に設定する方法についてさらに説明する。上述した表4及び表3に基づき、前記表4の動作はサービングセル及びw2のウィンドウ長が指示された隣接セルのD2Dディスカバリープールに対する動作として有効である。
しかし、w1のウィンドウ長が指示された隣接セルのプールに関し、ディスカバリープールの以前又は以後に位置する1msの余白(margin)はセルタイミングの曖昧さを収容するのには十分ではない。言い替えれば、DL GAPはULキャリア上の隣接セルのディスカバリーリソースプールに属するサブフレームとこのようなサブフレームに先行する(ceil(w1)+1)サブフレーム及び後行する(ceil(w1)+1)サブフレームと定義しなければならない。
また、UEは前記ディスカバリープールの最初サブフレーム上に現れるD2DSS又は前記ディスカバリープール以前の一番近いサブフレームでD2DSSを受信する必要がある。
これを考慮するとき、隣接セルのディスカバリープールと連関されたD2DSSサブフレームとこのようなサブフレームに先行する(ceil(w1)+1)サブフレーム及び後行する(ceil(w1)+1)サブフレームを(更なる)DL GAPと設定する必要がある。
図14は同期化ウィンドウ長w2及びw1の隣接セルのために必要なDL GAPを比較するための参照図である。図14(a)は同期化ウィンドウ長w2の隣接セルのために必要なDL GAPを示し、図14(b)は同期化ウィンドウ長w1の隣接セルのために必要なDL GAPを示す。
ディスカバリープール及び連関されたD2DSSサブフレームのためのDL GAPが単一の連続的なDL gapとして現れるか、それではなければ2個の独立的な(又は分離された)DL gapsとして現れるかはさらに考慮することができる。また、D2DSSを支援することができないUEに対してD2DSSサブフレームのためのDL GAPが設定することができるかも考慮することができる。
一例として、サービングセルのディスカバリープール又は同期化ウィンドウ長w2が指示された隣接セルのディスカバリープールに対し、ディスカバリーに関連したDL gapが適用されることができる。
同期化ウィンドウ長w1を有する隣接セルに対し、DL gapはディスカバリープール及びこれと連関されたD2DSSサブフレームとこのようなサブフレームに先行する(ceil(w1)+1)サブフレーム及び後行する(ceil(w1)+1)サブフレームに対して設定することができる。
以下で、eNBがそれぞれのUEのためのDL gapの設定を制御することができるかに対して調査する。UE能力及び搬送波集成(CA)設定によって、DL gapはあるUEのためには必要でないこともある。
例えば、仮にUEがコミュニケーション(communication)及びディスカバリーのいずれも可能であり、WAN DL及びD2Dの同時受信を支援することができる下りリンク搬送波集成(DL CA)が設定されたなら、UEがディスカバリーを受信するためのDL GAPが必要でないこともある。
はなはだしくは、UEがD2Dコミュニケーションを支援しないとしても、DL gapを必要とする(UEの)条件(又はDL gapが必要であるか不要であるか)を指示するUE能力シグナリング(UE capability signaling)を定義することができる(表6参照)。
したがって、DLサブフレーム損失を最小化するために、UE−特定方式でディスカバリーのためのDL gapに対する制御可能性(controllability)が必要である。
eNBによってDL gapが制御されると仮定する場合、特定のリソースプール及び/又は特定のセルのためのDL gapを設定するかが決まらなければならない。UEは特定の使用インデックスを有するプール上で送信されるディスカバリーを受信することに対して関心がないこともある。また、セルからの距離のため、特定の隣接セルから送信されるディスカバリーを受信することができないこともある。
したがって、本発明によると、DL gap設定に関連し、基地局がプール−特定/隣接セル−特定方式でDL gap設定を制御することができる。
単一受信チェーン(SINGLE RX CHAIN)を有するUEがDL gapでDL WAN動作を行う方法について説明する。例えば、PHICHの受信タイミングがDL gapに属する場合、UEは意図しなかったPUSCH再伝送を防止するために、該当のPHICHをACKと仮定し、自分の上位階層にこれを報告することができる。
また、CSI報告に関連したCSI参照リソース(例えば、サブフレーム#n)がDL gapに属する場合、このようなCSI参照リソースはサブフレーム#n以前の一番近い有効なDLサブフレーム(DL gapに位置しない)に取り替えることができる。さらに他の一例として、このような場合、UEは予め定義されたCSI値を報告するように定義することもできる。また、DRXカウンターに関連した動作を定義することもできる。例えば、UEはD2Dディスカバリーを受信しない他のサービングセル(すなわち、他の集成キャリア)でPDCCHを受信することができるから、DL gapでもDRXカウンティングを維持(又は遂行)することができる
<方法#4>
前述した方法#1/方法#2/方法#3によってINV_DL SF(S)が設定される場合、SRXCH_D2D RX UEが以下の例示4−1〜例示4−3の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の設定によってWAN通信を遂行するように定義することができる。
(例示4−1)
一例として、特定の時点に報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算/導出関連干渉測定リソース(IMR)がINV_DL SF上に位置する場合、SRXCH_D2D RX UEが該当のIMRが有効ではないと仮定するように設定することができる。ここで、このようなCSI報告は該当のINV_DL SF以前に一番近い(又は早い)時点のNON−INV_DL SF上に位置するIMRを(再び)用いて遂行/計算されるように設定するか、あるいは該当のCSI報告は省略されるように設定するか、あるいは前もって定義された特定値(例えば、OOR(out−of−range))のCSI情報を報告するように設定することもできる。
また、一例として、特定の時点に報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算/導出関連CSI参照リソースがINV_DL SFである場合、SRXCH_D2D RX UEが該当のCSI参照リソースが有効ではないと仮定するように設定することができる。ここで、このようなCSI報告は該当のINV_DL SF以前に一番近い(又は早い)時点のNON−INV_DL SFと有効な(VALID)DL SFの条件を同時に満たすDL SFをCSI参照リソースとして(再)利用/(再)仮定して遂行/計算するように設定するか、あるいは該当のCSI報告は省略されるように設定するか、あるいは前もって定義された特定の値(例えば、OOR)のCSI情報を報告するように設定することもできる。
また、一例として、前述した例示4−1の適用はINV_DL SFがCSI測定用途に用いられないと解釈可能である。ここで、CSI測定用途は所望の信号測定(DESIRED SIGNAL MEASUREMENT)及び/又は干渉測定の中で少なくとも一つを意味する。さらに他の一例として、該当のINV_DL SF上でD2D信号受信動作ではない、WAN通信関連CSI測定動作を遂行するように設定することもできる。さらに他の一例として、INV_DL SFはRRM及び/又はRLM用途に使われないように設定することもできる。
(例示4−2)
前述した例示4−1が適用される場合、特定の時点に報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算関連の有効なCSI参照リソースは、前もって定義されるかシグナリングされた時間ウィンドウ(TIME WINDOW、以下、“WIN_SIZE”)内でのみ再探索されるように設定することもできる。ここで、このような時間ウィンドウ設定は過度にOUTDATED CSI情報が報告されることを緩和させることができる。
具体的な一例として、SF#Rで報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算/導出関連CSI参照リソースであるSF#(R−4)がINV_DL SFである場合、前述した設定/仮定によって‘SF#(R−4−1)’から‘SF#(R−4−WIN_SIZE)’までの領域内でのみ、NON−INV_DL SFと有効な(VALID)DL SFの条件を同時に満たすSF#(R−4)以前に一番近い(又は早い)時点のCSI参照リソースを再探索することになる。
さらに他の一例として、特定の時点に報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算関連の有効なIMRは前もって定義されるかシグナリングされた時間ウィンドウ内でのみ再探索されるように設定することもできる。一例として、SF#Rで報告される(周期的/非周期的)CSI情報計算/導出関連IMRが位置するSF#(R−5)がINV_DL SFである場合、前述した設定/仮定によって‘SF#(R−5−1)’から‘SF#(R−5−WIN_SIZE)’までの領域内でのみ、NON−INV_DL SF上に位置するIMRの条件を満たすSF#(R−5)以前に一番近い(又は早い)時点のIMRを再探索することになる。
また、前述した例示4−2が適用される場合、仮に前もって定義されるかシグナリングされた時間ウィンドウに基づく再探索領域内で有効なCSI参照リソース及び/又は有効なIMRが存在しないか再選択されることができない場合、該当のCSI報告は省略されるように設定するかあるいは前もって定義された特定値(例えば、OOR)のCSI情報を報告するように設定することもできる。
(例示4−3)
一例として、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のUE#ZにD2Dコミュニケーションと無線リソース用途の動的変更動作(すなわち、“EIMTA MODE”)が同時に設定(CONFIGURATION)され、また、仮に無線リソース用途の動的変更関連指示子(すなわち、“EIMTA DCI”)のモニタリング(又は受信)関連サブフレームがINV_DL SFに設定されれば、UE#Zが、該当のINV_DL SF上でEIMTA DCIモニタリング(又は受信)を遂行しないように設定することもできる。さらに他の一例として、該当のINV_DL SF上でD2D信号受信動作ではない、EIMTA DCIモニタリング(又は受信)動作を遂行するように設定することもできる。
さらに他の一例として、表3から分かるように、前もって定義された特定のWAN下りリンク信号の受信は、i)(サービングセル/隣接セル関連)D2D信号受信、又はii)(サービングセル/隣接セル関連)ディスカバリー信号受信、又はiii)(サービングセル/隣接セル)D2D信号リソースプール(等)と連結された(サービングセル/隣接セル)D2DSS(S)受信の少なくとも一つより優先する。ここで、該当のWAN下りリンク信号はページング(及び/又はSIB)と定義することができる。
このような定義が適用される場合、D2D UEが(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール上で(隣接/サービングセル)ディスカバリー信号受信動作又は(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプールと連結された(隣接/サービングセル)D2DSS受信動作の一つを遂行しているうちに、ページング信号(及び/又はSIB)(SF#N)を受信しなければならなければ、i)‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域(又は‘SF#N’)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(隣接/サービングセル)D2D信号リソースプール上のSF(S)でディスカバリー信号受信動作を遂行しないように設定、又はii)‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域(又は‘SF#N’)と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(NEIGHBOR/SERVING)CELL D2DSSS F(S)(又はD2DSSリソース)上でD2DSS受信動作を遂行しないように設定(すなわち、SF#Nでは(少なくとも)ページング信号(及び/又はSIB)受信動作遂行)の少なくとも一つが適用されることもできる。
一例として、該当の‘SF#N’(又は‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域)上では、i)(前記方法#4の適用によってINV_DL SF(S)で受信/有効でなかった)PHICH受信、あるいはEIMTA DCI受信、又はランダムアクセス応答受信、又は(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE4(すなわち、CONTENTION RESOLUTION MESSAGE)受信、又は(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE3(例えば、PUSCH)(再)伝送関連PHICH受信の少なくとも一つが遂行されるように設定し、及び/又はii)該当‘SF#N’(又は‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域)上のIMRリソース又はCSI参照リソースの少なくとも一つが有効であると仮定されるように設定することもできる。ここで、このような設定はSRXCH_D2D RX UEの場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
さらに他の一例として、該当の‘SF#N’(又は‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域)上では、i)PHICH受信、又はEIMTA DCI受信、又はランダムアクセス応答受信、又は(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE4(すなわち、CONTENTION RESOLUTION MESSAGE)受信、又は(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE3(例えば、PUSCH)(再)伝送関連PHICH受信が許されないように設定し、及び/又はii)該当‘SF#N’(又は‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域)上のIMRリソース及び/又はCSI参照リソースが有効ではないと仮定されるように設定することもできる。
以下、FDD環境の下で、D2D UEのD2D信号(すなわち、UL SPECTRUM)/WAN下りリンク信号(すなわち、DL SPECTRUM)同時受信能力/動作の一例は表7の通りである。
<方法#5>
前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の提案方法(例えば、方法#1、方法#2、方法#3、方法#4)に基づいて設定されるINV_DL SF(S)は下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の条件が満たされる場合に設定されないこともあり得る。ここで、方法#5はFDDシステム環境(DL AND UL SPECTRUM OF FDD CARRIERS SUPPORTING D2D)の下でD2D動作が遂行される場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
(例示5−1)
一例として、D2D UEがD2DコミュニケーションとD2Dディスカバリーを同時に同じ(UL)キャリア(又は(UL)SPECTRUM)で受信していれば、INV_DL SF(S)が設定されないこともあり得る。なぜなら、該当のD2D UEは前記表7の“FOR COMMUNICATION、 RAN1 ASSUMES THAT UE IS ABLE TO RECEIVE SIMULTANEOUSLY ON THE DL AND UL SPECTRUM OF FDD CARRIERS SUPPORTING D2D”によって、D2Dコミュニケーション受信のためのD2D受信機(D2D Receiver)が既に備えられているかあるいは設けられているからである。
さらに他の一例として、D2D UEがINV_DL SF(S)設定の必要性があるかをシグナリングすることができる場合、仮に該当のD2D UEがINV_DL SF(S)設定が不必要であることをシグナリングしたなら、INV_DL SF(S)が設定されないこともあり得る。
さらに他の一例として、D2D UEがDL GAP設定の必要性有無をシグナリングすることができる場合、仮に該当のD2D UEがDL GAP設定が不必要であることをシグナリングしたなら、DL GAPが設定されないこともありえる。
(例示5−2)
一例として、前述した方法#1又は方法#2又は方法#3又は方法#4の少なくとも一つに基づいて設定されるD2DSS関連INV_DL SF(S)は、仮にD2D UEがD2DSS(TX/RX)支援可能(CAPABLE)でなければ、設定されないこともあり得る。ここで、このようなUE可能性(UE Capability)がシグナリングされるか報告されるなら、eNB/ネットワークがD2DSS関連INV_DL SF(S)設定有無を前もって定義されたシグナル(例えば、DEDICATED (RRC) SIGNALING、SIB)によって知らせるように設定することもできる。
(例示5−3)
一例として、i)前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリープールと連結された(隣接セル)D2DSS測定値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以下(すなわち、隣接セルがサービングセル/D2D RX UEから遠い距離にあると判断)の場合、及び/又はii)該当の隣接セルの(MODIFIED)RSRP値(又は(MODIFIED)RSRQ)が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以下(すなわち、隣接セルがサービングセル(又はD2D RX UE)から遠い距離にあると判断)の場合、前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)提案方法(例えば、方法#1及び/又は方法#2及び/又は方法#3及び/又は方法#4)によって設定されるD2DSS関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)及び/又はディスカバリープール関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)が設定されないように定義することもできる。
他の一例として、i)前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリープールと連結された(隣接セル)D2DSS測定値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以上の場合、及び/又はii)該当の隣接セルの(MODIFIED)RSRP値(又は(MODIFIED)RSRQ)が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以上の場合、前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の提案方法(例えば、方法#1及び/又は方法#2及び/又は方法#3及び/又は方法#4)によって設定されるD2DSS関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)及び/又はディスカバリープール関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)が設定されないように定義することもできる。
ここで、一例として、i)仮にD2D UEが前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリープールと連結された(隣接セル)D2DSS測定値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以下であるかについての情報、又はii)D2D UEが前もって設定されるかシグナリングされた隣接セルディスカバリープールと連結された(隣接セル)D2DSS測定値が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以上であるかについての情報、又はiii)隣接セルディスカバリープールと連結された(隣接セル)D2DSS測定値情報)、又はiv)該当の隣接セルの(MODIFIED)RSRP値(又は(MODIFIED)RSRQ値)が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以下であるかについての情報、又はv)該当の隣接セルの(MODIFIED)RSRP値(又は(MODIFIED)RSRQ値)が前もって設定されるかシグナリングされた閾値以上であるかについての情報、又はvi)隣接セルの(MODIFIED)RSRP値(又は(MODIFIED)RSRQ値)情報)の少なくとも一つをサービングセルに報告すれば、該当の情報を受信したサービングセルは端末特定的な(UE−SPECIFIC)あるいはセル特定的な(CELL−SPECIFIC)形態に前もって定義されたシグナル(例えば、DEDICATED (RRC) SIGNALING、 SIB)によって、D2DSS関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)及び/又はディスカバリープール関連INV_DL SF(S)(又はDL GAP)設定有無を知らせることもできる。
また、一例として、eNB(又はサービングセル)が端末特定的(UE−SPECIFIC)/セル特定的(CELL−SPECIFIC)に、どの(NEIGHBOR) CELL(S)のD2DSS SF(S)及び/又はDISCOVERY (POOL) SF(S)に対し、INV_DL SF(S)(又はDL GAP)を設定するかを指定することもできる。
提案方式に対するさらに他の一例として、表4に示すように、前述したINV_DL SF(S)(又はDL GAP)は、UEが望む使用インデックス(USAGE INDEX)の(ディスカバリー)プールと連結/ペアリングされたDL CC(又はDL CELL)にのみ設定するように定義されるか、あるいはeNBが特定の使用インデックスの(ディスカバリー)プール(又は特定の(ディスカバリー)プール)(と連結/ペアリングされたDL CC(又はDL CELL))でのみ設定することもできる。
提案方式に対するさらに他の一例として、w1の(ディスカバリー信号及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS受信関連)同期誤差情報がシグナリングされたセルに対してはINV_DL SF(S)(又はDL GAP)を設定せずに最善の努力の方式(BEST EFFORT MANNER)でi)DISCOVERY又はii)ディスカバリー信号受信動作又はii)(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS受信動作の少なくとも一つを遂行するように設定することもできる。
提案方式に対するさらに他の一例として、w1の(ディスカバリー信号及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS受信関連)同期誤差情報がシグナリングされたセルに対し、w2の(ディスカバリー信号及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS受信関連)同期誤差情報がシグナリングされたセルのようにINV_DL SF(S)(又はDL GAP)を設定し、これによる性能減少を甘受するように設定することもできる。
ここで、一例として、w1のディスカバリープール(及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS)受信関連同期誤差情報がシグナリングされたセルに対しては、前記方法#1の例示1−1で説明したように、i)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目(STARTING)SF−CEILING(w1)−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後(ENDING)SF+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定し、及び/又はii)‘SF#N−CEILING(w1)−1’から‘SF#N+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定(例えば、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合)するように設定することができる。
一方、一例として、w2のディスカバリープール(及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS)受信関連同期誤差情報がシグナリングされたセルに対しては、前記方法#1の例示1−1で説明したように、i)‘隣接セルディスカバリープール上の一番目SF−1’から‘隣接セルディスカバリープール上の最後のSF+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定し、及び/又はii)‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定(例えば、サービングセルSF#N上に隣接セルD2DSSリソースが設定された場合)するように設定することができる。
以下では、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のD2D RX UE(以下、“SRXCH_D2D RX UE”)又はD2D/セルラー共有RXチェーン(SHARED D2D/CELLULAR RX CHAIN、以下、“SHRXCH_D2D RX UE”)が、i)インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合、又はii)インターPLMN(INTER−PLMN)に基づく他のPLMN(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合、前述したINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))を効率的に設定する方案を提示する。ここで、SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)は自分の(相対的に少ない数又は一つの)RXチェーンをD2D RXの用途とWAN DL RXの用途に交互にするか共有して用いる端末と解釈することができる。また、下の提案方式は搬送波集成技法(CA)が適用された状況だけではなく、一つのセル(SINGLE CELL)が設定された状況でも拡張して適用することができる。
以下、表8はSHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がD2Dディスカバリー信号受信時に仮定するWAN DLシグナル受信動作(すなわち、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定)を示す。
<方法#6>
UE(例えば、SINGLE RX CHAINのD2D RX UE)(又はSRXCH_D2D RX UE(例えば、SHARED D2D/CELLULAR RX CHAINのD2D RX UE))が、i)インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合、又はii)インターPLMN(INTER−PLMN)に基づく他のPLMN(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合、前述したINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))は以下の例示6−1〜例示6−8に開示した下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則/設定に基づいて設定されるように定義することができる。ここで、一例として、SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)は自分の(相対的に少ない数の又は一つの)RX CHAINをD2D RX用途とWAN DL RXの用途に交互にして(又は共有して)用いる端末と解釈することができる。また、一例として、以下の提案方式は搬送波集成技法(CA)が適用された状況だけではなく、一つのセル(SINGLE CELL)が設定された状況でも拡張して適用することができる。
ここで、提案方式に対する説明の便宜のために、SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)が二つのセル(すなわち、PRIMARY CELL#A(すなわち、DL CC#A、UL CC#A)、SECONDARY CELL#B(すなわち、DL CC#B、UL CC#B))が設定された状況の下で、インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリア(又は他のPLMN(UL)キャリア)(以下、“DIFF_CC”)でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行すると仮定した。
また、インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリアは、PCELL#AのUL CC#A(SCELL#B(UL CC#B/DL CC#B)の観点でインターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)UL CC)又はSCELL#BのUL CC#B(PCELL#A(UL CC#A/DL CC#A)の観点でインターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)UL CC)と指定することもできる。
また、一例として、方法#6は三つ以上のセル(又は一つのセル)が設定された状況の下で、DIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合にも拡張して適用可能である。一例として、方法#6はDIFF_CCがサービングセル及び/又は隣接セルとして設定された場合にも拡張して適用可能である。
(例示6−1)
SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行する場合、搬送波集成技法と設定された自分の全てのDL CC(S)(例えば、DL CC#A、DL CC#B)上で、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))を設定するように定義することができる。ここで、このような設定/規則の適用は特定の(サービングセル関連)DL CC上でのINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定有無が、該当の特定(サービングセル関連)DL CCがDIFF_CCとPAIRED DL CC関係にあるか否かではなく、DIFF_CC上でのD2Dディスカバリー信号受信動作の遂行可否によって決定されると解釈することもできる。
(例示6−2)
SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行する場合、搬送波集成技法で設定された自分のDL CC(S)(又はサービングセル(S))のうち前もって定義されるかシグナリングされたサービングセル関連DL CC(S)でのみ、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))を設定するように定義することができる。
ここで、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))が設定されるDL CC(S)とDIFF_CCの間にはi)(仮想的な)ペアリング(PAIRING)が指定されていると解釈されるか、あるいはii)INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))が設定されるDL CC(S)はDIFF_CCの(仮想的な)ペアリングされた(PAIRED) DL CC(S)と解釈することができる。
また、SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行するとき、i)INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))が設定されるDL CC(S)、又はii)サービングセル(S))についての情報は、“D2Dディスカバリープールが設定された(UL) CC(又はサービングセル)情報”と、“D2Dディスカバリープールが設定された該当の(UL) CC(又はサービングセル)上でD2Dディスカバリー信号受信動作が遂行される場合、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))が設定されるDL CC(S)(又はサービングセル(S))についての情報”の対(PAIR)/組合せとしてシグナリング/定義されることができる。
(例示6−3)
SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行する場合、搬送波集成技法で設定された自分のDL CC(S)のうちPCELLのDL CC(例えば、DL CC#A)でのみ、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))を設定するように定義することができる。ここで、このような方式の適用はPCELLのDL CC(例えば、DL CC#A)上でのINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定有無が、該当のPCELLのペアリングされた(PAIRED)UL CC(例えば、UL CC#A)でのD2Dディスカバリー信号受信動作遂行有無ではなく、DIFF_CC上でのD2Dディスカバリー信号受信動作遂行有無によって決定されると解釈することもできる。
(例示6−4)
SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行する場合、搬送波集成技法で設定された自分のDL CC(S)のうちPCELLを除いたSCELL(S)のDL CC(S)(例えば、DL CC#B)でのみ、INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))を設定するように定義することができる。ここで、このような方式の適用はSCELL(S)のDL CC(S)(例えば、DL CC#B)上でのINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定有無が、該当のSCELL(S)のペアリングされた(PAIRED)UL CC(S)(例えば、UL CC#B)でのD2Dディスカバリー信号受信動作遂行有無ではなく、DIFF_CC上でのD2Dディスカバリー信号受信動作遂行有無によって決定されると解釈することもできる。
(例示6−5)
上述した例示(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4))で、DIFF_CC上のディスカバリープール及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS受信関連同期誤差情報がw1を介してシグナリングされた場合、i)‘DIFF_CCディスカバリープール上の一番目(STARTING)SF−CEILING(w1)−1’から‘DIFF_CCディスカバリープール上の最後(ENDING)SF+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択されるか指定されたDL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定し、及び/又はii)‘SF#N−CEILING(w1)−1’から‘SF#N+CEILING(w1)+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択されるか指定されたDL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定(すなわち、サービングセルSF#N上にDIFF_CC D2DSSリソースが設定された場合)することになる。ここで、このような設定/規則はDIFF_CCが隣接セル(及び/又はサービングセル及び/又は他のPLMN(UL)キャリア)である場合にのみ限定的に適用されるように定義することもできる。
さらに他の一例として、DIFF_CC上のディスカバリープール(及び/又は該当のディスカバリープールと連結されたD2DSS)受信関連同期誤差情報がw2を介してシグナリングされた場合、i)‘DIFF_CCディスカバリープール上の一番目SF−1’から‘DIFF_CCディスカバリープール上の最後のSF+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択された(又は指定された)DL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定し、及び/又はii)‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択されるか指定されたDL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定(すなわち、サービングセルSF#N上にDIFF_CC D2DSSリソースが設定された場合)することになる。ここで、該当の規則はDIFF_CCが隣接セル(及び/又はサービングセル及び/又は他のPLMN(UL)キャリア)である場合にのみ限定的に適用されるように定義することもできる。
(例示6−6)
前述した例示(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4))で、i)‘DIFF_CCディスカバリープール上の一番目(STARTING)SF−1’から‘DIFF_CCディスカバリープール上の最後(ENDING)SF+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択されるか指定されたDL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定し、及び/又はii)‘SF#N−1’から‘SF#N+1’までの領域と時間リソース領域上で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる前述した例示に基づいて選択されるか指定されたDL CC(S)のDL SF(S)をINV_DL SF(S)(又はDL GAP)と仮定(すなわち、サービングセルSF#N上にDIFF_CC D2DSSリソースが設定)された場合)することになる。ここで、このような設定はDIFF_CCがサービングセル(及び/又は隣接セル及び/又は他のPLMN(UL)キャリア)の場合にのみ限定的に適用されるように定義することもできる。
(例示6−7)
i)前述した(一部又は全部)例示(等)(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4)、(例示6−5)、(例示6−6))の適用可否、又はii)どの(サービング)セルに前述したどの例示(等)が適用されるか、又はiii)インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作によるINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定有無、又はiv)他のPLMN(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作によるINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定有無のうちで少なくとも一つについての情報をサービングeNB/D2D UEが(他の)D2D UEに前もって定義されたシグナル(例えば、SIB、(DEDICATED)RRC、PD2DSCH)によって知らせるように設定されるか、前もって定義されるように設定することもできる。
さらに他の一例として、前述した例示(等)(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4)、(例示6−5))、(例示6−6))はSHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2DコミュニケーションSIGNAL(例えば、SA、D2D DATA)受信動作を遂行するときにも拡張して適用することができる。
さらに他の一例として、前述した例示(等)(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4)、(例示6−5)、(例示6−6))上でDIFF_CCのペアリングされた(PAIRED)DL CCが存在(例えば、インターフリクエンシー(INTER−FREQUENCY)上の他の(UL)キャリアでのD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合)し、SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CCでD2Dディスカバリー信号受信動作を行う場合、(前述した規則に基づく)INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))が該当のペアリングされた(PAIRED)DL CC上でi)いつも又はii)INV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))設定が許可(ENABLING)された場合にのみ設定されるように定義することもできる。
(例示6−8)
SHRXCH_D2D RX UE(又はSRXCH_D2D RX UE)がDIFF_CC上でD2Dディスカバリー信号受信動作を遂行する場合に設定するINV_DL SF(S)(又はDL GAP(S))情報はビットマップ形態で指定されるかシグナリングされることができる。ここで、該当の情報が実際にどの(サービング)セルに適用されなければならないかは、サービングeNB(又はD2D UE)が(他の)D2D UEに前もって定義された追加的なシグナル(例えば、SIB、(DEDICATED)RRC、PD2DSCH)によって知らせるように設定されるか、前もって設定されるかあるいは前述した(前もって定義されるかシグナリングされた)少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則(例えば、(例示6−1)、(例示6−2)、(例示6−3)、(例示6−4)、(例示6−5)、(例示6−6)、(例示6−7))に基づいて選定されるように定義することもできる。
<方法#7>
前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の方法(例えば、方法#1、方法#2、方法#3、方法#4、方法#5)によってINV_DL SF(S)が設定される場合、下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の設定によってDRX動作を遂行するように定義することができる。
本発明についての具体的な説明を開示するに先立ち、既存(端末の)DRX設定/動作は表9のように遂行される。
ここで、個別端末のDRX設定は、サービングセルがUE別に(伝送が必要な)下りリンクデータの存在有無によって端末特定的に(UE−SPECIFIC)設定することができる。また、方法#7はSRXCH_D2D RX UEの場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。また、方法#7はRRC_CONNECTED UE(又はRRC_IDLE UE)がDRX動作を遂行する場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。また、方法#7は搬送波集成技法が適用された状況(及び/又は搬送波集成技法が適用されない状況)でだけ限定的に適用されるように設定することもできる。
(例示7−1)
前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定タイマー(例えば、onDurationTimer、drx−InactivityTimer、drx−RetransmissionTimer)は、前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の提案方法(例えば、方法#1、方法#2、方法#3、方法#4、方法#5)に基づいて設定されるINV_DL SF(S)でカウントされないように設定することもできる。ここで、該当のINV_DL SF(S)は既存(LEGACY)動作の下でDRX動作関連の特定タイマーがカウントされなかった、一種の測定GAP(すなわち、表9)と解釈するかあるいはPDCCH−subframe(表9参照)ではないと解釈することができる。
(例示7−2)
前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定タイマー(例えば、onDurationTimer、drx−InactivityTimer、drx−RetransmissionTimer)は前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の提案方法(例えば、方法#1、方法#2、方法#3、方法#4、方法#5)に基づいて設定されるINV_DL SF(S)でカウントされるように設定することもできる。ここで、このような方法が適用される場合、該当のINV_DL SF(S)はPDCCHモニタリングが実際に遂行されないが前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定タイマーがカウントされるSF(S)であると解釈することができる。
(例示7−3)
搬送波集成技法(CA)が適用された場合と搬送波集成技法が適用されなかった場合、前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定のタイマー(例えば、onDurationTimer、drx−InactivityTimer、drx−RetransmissionTimer)がカウントされる方式をそれぞれ違って定義することもできる。
一例として、説明の便宜上、二つのCELL(例えば、[CELL#1]:DL CC#A、UL CC#A、[CELL#2]:DL CC#B、UL CC#B)が搬送波集成技法に設定され、CELL#1のUL CC#AでのみD2D信号(例えば、(サービング/隣接)ディスカバリー信号)受信動作が設定/遂行される状況を仮定する。このような状況の下で、前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定のタイマーは前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の方法によって設定されるINV_DL SF(S)でカウントされるように設定することができる。その理由は、CELL#1UL CC#AでのD2D信号受信動作によって(該当のUL CC#Aとペアリングされた)DL CC#AでのみWAN下りリンク信号受信動作を遂行することができないだけ(表3参照)、CELL#2 DL CC#BではWAN下りリンク信号受信動作が依然として可能であり、また、DRX動作はセル(CELL)の区分なしに共通的に適用/運営されるからである。
一方、さらに他の一例として、搬送波集成技法が適用されなかった場合には、前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定のタイマーが前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の方法によって設定されるINV_DL SF(S)でカウントされないように設定することができる。その理由は、搬送波集成技法が適用されない場合、該当のINV_DL SF(S)上でWAN下りリンク信号受信動作を遂行することができる他のCELLが存在しないからである。
さらに他の一例として、搬送波集成技法が適用された場合には前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定のタイマーが前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の方法によって設定されるINV_DL SF(S)でカウントされないように設定される反面、搬送波集成技法が適用されなかった場合には前もって定義されるかシグナリングされたDRX動作関連の特定のタイマーが前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の方法によって設定されるINV_DL SF(S)でカウントされるように設定することもできる。
(方法#8)
上述したINV_DL SF(S)(又はDL GAP)は以下の例示8−1〜例示8−3の少なくとも一つに開示した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則に従って設定することもできる。
本方法についての具体的な説明を開示するに先立ち、既存(端末の)RANDOM ACCESS PROCEDUREに対する一例は下の表10及び表11の通りである。
方法#8はSRXCH_D2D RX UEの場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。また、方法#8はRC_CONNECTED UE(又はRRC_IDLE UE)がRANDOM ACCESS PROCEDUREを遂行する場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。また、方法#8は搬送波集成技法が適用された状況(及び/又は搬送波集成技法が適用されない状況)でのみ限定的に適用されるように設定することもできる。また、方法#8は競争に基づくランダムアクセス過程(及び/又は非競争に基づくランダムアクセス過程(CONTENTION FREE−BASED RANDOM ACCESS PROCEDURE))でだけ限定的に適用されるように設定することもできる。
以下では、説明の便宜上、前述した少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の提案方法(例えば、方法#1、方法#2、方法#3、方法#4、方法#5、方法#6)に基づいて設定されるディスカバリープール関連INV_DL SF(S)集合(又はDL GAP集合)(及び/又は(該当のディスカバリープールと連結された)D2DSS関連INV_DL SF(S)集合(又はDL GAP集合))を“INV_DL SF(S)_DISWIN”(及び/又は“INV_DL SF(S)_DSSWIN”)と名付ける。また、一例として、方法#8は“INV_DL SF(S)_DISWIN”(及び/又は“INV_DL SF(S)_DSSWIN”)の場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
(例示8−1)
INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と前述したランダムアクセス応答ウィンドウ(表11参照)が少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる場合、D2D UEが該当のディスカバリープール(及び/又は該当のディスカバリープールと連結されたD2DSS)関連INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)を設定しないように定義(すなわち、該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS受信動作を遂行しない)することもできる。
ここで、このような設定/規則の適用は、ランダムアクセス応答受信(又はRANDOM ACCESS PROCEDURE)がディスカバリー信号(及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS)受信より優先すると解釈することができる。
(例示8−2)
INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と前述したランダムアクセス応答ウィンドウ(表11参照)が少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる場合、D2D UEが‘ランダムアクセス応答ウィンドウの一番目(STARTING)SF’から‘ランダムアクセス応答ウィンドウの最後(ENDING)SF’までの領域上ではランダムアクセス応答受信動作を遂行(すなわち、該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSSを受信しない)するようにし、‘ランダムアクセス応答ウィンドウの最後SF’以後に該当のSF(S)でも該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS受信動作を遂行しないように(すなわち、WAN下りリンク信号受信動作遂行)設定することもできる。
ここで、一例として、このような規則が適用される場合、仮に‘ランダムアクセス応答ウィンドウの一番目SF’以前にもディスカバリープール(及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS)関連(受信)リソースが存在すれば、‘ランダムアクセス応答ウィンドウの一番目SF−1’(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるリソース上では、ディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS受信動作を遂行しないように設定することもできる。例えば、仮に‘ランダムアクセス応答ウィンドウの一番目SF−1’と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるSFの以前SF(S)も、ディスカバリープール及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS関連(受信)リソースとして設定されていれば、該当の以前SF(S)上でディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS受信動作を遂行するように設定することもできる。
(例示8−3)
INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と前述したランダムアクセス応答ウィンドウ(表11)が少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる場合、D2D UEが‘ランダムアクセス応答ウィンドウの一番目SF−1’から‘ランダムアクセス応答ウィンドウの最後のSF+1’までの領域と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるSF(S)上でのみ該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS受信動作を遂行しないように設定することができる。
(例示8−4)
INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の用途のSF(S)(集合)(以下、“WAN_WIN”)が重なる場合、D2D UEが(該当のディスカバリープール及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS関連)INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)を設定しないこともできる。
さらに他の一例として、INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と前述したWAN_WINが少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる場合、D2D UEが‘WAN_WINの一番目SF’から‘WAN_WINの最後のSF’までの領域上ではWAN_WIN関連受信動作を遂行(すなわち、該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSSを受信しない)するようにし、‘WAN_WINの最後のSF’以後に該当のSF(S)でも該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS受信動作を遂行しないように(すなわち、WAN下りリンク信号受信動作遂行)設定することもできる。
ここで、このような設定/規則が適用される場合、仮に‘WAN_WINの一番目SF’以前にもディスカバリープール及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS関連(受信)リソースが存在すれば、‘WAN_WINの一番目SF−1’(すなわち、単一RXチェーン(SINGLE RX CHAIN)のキャリア(又は周波数帯域)スイッチング動作に必要な時間を保障するためのSF(S))と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるリソース上では、ディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS受信動作を遂行しないように設定することもできる。例えば、仮に‘WAN_WINの一番目SF−1’と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるSFの以前SF(S)も、ディスカバリープール及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS関連(受信)リソースとして設定されていれば、該当の以前SF(S)上でディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結されたD2DSS受信動作を遂行するように設定することもできる。
さらに他の一例として、INV_DL SF(S)_DISWIN(及び/又はINV_DL SF(S)_DSSWIN)と前述したWAN_WINが少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる場合、D2D UEが‘WAN_WINの一番目SF−1’から‘WAN_WINの最後SF+1’までの領域と少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なるSF(S)上でのみ該当のディスカバリー信号及び/又はディスカバリープールと連結された該当のD2DSS受信動作を遂行しないように設定することができる。
・ランダムアクセス応答ウィンドウ
・(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE3(例えば、PUSCH)(再)伝送時点
・(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE3(例えば、PUSCH)(再)伝送関連PHICH受信時点
・(競争に基づくランダムアクセス過程上の)MESSAGE4(すなわち、CONTENTION RESOLUTION MESSAGE)受信時点
・ランダムアクセスプリアンブル(再)送信時点
<方法#9>
また、本発明が適用可能なマルチキャリア(MULTI−CARRIER)状況の下でD2Dディスカバリーを効率的に支援する方法、あるいはPCellではない他のCARRIERでのD2Dディスカバリーを効率的に支援する方法について説明する。
表12はディスカバリーを効率的に支援する方法、あるいはPCellではない他のCARRIERでのD2Dディスカバリーを効率的に支援する方法について説明する。
表12のような場合において、本発明によると、eNBはPCellを介してPCellではない他のキャリア(又はセル)のTX/RXディスカバリーリソース設定をシグナリングすることができる。
例えば、intra−PLMNの場合、UEに対してRRCシグナリングによって他のキャリア上でのディスカバリー伝送(リソース)設定が許されることができる。ここで、一例として、RRCシグナリングはノンプライマリー(non−primary)キャリア上でのタイプ1又はタイプ2ディスカバリー(リソース)設定用途に用いることができる。
他の例として、inter−PLMNの場合、ディスカバリー伝送のためのinter−PLMN認証が上位階層によってハンドリングされることができる。ネットワークインフラストラクチャーがある場合、仮にinter−PLMN情報を有するネットワークであれば、該当のネットワークはintra−PLMNの場合と同様に、UEに(ディスカバリー伝送(リソース))設定を行えるオプションを有しなければならない。inter−PLMN coordinationがいつも可能であると言えないので、基本的にuncoordinated inter−PLMNを考慮しなければならない。ネットワークインフラストラクチャーがあるuncoordinated inter−PLMNシナリオを考慮する場合、UEは関係する(concerned)キャリア周波数のSIB19を判読(又は検出)し、(該当のキャリア周波数で)使うTX/RXリソースプール情報が分かる。ここで、一例として、前もって定義されたシグナリング(又は規則)によってUEに(D2Dディスカバリー送信(/受信)が遂行される)キャリア周波数を設定することもできる。一方、ネットワークインフラストラクチャーがないinter−PLMNシナリオ(例えば、ProSe(又はD2D)キャリア上にeNBがない場合)も支援されることができ、また、カバレージ外のディスカバリーも支援されると見なすことができる。
また、non−PCellの送信について説明する。まず、UEが送信同期化参照(transmit synchronization reference)をどのように決定するかを説明する。
図15は本発明に係わるマルチキャリア環境の下でカバレージ状態を示す。図15(a)はTX UEがPCellのネットワークカバレージ内に存在し、関係する(concerned)non−PCellのネットワークカバレージ内に存在する場合であり、図15(b)はTX UEがPCellのネットワークカバレージ内に存在するか、関係する(concerned)non−PCellのネットワークカバレージ外に存在する場合である。
図16はマルチキャリア環境の下で、異種ネットワーク(hetero−network)を示す。図16を参照すると、搬送波集成(CA)が適用された場合であっても、PCellとnon−PCellのタイミングは異種ネットワーク(hetero−network)環境(図16参照)の下での伝播遅延(propagation delay)の差などによって互いに違う(例えば、multiple TAGの場合)ことがあり得る。一例として、図15(a)の場合、UEがnon−PCellでD2Dを送信するとき、送信同期化参照としてnon−PCell上のCellを使うことが好ましい。このために、eNBは隣接セルのRXプールを設定(又はシグナリング)することと同様に、non−PCell上のそれぞれのTXプール関連同期参照IDをシグナリングすることが必要である。
ここで、一例として、(隣接セルのRXプールを設定(又はシグナリング)することと)違う点は、リソースプール関連ビットマップがnon−PCellキャリアに位置する指示された参照セルのSFN#0を基準に適用されることである。このような情報を受信した場合、TX UEは指示された参照セルと同期化し、リソースプール設定によってD2Dを送信する。該当の指示されたセルはリソースプール上の全ての伝送動作(例えば、RSRPに基づくSLSS伝送、RSRPに基づくリソースプール選択、経路損失従属的開放ループ電力制御)のレファレンスとなる。
UEがPCellとRRC_connected状態の場合、単一レファレンスセルに基づく一つのTXプールであれば十分であり得る。なぜなら、UEからのRRM報告に基づいてネットワークがレファレンスセルを選択することができるからである。搬送波集成(CA)又はデュアルコネクティビティによって、UEがnon−PCell上のセルと既に連結された場合、レファレンスセルIDの指示が省略されることができる。これは、連結されたセルが伝送同期参照と(自然に)なることができるからである。しかし、UEがRRC_Idle状態にある場合、図16のように、PCellのカバレージ内で多数のスモールセル(small cell)がnon−PCellキャリア上に存在することができる。したがって、このような場合、PCellシグナリング(例えば、SIB)は、レファレンスセル(等)とそれぞれ連関した多数のTXプールを含む必要がある。また、適切なnon−PCellキャリアでのレファレンスセル選択過程を定義する必要がある。
したがって、本発明によると、PCellではないキャリアでそれぞれのディスカバリーリソースプールに対する伝送同期化参照のIDをPCellが指示する必要があり、RRC_IDLE UEに対してPCellはPCellではないキャリアのための多数のTXプールを設定することができる。ここで、後者の場合(例えば、RRC_IDLE UEの場合)、一つのTXプールは適切な選択過程(proper selection procedure)によって選択することができる。
また、図15(b)の場合は、D2D同期化過程コンテキスト(context)で、カバレージ内(in−coverage)及びカバレージ外(out−coverage)の状況が単一UEの観点で、キャリア上に混在している。よって、このような場合、i)カバレージ外のUEとして動作するか、ii)あるいはカバレージ内のUEとして動作するか、iii)あるいは新しい動作を定義しなければならないかを考慮しなければならない。
まず、UEがキャリア別にネットワークカバレージ状態が定義される同期化過程に従って、non−PCellでカバレージ外のUEとして動作する場合(オプション1)を説明する。しかし、このような場合、ネットワークはnon−PCell上のD2D動作に対して制御可能性(controllability)を持っていなく、PCellのWANとnon−PCellのD2Dが共存(coexist)することはとても難しい。例えば、UE(例えば、D2D UE#X)がnon−PCellに既に存在する他のカバレージ外のUEからのSLSSに同期化されている場合、D2D動作の位置がeNBに(正確に)知られていなくて二つのキャリアに対してWAN TX及びD2D TXのTDMが不可能な問題があり得る。このような問題を解決するために、該当のD2D UE#Xが、(自分が獲得した/把握した)カバレージ外のD2D UE(NON−PCELL)とのD2Dコミュニケーションに使われるi)SLSS/PSBCH又はii)PSSCH又はiii)PSCCH又はiv)PSDCH関連リソース設定/位置情報又はv)PCELLコミュニケーション(例えば、D2Dコミュニケーション又はWAN通信)とカバレージ外のD2Dコミュニケーション(NON−PCELL)の間の時間/周波数同期差などについての情報の少なくとも一つを前もって定義されたチャネル(又はリソース)を介して、PCELLに知らせるように設定することもできる。
ついで、non−PCellのD2D動作に対して制御可能性(controllability)をネットワークが依然として有する場合(オプション2)には、ネットワークはPCell上のシグナリングによってnon−PCellのSLSS伝送のためのリソース及びシーケンスを設定することができる。このような制御によってネットワークはnon−PCellのD2D動作のための位置が分かり、WAN通信との効率的な共存が可能である。また、同期化伝送のために、i)UEがカバレージ内の(UEとしての)同期(例えば、SLSSシーケンス)を送信するとき、non−PCellキャリア上の他のカバレージ外のUEから送信されるSLSSより優先順位が高く仮定(/判断)されることができる。さらに他の一例として、同期化伝送のために、ii)non−PCellキャリア上の他のカバレージ外のUEから送信されるSLSSを無視し、UEがカバレージ外の(UEとしての)同期(例えば、SLSSシーケンス)を送信することができる。
ここで、上述した内容(すなわち、オプション1、オプション2)は同時に適用(又は共存)されることができる。例えば、non−PCellに同期リソースが設定されていない場合はオプション1が適用され、non−PCellに同期リソースが設定された場合はオプション2が適用されるように設定することができる。
また、non−PCellの受信について説明する。non−PCellで設定されたRXプールのためにレファレンスセルも考慮しなければならない。ディスカバリーに関連し、シグナルを提供するセルのSFN#0がリソースプール設定のための全てのサブフレームビットマップのレファレンスである。
また、同期化ウィンドウ(w1又はw2)はそれぞれのプールに対してシグナリングされることができる。よって、UEは(シグナリングセルに比べ)タイミングエラーが指示された同期化ウィンドウ内に制限されると仮定し、リソースプールと同期化されることができる。
non−PCellのRX動作のためのリソースプール構造を再使用するために、受信レファレンスセルが決定されなければならない。PCell(すなわち、シグナリングセル)又はnon−PCellのセルが受信参照セルとなることができる。
デュアルコネクティビティが運営されるネットワークにおいて、Pcellはnon−PCellのCellと同期化しないこともある。仮に、PCellがnon−PCellの受信参照セルとして用いられれば、全てのRXプールはnon−PCellのセルに対する同期化状況に関係なく、大きな同期化ウィンドウ(すなわち、w1)を有するように指示されることができる。
その結果、追加的な情報が提供されなければ、UEはRXプールのタイミングを検索する動作を繰り返さなければならない。このような不必要な動作は同じSLSS IDを共有するセルに対する時間同期化を考慮する追加的な情報を許すか、時間同期化したセルのリストを提供することによって防止することができる。代案として、セル又はnon−PCellキャリア上の同期化したセルの集合は受信参照セルとなることができる。PCellからのリソース設定を受信した以後、UEはPCellの代わりにレファレンスとして動作するセルを指示すること以外の動作が行える。
UE送信/受信ケイパビリティについてさらに説明する。
UEがD2D特定のTX/RX回路を有しない場合、UEはWANのための回路をD2D目的でスイッチングしなければならない。このようなスイッチングはFDDのPCellに基づく(すなわち、UEはディスカバリーを受信するために、WAN受信機をDLキャリアからULキャリアにスイッチングする)。したがって、UE複雑度(UE complexity)を考慮し、追加的なUEケイパビリティシグナリングはUEのマルチキャリア上の同時TX/RXケイパビリティをネットワークに正確に知らせるように設定することができる。
すなわち、本発明によると、D2D特定のTX/RXサーキットを有するUEが規定されないので、UEケイパビリティングシグナリングは正確なマルチキャリア関連同時送受信ケイパビリティをネットワークに知らせるように定義されなければならない。
また、表13はUE関連TX/RX制限を超える場合のWAN及びD2Dキャリアのための設定を示す。
本発明では、表13に示した設定に基づき、制限されたRFケイパビリティを有するUEに対するWAN及びD2Dディスカバリーの間の効率的なTDMのためのProSE gapを提案する。
UEがProSE gapでのWAN DL受信をモニタリングすることを中断し、他のキャリア(関連したULキャリア又は関連しないキャリア)上でのディスカバリー受信を始める。ここで、ProSE gapはキャリアスイッチングタイム及びSLSS受信を含むディスカバリー受信動作のために必要である。
また、ProSE gapはUEがPCell上のWAN UL TXとnon−PCell上のディスカバリーTXの間の単一TX回路をスイッチングする場合にも必要である。すなわち、TXのためのProSE gapに含まれたULサブフレームと関連したDL受信は非活性化すると判断することができる。
一例として、前もって定義された用途の(下りリンク)シグナル/チャネル/データ(例えば、ページング、RAR、SIB、PSS/SSS、PSBCH)が受信されるDL SF(S)(PCELL)と連結されたWAN UL (TX) SF (PCELL)はD2D TX (NON−PCELL)による(UL) GAPが設定/許容されないように設定することもできる。ここで、“WAN UL (TX) SFと連結されたDL SF(S)”の意味は(前もって定義されるかシグナリングされたUL HARQ TIMELINEによって)WAN UL (TX) SFでのPUSCH伝送関連UL GRANT(及び/又はPHICH)が受信されるDL SF(S)と解釈することもできる。
一例として、このような規則/設定が適用される場合、前もって定義された用途の(下りリンク)シグナル/チャネル/データが受信されるDL SF(S)と連結されたWAN UL (TX) SFは(UL) GAPが設定されないから、該当の連結されたDL SF(S)が(仮想的に)非活性化しないと解釈することもできる。
さらに他の一例として、WAN UL (TX) SFにD2D TX関連(UL) GAPが設定される場合、該当の連結されたDL SF(S)が(仮想的に)非活性化することができる。仮に、該当のDL SF(S)が前もって定義された用途の(下りリンク)シグナル/チャネル/データ(例えば、ページング、RAR、SIB、PSS/SSS、PSBCH)が受信されるSF(S)であれば、D2D TX関連(UL) GAP設定が(一部又は全部)無効化されるか、あるいはMIS−CONFIGUREDされたものとして見なされるように設定することもできる)。言い換えれば、FDDで、WAN UL TXがサブフレーム#n+4で中断された場合、サブフレーム#nでのULグラント又はDL割当てに対応するPUSCH/PUCCHが発生することができないので意味がない。
したがって、eNBが上述したProSE gapに対する制御可能性(controllability)を有することが好ましい。例えば、eNBはディスカバリーパフォーマンスとWAN動作に対するインパクトを考慮して、UE特定のシグナリングによってそれぞれのプールに対するProSE gapがon/offすることができる。
したがって、本発明では、ProSE gapではUEがWANチャネル/シグナル受信又は送信を中断することが許され、UEがキャリア間のスイッチングのように、ディスカバリー及びSLSSの送受信を含むディスカバリー動作を遂行することができる。
マルチキャリア(MULTI−CARRIER)状況の下でD2Dディスカバリーを効率的に支援するか、あるいはPCellではない他のCARRIERでのD2Dディスカバリーを効率的に支援するために、上述した方案に従って、基地局又はPCELLからPCELL UL CCの一部UL SF(S)上に(UL) GAPが設定され、D2D TX UEが該当の(UL) GAP区間の間に、自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)上でD2D (DISCOVERY) TX動作を遂行する場合、D2D TX UEは以下の例示9−1又は例示9−2の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則/設定に従うように定義することもできる。ここで、下記の(一部又は全部)の規則/設定は(他のキャリア又はNON−PCELL又はSCELL上の)D2DコミュニケーションTX及び/又はSLSS(SideLink Synchronization Signal)/PSBCH(Physical Sidelink Broadcast CHannel) TXの場合にも拡張して適用することもできる。また、以下の少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)の規則/設定は、同時伝送が設定されたキャリア数に対して制限されたTXチェーンケイパビリティ(LIMITED TX (CHAIN) CAPABILITY)を有するD2D (TX) UEにのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
(例示9−1)
D2D TX UEが該当(UL) GAP区間間に自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELLあるいはSCELL)上でタイプ1ディスカバリーTX動作を遂行する場合、該当のTYPE1 D2D信号リソースプールのうち(UL) GAP区間に属するリソースのみを考慮して、タイプ1ディスカバリーTXリソースを(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択/決定するように設定することができる。ここで、このような規則が適用される場合、仮に(UL) GAP区間がTYPE1 D2D信号リソースプール(大きさ/区間)より小さければ、TYPE1 D2D信号リソースプールが仮想的に(UL) GAP区間上のリソースで(限定的に)再定義/構成されたと解釈することができる。
(例示9−2)
D2D TX UEが該当(UL) GAP区間の間に自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELL又はSCELL)上でタイプ1ディスカバリーTX動作を遂行する場合、仮に該当(全体)TYPE1 D2D信号リソースプール上でD2D TX UEが(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択したタイプ1ディスカバリーTXリソースが(UL) GAP区間外のリソースであれば、i)該当のタイプ1ディスカバリーTXを省略するように設定するか、あるいはii)該当(全体)TYPE1 D2D信号リソースプール上でD2D TX UEが(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択したタイプ1ディスカバリーTXリソースが(UL) GAP区間内のリソースであるまで(繰り返して)再選択するように設定するか、あるいはiii)前記例示9−1を適用するように設定することができる。
ここで、このような規則の適用はD2D TX UEが任意(RANDOM)にあるいは前もって設定された確率に基づいて(初期)タイプ1ディスカバリーTXリソースを選択するとき、(UL) GAP区間に対する考慮なしに全体TYPE1 D2D信号リソースプール上のリソースが使用可能(AVAILABLE)であると仮定して選択すると解釈することもできる。さらに他の一例として、仮に該当(全体)TYPE1 D2D信号リソースプール上でD2D TX UEが(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択したタイプ1ディスカバリーTXリソースが(UL) GAP区間内のリソースであれば、該当のリソースに基づいてタイプ1ディスカバリーTX動作を遂行すれば良い。
さらに他の一例として、仮にD2D TX UEが自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)上で、基地局(又はPCELL)から直接的に指示されたリソースに基づくタイプ2B/2AディスカバリーTX動作を遂行しなければならなければ、(タイプ1ディスカバリーTX場合とは違い)基地局(又はPCELL)は該当のD2D TX UEがどの時間/周波数リソースを用いてDISCOVERY TYPE 2B/2A TX動作を遂行するかが正確に分かるから、i)該当の使用時間/周波数リソース(例えば、SF)又はii)該当の使用時間/周波数リソースと該当の使用リソースの前及び/又は後に位置するそれぞれK個(例えば、1個)のSF(S)のみが(選択的に)(UL) GAPとして設定/仮定されるように定義することもできる。ここで、K値は基地局(又はPCELL)から前もって定義されたシグナリング(例えば、SIB、(DEDICATED)RRC SIGNALING)によって受信するかあるいは予め特定の値(例えば、1)に固定することもできる。
ここで、D2D TX UEが自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)上で基地局(又はPCELL)から(直接的に)指示されたリソースに基づくタイプ2B/2AディスカバリーTX動作を行うことは、他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)上のタイプ2B/2AディスカバリーTX動作関連リソース情報がPCELLからクロスセル設定されると解釈(例えば、特に、D2D TX UEの観点で他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)がカバレージ外であると判断される場合)することもできる。
さらに他の一例として、D2D TX UEが自分のTXチェーンをスイッチングして他のキャリア(又はNON−PCELL又は非サービングセル又はSCELL)(以下、“OT_キャリア”)上でD2DディスカバリーTX動作を遂行しなければならない場合、仮にD2Dディスカバリー区間(D2D DISCOVERY PERIOD)内でK回のD2DディスカバリーTX再試し(D2D DISCOVERY TX REPETITION)が設定されれば、i)基地局(又はPCELL)は該当のD2Dディスカバリー区間(D2D DISCOVERY PERIOD)内でK回のD2DディスカバリーTX再試し(D2D DISCOVERY TX REPETITION)と時間領域で少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が重なる(PCELL) WAN UL TXをスケジューリングしないと仮定/定義するか、あるいはii)D2D TX UEは該当のD2Dディスカバリー区間(D2D DISCOVERY PERIOD)内でK回のD2DディスカバリーTX再試し(D2D DISCOVERY TX REPETITION)と時間領域で(一部又は全部)が重なる(PCELL) WAN UL TXスケジューリング情報を無視(DISCARD)すると見なすか、あるいは有効ではない(INVALID)と見なすように設定することもできる。
ここで、前者のi)はPCELL(又は基地局)が該当のD2D TX UE関連OT_キャリア上のi)D2DディスカバリーTX時間/周波数リソース情報(又はD2DディスカバリーTXリソースプール情報)及び/又はii)時間/周波数同期(TIME/FREQUENCY SYNCH.)情報などを知っている場合(例えば、OT_キャリアが(PCELLと一緒に)CAとして設定された場合及び/又は(PCELLと)INTRA−PLMNキャリアの場合)に適用されるか有効であることがあり得る。
一方、後者のii)はPCELL(又は基地局)が該当のD2D TX UE関連OT_キャリア上のi)D2DディスカバリーTX時間/周波数リソース情報(又はD2DディスカバリーTXリソースプール情報)及び/又はii)時間/周波数同期(TIME/FREQUENCY SYNCH.)情報などを把握しにくい場合(例えば、OT_キャリアが(PCELLと一緒に)デュアルコネクティビティ(DUAL CONNECTIVITY)として設定された場合及び/又は(PCELLと)INTER−PLMNキャリアの場合)に適用されるか有効であることがあり得る。
また、一例として、D2D TX UEが自分のTXチェーンをスイッチングしてOT_キャリア上でD2DディスカバリーTX動作を遂行しなければならない場合、仮にD2Dディスカバリー区間(D2D DISCOVERY PERIOD)内でK回のD2DディスカバリーTX再試し(D2D DISCOVERY TX REPETITION)が設定されれば、i)D2D TX UEは該当のD2Dディスカバリーリソースプール(OT_キャリア)のうち前もって設定されるかシグナリングされた(UL) GAP区間(PCELL)内に入って来るリソースであるとともにii)該当のK回の再試し(REPETITION)が全て(支援)可能なリソースのみを考慮し、(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択するように設定することができる。
さらに他の一例として、D2D TX UEが自分のTXチェーンをスイッチングしてOT_キャリア上でD2DディスカバリーTX動作を、D2Dディスカバリー区間(D2D DISCOVERY PERIOD)内でK回のD2DディスカバリーTX再試し(D2D DISCOVERY TX REPETITION)しなければならない場合、仮に該当の(全体)D2Dディスカバリーリソースプール上でD2D TX UEが(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択したK個のD2DディスカバリーTXリソースの少なくとも一部(すなわち、一部又は全部)が(UL) GAP区間外のリソースであれば、i)該当の全体D2DディスカバリーTXを省略するように設定されるかあるいはii)該当の(全体)D2Dディスカバリーリソースプール上でD2D TX UEが(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択したK個のD2DディスカバリーTXリソースが全て(UL) GAP区間内のリソースであるまで繰り返して再選択するように設定されるかあるいはiii)該当のD2Dディスカバリーリソースプール(OT_キャリア)のうち前もって設定されるかシグナリングされた(UL) GAP区間(PCELL)内に入って来るリソースであるとともに該当のK回の再試し(REPETITION)が全て(支援)可能なリソースのみを考慮し、(任意に又は前もって設定された確率に基づいて)選択するように設定することもできる。
さらに他の一例として、OT_キャリアでのタイプ2BディスカバリーTXが(PCELLから)指定可能であれば、タイプ2Bディスカバリー時間ホッピングパターン(TYPE2 DISCOVERY TIME HOPPING PATTERN)(OT_キャリア)によって黙示的に(UL) GAP (PCELL)がHOPPTINGされると見なすか/仮定するように設定するか、あるいはタイプ2Bディスカバリー時間ホッピングパターン(TYPE2 DISCOVERY TIME HOPPING PATTERN)(OT_キャリア)に相当するPCELL UL SFと該当のPCELL UL SFの前及び/又は後に位置する(それぞれ)K個(例えば、1個)のPCELL UL SFなども(UL) GAP (PCELL)であると見なすか/仮定するように設定することもできる。ここで、K値は基地局(又はPCELL)から前もって定義されたシグナリング(例えば、SIB、(DEDICATED) RRC SIGNALING)によって受信されるかあるいは特定の値(例えば、1)に予め固定されることもできる。
さらに他の一例として、UNCOORDINATED INETR−PLMN SCENARIO(すなわち、表3.14参照)の下で、(サービング)ネットワーク(又は(サービング)基地局)はINETER−PLMN (NON−PRIMARY又はNON−SERVING) CARRIER上のD2D((TX/RX) RESOURCE) CONFIGURATIONについての情報を正確に把握することができないことがあり得る。このような場合、(サービング)ネットワーク(又は(サービング)基地局)の“PRIMARY CARRIER上の前もって設定された(あるいはシグナリングされた)D2D (TX/RX) RESOURCE(S)”又は “WAN UL TX”と“INETER−PLMN (NON−PRIMARY又はNON−SERVING) CARRIER上のD2D (TX/RX) RESOURCE(S)”の間にCOLLSION(S)(又はOVERLAPPING)が発生することができ、これはINETER−PLMN D2D性能減少につながることになる。このような問題を緩和させるために、一例として、前もって設定された(又はシグナリングされた)一部(又は全部)のPROSE GAP(設定情報)が特定の(PSEUDO)FUNCTIONによって、TIME(リソース領域上)でランダム化(RADOMIZATION)するように設定(RULE#Q)することもできる。ここで、一例として、PROSE GAPは(サービング)ネットワーク(又は(サービング)基地局)が(サービング)D2D UEに、INETER−PLMN D2D (TX/RX)動作を許したリソース領域と解釈することができる。以下では、説明の便宜上、一例として、PROSE GAP設定情報が(SERVING CARRIER又はPRIMARY CARRIERのSFN#0を基準に適用される)オフセット情報(すなわち、“GAP_OFFSET”と命名)、‘BITMAP FOR PROSE GAP RESOURCE POOL’情報(すなわち、“GAP_RSCBITMAP”と命名)、周期(すなわち、“GAP_PERIOD”と命名)で構成される場合を仮定する。具体的な一例として、一部(又は全部)のPROSE GAP設定情報(例えば、GAP_OFFSET(すなわち、PROSE GAP位置が周期的にTIME−SHIFTINGされる形態)、GAP_RSCBITMAP(すなわち、PROSE GAP RESOURCE POOLの大きさが周期的に変更される形態)、GAP_PERIOD(すなわち、PROSE GAPが設定される頻度が(周期的に)変更される形態))をTIME(リソース領域上)で(又は(前もって設定された個数の)GAP_PERIOD別に)ランダム化させる(PSEUDO)FUNCTIONは下の(一部又は全部)のパラメーター(等)をINPUT値(等)として有することができる。
(INTRA−又はINTER−)PLMN ID
(INTRA−PLMN又はINTER−PLMN) (D2D) CARRIER FREQUENCY
(PRIMARY (又はSERVING)又はNON−PRIMARY) (VIRTUAL/PHYSICAL) CELL ID
(PRIMARY (又はSERVING) CARRIER) SFN (又はSUBFRAME INDEX又はSLOT INDEX)
(PRIMARY (又はSERVING) CARRIER) DFN (D2D (SUB) FRAME NUMBER))
UE ID又は前もってシグナリングされた(又は設定された)RANDOM SEED値
前もってシグナリングされた(又は設定された)GAP_OFFSET又はGAP_PERIOD(又はGAP_RSCBITMAP (SIZE))
さらに他の一例として、前もって設定された(又はシグナリングされた)(前記)PROSE GAPが、TIME(リソース領域上)で、CARRIER間にホッピングされて適用されるように規則を定義することもでき、また、ホッピングパターンを決定する(PSEUDO) FUNCTIONも前述した(一部又は全部)のパラメーター(等)(すなわち、RULE#Q)をINPUT値(等)として有することができる。ここで、一例として、CARRIERホッピング動作によって適用されるPROSE GAPの一部(又は全部)の設定情報(等)がRULE#Qによってさらにランダム化するように設定することもできる。
前述した提案方式の一例も本発明の具現方法の一つとして含まれることができるので、一種の提案方式と見なすことができるのは明らかな事実である。また、前述した提案方式は独立的に具現されることもできるが、一部の提案方式の組合せ/併合の形態に具現されることもできる。
前述した提案方式はFDDシステム及び/又はTDDシステム環境でのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
前述した提案方式はMODE 2 COMMUNICATION及び/又はTYPE 1 DISCOVERY(及び/又はMODE 1 COMMUNICATION及び/又はTYPE 2 DISCOVERY)にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
前述した提案方式はD2D RX UEがINTER−CELL DISCOVERY SIGNAL(及び/又はNEIGHBOR CELL DISCOVERY SIGNAL)受信関連W1のNEIGHBOR CELL関連同期誤差情報を受信する場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式はIN−COVERAGE D2D UE又はOUT−COVERAGE D2D UE又はRRC_CONNECTED D2D UE又はRRC_IDLE D2D UEの少なくとも一つにのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式はD2Dディスカバリー(送信/受信)動作のみを行うD2D UE(及び/又はD2Dコミュニケーション(送信(/受信))動作のみを行うD2D UE)にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式はD2Dディスカバリーのみが支援/設定されたシナリオ(及び/又はD2Dコミュニケーションのみが支援/設定されたシナリオ)でのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式で、CEILING(X)関数(すなわち、Xより大きいか同じ最小整数を導出する関数)はFLOOR(X)関数(すなわち、Xより小さいか同じ最大整数を導出する関数)に取り替えることもできる。
また、前述した提案方式はSHRXCH_D2D RX UE(及び/又はSRXCH_D2D RX UE)にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式は搬送波集成技法(CA)が適用された状況、又は搬送波集成技法が適用されない状況でのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
また、前述した提案方式はINTER−FREQUENCY上の他の(UL)CARRIERでのD2DディスカバリーSIGNAL受信動作を行う場合及び/又はINTER−PLMNに基づく他のPLMN (UL) CARRIERでのD2DディスカバリーSIGNAL受信動作を行う場合にのみ限定的に適用されるように設定することもできる。
図17は本発明の一実施例に適用可能な基地局及び端末を例示する。
無線通信システムにリレーが含まれる場合、バックホールリンクでの通信は基地局とリレーの間でなされ、アクセスリンクでの通信はリレーと端末の間でなされる。よって、図面に例示した基地局又は端末は状況によってリレーに取り替えることができる。
図17を参照すると、無線通信システムは、基地局(BS)110及び端末(UE)120を含む。基地局110は、プロセッサ112、メモリ114及び無線周波数(Radio Frequency、RF)ユニット116を含む。プロセッサ112は本発明で提案した過程及び/又は方法を具現するように構成されることができる。メモリ114はプロセッサ112に連結され、プロセッサ112の動作に関連した多様な情報を記憶する。RFユニット116はプロセッサ112に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。端末120は、プロセッサ122、メモリ124及びRFユニット126を含む。プロセッサ122は本発明で提案した過程及び/又は方法を具現するように構成されることができる。メモリ124はプロセッサ122に連結され、プロセッサ122の動作に関連した多様な情報を記憶する。RFユニット126はプロセッサ122に連結され、無線信号を送信及び/又は受信する。基地局110及び/又は端末120は単一アンテナ又は多重アンテナを有することができる。
前述した実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定形態に結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別途の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されない形態で実施することができる。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することも可能である。本発明の実施例で説明する各動作の順序は変更可能である。いずれかの実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含ませることができ、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えることができる。特許請求の範囲で明示的な引用関係のない請求項を組み合せて実施例を構成するか、出願後の補正によって新しい請求項として含ませ得ることは自明である。
本文書で基地局によって遂行されると説明した特定の動作は場合によってはその上位ノード(upper node)によって遂行することができる。すなわち、基地局を含む複数のネットワークノード(network nodes)でなるネットワークで端末との通信のために行われる多様な動作は基地局又は基地局以外の他のネットワークノードによって遂行することができるのは明らかである。基地局は、固定国(fixed station)、Node B、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)などの用語に取り替えることができる。
本発明の実施例は、多様な手段、例えば、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア又はそれらの組合せなどによって具現することができる。ハードウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、一つ又はそれ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、前述した機能又は動作を行うモジュール、手続、関数などの形態に具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納してプロセッサによって駆動することができる。
前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置し、既に公知の多様な手段によって前記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲で他の特定の形態に具体化できることは当業者にとって自明である。よって、前記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならなく、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定しなければならなく、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
上述した問題点を解決するための本発明の他の態様である、搬送波集成(Carrier Aggregation、CA)を支援する無線通信システムにおいてD2Dディスカバリー(Device−to−Device Discovery)を送信する単一送信チェーン(Single TX chain)を有する第1端末は、無線周波数ユニット;及びプロセッサを含み、前記プロセッサは、プライマリーセル(Primary Cell、Pcell)上のD2D(Device−to−Device)信号送受信に関連した第1リソース領域に対して特定のギャップ(gap)を設定し、前記特定のギャップに対応する時間区間上でノンプライマリーセル(non−Primary Cell、Non−PCell)を介してD2Dディスカバリーを送信するように構成され、前記特定のギャップは、前記単一送信チェーンのプライマリーセル(PCell)及びノンプライマリーセル(non−PCell)の間の転換(switching)動作をカバーするために設定された時間区間であり、前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、前記D2Dディスカバリータイプによって決定されることを特徴とする。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
搬送波集成(Carrier Aggregation、CA)を支援する無線通信システムにおいて単一送信チェーン(Single TX chain)を有する第1端末のD2Dディスカバリー(Device−to−Device Discovery)を送信する方法であって、
プライマリーセル(Primary Cell、Pcell)上のD2D(Device−to−Device)信号送受信に関連した第1リソース領域に対して特定のギャップ(gap)を設定する段階;及び
前記特定のギャップに対応する時間区間上でノンプライマリーセル(non−Primary Cell、Non−PCell)を介してD2Dディスカバリーを送信する段階を含み、
前記特定のギャップは、
前記単一送信チェーンのプライマリーセル(PCell)及びノンプライマリーセル(non−PCell)の間の転換(switching)動作をカバーするために設定された時間区間であり、
前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、
前記D2Dディスカバリータイプによって決定されることを特徴とする、D2Dディスカバリー送信方法。
(項目2)
前記ディスカバリータイプがタイプ1ディスカバリー(Type1 discovery)の場合、
前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、
前記特定のギャップに対応する時間区間上に属する無線リソースのみによって決定されることを特徴とする、項目1に記載のD2Dディスカバリー送信方法。
(項目3)
前記ディスカバリータイプがタイプ1ディスカバリー(Type1 discovery)であり、前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースが前記特定のギャップに対応する時間区間上に属しない無線リソースの場合、
前記D2Dディスカバリーの送信は省略されるように設定されることを特徴とする、請求項1に記載のD2Dディスカバリー送信方法。
(項目4)
前記ディスカバリータイプがタイプ1ディスカバリー(Type1 discovery)であり、前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースが前記特定のギャップに対応する時間区間上に属しない無線リソースの場合、
前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、前記特定のギャップに対応する時間区間上に属する無線リソースによって決定されるまで繰り返し再設定されることを特徴とする、項目1に記載のD2Dディスカバリー送信方法。
(項目5)
前記ディスカバリータイプがタイプ2ディスカバリー(Type2 discovery)の場合、
前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、
基地局からシグナリングされた第2リソース領域上の無線リソースであることを特徴とする、項目1に記載のD2Dディスカバリー送信方法。
(項目6)
搬送波集成(Carrier Aggregation、CA)を支援する無線通信システムにおいてD2Dディスカバリー(Device−to−Device Discovery)を送信する単一送信チェーン(Single TX chain)を有する第1端末であって、
無線周波数ユニット;及び
プロセッサを含み、
前記プロセッサは、
プライマリーセル(Primary Cell、Pcell)上のD2D(Device−to−Device)信号送受信に関連した第1リソース領域に対して特定のギャップ(gap)を設定し、前記特定のギャップに対応する時間区間上でノンプライマリーセル(non−Primary Cell、Non−PCell)を介してD2Dディスカバリーを送信するように構成され、
前記特定のギャップは、
前記単一送信チェーンのプライマリーセル(PCell)及びノンプライマリーセル(non−PCell)の間の転換(switching)動作をカバーするために設定された時間区間であり、
前記D2Dディスカバリーのための伝送リソースは、
前記D2Dディスカバリータイプによって決定されることを特徴とする、第1端末。